<第1実施例>
図1を参照して、この実施例の睡眠管理装置10は、乳幼児期の子どもなどのユーザによって抱擁(ハグ)され、ユーザが寝るときに利用される。携帯端末12は睡眠管理装置10のポケット26(図2(A)など参照)に収納される。また、睡眠管理装置10がユーザによって抱擁されている状態では、携帯端末12はユーザの顔に近接した状態となる。
たとえば、ユーザは、自分の体に睡眠管理装置10を密着させることで安心感を得て、それによってユーザは癒しを実感する。そのため、ベッドなどに横なっている状態のユーザは、睡眠管理装置10を抱擁することで安心感を得て、癒しを実感する。なお、睡眠管理装置10による癒しの効果については、特願2013−142674号を参照されたい。
図2を参照して、睡眠管理装置10は、一例として、人間のミニマルデザインに基づく外観、形状を有するように作られる。つまり、本実施例の睡眠管理装置10の本体である抱擁体20は、人間の頭に相当してかつ頭と見える頭部20aと、その下の、人間の胴体に相当してかつ胴体と見える胴体部20bと、胴体部20bから左右に延びる、人間の手および腕に相当して手および腕と見える腕部20cと、胴体部20bの下部であって人間の足に相当しかつ足と見える足部20dとを含む。睡眠管理装置10のサイズは、全体として約40cmの背の高さを有し、太さはユーザが腕を回して抱擁できる程度の大きさ、たとえば胴体部20bの直径はおよそ60cm±20cm程度に設定される。
睡眠管理装置10は、特に図2(D)の断面図からよくわかるように、たとえば上述のような外観を有する外被22を含み、この外被22の中に、内蔵物24が内蔵される。外被22は任意の材料からなる生地、たとえば布状の生地、網状の生地、膜またはシート状の生地などで作ることができるが、本実施例では、たとえばサテンのような布を縫製して作っている。外被22の材料としては、その他、シリコンまたは塩化ビニルなどの合成樹脂などが利用可能である。そして、睡眠管理装置10はユーザに抱かせるものであるので、外被22としては、肌触りのよい素材であって、できるだけ抗菌性および防汚性の少なくとも一方があるものが好ましい。
外被22の中に収容される内蔵物24は、たとえば発泡ウレタンまたは綿などを外被22と同様の形状に予め成形したものであってもよく、たとえば発泡スチロールなど合成樹脂のビーズ(たとえば直径1mm程度)であってもよい。前者の場合は、内蔵物24自体が睡眠管理装置10の外観形状を形成するので、内蔵物24の上に外被22を被せるだけでよいが、後者の場合には、内蔵物24自体は定形を持っていないので、先に準備した外被22の中にビーズを詰め込むという手順で睡眠管理装置10を作ることになる。いずれの場合にも、睡眠管理装置10すなわち内蔵物24は弾性を持っていてもよいし、弾性を持っていなくてもよい。しかしながら、重すぎないことが望ましいので、発泡樹脂などが内蔵物24の材料として好適する。
さらに、内蔵物24として、睡眠管理装置10の外観、形状と同型の合成樹脂またはゴムの袋に気体または液体を入れた、風船または水風船などを利用することも考えられる。
このような睡眠管理装置10の、人間の頭に相当する部分すなわち頭部20aの側面、実施例では右側面には、ポケット26が形成される。このポケット26は、図2(C)に示すように、携帯端末12をその中に収納するためのものである。そして、携帯端末12は、ポケット26に対して容易に出し入れすることが出来る。したがって、保護者は、携帯端末12の充電などのメンテナンス作業を容易に行うことが出来る。なお、ポケット26は収納部または収容部と言われることもある。
睡眠管理装置10の頭部20aとその下の胴体部20bとの間にはくびれ部28が形成されていて、このくびれ部28は、頭部20aの変位を可能にするためのものである。たとえば、頭部20aをユーザの頭の方に引き寄せるように変位させることによって、頭部20aのポケット26に収納されている携帯端末12をユーザの顔に近接させることが出来る。つまり、ポケット26は、睡眠管理装置10がユーザに抱擁されている状態では、ユーザの耳元および口元に近接する位置に設けられている。
図3を参照して、携帯端末12は、スマートフォン(smartphone)とも言われる携帯電話機である。携帯端末12は縦長の扁平矩形のハウジング40を含む。ハウジング40の主面(表面)には、たとえば液晶または有機ELなどで構成されるディスプレイ42が設けられる。ディスプレイ42の上には、タッチパネル44が設けられる。
ハウジング40の縦方向一端の主面側にマイク46が内蔵され、縦方向他端の主面側にスピーカ48が内蔵される。
ハウジング40の主面には、タッチパネル44と共に入力操作手段を構成する操作キー50が設けられる。
たとえば、ディスプレイ42に表示されたダイヤルパッドに対してタッチ操作が行うことで電話番号が入力され、通話を開始する操作されると音声通話が開始される。通話を終了する操作されると音声通話が終了する。また、操作キー50を長押しすることによって、携帯端末12の電源をオン/オフすることができる。
また、操作キー50が短押しされると、ディスプレイ42にホーム画面が表示される。その状態でディスプレイ42に表示されているGUIに対して、タッチ操作を行うことによって携帯端末12を操作することが出来る。
なお、他の実施例では、フィーチャーフォン(featurephone)と言われる携帯電話機や、PDAなどが携帯端末12として利用されてもよい。
図4を参照して、図3に示す実施例の携帯端末12は、コンピュータまたはCPUとも言われるプロセッサ60などを含む。プロセッサ60には、バス62を介して、無線通信回路64、A/D変換器68、D/A変換器70、入力装置72、表示ドライバ74、メモリ76、タッチパネル制御回路78、加速度センサ80およびBluetooth(登録商標)モジュール82などが接続される。
また、無線通信回路64にはアンテナ66が接続され、A/D変換器68にはマイク46が接続され、D/A変換器70にはスピーカ48が接続され、表示ドライバ74にはディスプレイ42が接続され、タッチパネル制御回路78にはタッチパネル44が接続される。
プロセッサ60は携帯端末12の動作を制御する。メモリ76は、記憶手段とも言われ、ROM、フラッシュメモリおよびRAMを含む。ROMおよびフラッシュメモリには、音声および映像のようなコンテンツのデータが記録される。RAMには、ROMまたはフラッシュメモリに予め設定されているプログラムの全部または一部が使用に際して展開され、プロセッサ60はこのRAM上のプログラムに従って動作する。また、RAMはさらに、プロセッサ60のワーキング領域ないしバッファ領域として用いられる。なお、プロセッサ60は、後述するデジタルフィルタ用のDSP(Digital Signal Processor)60aを含む。
入力装置72は、図3に示す操作キー50を含む。そのため、キー操作を受け付けた操作キー50の情報(キーデータ)は入力装置72によってプロセッサ60に入力される。
無線通信回路64は、アンテナ66を通して、音声通話およびメールなどのための電波を送受信するための回路である。たとえば、タッチパネル44が受け付けた発呼(音声発信)の操作に基づき、無線通信回路64は、プロセッサ60の指示の下、音声発信処理を実行し、アンテナ66を介して音声発信信号を出力する。音声発信信号は、基地局および通信網を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において音声着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ60は通話処理を実行する。なお、無線通信回路64およびアンテナ66はまとめて受信手段と言われることもある。
A/D変換器68は、上述のようにマイク46から得られたアナログの音声信号をデジタルの音声データに変換し、その音声データをプロセッサ60に入力する。D/A変換器70は、デジタルの音声データをアナログの音声信号に変換して、アンプを介してスピーカ48に与える。したがって、音声データに基づく音声がスピーカ48から出力される。そして、通話処理が実行されている状態では、マイク46によって集音された音声が相手の電話機に送信され、通話相手の音声が、スピーカ48から出力される。
なお、後述するコンテンツが再生された場合も、コンテンツの音声データに基づく音声が、スピーカ48から出力される。
表示ドライバ74には図2に示すディスプレイ42が接続され、したがって、ディスプレイ42はプロセッサ60から出力される映像データまたは画像データに従って映像または画像を表示する。表示ドライバ74は表示するためのデータを一時的に記憶するビデオメモリを含んでおり、プロセッサ60から出力されたデータはこのビデオメモリに記憶される。そして、表示ドライバ74は、ビデオメモリの内容に従って、ディスプレイ42に画像を表示する。つまり、表示ドライバ74は、プロセッサ60の指示の下、当該表示ドライバ74に接続されたディスプレイ42の表示を制御する。
タッチパネル制御回路78には、図2に示すタッチパネル44が接続される。タッチパネル制御回路78は、タッチパネル44に必要な電圧などを付与すると共に、タッチパネル44に対するタッチの開始を示すタッチ開始信号、タッチの終了を示す終了信号、およびタッチされたタッチ位置を示す座標データをプロセッサ60に入力する。したがって、プロセッサ60はこの座標データおよびその座標データの変化に基づいて、タッチ操作に対応する処理を実行する。
加速度センサ80は、それぞれがセンサに対してある方向にどの程度の加速度がかかっているかを検出するものであり、一度に3つの軸方向の加速度を検出することができる3軸の加速度センサである。なお、加速度センサ80は加速度検出手段と言われることもある。
Bluetooth(以下、BTと省略する。)モジュール82は、BT通信回路とBT通信に必要なアンテナなどを含む。そして、BTモジュール82は、他の通信機器との間に、マスタおよびスレーブの関係を有するBT通信を確立するために用いられる。
たとえば、携帯端末12でBT通信が有効にされ、マスタとして動作するように設定されると、携帯端末12は、スレーブとして動作する通信機器を検索する。このとき、通信機器側でBT通信を開始する操作が行われると、通信機器はスレーブとして動作し、マスタ端末の接続要求に応答する接続待機状態に遷移する。その結果、マスタとして動作する携帯端末12は、スレーブとして動作する通信機器を発見することが出来る。携帯端末12が通信機器を発見すると、通信機器に設定されたパスコード(PIN)の入力が携帯端末12を操作する人物に求められる。携帯端末12が正しいPINの入力を受け付けた場合、携帯端末12と通信機器との間でBT通信が確立される。そして、BT通信が確立されると、データの送受信を行うことが可能になる。
また、携帯端末12は、上述したDSP60aを利用したデジタルフィルタ機能を有している。デジタルフィルタ機能とは、DSP60aをローパスフィルタ(Low-pass filter:LPF)、ハイパスフィルタ(High-pass filter:HPF)およびバンドパスフィルタ(Band-pass filter:BPF)などとして機能させることで、マイク46によって集音された音声の音声データに対して、デジタル信号処理を施す。
たとえば、マイク46によって集音された音声のうち特定の周波数帯の音声を通過させるように、DSP60aをBPFとして機能させた場合、プロセッサ60は特定の周波数帯の音声の音声データを得ることが出来る。
また、携帯端末12はメモリ76に記憶されているコンテンツを再生することが可能なコンテンツ再生機能を有している。
そして、ユーザの睡眠を管理する睡眠管理機能も有しており、この睡眠管理機能では、デジタルフィルタ機能およびコンテンツ再生機能が利用される。
上述した睡眠管理機能について具体的に説明する。睡眠管理機能が実行されると、コンテンツ再生機能も実行され、任意のコンテンツを選択可能な状態になる。たとえば、ユーザの保護者が任意のコンテンツを選択すると、そのコンテンツが再生され、コンテンツに対応する音声がスピーカ48から出力される。この状態で、携帯端末12は睡眠管理装置10のポケット26に収納される。
次に、保護者は、携帯端末12がポケット26に収納された睡眠管理装置10を、たとえばベッドで横になっているユーザに抱擁させる。このとき、ユーザの耳元および口元に、携帯端末12が収納されたポケット26が近接した状態になる。そのため、ユーザは、携帯端末12から出力されるコンテンツの音声を耳元で聞くことが出来る。したがって、ユーザは、睡眠管理装置10を抱擁することで、癒しを実感しながら、音声を耳元で聞くことが出来る。
また、携帯端末12は、コンテンツを再生すると共に、デジタルフィルタ機能を実行して、ユーザの呼吸を検出する。具体的は、ユーザの呼吸音の周波数帯の音声を通過させるBPFとしてDSP60aを機能させ、マイク46によって集音された音声から呼吸音の音声データが抽出される。このように、ユーザが睡眠管理装置10を抱擁すればマイク46がユーザの口元に近づくため、ユーザの呼吸音を適切に集音することができる。なお、マイク46はユーザの呼吸を検出する際に利用されるため、マイク46は検出手段と言われることもある。また、抽出した音声データの信号が小さい場合、その音声データに対して増幅処理が施される。
このようにして抽出された呼吸音の音声データには、周波数解析などの所定の処理がさらに施され、ユーザの呼吸が検出される。そして、検出されたユーザの呼吸から、単位時間(たとえば、60秒)当たりの呼吸数が検出される。たとえば、本実施例では60秒間の呼吸数がカウントされる。ただし、他の実施例では、一定時間(たとえば、10秒)当たりの呼吸数がカウントされ、その呼吸数を所定倍(たとえば、6倍)にすることで、単位時間当たりの呼吸数が算出されてもよい。
また、本実施例では、単位時間当たりの呼吸数が閾値より少なくなると、ユーザが寝付いたと判断される。そして、ユーザが寝付いたと判断された場合、再生されているコンテンツの音声の音量が下げられる。
たとえば、ユーザは、抱擁体20(睡眠管理装置10)を抱擁することで、癒しを実感し落ち着いた状態となる。この状態で、たとえば保護者が歌った子守唄などのコンテンツを再生すれば、ユーザはコンテンツの音声、つまり保護者が歌った子守唄の音声を耳元で聞くことが出来る。そして、ユーザが寝付いた場合には、コンテンツの音声の音量が下がるため、コンテンツの音声がユーザの睡眠を妨げることはない。
このように、ユーザは、抱擁体20を抱擁することで癒しを実感し、落ち着いて音声を聞くことが出来るため、ユーザは容易に寝付くことが出来る。たとえば、保護者は、乳幼児などに睡眠管理装置10を利用させることで、ユーザを容易に寝付かせることが出来る。
また、ユーザの保護者は、ユーザを寝付かせる際には、予め用意したコンテンツを再生すればよい。つまり、保護者は、予め用意したコンテンツを利用して、ユーザを容易に寝付かせることが出来る。
なお、他の実施例では、コンテンツは、絵本の内容を朗読したものまたはリラックス効果のある音楽などであってもよい。
上述では第1実施例の特徴を概説した。以下では、図5に示すメモリマップおよび図6に示すフロー図を用いて本実施例について詳細に説明する。
図5は携帯端末12のメモリ76のメモリマップの一例を示す図解図である。図5に示すように、メモリ76はプログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含む。プログラム記憶領域302には、デジタルフィルタ機能を実行するためのデジタルフィルタプログラム310、音声通話を行うための音声通話プログラム312、コンテンツ再生機能を実行するためのコンテンツ再生プログラム314および睡眠管理機能を実行するための睡眠管理プログラム316などが記憶される。なお、図示は省略するが、携帯端末12を動作させるためのプログラムには、BT通信を確立するためのプログラムなども含まれる。
データ記憶領域304には、加速度バッファ330、フィルタバッファ332、出力バッファ334および音量バッファ336などが設けられると共に、コンテンツデータ338などが記憶される。
加速度バッファ330には、加速度センサ80から出力された加速度のデータが一時的に記憶される。フィルタバッファ332には、デジタルフィルタプログラム310によるデジタル信号処理によって得られた音声データが一時的に記憶される。出力バッファ334には、スピーカ48から出力される音声に対応する音声データが一時的に記憶される。たとえば、コンテンツが再生されている場合、出力バッファ334には、そのコンテンツの音声データが一時的に記憶される。音量バッファ336には、出力される音声の音量を示す値が一時的に記憶される。
コンテンツデータ338は、上述した子守唄のコンテンツなどを含む。そして、コンテンツ再生プログラム314が実行されると、コンテンツデータ338は、読み出され、再生処理が施される。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、様々な計算の結果を一時的に格納するバッファおよび携帯端末12の動作に必要な他のカウンタおよびフラグなども設けられる。
携帯端末12のプロセッサ60は、Linux(登録商標)ベースのOSまたはその他のOSの制御下で、図6に示す睡眠管理処理などを含む、複数のタスクを処理する。
図6は睡眠管理処理のフロー図である。たとえば、ユーザの保護者によって睡眠管理機能を実行する操作がされると、睡眠管理処理が実行される。
睡眠管理処理が実行されると、プロセッサ60はステップS1で、音声を出力する命令が発行されたか否かを判断する。たとえば、コンテンツを選択する操作がされ、音声を出力する命令が発行されたかが判断される。ステップS1で“NO”であれば、たとえばコンテンツが選択されず、音声を出力する命令が発行されなければ、プロセッサ60はステップS1の処理を繰り返す。一方、ステップS1で“YES”であれば、たとえばユーザの保護者がコンテンツを選択し、音声を出力する命令が発行されると、ステップS3でプロセッサ60は、音声を出力する。たとえば、選択されたコンテンツの音声データが出力バッファ334に記憶され、その音声データに対応する音声がスピーカ48から出力される。
続いて、ステップS5でプロセッサ60は、呼吸音から単位時間当たりの呼吸数を検出する。たとえば、フィルタバッファ332に記憶されている呼吸音の音声データから、たとえば、単位時間当たりの呼吸数がカウントされる。
続いて、ステップS7でプロセッサ60は、呼吸数が閾値より少ないか否かを判断する。つまり、ユーザが寝付いたかが判断される。ステップS7で“NO”であれば、たとえばユーザが寝付いておらず、呼吸数が閾値よりも多ければ、プロセッサ60はステップS5の処理に戻る。一方、ステップS7で“YES”であれば、たとえばユーザが寝付いたため、呼吸数が閾値より少なくなれば、ステップS9でプロセッサ60は、音量を下げる。たとえば、コンテンツの音声の音量が下げられる。このとき、音量バッファ336に記憶されている音量の値が下げられる。そして、ステップS9の処理が終了すると、プロセッサ60は睡眠管理処理を終了する。
<第2実施例>
図7を参照して、第2実施例では、携帯端末12と保護者の携帯端末14とが通話可能状態を確立し、携帯端末12のスピーカ48は保護者の音声を出力する。なお、睡眠管理装置10および携帯端末12は第1実施例と同じものであり、携帯端末14の構成は携帯端末12と略同じであるため、これらの詳細な説明は省略する。
たとえば、ユーザの保護者は、携帯端末14からの着呼があった場合には自動的に応答するように、携帯端末12に対して設定を行う。次に、保護者は、このように設定した携帯端末12をポケット26に収納した睡眠管理装置10を、ユーザに抱擁させる。次に、保護者が自身の携帯端末14から携帯端末12に対して発呼すると、携帯端末12と携帯端末14との通話可能状態が自動的に確立される。この状態で、ユーザは自身の携帯端末14に対して子守唄を歌ったり、ユーザに対して語りかけたりする音声を入力すると、携帯端末12のスピーカ48から保護者の音声が出力される。そして、保護者は、ユーザの状況に合わせてユーザに対して話しかけることが出来る。
また、第2実施例では、ユーザが寝付いたと判断された場合、保護者に対してユーザが寝付いたことが通知される。つまり、ユーザの保護者は、ユーザの傍にいない状態であっても、ユーザが寝付いたことを確認することが出来る。
なお、他の実施例では、IP電話機能または音声チャット機能を有するアプリケーション(たとえば、LINE(登録商標))などを利用して、携帯端末12と携帯端末14との通信を確立し、保護者の音声が携帯端末14から携帯端末12に送信されてもよい。
また、携帯端末12と携帯端末14とは、ネットワークを介さずに通信を確立してもよい。
また、保護者は、ユーザと同じ空間(部屋)に居てもよいし、他の空間(他の部屋または建物)に居てもよい。
上述では第2実施例の特徴を概説した。以下では、図8に示すフロー図を用いて本実施例について詳細に説明する。
図8は第2実施例の睡眠管理処理のフロー図である。睡眠管理処理が実行されると、プロセッサ60はステップS1で、音声を出力する命令が発行されたか否かを判断する。たとえば、保護者の携帯端末14との通話可能状態が確立され、受話音声を出力する命令が発行されたかが判断される。ステップS1で“NO”であれば、たとえば保護者の携帯端末14からの着呼が無ければ、プロセッサ60はステップS1の処理を繰り返す。一方、ステップS1で“YES”であれば、たとえば保護者の携帯端末14との通話可能状態が確立され、受話音声を出力する命令が発行されると、ステップS3でプロセッサ60は、音声を出力する。たとえば、保護者の音声がスピーカ48から出力される。
続いて、プロセッサ60は、ステップS5で呼吸音から単位時間当たりの呼吸数を検出し、ステップS7で呼吸数が閾値よりも少ないかを判断する。ステップS7で“NO”であれば、プロセッサ60はステップS5の処理に戻る。一方、ステップS7で“YES”であれば、ステップS9でプロセッサ60は、音量を下げる。
続いて、ステップS11でプロセッサ60は、寝付いたことを通知する。たとえば、ユーザが寝付いたと判断されたため、保護者の携帯端末14において、ユーザが寝付いたことを伝える音声(アラーム音など)が出力されると共に、ユーザが寝付いたことを伝えるメッセージがディスプレイに表示される。
なお、ステップS3の処理を実行するプロセッサ60は出力手段として機能する。また、ステップS5の処理を実行するプロセッサ60は呼吸数検出手段として機能する。また、ステップS9の処理を実行するプロセッサ60は音量制御手段として機能する。そして、ステップS11の処理を実行するプロセッサ60は通知手段として機能する。
また、第1実施例と第2実施例とは任意に組み合わせられてもよい。たとえばユーザの保護者は、携帯端末12と携帯端末14との通話可能状態が確立された後に、自身の携帯端末14に記憶されているコンテンツを再生して、携帯端末12のスピーカ48から出力させてもよいし、携帯端末12においてコンテンツが再生されるように、携帯端末14からコンテンツの再生命令を発行してもよい。
また、図6または図8に示す睡眠管理処理は、保護者の携帯端末14のプロセッサによって実行されてもよい。たとえば、携帯端末12は、ユーザの呼吸音の音声データを保護者の携帯端末14に送信し、保護者の携帯端末14は音声を出力する命令および音量を下げる命令を携帯端末12に対して出す。
<第3実施例>
図9を参照して、第3実施例の睡眠管理システム100は、睡眠管理装置10、携帯端末12、保護者の携帯端末14および無線カメラ16を有する。なお、睡眠管理装置10および携帯端末12は第1実施例のものと同じであり、携帯端末14は第2実施例と同じであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
無線カメラ16は、近距離無線通信を利用して、携帯端末12との無線通信が確立されている。また、無線カメラ16は、ユーザの周辺の静止画像または動画像を撮影することが可能なように設けられている。そして、無線カメラ16によって撮影された静止画像または動画像は、必要に応じて保護者の携帯端末14に送信される。なお、以下の説明では、静止画像および動画像はまとめて「画像」と言う。また、無線カメラ16は単にカメラと言われることもある。
図10を参照して、図9に示す無線カメラ16は、制御IC110などを含む。制御IC110には、バス112を介して、メモリ114、カメラモジュール116およびBTモジュール118などが接続される。
制御IC110は、キャッシュメモリなどを有し、無線カメラ16の動作を制御する。たとえば、制御IC110は、携帯端末12からの命令に従って画像を撮影し、撮影によって得られた撮影画像データを携帯端末12に送信する。
メモリ114は、ROMおよびRAMを含む。RAMには、ROMに予め設定されているプログラムの全部または一部が使用に際して展開され、制御IC110はこのRAM上のプログラムに従って動作する。また、RAMはさらに、制御IC110のワーキング領域ないしバッファ領域として用いられる。
カメラモジュール116は制御回路、レンズおよびイメージセンサなどを含む。制御IC110は、携帯端末12から画像を撮影する命令を受信すると、制御回路およびイメージセンサを起動する。そして、イメージセンサから出力された信号に基づく画像データがカメラモジュール116に入力されると、被写界に対応する動画像がメモリ114に記憶される。また、携帯端末12から静止画像を撮影する命令を受信すると、撮影操作が行われたときの日時が取得され、画像データに対応するメタデータが作成される。このメタデータには、データ名および撮影日時などの情報が含まれる。撮影によって得られた画像データは、メタデータが対応付けられ、1つの画像ファイルとしてメモリ114に記憶される。
BTモジュール118は、携帯端末12が備えるBTモジュール82と略同じであり、制御IC110から与えられた送信データを他の装置に送信する。本実施例では、BTモジュール118は、携帯端末12のBTモジュール82から画像の撮影を指示する命令を受信し、受信した命令を制御IC110に与える。また、BTモジュール118は、カメラモジュール116による撮影によって得られた撮影画像データを携帯端末12のBTモジュール82に送信する。なお、撮影画像データには、静止画像データ、動画像データまたはこれらのデータを合わせたものが含まれる。
第3実施例の睡眠管理システム100では、ユーザの保護者からの要求またはユーザの異常動作の検出などに応じて、ユーザが撮影され、撮影画像データが保護者の携帯端末14に送信される。
まず、ユーザの保護者からの要求について説明する。保護者が携帯端末14に対してユーザの画像を要求する操作を行うと、画像の送信を要求する要求コマンドが携帯端末12に送信される。携帯端末12は、携帯端末14から受信した要求コマンドに応答して、無線カメラ16に対して画像の撮影を指示する命令を送信する。無線カメラ16では、受信した命令に応じてユーザの画像が撮影され、撮影画像データが携帯端末12に送信される。そして、携帯端末12は、無線カメラ16から受信した撮影画像データを、携帯端末14に送信する。したがって、ユーザの保護者は、必要なときにユーザの状態を確認することが出来る。
次に、ユーザの異常動作の検出について説明する。第3実施例では、ユーザが睡眠管理装置10を使って寝ようとしていない動作が異常動作とされる。また、異常動作の具体例としては、ユーザが睡眠管理装置10を抱擁しているときに、ユーザが睡眠管理装置10を離す動作または睡眠管理装置10を抱擁したまま起き上がる動作などが考えられる。そして、ユーザがこれらの異常動作を行うと、ユーザ(睡眠管理装置10)が動くため、携帯端末12の加速度センサ80が出力する加速度が大きく変化する。そこで、第3実施例では、加速度センサ80から出力されるユーザの加速度が所定値より大きい場合に、ユーザが異常動作を行ったと判断される。そして、ユーザが異常動作を行ったと判断された場合は、ユーザの保護者から要求があった場合と同様、無線カメラ16に対して画像の撮影を指示する命令を送信し、これによって受信した撮影画像データが携帯端末14に送信される。したがって、ユーザの保護者は、ユーザが異常動作を行ったことに気づくことが出来ると共に、そのときのユーザの状態を確認することが出来る。
以上のことから、第3実施例では、ユーザの保護者は、ユーザの状態を画像によって確認することが出来るため、ユーザの近くに常に待機する必要がなくなる。
なお、第3実施例でも、第1実施例および第2実施例と同様、スピーカ48から音声が出力され、ユーザが寝付いたと判断されたときに、その音声の音量が下げられる。
また、他の実施例では、保育者の要望などに関係なく、無線カメラ16によって撮影された画像は、常に保護者の携帯端末14に送信されていてもよい。
また、保護者の携帯端末14と無線カメラ16とが同一のネットワーク内に存在する場合は、画像を撮影する命令が携帯端末14から無線カメラ16に対して直接送信されてもよい。この場合は、無線カメラ16によって撮影された画像も、無線カメラ16から携帯端末14に対して直接送信される。また、異常動作が検出された場合は、画像を撮影する命令が携帯端末12から送信されるが、撮影画像データは無線カメラ16から携帯端末14に対して直接送信される。
また、第3実施例では、携帯端末12と無線カメラ16とは、BT方式の近距離無線通信を利用して通信を確立したが、その他の実施例では、携帯端末12と無線カメラ16とは有線で接続されてもよい。また、さらにその他の実施例では、BT方式以外の近距離無線通信を利用して通信が確立されてもよい。たとえば、BT方式以外の近距離無線通信としては、Wi−Fi方式の近距離無線通信が考えられる。Wi−Fi(Wireless Fidelity)は、通信規格であるIEEE 802.11シリーズ(IEEE 802.11a/b/g/nなど)を利用した無線機器間の相互接続性等について、所定の認証機関によって認証されたことを示す名称である。
また、他の実施例では、携帯端末14もWi−Fi方式の近距離無線通信させた場合、無線カメラ16をWi−Fi方式の近距離無線通信におけるアクセスポイントとして機能させてもよい。この場合、携帯端末12と携帯端末14とは、このアクセスポイントを利用して通信を確立し、保護者の音声が携帯端末14から携帯端末12に送信されてもよい。
また、その他の実施例では、空間に配置された照明器具または空調機がネットワークなどを介して制御可能である場合、睡眠管理システム100によって、ユーザの周囲に配置された照明器具または空調機などが制御されてもよい。たとえば、その他の実施例の睡眠管理システム100は、ユーザが寝付いたと判断すると、コンテンツの音声の音量を下げると共に、照明器具の電源をオフにしたり、照明器具の明るさ(たとえば、照度)を下げたり、空間の温度を空調機によって変化させたりする。この場合、ユーザの保護者は、ユーザが寝付いたと判断されたときに、照明器具および空調機をどのように制御するかを予め設定できてもよい。
具体的には、照明器具および空調機をネットワークに接続し、携帯端末12がネットワークを介して照明器具および空調機を制御可能な状態に設定する。そして、携帯端末12は、ユーザが寝付いたと判断すると、コンテンツの音声の音量を下げると共に、照明器具および空調機の一方または両方を制御する。ただし、照明器具および空調機は、ネットワークを介さずに無線または有線によって携帯端末12と接続されてもよい。この場合、携帯端末12は、無線通信または有線通信によって照明器具および空調機を制御する。
また、さらにその他の実施例では、睡眠管理システム100は、照明器具および空調機などを状況に応じて適切に制御することが可能な、いわゆるスマートハウスの制御システムに接続されていてもよい。また、スマートハウスの制御システムが、部屋を暗くしたり、空間の温度を下げたりする睡眠モードを有している場合、睡眠管理システム100は、ユーザが寝付いたと判断すると、ユーザが居る空間を睡眠モードとするように制御システムに対して制御信号を送信する。その結果、ユーザが寝付くと、携帯端末12から出力されるコンテンツの音声の音量が下がると共に、ユーザが居る空間は照明が暗くなったり、空間の温度が下がったりする睡眠モードに移行する。
このように、その他の実施例およびさらにその他の実施例によれば、ユーザの睡眠を妨げる要素を極力排除することが出来る。なお、これらの実施例でも、ユーザが寝付いたと判断されると、無線カメラ16による撮影によって得られた撮影画像データは、保護者の携帯端末14に送信される。
上述では第3実施例の特徴を概説した。以下では、図11に示すメモリマップおよび図12に示すフロー図を用いて本実施例について詳細に説明する。
図11を参照して、第3実施例のプログラム記憶領域302には、第1実施例のメモリマップ(図5)に示されるプログラムに加えて、無線カメラ16によって撮影された画像を送信するための画像送信プログラム318などがさらに記憶される。
また、データ記憶領域304には、第1実施例のメモリマップ(図5)に示されるバッファに加えて、無線カメラ16から送信された撮影画像データが一時的に記憶される画像バッファ340などがさらに設けられる。
第3実施例の携帯端末12のプロセッサ60は、図6または図8に示す睡眠管理処理に加えて、図12に示す画像送信処理などをさらに含む、複数のタスクを処理する。
図12は画像送信処理のフロー図である。たとえば睡眠管理処理が実行されると、画像送信処理も実行される。
画像送信処理が実行されると、プロセッサ60はステップS21で、画像の送信が要求されたか否かを判断する。つまり、ユーザの保護者の携帯端末14から画像の送信を要求する要求コマンドが送信されたかが判断される。ステップS21で“YES”であれば、たとえば保護者が携帯端末14に対して画像を要求する操作を行ったことで、要求コマンドを受信すると、ステップS23でプロセッサ60は、画像の撮影を指示する。つまり、無線カメラ16に対して画像の撮影を指示する命令が送信される。続いて、ステップS25でプロセッサ60は、撮影画像データを受信したか否かを判断する。つまり、無線カメラ16によって画像が撮影され、その撮影によって得られた撮影画像データを無線カメラ16から受信したかが判断される。また、具体的には、画像バッファ340に撮影画像データが記憶されているかが判断される。ステップS25で“NO”であれば、つまり無線カメラ16から撮影画像データを受信していなければ、プロセッサ60はステップS25の処理を繰り返す。
また、ステップS25で“YES”であれば、つまり無線カメラ16から撮影画像データを受信すると、ステップS27でプロセッサ60は、保護者の携帯端末14に撮影画像データを送信する。つまり、無線カメラ16から受信した撮影画像データが、保護者の携帯端末14に送信される。そして、ステップS27の処理が終了すると、プロセッサ60は、ステップS31の処理に進む。なお、ステップS27の処理を実行するプロセッサ60は送信手段として機能する。
また、ステップS21で“NO”であれば、たとえば要求コマンドを受信しなければ、ステップS29でプロセッサ60は、異常動作が行われたか否かを判断する。つまり、加速度バッファ330に記憶されている加速度の値が所定値よりも大きいかが判断される。ステップS29で“YES”であれば、たとえばユーザが睡眠管理装置10を抱擁しているときに、ユーザが睡眠管理装置10を離す動作を行い、加速度バッファ330に記憶される加速度の値が所定値よりも大きくなると、プロセッサ60は上述したステップS23−S27の処理を実行する。一方、ステップS29で“NO”であれば、つまり異常動作が行われなければ、プロセッサ60はステップS31の処理に進む。
続いて、ステップS31でプロセッサ60は、終了命令か否かを判断する。たとえば、画像送信処理を終了させる終了命令が発行されたかが判断される。ステップS31で“NO”であれば、つまり終了命令が発行されていなければ、プロセッサ60はステップS21の処理に戻る。一方、ステップS31で“YES”であれば、たとえば睡眠管理処理が終了し、終了命令が発行されると、プロセッサ60は画像送信処理を終了する。
<第4実施例>
図13を参照して、第4実施例では、FM受信機200とも言われる携帯端末12が利用され、携帯端末14に代えてFM送信機202が利用される。この場合、睡眠管理装置10のポケット26にはFM受信機200が収納され、保護者はFM送信機202を所持する。なお、睡眠管理装置10は、第1実施例のものと同じであるため、詳細な説明は省略する。
FM受信機200は、FM放送に準拠したFM信号を受信するものである。本実施例のFM受信機200は、音声信号を含むFM信号を受信し、その音声信号に応じた音声を出力する。そのため、FM受信機200はFMラジオまたはラジオと言われることがある。
FM送信機202は、FM放送に準拠したFM信号を送信するものである。本実施例のFM送信機202は、マイク204から出力された音声信号を含むFM信号(以下、単に「音声信号」と言う)を送信する。なお、FM送信機202は、FMトランスミッタと言われることがある。
図14を参照して、図13に示すFM受信機200は、コンピュータまたはCPUとも言われるプロセッサ210などを含む。プロセッサ210には、バス212を介して、FM受信回路214、メモリ218、A/D変換器220およびD/A変換器224などが接続される。また、FM受信回路214にはFMアンテナ216が接続され、A/D変換器220には検出手段とも言われるマイク222が接続され、D/A変換器224にはスピーカ226が接続される。
プロセッサ210は、FM受信機200の動作を制御する。メモリ218は、記憶手段とも言われ、ROMおよびRAMを含む。ROMには、音声および映像のようなコンテンツのデータが記録される。RAMには、ROMに予め設定されているプログラムの全部または一部が使用に際して展開され、プロセッサ210はこのRAM上のプログラムに従って動作する。また、RAMはさらに、プロセッサ210のワーキング領域ないしバッファ領域として用いられる。
なお、FM受信機200のプロセッサ210は、携帯端末12のプロセッサ60と同様、第1実施例の睡眠管理処理などを実行することが可能である。また、プロセッサ210は、携帯端末12のプロセッサ60と同様、DSP210aを含む。
FM受信回路214は、FMアンテナ216を通して、FM信号を受信するための回路である。たとえばFM受信機200の電源がオンにされると、FM送信機202などから送信されたFM信号はFMアンテナ216によって受信される。また、受信されたFM信号には、FM受信回路214によって復調処理および復号処理が施される。なお、FM受信回路214およびFMアンテナ216はまとめて受信装置と言われることもある。
D/A変換器224は、復調処理および復号処理によって得られた受話音声信号、つまりデジタルの音声データをアナログの音声信号に変換して、アンプを介してスピーカ226に与える。したがって、受信したFM信号に基づく音声がスピーカ226から出力される。
A/D変換器220は、携帯端末12のA/D変換器68と同様、マイク222から得られたアナログの音声信号をデジタルの音声データに変換し、その音声データをプロセッサ210に入力する。そして、マイク222も、携帯端末12のマイク46と同様、ユーザの呼吸音を集音するために用いられる。
なお、FM受信機200については、一般的に流通しているものが利用されるため、詳細な構成の図示および説明は省略する。
このような、第4実施例では、ユーザの保護者は、FM送信機202のマイク204に対して音声を入力すれば、睡眠管理装置10のポケット26に収納されているFM受信機200のマイク222から、自身の音声を出力させることが出来る。すなわち、第4実施例でも、第2実施例と同様、保護者は、ユーザの状況に合わせてユーザに対して話しかけることが出来る。
なお、第4実施例の他の例では、図14に示す構成からFM受信回路214およびFMアンテナ216を省いた、携帯端末12が採用されてもよい。そして、このような携帯端末12でコンテンツを再生しても、第1実施例と同様の効果を得ることが出来る。
また、第4実施例のその他の例では、FM受信機200とFM送信機202とは有線接続されていてもよい。そして、有線接続される場合は、FM受信機200とFM送信機202とは、有線接続に対応する受信手段と送信手段とに変更される。
また、他の実施例では、携帯端末12またはFM受信機200と同等の構成の回路が、睡眠管理装置10に内蔵されていてもよい。この場合、携帯端末12はポケット26には収納されず、マイク46およびスピーカ48は、ポケット26の周囲に設けられる。
また、その他の実施例では、CDやDVDなどを再生可能な外部機器を携帯端末12に接続し、その外部機器によって再生されたコンテンツの音声が、携帯端末12のスピーカ48から出力されてもよい。
また、さらにその他の実施例では、コンテンツは、ネットワーク配信形式を利用して受信されてもよい。たとえば、携帯端末12は、コンテンツ配信サイトで配信されているコンテンツを受信して、そのコンテンツを再生してもよい。
また、他の実施例では、携帯端末12は、録音機能を有していてもよい。そして、録音機能によって録音された音声が、ユーザに聞かせるコンテンツとして再生されてもよい。
また、本実施例では、睡眠管理装置10の外観を人のミニマルデザインとすることで、ユーザの注意が睡眠管理装置10に惹かれにくくしている。ただし、睡眠管理装置10は、抱擁しやすい形状であればよいため、その他の実施例では、外観が人間のミニマルデザインでなくてもよい。たとえば、睡眠管理装置10の外観は、抱擁体20から腕部20cが省略されたものであってもよい。また、睡眠管理装置10の外観が、動物またはキャラクタなどであってもよい。この場合、睡眠管理装置10は人形またはぬいぐるみと言われることもある。また、睡眠管理装置10の大きさは、ユーザの身体の大きさおよび年齢の少なくとも一方に応じて変更されてもよい。
また、さらにその他の実施例では、睡眠管理装置10に対して、左右の腕を通す腕通し部を設けるようにしてもよい。たとえば、ユーザは、腕通し部に左右の腕を通すことで、睡眠管理装置10がユーザから離れにくくなる。また、ユーザは、腕通し部に左右の腕を通せば、頭部20aすなわち携帯端末12の位置が安定的に保持されるので、睡眠管理装置10の頭部20aがユーザの頬に接触するようになり、さらなる癒しをユーザに与えることができる。
また、他の実施例では、睡眠管理装置10にヒータを埋め込んでユーザの腕を温めたり、睡眠管理装置10の頭部20aににおい袋を収納するための別ポケットを設けたり、睡眠管理装置10の内蔵物24の中にバルーンを収納して睡眠管理装置10の硬さを調節したり、睡眠管理装置10の一部または全体が動くようにしたりして、さらなる癒しをユーザに与えるようにしてもよい。
また、その他の実施例では、睡眠管理装置10に環状の伸縮センサが設けられてもよい。そして、ユーザが睡眠管理装置10を抱擁する際には伸縮センサがユーザに取り付けられ、ユーザの呼吸動作が伸縮センサによって検出される。この場合、伸縮センサによって検出された呼吸動作から、単位時間当たりの呼吸数が検出される。
また、さらにその他の実施例では、ユーザの足などに取り付けられて、ユーザの生体情報を検出する生体センサが、睡眠管理装置10(携帯端末12)に接続されてもよい。この場合、ユーザの生体情報から単位時間当たりの呼吸数が検出される。
このように、単位時間当たりの呼吸数は、マイク46だけに限らず、伸縮センサや生体センサなどの様々なセンサを利用して検出されてもよい。
また、他の実施例では、睡眠管理機能が実行されているときの音声は、一定時間が経過した後に、ユーザの呼吸数に関係なく音量が下げられてもよい。この場合、呼吸を検出するためのマイク46は省かれてもよい。
また、上述の実施例では、閾値(所定値)などに対して「より多い」などの言葉を用いたが「閾値より多い」とは「閾値以上」の意味も含まれる。同様に「閾値よりも少ない」とは「閾値以下」および「閾値未満」の意味も含まれる。
また、本実施例で説明した複数のプログラムは、データ配信用のサーバのHDDに記憶され、ネットワークを介して本実施例と同等の構成のシステムまたは睡眠管理装置10(携帯端末12)に配信されてもよい。また、CD, DVD, BD (Blu-ray(登録商標) Disc)などの光学ディスク、USBメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体にこれらのプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、上記複数のプログラムが、本実施例と同等の構成のシステムまたは睡眠管理装置10に適用された場合、本実施例と同等の効果が得られる。
そして、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。