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JP6663765B2 - 状態判定装置、プログラムおよび集積回路 - Google Patents
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JP6663765B2 - 状態判定装置、プログラムおよび集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、自己組織化マップ(Self−organizing map)を用いて入力データを解析することで、入力データが示す状態(パターン)を判定する技術に関する。
自己組織化マップ(以下、「SOM」という。)は、大脳皮質の視覚野をモデル化したものである。SOMでは、教師なし学習により、入力データを任意の次元へ写像することで、多次元のデータの可視化(例えば、パターン分類)を行うことができる。例えば、SOMでは、高次元の入力データを、例えば、2次元のデータに写像することで、高次元の入力データを、2次元のマップ上に投影することができる。このようにして投影された2次元データ(2次元のマップ)を用いることで、入力データの分類処理(パターン分け処理)を行うことができる。SOMでは、上記のようにして投影された2次元データ(2次元のマップ)を観察することで、入力データの分類状況の把握が、視覚的に容易であるため、SOMは、種々の分野に用いられている。
例えば、特許文献1には、SOMを用いて、波形解析を行う技術が開示されている。
特許文献1の技術では、SOMを用いて、所定の波形パターンを表す領域が連続領域となるように、波形マップを生成する。特許文献1の技術では、特許文献1の図16に示すように、以下の波形マップ上の画像領域が、それぞれ、(分断された画像領域が存在しない)連続した画像領域となるように、きれいに区分けされた波形マップを生成する。
(1)波形A+を示す画像領域
(2)波形Aを示す画像領域
(3)波形B+を示す画像領域
(4)波形Bを示す画像領域
(5)波形C+を示す画像領域
(6)波形Cを示す画像領域
(7)波形D+を示す画像領域
(8)波形Dを示す画像領域
そして、特許文献1の技術では、上記の波形マップを用いて、波形パターンの分類処理を行うことで、入力される波形データを、適切に分類する(所定の波形パターンと類似すると判定する)ことができる。
特開2007−202964号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、SOMを用いて、所定の波形パターンを表す領域が連続領域となるように、波形マップを生成する必要があり、不連続な画像領域(例えば、分断された画像領域)を有する波形マップを用いて、分類処理や、パターン判定処理を行うのは、困難である。つまり、従来の技術では、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在すると、適切に、パターン分類処理や、パターン判定処理を行うことが困難である。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、パターン分類処理や、パターン判定処理を行うことができる状態判定装置、プログラムおよび集積回路を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、特徴ベクトル取得部と、写像変換部と、マッチング処理部と、状態判定部と、を備える状態判定装置である。
特徴ベクトル取得部は、未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する。
写像変換部は、特徴ベクトルデータを、特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する。
マッチング処理部は、所定の状態を示すテンプレートデータと、写像変換部により取得されたSOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得する。
状態判定部は、マッチング処理部により取得された適合度データに基づいて、計測データが示す状態を決定する。
この状態判定装置では、マッチング処理部が、所定の状態を示すテンプレートデータと、SOM出力データとの相関度合いを示す適合度データを取得し、状態判定部が、適合度データに基づいて、入力データの状態を判定する。
つまり、この状態判定装置では、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、所定の状態を示すテンプレートと、SOM出力データとの相関度合い(類似度合い)を検出できる。したがって、この状態判定装置では、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、パターン分類処理や、パターン判定処理を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明であって、マッチング処理部は、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、SOM出力データとの相関度を示す適合度データD_f(1)〜D_f(M)を取得する。
状態判定部は、適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最も相関度が高いことを示す適合度データに対応するテンプレートデータを特定し、特定したテンプレートデータに相当する状態を、計測データが示す状態であると判定する。
これにより、この状態判定装置では、入力データから取得されたSOM出力データと、M個テンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)との相関度合いを、適合度データにより、認識することができる。したがって、この状態判定装置では、入力データが、M個テンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)に対応するM個の状態のどの状態に近いかを適切に判定することができる。
つまり、この状態判定装置では、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、所定の状態を示すテンプレートと、SOM出力データとの相関度合い(類似度合い)を検出できる。したがって、この状態判定装置では、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、パターン分類処理(M個の状態へのパターン分類処理)や、パターン判定処理を行うことができる。
第3の発明は、第2の発明であって、マッチング処理部は、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、SOM出力データとの内積を算出し、算出した内積の値を適合度データD_f(1)〜D_f(M)として取得する。
状態判定部は、適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最大値をとる適合度データに対応するテンプレートデータを特定し、特定したテンプレートデータに相当する状態を、計測データが示す状態であると判定する。
これにより、この状態判定装置では、入力データから取得されたSOM出力データと、M個テンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれとの相関度合いを、内積を算出することで取得することができる。
第4の発明は、第2の発明であって、マッチング処理部は、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、SOM出力データとのユークリッド距離を算出し、算出したユークリッド距離の値を適合度データD_f(1)〜D_f(M)として取得する。
状態判定部は、適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最小値をとる適合度データに対応するテンプレートデータを特定し、特定したテンプレートデータに相当する状態を、計測データが示す状態であると判定する。
これにより、この状態判定装置では、入力データから取得されたSOM出力データと、M個テンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれとの相関度合いを、ユークリッド距離を算出することで取得することができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明であって、テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータであり、テンプレートデータの各要素データの値の総和は、「1」である。
この状態判定装置では、テンプレートデータの各要素のデータの値の総和が「1」となるように正規化されている。これにより、この状態判定装置では、テンプレートデータと、SOM出力データとの相関度合いを判定する処理において、どのテンプレートを用いる場合であっても、相関度合いを示す値(例えば、内積の値やユークリッド距離の値)のとりうる範囲を一定(共通)にすることができるため、分類判定処理が容易になる。
第6の発明は、第1から第4のいずれかの発明であって、テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータである。
テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータである。
テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、時刻tのSOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
テンプレートデータは、
により取得された値gijを、テンプレートの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データとすることで生成されたデータである。
これにより、この状態判定装置では、同一状態が継続する期間に取得されたSOM出力データの時間軸方向に平均処理して取得したテンプレートを用いて、状態判定処理を実行することができる。
第7の発明は、第1から第5のいずれかの発明であって、テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータである。
テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータである。
テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、時刻tのSOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
テンプレートデータは、要素データDij(t)を所定の閾値Th1と比較し、Dij(t)≧Th1である要素データDij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることで、生成されたデータである。
これにより、この状態判定装置では、同一状態が継続する期間に取得されたSOM出力データの時間軸方向に平均処理して取得したテンプレートを用いて、状態判定処理を実行することができる。そして、上記テンプレートデータは、所定の閾値よりも小さいデータを平均処理の対象から除外して生成されたデータであるので、このようなテンプレートデータを用いて処理することで、この状態判定装置では、適切な状態判定処理を実行することができる。
第8の発明は、第1から第5のいずれかの発明であって、テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータである。
テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータである。
テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、時刻tのSOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
テンプレートデータは、
により取得された座標(i,j)の要素データの分散値vijを、所定の閾値Th2と比較し、vij≦Th2を満たす、座標(i,j)のSOM出力データの値Dij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることで、生成されたデータである。
これにより、この状態判定装置では、同一状態が継続する期間に取得されたSOM出力データの時間軸方向に平均処理して取得したテンプレートを用いて、状態判定処理を実行することができる。そして、上記テンプレートデータは、時間軸方向の分散が所定の閾値よりも小さいデータのみを処理対象とした平均処理により取得されたデータであるので、このようなテンプレートデータを用いて処理することで、この状態判定装置では、適切な状態判定処理を実行することができる。
第9の発明は、第1から第5のいずれかの発明であって、テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータである。
テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータである。
テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、時刻tのSOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
テンプレートデータは、
により取得された座標(i,j)の要素データの分散値vijを、所定の閾値Th2と比較し、vij≦Th2を満たす、座標(i,j)のSOM出力データの値Dij(t)であって、かつ、前記SOM出力データの値Dij(t)が所定の閾値Th3よりも大きいもののみの平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることで、生成されたデータである。
これにより、この状態判定装置では、同一状態が継続する期間に取得されたSOM出力データの時間軸方向に平均処理して取得したテンプレートを用いて、状態判定処理を実行することができる。そして、上記テンプレートデータは、時間軸方向の分散が所定の閾値よりも小さいデータであって、かつ、所定の閾値よりも大きな値の要素データのみを処理対象とした平均処理により取得されたデータであるので、このようなテンプレートデータを用いて処理することで、この状態判定装置では、適切な状態判定処理を実行することができる。
第10の発明は、第1から第5のいずれかの発明であって、テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータである。
テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータであり、テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、時刻tのSOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
テンプレートデータは、
σij=sqrt(vij
sqrt(x):xの平方根を取得する関数
により取得された座標(i,j)の要素データの標準偏差をσijとすると、
abs(Dij(t)−AveDij)≦n1×σij(n1:正の実数、abs(x)はxの絶対値を取得する関数)を満たす場合、座標(i,j)のSOM出力の値Dij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとし、
abs(Dij(t)−AveDij)≦n1×σijを満たさない場合、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijを「0」にすることで、生成されたデータである。
これにより、この状態判定装置では、同一状態が継続する期間に取得されたSOM出力データの時間軸方向に平均処理して取得したテンプレートを用いて、状態判定処理を実行することができる。そして、上記テンプレートデータは、各要素データの値が、平均値から3σ以内であるデータの値を処理対象とした平均処理により取得されたデータであるので、このようなテンプレートデータを用いて処理することで、この状態判定装置では、適切な状態判定処理を実行することができる。
第11の発明は、状態判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
状態判定方法は、特徴ベクトル取得ステップと、写像変換ステップと、マッチング処理ステップと、状態判定ステップと、を備える。
特徴ベクトル取得ステップは、未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する。
写像変換ステップは、特徴ベクトルデータを、特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する。
マッチング処理ステップは、所定の状態を示すテンプレートデータと、写像変換ステップにより取得されたSOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得する。
状態判定ステップは、マッチング処理ステップにより取得された適合度データに基づいて、計測データが示す状態を決定する。
これにより、第1の発明と同様の効果を奏する状態判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを実現することができる。
第12の発明は、特徴ベクトル取得部と、写像変換部と、マッチング処理部と、状態判定部と、を備える集積回路である。
特徴ベクトル取得部は、未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する。
写像変換部は、特徴ベクトルデータを、特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する。
マッチング処理部は、所定の状態を示すテンプレートデータと、写像変換部により取得されたSOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得する。
状態判定部は、マッチング処理部により取得された適合度データに基づいて、計測データが示す状態を決定する。
これにより、第1の発明と同様の効果を奏する集積回路を実現することができる。
本発明によれば、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、パターン分類処理や、パターン判定処理を行うことができる状態判定装置、プログラムおよび集積回路を実現することができる。
第1実施形態に係る状態判定装置1000の概略構成図。 第1実施形態のマッチング処理部8の概略構成図。 M=3の場合のマッチング処理部8の概略構成図。 データ入力部1により取得されたデジタルデータD1(時系列のデータD1)と、当該デジタルデータD1を周波数変換して取得された周波数領域のデータD2とを示す図。 SOM処理を説明するための図であり、SOMの構造を模式的に示す図。 テンプレートデータの一例を示す図。 処理1(出力値の閾値処理)のフローチャート。 データ入力部1が取得した信号D1の波形(Walking状態のときの波形)を示す図と、特徴ベクトル取得部2が、信号D1から取得した特徴ベクトルデータD2と、写像変換部7が、特徴ベクトルデータD2から取得したSOM出力データD_som(1)とを示す図。 データ入力部1が取得した信号D1の波形(Running状態のときの波形)を示す図と、特徴ベクトル取得部2が、信号D1から取得した特徴ベクトルデータD2と、写像変換部7が、特徴ベクトルデータD2から取得したSOM出力データD_som(2)とを示す図。 第1実施形態の第1変形例に係る状態判定装置1000Aの概略構成図。 第1実施形態の第1変形例のマッチング処理部8Aの概略構成図。 CPUバス構成を示す図。
[第1実施形態]
第1実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
<1.1:状態判定装置の構成>
図1は、第1実施形態に係る状態判定装置1000の概略構成図である。
図2は、第1実施形態のマッチング処理部8の概略構成図である。
状態判定装置1000は、図1に示すように、データ入力部1と、特徴ベクトル取得部2と、切替器SEL1と、SOM処理部3と、SOMデータ記憶部4と、テンプレートデータ生成部5と、テンプレートデータ記憶部6と、を備える。
また、状態判定装置1000は、図1に示すように、写像変換部7と、マッチング処理部8と、状態判定部9とを備える。
データ入力部1は、例えば、センター(例えば、加速度センサー)から出力される電気信号(センサー出力信号)を入力する。データ入力部1は、入力された電気信号をディジタル信号に変換し、変換した信号を信号D1として、特徴ベクトル取得部2に出力する。
特徴ベクトル取得部2は、データ入力部1から出力される信号D1を入力する。特徴ベクトル取得部2は、例えば、入力された信号D1に対して、周波数変換を行い、特徴ベクトルデータを取得する。そして、特徴ベクトル取得部2は、取得した特徴ベクトルデータを、信号D2(特徴ベクトルデータD2)として、切替器SEL1に出力する。
切替器SEL1は、特徴ベクトル取得部2から出力される信号D2を入力する。切替器SEL1は、選択信号sel1に従い、信号D2を、SOM処理部3または写像変換部7に出力する。なお、選択信号sel1は、状態判定装置1000の各機能部を制御する制御部(不図示)により生成される制御信号である。
SOM処理部3は、切替器SEL1から出力される特徴ベクトルデータD2(信号D2)を入力する。SOM処理部3は、特徴ベクトルデータD2を用いて、SOM処理を実行する。
(1)学習フェーズ(入力層の各ノードと、出力層の各ニューロンとの結合係数を決定する処理を行うフェーズ)では、SOM処理部3は、特徴ベクトルデータD2を用いて、SOM処理を実行し、入力層の各ノードと、出力層の各ニューロンとの結合係数を決定する。SOM処理部3は、上記処理が完了し、確定した入力層の各ノードと、出力層の各ニューロンとの結合係数のデータを、結合係数データwij_fixedとして、写像変換部7に出力する。
(2)テンプレート作成フェーズでは、SOM処理部3は、特徴ベクトルデータD2を用いて、SOM処理を実行し、SOM出力データを、データD_som(t)(現時刻tのSOM出力データD_som(t))として、SOMデータ記憶部4に出力する。
SOMデータ記憶部4は、SOM処理部3から出力されるSOM出力データD_som(t)を記憶する。SOMデータ記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)により実現される。
テンプレートデータ生成部5は、SOMデータ記憶部4から、複数のSOM出力データD_som、例えば、時刻t〜時刻t+N−1に取得されたN個(N:自然数)のSOM出力データD_som(t)〜D_som(t+N−1)を読み出す。なお、テンプレートデータ生成部5が、SOMデータ記憶部4から読み出した複数のSOMデータを、ベクトルデータvec_D_somと表記する。テンプレートデータ生成部5は、SOMデータ記憶部4から読み出した複数のSOMデータからテンプレートデータを生成し、生成したテンプレートデータをテンプレートデータTmplとして、テンプレートデータ記憶部6に出力する。
テンプレートデータ記憶部6は、テンプレートデータ生成部5から出力されるテンプレートデータTmplを記憶する。テンプレートデータ記憶部6は、例えば、RAM(Random Access Memory)により実現される。
写像変換部7は、切替器SEL1から出力される特徴ベクトルデータD2(信号D2)を入力する。また、写像変換部7は、SOM処理部3により、確定された、入力層の各ノードと、出力層の各ニューロンとの結合係数データwij_fixedを入力する。写像変換部7は、特徴ベクトルデータD2(信号D2)に対して、結合係数データwij_fixedを用いて、SOM処理を実行し、SOM出力データD_somを取得する。そして、写像変換部7は、取得したSOM出力データD_somをマッチング処理部8に出力する。
マッチング処理部8は、写像変換部7から出力されるSOM出力データD_somを入力する。また、マッチング処理部8は、テンプレートデータ記憶部6から、複数のテンプレートデータTmplを読み出す。なお、マッチング処理部8が、テンプレートデータ記憶部6からから読み出した複数のテンプレートデータを、ベクトルデータvec_Tmplと表記する。
マッチング処理部8は、SOM出力データD_somと、テンプレートデータ記憶部6からから読み出した複数のテンプレートデータとを用いてマッチング処理を実行し、テンプレートデータごとに、適合度データD_fを取得する。そして、マッチング処理部8は、取得したテンプレートデータごとの適合度データD_fを、ベクトルデータvec_D_fとして、状態判定部9に出力する。
マッチング処理部8は、図2に示すように、テンプレートデータ取得部81と、M個(M:自然数)の内積算出部である第1内積算出部821〜第M内積算出部82Mと、を備える。
テンプレートデータ取得部81は、テンプレートデータ記憶部6から、複数のテンプレートデータTmpl(M個のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M))を読み出す。そして、テンプレートデータ取得部81は、読み出したM個のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)を、それぞれ、第1内積算出部821〜第M内積算出部82Mに出力する。
第1内積算出部821は、写像変換部7から出力されるSOM出力データD_somと、テンプレートデータ取得部81から出力されるテンプレートデータTmpl(1)とを入力する。第1内積算出部821は、SOM出力データD_somと、テンプレートデータTmpl(1)とを用いて、内積を算出する処理を実行する。そして、第1内積算出部821は、算出した内積の値を示す信号を、信号D_f(1)として、状態判定部9に出力する。
なお、第2内積算出部822〜第M内積算出部82Mについても、同様である。
すなわち、第k内積算出部82kは、写像変換部7から出力されるSOM出力データD_somと、テンプレートデータ取得部81から出力されるテンプレートデータTmpl(k)とを入力する(k:自然数。1≦k≦M)。第k内積算出部82kは、SOM出力データD_somと、テンプレートデータTmpl(k)とを用いて、内積を算出する処理を実行する。そして、第k内積算出部82kは、算出した内積の値を示す信号を、信号D_f(k)として、状態判定部9に出力する。
なお、第1内積算出部821〜第M内積算出部82Mから、それぞれ、出力される信号D_f(1)〜D_f(M)を、まとめて、ベクトルデータvec_Tmplと表記する。
なお、以下では、説明便宜のために、M=3の場合について、説明する。
図3は、M=3の場合のマッチング処理部8の概略構成図である。
状態判定部9は、マッチング処理部8から出力される適合度データのベクトルデータvec_D_fを入力する。状態判定部9は、入力されたベクトルデータvec_D_fに基づいて、現時刻tの状態を判定し、判定した結果を含むデータを、データDoutとして、外部に出力する。
<1.2:状態判定装置の動作>
以上のように構成された状態判定装置1000の動作について、以下、説明する。
なお、以下では、人の状態を検知するための加速度センサー(不図示)からの出力が、状態判定装置1000に入力される場合を一例として、説明する。そして、説明便宜のため、人の状態として、(1)Walking状態(歩いている状態)、(2)Running状態(走っている状態)、および、(3)Standing状態(立っている状態)の3つの状態(人の行動の状態)を、状態判定装置1000にて、判別する場合について、以下、説明する。
以下では、状態判定装置1000の動作について、(1)学習フェーズの動作、(2)テンプレート作成フェーズの動作、および、(3)状態判定処理フェーズの動作、に分けて説明する。
(1.2.1:学習フェーズの動作)
まず、状態判定装置1000の学習フェーズの動作について、説明する。
人の状態を検知するための加速度センサー(不図示)からの出力が、信号Dinとして、データ入力部1に入力される。なお、加速度センサーは、例えば、人体に装着される。
データ入力部1は、信号Dinをサンプリング(A/D変換)して、離散データ(デジタルデータ)として取得する。そして、データ入力部1は、取得した離散データ(デジタルデータ)を、信号D1として、特徴ベクトル取得部2に出力する。
特徴ベクトル取得部2は、データ入力部1により取得された離散データD1(デジタルデータD1)に対して、例えば、Gabor wavelet変換を用いて周波数領域のデータに変換することで、デジタルデータD1の各周波数のスペクトルの強度と位相とを取得する。
そして、特徴ベクトル取得部2は、例えば、上記処理により取得した周波数スペクトル強度の一部の帯域のデータを、特徴ベクトルデータD2として、取得する。
なお、離散データD1(デジタルデータD1)から、周波数領域のデータを取得するために用いる変換は、Gabor wavelet変換に限定されることはなく、例えば、離散フーリエ変換、高速フーリエ変換、ウェーブレット変換等を用いてもよい。
図4は、データ入力部1により取得されたデジタルデータD1(時系列のデータD1)(上図)と、当該デジタルデータD1を周波数変換して取得された周波数領域のデータD2(下図)とを示す図である。
図4の場合、特徴ベクトル取得部2は、周波数領域のデータD2として、8次元のデータ(パラメータ8個からなるベクトルデータ(0〜5Hzの範囲に含まれる8つの周波数成分のデータ))として、取得している。
なお、以下では、説明便宜のため、特徴ベクトル取得部2は、8次元のデータ(パラメータ8個からなるベクトルデータ(0〜5Hzの範囲に含まれる8つの周波数成分のデータ))を、データD2として取得するものとして、説明する。
上記のようにして、特徴ベクトル取得部2により取得された特徴ベクトルデータD2は、特徴ベクトル取得部2から切替器SEL1に出力される。
状態判定装置1000の各機能部を制御する制御部(不図示)は、切替器SEL1の端子0を選択するための選択信号sel1を生成し、生成した選択信号sel1を切替器SEL1に出力する。
切替器SEL1は、選択信号sel1に従い、信号D2を、SOM処理部3に出力する。
SOM処理部3は、切替器SEL1から出力される特徴ベクトルデータD2(信号D2)を用いて、SOM処理を実行し、入力層の各ノードと、出力層の各ニューロンとの結合係数を決定する。この処理について、図5を参照しながら、説明する。
図5は、SOM処理を説明するための図であり、SOMの構造を模式的に示す図である。なお、図5に示すように、出力層のニューロンが配置される平面を規定するためのi軸、j軸を設定する。
入力データがn次元実数ベクトルvec_x=(x,x,・・・,x)で与えられ、2次元SOMがm1×m2(=M1)個の格子点上に配置されたニューロンを持つとする。つまり、図5に示すように、入力層が、n個のノードを有しており、出力層が、m1×m2(=M1)個の格子点上に配置されたニューロンを有している。
入力データvec_xを入力するための入力層の各ノード(n個の入力ノードのそれぞれ)は、全てのニューロン(全ての出力ノード)に結合している。出力層の2次元格子配列上の(i,j)に位置するニューロンui,jは、その入力データvec_xの各要素に荷重を付加して結合するための可変の結合荷重ベクトルvec_wij=(wij_1,wij_2,・・・,wij_n)を有している。この結合荷重ベクトルvec_wijを参照ベクトルと呼ぶ。
なお、wij_kは、座標(i,j)の出力ノードと、k番目の入力ノードとの結合荷重である。
SOM処理部3は、以下の≪ステップ1≫、≪ステップ2≫の処理により、SOM処理を実行する。
≪ステップ1:初期化≫
SOM処理部3は、入力データベクトル数をn、繰返し数をT(>=n)とすると、時刻t=0において、vec_w11,vec_w12,・・・,vec_wmmの初期値をランダムに設定する(乱数を用いて設定する)。
≪ステップ2:学習≫
SOM処理部3は、時刻tにおいて、次の操作を行う。
(2A):
SOM処理部3は、時刻tの入力データvec_x(t)と、時刻t−1の各参照ベクトルvec_wij(t−1)との間のユークリッド距離dis(vec_x(t),vec_wij(t−1))を求める。なお、dis(vec1,vec2)は、ベクトルvec1とベクトルvec2とのユークリッド距離を求める関数である。
(2B):
SOM処理部3は、ユークリッド距離が最小であるニューロンuIJを特定し、特定したニューロンを勝ちニューロンuIJとする。ニューロンuIJは、座標(I,J)のニューロンである。
なお、SOM処理部3は、時刻tの入力データvec_x(t)と、時刻t−1の各参照ベクトルvec_wij(t−1)と内積の値が最大であるニューロンuIJを特定し、特定したニューロンを勝ちニューロンuIJとしてもよい。
(2C):
SOM処理部3は、時刻tの参照ベクトルvec_wij(t)を、次式により学習(取得)する。
vec_wij(t)=vec_wij(t−1)+h((i,j),(I,J),t)×(vec_x(t)−vec_wij(t−1))
ここで、hは近傍関数と呼ばれる関数であり、次の性質を持つ関数である。
(1)関数hは、tに関する単調減少関数であり、tが無限大で「0」に収束する。
(2)関数hは、格子点(i,j)と格子点(I,J)とのユークリッド距離dis(vec_uij,vec_uIJ)に関して、単調減少関数である。また、関数hの単調減少の程度は、tが増加するほど大きくなる。なお、vec_uijは、所定の点(例えば、原点)からニューロンuijの位置までのベクトルであり、vec_uIJは、所定の点(例えば、原点)からニューロンuIJの位置までのベクトルである。
さらに、時刻t+1においても、SOM処理部3は、上記と同様の処理を実行する。
なお、時刻t+1は、時刻tの次に、特徴ベクトル取得部2により、データD2が取得され、取得された当該データD2がSOM処理部3に入力された時刻を示す。
SOM処理部3は、時刻t=Tとなるまで、上記処理を繰り返し実行する。
SOM処理部3は、上記のSOM処理を実行し、上記のSOM処理が完了したときの参照ベクトルvec_wijを、確定した参照ベクトルvec_wij_fixedとして取得する。そして、SOM処理部3は、確定した参照ベクトルvec_wij_fixedを、写像変換部7に出力する。
なお、以下では、説明便宜のため、入力データvec_x、すなわち、データD2が、8つの周波数成分データからなり、かつ、2次元SOMが32×32個の格子点上に配置されたニューロンを持つと場合を、一例として、説明する。
(1.2.2:テンプレート作成フェーズの動作)
次に、状態判定装置1000のテンプレート作成フェーズの動作について、説明する。
テンプレート作成フェーズでは、状態判定装置1000は、(1)Walking状態(歩いている状態)のテンプレートデータ、(2)Running状態(走っている状態)のテンプレートデータ、および、(3)Standing状態(立っている状態)のテンプレートデータを作成する。
まず、Walking状態(歩いている状態)のテンプレートデータを作成する場合について、説明する。
この場合、人がWalking状態(歩いている状態)を継続しているときの加速度センサー(不図示)からの出力を、信号Dinとして、データ入力部1に入力する。
データ入力部1は、信号Dinをサンプリング(A/D変換)して、離散データ(デジタルデータ)として取得する。そして、データ入力部1は、取得した離散データ(デジタルデータ)を、信号D1として、特徴ベクトル取得部2に出力する。
特徴ベクトル取得部2は、データ入力部1により取得された離散データD1(デジタルデータD1)に対して、例えば、Gabor wavelet変換を用いて周波数領域のデータに変換することで、デジタルデータD1の各周波数のスペクトルの強度と位相とを取得する。
そして、特徴ベクトル取得部2は、例えば、上記処理により取得した周波数スペクトル強度の一部の帯域のデータを、特徴ベクトルデータD2として、取得する。
特徴ベクトル取得部2により取得された特徴ベクトルデータD2は、特徴ベクトル取得部2から切替器SEL1に出力される。
状態判定装置1000の各機能部を制御する制御部(不図示)は、切替器SEL1の端子0を選択するための選択信号sel1を生成し、生成した選択信号sel1を切替器SEL1に出力する。
切替器SEL1は、選択信号sel1に従い、信号D2を、SOM処理部3に出力する。
SOM処理部3は、切替器SEL1から出力される特徴ベクトルデータD2(信号D2)を用いて、SOM処理を実行する。なお、このとき、SOM処理に用いる結合荷重ベクトル(参照ベクトル)vec_wijは、上記の学習フェーズで確定させた結合荷重ベクトル(参照ベクトル)vec_wij_fixedである。
SOM処理部3は、特徴ベクトルデータD2(信号D2)に対して、結合荷重ベクトル(参照ベクトル)vec_wij_fixedにより、SOM処理を実行し、現時刻tのSOMデータD_som(t)を取得する。そして、SOM処理部3は、取得した現時刻tのSOMデータD_som(t)をSOMデータ記憶部4に出力する。
SOMデータ記憶部4は、SOM処理部3から出力されるSOM出力データD_som(t)を記憶する。
時刻t=1からt=Nの期間、人がWalking状態(歩いている状態)を継続させ、状態判定装置1000において、上記処理を実行する。そして、SOM処理部3は、時刻t=1からt=Nの期間中に取得したN個のSOM出力データD_som(t)をSOMデータ記憶部4に記憶する。
テンプレートデータ生成部5は、SOMデータ記憶部4から、時刻t=1からt=Nの期間(人がWalking状態(歩いている状態)を継続していた期間)に取得されたN個(N:自然数)のSOM出力データD_som(1)〜D_som(N)を読み出す。そして、テンプレートデータ生成部5は、SOM出力データD_som(1)〜D_som(N)を用いて、2次元SOM上の同じ座標位置の出力値(同一の出力ノードの出力値)の平均値を算出する。そして、算出した平均値を各ノード(SOMの出力ノードに対応するノード)の値とすることで、Walking状態(歩いている状態)のテンプレートデータを取得する。
つまり、時刻tのときの特徴ベクトルデータvec_x(t)を、
vec_x(t)=(x(t),x(t),・・・,xN1(t))
N1=8
とし、学習フェーズを完了し、確定された結合荷重ベクトルf_vec_wijを、
f_vec_wij=(wij_1,wij_2,・・・,wij_N1
N1=8
とし、時刻tの2次元SOM上の(i,j)の位置にあるニューロン(出力ノード)の出力値をDij(t)とすると、
N1=8
である。
なお、wij_kは、座標(i,j)の出力ノードと、k番目の入力ノードとの結合荷重である。
テンプレートデータ生成部5は、下記数式に相当する処理により、2次元SOM上の(i,j)の位置にあるニューロン(出力ノード)に対応するノードのテンプレートデータの値gijを取得する。
テンプレートデータ生成部5は、上記処理により算出した、座標(i,j)のノードに、値gijを割り付けることで、2次元のテンプレートデータを取得する。
図6は、テンプレートデータの一例を示す図である。
図6の左図は、時刻t=1からt=Nの期間(人がWalking状態(歩いている状態)を継続していた期間)に取得されたN個(N:自然数)のSOM出力データD_som(1)〜D_som(N)から、上記処理により取得したテンプレートデータTmpl(1)(32×32のデータからなる2次元データ)である。図6の左図のテンプレートデータTmpl(1)の座標(i,j)の位置の値(画素値)は、上記により算出された値gijである。
なお、図6に示したテンプレートデータにおいて、値gijは、0から1の値をとるように正規化されている(0≦gij≦1)。そして、図6に示したテンプレートデータは、gij=0の画素を階調値「0」(画素値「0」(W0%に相当する画素値))の画素とし、gij=1の画素を階調値「1」(画素値「1」(W100%に相当する画素値))の画素とする画像データとして示している。
上記のようにして、テンプレートデータ生成部5により、取得されたWalking状態(歩いている状態)のテンプレートデータTmpl(1)は、テンプレートデータ記憶部6に記憶される。
Running状態(走っている状態)のテンプレートデータ(このテンプレートデータを、テンプレートデータTmpl(2)とする。)の作成処理も、上記と同様に行われる。
つまり、時刻t=1からt=Nの期間において、人がRun状態(走っている状態)を継続し、人がRunning状態(走っている状態)を継続しているときの加速度センサー(不図示)からの出力を、信号Dinとして、データ入力部1に入力する。そして、状態判定装置1000では、上記と同様の処理を実行することで、Running状態(走っている状態)のテンプレートデータTmpl(2)を取得する。そして、取得されたRunning状態(走っている状態)のテンプレートデータTmpl(2)は、テンプレートデータ記憶部6に記憶される。
なお、図6の中央図は、時刻t=1からt=Nの期間(人がRunning状態(走っている状態)を継続していた期間)に取得されたN個(N:自然数)のSOM出力データD_som(1)〜D_som(N)から、上記処理により取得したテンプレートデータTmpl(2)(32×32のデータからなる2次元データ)である。
また、Standing状態(立っている状態)のテンプレートデータ(このテンプレートデータを、テンプレートデータTmpl(3)とする。)の作成処理も、上記と同様に行われる。
つまり、時刻t=1からt=Nの期間において、人がStanding状態(立っている状態)を継続し、人がStandingg状態(立っている状態)を継続しているときの加速度センサー(不図示)からの出力を、信号Dinとして、データ入力部1に入力する。そして、状態判定装置1000では、上記と同様の処理を実行することで、Standing状態(立っている状態)のテンプレートデータTmpl(3)を取得する。そして、取得されたStanding状態(立っている状態)のテンプレートデータTmpl(3)は、テンプレートデータ記憶部6に記憶される。
なお、図6の右図は、時刻t=1からt=Nの期間(人がStanding状態(立っている状態)を継続していた期間)に取得されたN個(N:自然数)のSOM出力データD_som(1)〜D_som(N)から、上記処理により取得したテンプレートデータTmpl(3)(32×32のデータからなる2次元データ)である。
なお、上記では、テンプレートデータ生成部5は、SOM出力データD_som(1)〜D_som(N)を用いて、2次元SOM上の同じ座標位置の出力値(同一の出力ノードの出力値)の平均値を算出することでテンプレートデータを作成する場合について説明した。しかしながら、この方法に限定されることはなく、例えば、テンプレートデータ生成部5は、以下の処理(「処理1」〜「処理4」)により、テンプレートデータを作成するようにしてもよい。
(1)処理1(出力値の閾値処理)
テンプレートデータ生成部5は、SOM出力データD_som(1)〜D_som(N)を用いて、2次元SOM上の同じ座標位置の出力値(同一の出力ノードの出力値)Dij(t)を所定の閾値Th1と比較し、Dij(t)≧Th1である出力値Dij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとする。
この処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、テンプレートデータ生成部5は、時刻を表す変数t、カウンタ値Cnt、および、合計値Sumを、それぞれ、「0」に設定する。
ステップS2において、テンプレートデータ生成部5は、時刻を表す変数を、1だけインクリメントする。
そして、テンプレートデータ生成部5は、2次元SOM上の同じ座標位置の出力値(同一の出力ノードの出力値)Dij(t)を所定の閾値Th1と比較し、Dij(t)≧Th1である場合(ステップS3で「Yes」の場合)、合計値Sumに、出力値Dij(t)を加算し(ステップS4)、さらに、カウンタ値Cntを1だけインクリメントする(ステップS5)。
一方、Dij(t)≧Th1ではない場合(ステップS3で「No」の場合)、テンプレートデータ生成部5は、処理を、ステップS6に進める。
ステップS6において、t≧Nではない場合、テンプレートデータ生成部5は、処理をステップS2に戻し、t≧Nである場合、テンプレートデータ生成部5は、最終カウント値N1に、カウント値Cntを代入し(ステップS7)、さらに、
ij=Sum/N1
により、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijを取得する(ステップS8)。
このように処理することで、SOMの出力値が所定の閾値よりも小さい値を除いた平均値を、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることができるため、より適切なテンプレートデータを作成することができる。
(2)処理2(出力値の分散値の閾値処理)
テンプレートデータ生成部5は、SOM出力データD_som(1)〜D_som(N)を用いて、2次元SOM上の同じ座標位置の出力値(同一の出力ノードの出力値)Dij(t)の分散値vijを、以下の数式に相当する処理により、算出する。
そして、テンプレートデータ生成部5は、分散値vijを、所定の閾値Th2と比較する。そして、テンプレートデータ生成部5は、vij≦Th2を満たす、座標(i,j)のSOMの出力値Dij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとする。
なお、テンプレートデータ生成部5は、vij≦Th2を満たさない場合、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijを「0」にする。
このように処理することで、SOMの出力値Dij(t)の時間方向の分散が小さい値のみを用いて算出した平均値を、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることができるため、より適切なテンプレートデータを作成することができる。つまり、上記のように処理することで、時間方向にばらつきの少ないSOMの出力値Dij(t)の平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることができるため、より適切なテンプレートデータを作成することができる。
(3)処理3(処理1と処理2の組み合わせ処理)
テンプレートデータ生成部5は、上記処理1と上記処理2とを組み合わせた処理により、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijを取得するようにしてもよい。
つまり、テンプレートデータ生成部5は、分散値vijを、所定の閾値Th2と比較する。そして、テンプレートデータ生成部5は、vij≦Th2を満たす、座標(i,j)のSOMの出力値Dij(t)であって、かつ、出力値Dij(t)が所定の閾値Th1よりも大きいもののみの平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとする。
なお、テンプレートデータ生成部5は、vij≦Th2を満たさない場合、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijを「0」にする。
このように、処理1と処理2を組み合わせた処理により、さらにより適切なテンプレートデータを作成することができる。
(4)処理4(n1×σ以内のデータによる処理)
テンプレートデータ生成部5は、分散値vijから、
σij=sqrt(vij
sqrt(x):xの平方根を取得する関数
に相当する処理より、座標(i,j)のSOMの出力値Dij(t)の標準偏差σijを取得する。
そして、テンプレートデータ生成部5は、Dij(t)−AveDij≦n1×σij(n1:正の実数)を満たす場合、座標(i,j)のSOMの出力値Dij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとする。
一方、テンプレートデータ生成部5は、abs(Dij(t)−AveDij)≦n1×σij(n1:正の実数、abs(x)はxの絶対値を取得する関数)を満たさない場合、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijを「0」にする。
このように処理することで、SOMの出力値Dij(t)が、平均値からn1×σ以内の範囲に含まれる場合のデータを用いて、テンプレートデータを作成することができる。
例えば、n1=3とした場合、上記のように処理することで、SOMの出力値Dij(t)が、平均値から3σ以内の範囲に含まれる場合のデータを用いて、テンプレートデータを作成することができる。状態判定装置1000では、例えば、SOMの出力値Dij(t)が正規分布すると仮定したときに、全体の99.7%の範囲に含まれるデータを用いて、テンプレートデータを作成しようとする場合、n1=3に設定すればよい。このように、状態判定装置1000では、n1の値を調整することで、テンプレートデータを作成するために用いるSOMの出力値Dij(t)の範囲を調整することができる。
以上のようにして、状態判定装置1000では、テンプレートデータが作成される。
なお、テンプレートデータの各要素の値gijの総和が「1」となるように正規化するようにしてもよい。このように正規化することで、テンプレートデータと、SOM出力データとの相関度合いを判定する処理において、どのテンプレートを用いる場合であっても、相関度合いを示す値(例えば、内積の値やユークリッド距離の値)のとりうる範囲を一定(共通)にすることができるため、分類判定処理が容易になる。
(1.2.3:状態判定処理フェーズの動作)
次に、状態判定装置1000の状態判定処理フェーズの動作について、説明する。
図8は、データ入力部1が取得した信号D1の波形(Walking状態のときの波形)を示す図(上図)と、特徴ベクトル取得部2が、信号D1から取得した特徴ベクトルデータD2(左下図)と、写像変換部7が、特徴ベクトルデータD2から取得したSOM出力データD_som(1)とを示す図である。
図9は、データ入力部1が取得した信号D1の波形(Running状態のときの波形)を示す図(上図)と、特徴ベクトル取得部2が、信号D1から取得した特徴ベクトルデータD2(左下図)と、写像変換部7が、特徴ベクトルデータD2から取得したSOM出力データD_som(2)とを示す図である。
人の状態を検知するための加速度センサー(不図示)からの出力が、信号Dinとして、データ入力部1に入力される。なお、加速度センサーは、例えば、人体に装着される。
データ入力部1は、信号Dinをサンプリング(A/D変換)して、離散データ(デジタルデータ)として取得する。そして、データ入力部1は、取得した離散データ(デジタルデータ)を、信号D1として、特徴ベクトル取得部2に出力する。
例えば、Walking状態のときは、図8の上図に示すような信号D1が取得される。Running状態のときは、図9の上図に示すような信号D1が取得される。
特徴ベクトル取得部2は、学習フェーズでの処理と同様にして、データ入力部1により取得された離散データD1(デジタルデータD1)から、特徴ベクトルデータD2を取得する。
例えば、Walking状態のときは、図8の左下図に示すような特徴ベクトルデータD2が取得される。Running状態のときは、図9の左下図に示すような特徴ベクトルデータD2が取得される。
そして、特徴ベクトル取得部2により取得された特徴ベクトルデータD2は、特徴ベクトル取得部2から切替器SEL1に出力される。
状態判定装置1000の各機能部を制御する制御部(不図示)は、切替器SEL1の端子1を選択するための選択信号sel1を生成し、生成した選択信号sel1を切替器SEL1に出力する。
切替器SEL1は、選択信号sel1に従い、信号D2を、写像変換部7に出力する。
写像変換部7は、SOM処理部3により、確定された、入力層の各ノードと、出力層の各ニューロンとの結合係数データwij_fixedにより、特徴ベクトルデータD2(信号D2)に対して、SOM処理を実行する。そして、写像変換部7は、SOM処理により取得した、SOM出力データD_somをマッチング処理部8に出力する。
例えば、Walking状態のときは、図8の右下図に示すようなSOM出力データが取得される。Running状態のときは、図9の右下図に示すようなSOM出力データが取得される。
マッチング処理部8のテンプレートデータ取得部81は、テンプレートデータ記憶部6から、Walking状態のテンプレートデータTmpl(1)と、Running状態のテンプレートデータTmpl(2)と、Standing状態のテンプレートデータTmpl(3)と、を読み出す。
そして、テンプレートデータ取得部81は、読み出した3個のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(3)を、それぞれ、第1内積算出部821〜第3内積算出部823に出力する。
第1内積算出部821は、SOM出力データD_somと、テンプレートデータTmpl(1)とを用いて、内積を算出する処理を実行する。
つまり、第1内積算出部821は、下記数式に相当する処理を実行することで、内積を算出する。
なお、Dijは、2次元SOM上の座標(i,j)のSOM出力値であり、gijは、テンプレートデータTmpl(1)の座標(i,j)の値である。
第1内積算出部821は、上記により算出した内積の値を示す信号を、信号D_f(1)として、状態判定部9に出力する。
第2内積算出部822は、SOM出力データD_somと、テンプレートデータTmpl(2)とを用いて、内積を算出する処理を実行する。
つまり、第2内積算出部822は、下記数式に相当する処理を実行することで、内積を算出する。
なお、Dijは、2次元SOM上の座標(i,j)のSOM出力値であり、gijは、テンプレートデータTmpl(2)の座標(i,j)の値である。
第2内積算出部822は、上記により算出した内積の値を示す信号を、信号D_f(2)として、状態判定部9に出力する。
第3内積算出部823は、SOM出力データD_somと、テンプレートデータTmpl(3)とを用いて、内積を算出する処理を実行する。
つまり、第3内積算出部823は、下記数式に相当する処理を実行することで、内積を算出する。
なお、Dijは、2次元SOM上の座標(i,j)のSOM出力値であり、gijは、テンプレートデータTmpl(3)の座標(i,j)の値である。
第3内積算出部823は、上記により算出した内積の値を示す信号を、信号D_f(3)として、状態判定部9に出力する。
マッチング処理部8は、上記により取得したデータを、適合度データのベクトルデータvec_D_f(=(D_f(1),D_f(2),D_f(3)))として、状態判定部9に出力する。
状態判定部9は、マッチング処理部8から出力される適合度データのベクトルデータvec_D_fを入力する。状態判定部9は、入力されたベクトルデータvec_D_fに基づいて、現時刻tの状態を判定する。
上記のように内積により、適合度データを取得した場合、適合度データ(内積の値)が大きい程、内積処理に用いたテンプレートに対応する状態である可能性が高い。
つまり、マッチング処理部8により取得された3つの適合度データ(内積の値)D_f(1)、D_f(2)、D_f(3)のうち、最も値が大きいのが、D_f(1)である場合、状態判定装置1000に入力されたデータは、Walking状態のテンプレートデータTmpl(1)に近いことが分かるので、状態判定装置1000に入力されたデータは、Walking状態のデータであると判定することができる。
つまり、
(1)適合度データ(内積の値)D_f(1)、D_f(2)、D_f(3)のうち、D_f(1)が最大値である場合、状態判定部9は、状態判定装置1000に入力されているデータが「Walking状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
(2)適合度データ(内積の値)D_f(1)、D_f(2)、D_f(3)のうち、D_f(2)が最大値である場合、状態判定部9は、状態判定装置1000に入力されているデータが「Running状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
(3)適合度データ(内積の値)D_f(1)、D_f(2)、D_f(3)のうち、D_f(3)が最大値である場合、状態判定部9は、状態判定装置1000に入力されているデータが「Standing状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
例えば、図3に示すSOMデータD_som(1)がマッチング処理部8に入力された場合、D_f(1)が最大値となるので、状態判定部9は、「Walking状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
そして、図3に示すSOMデータD_som(2)がマッチング処理部8に入力された場合、D_f(2)が最大値となるので、状態判定部9は、「Running状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
以上のように、状態判定装置1000では、所定の状態を示すテンプレートデータを作成し、当該テンプレートデータと、SOM出力データとの相関度合いを示す値(例えば、内積の値)を算出し、算出した相関度合いを示す値に基づいて、入力データの状態を判定する。
つまり、状態判定装置1000では、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、所定の状態を示すテンプレートと、SOM出力データとの相関度合い(類似度合い)を検出できる。したがって、状態判定装置1000では、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、パターン分類処理や、パターン判定処理を行うことができる。
≪第1変形例≫
次に、第1実施形態の第1変形例について、説明する。
本変形例において、第1実施形態と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10は、第1実施形態の第1変形例に係る状態判定装置1000Aの概略構成図である。
図11は、第1実施形態の第1変形例のマッチング処理部8Aの概略構成図である。
本変形例の状態判定装置1000Aは、図10に示すように、第1実施形態の状態判定装置1000において、マッチング処理部8をマッチング処理部8Aに置換し、状態判定部9を状態判定部9Aに置換した構成を有している。
本変形例のマッチング処理部8Aは、第1実施形態のマッチング処理部8において、第1内積算出部821〜第M内積算出部82Mを、それぞれ、第1距離算出部831〜第M距離算出部83Mに置換した構成を有している。
第1実施形態のマッチング処理部8では、内積を算出することで、適合度データD_fを取得したが、本変形例のマッチング処理部8Aでは、ユークリッド距離を算出することで、適合度データD_fを取得する。
つまり、第1距離算出部831は、下記数式に相当する処理を実行することで、SOM出力データD_somと、テンプレートデータTmpl(1)とのユークリッド距離を算出する。
なお、Dijは、2次元SOM上の座標(i,j)のSOM出力値であり、gijは、テンプレートデータTmpl(1)の座標(i,j)の値である。
第2距離算出部832は、下記数式に相当する処理を実行することで、SOM出力データD_somと、テンプレートデータTmpl(2)とのユークリッド距離を算出する。
なお、Dijは、2次元SOM上の座標(i,j)のSOM出力値であり、gijは、テンプレートデータTmpl(2)の座標(i,j)の値である。
第3距離算出部833は、下記数式に相当する処理を実行することで、SOM出力データD_somと、テンプレートデータTmpl(3)とのユークリッド距離を算出する。
なお、Dijは、2次元SOM上の座標(i,j)のSOM出力値であり、gijは、テンプレートデータTmpl(3)の座標(i,j)の値である。
マッチング処理部8Aは、上記により取得したデータを、適合度データのベクトルデータvec_D_f(=(D_f(1),D_f(2),D_f(3)))として、状態判定部9Aに出力する。
状態判定部9Aは、マッチング処理部8Aから出力される適合度データのベクトルデータvec_D_fを入力する。状態判定部9Aは、入力されたベクトルデータvec_D_fに基づいて、現時刻tの状態を判定する。
上記のようにユークリッド距離により、適合度データを取得した場合、適合度データ(ユークリッド距離の値)が小さい程、距離算出処理に用いたテンプレートに対応する状態である可能性が高い。
つまり、マッチング処理部8Aにより取得された3つの適合度データ(内積の値)D_f(1)、D_f(2)、D_f(3)のうち、最も値が小さいのが、D_f(1)である場合、状態判定装置1000Aに入力されたデータは、Walking状態のテンプレートデータTmpl(1)に近いことが分かるので、状態判定装置1000Aに入力されたデータは、Walking状態のデータであると判定することができる。
つまり、
(1)適合度データ(ユークリッド距離の値)D_f(1)、D_f(2)、D_f(3)のうち、D_f(1)が最小値である場合、状態判定部9Aは、状態判定装置1000Aに入力されているデータが「Walking状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
(2)適合度データ(ユークリッド距離の値)D_f(1)、D_f(2)、D_f(3)のうち、D_f(2)が最小値である場合、状態判定部9Aは、状態判定装置1000Aに入力されているデータが「Running状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
(3)適合度データ(ユークリッド距離の値)D_f(1)、D_f(2)、D_f(3)のうち、D_f(3)が最小値である場合、状態判定部9Aは、状態判定装置1000Aに入力されているデータが「Standing状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
例えば、図11に示すSOMデータD_som(1)がマッチング処理部8に入力された場合、D_f(1)が最小値となるので、状態判定部9Aは、「Walking状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
そして、図11に示すSOMデータD_som(2)がマッチング処理部8に入力された場合、D_f(2)が最大値となるので、状態判定部9Aは、「Running状態」のデータであることを示す信号Doutを外部に出力する。
以上のように、状態判定装置1000Aでは、所定の状態を示すテンプレートデータを作成し、当該テンプレートデータと、SOM出力データとの相関度合いを示す値(例えば、ユークリッド距離の値)を算出し、算出した相関度合いを示す値に基づいて、入力データの状態を判定する。
つまり、状態判定装置1000Aでは、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、所定の状態を示すテンプレートと、SOM出力データとの相関度合い(類似度合い)を検出できる。したがって、状態判定装置1000Aでは、SOMにより生成されるマップにおいて、不連続な領域(例えば、分断された領域)が存在する場合であっても、適切に、パターン分類処理や、パターン判定処理を行うことができる。
[他の実施形態]
上記実施形態および変形例を組み合わせて状態判定装置を構成するようにしてもよい。
上記実施形態および変形例では、SOMデータ記憶部4と、テンプレートデータ記憶部6とが、別々のメモリにより実現される場合について説明したが、これに限定されることはなく、例えば、SOMデータ記憶部4と、テンプレートデータ記憶部6とは、1つのメモリにより実現されるものであってもよい。
また、上記実施形態で説明した状態判定装置において、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
また、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。そして、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。
例えば、上記実施形態(変形例を含む)の各機能部を、ソフトウェアにより実現する場合、図12に示したハードウェア構成(例えば、CPU、ROM、RAM、入力部、出力部等をバスBusにより接続したハードウェア構成)を用いて、各機能部をソフトウェア処理により実現するようにしてもよい。
また、上記実施形態における処理方法の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができるものである。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、大容量DVD、次世代DVD、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
また、文言「部」は、「サーキトリー(circuitry)」を含む概念であってもよい。サーキトリーは、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは、ハードウェアおよびソフトウェアの混在により、その全部または一部が、実現されるものであってもよい。
なお、本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
1000、1000A 状態判定装置
1 データ入力部
2 特徴ベクトル取得部
3 SOM処理部
5 テンプレートデータ生成部
7 写像変換部
8 マッチング処理部
9 状態判定部

Claims (12)

  1. 未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する特徴ベクトル取得部と、
    前記特徴ベクトルデータを、前記特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する写像変換部と、
    所定の状態を示すテンプレートデータと、前記写像変換部により取得された前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得するマッチング処理部と、
    前記マッチング処理部により取得された前記適合度データに基づいて、前記計測データが示す状態を決定する状態判定部と、
    を備え
    前記マッチング処理部は、
    M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの内積を算出し、算出した内積の値を、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データD_f(1)〜D_f(M)として取得し、
    前記状態判定部は、
    前記適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最大値をとる前記適合度データを最も相関度が高いことを示す前記適合度データとして、最も相関度が高いことを示す前記適合度データに対応する前記テンプレートデータを特定し、特定した前記テンプレートデータに相当する状態を、前記計測データが示す状態であると判定する、状態判定装置。
  2. 未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する特徴ベクトル取得部と、
    前記特徴ベクトルデータを、前記特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する写像変換部と、
    所定の状態を示すテンプレートデータと、前記写像変換部により取得された前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得するマッチング処理部と、
    前記マッチング処理部により取得された前記適合度データに基づいて、前記計測データが示す状態を決定する状態判定部と、
    を備え
    前記マッチング処理部は、
    M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとのユークリッド距離を算出し、算出したユークリッド距離の値を、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データD_f(1)〜D_f(M)として取得し、
    前記状態判定部は、
    前記適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最小値をとる前記適合度データを最も相関度が高いことを示す前記適合度データとして、最も相関度が高いことを示す前記適合度データに対応する前記テンプレートデータを特定し、特定した前記テンプレートデータに相当する状態を、前記計測データが示す状態であると判定する、状態判定装置。
  3. 前記テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータであり、
    前記テンプレートデータの各要素データの値の総和は、「1」である、
    請求項1または2に記載の状態判定装置。
  4. 前記テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータであり、
    前記テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータであり、
    前記テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、
    前記テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、
    時刻tの前記SOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
    前記テンプレートデータは、

    により取得された値gijを、前記テンプレートの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データとすることで生成されたデータである、
    請求項1からのいずれかに記載の状態判定装置。
  5. 前記テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータであり、
    前記テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータであり、
    前記テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、
    前記テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、
    時刻tの前記SOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
    前記テンプレートデータは、要素データDij(t)を所定の閾値Th1と比較し、Dij(t)≧Th1である要素データDij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることで、生成されたデータである、
    請求項1からのいずれかに記載の状態判定装置。
  6. 前記テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータであり、
    前記テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータであり、
    前記テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、
    前記テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、
    時刻tの前記SOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
    前記テンプレートデータは、

    により取得された座標(i,j)の要素データの分散値vijを、所定の閾値Th2と比較し、vij≦Th2を満たす、座標(i,j)の前記SOM出力データの値Dij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることで、生成されたデータである、
    請求項1からのいずれかに記載の状態判定装置。
  7. 前記テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータであり、
    前記テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータであり、
    前記テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、
    前記テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、
    時刻tの前記SOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
    前記テンプレートデータは、


    により取得された座標(i,j)の要素データの分散値vijを、所定の閾値Th2と比較し、vij≦Th2を満たす、座標(i,j)の前記SOM出力データの値Dij(t)であって、かつ、前記SOM出力データの値Dij(t)が所定の閾値Th3よりも大きいもののみの平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとすることで、生成されたデータである、
    請求項1からのいずれかに記載の状態判定装置。
  8. 前記テンプレートデータは、2次元の要素から構成されるデータであり、
    前記テンプレートデータは、同一状態が継続する時刻t=1から時刻t=N(N:自然数)までの期間に取得されたN個のSOM出力データに基づいて、生成されたデータであり、
    前記テンプレートデータが、m×n個(m、n:自然数)から構成されるデータである場合、
    前記テンプレートデータの2次元の座標(i,j)(i,j:自然数、1≦i≦m、1≦j≦n)の要素データをgijとし、
    時刻tの前記SOM出力データの2次元の座標(i,j)の要素データをDij(t)とすると、
    前記テンプレートデータは、

    σij=sqrt(vij
    sqrt(x):xの平方根を取得する関数
    により取得された座標(i,j)の要素データの標準偏差をσijとすると、
    abs(Dij(t)−AveDij)≦n1×σij(n1:正の実数、abs(x)はxの絶対値を取得する関数)を満たす場合、座標(i,j)の前記SOM出力の値Dij(t)の平均値を算出し、算出した平均値を座標(i,j)のテンプレートデータの値gijとし、
    abs(Dij(t)−AveDij)≦n1×σijを満たさない場合、座標(i,j)のテンプレートデータの値gijを「0」にすることで、生成されたデータである、
    請求項1からのいずれかに記載の状態判定装置。
  9. 未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する特徴ベクトル取得ステップと、
    前記特徴ベクトルデータを、前記特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する写像変換ステップと、
    所定の状態を示すテンプレートデータと、前記写像変換ステップにより取得された前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得するマッチング処理ステップと、
    前記マッチング処理ステップにより取得された前記適合度データに基づいて、前記計測データが示す状態を決定する状態判定ステップと、
    を備え
    前記マッチング処理ステップは、
    M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの内積を算出し、算出した内積の値を、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データD_f(1)〜D_f(M)として取得し、
    前記状態判定ステップは、
    前記適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最大値をとる前記適合度データを最も相関度が高いことを示す前記適合度データとして、最も相関度が高いことを示す前記適合度データに対応する前記テンプレートデータを特定し、特定した前記テンプレートデータに相当する状態を、前記計測データが示す状態であると判定する、状態判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する特徴ベクトル取得ステップと、
    前記特徴ベクトルデータを、前記特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する写像変換ステップと、
    所定の状態を示すテンプレートデータと、前記写像変換ステップにより取得された前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得するマッチング処理ステップと、
    前記マッチング処理ステップにより取得された前記適合度データに基づいて、前記計測データが示す状態を決定する状態判定ステップと、
    を備え
    前記マッチング処理ステップは、
    M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとのユークリッド距離を算出し、算出したユークリッド距離の値を、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データD_f(1)〜D_f(M)として取得し、
    前記状態判定ステップは、
    前記適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最小値をとる前記適合度データを最も相関度が高いことを示す前記適合度データとして、最も相関度が高いことを示す前記適合度データに対応する前記テンプレートデータを特定し、特定した前記テンプレートデータに相当する状態を、前記計測データが示す状態であると判定する、状態判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する特徴ベクトル取得部と、
    前記特徴ベクトルデータを、前記特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する写像変換部と、
    所定の状態を示すテンプレートデータと、前記写像変換部により取得された前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得するマッチング処理部と、
    前記マッチング処理部により取得された前記適合度データに基づいて、前記計測データが示す状態を決定する状態判定部と、
    を備え
    前記マッチング処理部は、
    M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの内積を算出し、算出した内積の値を、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データD_f(1)〜D_f(M)として取得し、
    前記状態判定部は、
    前記適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最大値をとる前記適合度データを最も相関度が高いことを示す前記適合度データとして、最も相関度が高いことを示す前記適合度データに対応する前記テンプレートデータを特定し、特定した前記テンプレートデータに相当する状態を、前記計測データが示す状態であると判定する、集積回路。
  12. 未知の状態の事象を計測して得られる計測データから特徴ベクトルデータを取得する特徴ベクトル取得部と、
    前記特徴ベクトルデータを、前記特徴ベクトルデータの次元とは異なる次元の空間に射影することで、SOM出力データを取得する写像変換部と、
    所定の状態を示すテンプレートデータと、前記写像変換部により取得された前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データを取得するマッチング処理部と、
    前記マッチング処理部により取得された前記適合度データに基づいて、前記計測データが示す状態を決定する状態判定部と、
    を備え
    前記マッチング処理部は、
    M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとのユークリッド距離を算出し、算出したユークリッド距離の値を、M個(M:自然数)のテンプレートデータTmpl(1)〜Tmpl(M)のそれぞれと、前記SOM出力データとの相関度を示す適合度データD_f(1)〜D_f(M)として取得し、
    前記状態判定部は、
    前記適合度データD_f(1)〜D_f(M)のうち、最小値をとる前記適合度データを最も相関度が高いことを示す前記適合度データとして、最も相関度が高いことを示す前記適合度データに対応する前記テンプレートデータを特定し、特定した前記テンプレートデータに相当する状態を、前記計測データが示す状態であると判定する、集積回路。
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