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JP6656582B2 - アンダーランプロテクタの防振構造 - Google Patents
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JP6656582B2 - アンダーランプロテクタの防振構造 - Google Patents

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本発明は、アンダーランプロテクタの防振構造に関する。
トラックなどの大型車両が乗用車と衝突した際の大型車両の下方への乗用車の潜り込みを防止するため、大型車両の車体フレームの前端下部にフロントアンダーランプロテクタ(FUP)を配置する構造が知られている。
特許文献1には、フロントアンダーランプロテクタ全体として耐荷重性能の向上を図るため、補強ロッドの一端を車体フレームに取付けられたスタビライザーブラケットの端面に取付け、補強ロッドの他端をフロントアンダーランプロテクタのUP本体の端部近傍の端面に取付けた構造が記載されている。
特開2004−352101号公報
特許文献1の構造では、アンダーランプロテクタ(UP本体)の車幅方向の両端部は、ステー及び補強ロッドによって車体フレーム側に連結されているが、アンダーランプロテクタの車幅方向の中央部は、車体フレーム側に連結されていない。このため、車両の走行中において、長尺部材であるアンダーランプロテクタの車幅方向の中央部が大きく振動する可能性がある。
そこで、本発明は、車両走行中のアンダーランプロテクタの振動を効率良く抑制することが可能な防振構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1態様のアンダーランプロテクタの防振構造は、左右1対のUPブラケットと、防振ロッドとを備える。アンダーランプロテクタが設けられる車両の車体フレームは、左右1対のサイドメンバとクロスメンバとを有する。左右のサイドメンバは、車幅方向の両側で前後方向に延び、クロスメンバは、車両の前後方向の一側の端部で車幅方向に延びて左右のサイドメンバの一側の端部を連結する。アンダーランプロテクタは、クロスメンバの下方で車幅方向に延びる。
左右のUPブラケットは、左右のサイドメンバの上記一側の端部に固定され、アンダーランプロテクタの左右の端部をそれぞれ支持する。防振ロッドは、クロスメンバとアンダーランプロテクタの車幅方向の中央部とを連結する。アンダーランプロテクタは、前後方向に離間して相対向する一側及び他側の縦面部を車幅方向の略全域に有する。アンダーランプロテクタの左右の端部では、他側の縦面部が前後方向の一側からUPブラケットに面接触した状態でUPブラケットに固定される。アンダーランプロテクタの車幅方向の中央部では、一側の縦面部に防振ロッドが結合される。
クロスメンバとアンダーランプロテクタの車幅方向の中央部とは、左右の防振ロッドによって連結されてもよい。左右の防振ロッドは、アンダーランプロテクタの車幅方向の中央部を底辺とする略二等辺三角形を形成するように、クロスメンバ側からアンダーランプロテクタ側に向かって左右方向へそれぞれ傾斜して延びてもよい。
上記構成では、左右のUPブラケットによって支持されたアンダーランプロテクタの中央部とクロスメンバとを防振ロッドが連結するので、車両走行中において振幅が増大し易いアンダーランプロテクタの中央部の振動を防振ロッドによって抑制することができ、アンダーランプロテクタ全体の振動を効率良く抑制することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様の防振構造であって、防振ロッドは、一端部と他端部とが平板状に潰された円管状の金属パイプであり、一端部と他端部とがクロスメンバとアンダーランプロテクタとにそれぞれ結合される。
上記構成では、一端部と他端部との間のロッド本体が断面係数及び断面2次モーメントが比較的大きい金属製の円管パイプであり、ロッド本体と一端部及び他端部とが一体形成されるので、アンダーランプロテクタの中央部の振動を、防振ロッドによってさらに確実に抑制することができる。
本発明によれば、車両走行中のアンダーランプロテクタの振動を効率良く抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る取付構造を備える車両の外観斜視図である。 図1の車両の要部を斜め前下方から視た斜視図である。 図2のIII−III矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図中の矢印FRは車両1の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両1の前後方向を意味し、左右方向は車両1の前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、キャブ30が概ねエンジン(図示省略)よりも前方に位置するキャブオーバー型の車両である。図1〜図3に示すように、車両1の車体フレーム2は、左右1対のサイドメンバ(図1には左側のみを図示し、図2及び図3には右側のみを図示する)3と、複数のクロスメンバ(図2に最前端のファーストクロスメンバ4のみを図示する)とを備える。左右のサイドメンバ3は、車幅方向の両側で互いに離間して前後方向に延びる。ファーストクロスメンバ4は、左右のサイドメンバ3の前端部の間で車幅方向に直線状に延びて、左右のサイドメンバ3の前端部を連結する。
図2及び図3に示すように、アンダーランプロテクタであるFUP(フロントアンダーランプロテクタ)10は、ファーストクロスメンバ4の後斜め下方(車両1の前端部下方)で車幅方向に延び、車幅方向の左右両側で、UPブラケット(アンダーランプロテクタブラケット)11によって後側(他側)から支持された状態でサイドメンバ3に対して固定される。なお、左右のサイドメンバ3及びUPブラケット11は同様の構成であるため、以下では右側について説明し、左側の説明を省略する。
サイドメンバ3は、車幅方向内側に開口するU状断面であり、略鉛直に起立して前後方向に延びる縦板部21と、縦板部21の上端縁及び下端縁からそれぞれ車幅方向内側に曲折して相対向する上板部22及び下板部23とを一体的に有する。
ファーストクロスメンバ4は、後方に開口するU状断面であり、略鉛直に起立して車幅方向に延びる縦壁部24と、縦壁部24の上端縁及び下端縁からそれぞれ後方に曲折して相対向する上壁部25及び下壁部26とを一体的に有する。ファーストクロスメンバ4の左右の端部は、サイドメンバ3の前端部の上板部22と下板部23との間に挿入され、ファーストクロスメンバ4の上壁部25がサイドメンバ3の上板部22に下方から重なった状態で上壁部25と上板部22とが上下方向から締結固定されるとともに、ファーストクロスメンバ4の下壁部26がサイドメンバ3の下板部23に上方から重なった状態で下壁部26と下板部23とが上下方向から締結固定される。
FUP10は、2本のチャンネル材を結合して形成された矩形筒状体であり、上面部12と下面部13と前面部14と後面部15とを一体的に有する。UPブラケット11は、ブラケット本体16とUP支持板部17とを一体的に有し、ブラケット本体16は、サイドメンバ3の下板部23の下面に締結固定されて下方へ延びる。UP支持板部17は、ブラケット本体16の前面下部に固着され。FUP10の後面部15は、UP支持板部17の前面に前方から面接触した状態で、UP支持板部17に結合され支持される。
ファーストクロスメンバ4の車幅方向の中央部には、ロッド連結ブラケット31が固定されている。ロッド連結ブラケット31は、L状に曲折された金属板であり、平板状の車体側結合部32と、車体側連結部32の一端縁から略直角に曲折して延びる平板状の上ロッド連結部33とを一体的に有する。車体側結合部32をファーストクロスメンバ4の下壁部26に下方から重ねて下壁部26の下面に面接触させ、下壁部26及び車体側結合部32にそれぞれ形成されて上下方向に貫通するボルト挿通孔(図示省略)にボルト34を挿通し、ボルト34にナット35を螺合して締付けることによって、下壁部26に締結固定される。係る状態で、上ロッド連結部33は、車体側結合部32の前端縁から下方へ曲折して延びる。上ロッド連結部33の前面は、前後方向と略直交する平坦面状である。
FUP10の車幅方向の中央部の前面部14は、下ロッド連結部36を構成する。下ロッド連結部36(前面部14の車幅方向の中央部)の前面は、前後方向と略直交する平坦面状である。
上ロッド連結部33と下ロッド連結部36とは、略同形状を有する左右2本の防振ロッド40L,40Rによって連結される。防振ロッド40L,40Rは、一端部41と他端部42とが平板状に潰された円管状の金属パイプであり、一端部41と他端部42と間に円管状のロッド本体43を有する。一端部41は、ロッド連結ブラケット31の上ロッド連結部33の前面に前方から重ねられて面接触した状態で、一端部41及び上ロッド連結部33にそれぞれ形成されて前後方向に貫通するボルト挿通孔(図示省略)にボルト44を挿通し、ボルト44にナット45を螺合して締付けることによって、上ロッド連結部33に締結固定される。他端部42は、FUP10の下ロッド連結部36の前面に前方から重ねられて面接触した状態で、他端部42及び下ロッド連結部36にそれぞれ形成されて前後方向に貫通するボルト挿通孔(図示省略)にボルト46を挿通し、ボルト46にナット47を螺合して締付けることによって、下ロッド連結部36に締結固定される。これにより、ファーストクロスメンバ4とFUP10の車幅方向の中央部とが防振ロッド40L,40Rによって連結される。
下ロッド連結部36の前面は、上ロッド連結部33の前面よりも後方に配置されているため、ロッド本体43は、後斜め下方へ傾斜して延び、一端部41及び他端部42は、ロッド本体43の上端及び下端から略鉛直に曲折する。また、上ロッド連結部33の左右のロッド結合位置(ボルト挿通孔)は、互いに近接して配置され、下ロッド連結部36の左右のロッド結合位置(ボルト挿通孔)は、上ロッド連結部33の左右のロッド結合位置よりも車幅方向外側にそれぞれ配置されているため、左右のロッド本体43は、一端部41から他端部42に向かって車幅方向外側へ傾斜して延び、左右の防振ロッド40L,40Rと下ロッド連結部36とは、下ロッド連結部36を底辺(下辺)とする略二等辺三角形を形成する。
本実施形態によれば、左右のUPブラケット11によって支持されたFUP10の中央部とクロスメンバ4とを防振ロッド40L,40Rが連結するので、車両走行中において振幅が増大し易いFUP10の中央部の振動を防振ロッド40L,40Rによって抑制することができ、FUP10全体の振動を効率良く抑制することができる。
防振ロッド40L,40Rのロッド本体43は、断面係数及び断面2次モーメントが比較的大きい金属製の円管パイプであり、一端部41及び他端部42をロッド本体43と一体形成するので、FUP10の中央部の振動を、防振ロッド40L,40Rによってさらに確実に抑制することができる。
また、防振ロッド40L,40Rの一端部41を、ロッド連結ブラケット31を介してファーストクロスメンバ4に固定するので、一端部41の結合作業性が向上する。
なお、上記実施形態では上ロッド連結部33と下ロッド連結部36とを2本の防振ロッド40L,40Rで連結したが、防振ロッドの数はこれに限定されず、1本又は3本以上であってもよい。
また、ロッド連結ブラケット31を省略し、防振ロッド40L,40Rの一端部41をファーストクロスメンバ4に直接固定してもよい。また、FUP10にロッド連結ブラケットを固定し、防振ロッド40L,40Rの他端部42をロッド連結ブラケットに結合してもよい。
また、防振ロッド40L,40Rの断面形状は、中空の管状体に限定されず、中実の棒状体など任意に設定可能であり、中実の棒状体とした場合には、その両端に板状の連結板を溶接等によって固定してもよい。
また、上記実施形態ではファーストクロスメンバ4とFUP10とを防振ロッド40L,40Rによって連結したが、左右のサイドフレーム3の後端部を連結するエンドクロスメンバ(図示省略)の下方にリヤアンダーランプロテクタ50(図1参照)が配置される構造において、エンドクロスメンバとリヤアンダーランプロテクタ50とを、車両1の前端部の場合と同様に防振ロッドによって連結してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明に係るアンダーランプロテクタの防振構造は、トラック等の車両に広く利用することができる。
1 車両
2 車体フレーム
3 サイドメンバ
4 ファーストクロスメンバ
10 FUP(フロントアンダーランプロテクタ)
11 UPブラケット
14 FUPの前面部
26 ファーストクロスメンバの下壁部
31 ロッド連結ブラケット
32 車体側結合部
33 上ロッド連結部
36 下ロッド連結部
40L,40R 防振ロッド
41 防振ロッドの一端部
42 防振ロッドの他端部
43 ロッド本体
50 リヤアンダーランプロテクタ

Claims (2)

  1. 車体フレームが、車幅方向の両側で前後方向に延びる左右1対のサイドメンバと、車両の前後方向の一側の端部で車幅方向に延びて前記左右のサイドメンバの前記一側の端部を連結するクロスメンバとを有する前記車両に設けられ、前記クロスメンバの下方で車幅方向に延びるアンダーランプロテクタの防振構造であって、
    前記左右のサイドメンバの前記一側の端部に固定され、前記アンダーランプロテクタの左右の端部をそれぞれ支持する左右1対のUPブラケットと、
    前記クロスメンバと前記アンダーランプロテクタの車幅方向の中央部とを連結する防振ロッドと、を備え
    前記アンダーランプロテクタは、前後方向に離間して相対向する一側及び他側の縦面部を車幅方向の略全域に有し、
    前記アンダーランプロテクタの左右の端部では、前記他側の縦面部が前後方向の一側から前記UPブラケットに面接触した状態で前記UPブラケットに固定され、
    前記アンダーランプロテクタの車幅方向の中央部では、前記一側の縦面部に前記防振ロッドが結合される
    ことを特徴とするアンダーランプロテクタの防振構造。
  2. 請求項1に記載の防振構造であって、
    前記クロスメンバと前記アンダーランプロテクタの車幅方向の中央部とは、左右の前記防振ロッドによって連結され、
    前記左右の防振ロッドは、前記アンダーランプロテクタの車幅方向の中央部を底辺とする略二等辺三角形を形成するように、前記クロスメンバ側から前記アンダーランプロテクタ側に向かって左右方向へそれぞれ傾斜して延びる
    ことを特徴とするアンダーランプロテクタの防振構造。
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