JP6650809B2 - クリーニングブレード - Google Patents
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Description
上記相手部材と摺接させるためのエッジ部を有するブレード部を備え、
上記エッジ部は、上記ブレード部の基材と、基材表面から基材内側にわたって存在する内層と、基材表面から基材外側にわたって存在する外層とを有しており、
上記内層は、アクリル樹脂およびメタクリル樹脂の少なくとも1つと、ポリウレタンゴムとを含み、かつ、厚みが1μm未満であり、
上記外層は、アクリル樹脂およびメタクリル樹脂の少なくとも1つを含み、かつ、厚みが0.02μm以下であり、
上記内層は、上記基材内に含浸した表面処理液の硬化物よりなり、
上記外層は、上記基材表面に付着した表面処理液の硬化物よりなる、クリーニングブレード。
にある。
実施例1のクリーニングブレードについて、図1〜図3を用いて説明する。図1〜図3に示されるように、本例のクリーニングブレード1は、電子写真機器内の相手部材9の表面に残留する残留トナー(不図示、トナーのみならず、トナー外添剤も含む)を除去するために用いられるものである。本例では、相手部材9は、具体的には、感光ドラムである。なお、感光ドラムは、図1に示される矢印Yの方向に回転する。
実施例2のクリーニングブレードについて、図4を用いて説明する。図4に示されるように、本例のクリーニングブレード1は、外層32が、外層32の厚みよりも大きい粒子320を多数有している。したがって、外層32の表面には、外層32によって保持された粒子320による突起が複数形成されている。本例では、粒子320の粒子径は、具体的には、10nm以上300nm以下とされている。その他の構成は、実施例1と同様である。
<ウレタンゴム組成物の調製>
80℃にて1時間、真空脱泡したポリブチレンアジペート(PBA)(東ソー社製、「ニッポラン4010」):44質量部と、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)(東ソー社製、「ミリオネートMT」):56質量部とを混合し、窒素雰囲気下、80℃で3時間反応させることにより、ウレタンプレポリマーを含む主剤液を調製した。なお、主剤液中のNCO%(質量%)は、17.0%である。
アクリルモノマーとしてのペンタエリスリトールトリアクリレート(東亞合成社製、「アロニックスM305」)100質量部と、ラジカル系光重合開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(BASF社製、「イルガキュア1173」)5質量部と、メチルエチルケトン420質量部とを混合することにより、表面処理液I−1を調製した。
また、表面処理液I−1の調製において、メチルエチルケトンを945質量部とした以外は同様にして、表面処理液I−2を調製した。
また、表面処理液I−1の調製において、メチルエチルケトンを157.5質量部とした以外は同様にして、表面処理液I−4を調製した。
また、表面処理液I−1の調製において、メチルエチルケトンを5145質量部とした以外は同様にして、表面処理液I−5を調製した。
また、表面処理液IIの調製において、粒子(信越化学工業社製、「QCB−100」、材質:シリカ、粒子径:200nm)を用いた以外は同様にして、表面処理液IIIを調製した。
上型と下型とから構成される金型を準備した。金型は、上型と下型とを接近させて型締めすることにより、略長尺板状のブレード部二つ分の大きさを有するキャビティが内部に形成される。このキャビティには、対向する二つの収容部が設けられている。これら各収容部には、断面L字状に折り曲げ形成された金属製の長尺板材(板厚2mm)からなる金属製の支持体の板状部がそれぞれ配置できるように構成されている。
試料1のクリーニングブレードの作製において、表面処理液I−1への浸漬後、エッジ部の基材表面に付着した表面処理液I−1を拭き取った後、さらに、表面処理液1−5に浸漬させた。その後は、試料1のクリーニングブレードの作製と同様にして試料5のクリーニングブレードを作製した。
表面処理液Iに代えて表面処理液IIを用い、試料1のクリーニングブレードの作製と同様にして試料6のクリーニングブレードを作製した。また、表面処理液Iに代えて表面処理液IIIを用い、試料1のクリーニングブレードの作製と同様にして試料7のクリーニングブレードを作製した。なお、試料6、試料7のクリーニングブレードでは、外層に、当該外層の厚みよりも大きい所定の粒子が多数保持されており、外層表面に粒子による突起が多数形成されていた。また、粒子の粒子径を、上述した測定方法により測定した。
試料1のクリーニングブレードの作製において、表面処理液への浸漬後、エッジ部の基材表面に付着した表面処理液を拭き取った。その後は、試料1のクリーニングブレードの作製と同様にして試料3Cのクリーニングブレードを作製した。
ブレード部を表面処理液に全く浸漬せず、かつ、紫外線照射も行わなかったものを試料4Cのクリーニングブレードとした。
静・動摩擦係数測定器(協和界面科学社製、「Triboster500」)を用い、ステージ上に固定したブレード部のエッジ部に、垂直荷重W=100gを接触子により加え、ステージを7.5mm/秒の速度で水平方向に1cm移動させた。この時のブレードと接触子との間に生じた摩擦力Fから、エッジ部表面の動摩擦係数(F/W)を測定した。なお、エッジ部表面の動摩擦係数の値が小さいほど、長期にわたってブレード部のめくれを抑制しやすいといえる。
各試料のクリーニングブレードにおけるブレード部に潤滑剤を塗布することなく、ブレード部のエッジ部を、デジタル複写機(リコー社製、「imagio MPC4000」の感光ドラムと摺接するように組み付けた。そして、32.5%×85%RHの環境下、A4サイズの用紙を用いて20,000枚印刷した。この際に、ブレード部のめくれが発生しなかった場合を、耐めくれ性を有するとして「A」とした。また、ブレード部のめくれが発生した場合を、耐めくれ性を有さないとして「C」とした。
各試料のクリーニングブレードのエッジ部を、デジタル複写機(リコー社製、「imagio MPC4000」)の感光ドラムと摺接するように組み付けた。そして、23℃×55%RHの環境下、A4サイズの用紙を用いて100,000枚印刷した。当該耐久後、各試料のクリーニングブレードを取り出し、エッジ部の欠けの有無を調査した。また、併せて、上記耐久後、上記デジタル複写機の帯電ロールの表面に、市販のテープ(オカモト社製、「No.300」)を貼り付けた後、テープを剥離した。そして、当該テープの貼り付け面積に対するトナー汚れ部分の面積率を求めた。
<試料8〜試料12、試料5C〜試料9Cのクリーニングブレードの作製>
実験例1と同様にして、表2に示す構成の各エッジ部を有する試料8〜試料12、試料5C〜試料9Cのクリーニングブレードを作製した。なお、本例では、表面処理液として、表面処理液I−1を用いた。
各クリーニングブレードのエッジ部について、JIS−A硬度を測定した。
2 ブレード部
20 基材
3 エッジ部
31 内層
32 外層
9 相手部材
Claims (4)
- 電子写真機器内の相手部材の表面に残留する残留トナーを除去するために用いられるクリーニングブレードであって、
上記相手部材と摺接させるためのエッジ部を有するブレード部を備え、
上記エッジ部は、上記ブレード部の基材と、基材表面から基材内側にわたって存在する内層と、基材表面から基材外側にわたって存在する外層とを有しており、
上記内層は、アクリル樹脂およびメタクリル樹脂の少なくとも1つと、ポリウレタンゴムとを含み、かつ、厚みが1μm未満であり、
上記外層は、アクリル樹脂およびメタクリル樹脂の少なくとも1つを含み、かつ、厚みが0.02μm以下であり、
上記内層は、上記基材内に含浸した表面処理液の硬化物よりなり、
上記外層は、上記基材表面に付着した表面処理液の硬化物よりなる、クリーニングブレード。 - 上記内層の厚みは、0.5μm以下である、請求項1に記載のクリーニングブレード。
- 上記外層は、上記外層の厚みよりも大きい粒子を多数有している、請求項1または2に記載のクリーニングブレード。
- 上記粒子の粒子径は、10nm以上300nm以下である、請求項3に記載のクリーニングブレード。
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