JP6651785B2 - 粒状物の貯蔵方法、粒状物貯蔵及び輸送容器、及びそれらを用いた押出成形方法 - Google Patents
粒状物の貯蔵方法、粒状物貯蔵及び輸送容器、及びそれらを用いた押出成形方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6651785B2 JP6651785B2 JP2015204401A JP2015204401A JP6651785B2 JP 6651785 B2 JP6651785 B2 JP 6651785B2 JP 2015204401 A JP2015204401 A JP 2015204401A JP 2015204401 A JP2015204401 A JP 2015204401A JP 6651785 B2 JP6651785 B2 JP 6651785B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inert gas
- container
- closed
- closed container
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
(1)
不活性ガス導入管、
不活性ガス排出管及び
それぞれを密閉する機構および装置を備えており、密閉容器内に粒状物が充填された状態において、不活性ガスを注入した状態で輸送する事を特徴とする粒状物の貯蔵及び輸送容器。
(2)開口部を開口状態とした密閉容器の内部に、粒状物を充填する際、不活性ガス導入管を介して不活性ガスを導入しながら粒状物を充填する事を特徴とする(1)に記載の粒状物貯蔵および輸送容器。
(3)不活性ガス導入管及び不活性ガス排出管を設置し、且つ、(2)に記載の方法で密閉容器の内部を粒
状物で充填した状態において、開口部を閉鎖し、次いで、不活性ガス導入管を介して密閉容器内部に不
活性ガスを導入し、密閉容器内部に導入された不活性ガスを、不活性ガス排出管を介して排出し、以て、密閉容器内部を不活性ガスで置換し、その後、密閉容器から不活性ガス導入管及び不活性ガス排出管を封鎖し、密閉容器の開口部を密閉することを特徴とする(1)に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器。
(4)酸素透過率が100cm3/(m2・24h・atm)以下であり、40゜C、90%RHにおける水蒸気透過率が0.1g/(m2・24時間)以下である密閉容器を使用し、
粒状物1グラム当たりの溶存酸素ガス量が0.015cm3以下である粒状物で密閉容器の内部を充填し
た状態として、開口部を仮閉鎖し、密閉容器内部の雰囲気の酸素ガス濃度を2体積%以下とした状態で、密閉容器の開口部を閉鎖することを特徴とする(1)に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器。
(5)水分量が2×102ppm以下である粒状物で密閉容器の内部を充填した状態として、開口部を仮閉
鎖し、密閉容器内部の雰囲気の全水分量を、粒状物1グラム当たり0.2mg以下とした状態で、密閉
容器の開口部を閉鎖することを特徴とする(1)に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器。
(6)密閉容器内部に導入された不活性ガスを、減圧状態にある不活性ガス排出管を介して不活性ガス廃
棄部へ排出することを特徴とする粒状物の保管方法。
(7)密閉容器内部に酸素ガス吸収剤を同梱することを特徴とする(1)に記載の粒状物の貯蔵及び輸送容器。
(8)密閉容器内部の圧力を1.3×104Pa以下とすることを特徴とする(1)及び(7)に記載の粒状物の貯蔵及び輸送容器。
(9)密閉容器は、SUS系金属からなる金属コンテナである事を特徴とする(1)〜(7)に記載の
粒状物貯蔵及び輸送容器。
(10)粒状物はポリカーボネート樹脂から成ることを特徴とする(1)〜(7)に記載の粒状物の貯蔵
及び輸送容器。
(11)(10)に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器により、輸送された原料を用いて、溶融押出成形法
を用いて製造されたポリカーボネート樹脂シート又はフィルムの製造方法。
(12)押出機直上に設置されている原料供給ホッパー中へ不活性ガスを挿入し、ホッパー内の酸素濃度を2.0×103ppm以下で管理しながら成形する事を特徴とする(11)に記載された方法で製造されたシート又はフィルムの製造方法。
(13)ホッパーへ原料を供給する際に本発明の粒状物の貯蔵および輸送容器へ不活性ガスを挿入しながら、粒状物の貯蔵および輸送容器を開封する事を特徴とする(12)に記載のシート又はフィルムの製造方法。
実施形態は本願発明の範囲を限定するものではない。すなわち、当業者であれば本願発明の原理の範囲で、他の実施形態を採用することが可能である。
コンテナは、ペレットの投入口と、ペレットの抜き出し管を有するもので、抜き出し管の途中に開閉バルブを有する。コンテナ内部は清浄な状態でペレットを封入することが必要であり、また、ペレット封入後は、外部から異物の侵入が無いようにシールドされていることが必要である。
不活性ガスの供給は、窒素ガスを高圧充填された窒素タンクから配管を通して、コンテナの下方のペレットの抜き出し管に設置された不活性ガス導入管から供給され、コンテナ上方のペレットの投入口のふたに不活性ガス排出管を設け、この開口部からコンテナ内部の排気をおこない、空気から不活性ガスへ置換する。不活性ガス導入管及び不活性ガス排出管は、鉄やステンレス鋼、真鍮といった金属、合金から作製すればよい。不活性ガス源から、配管、不活性ガス導入管及び複数の貫通孔やスリット部を介して、密閉容器の内部に不活性ガスが導入される。排出管から出た不活性ガスは、必要に応じて、不活性ガス源にて回収される。また、粒状物が排出されないよう適切な大きさのフィルターを設置してもよい。
限定するものではないが、コンテナ内部において、離れた位置に不活性ガス導入管及び排出管を配する。更には、コンテナ内部において、不活性ガス導入管及び排出管が最も離れて位置するように、あるいは又、出来る限り離れて位置するように、配置することが一層好ましい。
更には、以上に説明した好ましい形態、構成を含む本発明の粒状物の貯蔵および輸送方法にあっては、コンテナ内部に酸素ガス吸収剤を設置する構成とすることができる。尚、密閉容器内部に酸素ガス吸収剤を同梱する構成として、例えば、密閉容器内部に貯蔵された粒状物1kgに対して、小袋に入れられた酸素ガス吸収剤(例えば、三菱ガス化学株式会社製、脱酸素剤RP−20A)を2個、封入すればよい。密閉容器内部に気相として残存する酸素を確実に吸収できるように、密閉容器内部の雰囲気に併せ、封入量を調整することが好ましい。
ここで、酸素ガス吸収剤は、酸化鉄系酸素ガス吸収剤から成る形態とすることもできるし、あるいは又、有機化合物系酸素ガス吸収剤から成る形態とすることができる。鉄分が酸素と化学的に反応して脱酸素する酸化鉄系酸素ガス吸収剤として、具体的には、三菱ガス化学株式会社製のエージレスを挙げることができる。酸化鉄系酸素ガス吸収剤には、環境に存在する水分に触れて酸素吸収を開始する水分依存型のFX型、自力反応型のSA型、Z−PT型、E型がある。アスコルビン酸やカテコールが酸素と反応して脱酸素する有機化合物系酸素ガス吸収剤として、具体的には、三菱ガス化学株式会社製のエージレスを挙げることができ、自力反応型であるGL型がある。また、金属・電子部品類の酸化・吸湿・変色を防止する目的で、三菱ガス化学株式会社が製造しているRPシステムを使用することも可能である。酸素ガス吸収剤を密閉容器内部に同梱することによって、密閉容器内部を、一層確実に無酸素・無水分の環境とすることができる。吸収量によって、種々の製品が流通している。
コンテナとしては、一般的にはステンレス製、鉄製が使用され、大きさは縦6m×横2.4m×高さ2.6m程度である。ポリエチレンフイルム等の内袋が装着されていてもよい。しかし、ガスの置換時間が余り長くならないように、大きすぎない容積を有する。また、内部が真空になっても外部の大気圧に十分に耐えられる耐圧強度を有する。
不活性ガス導入管及び不活性ガス排出管の開口部を仮閉鎖とする(密閉状態とする)ことができるような厚さ及び柔軟性の度合とすればよい。不活性ガス導入管及び不活性ガス排出管は、金属(例えば、鉄やアルミニウム)、合金(例えば、ステンレス鋼やアルミニウム合金、真鍮)、あるいは、プラスチックから作製すればよい。
ペレットをコンテナに充填する際から、不活性ガスの供給を行う。ペレット投入口を閉じ、不活性ガスの排気口を開け、不活性ガスが高圧充填されたタンクから配管を通して、コンテナの下方のペレットの抜き出し管から不活性ガスが供給され、コンテナ上方のガスの排気口からコンテナ内部に排気され、コンテナ内は空気から不活性ガスへ置換される。
不活性ガス導入管及び不活性ガス排出管は、鉄やステンレス鋼、真鍮といった金属、合金から作製すればよい。不活性ガス源から、配管、不活性ガス導入管及び複数の貫通孔やスリット部を介して、密閉容器の内部に不活性ガスが導入される。排出管から出た不活性ガスは、必要に応じて、不活性ガス源にて回収される。また、粒状物が排出されないよう適切な大きさのフィルターを設置してもよい。
窒素ガスをコンテナ内に注入すると、コンテナ内の空気が押し出され、排気管から排気される。酸素測定器により、排気された空気の酸素濃度を測定する。この酸素濃度が、2.0体積%以下になったら、コンテナ内は、不活性ガス雰囲気下であるとする。コンテナ内が不活性ガス(窒素ガス)雰囲気下になった後、窒素ガスの注入を停止し、不活性ガスの排気口を密閉閉鎖することで完了する。
本発明の粒状物の貯蔵方法においては、粒状物1グラム当たりの溶存酸素ガス量が0.015cm3以下である粒状物で密閉容器の内部を充填した状態として、開口部を閉鎖し、密閉容器内部の雰囲気の酸素ガス濃度を2.0体積%以下、好ましくは1.5体積%以下、より好ましくは1体積%(1.0×103ppm)以下とした状態で、密閉容器の開口部を密閉する形態とすることができる。
不活性ガスとしては、窒素ガス、炭酸ガス、アルゴン、ヘリウムなどを挙げることができるが、窒素ガスを用いることが経済面から好ましい。不活性ガスとして窒素ガスを用いる場合、不活性ガス源として市販の窒素ガスボンベ等を挙げることができるが、ボンベ等の交換が煩雑であること、及び経済面から、低コストで簡便な不活性ガス源として、分離膜方式若しくはPSA方式の窒素ガス発生装置とすることが望ましい。一方、環境からの酸素除去を考えた場合、窒素ガス純度が高いボンベの使用が好ましい。
以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明の粒状物の貯蔵方法においては、あるいは又、以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明の粒状物貯蔵装置においては、粒状物として、具体的には、熱可塑性樹脂、より具体的には、熱可塑性樹脂ペレットおよびフレークを挙げることができ、例えばポリカーボネート樹脂、シクロオレフィンポリマー系樹脂とすることもできる。尚、粒状物の形状として、ペレット状、球状、円盤状等を例示することができる。
ポリカーボネートは、公知の方法に基づき合成することができ、例えば、界面重合法、ピリジン法、エステル交換法、環状カーボネート化合物の開環重合法をはじめとする各種の合成方法を挙げることができる。具体的には、芳香族ジヒドロキシ化合物又はこれと少量のポリヒドロキシ化合物と、一般にホスゲンとして知られている塩化カルボニル、又は、ジメチルカーボネートやジフェニルカーボネートに代表される炭酸ジエステル、一酸化炭素や二酸化炭素と云ったカルボニル系化合物とを、反応させることによって得られる、直鎖状、又は、分岐していても良い熱可塑性芳香族ポリカーボネートの重合体又は共重合体である。
シクロオレフィンポリマー系樹脂のモノマーの例として、シクロペンタジエン、シクロペンタジエン3量体、テトラシクロドデセン、アルキル基置換テトラシクロドデセン,アルキリデン基置換テトラシクロドデセン、ノルボルネン,アルキル基置換ノルボルネン、アルキリデン基置換ノルボルネン等を上げることができる。
これらは、1種単独で、または数種以上を併用することができる。
また、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘプテン、シクロオクテン、ジシクロペンタジエンなどのシクロオレフィン、エチレン、プロピレン、ブテンなどのオレフィン系化合物、4−ビニルシクロヘキセン、4−ビニルシクロヘキサンなどのビニル系環状炭化水素化合物、スチレン、α―メチルスチレ
ンなどのスチレン系化合物、メチルメタクリレートなどアクリレート化合物と共重合してもよい。
本発明の粒状物には、酸化防止剤以外にも、添加剤として、フェノール系やリン系、硫黄系の熱安定剤;ベンゾトリアゾール系やベンゾフェノン系の紫外線吸収剤;カルボン酸エステル、ポリシロキサン化合物、パラフィンワックス(ポリオレフィン系)、ポリカプロラクトン等の離型剤;帯電防止剤等を添加してもよい。
以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明の粒状物の貯蔵方法において、粒状物の溶存酸素ガス量の測定方法として、粒状物の飽和溶存酸素量を質量変化によって測定し、被測定サンプルに溶存酸素を飽和吸収させた場合の質量変化との比較に基づき求める方法、脱酸素された有機溶媒、例えば、メチレンクロライド等に粒状物を溶解させ、溶存酸素を溶媒中に溶存させ、溶存酸素濃度を有機溶媒用溶存酸素計にて直接測定する方法、メチレンクロライド等に粒状物を溶解させて得られたポリマー溶液を窒素ガス中で加熱、又は、窒素ガスにてバブリングすることで酸素を大気中に放出させ、それを酸素検知液にて定量する方法等を挙げることができる(例えば、Journal of Appiled Polymer Science Vol.10 P843−857 参照)。あるいは又、日本ベル株式会社製全自動昇温脱離スペクトル装置TPD−MASS(TPD−1−AT)を使用し、質量1.2グラムの試料をキャリアガスであるHeガス(ガス流量50cc/分)中において、30゜Cから、昇温速度10゜C/分で150゜Cまで昇温し、30分保持し、その間に排出された酸素量を定量する方法を挙げることができる。
無酸素コンテナのペレット抜き出し管と押し出し機のホッパーを金属管および金属フレキ管で連結し、押し出し機直上のホッパーに不活性ガスを注入し、十分空気から置換した後で、コンテナ付属の不活性ガス挿入管から不活性ガスを導入、ペレット抜き出し管のバルブを開き、その後、不活性ガス排出管を開放する事で、ペレットを押し出し機のホッパーへ移送する。十分な不活性ガスへの置換とは、ホッパー内の酸素濃度が、2.0体積%以下である事を意味する。
また、無酸素コンテナが、押し出し機のホッパーより十分高い位置にあるときは、重力によって完全に移送することが可能であるが、重力で完全に移送できないときは、不活性ガスによる圧送を用いて、空送する方法も使用できる。
本発明の粒状物の貯蔵および輸送容器にて貯蔵された原料である熱可塑性樹脂ペレットを使用して、押出成形方法によって成形品を成形することができる。
本発明の粒状物の貯蔵および輸送方法にて包装された粒状物(原料熱可塑性樹脂ペレット)を原料として用いることを特徴とする。
(a)ダイを有し、原料熱可塑性樹脂ペレットを、可塑化、溶融するための加熱シリンダー(バレルとも呼ばれる)、及び、
(b)加熱シリンダーに取り付けられ、加熱シリンダーに原料熱可塑性樹脂ペレットを供給するためのホッパー、
を備えている。尚、押し出されたシート又はフィルムの表面が平滑性を要求される場合には、押出成形機は、更に、
(c)平滑な表面を転写されるための複数の鏡面ロール、及び、
(d)必要に応じて保護フィルムを貼付けるための装置、所定長さに切断するための装置、又は、巻き取り装置、を備えていることが好ましい。そして、原料熱可塑性樹脂ペレットが投入されたホッパー内の雰囲気を、酸素ガス濃度2.0体積%(2.0×103ppm)以下とする形態とすることができる。また、原料熱可塑性樹脂ペレットが投入されたホッパー内の圧力を、1.3×104Pa以下とする形態とすることができる。
(a)ダイを有し、原料熱可塑性樹脂ペレットを、可塑化、溶融するための加熱シリンダー、及び、
(b)加熱シリンダーに取り付けられ、加熱シリンダーに原料熱可塑性樹脂ペレットを供給するためのホッパー、を備えている。そして、加熱シリンダーには排気口(ベント部)が設けられており、原料熱可塑性樹脂ペレットを、可塑化、溶融するときの加熱シリンダー内の雰囲気を、酸素ガス濃度2×103ppm以下とする形態とすることができる。あるいは、加熱シリンダーには排気口(ベント部)が設けられており、原料熱可塑性樹脂ペレットを、可塑化、溶融するときの加熱シリンダー内の圧力を、1.3×104Pa以下とする形態とすることができる。
(c)不活性ガス源、及び、
(d)不活性ガス源からの不活性ガスを加熱シリンダー内に導入するための配管、
を備えていることが好ましい。
実施例1は、本発明の粒状物貯蔵及び輸送容器に関する。また、実施例1は、熱可塑性樹脂の押出成形方法に関し、更には、押出成形機の第1の形態に関する。尚、以下の説明において、「粒状物」という用語を、「原料熱可塑性樹脂ペレット」という用語で置き換えて説明を行う場合がある。
不活性ガス導入管71、
不活性ガス排出管73、並びに、
開口部61を介して密閉容器60の内部に接続された不活性ガス導入管71及び不活性ガス排出管73と開口部61との間を密閉状態として、粒状物が充填された密閉容器60の開口部61を仮閉鎖する仮閉鎖装置80、を備えている。そして、密閉容器60内に粒状物が充填された状態において、不活性ガス導入管71に設けられた不活性ガス導入部、及び、不活性ガス排出管73に設けられた不活性ガス排出部は、粒状物によって非露出状態に置かれる。
密閉容器中で保管直後の原料熱可塑性樹脂ペレットにおける溶存酸素ガス量
溶存酸素ガス量[B]:
密閉容器中で保管し、密閉容器を開封した直後の原料熱可塑性樹脂ペレットにおける溶存酸素ガス量
溶存酸素ガス量[C]:
成形に使用される直前の原料熱可塑性樹脂ペレットにおける溶存酸素ガス量
(a)ダイ111を有し、原料熱可塑性樹脂ペレットを、可塑化、溶融するための加熱シリンダー(バレルとも呼ばれる)110、及び、
(b)加熱シリンダー110に取り付けられ、加熱シリンダー110に原料熱可塑性樹脂ペレットを供給するためのホッパー120、
を備えている。そして、更に、
(c)不活性ガス源130、及び、
(d)不活性ガス源130からの不活性ガスを加熱シリンダー110内に導入するための配管132、
を備えている。尚、スクリュー駆動装置118によってスクリュー115の駆動が制御されるが、スクリュー115はスクリュー駆動装置118によって回転させられる。また、スクリュー駆動装置118とスクリュー115を連結する加熱シリンダー110の後端部を密閉構造とし、例えば密閉部分に不活性ガスを導入できるような構造となっている。
実施例1と同様の方法で合成・製造されたポリカーボネート樹脂ペレットを紙袋に詰め、1ヶ月間、室温にて放置した。その後、ポリカーボネート樹脂ペレットを押出成形機に配設されたホッパー内に、直ちに投入した。そのときの溶存酸素ガス量[C]の測定値は、表2に示したと同じ値であった。尚、ホッパー内の雰囲気を大気雰囲気とした。実施例1と同じ成形条件にて得られた比較例1の成形品の30cm平行透過率、YI値、残存有機溶媒の濃度、溶液YI値のそれぞれの値は、表2に示したと同じ値であった。
実施例2は、実施例1の変形である。実施例2にあっては、更に、密閉容器60の内部の圧力を1.3×104Pa以下とした。原料熱可塑性樹脂ペレット(原料ポリカーボネート樹脂ペレット)の製造直後、原料熱可塑性樹脂ペレットを密閉容器60の内部に収納し、真空ポンプを用いて密閉容器60の内部を真空引きすることで、密閉容器60の内部におけるこのような雰囲気を得た。
実施例3は、実施例1の変形である。実施例3にあっては、密閉容器60の内部に酸素ガス吸収剤を同梱した。そして、実施例1と同様に、密閉容器60の内部の酸素ガス濃度を1×103ppm以下とした。
実施例1と同じ原料熱可塑性樹脂ペレットを実施例1と実質的に同じように密閉容器60で貯蔵し、実施例1と同じ時間、保管した。密閉容器60の不活性ガス導入管に窒素を導入し、その後不活性ガス排出管を開放した。原料熱可塑性樹脂ペレットを押出成形機に配設されたホッパー内(ホッパー内は窒素で充満)とペレット排出口と金属フレキ配管を接続し、酸素に触れない状態で直ちに投入した。溶存酸素ガス量[C]は、0.015cm3/グラム以下であった。また、成形品にあっては、平行透過率は65%以上、YI値は18以下、残存有機溶媒の濃度が4×102ppm以下、溶液YI値が2.1以下を満足していた。
実施例4も、実施例1の変形であり、押出成形機の第2の形態を採用した。即ち、原料熱可塑性樹脂ペレットが投入されたホッパー内の圧力を1.3×104Pa以下とした。尚、原料熱可塑性樹脂ペレットが投入されたホッパー内の圧力をこのような圧力とするためには、真空ポンプを用いてホッパー内を真空引きすればよい。この点を除き、実施例18の熱可塑性樹脂の押出成形方法は、実施例1の熱可塑性樹脂の押出成形方法と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
実施例5も、実施例1の変形であり、押出成形機の第3の形態を採用した。即ち、実施例5にあっては、図4に押出成形機の概念図を示すように、加熱シリンダーには排気口(ベント部)119が設けられている。実施例5あるいは後述する実施例6における押出成形機は、基本的には、図7に示した押出成形機と同じ構成、構造を有している。但し、排気口(ベント部)119が圧縮ゾーンに設けられている点が相違している。
実施例6も、実施例1の変形であり、押出成形機の第4の形態を採用した。即ち、実施例6にあっては、実施例5と同様に、加熱シリンダーには排気口(ベント部)119が設けられている。そして、原料熱可塑性樹脂ペレットを、可塑、溶融するときの加熱シリンダー内の圧力を、1.3×104Pa以下とする。尚、加熱シリンダー内をこのような雰囲気とするためには、排気口(ベント部)119を介して真空ポンプによって減圧すればよい。この点を除き、実施例6の熱可塑性樹脂の押出成形方法は、実施例1の熱可塑性樹脂の押出成形方法と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
Claims (12)
- 密閉容器と、
前記密閉容器の上部に粒状物の投入口である開口部と、
前記密閉容器の下部に前記粒状物の抜き出し管と、
前記抜き出し管に設けた不活性ガス導入管と、
前記開口部の押さえ部材に設けた不活性ガス排出管と、
前記不活性ガス導入管を密閉する機構および装置と、
前記不活性ガス排出管を密閉する機構および装置と
を備え、前記密閉容器内に粒状物が充填され、不活性ガスを注入した状態で輸送するための粒状物の貯蔵及び輸送容器。 - 前記開口部を開口状態とした前記密閉容器の内部に、粒状物を充填する際、前記不活性ガス導入管を介して不活性ガスを導入しながら粒状物を充填する事を特徴とする請求項1に記載の粒状物貯蔵および輸送容器。
- 前記開口部を閉鎖し、次いで、前記不活性ガス導入管を介して前記密閉容器内部に不活性ガスを導入し、前記密閉容器内部に導入された不活性ガスを、前記不活性ガス排出管を介して排出し、以て、前記密閉容器内部を不活性ガスで置換し、その後、前記密閉容器から前記不活性ガス導入管及び前記不活性ガス排出管を封鎖し、前記密閉容器の開口部を密閉することを特徴とする請求項2に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器。
- 酸素透過率が100cm3/(m2・24h・atm)以下であり、40゜C、90%RHにおける水蒸気透過率が0.1g/(m2・24時間)以下である前記密閉容器を使用し、粒状物1グラム当たりの溶存酸素ガス量が0.015cm3以下である粒状物で前記密閉容器の内部を充填した状態として、前記開口部を仮閉鎖し、前記密閉容器内部の雰囲気の酸素ガス濃度を2体積%以下とした状態で、前記密閉容器の前記開口部を閉鎖することを特徴とする請求項1に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器。
- 水分量が2×102ppm以下である粒状物で前記密閉容器の内部を充填した状態として、前記開口部を仮閉鎖し、前記密閉容器内部の雰囲気の全水分量を、粒状物1グラム当たり0.2mg以下とした状態で、前記密閉容器の前記開口部を閉鎖することを特徴とする請求項1に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器。
- 前記密閉容器内部に酸素ガス吸収剤を同梱することを特徴とする請求項1に記載の粒状物の貯蔵及び輸送容器。
- 前記密閉容器内部の圧力を1.3×104Pa以下とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の粒状物の貯蔵及び輸送容器。
- 前記密閉容器は、SUS系金属からなる金属コンテナである事を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の粒状物貯蔵及び輸送容器。
- 前記粒状物はポリカーボネート樹脂から成ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の粒状物の貯蔵及び輸送容器。
- 請求項9に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器により、輸送された原料を用いて、溶融押出成形法を用いて製造されたポリカーボネート樹脂シート又はフィルムの製造方法。
- 押出機直上に設置されている原料供給ホッパー中へ不活性ガスを挿入し、ホッパー内の酸素濃度を2.0×103ppm以下で管理しながら成形する事を特徴とする請求項10に記載された方法で製造されたシート又はフィルムの製造方法。
- ホッパーへ原料を供給する際に、請求項9に記載の粒状物の貯蔵および輸送容器へ不活性ガスを挿入しながら、前記粒状物の貯蔵および輸送容器を開封する事を特徴とする請求項11に記載のシート又はフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015204401A JP6651785B2 (ja) | 2015-10-16 | 2015-10-16 | 粒状物の貯蔵方法、粒状物貯蔵及び輸送容器、及びそれらを用いた押出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015204401A JP6651785B2 (ja) | 2015-10-16 | 2015-10-16 | 粒状物の貯蔵方法、粒状物貯蔵及び輸送容器、及びそれらを用いた押出成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017074980A JP2017074980A (ja) | 2017-04-20 |
| JP6651785B2 true JP6651785B2 (ja) | 2020-02-19 |
Family
ID=58550880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015204401A Active JP6651785B2 (ja) | 2015-10-16 | 2015-10-16 | 粒状物の貯蔵方法、粒状物貯蔵及び輸送容器、及びそれらを用いた押出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6651785B2 (ja) |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1053217A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Calbee Foods Co Ltd | 袋詰め装置及びその方法 |
| JP3409974B2 (ja) * | 1996-08-23 | 2003-05-26 | 同和鉱業株式会社 | 大気との接触を嫌う粉体の保存・運搬具 |
| JP3022448B2 (ja) * | 1997-11-04 | 2000-03-21 | 川崎重工業株式会社 | 密閉系用粉粒体供給装置 |
| JPH11292019A (ja) * | 1998-04-08 | 1999-10-26 | Ishida Co Ltd | 包装物の成形方法 |
| JP2000168725A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-20 | Teijin Chem Ltd | 樹脂粒状体の輸送方法 |
| JP4779137B2 (ja) * | 2005-10-25 | 2011-09-28 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | 容器へのガス供給用システム及び容器へのガス供給方法 |
| DE102005056740A1 (de) * | 2005-11-29 | 2007-05-31 | Degussa Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Transportieren von Schüttgütern |
| JP4827520B2 (ja) * | 2005-12-21 | 2011-11-30 | 出光興産株式会社 | 樹脂ペレット貯蔵装置及びその清掃方法 |
| US20150203225A1 (en) * | 2012-08-27 | 2015-07-23 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Method of packaging particle-like material, and packaging machine for a particle-like material |
| CN203143150U (zh) * | 2013-04-09 | 2013-08-21 | 长兴铁鹰电气有限公司 | 一种氧化铅粉的贮存装置 |
| JP2015007188A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 三菱化学株式会社 | ポリカーボネートの製造方法 |
-
2015
- 2015-10-16 JP JP2015204401A patent/JP6651785B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2017074980A (ja) | 2017-04-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6179518B2 (ja) | 粒状物の包装方法、及び、粒状物包装装置 | |
| JP6803302B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂成形品の製造方法、およびポリカーボネート樹脂成形品 | |
| JP7128608B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品および製造方法 | |
| CN102781640A (zh) | 聚碳酸酯树脂粒料的制造方法 | |
| CN107207842B (zh) | 含有聚乙烯蜡的聚碳酸酯组合物 | |
| CN107849260A (zh) | 使聚合物脱水的方法及由其制成的聚合物 | |
| JP6651785B2 (ja) | 粒状物の貯蔵方法、粒状物貯蔵及び輸送容器、及びそれらを用いた押出成形方法 | |
| KR20120090051A (ko) | 개선된 용융 안정성을 갖는 폴리카보네이트 조성물 | |
| CN102666702B (zh) | 具有改善的光学性能的聚碳酸酯组合物 | |
| CN103781847B (zh) | 清洗用热塑性树脂组合物和清洗方法 | |
| JP6468187B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物およびポリカーボネート樹脂組成物を用いた蛍光検出分析基板 | |
| JP6176066B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 | |
| CN101889058B (zh) | 树脂组合物、其成型品和终端装置的键 | |
| HK1190668A (en) | Production method of molded article of polycarbonate resin, and molded article of polycarbonate resin | |
| US9359489B2 (en) | Polymer composition having a filler content and coextruded sheet obtainable therefrom | |
| EP2319887A1 (en) | Method for manufacturing molded article |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180828 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190611 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190618 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190814 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20190814 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190827 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191015 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191125 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191224 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200106 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6651785 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |