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JP6653250B2 - 計算機システム - Google Patents
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Description

本発明は、計算機システムに関する。
従来から、その構成部品の一部が故障しても正常に処理を続行するシステム計算機であるフォールトトレラントシステム(Fault tolerant system)が知られている。
特許文献1には、分散配置に適したフォールトトレラントシステムの構成が記載されている。このフォールトトレラントシステムは、複数の計算機と、演算結果比較装置と、計算機と演算結果比較装置とを接続するネットワークとから構成される。演算結果比較装置は、各計算機におけるデータ処理の結果のうち最も信頼度の高いデータを選択して、出力信号を与える。各計算機は、自己診断機能によって検出した障害の発生状況を表す障害発生情報を、データと共に演算結果比較装置に送る。演算結果比較装置の判定機能は、各計算機からのデータ相互間の一致もしくは不一致と、各計算機からの障害発生情報とに基づき、最も信頼度の高いデータを判定し、これを選択機能に出力させる。
特許第5464886号公報
特許文献1に記載のフォールトトレラントシステムは、計算機と演算結果比較装置を接続する2つの内部バスを二重化構成としている。この構成では、もしもそれぞれの内部バスにおいて1台ずつネットワーク装置に障害が発生すると、演算結果比較装置間で通信できなくなる。この結果、特許文献1に記載のシステムは、正常に動作を継続できない可能性がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、比較装置間の通信の冗長性を増すことができ、障害発生時の信頼性を向上することができるようにした計算機システムを提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う計算機システムは、各計算機に接続される第1通信ネットワークおよび第2通信ネットワークと、各計算機から第1通信ネットワークまたは第2通信ネットワークのいずれかを介して受領した演算結果を比較する第1比較装置および第2比較装置と、第1通信ネットワークに設けられ、それぞれが第1比較装置および第2比較装置の両方に接続される複数の第1ネットワーク装置と、第2通信ネットワークに設けられ、それぞれが第1比較装置または第2比較装置のいずれか一方に接続される複数の第2ネットワーク装置と、を備え、第1比較装置と第2比較装置とは、所定の通信経路を介して所定の通信を行うようになっており、所定の通信経路は、各第1ネットワーク装置のうちいずれか一方を経由する第1通信経路と、第1比較装置に接続されている第2ネットワーク装置と第2比較装置に接続されている第2ネットワーク装置とを経由する第2通信経路とを含む。
本発明によれば、第1比較装置と第2比較装置とは、いずれかの第1ネットワーク装置を使用する第1通信経路、または、第1比較装置に接続された第2ネットワーク装置と第2比較装置に接続された第2ネットワーク装置とを使用する第2通信経路のいずれかを用いることで、所定の通信を行うことができる。
計算機システムの全体構成図である。 計算機のハードウェアブロック図である。 比較装置のハードウェアブロック図である。 計算機の記憶内容を示すブロック図である。 比較装置の記憶内容を示すブロック図である。 構成制御処理のフローチャートである。 生存監視処理のフローチャートである。 通常時における比較装置間の通信経路を示す説明図である。 第1ネットワーク装置に障害が発生した場合における通信経路を示す説明図である。 さらに第2ネットワーク装置に障害が発生した場合における通信経路を示す説明図である。 本発明を適用しない場合の比較例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、以下に詳述するように、計算機11(1)〜11(n)と演算結果比較装置15(A1),15(A2),15(B1),15(B2)とを接続する2つの通信ネットワーク12(1),12(2)における接続構成のうち、内部バスを構成するネットワーク装置13(1)〜13(4)と演算結果比較装置間の接続構成を変更する。さらに本実施形態では、演算結果比較装置における生存監視方法を明確にすることで、それぞれの内部バスにおいて、1台ずつネットワーク装置に障害が発生した場合でも、演算結果比較装置間の通信を継続させて、正常に動作を継続できる計算機システムを提供する。
本実施形態によれば、計算機システムをフォールトトレラントシステムとして構成し、その稼働率を向上させることができる。また、本実施形態によれば、ネットワーク装置が所定数以上故障した場合に縮退動作へ移行することで、動作再開までの停止時間を短縮することができる。
図1〜図11を用いて実施例を説明する。図1は、本実施例の計算機システムの全体構成図である。
本実施例にかかる計算機システム1は、例えば、演算処理を行う複数の計算機11(1)〜11(n)と、二重化ネットワークCNを構成する複数の内部LAN12(1),12(2)と、複数のネットワーク装置13(1)〜13(4)と、計算機の演算結果を比較する複数の演算結果比較システム(以下、比較システム)14(1),14(2)とを備える。
「第1比較装置」の例である比較システム14は、「一方の第1比較装置」の例である比較装置15(A1)と、「他方の第1比較装置」の例である比較装置15(A2)とを備える。同様に、「第2比較装置」の例である比較システム14(2)は、「一方の第2比較装置」の例である比較装置15(B1)と、「他方の第2比較装置」の例である比較装置15(B2)とを備える。
n(nは3以上の自然数)台の複数の計算機11(1)〜計算機11(n)は、それぞれ二重化ネットワークCNに接続している。比較システム14(1)と比較システム14(2)とは、それぞれ二重化ネットワークCNと、外部LAN16(1),16(2)とに接続している。正常動作時では、比較システム14(1)と比較システム14(2)とは、一方が主系、他方が従系として動作する二重系の構成を取る。もしも主系に異常が発生した場合、速やかに主系が停止し、従系が主系となる。これにより計算機システム1としての動作を継続する。
二重化ネットワークCNは、「第1通信ネットワーク」の例である内部LAN12(1)と、「第2通信ネットワーク」の例である内部LAN12(2)とを備える。本実施例では二重化ネットワークCNは、リング型ネットワークを前提とするが、これに限らず、バス型やスター型など他の接続方式でもよい。LAN(Local Area Network)としては、例えばEthernet(登録商標)などを用いることができる。また、接続方式は有線接続方式または無線接続方式のいずれでもよい。
内部LAN12(1)は、ネットワーク装置13(1)とネットワーク装置13(3)を備える。ネットワーク装置13(2),13(4)は、「第1ネットワーク装置」の例である。内部LAN12(2)は、ネットワーク装置13(1)とネットワーク装置13(3)を備える。ネットワーク装置13(1),13(3)は、「第2ネットワーク装置」の例である。
ネットワーク装置13(1)は、比較装置15(A1)と比較装置15(A2)とに接続されている。ネットワーク装置13(2)は、比較装置15(A1)と比較装置15(B1)とに接続されている。ネットワーク装置13(3)は、比較装置15(B1)と比較装置15(B2)とに接続されている。ネットワーク装置13(4)は、比較装置15(A2)と比較装置15(B2)とに接続されている。
すなわち、一方の第1比較装置15(A1)は、一方の第1ネットワーク装置13(2)を介して一方の第2比較装置15(B1)と通信する通信経路と、一方の第2ネットワーク装置13(1)および他方の第2ネットワーク装置13(3)を介して一方の第2比較装置15(B1)と通信する通信経路とのいずれかを使用することができる。他方の第1比較装置15(A1)は、他方の第1ネットワーク装置13(4)を介して他方の第2比較装置15(B2)と通信する通信経路と、一方の第2ネットワーク装置13(1)および他方の第2ネットワーク装置13(3)を介して他方の第2比較装置15(B2)と通信する通信経路とのいずれかを使用することができる、
図2は、計算機11(1)〜11(n)のハードウェアブロック図である。以下の説明では、特に区別しない場合、計算機11(1)〜11(n)を計算機11と呼ぶ。同様に、他の構成要素についても特に区別しない場合は、符号から括弧付きの数字を省略することがある。例えば、比較システム14(1),14(2)を比較システム14と、ネットワーク装置13(1)〜13(4)をネットワーク装置13と呼ぶことがある。比較装置15(A1),15(A2),15(B1),15(B2)を比較装置15と呼ぶことがある。さらに、一方の比較装置15(A1),15(B1)を比較装置15(1)と、他方の比較装置15(A2),15(B2)を比較装置15(2)と呼ぶことがある。
計算機11は、例えば、プロセッサ111、メインメモリ112、I/O(Input Output:入出力制御装置)113、読み書き可能なストレージ114、通信I/F(Interface)115を備える。プロセッサ111とメインメモリ112とI/O113とストレージ114とは、内部バス116で接続されている。メインメモリ112には、ソフトウェアP11が格納されている。ソフトウェアP11の内容は、図4で後述する。
計算機11は、通信I/F115を介して、内部LAN12(1),12(2)の両方に接続されている。計算機11は、内部LAN12(1),12(2)およびネットワーク装置13を介して、演算結果を各比較装置15へ送信する。
図3は、比較システム14のハードウェアブロック図である。比較システム14は、一方の比較装置15(1)と他方の比較装置15(2)とを備えており、両方の比較装置15(1),15(2)は照合バス157を介して接続されている。
比較装置15(1),15(2)は、各計算機11から受領した演算結果について、それぞれ独立に照合する。比較装置15(1)と比較装置15(2)とは、同一のハードウェア上に構成してもよいし、それぞれ独立したハードウェアで構成してもよい。
比較装置15(1)は、例えば、プロセッサ151(1)と、メインメモリ152(1)と、I/O153(1)と、ストレージ154(1)と、通信I/F155(1)とを備え、それら各回路151(1)〜154(1)は、内部バス156(1)で接続されている。メインメモリ152(1)は、ソフトウェアP15(1)を格納する。ソフトウェアP15の内容は図5で後述する。通信I/F155(1)は、内部LAN12および外部LAN16の両方に接続することができる。比較装置15(1)は、通信I/F155(1)と内部LAN12およびネットワーク装置13を介して、計算機11と通信し、演算結果を受け取る。一方、比較装置15(1)は、通信I/F155(1)と外部LAN16を介して、図外の外部装置(例えば外部に設けられた他の計算機システム)に演算結果を比較照合した結果を送信する。なお、内部LAN12と通信するための通信I/Fと、外部LAN16と通信するための通信I/Fとを別々に設けてもよい。
比較装置15(2)は比較装置15(1)と二重化ペアを形成し、比較システム14を二重化構成としている。例えば一つの比較システム14において、一方の比較装置15(1)は主系の比較装置であり、他方の比較装置15(2)は従系の比較装置である。主系の比較装置が障害等で停止すると、従系の比較装置が主系の比較装置となり、比較システム14としての動作を継続する。これに代えて、一方の比較装置15(1)が従系の比較装置であり、他方の比較装置15(2)が主系の比較装置であってもよい。
他方の比較装置15(2)は、一方の比較装置15(1)と同様に、プロセッサ151(2)と、メインメモリ152(2)と、I/O153(2)と、ストレージ154(2)と、通信I/F155(2)とを備える。それら各回路151(2)〜154(2)は、内部バス156(2)で接続されている。メインメモリ152(2)は、ソフトウェアP15(2)を格納する。
なお、特に区別しない場合、符号中の括弧付きの数字を省略することがある。例えば、メインメモリ152(1),152(2)をメインメモリ152と、ソフトウェアP15(1),P15(2)をソフトウェアP15と呼ぶことがある。
本実施例の計算機システム1は、それぞれ二重化構成を持つ2つの比較システム14(1),14(2)をさらに二重化することで、四重の構成を実現している。
図4は、計算機11のメインメモリ112内に格納されるソフトウェアP11のブロック図である。
ソフトウェアP11は、例えば、基本OS(Operating System)P111、プロセッサ固有処理P112、サブシステムP113、システムサービスP114、アプリケーションP115を備える。
基本OS P111は、例えば資源管理、プロセス管理、タイマ管理等を行う。プロセッサ固有処理は、各計算機11(1)〜計算機11(n)が同期して動作を行うための処理を行う。サブシステムP113は、タスクの開発および実行をサポートする処理、並びに演算結果を二重化ネットワークCNへ伝送させるための処理を行う。システムサービスP114は、本実施例に関わる計算機システム全体のサービスとして、障害情報や統計情報の閲覧等を可能にするサービスを可能にするための処理を行う。アプリケーションP115は、計算機システムを各種用途に用いるためのプログラム処理を行う。アプリケーションとしては、例えば、鉄道の運行管理システム、電力系統の制御システム、ガスの管理システム、道路管理システム等がある。
図5は、比較装置15のメインメモリ152に格納されるソフトウェアP15のブロック図である。
ソフトウェアP15は、例えば、LANドライバP151、HKP(Hardware Kernel Program、以下HKPとする)P152、OS P153、伝送制御部P154、TCP/IP P155、コマンド処理部P156を備える。
LANドライバP151は、通信ネットワーク12,16に接続するためのモジュールである。HKP P152は、例えば、比較システム14の立上処理、割込の受付、障害処理を行う。OS P153は、各タスクのスケジューリングやタイマ管理を行う。伝送制御部P154は、フレームの送受信制御を行う。TCP/IP P155は、TCP(Transmission Control Protocol)、UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)、ICMP(Internet Control Message Protocol)のプロトコルに対応するための処理を行う。コマンド処理部P156は、各種コマンドの受付、ネットワーク状態の情報収集、障害管理を行う。
図6は、比較システム14の実施する構成制御処理のフローチャートである。比較システム14(1)と比較システム14(2)とは、二重化ネットワークCN経由で、互いと生存監視を実行する(S11)。生存監視処理の一例は図8で述べる。
比較システム14は、二重化ネットワークCN経由で他系の比較システム14と通信可能であるか確認し(S12)、通信可能であると判定すると(S12:YES)、計算機システム1としての動作を継続する(S13)。
ここでは、比較システム14(1)が主系、比較システム14(2)を従系とする。比較システム14(1)内の各比較装置15(A1),15(A2)のいずれかと、比較システム14(2)内の各比較装置15(B1),15(B2)のいずれかとがパケットを交換することができれば、生存監視に成功したものとする。比較システム14(1)では、比較装置15(A1)が主系、比較装置15(A2)が従系であるとする。比較システム14(2)では、比較装置15(B1)が主系、比較装置15(B2)が従系であるとする。
比較システム14(1),14(2)のいずれも正常に動作している場合、生存監視の順番は、以下に大別できる。
(第1)主系の比較システム14(1)の主系の比較装置15(A1)が、従系の比較システム14(2)の主系の比較装置15(B1)と通信する。
(第2)主系の比較システム14(1)の従系の比較装置15(A2)が、従系の比較システム14(2)の従系の比較装置15(B2)と通信する。
ここで、図8〜図10を参照する。図8は、ネットワーク装置13のすべてが正常に稼動している場合、主系の比較システム14(1)内の主系の比較装置15(A1)は、通信経路21を介して、従系の比較システム14(2)内の主系の比較装置15(B1)と通信し、比較装置15(B1)の生存を確認する。この通信経路21は、比較装置15(A1)→ネットワーク装置13(2)→比較装置15(B1)の経路で生存監視用のパケットを送信する。
図9は、正常時に使用していた通信経路21が使用できなくなった場合を示す。図8で述べた通信経路21の一部を構成するネットワーク装置13(2)に障害が発生して機能を停止した場合、主系の比較システム14(1)内の主系の比較装置15(A1)は、通信経路22を介して、従系の比較システム14(2)内の主系の比較装置15(B1)と通信し、比較装置15(B1)の生存を確認する。この通信経路22は、比較装置15(A1)→ネットワーク装置13(1)→ネットワーク装置13(3)→比較装置15(B1)の経路で生存監視用のパケットを送信する。
図10は、通信経路21,22の両方が使用できなくなった場合を示す。図10では、第1の内部LAN12(1)に設けられたネットワーク装置13(2)と、第2の内部LAN12(2)に設けられたネットワーク装置13(1)とにそれぞれ障害が発生して機能を停止している。この場合、主系の比較システム14(1)の従系の比較装置15(A2)が、通信経路23を介して、従系の比較システム14(2)の従系の比較装置15(B2)と通信する。この通信経路23は、比較装置15(A2)→ネットワーク装置13(4)→比較装置15(B2)の経路で生存監視用のパケットを送信する。
図6に戻る。内部LAN12を用いる通信経路は上述の冗長性を備えるが、4台のネットワーク装置のうち3台に故障が生じた場合(すなわち三重障害が発生した場合)、内部LAN12を用いた生存監視を行うことはできない。
この場合は、ステップS12で「No」と判定されてステップS14に移り、比較システム14は、外部LAN16経由で生存監視が可能か確認する。外部LAN16を用いることで、比較システム14(1),14(2)間での生存監視用通信が可能であると判定されると(S15:YES)、ステップS13に移って、計算機システム1の動作を継続する。
ただし、外部LAN16は計算機システム1の外部に存在する通信ネットワークあるため、内部LAN12から外部LAN16に切り換えるためには、時間を必要とする。さらに、外部LAN16は、計算機システム1の直接の管理下にはなく、図示せぬ他の装置により使用されている可能性がある。このため、外部LAN16の通信速度、通信トラフィック量、通信品質などは不明である。したがって、生存監視用の通信経路を内部LAN12から外部LAN16に切り換える場合、切換コスト(時間コスト)が発生する。切換が完了するまでの間、計算機システム1のサービスが中断し、計算機システム1の信頼性が低下する。
一方、外部LAN16も使用できない場合(S15:NO)、本処理を実施している比較システム14(対象比較システム14または自システム14と呼ぶ)は、自システム14が主系の比較システム14として動作しているか確認する(S16)。
自システム14が主系の比較システム14であると判定すると(S16:YES)、従系の比較システム14が停止状態となったのを確認した後(S17)、縮退動作へ移行する(S18)。
縮退動作とは、従系の比較システム14との間で生存監視処理を行わなずに計算機システム1としてのサービスを提供する動作モードである。つまり、従系の比較システム14を切り離して、計算機システム1の運用を継続する動作モードである。
自システム14が従系の比較システム14であると判定すると(S16:NO)、自システム14を停止させる(S19)。
図7は、生存監視処理のフローチャートである。図7の処理は、図8中のステップS11(内部の二重化LANを使用する場合)と、ステップS14(外部LANを使用する場合)とで実行される。
比較システム14は、監視対象である他系の比較システム14に向けて生存監視用のパケットを送信する(S31)。
比較システム14は、生存監視パケットを送信後、他系の比較システム14からの生存監視パケットの応答待ち状態に遷移し(S32)。比較システム14は、他系の比較システム14からの生存監視パケット応答を受信すると(S33:YES)、正常と判断して動作を継続する(S34)。
これに対し、比較システム14は、他系の比較システム14からの生存監視パケット応答を受信しない場合(S33:NO)、事前に設定したタイムアウト値を超過しているかどうか判定する(S35)。比較システム14は、応答待ち時間がタイムアウト値を超過していると判定すると(S35:YES)、異常状態を検出したとして(S36)、本処理を異常終了する。応答待ち時間がタイムアウト値を超過していない場合(S35:NO)、ステップS32に戻り、生存監視パケットの応答を待つ。
図11は、比較例としての計算機システムの一部を示す説明図である。比較例では、各第1ネットワーク装置13PR(2),13PR(2)と、各第2ネットワーク装置13PR(1),13PR(3)とのいずれもが、第1の比較システム14(1)または第2の比較システム14(2)のいずれか一方のみに接続されている。つまり、一方の第1ネットワーク装置13PR(2)は、比較システム14(1)の比較装置15(A1),15(A2)のみに接続されている。他方の第1ネットワーク装置13PR(4)は、比較システム14(2)の比較装置15(B1),15(B2)のみに接続されている。
比較例においてもしも、ネットワーク装置13PR(1)とネットワーク装置13PR(4)との両方で障害が発生したとすると、比較システム14(1),14(2)間は、二重化ネットワークCNを介して生存監視を行うことができない。したがって、比較例では、2台のネットワーク装置13PRが故障すると(二重障害が発生すると)、生存監視に使用する通信経路を内部LAN12から外部LAN16へ切り換える必要がある。
この結果、比較例では、外部LAN16経由で他系の比較システム14との生存監視が実現するまでの間、計算機システム1の処理が遅延するため、計算機システム1に要求されている性能を満たせない可能性がある。
なお、ネットワーク装置13PR(1)とネットワーク装置13PR(2)とに障害が発生している場合、あるいは、ネットワーク装置13PR(2)とネットワーク装置PR13(3)とに障害が発生している場合も、内部LAN12から外部LAN16へ切り換える必要がある。
これに対し、本実施例によれば、図8〜図10で述べたように、各第1ネットワーク装置13(2),13(4)のうちのいずれか1台と、各第2ネットワーク装置13(1),13(3)のうちのいずれか1台とで同時に障害が発生した場合でも、内部LAN12を用いて生存監視を行うことができる。
したがって、本実施例によれば、二重障害が発生した場合でも、内部LAN12から外部LAN16へ通信経路を切り換える必要がないため、切り換えに伴う処理遅延は発生せず、計算機システム1のサービス提供は中断しない。この結果、本実施例によれば、計算機システム1の冗長性を増して信頼性を高めることができ、かつ、計算機システム1の稼働率を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。上述の実施形態において、添付図面に図示した構成例に限定されない。本発明の目的を達成する範囲内で、実施形態の構成や処理方法は適宜変更することが可能である。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれる。さらに特許請求の範囲に記載された構成は、特許請求の範囲で明示している組合せ以外にも組み合わせることができる。
1:計算機システム、11:計算機、12:二重化された内部通信ネットワーク、13:ネットワーク装置、14:比較システム、15:比較装置、16:外部の通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 複数の計算機の演算結果を比較して出力する計算機システムであって、
    各計算機に接続される第1通信ネットワークおよび第2通信ネットワークと、
    前記各計算機から前記第1通信ネットワークまたは前記第2通信ネットワークのいずれかを介して受領した演算結果を比較する第1比較装置および第2比較装置と、
    前記第1通信ネットワークに設けられ、それぞれが前記第1比較装置および前記第2比較装置の両方に接続される複数の第1ネットワーク装置と、
    前記第2通信ネットワークに設けられ、それぞれが前記第1比較装置または前記第2比較装置のいずれか一方に接続される複数の第2ネットワーク装置と、
    を備え、
    前記第1比較装置と前記第2比較装置とは、所定の通信経路を介して所定の通信を行うようになっており、
    前記所定の通信経路は、前記各第1ネットワーク装置のうちいずれか一方を経由する第1通信経路と、前記第1比較装置に接続されている第2ネットワーク装置と前記第2比較装置に接続されている第2ネットワーク装置とを経由する第2通信経路とを含む、
    計算機システム。
  2. 前記第1比較装置と前記第2比較装置とは、第3通信ネットワークを介して接続されており、
    前記所定の通信経路には、前記第3通信ネットワークを経由する第3通信経路がさらに含まれており、
    前記第1通信経路および前記第2通信経路の両方に障害が発生した場合、前記第3通信経路を用いて前記所定の通信が行われるようになっている、
    請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記第1比較装置および第2比較装置は、前記所定の通信経路に障害が発生して前記所定の通信を行うことができなくなった場合に、前記所定の通信を停止させる縮退動作を実施する、
    請求項2に記載の計算機システム。
  4. 前記第1通信ネットワークおよび前記第2通信ネットワークは、前記第1ネットワーク装置および前記第2ネットワーク装置を介して、前記各計算機と前記第1比較装置および前記第2比較装置とを接続する内部バスとして構成されており、
    前記第3通信ネットワークは、前記第1比較装置および前記第2比較装置を外部装置へ接続するための外部バスとして構成されている、
    請求項3に記載の計算機システム。
  5. 前記第1ネットワーク装置は、一方の第1ネットワーク装置および他方の第1ネットワーク装置を含み、
    前記第2ネットワーク装置は、一方の第2ネットワーク装置および他方の第2ネットワーク装置を含み、
    前記第1比較装置は、前記一方の第1ネットワーク装置および前記一方の第2ネットワーク装置に接続される一方の第1比較装置と、前記他方の第1ネットワーク装置および前記一方の第2ネットワーク装置に接続される他方の第1比較装置とを含み、
    前記第2比較装置は、前記一方の第1ネットワーク装置および前記他方の第2ネットワーク装置に接続される一方の第2比較装置と、前記他方の第1ネットワーク装置および前記他方の第2ネットワーク装置に接続される他方の第2比較装置とを含み、
    前記一方の第1比較装置は、前記一方の第1ネットワーク装置を介して前記一方の第2比較装置と通信する通信経路と、前記一方の第2ネットワーク装置および前記他方の第2ネットワーク装置を介して前記一方の第2比較装置と通信する通信経路とのいずれかを使用することができ、
    前記他方の第1比較装置は、前記他方の第1ネットワーク装置を介して前記他方の第2比較装置と通信する通信経路と、前記一方の第2ネットワーク装置および前記他方の第2ネットワーク装置を介して前記他方の第2比較装置と通信する通信経路とのいずれかを使用することができる、
    請求項4に記載の計算機システム。
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