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JP6648596B2 - ファイルシステム制御装置、ストレージシステム、ファイルシステム制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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ファイルシステム制御装置、ストレージシステム、ファイルシステム制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ファイルシステム制御装置、ストレージシステム、ファイルシステム制御方法、及び、そのためのプログラムに関する。
CAS(コンテンツアドレスストレージ:Content Addressed Storage)は、格納するデータの内容(例えばデータのハッシュ値)を元に決まるコンテンツアドレス(以下CAと呼ぶ)を使用してデータを格納する。
このため、CASは、同一の内容のデータを別々に格納する必要が無く、重複記録を排除し、データ容量の削減を図ることができる。
特許文献1は、格納したデータの内容に応じて特定される固有のアドレスによって、当該データを格納した格納位置を特定するコンテンツアドレス型のストレージシステムに関する技術を開示している。
特許文献2は、実際のデータを格納せず、代わりにメタデータを利用して、システムにおける全てのデータの位置を追跡し、多数のユーザが最新ファイルを同期してアクセスする技術を開示している。
特許文献3は、ファイルシステム構造の中に、間接アドレスを恒久的に割り当てることで、ブロックを書き換えてもCA再計算がファイルシステムのルートまで伝搬することを防ぐ、ストレージシステムに関する技術を開示している。
特許文献4は、CASにおいて、データのコピー処理に要する時間及び負荷を抑制し、システムの性能の低下を抑制したストレージシステムに関する技術を開示している。
国際公開第2012/101983号 特表2015−512071号公報 特許第5556025号公報 特開2010−198276号公報
CAS上に、ツリー構造でファイルシステム構造を格納する装置において、ファイル更新時の性能的な課題がある。
通常のストレージは、データを格納する位置をアドレスとして使用してデータを格納する。これに対して、CASは、格納するデータの内容を元に決まるCAを使用してデータを格納する。すなわち、CASは、参照のためのCAを、そのデータを格納してから決定する。このため、CASは、上位のツリーのブロックの内容を決めるために、下位のブロックの格納完了を待つ必要があり、ツリー構造の格納に時間を要する。レイテンシの大きいシステムでは、特に、この動作が性能的な課題となる。
CASのファイル更新時の性能的な課題について、図1を用いて説明する。図1は、CASにおけるファイル更新の動作の一例を示す図である。
図1は、「/dir1/file1」を構成しているデータブロックの1つである「data2」を更新する例を説明するための図である。図1の上段のファイルシステム構造1000は、オリジナルのブロック群を示し、下段のファイルシステム構造2000は、ファイル更新過程のブロック群を示す。ファイルシステム構造1000は、ツリー構造であり、図1の左側のブロックが上流側、右側のブロックが下流側である。「ca00」乃至「ca61」は、CA(コンテンツアドレス)である。
たとえば、CA「ca20」のブロックには、「dir1」のブロック情報であるCA「ca40」が記憶されている。CA「ca50」のブロックには、「file1」のブロック情報であるCA「ca60」、「ca61」及び「ca62」が記憶されている。CA「ca61」のブロック「data2」にはデータが記憶されている。データが記憶されているブロックは、データブロックと呼ばれる。CASは、以下のようにブロック「data2」を更新するファイル更新を実行する。
はじめに、CASは、「data2」を複製し、複製したブロック「data4」に変更を加え(図中の(1)のハッチングの部分が変更されたデータ)、新たなCAである「ca63」を算出する(図中の(2))。CASでは、同一内容のブロックを1つのブロックに集約し、複数の上位ブロックから参照させることで重複排除を実現しており、既存ブロックに変更を加える場合は必ず既存ブロックの複製が必要となる。
次に、CASは、変更したブロックのCA「ca63」を「file1」に反映するため、まず、CA「ca50」の「file1」のブロックリストを複製する。その後、CASは、複製したブロックリストに含まれるCA「ca61」を「ca63」に更新し(置き換え)、さらにCAの再計算によって「ca51」を生成し、「ca50」を「ca51」に更新する(置き換える)(図中の(3))。このように、CASは、ツリーの上位ブロックに対して、複製と、CAの更新・再計算を順次行う必要があり、ツリーの最上位に位置するルート(根)に到達するまで順次行わなければならない(図中の(4))。
特に、レイテンシの大きいCASにおいて、下記のような動作が大きな性能問題となる。
まず、1つ目の課題は、ファイル更新時のCAの再計算処理が広範囲に伝搬することである(上述の動作(3)、(4))。CASでは、ブロックの内容から計算した値(例えば、データのハッシュ値)をCAとして使用する。このため、CASでは、ファイルのデータブロックを書き換えると、データブロックのCAが変更される。そして、そのブロック情報を格納しているファイルのCAが変更され、さらにそのファイル情報を格納しているディレクトリのCAが変更され、というようにファイルシステムのルートに到達するまでCAの再計算が伝搬する。特に、頻繁にファイルを更新する場合は、非効率となる。
2つ目の課題は、ファイル更新時に複製が必要なことである(上述の動作(1))。CASでは、同じ内容のブロックは同じCAを持つため、1つのブロックが複数の上位ブロックから参照されている場合がある。このため、ブロックを書き換える時は、オリジナルブロックをそのまま上書きするのではなく、まずオリジナルブロックを複製し、この複製したブロックに変更を加え、格納する必要がある。この複製処理のため、ファイル更新時の応答性能が遅くなる。
特許文献1は、CASの一般的な動作について開示したものであり、ファイル更新時のCA再計算処理が広範囲に伝搬し、ファイル更新時に複製が必要である。
特許文献2は、CASにおけるファイル更新時の性能向上については言及していない。
特許文献3は、CA再計算がファイルシステムのルートまで伝搬することを防ぐことはできるが、ファイル更新時の性能向上については言及していない。
特許文献4は、CASにおけるコピー処理の負荷抑制について記載しているのみであり、ファイル更新時のCA再計算処理が広範囲に伝搬し、ファイル更新時に複製が必要である。
従って、上記の文献に記載の技術は、いずれも、CASにおいて、ファイル更新時のCA再計算処理が広範囲に伝搬し、ファイル更新時に複製が必要であるという課題が解決されておらず、ファイル更新時の性能に問題がある。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、CASにおいて、ファイル更新時のCA再計算処理が広範囲に伝搬し、ファイル更新時に複製が必要であるため、ファイル更新時の性能に問題がある、という問題を解決するファイルシステム制御装置等を提供することにある。
本発明のファイルシステム制御装置は、データを更新し、前記データの更新箇所のファイルパス及びデータブロックのオフセットに基づいて、前記データブロックの第一のコンテンツアドレスを算出する、データ再現手段と、前記データ再現手段が更新した前記データブロックを格納する上位ブロックの前記第一のコンテンツアドレスを算出する、ファイルシステム再現手段と、前記第一のコンテンツアドレスを第二のコンテンツアドレスに変換する、ファイルシステム確定手段と、を包含する。
本発明のファイルシステム制御方法は、データを更新し、前記データの更新箇所のファイルパス及びデータブロックのオフセットに基づいて、前記データブロックの第一のコンテンツアドレスを算出し、更新した前記データブロックを格納する上位ブロックの前記第一のコンテンツアドレスを算出し、前記第一のコンテンツアドレスを第二のコンテンツアドレスに変換する。
本発明のコンピュータプログラムは、データを更新し、前記データの更新箇所のファイルパス及びデータブロックのオフセットに基づいて、前記データブロックの第一のコンテンツアドレスを算出する処理と、更新した前記データブロックを格納する上位ブロックの前記第一のコンテンツアドレスを算出する処理と、前記第一のコンテンツアドレスを第二のコンテンツアドレスに変換する処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、CASにおいて、ファイル更新時のCA再計算処理を広範囲に伝搬する必要がなく、ファイル更新時に複製を必要としないため、ファイル更新時の性能を低下させない、という効果を奏する。
図1は、CASにおけるファイル更新の動作の一例を示す図である。 図2は、第一の実施の形態に係る、ストレージシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、ディレクトリ、ファイル、データブロック、及び、それらのツリー構造が、データ格納部に格納されている初期状態の一例を示す図である。 図4は、図3の状態に対して、ファイルシステム制御装置が「file1」を更新する動作の一例を示す図である。 図5は、ファイルシステム確定部がデータを確定する動作の一例を示す図である。 図6は、第二の実施形態に係る、ファイルシステム制御装置の構成の一例を示すブロック図である。
<第一の実施形態>
本発明の第一の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第一の実施の形態に係る、ストレージシステム10の構成の一例を示すブロック図である。
ストレージシステム10は、ファイルシステム制御装置100、及び、データ格納部200を含む。
ファイルシステム制御装置100は、ファイルシステムアクセス部101、ファイルシステム再現部102、データ再現部103、及び、ファイルシステム確定部104を含む。
ファイルシステムアクセス部101は、クライアントからのファイルシステム(データ格納部200)へのアクセス手段を提供する。ファイルシステムアクセスは、open、close、mkdir、unlinkなどのファイルシステム構造に関する操作と、read、writeなどのデータに関する操作の2種類に分類できる。本実施の形態におけるファイルシステム構造は、ツリー構造であるので、以下、ファイルシステム構造は、ツリー構造とも呼ばれる。ファイルシステムアクセス部101は、前者の操作に関わる操作要求をファイルシステム再現部102に、後者の操作に関わるデータ転送要求をデータ再現部103に振り分ける。
ファイルシステム再現部102は、ファイルシステムアクセス部101からツリー構造の操作要求を受け、ツリー構造の操作に必要な情報(ディレクトリ、ファイル、データブロック)をデータ格納部200から読み出し、その結果を保持する。ファイルシステム再現部102に保持された情報は、第1の情報と呼ばれる。
データ再現部103は、ファイルシステムアクセス部101からデータ転送要求を受け、データ格納部200に対して、read、write処理を行う。データ再現部103は、例えば、write処理を行う場合、writeデータを保持する。データ再現部103に保持された情報は、第2の情報と呼ばれる。
ファイルシステム確定部104は、一定期間、更新されていないファイルを検出し、ファイルシステム再現部102とデータ再現部103の各々が保持する該第1の情報及び第2の情報(ツリー構造とwriteデータ)をデータ格納部200へ格納するよう指示する。また、この他にも、ファイルシステム確定部104は、ファイルシステム再現部102とデータ再現部103に、各々が保持する情報を、全てデータ格納部200へ書き出すよう指示することもできる。
ここで、ファイルシステムアクセス部101、ファイルシステム再現部102、データ再現部103、及び、ファイルシステム確定部104は、例えば、論理回路等のハードウェア回路で構成される。
また、ファイルシステムアクセス部101、ファイルシステム再現部102、データ再現部103、及び、ファイルシステム確定部104は、コンピュータである、ファイルシステム制御装置100のプロセッサが、図示されないメモリ上のプログラムを実行することで実現される機能ユニットでも良い。
データ格納部200は、例えば、ディスク装置、半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
なお、ファイルシステム再現部102、及び、データ再現部103は、内部にデータを保持するメモリ機能も有するものとする。
データ格納部200に格納されているファイルを更新する処理イメージについて、図3〜図5を用いて、以下で説明する。なお、図3乃至図5は、説明のため、データ格納部200、ファイルシステム再現部102及びデータ再現部103の各々とその中に格納されるブロックまたはブロック群を併記して示している。
図3は、ディレクトリ、ファイル、及びデータブロックを含むツリー構造が、データ格納部200に格納されている初期状態の一例を示す図である。
なお、図3のツリー構造は、オリジナルのファイルシステム構造であり、前述の図1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図4は、図3の状態に対して、ファイルシステム制御装置100が「file1」のブロック情報を更新する動作の一例を示す図である。下記(1)〜(4)は、ファイルシステム制御装置100の動作の具体的な手順を示す。
(1)まず、ファイルシステムアクセス部101は、クライアントから受け取った「file1」のwrite(更新)要求をファイルシステム再現部102に通知する。
(2)次に、ファイルシステム再現部102は、「file1」のツリー構造の情報をデータ格納部200から読み込み、更新箇所に該当するデータブロックのCA「ca61」をファイルシステムアクセス部101に返却する。ここで、ファイルシステム再現部102は、「file1」のツリー構造の情報を保持する。
(3)そして、ファイルシステムアクセス部101は、クライアントからのwrite要求とオリジナルブロックのCA「ca61」をデータ再現部103に通知する。データ再現部103は、オリジナルブロック「data2」を複製せずに、新しいブロック「data2´」に更新データを書き込み、その更新データのオフセット、サイズ、及び、オリジナルブロックのCA「ca61」を保持する。そして、データ再現部103は、更新データを格納したブロックのCAを後述される新方式で算出し「ca61´」、ファイルシステムアクセス部101に返却する。
なお、上記の項目(3)は、図4のデータ再現部103の枠内の記載に対応する。例えば、新しいブロックは、「data2´」と記載した部分に対応する。また、例えば、オリジナルブロックのCA「ca61」は「Original data」に、新しいブロックのCA「ca61´」は「Targeted data」に対応する。そして、更新データのオフセット、サイズが、「Modified」に対応する。更新データのオフセット、サイズの各々の具体的な値は、図4に示すように、例えば、「129:85」及び「257:42」であり、右側のdata2´の斜線(ハッチング)の位置に対応する。上記のオフセット及びサイズの単位は、例えば、ビット、ワード等である。
なお、新方式は、例えば、ファイルID(IDentification)(もしくは、フルパス)とデータブロックのオフセットからCAを算出する関数である。データブロックのオフセットは、例えば、「file1」に対する「ca61´」の位置情報とする。新方式での算出は、2進数表記した場合、例えば、ファイルIDを「0100」、データブロックのオフセットを「0010」とすると、「ca61´」のCAを「0110」とする。
(4)この後、ファイルシステムアクセス部101は、受け取ったCA「ca61´」をファイルシステム再現部102に通知する。そして、ファイルシステム再現部102は、書き換えたブロックの情報を格納するファイルである「file1」及び上位のCAを新方式でファイルシステムのルートまで再計算する。再計算されたCAは、図4に示すように、「ca50´」、「ca40´」、「ca20´」、「ca10´」、及び、「ca00´」である。
上記(3)のとおり、ファイルシステム制御装置100は、ファイル更新時には、変更箇所のみを書き込み、変更されていない箇所はオリジナルブロックへの参照とする。これにより、ファイルシステム制御装置100は、書き込み量を必要最小限とし、応答時間を短縮できる。
また、上記(3)及び(4)において、ファイルシステム制御装置100は、CAを新方式で算出することにより、同一ファイルを複数回更新する場合に、CAの再計算を初回のみとし、2回目以降の更新では、CAの再計算を不要とする。なお、既存方式と新方式の間でCAのコリジョンを防ぐため、例えば、既存方式は、CAの先頭bitを「0」とする。また、例えば、新方式は、先頭bitを「1」とする。新方式の場合、上記の例を用いると、例えば、「0110」の先頭bitに「1」を加え、CAは「10110」となる。なお、新方式のCAを第一のコンテンツアドレスとも呼ぶ。また、既存方式のCAを第二のコンテンツアドレスとも呼ぶ。
図5は、ファイルシステム確定部104がデータを確定する動作の一例を示す図である。
まず、ファイルシステム確定部104は、一定期間、更新されていないファイルを検出し、ファイルシステム再現部102とデータ再現部103に、各々が保持する該当の情報をデータ格納部200へ書き出すよう指示する。この時、データ再現部103は、オリジナルブロックへの参照とした未変更箇所を複製し、その後データ格納部200に書き出す。なお、上記の所定の期間は、事前にCASのレイテンシ等に基づきファイルシステムの管理者が設定するものとする。
次に、ファイルシステム確定部104が、ファイルシステム再現部102とデータ再現部103を介して、データ格納部200が受け取ったブロックの内容を元にCAを既存方式で再計算し、データ格納部200のファイルシステム構造を更新する。なお、既存方式は、前述のように、格納データの内容に基づいて決定されるアドレスである。ファイルシステム確定部104は、下位のブロックが全て既存方式のCAとなった場合に、上位のブロックのCAを既存方式で再計算する。
ところで、上記は、階層ディレクトリ構造のファイルシステムをCAS上に格納する場合を例示している。しかし、オブジェクトストレージのように階層のないファイルシステムをCAS上に格納する場合においても、本実施形態を適用することでファイル更新時の性能向上が見込める。
以上、述べてきたように、本実施形態のストレージシステム10は、データのバイナリ表現(データの内容)に依存しない新たなCA計算方式を導入し、既存方式と混在させる。ストレージシステム10は、通常は既存方式とするが、ファイル更新時は新方式とする。
既存方式は、ブロックの内容からCAを算出する。ブロックの内容が同じであれば、同じCAを持つため、ストレージシステム10は、重複排除の効果を享受できる。
一方、新方式は、ファイルID(もしくは、フルパス)とデータブロックのオフセットからCAを算出する。新方式は、システム内でユニークなCAとし、ファイル更新時の複製処理を不要とする。ただし、新方式は、CAがユニークなので、重複排除の効果はない。
上記のように、第一に、新方式は、CAがブロックの内容に依存しないため、データブロックを書き換えた際のCA再計算は不要となり、上位のブロックを書き換える必要がなくなる。ただし、新方式は、重複排除の効果を享受できない。これを解決するため、ストレージシステム10は、新方式で計算されたCAを、非同期(ポストプロセス)で既存方式のCAに書き換える機構を導入する。これにより、ストレージシステム10は、ファイル更新処理を効率化しながら、長期的には重複排除の効果も享受できる。
また、第二に、新方式は、CAがユニークであり、1つのブロックが複数から参照されることは無いため、ファイル更新時にオリジナルブロックの複製は不要であり、そのままブロックを書き換えることができる。これにより、ストレージシステム10は、ファイル更新時の応答時間を短縮できる。ただし、初回のブロック書き換え時は、オリジナルブロックのCAが既存方式であるため、ブロックの複製が必要となる。これを解決するため、ストレージシステム10は、新しいブロックには、更新データだけを格納し、オリジナルブロックのCAと書き換えるデータの情報(データのオフセット値、データサイズ)を保存しておき、変更が無い箇所はオリジナルブロックへの参照とし、複製はしない。これにより、ストレージシステム10は、初回のブロック書き換え時の応答性能も短縮できる。なお、ストレージシステム10は、参照とした箇所をポストプロセスで複製しておく。
上記のように、本実施形態のストレージシステム10は、ファイルシステムを格納しているCAS上で複数のCA体系の混在を許し、そのCA体系間の移行をデータの安定性(長期間更新されていない、など)を契機として行うことができる。
また、ストレージシステム10は、レイテンシの大きいCASにおいて、長期的に重複率を落とさずファイル更新の性能を向上できる。
さらに、ストレージシステム10は、同一ファイルを頻繁に更新するシステムで、重複率を落とさず、ファイル更新時の性能向上が見込める。
このように、ストレージシステム10は、CA再計算処理を最適化し、ファイル更新時の複製処理をポストプロセス化する。
本実施形態に係るストレージシステム10は、以下に記載するような効果を奏する。
すなわち、CASにおいて、ファイル更新時のCA再計算処理が広範囲に伝搬し、また、ファイル更新時に複製が必要であるため、ファイル更新時に性能の問題がある、という課題を解決する、という効果を奏する。
その理由は、ファイルパスとデータブロックのオフセットから新方式でCAを算出し、新方式で計算されたCAを、非同期で既存方式のCAに書き換えるからである。
<第二の実施形態>
次に、本発明の第二の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図6は、第二の実施形態に係る、ファイルシステム制御装置300の構成の一例を示すブロック図である。第二の実施形態は、第一の実施形態のファイルシステム制御装置300の最小構成の一例に該当する。
ファイルシステム制御装置300は、データ再現部301、ファイルシステム再現部302、及び、ファイルシステム確定部303を含む。
データ再現部301は、データを更新し、データの更新箇所のファイルパス及びデータブロックのオフセットに基づいて、データブロックの第一のコンテンツアドレスを算出する。
ファイルシステム再現部302は、前記データ再現手段が更新したデータブロックを格納する上位ブロックの第一のコンテンツアドレスを算出する。
ファイルシステム確定部303は、第一のコンテンツアドレスを第二のコンテンツアドレスに変換する。
本実施形態に係るファイルシステム制御装置300は、以下に記載するような効果を奏する。
すなわち、CASにおいて、ファイル更新時のCA再計算処理が広範囲に伝搬し、また、ファイル更新時に複製が必要であるため、ファイル更新時に性能の問題がある、という課題を解決する、という効果を奏する。
その理由は、データを更新し、データの更新箇所のファイルパス及びデータブロックのオフセットに基づいて、データブロックの第一のコンテンツアドレスを算出し、更新したデータブロックを格納する上位ブロックの第一のコンテンツアドレスを算出する。そして、第一のコンテンツアドレスを第二のコンテンツアドレスに変換するからである。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 ストレージシステム
100 ファイルシステム制御装置
101 ファイルシステムアクセス部
102 ファイルシステム再現部
103 データ再現部
104 ファイルシステム確定部
200 データ格納部
300 ファイルシステム制御装置
301 データ再現部
302 ファイルシステム再現部
303 ファイルシステム確定部
1000 ファイルシステム構造
2000 ファイルシステム構造

Claims (10)

  1. データを更新し、前記データの更新箇所のファイルパス及びデータブロックのオフセットに基づいて、前記データブロックの第一のコンテンツアドレスを算出する、データ再現手段と、
    前記データ再現手段が更新した前記データブロックを格納する上位ブロックの前記第一のコンテンツアドレスを算出する、ファイルシステム再現手段と、
    前記第一のコンテンツアドレスを第二のコンテンツアドレスに変換する、ファイルシステム確定手段と、を包含する、ファイルシステム制御装置。
  2. 前記第二のコンテンツアドレスが、前記データの内容に基づいて決定される、請求項1に記載のファイルシステム制御装置。
  3. 前記第二のコンテンツアドレスは、前記コンテンツアドレスの先頭ビットを「0」とし、前記第一のコンテンツアドレスは、前記コンテンツアドレスの先頭ビットを「1」とする、請求項1または2に記載のファイルシステム制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項の前記ファイルシステム制御装置と、
    前記データを格納するデータ格納手段と、を含む、ストレージシステム。
  5. データを更新し、前記データの更新箇所のファイルパス及びデータブロックのオフセットに基づいて、前記データブロックの第一のコンテンツアドレスを算出し、
    更新した前記データブロックを格納する上位ブロックの前記第一のコンテンツアドレスを算出し、
    前記第一のコンテンツアドレスを第二のコンテンツアドレスに変換する、ファイルシステム制御方法。
  6. 前記第二のコンテンツアドレスが、前記データの内容に基づいて決定される、請求項5に記載のファイルシステム制御方法。
  7. 前記第二のコンテンツアドレスは、前記コンテンツアドレスの先頭ビットを「0」とし、前記第一のコンテンツアドレスは、前記コンテンツアドレスの先頭ビットを「1」とする、請求項5または6に記載のファイルシステム制御方法。
  8. データを更新し、前記データの更新箇所のファイルパス及びデータブロックのオフセットに基づいて、前記データブロックの第一のコンテンツアドレスを算出する処理と、
    更新した前記データブロックを格納する上位ブロックの前記第一のコンテンツアドレスを算出する処理と、
    前記第一のコンテンツアドレスを第二のコンテンツアドレスに変換する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 前記第二のコンテンツアドレスが、前記データの内容に基づいて決定される、請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記第二のコンテンツアドレスは、前記コンテンツアドレスの先頭ビットを「0」とし、前記第一のコンテンツアドレスは、前記コンテンツアドレスの先頭ビットを「1」とする、請求項8または9に記載のプログラム。
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