JP6640966B2 - 三層構造シームレスカプセル - Google Patents
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Description
(1)コアと、前記コアを被包する保護層と、前記保護層を被包する水溶性ゲル化剤を含む皮膜層とを備えた三層構造カプセルであって、前記コアは水と配合禁忌の関係にある物質と第一油性物質と多孔性微粒子粉末とを含有し、前記保護層は第二油性物質を含有することを特徴とする三層構造シームレスカプセル(但し、カプセル化した後常温通風乾燥し、ついでこの乾燥カプセルをさらに真空乾燥又は真空凍結乾燥させたものは除く)。
(2)コアにおいて、第一油性物質100質量部に対して多孔性微粒子粉末を0.1〜20質量部含有することを特徴とする上記(1)記載の三層構造シームレスカプセル。
(3)多孔性微粒子粉末が気相法シリカであることを特徴とする上記(1)又は(2)記載の三層構造シームレスカプセル。
(4)気相法シリカがアエロジルであることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
(5)コアに含有されている第一油性物質が硬化油であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
(6)融点が30〜60℃の硬化油であることを特徴とする上記(5)記載の三層構造シームレスカプセル。
(7)保護層が、第一油性物質に対して融点差が2℃以上の第二油性物質を含有することを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
(8)保護層が、第一油性物質より融点が2℃以上高い第二油性物質を含有することを特徴とする上記(7)記載の三層構造シームレスカプセル。
(9)水溶性ゲル化剤がゼラチンであることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
(10)水溶性ゲル化剤がゼラチン及びペクチンであることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
(11)水と配合禁忌の関係にある物質が、ビフィズス菌、乳酸菌、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、又はビタミンCであることを特徴とする上記(1)〜(10)のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
(12)コアと、前記コアを被包する保護層と、前記保護層を被包する皮膜層とを備えた三層構造シームレスカプセル(但し、カプセル化した後常温通風乾燥し、ついでこの乾燥カプセルをさらに真空乾燥又は真空凍結乾燥させたものは除く)の作製方法であって、以下の工程(a)〜(d)を備えたことを特徴とする作製方法。
(a)水と配合禁忌の関係にある物質と第一油性物質と多孔性微粒子粉末とを含有するコア液を調製する工程;
(b)第二油性物質を含有する保護液を調製する工程;
(c)水溶性ゲル化剤と水とを含有する皮膜液を調製する工程;
(d)同心三重ノズルを用い、外側ノズルからは前記皮膜液を、内側ノズルからは前記コア液を、中間ノズルからは前記保護液を吐出させて三層液滴とし、かかる三層液滴を硬化液と接触させて皮膜液を硬化させる工程;
(a)水と配合禁忌の関係にある物質と第一油性物質と多孔性微粒子粉末とを含有するコア液を調製する工程;
(b)第二油性物質を含有する保護液を調製する工程;
(c)水溶性ゲル化剤と水とを含有する皮膜液を調製する工程;
(d)同心三重ノズルを用い、外側ノズルからは前記皮膜液を、内側ノズルからは前記コア液を、中間ノズルからは前記保護液を吐出させて三層液滴とし、かかる三層液滴を硬化液と接触させて皮膜液を硬化させる工程;
の工程(a)〜(d)を備えたことを特徴とする作製方法であれば特に制限されず、かかる作製方法により、水と配合禁忌の関係にある物質を安定的に維持することが可能な上記本発明の三層構造シームレスカプセルを作製することが可能となる。
同心三重ノズル(富士カプセル社製)を用い、最も外側のノズルからは表1に示す組成からなる皮膜液を、最も内側のノズルからは表2に示す組成からなるコア液を、中間のノズルからは表3に示す組成からなる保護液を吐出させて三層液滴とし、かかる三層液滴をMCTからなる硬化液と接触させて皮膜液を硬化させることにより、コアと、前記コアを被包する保護層と、前記保護層を被包する皮膜層とを備えた三層構造シームレスカプセル(実施品)を作製した。得られた三層構造シームレスカプセル(実施品)の構造を図1に示す。比較例として、表2に代わって表4に示す組成(アエロジルなし)からなるコア液を用いたカプセル(比較品)を上記と同様に作製した。なお、比較品については核と皮膜層との間に界面が生じず、三層構造とならなかった。
ビフィズス菌は水との接触により生育能力が低下することや、死滅することが知られている。そこで、作製したカプセルに含まれるビフィズス菌の生菌数を測定し、コアと皮膜層が保護層によって隔離され、ビフィズス菌と水との接触が抑制されているかを調べた。
上記の方法で作製した三層構造シームレスカプセル(実施品)を35℃で4週間保存後に、モリブデンターゲットによるラング法(透過法)による観察を行い、三次元表示画像を高分解能3DX線顕微鏡「NANO3DX」(リガク社製)によって得た。得られた三次元表示画像を図2に示す。
上記の方法で作製した実施品の崩壊試験を文献(第16改正日本薬局方解説書 東京広川書店刊行 B589(2011))に記載の方法に準じて行った。崩壊試験第一液を用いた試験、崩壊試験第二液を用いた試験をそれぞれ18個の三層構造シームレスカプセルについて行った。
10℃に冷却した融点−5℃以下のMCTに、40℃以上に加温した融点が35℃の硬化油を滴下した。その結果、硬化油とMCTとの間に界面が生じず、硬化油が瞬時にMCT中に溶け込んだ(図示なし)。
Claims (12)
- コアと、前記コアを被包する保護層と、前記保護層を被包する水溶性ゲル化剤を含む皮膜層とを備えた三層構造カプセルであって、前記コアは水と配合禁忌の関係にある物質と第一油性物質と多孔性微粒子粉末とを含有し、前記保護層は第二油性物質を含有することを特徴とする三層構造シームレスカプセル(但し、カプセル化した後常温通風乾燥し、ついでこの乾燥カプセルをさらに真空乾燥又は真空凍結乾燥させたものは除く)。
- コアにおいて、第一油性物質100質量部に対して多孔性微粒子粉末を0.1〜20質量部含有することを特徴とする請求項1記載の三層構造シームレスカプセル。
- 多孔性微粒子粉末が気相法シリカであることを特徴とする請求項1又は2記載の三層構造シームレスカプセル。
- 気相法シリカがアエロジルであることを特徴とする請求項3に記載の三層構造シームレスカプセル。
- コアに含有されている第一油性物質が硬化油であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
- 融点が30〜60℃の硬化油であることを特徴とする請求項5記載の三層構造シームレスカプセル。
- 保護層が、第一油性物質に対して融点差が2℃以上の第二油性物質を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
- 保護層が、第一油性物質より融点が2℃以上高い第二油性物質を含有することを特徴とする請求項7記載の三層構造シームレスカプセル。
- 水溶性ゲル化剤がゼラチンであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
- 水溶性ゲル化剤がゼラチン及びペクチンであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
- 水と配合禁忌の関係にある物質が、ビフィズス菌、乳酸菌、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、又はビタミンCであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか記載の三層構造シームレスカプセル。
- コアと、前記コアを被包する保護層と、前記保護層を被包する皮膜層とを備えた三層構造シームレスカプセル(但し、カプセル化した後常温通風乾燥し、ついでこの乾燥カプセルをさらに真空乾燥又は真空凍結乾燥させたものは除く)の作製方法であって、以下の工程(a)〜(d)を備えたことを特徴とする作製方法。
(a)水と配合禁忌の関係にある物質と第一油性物質と多孔性微粒子粉末とを含有するコア液を調製する工程;
(b)第二油性物質を含有する保護液を調製する工程;
(c)水溶性ゲル化剤と水とを含有する皮膜液を調製する工程;
(d)同心三重ノズルを用い、外側ノズルからは前記皮膜液を、内側ノズルからは前記コア液を、中間ノズルからは前記保護液を吐出させて三層液滴とし、かかる三層液滴を硬化液と接触させて皮膜液を硬化させる工程;
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