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JP6651400B2 - 個人情報取得システム - Google Patents
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この発明は、認知症の徘徊者や意識不明者、更には身元不明の遺体などの身元等を特定する場合に好適な個人情報取得システムに関するものである。
従来、身元不明者の身元確認には、本人に関する情報が得られる所持品などがないことから、歯形や歯科治療の履歴情報を頼りにすることが通例であるが、多くの労力と時間が必要であり、これらの問題解決が望まれている。
一方、特許文献1には、全ての歯の歯科情報を含めた身体情報を基に検索を行う識別システムであり、最も確からしい結果から確認するものが開示されている。
また、特許文献2には、歯科情報のみを対象として検索を行う識別システムが開示されている。また、特許文献3には、電子タグ内蔵の入歯システムが開示されている。更に、特許文献4には、情報を記憶したID装置を上顎中切歯または上顎側切歯のいずれかに貼着したものが開示され、特許文献5には、入れ歯の義歯に無線周波数識別タグを備えさせたものが開示されている。
特開2002−95651号公報 特開2009−50632号公報 実用新案登録第3139635号明細書 特開2009−169568号公報 特開2011−50645号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは最も確からしい結果を得るものであり、確実性に欠けるという問題がある。また、特許文献2に記載の発明では、歯科情報に限定された発明であり、人手による検索よりも優れているという程度のものである。更に、特許文献3のものは、人の入れ歯と生存者の組み合わせになっており、適用範囲が狭いという欠点がある。
更に、特許文献4に記載の発明は、セキュリティまで考慮された発明であるものの、アンテナで追跡できる範囲に限定されたもので、例えば他県へ移動したような場合には個人情報を得ることができないものとなっている。
更に、特許文献5に記載の発明は、主に入れ歯の置き忘れや取り違えなどの対策として考えられた発明であり、広範囲に不明者等の個人情報を特定するものではない。
本発明は以上のような従来或いは現状における個人情報取得システムの欠点乃至は問題点に鑑みなされたもので、その目的は、認知症の徘徊者や意識不明者、更には身元不明の遺体などの身元等の特定を、その人の生活範囲などの狭いエリアではなく、基本的にはどこにおいても可能な個人情報取得システムを提供することである。
本発明に係る個人情報取得システムは、所定無線通信方式によりICタグに接続され、前記ICタグに記憶された情報を読み出す複数のリーダ/ライタと、所定無線通信方式により前記複数のリーダ/ライタのいずれかに接続され、情報の書き込みと読み出しを受け、個人情報が記憶されたICタグを有する人体埋込チップと、前記リーダ/ライタにより読み出された情報を可視化して出力する複数のネットワーク接続された複数のコンピュータ装置とを具備し、前記ICタグには、個人情報が多層化されて記憶されており、いずれの層までの個人情報を読み出し可能かリーダ/ライタ毎に設定されているか或いはいずれの層までの個人情報を可視化可能かコンピュータ装置毎に設定されていることを特徴とする。
本発明に係る個人情報取得システムでは、前記ICタグに記憶された情報が暗号化され及び/または情報を読み出し可能なリーダ/ライタが特定されていることを特徴とする。
本発明に係る個人情報取得システムでは、全てのリーダ/ライタが情報読み出し可能であり、このリーダ/ライタに接続された前記人体埋込チップを埋込手術した医療機関のコンピュータ装置が暗号化された情報を復号可能であることを特徴とする。
本発明に係る個人情報取得システムでは、ICタグには、いずれのリーダ/ライタによっても読み出し可能であり、いずれのコンピュータ装置によっても復号可能な初期情報が記憶され、初期情報と個人情報の読み出しが可能なリーダ/ライタを特定するための識別情報が対応付けて記憶され、初期情報と個人情報の可視化が可能なコンピュータ装置を特定するための識別情報が対応付けて記憶されたデータベースがコンピュータ装置に接続され、初期情報の復号を行ったコンピュータ装置は、前記データベースにアクセスして、個人情報の読み出しが可能なリーダ/ライタと、個人情報の可視化が可能なコンピュータ装置と、を特定することを特徴とする。
本発明に係る個人情報取得システムでは、ICタグには、個人情報が多層化されて記憶されており、いずれの層までの個人情報を可視化可能かに関するコンピュータ装置毎の情報が前記データベースに記憶されていることを特徴とする。
本発明に係る個人情報取得システムでは、人体埋込チップは、義歯に埋め込まれることを特徴とする。
本発明によれば、ICタグに記憶された情報を読み出す複数のリーダ/ライタと、リーダ/ライタにより読み出された情報を可視化して出力する複数のネットワーク接続された複数のコンピュータ装置とを具備しているので、上記リーダ/ライタとコンピュータ装置とを、全国に配置し、認知症の徘徊者や意識不明者、更には身元不明の遺体などの身元等の特定を、その人の生活範囲などの狭いエリアではなく、基本的にはどこにおいても特定可能となる。
本発明に係る個人情報取得システムの実施形態の構成図。 本発明に係る個人情報取得システムの実施形態において用いる人体埋込チップの概略図。 本発明に係る個人情報取得システムの実施形態において用いるICタグの構成図。 本発明に係る個人情報取得システムの実施形態において用いるICタグ内の情報の一例を示す図。 本発明に係る個人情報取得システムの実施形態において用いるコンピュータ端末のブロック図。 本発明に係る個人情報取得システムの実施形態において用いるICタグ内の階層分けされた情報の一例を示す図。 本発明に係る個人情報取得システムの実施形態において用いるデータベース内の情報の一例を示す図。
以下添付図面を参照して、本発明の個人情報取得システムの実施形態を説明する。各図において同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。個人情報取得システムでは、人体埋込チップ20を用いる。図2に示すように、人体埋込チップ20は、図2(a)に示すように、ICタグ40が義歯30に埋設され、図2(b)に示すように一体化されたものである。義歯30とされた人体埋込チップ20は、人10の口腔に埋設されている。
人体埋込チップ20のICタグ40は、所定無線通信方式により複数のリーダ/ライタ50のいずれかに接続され、情報の書き込みと読み出しを受け、個人情報が記憶されたものである。本発明において、所定無線通信方式としては、記憶されている個人情報を盗み見られないようにするというセキュリティの観点から、TransferJet(登録商標)、NFC、Bluetooth(登録商標)、UWB、Wi−Fi(登録商標)、などの近距離無線通信方式が好適であるが、中でも通信距離が数cmのTransferJetが最も好適である。ICタグ40は、図3に示されるように、制御部(CPU)41、RAMやROMなどから構成されるメモリ部42、通信部43、電源部44、アンテナ45を備える。メモリ部42に個人情報が記憶される。個人情報が記憶されたメモリ部42の記憶内容の一例を図4に示す。ICタグ40の電力供給についは、電池を内蔵しているアクティブタイプ、電波をエネルギー源とするパッシブタイプ、上記2タイプの両方の電力供給機能を有するセミアクティブタイプがあるが、いずれも用いることができる。従って、図3では電源部44と記載してあるが、「電源部または電圧リミット回路」を意味する。
複数のリーダ/ライタ50は、所定無線通信方式により人体埋込チップ20のICタグ40に接続して、義歯30をセットする人10の個人情報を送り、ICタグ40への情報記憶を行う。また、複数のリーダ/ライタ50は、所定無線通信方式により人体埋込チップ20のICタグ40に接続して、記憶されている個人情報を読み出す。
複数のリーダ/ライタ50には、それぞれ1台のコンピュータ装置であるコンピュータ端末60が接続されている。コンピュータ端末60は、図5に示されるように、CPU61が主メモリ62内のプログラムやデータに基づき各部を制御する構成である。CPU61には、記憶制御部63、入力制御部64、表示制御部65、I/Oポート66、通信インタフェース67が接続されている。記憶制御部63にはプログラム等が記憶された外部記憶部68が接続され、入力制御部64にはキーボードやマウスなどの入力部64Aが接続され、表示制御部65にはLEDなどにより構成される表示部65Aが接続されている。また、I/Oポート66にはリーダ/ライタ50が接続され、通信インタフェース67にはネットワーク70が接続されている。ネットワーク70は、2以上のコンピュータ端末60がメール機能などにより接続可能な環境を意味する。
第1の実施形態では、セキュリティ上の観点から、ICタグ40に記憶された情報が暗号化されている。従って、全てのリーダ/ライタ50により情報の読み出しができても、上記暗号化に対応する復号のための暗号鍵や復号用のプログラムを備えないコンピュータ端末60は、復号を行うことができない。
復号を行うことができない場合には、ネットワーク70を介して電子メールなどで全てのコンピュータ端末60へ復号が可能なコンピュータ端末60を問い合わせて探すか、ネットワーク70を介して電子メールなどで全てのコンピュータ端末60へ呼びかけて暗号鍵をネットワーク70を介して入手する。このために、ICタグ40に暗号化していないコードなどの情報を記憶しておき、これをリーダ/ライタ50により読み出し、コンピュータ端末60において表示するなどし、これを用いて、復号が可能なコンピュータ端末60を探すか、暗号鍵をネットワーク70を介して入手する。これにより最終的に個人情報を得ることができる。
第2の実施形態では、情報読み出し可能なリーダ/ライタ50が特定されている。つまり、特定のリーダ/ライタ50のみで読み出しが可能とした設定を行う。これは、例えば所定の通信方式(例えばTransferJet)を用いた場合に設定でき、システムを使用する者が、AA警察署のリーダ/ライタ50で読み出し可能と知っているものとする。これによれば、特定の場所において人の個人情報を得ることができる。
第3の実施形態では、全てのリーダ/ライタ50が情報読み出し可能であり、このリーダ/ライタ50に接続された人体埋込チップ20を埋込手術した医療機関のコンピュータ装置が暗号化された情報を復号可能である。この実施形態では、あるリーダ/ライタ50が情報読み出しした個人情報を、埋込手術を行う医療機関のコンピュータ端末60を含む全コンピュータ端末60へネットワーク70を介して送信し、復号して返送してもらうようにする。復号できない場合は返送できない。これにより最終的に個人情報を得ることができる。
第4の実施形態では、ICタグ40には、個人情報が多層化されて記憶されており、いずれの層までの個人情報を読み出し可能かリーダ/ライタ50毎に設定されている。例えば、図6に示すように、個人情報がランクR1からランクR3までに階層化されており、各リーダ/ライタ50の設置場所に、全ての設置場所のリーダ/ライタ50がいずれのランクまで読み出し可能かを記載したシステム案内冊子が配備されている。個人情報のどのランクまでが必要かに合わせて、該当の設置場所へ赴き、個人情報を得ることができる。
第5の実施形態では、ICタグ40には、個人情報が多層化されて記憶されており、いずれの層までの個人情報を可視化可能かコンピュータ装置であるコンピュータ端末60毎に設定されている。第4の実施形態と同様に、例えば、個人情報がランクR1からランクR3までに階層化されて暗号鍵が異なるなどの暗号化がなされており、各コンピュータ端末60の設置場所に、全ての設置場所のコンピュータ端末60がいずれのランクまで可視化可能か(復号可能か)を記載したシステム案内冊子が配備されている。この場合も所望の設置場所へ赴き、個人情報を得ることができる。
第6の実施形態では、ICタグ40には、いずれのリーダ/ライタ50によっても読み出し可能であり、いずれのコンピュータ装置であるコンピュータ端末60によっても復号可能な初期情報が記憶されている。初期情報は数字列や文字列などである。
上記初期情報と個人情報の読み出しが可能なリーダ/ライタ50を特定するための識別情報が対応付けて記憶され、初期情報と個人情報の可視化が可能なコンピュータ装置であるコンピュータ端末60を特定するための識別情報が対応付けて記憶されたデータベース80がコンピュータ装置であるコンピュータ端末60に接続されている。識別情報は、設置場所とリーダライタ名称或いはコンピュータ名称とすることができる。具体的には、図7に示すようなテーブルを有するデータベース80が、図1のネットワーク70に接続さている。
初期情報の復号を行ったコンピュータ装置であるコンピュータ端末60は、上記データベース80にネットワーク70を介してアクセスして、個人情報の読み出しが可能なリーダ/ライタ50と、個人情報の可視化が可能なコンピュータ装置であるコンピュータ端末60と、を特定する。これらの揃った設置場所に人を連れて行き、或いは搬送し、個人情報を得ることができる。この第6の実施形態において、ICタグ40には、個人情報が多層化されて記憶されており、各コンピュータ端末60がいずれの層までの個人情報を可視化可能か或いは、各リーダ/ライタ50がいずれの層までの個人情報を読み出し可能かについての情報が上記初期情報に対応付けられてデータベース80に記憶されていても良い。これにより、個人情報の必要な範囲を所要の場所に赴き、得ることができる。また、コンピュータ端末の識別情報をメールアドレスとして、データベース80からメールアドレスを得て、これを用いて暗号化された個人情報をコンピュータ端末60へ送って復号して返送してもらうようにしても良い。
10 人
20 人体埋込チップ
30 義歯
40 ICタグ
41 制御部
42 メモリ部
43 通信部
44 電源部
45 アンテナ
50 リーダ/ライタ
60 コンピュータ端末
61 CPU
62 主メモリ
63 記憶制御部
64 入力制御部
64A 入力部
65 表示制御部
65A 表示部
66 I/Oポート
67 通信インタフェース
68 外部記憶部
70 ネットワーク
80 データベース

Claims (6)

  1. 所定無線通信方式によりICタグに接続され、前記ICタグに記憶された情報を読み出す複数のリーダ/ライタと、
    所定無線通信方式により前記複数のリーダ/ライタのいずれかに接続され、情報の書き込みと読み出しを受け、個人情報が記憶されたICタグを有する人体埋込チップと、
    前記リーダ/ライタにより読み出された情報を可視化して出力する複数のネットワーク接続された複数のコンピュータ装置と
    を具備し、
    前記ICタグには、個人情報が多層化されて記憶されており、いずれの層までの個人情報を読み出し可能かリーダ/ライタ毎に設定されているか或いはいずれの層までの個人情報を可視化可能かコンピュータ装置毎に設定されている
    ことを特徴とする個人情報取得システム。
  2. 前記ICタグに記憶された情報が暗号化され及び/または情報を読み出し可能なリーダ/ライタが特定されていることを特徴とする請求項1に記載の個人情報取得システム。
  3. 全てのリーダ/ライタが情報読み出し可能であり、このリーダ/ライタに接続された前記人体埋込チップを埋込手術した医療機関のコンピュータ装置が暗号化された情報を復号可能であることを特徴とする請求項2に記載の個人情報取得システム。
  4. ICタグには、いずれのリーダ/ライタによっても読み出し可能であり、いずれのコンピュータ装置によっても復号可能な初期情報が記憶され、
    初期情報と個人情報の読み出しが可能なリーダ/ライタを特定するための識別情報が対応付けて記憶され、初期情報と個人情報の可視化が可能なコンピュータ装置を特定するための識別情報が対応付けて記憶されたデータベースがコンピュータ装置に接続され、
    初期情報の復号を行ったコンピュータ装置は、前記データベースにアクセスして、個人情報の読み出しが可能なリーダ/ライタと、個人情報の可視化が可能なコンピュータ装置と、を特定することを特徴とする請求項2に記載の個人情報取得システム。
  5. ICタグには、個人情報が多層化されて記憶されており、いずれの層までの個人情報を可視化可能かに関するコンピュータ装置毎の情報が前記データベースに記憶されていることを特徴とする請求項4に記載の個人情報取得システム。
  6. 人体埋込チップは、義歯に埋め込まれることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の個人情報取得システム。
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