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JP6651833B2 - 通信システム、冗長通信装置、及び通信制御方法 - Google Patents
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JP6651833B2 - 通信システム、冗長通信装置、及び通信制御方法 - Google Patents

通信システム、冗長通信装置、及び通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、冗長通信装置、及び通信制御方法に関し、例えば、2重化冗長構成(運用系(ACT系)/待機系(SBY系))のIP交換機を有するIP交換装置の電源制御に適用し得るものである。
従来、加入者端末(電話端末)と接続(収容)して、IPネットワークに接続するIP交換機は、一般的に2重化以上の冗長構成となっている。以下では、2重化されたIP交換装置の運用系(アクティブ系)を「ACT系」、待機系(スタンバイ系)を「SBY系」とも呼ぶものとする。従来の冗長化IP交換装置としては、例えば特許文献1の記載技術がある。
また、従来の冗長構成のIP交換機では、一般的に、IPネットワーク上の管理装置により、多数のIP交換機の保守・監視を行う。IP交換機の管理装置としては、例えば、エレメントマネジメントシステム(以下、「EMS」と略称する)や、オペレーションシステム(以下、「OpS」と略称する)と呼ばれる装置がある。
ところで、冗長構成のIP交換装置では、ACT系のIP交換機に障害が発生した場合に、SBY系のIP交換機をACT系とし、障害が発生したIP交換機をSBY系とする切り替え処理が行われる。しかし、障害が発生したIP交換機は、ソフトウェア停止状態(フリーズ)により、系の切り替えが行われず、また、リセットによる復旧ができないような状態になることもある。このような場合には、IP交換機の電源をOFF/ONすることにより復旧を図るのが有効な手段である。
一般的に、管理装置とIP交換機とは別拠点に存在しているが、IP交換機の設置場所には、管理装置の設置場所のように、保守管理者が待機しているとは限らない。つまり、障害が発生したIP交換機の電源OFF/ONによる迅速な復旧ができない問題がある。ここで、管理装置から遠隔的にIP交換機の電源をOFF/ONすることにより、上記の問題を解決する技術が従来から存在する(特許文献2参照)。
特開2007−189321号公報 特開平4−167734号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術は、省電力を図り、小規模システムにも適用することを主目的とした技術であって、冗長構成の装置に適用することを目的とした技術ではない。例えば、仮に特許文献2に記載の技術を冗長構成の装置(2重化されたIP交換装置)に適用したとしても、2台分のIP交換装置を各々別々に遠隔電源制御するだけでしかなく、被制御対象の電源を効率的に制御できるとは言い難い。
そのため、冗長構成の装置の電源を効率的に制御できる通信システム、冗長通信装置、及び通信制御方法が望まれている。
第1の本発明は、運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置と、前記冗長通信装置とネットワークを介して接続される管理装置とを備える通信システムにおいて、前記管理装置は、(1)前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々に対して、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御するための第1の電源制御パケット並びに前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御するための第2の電源制御パケットを送信可能であり、前記第1の電源制御パケット又は前記第2の電源制御パケットのいずれかの電源制御パケットを送信する電源制御パケット送信部を有し、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々は、(2−1)前記電源制御パケットを受信する電源制御パケット受信部と、(2−2)前記電源制御パケットを解析する電源制御パケット解析部と、(2−3)前記電源制御パケット解析部により解析された前記電源制御パケットが、前記第1の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御し、一方、前記第2の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御する電源制御部とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置において、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々は、(1)前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御するための第1の電源制御パケット並びに前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御するための第2の電源制御パケットを受信可能であり、外部装置から送信された前記第1の電源制御パケット又は前記第2の電源制御パケットのいずれかの電源制御パケットを受信する電源制御パケット受信部と、(2)前記電源制御パケットを解析する電源制御パケット解析部と、(3)前記電源制御パケット解析部により解析された前記電源制御パケットが、前記第1の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御し、一方、前記第2の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御する電源制御部とを有することを特徴とする。
第3の本発明は、運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置と、前記冗長通信装置とネットワークを介して接続される管理装置とを制御する通信制御方法において、(1)前記管理装置の電源制御パケット送信部は、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々に対して、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御するための第1の電源制御パケット並びに前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御するための第2の電源制御パケットを送信可能であり、前記第1の電源制御パケット又は前記第2の電源制御パケットのいずれかの電源制御パケットを送信し、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々の、(2)電源制御パケット受信部は、前記電源制御パケットを受信し、(3)電源制御パケット解析部は、前記電源制御パケットを解析し、(4)電源制御部は、記電源制御パケット解析部により解析された前記電源制御パケットが、前記第1の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御し、一方、前記第2の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御することを特徴とする。
本発明によれば、冗長構成の装置の電源を効率的に制御できる。
実施形態に係るIP交換装置の機能的構成、及びその周辺の接続構成(通信システム)について示したブロック図である。 実施形態に係る電源制御パケット判定テーブルの構造を示す説明図である。 実施形態に係るIP交換装置及びEMSの動作について示したシーケンス図(その1)である。 実施形態に係るIP交換装置及びEMSの動作について示したシーケンス図(その2)である。 実施形態に係るIP交換装置及びEMSの動作について示したシーケンス図(その3)である。 実施形態に係るIP交換装置及びEMSの動作について示したシーケンス図(その4)である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による通信システム、冗長通信装置、及び通信制御方法の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。ここで、実施形態の冗長通信装置は、冗長構成をなしている2つのIP交換機を備えるIP交換装置である。また、実施形態の通信システムは、IP交換装置と当該IP交換装置を管理する管理装置とを含むシステムである。
(A−1)実施形態の構成
図1は、この実施形態のIP交換装置1の機能的構成、及びその周辺の接続構成(通信システム)について示したブロック図である。
図1に示すように、IP交換装置1は、2台のIP交換機10(10−1、10−2を備えており、この2台のIP交換機10−1、10−2により冗長構成が組まれている。以下では、IP交換機10−1を「第1のIP交換機」、IP交換機10−2を「第2のIP交換機」とも呼ぶものとする。IP交換装置1では、IP交換機10−1、10−2のいずれか一方がACT系(運用系)として動作し、他方がSBY系(待機系)として動作するアクティブ・スタンバイの冗長構成が採用されているものとする。なお、IP交換装置1を構成するIP交換機10の数は限定されないものであるが、少なくとも1台のACT系(運用系)と1台のSBY系(待機系)(計2台)で構成されるものとして説明する。
IP交換機10−1、10−2は、それぞれ、加入者線30(例えば、ツイストペアケーブル等の線路)及びメタルUNI(User Network Interface)40を介して加入者端末50に接続(収容)し、電話サービス等を提供している。IP交換装置1では、IP交換機10−1、10−2のいずれか一方が故障等により停止した場合でも、加入者端末50にサービス提供を継続することができる。
また、IP交換機10−1、10−2は、それぞれIPネットワーク70を経由してEMS60と通信可能な構成となっている。EMS60は、IP交換機10−1、10−2に対する管理に係る処理(遠隔電源制御の処理を含む)を実行する端末である。
次に、IP交換機10−1、10−2の内部構成について説明する。この実施形態では、IP交換機10−1、10−2のハードウェア構成は同一であるものとして説明する。
各IP交換機10(10−1、10−2)は、制御部15(15−1、15−2)、電源部16(16−1、16−2)及びネットワークインタフェース(NWIF)部20(20−1、20−2)を有する。
制御部15は、当該IP交換機10の全体を制御する機能を担っている。例えば、制御部15は、NWIF部20に対する制御や、他方のIP交換機10との連携(ACT系とSBY系の切り替え)する処理等を行うものである。制御部15は、一部又は全部の機能について、ソフトウェア的に構成されている。
NWIF部20は、外部のIPネットワーク70と通信するインタフェースであると共に、制御部15に電源を供給する電源部16を制御する機能を有する。NWIF部20は、外部パケットIF部21、特殊パケット解析部22、電源制御部23、及び内部パケットIF部24を有する。
外部パケットIF部21は、外部のIPネットワーク70と接続するためのネットワークインタフェースの機能を担っている。また、外部パケットIF部21は、自身宛てのIPパケットだけでなく、他方のIP交換機宛てのIPパケットも受信する。そして、外部パケットIF部21は、受信したIPパケットを特殊パケット解析部22に送付する。また、外部パケットIF部21は、加入者線30と接続するインタフェースを有する(図1では、便宜上、加入者線30は外部パケットIF部21と直接接続するように図示していないが、実際には接続している)。
特殊パケット解析部22は、受信したIPパケットがEMS60から送信された電源制御用の特殊パケットか否か判定する。そして、特殊パケット解析部22は、電源制御用の特殊パケットと判定した場合には、電源制御部23に当該パケットを送付する。一方、特殊パケット解析部22は、電源制御用の特殊パケット以外のパケットであると判定した場合には、内部パケットIF部24に当該パケットを送付する。
電源制御部23は、電源制御用の特殊パケットの内容に応じて、各制御部15(15−1、15−2)に電源を供給する電源部16(16−1、16−2)を制御する。
内部パケットIF部24は、内部の各制御部15(15−1、15−2)と直接通信するインタフェースである。例えば、内部パケットIF部24は、受信したIPパケットの宛先に応じて、各制御部15(15−1、15−2)に、IPパケットを振り分ける機能を有する。
電源部16は、制御部15とNWIF部20とに電源を供給する。例えば、電源部16は、制御部15に供給する電源について、EMS60からの遠隔電源制御に基づき電源のON/OFFの切り替えができる。
次に、EMS60から第1のIP交換機10−1、及び第2のIP交換機10−2、の電源を遠隔制御する具体例について説明する。
まず、EMS60は、第1のIP交換機10−1及び第2のIP交換機10−2に対して、定期的に、生存を確認するメッセージ(例えば、ping、snmpget等)を送信する。そして、EMS60は、生存確認メッセージに対する応答メッセージを受信することにより、監視対象の第1のIP交換機10−1及び第2のIP交換機10−2の生存を確認する。ここで、EMS60は、例えば、所定回数の生存確認メッセージに対して、一定時間、応答メッセージが返信されない場合には、第1のIP交換機10−1又は第2のIP交換機10−2(又はその両方)に何らかの異常(例えば、ソフトウェアの異常)を生じたと察知する。通常、IP交換機は、何らかの異常を検知した場合には、リセット(初期状態に戻す)することにより、自律的に復旧する処理が行われる。しかしながら、例えば、ソフトウェアのバグ等によりCPUが常時100%の状態(いわゆるフリーズ状態)となってしまった場合には、リセット処理が行われずIP交換機10が自律的に復旧できない可能性もある。この状態では、IP交換機は、電源を一旦OFFにした後に、再度ONすることにより、復旧することもある。
この実施形態のIP交換機10は、制御部15とNWIF部20とは完全に切り離されており、例えば、制御部15に異常が発生し、制御不能となったとしても、NWIF部20の動作に影響を与えるものではない(NWIF部20は、EMS60からのパケットを受信する等動作を継続することができる)。つまり、NWIF部20は、EMS60から電源制御用の特殊パケットを受信し、制御部15(15−1、15−2)に電源を供給する電源部16(16−1、16−2)のOFF/ONを実行することができる。以上により、IP交換機10は、EMS60からの遠隔電源制御により、IP交換機10の復旧を試みることが可能となる。
次に、EMS60の遠隔電源制御に関する具体的処理について述べる。
EMS60は、先述の生存確認メッセージに対して応答の無かった第1のIP交換機10−1又は第2のIP交換機10−2(又はその両方)に対して、制御部15の電源をOFFにする電源制御用の特殊パケットを所定回数連続してN個送信する(例えば、100msで20回)。なお、EMS60は、この送信回数の設定や、制御する電源の設定については、この設定を支援する専用のツール(ソフトウェア)を用いても良い。また、変形例として、EMS60は、電源制御用の特殊パケットを1個だけ送信しても良い。続いて、EMS60は、上記同様に電源をONにする電源制御用の特殊パケットを送信する。
次に、NWIF部20内の遠隔電源制御に関する具体的処理について述べる。
外部パケットIF部21は、IPネットワーク70を介してEMS60から受信したIPパケットを特殊パケット解析部22に送付する。特殊パケット解析部22は、受信したIPパケットが電源制御用の特殊パケットであるか否か判定を行う。なお、特殊パケット解析部22は、電源制御用の特殊パケットであるか、それ以外のパケットであるかを判定するには、種々様々な手法を用いることができるが、この実施形態では、例えば、電源制御パケット判定テーブルTを用いて判定する。
図2は、実施形態に係る電源制御パケット判定テーブルの構造を示す説明図である。電源制御パケット判定テーブルTは、各データを識別する番号である「NO」、制御する電源の設定を示す「特殊パケット機能」、パケットの種別(TCPかUDPか等)を示す「パケット種別」、自身のIPアドレスを示す「IPアドレス」、電源制御の処理に使用するUDPのポート番号を示す「ポート番号」、及びパケットデータ本体部のデータサイズを示す「データサイズ」、パケットデータ本体部のデータを示す「データ値」を有する。
例えば、特殊パケット解析部22は、電源制御パケット判定テーブルTを参照して、受信IPパケットが「パケット種別」の項目に記載されたパケット(UDP)か否か確認する。以下同様に、特殊パケット解析部22は、受信IPパケットの宛先のIPアドレスが「IPアドレス」に記載された自身のIPアドレスと一致するか否か確認する。次に、特殊パケット解析部22は、受信IPパケットの宛先のポート番号が「ポート番号」の項目に記載されたポート番号と一致するか否か判定する。なお、図2の「ポート番号」に設定された値(65500)は、例示であって、いわゆるウェルノウンポート番号以外の、未定義のポート番号であれば、IP交換装置1とEMS60は、この値以外のポート番号を使用しても良い。次に、特殊パケット解析部22は、受信パケットのデータ本体部のサイズが「データサイズ」の項目に記載された値(図2では4byte)と一致するか否か確認する。次に、特殊パケット解析部22は、受信パケットのデータ本体部のデータ値が「データ値」の項目に記載された値(図2では6種類)と一致するか否か確認する。そして、特殊パケット解析部22は、上述の比較が全て一致する場合(NO1〜6のいずれかのデータに該当する場合)には、受信したIPパケットは電源制御用の特殊パケットと判定して、当該パケットを電源制御部23に振り分ける。一方、特殊パケット解析部22は、上述の比較が全て一致する場合以外、つまり、上述の比較が一つでも一致しない場合には、受信したIPパケットは通常のパケットと判定して、当該パケットを内部パケットIF部24に振り分ける。
なお、EMS60は、一定時間内に連続して複数個(N個)の電源制御用の特殊パケットを連続して送信するために、特殊パケット解析部22は、連続して同一内容の特殊パケットを解析することになる。そこで、特殊パケット解析部22は、より確実にEMS60からの遠隔電源制御と判定するために、同一内容の電源制御用の特殊パケットを所定時間内に連続してM個(MはN以下の値)受信した場合のみ、電源制御部23に当該特殊パケットを振り分けても良い。
電源制御部23は、電源制御用の特殊パケットの内容(図2の特殊パケット機能)に応じて、制御部15に電源を供給する電源部16を制御する。例えば、第1のIP交換機10−1の電源制御部23−1は、特殊パケット解析部22−1から、パケット本体部のデータが(0x11220200)のUDPパケットを受信した場合には、電源制御パケット判定テーブルT(図2)に従い、第1のIP交換機10−1の制御部15−1に電源を供給する電源部16−1、及び第2のIP交換機10−2の制御部15−2に電源を供給する電源部16−2をOFFにする制御を行う。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態のIP交換装置1及びEMS60の動作について図3〜図6を用いて説明する。
図3〜図6は、IP交換装置1及びEMS60の動作(遠隔電源制御)について示したシーケンス図である。
まず、ここでは初期状態として、図3に示すように、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)がACT系(運用系)として動作し、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)がSBY系(待機系)として動作しているものとする。以下、図3のシーケンス図から順次説明を行う。
EMS60は、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)及び第2のIP交換機10−2(制御部15−2)に対して、生存を確認するメッセージ(例えば、ping、snmpget等)を送信する(S101、S103)。
第1のIP交換機10−1(制御部15−1)及び第2のIP交換機10−2(制御部15−2)は、ソフトウェアが停止状態のために、生存確認メッセージに対する応答を返信できない(S102、S104)。
EMS60は、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)及び第2のIP交換機10−2(制御部15−2)から返答がないために、障害が起きたと察知し、両交換機の制御部15(15−1、15−2)の電源をOFFにするIPパケットを第1のIP交換機10−1に送信する(S105)。なお、EMS60は、この電源制御用の特殊パケットを、専用ツールにより一定時間内に連続してN個以上送信する。
第1のIP交換機10−1(NWIF部20−1)は、受信したIPパケットを、先述の電源制御パケット判定テーブルTに従い、電源制御用の特殊パケットであるか否か判定する(S106、S107)。そして、NWIF部20−1は、電源制御用の特殊パケットである場合には、当該パケットを一定時間内にM(Mは、N以下の数)個受信したら、該当する電源のOFF/ONの制御を行う。なお、この例では、電源制御用の特殊パケットは、電源制御パケット判定テーブルT(図2)のNO5のデータに該当するパケットであるため、NWIF部20−1は、制御部15−1及び制御部15−2に電源を供給する電源部16−1及び電源部16−2の電源をOFFにする制御を行う。
続いて、EMS60は、第1のIP交換機10−1の制御部15−1及び第2のIP交換機10−2の制御部15−2の電源をONにする電源制御用の特殊パケットを第1のIP交換機10−1に送信する(S108)。
第1のIP交換機10−1(NWIF部20−1)は、先述のステップS106、S107と同様に、受信したIPパケットの判定を行い、その内容に応じて電源の制御を行う(S109、110)。なお、この例では、NWIF部20−1は、制御部15−1及び制御部15−2に電源を供給する電源部16−1及び電源部16−2の電源をONにする制御を行う。
以上により、第1のIP交換機10−1はACT系として、第2のIP交換機10−2はSBY系として、復旧することになる。
続いて、図4のシーケンス図の説明を行う。図4では、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)がACT系(運用系)として動作しているものとする。また、SBY系(待機系)の第1のIP交換機10−1(制御部15−1)は、ソフトウェアの障害により制御不能に陥っているものとする。
第2のIP交換機10−2(制御部15−2)は、ウォッチドッグタイマ(図示せず)等により第1のIP交換機10−1の故障を検出すると、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)に対して、リセットを行うよう指示する(S201)。なお、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)は、リセットしても、この時点では復旧しなかったものとする。
EMS60は、先述のステップS101、S102と同様に、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)及び第2のIP交換機10−2(制御部15−2)に対して、生存確認メッセージを送信する(S202、S204)。
第1のIP交換機10−1(制御部15−1)は、ソフトウェアが停止状態のために、生存確認メッセージに対する応答を返信できない(S203)。一方、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)は、ソフトウェアが正常に動作しているために、生存確認メッセージに対する応答を返信する(S205)。
EMS60は、先述のステップS105と同様に、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)から返答がないために、障害が起きたと察知し、第1のIP交換機10−1の制御部15−1の電源をOFFにする電源制御用の特殊パケットを第2のIP交換機10−2に送信する(S206)。
第2のIP交換機10−2(NWIF部20−2)は、先述のステップS106、S107と同様に、受信したIPパケットが、電源制御用の特殊パケットであるか否か判定する(S207)。そして、NWIF部20−2は、電源制御用の特殊パケットが、電源制御パケット判定テーブルT(図2)のNO1のデータに該当するパケットであるため、制御部15−1に電源を供給する電源部16−1の電源をOFFにする制御を行う。
続いて、EMS60は、第1のIP交換機10−1の制御部15−1の電源をONにする電源制御用の特殊パケットを第2のIP交換機10−2に送信する(S208)。
第2のIP交換機10−2(NWIF部20−2)は、先述のステップS207と同様に、受信したIPパケットの判定を行い、その内容に応じて電源の制御を行う(S209)。なお、この例では、NWIF部20−2は、制御部15−1に電源を供給する電源部16−1の電源をONにする制御を行う。
以上により、第1のIP交換機10−1はSBY系として、復旧することになる。
次に、図5のシーケンス図の説明を行う。図5では、当初、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)がACT系(運用系)として、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)がSBY系(待機系)として、動作していた。しかし、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)にソフトウェア障害が発生したために、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)がACT系として、切り替わった。このような状態において、第1のIP交換機10−1がリセットにより、復旧しなかったとしても、図4と同様に、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)の電源をOFF/ONすることにより、第1のIP交換機10−1は復旧することができる。なお、図5のスッテプS201以下の処理は、図4と同様であるので、その説明を省略する。
次に、図6のシーケンス図の説明を行う。図6では、当初、図5と同様に第1のIP交換機10−1(制御部15−1)がACT系(運用系)として、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)がSBY系(待機系)として、動作していた。しかし、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)にソフトウェア障害が発生したが、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)は、何らかの原因で故障を検知できず、SBY系のままである。また、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)は、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)の故障を検知できないため、図5と異なり、第1のIP交換機10−1に対してリセット指示を行うことができない。
EMS60は、先述のステップS101、S102と同様に、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)及び第2のIP交換機10−2(制御部15−2)に対して、生存確認メッセージを送信する(S301、S303)。
第1のIP交換機10−1(制御部15−1)は、ソフトウェアが停止状態のために、生存確認メッセージに対する応答を返信できない(S302)。一方、第2のIP交換機10−2(制御部15−2)は、ソフトウェアが正常に動作しているために、生存確認メッセージに対する応答を返信する(S304)。
EMS60は、先述のステップS105と同様に、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)から返答がないために、障害が起きたと察知し、第1のIP交換機10−1の制御部15−1の電源をOFFにする電源制御用の特殊パケットを第1のIP交換機10−1に送信する(S305)。
第1のIP交換機10−1(NWIF部20−1)は、先述のステップS106、S107と同様に、受信したIPパケットが、電源制御用の特殊パケットであるか否か判定する(S306)。そして、NWIF部20−1は、電源制御用の特殊パケットが、電源制御パケット判定テーブルT(図2)のNO1のデータに該当するパケットであるため、制御部15−1に電源を供給する電源部16−1の電源をOFFにする制御を行う。
続いて、EMS60は、第1のIP交換機10−1の制御部15−1の電源をONにする電源制御用の特殊パケットを第1のIP交換機10−1に送信する(S307)。
第2のIP交換機10−2(NWIF部20−2)は、先述のステップS306と同様に、受信したIPパケットの判定を行い、その内容に応じて電源の制御を行う(S308)。なお、この例では、NWIF部20−1は、制御部15−1に電源を供給する電源部16−1の電源をONにする制御を行う。
以上により、第1のIP交換機10−1はACT系として、復旧することになる。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
IP交換装置1では、IP交換機10内の制御部15と、NWIF部20とを完全に切り分けて構成したために、仮に制御部15が制御不能となったとしても、EMS60から遠隔的にNWIF部20を介して、制御部15の電源を効率的に制御(OFF/ON)することができる(制御部15を復旧できる)。
また、IP交換装置1は、第1のIP交換機10−1と第2のIP交換機10−2とを有している(冗長構成)。そして、IP交換装置1は、仮に第1のIP交換機10−1の制御部15−1が制御不能となったとしても、第1のIP交換機10−1のNWIF部20−1だけではなく、第2のIP交換機10−2のNWIF部20−2を介して、第1のIP交換機10−1(制御部15−1)の電源をOFF/ONすることもできる(他方のIP交換機を介しての復旧)。また、第1、2のIP交換機のいずれかのNWIF部20を介して、両交換機の制御部15の電源制御を同時に行うこともできる。
なお、この実施形態のIP交換装置1とEMS60は、障害が起きた場合のみに、電源制御を行うのではなく、例えば、電力不足により冗長構成を取ることができない場合に、SBY系のIP交換機10の電源をEMS60からの遠隔制御により電源OFFにする等様々な場合(用途)において用いることができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態では、本発明の冗長系通信装置をIP通信装置(複数のIP交換機を有する装置)に適用する例について説明したが、管理装置により制御可能な冗長構成の通信装置であれば、この例に限定されない。
(B−2)上記の実施形態では、IP交換機10の制御部15及びNWIF部20に供給する電源を単一の電源部16としていた。変形例として、IP交換機10は、制御部15とNWIF部20とに供給する電源を別々としても良い(例えば、図1のIP交換装置1では、制御部15−1、15−2とNWIF部20−1、20−2に対応する電源として4台の電源部16が必要となる)。
(B−3)上記の実施形態では、EMS60から電源制御する対象は、制御部15に電源を供給する電源部16だけだった。変形例として、NWIF部20に電源を供給する電源部16もEMS60から遠隔電源制御しても良い。例えば、電源制御パケット判定テーブルTにNWIF部20への電源制御を示すデータを新たに追加し、NWIF部20は、EMSから受信したパケットを電源制御パケット判定テーブルTに従い判定し、その内容に応じてNWIF部20への電源を制御する。
1…IP交換装置、10(10−1、10−2)…IP交換機、15(15−1、15−2)…制御部、16(16−1、16−2)…電源部、20(20−1、20−2)…NWIF部、21(21−1、21−2)…外部パケットIF部、22(22−1、22−2)…特殊パケット解析部、23(23−1、23−2)…電源制御部、24…内部パケットIF部、30…加入者線、50…加入者端末、60…EMS、70…IPネットワーク、T…電源制御パケット判定テーブル。

Claims (5)

  1. 運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置と、前記冗長通信装置とネットワークを介して接続される管理装置とを備える通信システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々に対して、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御するための第1の電源制御パケット並びに前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御するための第2の電源制御パケットを送信可能であり、
    前記第1の電源制御パケット又は前記第2の電源制御パケットのいずれかの電源制御パケットを送信する電源制御パケット送信部を有し、
    前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々は、
    前記電源制御パケットを受信する電源制御パケット受信部と、
    前記電源制御パケットを解析する電源制御パケット解析部と、
    前記電源制御パケット解析部により解析された前記電源制御パケットが、前記第1の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御し、一方、前記第2の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御する電源制御部とを有する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記電源制御パケット解析部は、前記電源制御パケット受信部により受信された電源制御パケットが所定の条件に合致するか否か判定し、
    前記電源制御部は、前記条件に合致する場合のみ、前記電源制御パケットが、前記第1の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御し、一方、前記第2の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記電源制御パケット送信部は、所定時間内に連続してN(Nは2以上の正の整数)個前記電源制御パケットを送信し、
    前記条件は、前記電源制御パケット受信部が所定時間内に連続してM(MはN以下の正の整数)個前記電源制御パケットを受信した
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置において、
    前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々は、
    前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御するための第1の電源制御パケット並びに前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御するための第2の電源制御パケットを受信可能であり、
    外部装置から送信された前記第1の電源制御パケット又は前記第2の電源制御パケットのいずれかの電源制御パケットを受信する電源制御パケット受信部と、
    前記電源制御パケットを解析する電源制御パケット解析部と、
    前記電源制御パケット解析部により解析された前記電源制御パケットが、前記第1の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御し、一方、前記第2の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御する電源制御部とを有する
    ことを特徴とする冗長通信装置。
  5. 運用系通信装置及び待機系通信装置を少なくとも1つずつ有する冗長通信装置と、前記冗長通信装置とネットワークを介して接続される管理装置とを制御する通信制御方法において、
    前記管理装置の電源制御パケット送信部は、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々に対して、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御するための第1の電源制御パケット並びに前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御するための第2の電源制御パケットを送信可能であり、前記第1の電源制御パケット又は前記第2の電源制御パケットのいずれかの電源制御パケットを送信し、
    前記運用系通信装置及び待機系通信装置の各々の、
    電源制御パケット受信部は、前記電源制御パケットを受信し、
    電源制御パケット解析部は、前記電源制御パケットを解析し、
    電源制御部は、記電源制御パケット解析部により解析された前記電源制御パケットが、前記第1の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置若しくは前記待機系通信装置の電源を制御し、一方、前記第2の電源制御パケットだった場合には、前記運用系通信装置及び待機系通信装置の両方の電源を制御する
    ことを特徴とする通信制御方法。
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