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JP6647828B2 - 用紙搬送装置および画像読取装置 - Google Patents
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JP6647828B2 - 用紙搬送装置および画像読取装置 - Google Patents

用紙搬送装置および画像読取装置 Download PDF

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Description

本発明は、搬送路に沿って設けられ、用紙の位置を検知する用紙検知部材を備えた用紙搬送装置および画像読取装置に関する。
画像形成装置に用いられている用紙搬送装置では、用紙搬送路に沿って設けられた複数のローラによって、用紙を搬送している。用紙搬送装置において、複数の用紙が積載されている場合には、用紙が重なった状態で搬送されるといった重送が生じることがあり、これを解消する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、用紙を搬送する際には、用紙の先端が搬送方向に対して斜めに傾くことがあり、その結果、画像の傾きといった画像形成での不具合が生じることがあった。用紙の搬送に際しては、用紙搬送路の形状なども影響しており、湾曲している部分を設けた場合には、様々な問題が生じることが懸念されるが、装置の設計において、取り入れなければ装置が大型化するなど、避けることが難しい課題であった。
特開2009−298599号公報
特許文献1に記載のシート供給装置では、シートを積載するスタッカと、シートを分離給送する給紙手段と、シートを案内するシート搬送経路と、シートを一時的に待機させるレジスト手段と、レジスト手段からのシートを処理位置に給送するシート給送手段と、シートの重なりを検出する重送検知センサとを備えている。シート搬送経路は、一対のガイド部材で構成され、一対のガイド部材には、シートを一方のガイド部材側に偏向させる押圧手段が配置されている。上述したシート供給装置では、重送検知センサとして超音波センサを用いているが、シートに接触せずに検知しているため、他の物体と誤検知する虞がある。一方、重送検知センサとは別に、用紙に接触させて用紙の先端または後端を検知する用紙検知部材が搬送路に設けられている場合がある。この場合には、用紙が押圧されることで、用紙の両端で送り量に差が生じ、先端の傾きが発生することが懸念される。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、用紙先端の傾き精度を向上させることができる用紙搬送装置および画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明に係る用紙搬送装置は、用紙が搬送される搬送路と、前記搬送路に沿って設けられ、用紙の位置を検知する用紙検知部材と、用紙を挟持して搬送する搬送ローラとを備えた用紙搬送装置であって、前記搬送路は、互いに間隔を隔てて対向する一対の搬送ガイドと、用紙を一方の搬送ガイド側へ押圧する押圧部材とが設けられ、前記用紙検知部材は、前記搬送路を遮るように前記一対の搬送ガイドから突出し、前記押圧部材は、用紙の搬送方向に沿って延伸され、前記用紙検知部材に対して、前記搬送方向で重なる位置に配置され、用紙の幅方向で重ならないように離間しており、前記搬送ローラは、前記搬送方向での前記用紙検知部材の下流側において、前記幅方向で離間して複数設けられ、前記押圧部材と前記搬送ローラとは、前記幅方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記押圧部材および前記用紙検知部材は、前記搬送路のうち、前記搬送方向が湾曲した湾曲部に設けられている構成としてもよい。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記搬送ローラは、用紙に当接する回転体と、前記回転体を軸支するローラ軸とを備える構成とされている構成としてもよい。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記押圧部材および前記用紙検知部材は、同じ搬送ガイド側へ用紙を押圧する構成としてもよい。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記押圧部材および前記用紙検知部材は、互いに異なる搬送ガイド側へ用紙を押圧する構成としてもよい。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記押圧部材は、前記幅方向で離間して複数設けられ、複数の押圧部材のうち少なくとも2つは、用紙の幅方向での中心線に対して対称となる位置に配置されている構成としてもよい。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記押圧部材は、前記幅方向で前記用紙検知部材に隣接して配置されている構成としてもよい。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記押圧部材は、樹脂フィルムで形成されている構成としてもよい。
本発明に係る画像読取装置は、本発明に係る用紙搬送装置を備え、前記用紙搬送装置によって搬送された用紙に画像を形成する画像形成部を備えたことを特徴とする。
本発明によると、搬送路内に押圧部材を設けることで、用紙先端の傾き精度を向上させることができる。つまり、搬送路に設けられた用紙検知部材によって、用紙は、一方の搬送ガイドに押し当てるように押圧されるが、押圧部材からも併せて押圧されるので、用紙の幅方向での両端における送り量の差が軽減され、用紙先端の傾きを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 画像読取装置および原稿搬送装置を示す概略側面図である。 図2の搬送路近傍を拡大して示す拡大側面図である。 アクチュエータおよび押圧部材の近傍を抜き出して示す模式側面図である。 図4の外周ガイド側から見た説明図である。 本発明の第1実施形態に係る用紙搬送装置で用紙を搬送している状態を示す模式側面図である。 比較例で用紙を搬送している状態を示す模式側面図である。 図7の外周ガイド側から見た説明図である。 本発明の第2実施形態に係る用紙搬送装置において、アクチュエータおよび押圧部材の近傍を抜き出して示す模式側面図である。 本発明の第2実施形態に係る用紙搬送装置で用紙を搬送している状態を示す模式側面図である。 本発明の第3実施形態に係る用紙搬送装置において、アクチュエータおよび押圧部材の近傍を抜き出して示す模式側面図である。 図11の外周ガイド側から見た説明図である。 本発明の第4実施形態に係る用紙搬送装置において、アクチュエータおよび押圧部材の近傍を抜き出して示す模式側面図である。 図13の外周ガイド側から見た説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
画像形成装置100は、スキャナ機能、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能等を有する複合機であり、画像読取装置41によって読み取られた原稿(用紙)の画像の外部への送信や(スキャナ機能に相当する)、読み取られた原稿の画像または外部から受信した画像をカラーもしくは単色で用紙への画像形成をする(複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能に相当する)。
画像読取装置41の上側には、画像読取装置41に対して開閉自在に支持された用紙搬送装置50(ADF)が設けられている。用紙搬送装置50が開かれると、画像読取装置41の上方の原稿載置台44が開放され、原稿を手置きで置くことができるようになっている。また、用紙搬送装置50は、原稿トレイ51に載置された原稿を画像読取装置41の上に自動で搬送する。画像読取装置41は、載置された原稿または用紙搬送装置50から搬送された原稿を読み取って画像データを生成する。なお、用紙搬送装置50および画像読取装置41については、後述する図2を参照して、詳細に説明する。
画像形成装置100は、光走査装置1、現像装置2、感光体ドラム3、ドラムクリーニング装置4、帯電器5、中間転写ベルト7、定着装置12、用紙搬送経路S、給紙カセット10、積載トレイ15等を備えている。
画像形成装置100では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成装置100には、4種類のトナー像を形成するための現像装置2、感光体ドラム3、ドラムクリーニング装置4、および帯電器5が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
ドラムクリーニング装置4は、感光体ドラム3の表面の残留トナーを除去および回収する。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させる。光走査装置1は、感光体ドラム3の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置2は、感光体ドラム3の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム3の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム3の表面に各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム3の上側には、中間転写ベルト7を介して中間転写ローラ6が配置されている。中間転写ベルト7は、矢印Cの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム3の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト7の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写装置11の転写ローラ11aは、中間転写ベルト7との間にニップ域が形成されており、用紙搬送経路Sを通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト7の表面のトナー像が転写されて定着装置12に搬送される。
定着装置12は、用紙を挟んで回転する定着ローラ31および加圧ローラ32を備えている。定着装置12は、定着ローラ31および加圧ローラ32の間にトナー像が転写された用紙を挟み込んで加熱および加圧し、トナー像を用紙に定着させる。
給紙カセット10は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのカセットであり、光走査装置1の下側に設けられている。用紙は、用紙ピックアップローラ16によって給紙カセット10から引き出されて、用紙搬送経路Sを通じて搬送され、2次転写装置11や定着装置12を経由し、排紙ローラ17を介して積載トレイ15へと搬出される。用紙搬送経路Sには、用紙を一旦停止させて、用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト7と転写ローラ11aとの間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて用紙の搬送を開始する用紙レジストローラ14、用紙の搬送を促す用紙搬送ローラ13、および排紙ローラ17が配置されている。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ17から用紙反転経路Srへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙を用紙レジストローラ14へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を積載トレイ15へと搬出する。
図2は、画像読取装置および原稿搬送装置を示す概略側面図であって、図3は、図2の搬送路近傍を拡大して示す拡大側面図である。
画像読取装置41は、原稿読取ガラス43、原稿載置台44、第1走査ユニット45、第2走査ユニット46、結像レンズ47、および原稿読取部48等を備えている。原稿読取ガラス43および原稿載置台44は、画像読取装置41の上面に設けられている。第1走査ユニット45は、原稿読取ガラス43または原稿載置台44の下方に位置し、原稿載置台44に沿って移動する。第1走査ユニット45は、原稿読取ガラス43または原稿載置台44の上の原稿を露光し、その反射光を第2走査ユニット46へ導く。第2走査ユニット46は、第1走査ユニット45に追従して移動しつつ、原稿からの反射光を結像レンズ47へ導く。結像レンズ47は、原稿からの反射光を原稿読取部48に集光して、原稿表面の画像を原稿読取部48に結像させる。原稿読取部48は、CCD(Charge Coupled Device)であって、読み取った原稿の画像を基に画像データを生成する。
また、画像読取装置41は、用紙搬送装置50によって搬送されている原稿を読み取ることができる。この場合、第1走査ユニット45は、原稿読取ガラス43の下方で停止し、原稿読取ガラス43と用紙搬送装置50の読取ガイド板54との間を通過する原稿を露光する。
用紙搬送装置50では、原稿トレイ51に積載された原稿がピックアップローラ61を介して搬送路53に供給される。搬送路53では、原稿トレイ51の側から順に、ピックアップローラ61、給紙ローラ62、レジストローラ63、読取前ローラ64、読取後ローラ65、および排出ローラ66を経由し、画像読取装置41で画像を読み取られた原稿は、排紙トレイ52に排出される。搬送路53には、読取後ローラ65と排出ローラ66との間で分岐した反転搬送路53rが設けられており、反転搬送路53rは、給紙ローラ62とレジストローラ63との間で搬送路53に合流している。上述したように、用紙搬送装置50は、用紙を挟持して搬送する搬送ローラとして、搬送路に沿って設けられたピックアップローラ61、給紙ローラ62、レジストローラ63、読取前ローラ64、読取後ローラ65、および排出ローラ66を備えている。また、搬送路53は、互いに間隔を隔てて対向する一対の搬送ガイド57によって構成されている。つまり、用紙は、一対の搬送ガイド57で挟まれた領域内を搬送される。
レジストローラ63は、搬送された原稿の先端を揃えてから、原稿を読取前ローラ64へ送る。読取前ローラ64と読取後ローラ65との間には、原稿読取ガラス43に対向する読取ガイド板54が設けられている。用紙搬送装置50の下面には、原稿載置台44に対向する原稿押さえ板56が設けられており、原稿押さえ板56は、用紙搬送装置50を閉じた際に、原稿載置台44に載置された原稿が動かないように押さえる。
原稿の裏面を読み取る場合は、中間トレイ55をトレイ軸55a回りに二点鎖線で示すように回転させておき、排出ローラ66から排出される原稿を中間トレイ55の上に受け、排出ローラ66を停止させる。そして、排出ローラ66を逆回転させることで、搬送路53に戻った原稿は、反転搬送路53rを通ってレジストローラ63へ導かれ、表裏が反転した状態で原稿読取ガラス43の上を通過する。
搬送路53は、略U字状に湾曲した形状とされており、レジストローラ63と読取前ローラ64との間は、用紙の搬送方向H(後述する図4参照)が湾曲した湾曲部とされている。レジストローラ63と読取前ローラ64との間には、用紙の位置を検知するアクチュエータ80(レバー、用紙検知部材の一例)と、用紙を押圧する押圧部材70とが設けられている。なお、アクチュエータ80と押圧部材70とについては、後述する図4および図5を参照して、詳細に説明する。また、以下では説明のため、一対の搬送ガイド57のうち、内周側を内周ガイド57aと呼び、外周側を外周ガイド57bと呼ぶことがある。
次に、アクチュエータ80および押圧部材70の配置と形状とについて、図面を参照して説明する。
図4は、アクチュエータおよび押圧部材の近傍を抜き出して示す模式側面図である。
押圧部材70(外回りマイラー70a)は、樹脂フィルムで形成されており、上端(押圧上端71)が一対の搬送ガイド57の一方に固定され、搬送方向Hに沿って延伸されている。本実施の形態において、押圧上端71は、内周ガイド57aに固定されており、下端(押圧下端72)に向かうに従って、外周ガイド57bに近づくように湾曲している。押圧部材70の材料として、可撓性を有する樹脂フィルムを用いることで、押圧部材70は、柔軟性を確保し、変形等で折れ曲がらず、元の形状を維持することができる。
アクチュエータ80(内回りレバー80a)は、一対の搬送ガイド57の一方に支持された検知軸81と、検知軸81から突出して搬送路53を遮る検知突出部82とで構成されている。検知突出部82は、搬送された用紙Pに押圧されることで検知軸81を中心に回転し、用紙Pが通過するための隙間が設けられる。本実施の形態において、検知軸81は、外周ガイド57bに支持されており、検知突出部82が内周ガイド57aに向かって突出している。押圧部材70とアクチュエータ80とは、搬送方向Hで重なる位置に配置されている。具体的に、アクチュエータ80は、搬送方向Hにおいて、押圧上端71から押圧下端72までの間に設けられている。
図5は、図4の外周ガイド側から見た説明図である。なお、図5では、図面の見易さを考慮して、曲面を平面的に広げ、外周ガイド57bを省略した状態で示している。
レジストローラ63は、レジスト回転体63a(回転体)およびレジストローラ軸63b(ローラ軸)で構成されている。レジストローラ軸63bには、2つのレジスト回転体63aが離間して固定され、両端が用紙搬送装置50に回転自在に支持されている。また、読取前ローラ64は、レジストローラ63と同様に、読取前回転体64aおよび読取前ローラ軸64bで構成されている。なお、レジストローラ63および読取前ローラ64以外の搬送ローラについては、詳細な説明を省略するが、レジストローラ63等と同様に、回転体がローラ軸に回転自在に支持された構造とすればよい。また、搬送ローラには、対応する従動ローラが設けられており、対になる従動ローラとの間に用紙Pを挟持する構成とされている。
用紙Pの幅方向Wについて、用紙Pの一方の端部(第1端P1)に向かう方向(図5では、左方向)を第1幅方向W1と呼び、用紙Pの他方の端部(第2端P2)に向かう方向(図5では、右方向)を第2幅方向W2と呼ぶことがある。また、レジスト回転体63aや読取前回転体64aなどの搬送ローラにおける回転体を併せて、回転体と呼ぶことがある。
用紙搬送装置50では、用紙Pの搬送方向Hでの中心線CLが設定されており、中心線CLに基づいて回転体および押圧部材70の位置が決定されている。搬送ローラにおける2つの回転体は、第1端P1近傍と第2端P2近傍とにそれぞれ配置されており、回転体全体が幅方向Wで用紙Pと重なる位置に設けられている。本実施の形態において、押圧部材70は、幅方向Wで離間して2つ設けられており、それぞれが回転体と幅方向Wで重なる位置に配置されている。具体的に、第1端P1側に設けられた回転体および押圧部材70は、中心線CLに対して平行な第1補助線SL1上に配置されており、第2端P2側に設けられた回転体および押圧部材70は、中心線CLに対して平行な第2補助線SL2上に配置されている。2つの押圧部材70は、幅方向Wで中心線CLに対して対称となる位置に配置されている。すなわち、中心線CLから第1補助線SL1までの第1押圧幅MW1と、中心線CLから第2補助線SL2までの第2押圧幅MW2とは、同じ距離とされている。
アクチュエータ80は、幅方向Wで押圧部材70と重ならないように離間して設けられ、中心線CLから第1補助線SL1までの間に配置されている。なお、本実施の形態において、アクチュエータ80は、中心線CLよりも第1端P1側に配置されているが、これに限定されず、第2端P2側に配置してもよい。
なお、図5に示す用紙Pは、用紙搬送装置50で搬送される用紙のうち、サイズが最小のものであって、用紙搬送装置50では、さらにサイズが大きい用紙を搬送することができる。サイズが異なる用紙を搬送する際にも、用紙搬送装置50では、中心線CLが用紙の幅方向Wの中心と一致するようにして搬送する。
上述したように、押圧部材70およびアクチュエータ80は、レジストローラ63と読取前ローラ64との間を通過する際に、搬送された用紙Pを押圧する。以下では、用紙Pが通過する経路について、図面を参照して説明する。
図6は、本発明の第1実施形態に係る用紙搬送装置で用紙を搬送している状態を示す模式側面図である。
レジストローラ63から搬送された用紙Pは、押圧部材70に押圧されることで、搬送路53の外周ガイド57b寄り(外回り)を通過する。押圧部材70に沿って搬送されている途中には、アクチュエータ80が設けられており、用紙Pは、押圧部材70によって、内周ガイド57a側に押圧される。この際、用紙Pは、幅方向Wにおいて、第1端P1側および第2端P2の両端が外周ガイド57b側へ押圧されているので、アクチュエータ80からの影響を受けずに、搬送路53の外回りを通過するように規制された状態で、読取前ローラ64まで搬送される。
次に、本発明との比較のため、押圧部材70を有しない場合を示す比較例について、図面を参照して説明する。
図7は、比較例で用紙を搬送している状態を示す模式側面図であって、図8は、図7の外周ガイド側から見た説明図である。なお、図8では、図面の見易さを考慮して、曲面を平面的に広げ、外周ガイド57bを省略した状態で示している。
比較例は、第1実施形態に対して、押圧部材70を有しない点で異なっている。図7および図8では、比較例で搬送される用紙として、仮想用紙VPを二点鎖線で示している。以下では説明のため、図8に示すように、仮想用紙VPの第1幅方向W1側の端部を第1仮想端VP1と呼び、仮想用紙VPの第2幅方向W2側の端部を第2仮想端VP2と呼ぶことがある。
図7では、レジストローラ63から仮想用紙VPが搬送されている。ここで、搬送路53において、レジストローラ63から読取前ローラ64までの間は、湾曲部とされていることから、仮想用紙VPが搬送路53の外回り(外回り経路VPb)か、内回り(内回り経路VPa)かのいずれを通るかによって、読取前ローラ64まで距離(走行長)に差が生じる。図7では、仮想用紙VPの弾性によって、外回りを通っている。そして、仮想用紙VPは、アクチュエータ80に到達した際、図8に示すように、アクチュエータ80は、中心線CLより第1幅方向W1側に配置されていることから、仮想用紙VPのうち、第1仮想端VP1側だけが内周ガイド57a側へ押圧され、第2仮想端VP2側はそれまでの経路を辿る。つまり、比較例では、第1仮想端VP1側が内回り経路VPaを通り、第2仮想端VP2側が外回り経路VPbを通るため、仮想用紙VPの両端での送り量に差が生じ、先端傾きの要因となる。
これに対し、本実施の形態では、搬送路53内に押圧部材70を設けることで、用紙P先端の傾き精度を向上させることができる。つまり、搬送路53に設けられたアクチュエータ80によって、用紙Pは、一方の搬送ガイド57に押し当てるように押圧されるが、押圧部材70からも併せて押圧されるので、用紙Pの幅方向Wでの両端における送り量の差が軽減され、用紙P先端の傾きを抑制することができる。
また、湾曲部に押圧部材70およびアクチュエータ80を設けることで、用紙P先端の傾きを更に抑制することができる。湾曲部では、用紙Pが外回りか内回りかのいずれを辿るかによって、送り量に差が生じるため、先端傾きの発生頻度が高くなる。このような先端傾きの要因となる箇所で、用紙Pを押圧することによって、送り量の差を解消することができる。
また、幅方向Wで押圧部材70を回転体と重なる位置に設けることで、押圧部材70が確実に用紙Pを押圧する構成とすることができる。つまり、回転体は、用紙Pのサイズを考慮して、幅方向Wで用紙Pに当接する位置に設けられているので、押圧部材70も回転体を基準として位置を決めることが好ましい。
本実施の形態において、押圧部材70およびアクチュエータ80は、互いに異なる搬送ガイド57側へ用紙を押圧する構成とされている。この場合、用紙Pは、表面と裏面との両側から押圧されるが、押圧部材70と比較して、アクチュエータ80が押圧する力は非常に弱く、押圧部材70が押し付ける側へ沿うように通過し、用紙P自体の反り等の影響を受けず、一様な経路を辿る構成とすることができる。
また、複数の押圧部材70のうち少なくとも2つは、用紙Pの幅方向Wでの中心線に対して対称となる位置に配置されているため、用紙Pの両端での送り量を確実に揃えることができる。なお、幅方向Wで両端に設けられた押圧部材70が対称となる位置に配置されていることが好ましい。
なお、本実施の形態では、搬送方向Hにおいて、押圧部材70の上流側にレジストローラ63を設けた構成としたが、これに限定されず、押圧部材70の下流側にレジストローラを設けてもよい。つまり、読取前ローラ64によって、用紙Pを受け止めて先端を揃える構成としてもよい。この場合でも、押圧部材70によって用紙Pの送り量を揃えることで、レジストローラで補正できる範囲内に先端の傾きを抑えることができる。
次に、本発明の第2実施形態ないし第4実施形態に係る用紙搬送装置50について、図面を参照して説明する。なお、第2実施形態ないし第4実施形態は、第1実施形態に対して、アクチュエータ80および押圧部材70の配置が異なっているだけなので、要部の図面を示し、その他の図面を省略する。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態に係る用紙搬送装置において、アクチュエータおよび押圧部材の近傍を抜き出して示す模式側面図である。なお、第1実施形態と機能が実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
押圧部材70(内回りマイラー70b)は、押圧上端71が外周ガイド57bに固定されており、押圧下端72に向かうに従って、内周ガイド57aに近づくように湾曲している。アクチュエータ80(外回りレバー80b)は、検知軸81が内周ガイド57aに支持されており、検知突出部82が外周ガイド57bに向かって突出している。つまり、第2実施形態は、第1実施形態に対して、アクチュエータ80および押圧部材70の固定されている搬送ガイド57が入れ換えられている。
図10は、本発明の第2実施形態に係る用紙搬送装置で用紙を搬送している状態を示す模式側面図である。
レジストローラ63から搬送された用紙Pは、内回りマイラー70bに押圧されることで、搬送路53の内周ガイド57a寄り(内回り)を通過する。内回りマイラー70bに沿って搬送されている途中では、外回りレバー80bによって、外周ガイド57b側に押圧される。この際、用紙Pは、幅方向Wの両端が内周ガイド57a側へ押圧されているので、外回りレバー80bからの影響を受けずに、搬送路53の内回りを通過するように規制された状態で、読取前ローラ64まで搬送される。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態に係る用紙搬送装置において、アクチュエータおよび押圧部材の近傍を抜き出して示す模式側面図であって、図12は、図11の外周ガイド側から見た説明図である。なお、図12では、図面の見易さを考慮して、曲面を平面的に広げ、外周ガイド57bを省略した状態で示している。なお、第1実施形態および第2実施形態と機能が実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態では、押圧部材70が外回りマイラー70aとされ、アクチュエータ80が外回りレバー80bとされている。つまり、押圧部材70およびアクチュエータ80は、同じ搬送ガイド57側へ用紙を押圧する構成とされている。図12に示すように、第3実施形態において、押圧部材70は、1つとされており、第2端P2側の回転体と幅方向Wで一致する位置に設けられている。アクチュエータ80は、中心線CLよりも第1端P1側に配置されている。用紙Pは、第1端P1側をアクチュエータ80によって外回りとされ、第2端P2側を押圧部材70によって外回りとされる。その結果、用紙Pは、同じ搬送ガイド57側へ押圧されるので、用紙Pが辿る経路を一致させ、用紙Pの送り量を揃えることができる。
(第4実施形態)
図13は、本発明の第4実施形態に係る用紙搬送装置において、アクチュエータおよび押圧部材の近傍を抜き出して示す模式側面図であって、図14は、図13の外周ガイド側から見た説明図である。なお、図14では、図面の見易さを考慮して、曲面を平面的に広げ、外周ガイド57bを省略した状態で示している。なお、第1実施形態ないし第3実施形態と機能が実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第4実施形態では、押圧部材70が内回りマイラー70bとされ、アクチュエータ80が内回りレバー80aとされている。第4実施形態では、図14に示すように、3つの押圧部材70を備えた構成とされ、回転体と一致する位置に設けられた2つの押圧部材70に加えて、アクチュエータに隣接して配置された隣接マイラー70cが設けられている。図14において、隣接マイラー70cは、アクチュエータ80の第2幅方向W2側に実線で示す位置に設けられているが、これに限定されず、アクチュエータ80の第1幅方向W1側に一点鎖線で示す位置に設けてもよい。また、隣接マイラー70cは、1つに限定されず、実線で示す位置と一点鎖線で示す位置との両方に設けてもよい。従って、押圧部材70をアクチュエータ80に隣接して設けることで、アクチュエータ80による用紙Pの経路の変化を、押圧部材70で確実に規制する構造とすることができる。
アクチュエータ80および押圧部材70については、上述した第1実施形態ないし第4実施形態だけに限定されず、数や配置などを適宜変更してもよい。また、搬送路53にアクチュエータ80および押圧部材70を配置した構成について説明したが、用紙搬送経路Sにアクチュエータ80および押圧部材70を適用してもよい。つまり、用紙先端の傾き精度については、画像読取だけでなく、画像形成においても高い精度が確保されていることが好ましい。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
50 用紙搬送装置
53 搬送路
57 搬送ガイド
57a 内周ガイド
57b 外周ガイド
63 レジストローラ(搬送ローラの一例)
64 読取前ローラ(搬送ローラの一例)
70 押圧部材
70a 外回りマイラー
70b 内回りマイラー
80 アクチュエータ(用紙検知部材の一例)
80a 内回りレバー
80b 外回りレバー
100 画像形成装置
H 搬送方向
P 用紙
W 幅方向
W1 第1幅方向
W2 第2幅方向

Claims (9)

  1. 用紙が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に沿って設けられ、用紙の位置を検知する用紙検知部材と
    用紙を挟持して搬送する搬送ローラとを備えた用紙搬送装置であって、
    前記搬送路は、互いに間隔を隔てて対向する一対の搬送ガイドと、用紙を一方の搬送ガイド側へ押圧する押圧部材とが設けられ、
    前記用紙検知部材は、前記搬送路を遮るように前記一対の搬送ガイドから突出し、
    前記押圧部材は、用紙の搬送方向に沿って延伸され、前記用紙検知部材に対して、前記搬送方向で重なる位置に配置され、用紙の幅方向で重ならないように離間しており、
    前記搬送ローラは、前記搬送方向での前記用紙検知部材の下流側において、前記幅方向で離間して複数設けられ、
    前記押圧部材と前記搬送ローラとは、前記幅方向で重なる位置に配置されていること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  2. 請求項1に記載の用紙搬送装置であって、
    前記押圧部材および前記用紙検知部材は、前記搬送路のうち、前記搬送方向が湾曲した湾曲部に設けられていること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の用紙搬送装置であって、
    前記搬送ローラは、用紙に当接する回転体と、前記回転体を軸支するローラ軸とを備える構成とされていること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置であって、
    前記押圧部材および前記用紙検知部材は、同じ搬送ガイド側へ用紙を押圧すること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置であって、
    前記押圧部材および前記用紙検知部材は、互いに異なる搬送ガイド側へ用紙を押圧すること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置であって、
    前記押圧部材は、前記幅方向で離間して複数設けられ、
    複数の押圧部材のうち少なくとも2つは、用紙の幅方向での中心線に対して対称となる位置に配置されていること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置であって、
    前記押圧部材は、前記幅方向で前記用紙検知部材に隣接して配置されていること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置であって、
    前記押圧部材は、樹脂フィルムで形成されていること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置を備え、前記用紙搬送装置によって搬送された用紙の画像を読み取る画像読取部を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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