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JP6652412B2 - 操作装置 - Google Patents
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JP6652412B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽の排水口に設けられる栓蓋を遠隔操作するための操作装置に関する。
従来、栓蓋を遠隔操作により上下動させ、槽体(例えば、浴槽や洗面器等)の排水口を開閉する操作装置が知られている。
このような操作装置としては、筒状のガイド部材と、当該ガイド部材の内周に配置され、ガイド部材の内周面に沿って往復移動可能な操作軸と、当該操作軸の端部に接続され、操作軸の変位による駆動力を栓蓋側へと伝達するための伝達部材(例えば、ワイヤー等)とを備えたものがある(例えば、特許文献1等参照)。一般に操作軸は、耐久性等の面を考慮して、SUS等の金属により形成されている。
また、操作軸の端部に対する伝達部材の接続手法としては、伝達部材の端部外周に鍔状の端末接続部を設けるとともに、操作軸の端部に、当該端部の外周面に装着用開口部を有する装着用穴部と、前記外周面にスリット開口部を有するスリット部とを設け、前記スリット開口部を通して前記スリット部に前記伝達部材を配置するとともに、前記装着用開口部を通して前記装着用穴部に前記端末接続部を配置することで、操作軸及び伝達部材を接続する手法が考えられる。当該手法によれば、操作軸及び伝達部材を容易に接続することができる。尚、当該手法では、装着用穴部に端末接続部が配置された状態でガイド部材の内周に操作軸が配置されることによって、装着用開口部はガイド部材の内周面で蓋をされた状態となり、その結果、装着用穴部から端末接続部が脱落することなく、操作軸及び伝達部材が安定した状態で接続されることとなる。
特開2009−57687号公報
しかしながら、上記手法では、操作軸の端部に装着用穴部及びスリット部を設ける必要があるが、金属製の操作軸に対し装着用穴部やスリット部を設けるための加工処理は容易ではない。特に伝達部材の配置されるスリット部は、幅が比較的狭い等の理由により、その形成は難しい。そのため、製造コストの増大や生産性の低下を招いてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作軸及び伝達部材を容易に接続可能としつつ、製造コストの低減及び生産性の向上を図ることができる操作装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.筒状のガイド部材と、
当該ガイド部材の内周に挿通された往復移動可能な操作軸と、
前記操作軸の変位による駆動力を槽体の排水口に設けられた栓蓋側へと伝達する伝達部材と、
前記伝達部材の端部外周に取付けられ、前記伝達部材の外周から突出する端末接続部とを備え、
前記操作軸の端部には、
当該端部の外周面に前記端末接続部が通過可能な装着用開口部を有し、当該装着用開口部を通して前記端末接続部が配置可能に構成された装着用穴部と、
前記外周面に前記伝達部材が通過可能なスリット開口部を有するとともに、前記装着用穴部に連通し、かつ、前記スリット開口部を通して前記伝達部材が配置可能に構成されたスリット部とが形成されており、
前記スリット部に前記伝達部材が配置されるとともに、前記装着用穴部に前記端末接続部が配置された状態となっており、前記操作軸及び前記伝達部材が接続された状態となっている操作装置であって、
前記操作軸は、
金属からなる棒状の軸本体部と、
前記軸本体部の端部に接続されるとともに、前記装着用穴部及び前記スリット部が形成されてなる樹脂製の端末部とを有することを特徴とする操作装置。
上記手段1によれば、スリット部に伝達部材を配置しつつ、装着用穴部に端末接続部を配置するという簡易な手法により、操作軸及び伝達部材を容易に接続することができる。
さらに、請求項1によれば、操作軸は、樹脂製の端末部を備えており、当該端末部に装着用穴部及びスリット部が形成されている。従って、金属部品に装着用穴部及びスリット部を設ける場合と比べて、装着用穴部及びスリット部を設けるための加工処理を容易なものとすることができ、形成の難しいスリット部であっても容易に設けることができる。これにより、製造コストの低減及び生産性の向上を図ることができる。
手段2.前記端末部は、前記装着用穴部に配置された前記端末接続部の前記装着用開口部とは反対側への抜けを防止する底部を有することを特徴とする手段1に記載の操作装置。
尚、「底部」は、端末接続部の抜けを防止可能なものであればよく、装着用開口部の反対側において装着用穴部を閉塞するものに限定されない。従って、「底部」は、例えば、装着用穴部を形成する部位の内周面に設けられた、内側に向けて突出する突起(段差)部分や、相対する内周面同士を繋ぐ橋状部分などであってもよい。
装着用穴部を、例えば、端末部を貫通する、底の抜けた形状とすることが考えられる。しかしながら、この場合には、装着用開口部を通して装着用穴部へと端末接続部を配置する際などに、端末接続部が装着用穴部を抜けて脱落してしまうおそれがあり、組立作業を慎重に行う必要が生じてしまう。
この点、上記手段2によれば、端末部は底部を備えており、当該底部によって、装着用穴部に配置された端末接続部の装着用開口部とは反対側への抜けを防止することができる。従って、装着用開口部を通して装着用穴部へと端末接続部を配置する際などに、端末接続部が装着用穴部を抜けて脱落してしまうといった事態が生じなくなる。これにより、組立作業をより容易に行うことができ、生産性の更なる向上を図ることができる。
手段3.前記端末部は、前記伝達部材の最端部を配置可能な逃げ部を有することを特徴とする手段1又は2に記載の操作装置。
上記手段3によれば、端末部には、伝達部材の最端部を配置可能な逃げ部(逃げ用の空間)が形成されている。従って、伝達部材の最端部が端末接続部から飛び出した状態となっていても、当該最端部が装着用穴部へと端末接続部を配置する際の支障とはならなくなる。そのため、伝達部材の最端部が端末接続部から飛び出した状態のままでもよくなる。これにより、伝達部材の最端部が端末接続部から飛び出さないようにするための加工処理(例えば、端末接続部から飛び出した前記最端部を切断した後、削る処理など)を行う必要がなくなる。また、前記加工処理を行うために、高価な設備などを用意する必要もなくなる。これらの結果、製造コストの低減及び生産性の向上をより効果的に図ることができる。
尚、金属部品に逃げ部を形成することは、金属部品にスリット部を形成する場合と同様に困難であるが、端末部は樹脂製であるため、逃げ部を容易に形成することができる。つまり、端末部を樹脂製とすることは、上記手段3の構成を採用する場合においても有効である。
手段4.前記操作軸の軸方向に沿った前記装着用穴部の長さは、前記伝達部材の軸方向に沿った前記端末接続部の長さと同一とされることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の操作装置。
尚、「同一」とあるのは、厳密に同一である場合のみならず、ほぼ同一である場合(例えば、良好な操作レスポンスを確保することができる程度に、装着用穴部を形成する部位と端末接続部との間に若干の隙間が形成されている場合等)も含む。
上記手段4によれば、操作軸の軸方向に沿った装着用穴部の長さが、伝達部材の軸方向に沿った端末接続部の長さと同一とされている。そのため、操作軸の軸方向に沿った端末部に対する端末接続部の相対移動を規制することができる。すなわち、端末部と端末接続部との間において、操作軸の軸方向に沿ったがたつきがほとんどない状態とすることができる。従って、操作軸の変位による駆動力を伝達部材に対しより確実にロスなく伝達することができるとともに、操作軸の動作タイミングに対し伝達部材の動作タイミングが遅れてしまうことをより確実に防止できる。その結果、操作レスポンスを高めることができ、操作性の向上を図ることができる。
尚、装着用穴部の長さを端末接続部の長さと同一とすると、伝達部材の最端部が端末接続部から飛び出している場合に、前記最端部を装着用穴部に収容することができず、装着用穴部に対する端末接続部の配置に支障が生じてしまうことが懸念されるが、上記手段3を採用することで、このような懸念を払拭することができる。従って、上記手段4の構成を採用する場合には、上記手段3の構成を合わせて採用することが好ましい。
操作装置の一部破断正面図である。 操作部材の斜視図である。 操作装置の取付過程の一工程を示す断面図である。 操作装置の取付過程の一工程を示す一部破断正面図である。 操作装置の取付過程の一工程を示す一部破断正面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、操作装置1は、槽体としての洗面器100に取付けられており、ガイド部材2、ナット部材3、操作部材4、伝達部材5及び閉塞部材6を備えている。尚、洗面器100は、その貯水空間を形成する側壁部(図示せず)の上端から外周に向けて突出するフランジ部101を備えており、当該フランジ部101には、その板厚方向に貫通する貫通孔102が形成されている。
ガイド部材2は、操作部材4の外周に配置されており、操作部材4の移動をガイドする役割を有する。ガイド部材2は、筒状のガイド本体部21と、当該ガイド本体部21の一端部から外周に突出する鍔部22とを備えている。ガイド本体部21の外周には、一端側(鍔部22側)に位置する第一雄ねじ部21Aと、他端側に位置する第二雄ねじ部21Bとが形成されている。
ナット部材3は、ガイド部材2をフランジ部101へと固定するために利用されるものである。ナット部材3は、環状をなし、前記第一雄ねじ部21Aを螺合可能な第一雌ねじ部3Aを内周に有している。そして、貫通孔102に対しガイド部材2を挿通した上で、第一雌ねじ部3Aに対し第一雄ねじ部21Aを螺合し、鍔部22及びナット部材3によりフランジ部101を挟み込むことによって、フランジ部101に対しガイド部材2が取付けられている。尚、鍔部22及びフランジ部101間(例えば、鍔部22の裏面に設けられた環状の溝)に図示しない所定のパッキンを配置し、当該パッキンを鍔部22及びフランジ部101で挟み込むことにより、鍔部222及びフランジ部101間を通った水の浸入防止を図ってもよい。
操作部材4は、洗面器100の排水口(図示せず)を開閉する際に用いられるものである。操作部材4は、ガイド部材2の内周に挿通され、ガイド部材2の内周に沿って往復移動可能とされた棒状の操作軸41と、当該操作軸41の一端部に対して螺着された操作用のツマミ部42とを備えている。
操作軸41の他端部には、伝達部材5が接続されており、ツマミ部42を押引きすることで、操作軸41及び伝達部材5が往復移動するようになっている。また、操作軸41の外周面とガイド部材2の内周面との間には、弾性変形可能な材料からなる環状のシール部材9が両面に挟まれた状態で設けられている。当該シール部材9によって、操作軸41及びガイド部材2間に浸入した水の伝達部材5側への漏出が防止されている。尚、操作軸41の詳細な構成、及び、操作軸41に対する伝達部材5の接続態様については、後に説明する。
伝達部材5は、例えば、ワイヤー等により構成されており、操作軸41の変位による駆動力を洗面器100の排水口(図示せず)に設けられた栓蓋(図示せず)側へと伝達するものである。伝達部材5は、筒状のチューブ部材7の内周に配置されており、操作軸41の変位に伴いチューブ部材7に対し往復移動する。尚、チューブ部材7の端部には、フレア加工等により形成された、径方向外側に突出するフレア部71が設けられている。
また、伝達部材5の端部は、チューブ部材7の端部から露出しており、この端部の外周には、当該外周から突出する鍔状の端末接続部8が嵌め込まれている。尚、本実施形態において、伝達部材5の最端部は、端末接続部8から飛び出した状態となっている。
閉塞部材6は、ガイド部材2に取付けられており、チューブ部材7の端部を保持しつつ、ガイド部材2の他端からの操作部材4の突出を防止する機能を有する。閉塞部材6は、蓋部61及び保持部62を備えている。
蓋部61は、ガイド部材2の他端側開口を塞ぐ位置に設けられており、ガイド部材2の他端からの操作部材4の突出を防止する。また、蓋部61は、一対の半割部分が組合わされる(例えば、一方の半割部分が他方の半割部分に係止される)ことにより筒状に構成されたものであり、自身の中心軸方向に延びる挿通孔61Aを備えている。挿通孔61Aは、伝達部材5及びチューブ部材7の配置空間であり、蓋部61の中心軸に沿った挿通孔61Aのほぼ中央部分には、挿通孔61Aの周方向に延びる溝状のフレア配置部61Bが形成されている。そして、フレア配置部61Bに対し、前記フレア部71が配置されている。これにより、チューブ部材7の端部は、自身の軸方向に沿った蓋部61からの抜けが規制された状態で蓋部61により保持されている。
保持部62は、蓋部61をガイド部材2の他端部開口を塞ぐ位置にて保持するものである。保持部62は、筒状をなしており、その内周には、一端側に位置する第二雌ねじ部62Aと、他端側に位置する段部62Bとが形成されている。第二雌ねじ部62Aには、第二雄ねじ部21Bが螺合されており、その結果、閉塞部材6がガイド部材2に対し取付けられた状態となっている。段部62Bは、保持部62の中心軸側に突出する環状の突起であり、段部62Bに対し蓋部61が係止されている。段部62Bは、ガイド部材2との間で蓋部61を挟み込むことにより、蓋部61を保持している。尚、蓋部61の外周に配置される保持部62によって、挿通孔61Aにおける蓋部61の外周側の開口が閉塞されるため、フレア配置部61Bからフレア部71が外れてしまうことはない。
次いで、操作軸41の詳細な構成、及び、操作軸41に対する伝達部材5の接続態様について説明する。図1及び図2に示すように、操作軸41は、軸本体部411と端末部412とを備えた構成となっている。
軸本体部411は、所定の金属(例えば、耐腐食性に優れる金属など)によって棒状(円柱状)に形成されており、その一端部に前記ツマミ部42が取付けられている。また、軸本体部411の他端部には、その最他端側に向けて肩部411A、首部411B及び頭部411Cがこの順序で形成されている。肩部411A及び頭部411Cは、首部411Bよりも大径に形成されている。
端末部412は、軸本体部411と異なり、所定の樹脂により形成されている。端末部412は、自身の軸方向に沿って2つの凹みが並んで形成されたような形状となっており、一方の凹みを形成する首配置部412A及び頭配置部412Bと、他方の凹みを形成する逃げ部412C、装着用穴部412D及びスリット部412Eとを備えている。
首配置部412Aは、首部411Bの外径に対応する幅を有しており、端末部412の一端面に開口している。頭配置部412Bは、首配置部412Aに隣接しており、頭部411Cの外径に対応する幅を有している。そして、首配置部412Aに対し首部411Bが配置されるとともに、頭配置部412Bに対し頭部411Cが配置されている。これにより、軸本体部411及び端末部412が接続されている。
尚、本実施形態では、端末部412の軸方向に沿った首配置部412Aの長さが、軸本体部411の軸方向に沿った肩部411A及び頭部411C間の距離(つまり、首部411Bの長さ)とほぼ等しくされている。そのため、軸本体部411及び端末部412が接続された状態において、端末部412における首配置部412Aを形成する部位は、肩部411A及び頭部411Cの双方に接触し、両者によって挟み込まれた状態となっている。その結果、操作軸41の軸方向に沿った軸本体部411に対する端末部412の相対移動が規制され、ひいては軸本体部411から端末部412へと力がロスなく伝達されるようになっている。
逃げ部412Cは、伝達部材5における端末接続部8から飛び出した部位(つまり、伝達部材5の最端部)の外径に対応する幅を有する空間である。
装着用穴部412Dは、端末部412の外周に対応する装着用開口部412F(図2参照)を有してなる空間である。装着用穴部412Dは、端末接続部8の外径に対応する幅を有している。また、操作軸41の軸方向に沿った装着用穴部412Dの長さは、伝達部材5の軸方向に沿った端末接続部8の長さと同一とされている。
さらに、装着用穴部412Dは、端末部412を貫通しない形状となっており、装着用穴部412Dにおける装着用開口部412Fの反対側は、閉塞された状態となっている。つまり、端末部412は、装着用穴部412Dの底に対応する底部412H(図2参照)を備えている。
スリット部412Eは、端末部412の外周に対応するスリット開口部412G(図2参照)を有してなる空間である。スリット部412Eは、伝達部材5に対応する幅を有しており、端末部412の他端面に開口している。
そして、逃げ部412C、装着用穴部412D及びスリット部412Eには、伝達部材5の端部及び端末接続部8が配置されている。すなわち、逃げ部412Cに対し伝達部材5の最端部が配置され、装着用穴部412Dに対し端末接続部8が配置され、スリット部412Eに対し伝達部材5のうちその最端部とは反対側において端末接続部8と隣接する部位が配置されている。これにより、操作軸41に対し伝達部材5が接続されている。尚、底部412Hの存在により、装着用穴部412Dに配置された端末接続部8は、装着用開口部412Fとは反対側に抜けないようになっている
また、端末部412における2つの凹み(首配置部412A及び頭配置部412Bと、逃げ部412C、装着用穴部412D及びスリット部412E)の開口は、それぞれガイド部材2で閉塞された状態となっている。そのため、軸本体部411から端末部412が外れてしまったり、操作軸41(端末部412)から伝達部材5や端末接続部8が外れてしまったりすることはない。
尚、端末部412は、例えば、所定の金型を利用した型成形などにより得ることができる。
次いで、洗面器100に対する操作装置1の取付手法について説明する。
まず、貫通孔102にガイド部材2を挿通した上で、ガイド部材2の他端側からガイド部材2を通してナット部材3の内周を第一雄ねじ部21Aに接触させる。その状態で、ナット部材3を回転させることにより、第一雌ねじ部3Aに対し第一雄ねじ部21Aを螺合し、鍔部22及びナット部材3によってフランジ部101を挟み込んだ状態とする。これにより、図3に示すように、フランジ部101に対しガイド部材2が取付けられる。
次いで、軸本体部411の外周にシール部材9を配置した上で、当該軸本体部411をガイド部材2の内周に対しその他端側開口からある程度だけ挿通し、軸本体部411の少なくとも首部411B及び頭部411Cがガイド部材2の他端から突出した状態とする。その上で、頭配置部412Bに頭部411Cを配置すること等により、軸本体部411に対し端末部412を接続する。さらに、装着用開口部412Fを通して装着用穴部412Dへと端末接続部8を配置するとともに、スリット開口部412Gを通してスリット部412Eへと伝達部材5を配置することで、端末部412に対し伝達部材5を接続する。このとき、伝達部材5の最先端部は逃げ部412Cへと配置される。尚、端末部412に対する伝達部材5の接続前に、フレア部71を挟むように蓋部61を構成する前記半割部分を組合わせ、前記フレア配置部61Bにフレア部71を配置することでチューブ部材7の外周に蓋部61が配置されるとともに、保持部62の内周に伝達部材5やチューブ部材7を通すことで、伝達部材5等の外側に蓋部61及び保持部62が予め配置された状態とされている。
その上で、図4に示すように、端末部412をガイド部材2の内周に挿通する。これにより、端末部412における2つの凹み(頭配置部412Bや装着用穴部412D等)がガイド部材2によって閉塞され、その結果、軸本体部411、端末部412及び伝達部材5は、隣接する部位同士が外れることなく、直列的に接続された状態となる。
尚、軸本体部411をガイド部材2へと挿通する前に、軸本体部411、端末部412及び伝達部材5を直列的に接続し、その後、軸本体部411及び端末部412をガイド部材2の内周へと挿通してもよい。
次に、伝達部材5等の外周に予め配置されていた保持部62をナット部材3側へと移動させて、蓋部61を段部62Bへと係止させるとともに、保持部62の内周と第二雄ねじ部21Bとを接触させる。そして、保持部62を回転させることで、第二雌ねじ部62Aに対し第二雄ねじ部21Bを螺合し、保持部62をガイド部材2へと取付ける。これにより、図5に示すように、ガイド部材2及び段部62Bで蓋部61を挟み込むとともに、閉塞部材6(蓋部61及び保持部62)によって、チューブ部材7を保持しつつガイド部材2の他端側開口を閉塞する。尚、ガイド部材2に対する保持部62の取付前に伝達部材5等の外周に蓋部61や保持部62を予め配置することなく、ガイド部材2に対する保持部62の取付工程に合わせて、伝達部材5等の外周に蓋部61や保持部62を配置してもよい。
そして最後に、ガイド部材2から突出した状態の軸本体部411の一端部に対し、ツマミ部42を螺着する。その結果、洗面器100に対する操作装置1の取付が完了する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、スリット部412Eに伝達部材5を配置しつつ、装着用穴部412Dに端末接続部8を配置するという簡易な手法により、操作軸41及び伝達部材5を容易に接続することができる。
さらに、操作軸41は樹脂製の端末部412を備えており、当該端末部412に装着用穴部412D及びスリット部412Eが形成されている。従って、装着用穴部及びスリット部を設ける部分を金属部品とした場合と比較して、装着用穴部412D及びスリット部412Eを設けるための加工処理を容易なものとすることができ、形成の難しいスリット部412Eであっても容易に設けることができる。これにより、製造コストの低減及び生産性の向上を図ることができる。
また、底部412Hが存在するため、装着用穴部412Dへと端末接続部8を配置する際などに、端末接続部8が装着用穴部412Dを抜けて脱落してしまうといった事態が生じなくなる。これにより、組立作業をより容易に行うことができ、生産性の更なる向上を図ることができる。
さらに、操作軸41の軸方向に沿った装着用穴部412Dの長さが、伝達部材5の軸方向に沿った端末接続部8の長さと同一とされている。そのため、操作軸41の軸方向に沿った端末部412に対する端末接続部8の相対移動を規制することができ、端末部412と端末接続部8との間において、操作軸41の軸方向に沿ったがたつきがほとんどない状態とすることができる。従って、操作軸41の変位による駆動力を伝達部材5に対しより確実にロスなく伝達することができるとともに、操作軸41の動作タイミングに対し伝達部材5の動作タイミングが遅れてしまうことをより確実に防止できる。その結果、操作レスポンスを高めることができ、操作性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、首配置部412Aの長さが肩部411A及び頭部411C間の距離とほぼ等しくされているため、操作軸41の軸方向に沿った軸本体部411に対する端末部412の相対移動を規制することができる。そのため、上記作用効果と相俟って、操作性を効果的に向上させることができる。
一方、装着用穴部412Dの長さを端末接続部8の長さと同一とすると、本実施形態のように、伝達部材5の最端部が端末接続部8から飛び出している場合に、前記最端部を装着用穴部412Dに収容することができず、装着用穴部412Dに対する端末接続部8の配置に支障が生じてしまうことが懸念されるが、本実施形態において、端末部412には、伝達部材5の最端部を配置するための逃げ部412Cが形成されている。そのため、伝達部材5の最端部が装着用穴部412Dへと端末接続部8を配置する際の支障とはならなくなる。これにより、伝達部材5の最端部が端末接続部8から飛び出した状態のままでもよくなり、伝達部材5の最端部が端末接続部8から飛び出さないようにするための加工処理(例えば、端末接続部8から飛び出した前記最端部を切断した後、削る処理など)を行う必要がなくなる。また、前記加工処理を行うために、高価な設備などを用意する必要もなくなる。これらの結果、製造コストの低減及び生産性の向上をより効果的に図ることができる。
尚、金属部品に逃げ部を形成することは、金属部品にスリット部を形成する場合と同様に困難であるが、端末部412は樹脂製であるため、逃げ部412Cを容易に形成することができる。つまり、端末部412を樹脂製とすることは、逃げ部412Cを形成するにあたっても有効である。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、装着用穴部412Dを閉塞するようにして底部412Hが設けられているが、底部は、装着用開口部412Fとは反対側へと端末接続部8の抜けを防止できるものであればよく、必ずしも装着用穴部412Dを閉塞するものでなくてもよい。従って、底部は、例えば、装着用穴部412Dを形成する部位の内周面に設けられた、内側に向けて突出する突起(段差)部分や、相対する内周面同士を繋ぐ橋状部分などであってもよい。
(b)軸本体部411に対する端末部412の接続手法は、上記実施形態のものに限定されない。従って、例えば、軸本体部411及び端末部412の一方に雄ねじを設けるとともに、両者の他方に雌ねじを設け、雌ねじに雄ねじを螺合することで、両者を接続してもよい。また、両者のうちの一方を他方へと係止(係合)することで、両者を接続してもよい。
(c)上記実施形態において、操作装置1は、洗面器100に取付けられているが、操作装置1の取付対象はこれに限られるものではない。例えば、洗面器以外の槽体(例えば、浴槽や流し台など)に操作装置1を取付けることとしてもよい。また、槽体の近傍に設けられた構造物(例えば、洗面器近傍に設けられたカウンタや流し台のカウンタ等)に対し操作装置1を取付けることとしてもよい。
1…操作装置、2…ガイド部材、5…伝達部材、8…端末接続部、41…操作軸、100…洗面器(槽体)、411…軸本体部、412…端末部、412C…逃げ部、412D…装着用穴部、412E…スリット部、412F…装着用開口部、412G…スリット開口部、412H…底部。

Claims (4)

  1. 筒状のガイド部材と、
    当該ガイド部材の内周に挿通された往復移動可能な操作軸と、
    前記操作軸の変位による駆動力を槽体の排水口に設けられた栓蓋側へと伝達する伝達部材と、
    前記伝達部材の端部外周に取付けられ、前記伝達部材の外周から突出する端末接続部とを備え、
    前記操作軸の端部には、
    当該端部の外周面に前記端末接続部が通過可能な装着用開口部を有し、当該装着用開口部を通して前記端末接続部が配置可能に構成された装着用穴部と、
    前記外周面に前記伝達部材が通過可能なスリット開口部を有するとともに、前記装着用穴部に連通し、かつ、前記スリット開口部を通して前記伝達部材が配置可能に構成されたスリット部とが形成されており、
    前記スリット部に前記伝達部材が配置されるとともに、前記装着用穴部に前記端末接続部が配置された状態となっており、前記操作軸及び前記伝達部材が接続された状態となっている操作装置であって、
    前記操作軸は、
    金属からなる棒状の軸本体部と、
    前記軸本体部の端部に接続されるとともに、前記装着用穴部及び前記スリット部が形成されてなる樹脂製の端末部とを有することを特徴とする操作装置。
  2. 前記端末部は、前記装着用穴部に配置された前記端末接続部の前記装着用開口部とは反対側への抜けを防止する底部を有することを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記端末部は、前記伝達部材の最端部を配置可能な逃げ部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記操作軸の軸方向に沿った前記装着用穴部の長さは、前記伝達部材の軸方向に沿った前記端末接続部の長さと同一とされることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作装置。
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