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JP6655815B2 - 保冷庫管理システム、および管理端末装置 - Google Patents
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Description

本開示は、保冷庫管理システム、および管理端末装置に関する。
例えば、保冷庫を車両に乗せて運搬する物流サイクルにおいて、配送元と配送先とに公衆回線を介してそれぞれ接続された情報管理センターを有する保冷庫管理システムがある。
例えば、特許文献1には、情報管理センターは、例えば、保冷庫の制御部から庫内温度情報を取得し、庫内温度情報を分析することにより、保冷庫の使用スケジュールや予冷開始時刻の演算等を行い、配送計画から翌日に使用する保冷庫を特定するシステムが開示されている。
特開2003−322459号公報
しかしながら、従来のシステムでは、配送計画に必要な保冷庫を任意の基準に従って特定するだけにすぎず、保冷庫の運用効率が考慮されていなかった。
本開示は、保冷庫の運用効率を上げることが可能な保冷庫管理システム、および管理端末装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示における保冷庫管理システムは、
物品を収容し、前記収容した物品を保冷する能力であって時間の経過に応じて変化する保冷能力を有する複数の保冷庫と、
第3時刻における前記保冷能力を推定する推定保冷能力算出部と、
前記第3時刻以前の時刻である第1時刻に、前記第3時刻以後の所定の時間帯に前記物品の出発時刻が設定されている運行計画で使用される第1保冷庫の候補を、前記推定保冷能力算出部により推定された前記保冷能力に基づいて、前記複数の保冷庫の中から選出し、選出された保冷庫を前記運行計画に仮割当を行う保冷庫割当部と、
前記第1時刻以後であって前記第3時刻以前の時刻である第2時刻に、仮割当されていた保冷庫である前記第1保冷庫の割当確定を行う保冷庫確定部と、
を備え
前記保冷庫割当部は、前記第1時刻から前記第2時刻までの間に、前記複数の保冷庫の中で前記運行計画に割り当て可能な保冷庫に変化が生じた場合、前記第2時刻までに、再度前記第1保冷庫の候補を前記複数の保冷庫の中から選出し、選出された保冷庫を前記運行計画に仮割当を行う。
また、本開示における管理端末装置は、
物品を収容し、当該収容した物品を保冷する能力であって時間の経過に応じて変化する保冷能力を有し、第3時刻における前記保冷能力を推定する推定保冷能力算出部を有する複数の保冷庫と通信回線を介して接続された管理端末装置において、
前記第3時刻以前の時刻である第1時刻に、前記第3時刻以後の所定の時間帯に前記物品の出発時刻が設定されている運行計画で使用される第1保冷庫の候補を、前記推定保冷能力算出部により推定された前記保冷能力に基づいて、前記複数の保冷庫の中から選出し、選出された保冷庫を前記運行計画に前記第1保冷庫の仮割当を行う保冷庫割当部と、
前記第1時刻以後であって前記第3時刻以前の時刻である第2時刻に仮割当されていた保冷庫である前記第1保冷庫の割当確定を行う保冷庫確定部と、
を備え、
前記保冷庫割当部は、前記第1時刻から前記第2時刻までの間に、前記複数の保冷庫の中で前記運行計画に割り当て可能な保冷庫に変化が生じた場合、前記第2時刻までに、再度前記第1保冷庫の候補を前記複数の保冷庫の中から選出し、選出された保冷庫を前記運行計画に仮割当を行う。
本開示によれば、保冷庫の運用効率を上げることが可能な保冷庫管理システム、および管理端末装置を提供することが可能となる。
本開示の実施の形態に係る保冷庫管理システムの機能を示すブロック図 物流サイクルにおける保冷庫を概略的に示す図 運行計画の抽出、保冷庫の仮割当、保冷庫の割当確定のタイミングを示す図 保冷庫の仮割当の処理のフロー図 保冷庫を仮割当対象として選択するときの処理を示すフロー図 保冷庫の割当処理を示すフロー図 保冷庫の管理方法を示すフロー図
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る保冷庫管理システム1の機能を示すブロック図である。図2は、物流サイクルにおける保冷庫100を概略的に示す図である。
図1および図2に示すように、保冷庫管理システム1は、保冷庫100および管理端末装置300を備えている。
保冷庫100は、筐体11と、筐体11の前面に開閉可能に取り付けられたドア12と、筐体11の下面に取り付けられた移動用キャスター13とを有する。
筐体11内には複数の蓄冷体(図示略)が収容されている。蓄冷体は、例えば、蓄冷材料がフィルム製の容器に密閉されて形成されている。蓄冷体は、例えば、液状の蓄冷材料が冷却されて固化することにより潜熱の形態で冷熱を蓄えることができる。
保冷庫100は、識別記号保持部21、庫内温度検出部22、庫内温度制御部23、表示部24、保冷能力算出部25、推定保冷能力算出部26、送信部27、および、受信部28などを備えている。
識別記号保持部21は、保冷庫100の識別情報を格納し、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、光磁気ディスクなどの記憶媒体により構成される。
庫内温度検出部22は、庫内温度を計測する温度センサにより構成される。庫内温度検出部22は、計測した庫内温度を示す情報(以下、単に庫内温度という)を庫内温度制御部23に出力する。
庫内温度制御部23は、庫内温度および温度帯を、表示部24、保冷能力算出部25、および、推定保冷能力算出部26に出力する。ここで、温度帯とは、例えば、冷凍、冷蔵、チルドなどがあり、保冷庫100に予め設定された、もしくはユーザーによって設定された、保冷庫100を保冷する温度帯をいう。
表示部24は、ユーザーが外部から視認可能に筐体11およびドア12を含む保冷庫100の外面部に設けられる。表示部24は、庫内温度、温度帯、運行計画(後述する)、予冷を必要とする旨を示す情報、および、保冷可能時間(後述する)を報知する。報知にはユーザーに視覚的に報知すること、および、聴覚的に報知することが含まれる。
保冷能力算出部25は保冷庫100の保冷能力を算出する。ここで、保冷能力とは、保冷庫100内の蓄冷体に取り付けられた温度センサ(図示は省略)の検出した蓄冷体の温度に基づいて算出した蓄冷体の蓄冷量を元に求められるものであって、保冷庫100を所定の温度帯に保つことができる能力をいう。保冷能力は、例えば、保冷可能時間h、蓄冷量パーセント(以下、蓄冷量%で表す)、蓄冷量ジュール(以下、蓄冷量Jで表す)、蓄冷体の個数などで表される。ここで、保冷可能時間とは、保冷庫100を所定の温度帯に保つことができる時間をいう。また、蓄冷量%とは、蓄冷体が完全に凍結・固化した状態である完全蓄冷後の蓄冷量を100%としたときの蓄冷量の割合をいう。
具体的に、保冷能力算出部25は、管理端末装置300から送られた保冷可能時間送信指示を受け、庫内温度あるいは蓄冷体表面の温度等から蓄冷量を算出し、算出した蓄冷量に応じた保冷可能時間を算出し、算出した保冷可能時間を、表示部24および管理端末装置300に送る。なお、保冷能力算出部25は、温度帯と庫内温度に基づいて所定のテーブルを参照して保冷可能時間を検索するものであってもよい。
推定保冷能力算出部26は、管理端末装置300から送られた推定保冷可能時間送信指示を受け、現在時刻の蓄冷量から指定時間予冷を行ったときの蓄冷量を算出し、算出した蓄冷量に応じた推定保冷可能時間を算出して管理端末装置300に送る。また、推定保冷能力算出部26は、予冷が不要な場合は、現在時刻の蓄冷量から指定時間後の蓄冷量を算出して、推定保冷可能時間を求める。なお、算出した推定保冷可能時間が本開示の「第3時刻における推定保冷能力」に対応する。
送信部27は、保冷庫100の識別記号、温度帯、庫内温度、保冷可能時間、および、推定保冷可能時間を管理端末装置300に送信する。
受信部28は、保冷可能時間送信指示および推定保冷可能時間送信指示を受信する。また、受信部28は、保冷庫100の識別記号および運行計画を受信する。
管理端末装置300は、運行計画保持部31、保冷庫割当部32、保冷庫確定部33、送信部34、および、受信部35を備えている。
運行計画保持部31は、運行計画を格納し、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、光磁気ディスクなどの記憶媒体により構成される。ここで、運行計画とは、荷物や保冷庫100を運行元施設から運行先施設に運ぶ予定であり、トラックなどの輸送機1台ごとに作られた計画をいい、輸送機1台に対して1つの管理番号が付される。
運行計画のもつ情報としては、例えば、運行計画番号、出発日時、必要保冷時間、必要台数である。ここで、運行計画番号とは、少なくとも1日の運行計画の中での固有の管理番号をいう。出発日時とは、出発予定時刻をいう。必要保冷時間とは、配送に必要な保冷時間(所定の温度に維持する必要のある時間)をいう。必要台数とは、配送に必要な保冷庫100の温度帯毎の台数(冷蔵台数、冷凍台数)をいう。
保冷庫割当部32には、例えば、保冷庫100の識別記号、保冷可能時間、推定保冷可能時間、予冷中の有無などの各種情報が格納されている。
保冷庫割当部32は、所定の時間帯に出発時刻が設定された運行計画を抽出する。ここでの運行計画は、現在時刻から第1の所定時間(図3参照)後までに物品の出発時刻が設定された計画であり、図3に、No.000000A1,No.000000A2,No.000000A3の運行計画番号で示す。
なお、例えば数時間経過後、保冷庫割当部32は、その時刻から第1の所定時間後までに物品の出発時刻が設定された運行計画を抽出する。このときに抽出される運行計画を、図3に、No.000000B1,No.000000B2の運行計画番号で示す。
したがって、保冷庫割当部32は、時間経過に伴って、次々に抽出する1または複数の運行計画に保冷庫100の仮割当を行う。
以下、説明を明確にするために、特に断らない限り、一つの運行計画に保冷庫100の仮割当を行うことについて説明する。
保冷庫割当部32は、複数の保冷庫100の中から、運行計画の必要保冷時間、温度帯毎の必要台数、および、予冷中の有無に基づいて保冷庫100を選択する。
保冷庫割当部32は、選択した保冷庫100の中から、保冷可能時間および推定保冷可能時間に基づいて、運行計画に使用可能な保冷庫100の仮割当を行う。なお、仮割当を行う時刻が本開示の「第1時刻」に対応する。
保冷庫割当部32は、推定保冷可能時間に基づいて保冷庫100の仮割当を行った場合に、予冷を必要とする保冷庫100の仮割当である旨を管理端末装置300の表示部36に表示させるとともに、例えば、予冷が必要である旨や、予冷による蓄冷量増加分(見込み)を、当該保冷庫100の表示部24に表示させる。
ここで、予冷による蓄冷量とは、予冷することで増加する蓄熱量をいう。例えば、保冷庫100は、図2に示すように必要保冷時間6時間の保冷を行った後に、次の運行計画の必要保冷時間3時間以上に相当する蓄冷量50%まで予冷が行われて使用される。つまり、予冷による蓄冷量とは、図2の例においては、予冷することで増加する蓄冷量20%を、前回の運行計画に使用された保冷庫100に残存する蓄冷量30%に含めて、次回の運行計画における必要とされる蓄冷量を50%にすることをいう。なお、予冷による蓄冷量を含めた蓄冷量%で示したが、これに限らず、次回の運行計画における必要とされる保冷可能時間であってもよい。なお、ここでは、説明を簡単にするため、第3の所定時間(図3参照)の間に消費される冷熱は考慮しないものとする。
保冷庫確定部33は、出発時刻より第2の所定時間(図3参照)前であって、仮割当時より後に第1保冷庫100の割当確定を行う。ここで、第1保冷庫100とは、複数の保冷庫100のうち、保冷庫割当部32により仮割当が行われた保冷庫100をいう。なお、割当確定を行う時刻が本開示の「第2時刻」に対応する。
保冷庫確定部33は、保冷庫100の表示部24に、その保冷庫100を使用する運行計画を表示させるとともに、管理端末装置300の表示部36にも、割当確定された運行計画と保冷庫100を表示し、必要に応じて、保冷庫100の蓄冷量や予冷の有無、予冷による蓄冷量増加分(見込み)等の状態を表示できるようにする。
次に、第1の所定時間後までに出発時刻が設定された運行計画を抽出し、運行計画に使用される保冷庫100の仮割当を行うときに用いられる第1の所定時間と、出発時刻より第2の所定時間前に割当確定を行うときに用いられる第2の所定時間と、出発時刻より第3の所定時間前に推定保冷可能時間を算出するときに用いられる第3の所定時間とについて説明する。
時間1,2,3の間には、次の大小関係が成立する。
第1の所定時間>第2の所定時間≧第3の所定時間
これらの時間1,2,3の相互関係から、保冷庫割当部32は、保冷庫100の仮割当を最初に行った時から保冷庫100の割当確定を行う時までの間に、保冷庫100の1回以上の仮割当を周期的にあるいはランダムに行うことが可能となる。また、保冷庫割当部32は、保冷庫100の出発時刻の第3の所定時間だけ前の時点(推定保冷可能時間算出基準時)における推定保冷可能時間を基に保冷庫100の仮割当を行うことが可能となる。なお、推定保冷可能時間算出基準時が本開示の「第3時刻」に対応する。
送信部34は、保冷庫割当部32からの保冷可能時間送信指示および推定保冷可能時間算出基準時の推定保冷可能時間送信指示を保冷庫100に送信する。また、送信部34は、保冷庫確定部33からの保冷庫100の識別記号および運行計画を保冷庫100に送信する。
受信部35は、保冷庫100の送信部27から送信される、保冷庫100の識別記号、温度帯、庫内温度、保冷可能時間および推定保冷可能時間を受信する。
表示部36は、運行計画保持部31に保持された運行計画や、受信部35が受信した保冷庫100の状態、仮割当の状況や割当確定の状況を表示させてユーザーに視認させることができるが、表示部36にタッチパネルなどの入力手段を設けて保冷庫確定部33が実行する確定処理の一部をオペレータが実行操作可能な構成としても良い。これにより、非常時の緊急対応を迅速に行える、あるいは、特定の保冷庫100を使いたい場合等の個別の事情に対応した保冷庫100の割り当てなどが可能となる。
保冷庫割当部32は、推定保冷可能時間に基づいて保冷庫100の仮割当を行った場合に、管理端末装置300の表示部36に仮割当の結果などを表示させるとともに、例えば、予冷が必要である旨や、予冷による蓄冷量増加分(見込み)を、当該保冷庫100の表示部24に表示させる。
保冷庫100に備えられた識別記号保持部21、庫内温度制御部23、保冷能力算出部25、推定保冷能力算出部26は、1つまたは複数のマイコンを用いて実現可能である。その場合、マイコンは例えばCPU、ROMやフラッシュメモリ及びRAMを含む構成を備え、CPUは、ROMに格納されたコンピュータプログラムを、RAMを作業領域として使いながら実行し以下に説明する処理を実行する。さらに、この構成および動作は、管理端末装置300に備えられた運行計画保持部31、保冷庫割当部32、保冷庫確定部33についても同様である。
また、保冷庫100に備えられた送信部27および受信部28は、説明の便宜上それぞれ分けて記載しているが、所謂トランシーバ、通信ユニット、通信モジュールなどと呼ばれる、送受信一体型の形態のものを送受信部として用いることも可能である。さらにこの構成および動作は管理端末装置300に備えられた送信部34および受信部35についても同様である。
保冷庫100と管理端末装置300との間で行われる通信は、互いの送信部と受信部とを有線で接続して行われても良く、NFC、Bluetooth(登録商標)、無線LANなどの無線通信で行うことも可能である。あるいは、公衆回線を介して通信が行われても良い。
次に、一つの運行計画に使用される保冷庫100の割当処理について図4を参照して説明する。図4は、保冷庫100の割当処理を示すフロー図である。
本処理は、運行計画に使用される保冷庫100の割当処理のプログラムを起動させることにより、開始される。
図4に示すステップS12で、保冷庫割当部32は、現在時刻が仮割当の時刻か否かを判断する。ここで、仮割当の時刻とは、任意の時間毎に設定することができ、現在時刻から第1の所定時間後までに出発時刻が設定された運行計画について仮割当を行う時刻である。
現在時刻が仮割当の時刻である場合(ステップS12:YES)、保冷庫割当部32は、全ての保冷庫100に対して、送信部34から、保冷庫100の保冷可能時間や推定保冷可能時間算出基準時における推定保冷可能時間の送信指示を送り、受信部35は、保冷庫100からの保冷庫100の識別記号、温度帯、庫内温度、保冷可能時間や推定保冷可能時間を受信し、運行計画に使用される第1保冷庫100の仮割当を行う(ステップS14)。また、保冷庫割当部32は、ステップS14の仮割当の際に不足見込みが発生した場合は、その状態を保持しておく。
現在時刻が仮割当の時刻でない場合(ステップS12:NO)、処理はステップS16に移行する。
ステップS16で、保冷庫確定部33は、運行計画に対する保冷庫100の割当処理において、現在時刻が割当確定の時刻か否かを判断する。ここで、割当確定の時刻とは、仮割当の時刻の後で、かつ、出発時刻より第2の所定時間前の時刻である。
現在時刻が割当確定の時刻である場合(ステップS16:YES)、保冷庫確定部33は、第1保冷庫100の割当確定を行う(ステップS18)とともに、送信部34から、保冷庫100の識別番号と割当が確定した該当の運行計画を送信し、割当確定を行った保冷庫100に対し、その旨を通知する。また、保冷庫確定部33は、ステップS18の割当確定の際に不足見込みが発生した場合は、その状態を保持しておく。
現在時刻が割当確定の時刻でない場合(ステップS16:NO)、処理はステップS20に移行する。
ステップS20で、保冷庫割当部32における保冷庫100の仮割当もしくは保冷庫確定部33における保冷庫100の割当確定時に、保冷庫100の不足見込があったかどうかを判断する。
保冷庫100の不足見込ありの場合(ステップS20:YES)、保冷庫割当部32もしくは保冷庫確定部33は、保冷庫100が不足する運行計画を通知する。具体的には、保冷庫100が不足して割当てできなかった運行計画を、管理端末装置300の表示部36に表示する。これにより、例えば、ユーザーは、運行計画に割当られるべき保冷庫100が不足していることを認識することができる(ステップS22)。この通知は、表示部36への表示以外に、ブザーや、パトランプ等による通知でも構わない。保冷庫100の不足見込が発生しなかった場合(ステップS20:NO)、処理は終了する。
上記の保冷庫100の割当処理よれば、仮割当の時刻から割当確定の時刻までの間の仮割当期間内であれば、保冷庫100の仮割当を複数回行うことができる。これにより、運行計画が新たに追加になったり、仮割当期間内に、新たに使用可能な保冷庫100が増えたり、故障等によって使用できなくなった保冷庫100が発生するといったように、使用可能な保冷庫100に変化が生じた場合に、再度、保冷庫100の仮割当を行うことにより、柔軟な保冷庫100の割当が可能となる。ひいては、保冷庫100の運用効率を上げることができる。
次に、一つの運行計画に使用される保冷庫100を仮割当対象として選択する処理について図5を参照して説明する。図5は、保冷庫割当部32が保冷庫100を仮割当対象として選択するときの処理を示すフロー図である。
なお、以下に説明する保冷庫100の仮割当対象の選択処理は、図4におけるステップS14の処理により開始される。
図5に示すステップS32において、保冷庫割当部32は、予冷中でない保冷庫100を仮割当対象として選択する。
次に、保冷庫割当部32は、選択された仮割当対象から第1保冷庫100の仮割当を行う(ステップS34)。
次に、保冷庫割当部32は、保冷庫100の不足見込なしか否かを判断する(ステップS36)。保冷庫100の不足見込なしの場合(ステップS36:YES)、処理は終了する。
一方、保冷庫100の不足見込ありの場合(ステップS36:NO)、保冷庫割当部32は、予冷中の保冷庫100を含めて仮割当対象として選択する(ステップS38)。
次に、保冷庫割当部32は、選択された仮割当対象から第1保冷庫100の仮割当を行う(ステップS40)。
次に、保冷庫割当部32は、保冷庫100の不足見込なしか否かを判断する(ステップS42)。保冷庫100の不足見込なしの場合(ステップS42:YES)、処理は終了する。
一方、保冷庫100の不足見込ありの場合(ステップS42:NO)、保冷庫割当部32は、予冷中でなく、かつ、必要保冷時間に満たない保冷庫100を含めて仮割当対象として選択する(ステップS44)。
次に、保冷庫割当部32は、選択された仮割当対象のうち必要保冷時間に満たない保冷庫100を予冷した場合の推定保冷可の時間を求めて、第1保冷庫100の仮割当を行う(ステップS46)。
次に、予冷中でない保冷庫100の推定保冷可能時間を用いて割当てを行った場合、送信部34から、該当の保冷庫100の識別記号と予冷が必要な旨を送信し、該当の保冷庫100の表示部24に予冷が必要な旨を表示する。また、あわせて、管理端末装置300の表示部36にも予冷が必要な保冷庫100の情報(識別記号や蓄冷量、予冷状態等)を表示し、ユーザーに予冷が必要な保冷庫100があることを知らせる(ステップS47)。
次に、保冷庫割当部32は、保冷庫100の不足見込なしか否かを判断する(ステップS48)。保冷庫100の不足見込なしの場合(ステップS48:YES)、処理は終了する。
一方、保冷庫100の不足見込ありの場合(ステップS48:NO)、保冷庫割当部32は、保冷庫100が不足する運行計画情報を保持する(ステップS50)。
上記の保冷庫100を仮割当対象として選択する処理によれば、仮割当対象を、予冷中でない保冷庫100、予冷中の保冷庫100、予冷中でなく、かつ、必要保冷時間に満たない保冷庫100の順に選択する。これにより、仮割当時点で保冷庫100が有する保冷可能時間を有効に活用しつつ、保冷能力が不足する場合は必要な分だけ予冷を行うことで、柔軟な保冷庫100の割当をすることができる。
前述したように、保冷庫割当部32は、時間経過に伴って、次々に抽出する1または複数の運行計画に保冷庫100の仮割当を行う。また、保冷庫割当部32は、一つの運行計画に対して保冷庫100の1回以上の仮割当を周期的にあるいはランダムに行うことが可能にされている。ここでは、運行計画に対する保冷庫100の割当処理の説明をわかりやすくするために、特に断らない限り、一つの運行計画に保冷庫100の1回の仮割当を行うこととする。
次に、保冷庫割当部32の保冷庫100の仮割当の処理について図6を参照して説明する。図6は、保冷庫100の仮割当の処理のフロー図である。
なお、この保冷庫100の仮割当の処理は、図5におけるステップS34,S40,S46の処理で開始される。
図6に示すステップS62で、保冷庫割当部32は、運行計画保持部31に格納された運行計画の中から、所定の時間帯(現在時刻から第1の所定時間)に出発時刻が設定された運行計画を抽出する。
次に、保冷庫割当部32は、抽出された運行計画を必要保冷時間の長い順に並べる(ステップS64)。
次に、保冷庫割当部32は、並べられた運行計画の中で最長の運行計画を選択する(ステップS66)。
次に、保冷庫割当部32は、仮割当の対象となる各保冷庫100のうち、予冷を行って使用する保冷庫100に保冷庫100の識別記号とともに推定保冷可能時間算出時刻における推定保冷可能時間送信指示を管理端末装置300の送信部34から送信し、該当の保冷庫100から、第3時刻(出発時刻の第3の所定時間前)における推定保冷可能時間を取得する(ステップS68)。各保冷庫100における推定保冷能力算出部26は、算出した推定保冷可能時間を保冷庫割当部32に送る。なお、保冷庫100における推定保冷能力算出部26は、推定保冷可能時間算出時刻における推定保冷可能時間を算出する際、予冷を行った場合の推定保冷可能時間を求めるのか、予冷を行わない場合の推定保冷可能時間を算出するかの情報を管理端末装置300の保冷庫割当部32から送信されるものとする。
次に、保冷庫割当部32は、保冷庫100の識別記号を推定保冷可能時間の長い順に並べる(ステップS70)。
次に、保冷庫割当部32は、推定保冷可能時間が必要保冷時間より長く、かつ、推定保冷可能時間と必要保冷時間との差が小さい保冷庫100を、運行計画に仮割当する(ステップS72)。
次に、保冷庫割当部32は、仮割当処理で保冷庫100の不足見込みがあるか否かを判断する(ステップS74)。
保冷庫100の不足見込なしの場合(ステップS74:YES)、保冷庫割当部32は、残りの運行計画の中から次に長い運行計画を選択する(ステップS76)。残りの運行計画がない場合、保冷庫100の仮割当処理を終了する。これは、抽出された全ての運行計画に保冷庫100が仮割当されたことを意味する。
ステップS66において、残りの運転計画の中から次に必要保冷時間の長い運行計画を選択し、選択した運行計画に使用される保冷庫100の仮割当処理を行う。
一方、保冷庫100の不足見込ありの場合(ステップS74:NO)、保冷庫割当部32は保冷庫100が不足する運行計画情報を保持する(ステップS78)。
ステップS78の処理後、残りの運行計画がある場合、ステップS66に戻って、残りの運転計画の中から次に必要保冷時間の長い運行計画を選択し、選択した運行計画に使用される保冷庫100の仮割当処理を行う。ステップS78で保冷庫100が不足する運行計画情報を保持するが、最終的には、図4のステップS46で行われる仮割当て処理で保冷庫100の不足する運転計画情報のみが保持されることになる。
上記の保冷庫100の仮割当の処理によれば、保冷庫100の割当確定以後における推定保冷可能時間に基づいて、保冷庫100の仮割当を行う。これにより、保冷庫100の運用効率を上げることができる。また、推定保冷可能時間が必要保冷時間より長く、かつ、推定保冷可能時間と必要保冷時間との差が小さい保冷庫100を、運行計画に仮割当するので、推定保冷可能時間の無駄をなくすことができる。
以上、保冷庫100の管理方法について図4から図6を参照して説明した。しかし、本開示は、上記の保冷庫100の管理方法に限らない。
次に、保冷庫100の他の管理方法について、図7を参照して説明する。図7は、保冷庫100の管理方法を示すフロー図である。
先ず、現在時刻後の所定の時間に物品の出発時刻が設定された運行計画を抽出する(ステップS82)。
次に、現在時刻から出発時刻より前の予め定められた時刻までに変化する複数の保冷庫100の推定保冷能力を算出する(ステップS84)。
次に、複数の保冷庫100の中から、それぞれの推定保冷能力に基づいて、運行計画に使用可能な保冷庫100の仮割当を行う(ステップS86)。
保冷庫100の仮割当の後、前記予め定められた時刻以前に、運行計画に使用される保冷庫100の割当確定を行う(ステップS88)。
次に、保冷庫100の割当結果を報知する(ステップS90)。
ここで、割当結果の報知とは、運行計画に割当られる保冷庫100が足りた場合、例えば、当該運行結果を保冷庫100の表示部24に表示させるなどのように、運行計画を報知すること、また、運行計画に割当られる保冷庫100が不足した場合、例えば、管理端末装置300の表示部36に保冷庫100の不足を表示させるなどのように、保冷庫100の不足を報知することをいう。
上記保冷庫100の管理方法によれば、保冷庫100の割当確定以後における推定保冷能力に基づいて、保冷庫100の仮割当を行う。これにより、保冷庫100の運用効率を上げることができる。
なお、本開示は、上記保冷庫100の管理方法に限らず、当該管理方法における各ステップの処理をコンピュータなどのハードウェアを用いて実行可能な保冷庫100のプログラムであってもよい。
上記の実施の形態によれば、保冷庫100の表示部24に、予冷を必要とする旨を示す情報を表示させたので、予冷と保冷庫100との関係性をユーザーが容易に認識することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、第1の所定時間後までに出発時刻が設定された運行計画について保冷庫100の割当を行ったが、本開示はこれに限らず、例えば、保冷庫割当部32は、複数の保冷庫100のうちの第1保冷庫100以外の複数の第2保冷庫100における保冷能力(保冷可能時間)が予め定められた余裕率を満たさない場合や、第2保冷庫100の台数が余裕率を満たさない場合、複数の第2保冷庫100から運行計画以降の計画に対して使用される第3保冷庫100の仮割当を行い、仮割当された第3保冷庫100のうちの予冷の対象となる保冷庫100を示す情報、および、第3保冷庫100の不足情報を報知するように構成してもよい。ここで、余裕率とは、運行元施設におけるその日の運行計画に必要な述べ保冷庫台数に対して、ある時点における運行計画に割当てられずに残存する保冷庫100の台数の割合、もしくは、運行元施設におけるその日の運行計画に必要な保冷能力に対して、ある時点における運行計画に割当てられずに残存する保冷庫100の保冷能力の総計の割合を示される値をいう。
上記の構成によれば、運行計画に仮割当を行った後に、さらにそれ以降の運転計画に対しても仮割当を行うことで、将来的な不足等を早めに検知して報知することができ、今から予冷を始める等の対処が可能となる。
また、上記実施の形態では、推定保冷能力算出部26は、温度帯および庫内温度に基づいて推定保冷可能時間を算出したが、本開示はこれに限らず、例えば、推定保冷能力算出部26は、運行計画および推定保冷可能時間に基づいて、予冷の開始時間を算出するようにしてもよい。さらに、保冷庫100は、運行計画における保冷庫100の使用開始時間までに、予冷を完了するように予冷を行うように構成されてもよい。具体的には、保冷庫100の表示部24に使用開始時間までに予冷を完了する旨を表示するようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、保冷能力算出部25、および、推定保冷能力算出部26、を保冷庫100に設けたが、それらの少なくとも一つを管理端末装置300に設けてもよい。
以上のとおり本開示によれば、保冷庫100や保冷能力の過不足が把握でき、保冷庫100の運用を最適化することが可能な、保冷庫管理システム、管理端末装置および保冷庫を提供することができる。
また、以下の点において有用である。
例えば従来のシステムでは、翌日分の配送計画に対して一度に保冷庫100の割当を行うとすると、翌日の総使用台数分の保冷庫100が準備されていない場合、保冷庫100が不足するおそれがあったが、本開示によれば、所定の時間帯(例えば、現在時刻からx時間後まで)に物品の出発時刻が設定されている運行計画で使用される保冷庫100の仮割当を行うことにより、運行計画が限定されるため、遠い先の計画まで作成する必要がなく、全運転計画で必要となる保冷庫100を準備しておく必要がなく、保冷庫100が不足する事象が減り、保冷庫100の運用効率を上げることができる。
また、従来のシステムでは、保冷庫100の不足に備えて多数の保冷庫100を準備しておくと、保冷庫100の台数が過剰となり、保冷庫100の運用効率を低下させる懸念があったが、本開示によれば、物品の出発時刻より前で保冷庫100の割当確定時以降の時刻における保冷能力を推定し、推定した推定保冷能力に基づいて保冷庫100の仮割当を行うことにより、予冷中の保冷庫100を仮割当の対象とすることができ、効率良く保冷庫100を使用することができ、この点からも保冷庫100の運用効率を上げることができる。
さらに、従来は、直近の配送計画のみで保冷庫100の割当を行うとすると、予冷が間に合わず、残存保冷能力が不足するおそれがあったが、本開示によれば、最初の仮割当から割当確定までの間に、仮割当を再度行うことが可能な構成であるため、再度行われる仮割当の際に新たに使えるようになった保冷庫100が増えた場合や蓄冷量に変化があるなどの保冷庫100の状況に応じて柔軟な保冷庫100の割当が可能となる。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示は、保冷庫の運用効率を上げることが要求される保冷庫管理システム、および管理端末装置に好適に利用される。
1 保冷庫管理システム
21 識別記号保持部
22 庫内温度検出部
23 庫内温度制御部
24 表示部
25 保冷能力算出部
26 推定保冷能力算出部
31 運行計画保持部
32 保冷庫割当部
33 保冷庫確定部
36 表示部
100 保冷庫
300 管理端末装置

Claims (9)

  1. 物品を収容し、前記収容した物品を保冷する能力であって時間の経過に応じて変化する保冷能力を有する複数の保冷庫と、
    第3時刻における前記保冷能力を推定する推定保冷能力算出部と、
    前記第3時刻以前の時刻である第1時刻に、前記第3時刻以後の所定の時間帯に前記物品の出発時刻が設定されている運行計画で使用される第1保冷庫の候補を、前記推定保冷能力算出部により推定された前記保冷能力に基づいて、前記複数の保冷庫の中から選出し、選出された保冷庫を前記運行計画に仮割当を行う保冷庫割当部と、
    前記第1時刻以後であって前記第3時刻以前の時刻である第2時刻に、仮割当されていた保冷庫である前記第1保冷庫の割当確定を行う保冷庫確定部と、
    を備え
    前記保冷庫割当部は、前記第1時刻から前記第2時刻までの間に、前記複数の保冷庫の中で前記運行計画に割り当て可能な保冷庫に変化が生じた場合、前記第2時刻までに、再度前記第1保冷庫の候補を前記複数の保冷庫の中から選出し、選出された保冷庫を前記運行計画に仮割当を行う、
    保冷庫管理システム。
  2. 前記推定保冷能力算出部は、予冷が指定時間行われた場合の前記第3時刻における前記保冷能力を推定する請求項1に記載の保冷庫管理システム。
  3. 前記推定保冷能力算出部は、前記複数の保冷庫の中に前記予冷が不要な保冷庫がある場合、前記予冷が不要な保冷庫の前記第3時刻における前記保冷能力を推定する、請求項2に記載の保冷庫管理システム。
  4. 前記保冷庫割当部が前記第1保冷庫の仮割当を行う際に、前記予冷を必要とする保冷庫の仮割当を行う場合、その旨を報知する、請求項2または3に記載の保冷庫管理システム。
  5. 前記予冷を必要とする保冷庫を示す情報を報知する表示部をさらに有する、請求項4に記載の保冷庫管理システム。
  6. 前記保冷庫割当部が前記第1保冷庫の仮割当を行う際に、前記予冷を必要とする保冷庫に前記予冷を行ったとしても前記保冷能力が不足する場合、その旨を報知する、請求項2から5のいずれかに記載の保冷庫管理システム。
  7. 前記割当確定された第1保冷庫の表示部に当該第1保冷庫が使用される運行計画を報知させる、請求項1から6のいずれかに記載の保冷庫管理システム。
  8. 前記保冷庫割当部は、前記複数の保冷庫のうちの前記第1保冷庫以外の複数の第2保冷庫における前記保冷能力が予め定められた余裕率を満たさない場合、前記複数の第2保冷庫から前記運行計画以降の計画に対して使用される第3保冷庫の仮割当を行い、
    前記仮割当された第3保冷庫のうちの予冷の対象となる保冷庫を示す情報、および、前記第3保冷庫の不足情報を報知する、請求項1から7のいずれかに記載の保冷庫管理システム。
  9. 物品を収容し、当該収容した物品を保冷する能力であって時間の経過に応じて変化する保冷能力を有し、第3時刻における前記保冷能力を推定する推定保冷能力算出部を有する複数の保冷庫と通信回線を介して接続された管理端末装置において、
    前記第3時刻以前の時刻である第1時刻に、前記第3時刻以後の所定の時間帯に前記物品の出発時刻が設定されている運行計画で使用される第1保冷庫の候補を、前記推定保冷能力算出部により推定された前記保冷能力に基づいて、前記複数の保冷庫の中から選出し、選出された保冷庫を前記運行計画に前記第1保冷庫の仮割当を行う保冷庫割当部と、
    前記第1時刻以後であって前記第3時刻以前の時刻である第2時刻に仮割当されていた保冷庫である前記第1保冷庫の割当確定を行う保冷庫確定部と、
    を備え、
    前記保冷庫割当部は、前記第1時刻から前記第2時刻までの間に、前記複数の保冷庫の中で前記運行計画に割り当て可能な保冷庫に変化が生じた場合、前記第2時刻までに、再度前記第1保冷庫の候補を前記複数の保冷庫の中から選出し、選出された保冷庫を前記運行計画に仮割当を行う、
    管理端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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