JP6666033B2 - トナー - Google Patents
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Description
(i)該トナー粒子の平均円形度が、0.970以上であり、
(ii)該微粒子が、一次粒子の個数平均粒径(D1)が200nm以上500nm以下である微粒子Aを含有し、
(iii)該微粒子Aの該トナー粒子からの遊離率が、15質量%以上40質量%以下であり、
(iv)該トナーの、下式から算出される壁面摩擦角θが、10°以上15°以下であり、
θ=τ/σ
(該トナーを用い、9.0kPaの垂直荷重を与えてトナー粉体層Aを形成する。σは、該トナー粉体層Aに、円盤状のディスクを侵入させるときの垂直荷重(kPa)を表す。τは、円盤状のディスクを該トナー粉体層Aに侵入させ、(π/10)rad/minで(π/36)rad回転させるときに得られるせん断応力を表し、測定はσ=3kPaで行う。)
(v)該トナーを用い、3kPaの荷重負荷を与えてトナー粉体層Bを形成し、該トナー粉体層Bに、最外縁部の周速100mm/sで回転するプロペラ型ブレードを垂直に進入させ、該トナー粉体層Bの底面から100mmの位置から測定を開始し、該底面から10mmの位置まで該プロペラ型ブレードを進入させたときに得られる、該プロペラ型ブレードの回転トルクと垂直荷重の総和であるトータルエナジーEtが、300mJ以上600mJ以下である、
ことを特徴とするトナーが提供される。
(ii)該微粒子が、一次粒子の個数平均粒径(D1)が200nm以上500nm以下である微粒子Aを含有する。
(iii)該微粒子Aの該トナー粒子からの遊離率が、15質量%以上40質量%以下である。
θ=τ/σ
から算出される壁面摩擦角θが10°以上15°以下である。
ここでσは、該トナーを用いて9.0kPaの垂直荷重を与えて形成したトナー粉体層Aに、円盤状のディスクを侵入させるときの垂直荷重(kPa)を表す。
τは、円盤状のディスクをトナー粉体層Aに侵入させ、(π/10)rad/minで(π/36)rad回転させるときに得られるせん断応力を表し、この測定は、σ=3kPaで行う。
圧密状態のトナー粉体層表面に円盤状ディスクを押し当てた時に測定される壁面摩擦角は、粉体流動性分析装置パウダーレオメータFT4(商品名、マルバーン社製。以下「FT4」と略記することがある)を用いて測定する。その際、回転式プロペラ型ブレードと円盤状ディスクブレード(円盤状のディスク)を用いる。
プロペラを、粉体層表面から、粉体層の底面から10mmの位置まで進入させる。このとき、粉体層表面に対して時計回り(プロペラの回転により粉体層がほぐされる方向)の回転方向に、プロペラ最外縁部の周速が60(mm/sec)となる回転スピードで、プロペラを回転させる。また、粉体層への垂直方向の進入速度を、移動中のプロペラの最外縁部が描く軌跡と粉体層表面とのなす角(以降「なす角」と略記する場合がある)が5(deg)となるスピードとする。
ここでは、圧縮試験用ピストン(直径48.0mm、高さ20mm、下部メッシュ張り)を上記プロペラ型ブレードの代わりに用いる。圧縮試験用ピストンを、粉体層の底面から80mmの高さから、0.5mm/secで垂直下方に移動させ、粉体層へ進入させる。粉体層表面に0.55kPaの荷重がかかった時点で、ブレード進入速度を0.04mm/secに変更する。粉体層表面に9.0kPaがかかった時点でピストンを停止させ、60秒間そのままの状態で圧密を行った後、ピストンを垂直上方に移動させた。
上述のFT4測定専用容器のスプリット部分でトナー粉体層をすり切り、トナー粉体層上部のトナーを取り除くことで、一定の体積(85ml)のトナー粉体層を形成する。
続いて、次の操作により、壁面摩擦角θを求める。
Et(mJ)は、前述の粉体流動性分析装置パウダーレオメータFT4(商品名)を用いて測定する。
(1a)プロペラを、プロペラ最外縁部の周速が60mm/secとなるように、粉体層表面に対して時計回り(プロペラの回転により粉体層がほぐされる方向)に回転させる。このプロペラを、「なす角」(移動中のプロペラの最外縁部が描く軌跡と粉体層表面とのなす角)が5°となる進入速度で、粉体層表面から、トナー粉体層の底面から10mmの位置まで垂直方向に進入させる。
前記(1)でコンディショニング操作したトナー粉体層に3kPaの圧力を加えて、圧縮する。具体的には圧縮試験用ピストン(直径48mm、高さ20mm、下部メッシュ張り)を上記プロペラ型ブレードの代わりに用いる。このピストンを0.1mm/sで下降させてトナーを圧縮する。ピストンへの負荷が3kPaになった時点で下降を停止し、そのまま60秒ホールドし、圧縮粉体層を形成した後、ピストンを上昇させる。
コンディショニングおよび圧縮した粉体層をFT4専用容器のスプリット部分ですり切り、粉体層上部のトナーを取り除く。つまり、高さが82mmの粉体層を得る。尚、この操作により、トナー粉体層の体積を測定毎に同じとすることができる。
(4a)プロペラを、プロペラの最外縁部の周速が100mm/secとなるように、粉体層表面に対して反時計回り(ブレードの回転により粉体層が押し込まれる方向)に回転させる。このプロペラを、「なす角」が5°となる進入速度で、粉体層表面から、トナー粉体層の底面から10mmの位置まで、垂直方向に進入させる。
トナー粉体層の底面から100mmの位置から10mmの位置までプロペラを進入させた時に測定される、プロペラにかかる回転トルクと垂直荷重をエネルギー換算して、その総和からトータルエネルギー(Et)を得た。
更に本発明者は、スペーサー粒子としての機能を果たせ、高耐久化が可能なトナーを提供することを可能とするために検討した結果、トナー粒子表面の微粒子の存在状態が意味を持つことを見出した。
トナーの反射電子像において、最大長を与える弦を線分Aとし、線分Aと平行であって線分Aと1.5μm離れた2本の直線を直線B及び直線Cとする。また線分Aの中点を通り、線分Aと直交する直線を直線Dとし、直線Dと平行であって直線Dと1.5μm離れた2本の直線を直線E及び直線Fとする。線分A、及び直線B、C、D、E及びFで形成される、それぞれ一辺の長さが1.5μmの正方形である4つの領域。
走査型電子顕微鏡「S−4800」(商品名;日立製作所)により、倍率2万倍で1つのトナーの反射電子像を観察する。そのトナーの反射電子像において、図4に示す様に、トナーの弦の最大長を線分Aとし、線分Aと平行であって線分Aと1.5μm離れた2本の直線を直線B及び直線Cとする。また線分Aの中点を通り、線分Aと直交する直線を直線Dとし、直線Dと平行であって直線Dと1.5μm離れた2本の直線を直線E及び直線Fとする。線分A、及び直線B、C、D、E及びFで形成される、それぞれ一辺の長さが1.5μmの正方形である4つの領域を定める。
上記4つの領域における200nm以上500nm以下の粒径を有する微粒子の存在個数から算出した変動係数(算出法は次に詳しく説明する)が0.5以下であることが好ましい。
変動係数が高いと、微粒子の付着状態のバラツキが高くトナー−平板とのすべり性が小さくなる傾向にある。
走査型電子顕微鏡「S−4800」(商品名;日立製作所)により、倍率2万倍で該トナーの反射電子像を観察する。そのトナーの反射電子像において、前述の線分A、及び直線B、C、D、E及びFで形成される、それぞれ一辺の長さが1.5μmの正方形である4つの領域を定める。
変動係数=(Enの標準偏差/Enの平均値)。
トナー粒子表面には、一次粒子の個数平均粒径(D1)が200nm以上、500nm以下の微粒子が存在する。この微粒子は、一次粒子の個数平均粒径(D1)がこの範囲にあれば、特に限定されない。微粒子の一例としては、シリカ、アルミナ、酸化チタン等の無機微粒子、樹脂微粒子や有機無機複合粒子等が上げられる。
一次粒子の個数平均粒径(D1)が200nm以上500nm以下の微粒子すなわち微粒子Aは、トナーにおける外添剤である。外添剤として、この微粒子とは別の微粒子(第二の外添剤と称す)をトナーに添加しても良い。
トナー粒子の製造方法としては、円形度が0.960以上のトナー粒子を製造可能な方法であれば特に限定されることはない。高い円形度のトナーを製造する方法としては、懸濁重合法、界面重合法あるいは分散重合法の如き、親水性媒体中で直接トナー粒子を製造する方法(以下、重合法とも称する)や、粉砕トナーを熱により球形化する方法等が挙げられる。
トナー粒子の平均円形度は、0.960以上であることが必要である。平均円形度が0.960未満の場合は、クリーニング性が良好であったとしても細線再現性が低下してしまう。トナー粒子の平均円形度が0.970以上であると、細線再現性がさらに良好であるので好ましい。
ここで、トナー粒子を製造するための製造方法として、粉砕法について説明する。
トナー粒子に外添剤(微粒子)を外添するために、次のような混合機を用いることができる。すなわちFMミキサ、COMPOSI(商品名、日本コークス工業株式会社製)、スーパーミキサー(商品名、カワタ社製)、ノビルタ(商品名、ホソカワミクロン社製)、ハイブリダイザー(商品名、奈良機械社製)などである。このような装置を用いて、トナー粒子の表面に微粒子を固着することができる。この中でも、外添剤のトナー粒子からの遊離率を制御することや、外添剤をトナー粒子に均一に被覆するためにはノビルタやCOMPOSIが好ましい。または図3に示す外添装置が好ましい。
COMPOSIは、従来のFMミキサに比べて羽根の回転数が高められると共に、衝突板が具備されており、外添剤の固着を高めることができる。またノビルタも外添剤の固着を高められる装置である。
円筒形状の本体ケーシング110。
本体ケーシング110の側面にあって、トナー粒子及び微粒子を本体ケーシング110の内部に投入する投入部150。
本体ケーシング110の上部にあって、トナー粒子及び微粒子を分散させる手段である分散ローター120。
本体ケーシング110の下部にあって、分散ローター120により分散されたトナー粒子及び微粒子に機械的な衝撃を与えてトナー粒子の表面に微粒子を固着する手段である固着ローター130。
分散ローター120と固着ローター130との中間部にあるガイドリング140。これは、分散ローター120で分散されたトナー粒子及び微粒子を固着ローター130に案内し、且つ、固着ローター130でトナー粒子の表面に微粒子が固着されたトナーを分散ローター120に案内する円筒形状の案内手段である。
本体ケーシング110の側面にあって、トナー粒子の表面に微粒子が固着されたトナーを本体ケーシング110の外に排出するための排出部160。
本発明において、外添後に粗粒子を除去しても良い。粗粒子とは100μm程度の粒子であり、除去する方法としてはふるい分ける方法等がある。また、外添後に粗粒子をふるい分けるために用いられる篩い装置としては、以下のものが挙げられる。すなわちウルトラソニック(商品名、晃栄産業社製);レゾナシーブ、ジャイロシフター(商品名、徳寿工作所社);バイブラソニックシステム(商品名、ダルトン社製);ソニクリーン(商品名、新東工業社製);ターボスクリーナー(商品名、ターボエ業社製);ミクロシフター(商品名、槙野産業社製)である。
本発明に係るトナーは、一成分系現像剤としても使用できるが、磁性キャリアと混合して二成分系現像剤として用いることも可能である。
外添剤(微粒子)の一次粒子の個数平均粒径(D1)の測定は、走査型電子顕微鏡「S−4800」(商品名;日立製作所製)を用いて行う。外添剤が外添されたトナー表面を観察して、最大20万倍に拡大した視野において、ランダムに100個の外添剤の一次粒子の長径を測定して個数平均粒径を求める。観察倍率は、外添剤の大きさによって適宜調整する。
イオン交換水100mLにスクロース(キシダ化学製)160gを加え、湯せんをしながら溶解させショ糖濃厚液を調製する。遠心分離用チューブに上記ショ糖濃厚液を31gと、コンタミノンN(商品名、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)を6mL入れ分散液を作成する。この分散液にトナー1gを添加し、スパチュラなどでトナーのかたまりをほぐす。
トナー粒子の平均円形度は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−3000」(商品名、シスメックス社製)によって、校正作業時の測定及び解析条件で測定する。
トナー粒子の重量平均粒径(D4)は、精密粒度分布測定装置と、専用ソフトを用いて測定する。測定装置は、100μmのアパーチャーチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)である。専用ソフトは、測定条件設定及び測定データ解析をするための付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)である。これらを用いて、実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで測定し、測定データの解析を行い、D4を算出する。
トナー粒子に複数種の外添剤(微粒子)が外添されているトナーにおいて、微粒子の含有量を測定する場合、トナー粒子から外添剤を取り除き、さらに、複数種の外添剤を単離・回収する必要がある。
(1)トナー5gをサンプル瓶に入れ、メタノールを200ml加える。
(2)超音波洗浄機で5分間試料を分散させて外添剤をトナー粒子から剥がす。
(3)吸引ろ過(10μmメンブランフィルター使用)してトナー粒子と外添剤を分離する。
(4)上記(2)、(3)を計3回行う。
微粒子の重量基準の粒度分布のチャートにおける一次粒子のピークの半値幅はディスク遠心式粒度分布測定装置DC24000(商品名、CPS Instruments Inc.製)にて測定を行う。
・Maximum Diameter:0.5μm
・Minimum Diameter:0.05μm
・Particle Density:2.0−2.2g/mL(シリカの密度;用いるサンプルでの値を入力する)
・Particle Refractive Index:1.43
・Particle Absorption:0K
・Non−Sphericity Factor:1.1
(2)Calibration Standard Parameters
・Peak Diameter:0.226μm
・Half Height Peak Width:0.1μm
・Particle Density:1.389g/mL
・Fluid Density:1.059g/mL
・Fluid Refractive Index:1.369
・Fluid Viscosity:1.1cps。
注入後、密度勾配溶液の蒸発を防ぐため、1.0mLのドデカン(キシダ化学(株)製)を注入して油膜を形成し、装置安定の為、30分以上待機する。
待機後、校正用標準粒子(重量基準中心粒径:0.226μm)を0.1mLシリンジで測定装置内に注入し、キャリブレーションを行う。その後、上記採取した上澄み液を装置に注入し、重量基準粒度分布を測定する。
尚、超音波分散機は、発振周波数50kHzの発振器2個を位相を180度ずらした状態で内蔵し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispension System Tetra150」(商品名、日科機バイオス社製)である。超音波分散器の水槽内には、約3.3Lのイオン交換水を入れ、この水槽中にコンタミノンNを約2ml添加する。
微粒子は、ゾルゲルシリカや爆燃シリカは従来知られている方法で作成し、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)で表面処理を行った。尚、有機無機複合微粒子は、WO 2013/063291の実施例の記載に従って製造した。
使用した微粒子の物性を表1に示す。
無機微粒子(第二の外添剤)としては、一次粒子の個数平均粒子径(D1)が10nm、BET比表面積が125m2/gのシリカ微粉体にヘキサメチルジシラザンとシリコーンオイルで表面処理を行ったものを用いた。
四つ口容器中にイオン交換水710部と0.1モル/LのNa3PO4水溶液850部を添加し、高速撹拌装置TK−ホモミクサーを用いて12,000s−1で撹拌しながら、60℃に保持した。ここに1.0モル/L−CaCl2水溶液68部を徐々に添加し、微細な難水溶性分散安定剤Ca3(PO4)2を含む水系分散媒体を調製した。
・スチレン 124部
・n−ブチルアクリレート 36部
・銅フタロシアニン顔料(ピグメントブルー15:3) 13部
・スチレン系樹脂(1) 40部
・ポリエステル系樹脂(1) 10部
(テレフタル酸−プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物)(モル比=51:50)、酸価=10mgKOH/g、ガラス転移点=70℃、Mw=10500、Mw/Mn=3.20)
・負荷電性制御剤(3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸のアルミニウム化合物)
0.8部
・ワックス(フィシャートロプシュワックス、吸熱メインピーク温度=78℃)
15部。
マグネタイト微粒子(球形、個数平均粒径250nm、磁化の強さ65Am2/kg、500V/cmにおける比抵抗3.3×105Ω・cm)と、シラン系カップリング剤(3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン)を用意した。マグネタイト微粒子と、シラン系カップリング剤(マグネタイト微粒子の質量に対して3.0質量%の量)とを、容器に導入した。そして、この容器内において温度100℃以上で高速混合撹拌して、マグネタイト微粒子を表面処理した。
・フェノール 10質量部
・ホルムアルデヒド溶液(ホルムアルデヒド37質量%水溶液) 16質量部
・上述の表面処理したマグネタイト微粒子 84質量部
上記材料を反応釜に導入し、温度40℃にしてよく混合した。
得られたトナー粒子1(100部)に対して、表2に記載した外添剤(微粒子1を3.0部)を加え、FMミキサ(商品名、日本コークス製)で4000s−1の条件で1分間プレ混合した。その後にCOMPOSI(商品名、日本コークス製)で6000s−1の条件で4分間外添処理を行いトナー1を得た。トナー1における処方、諸物性は表2に記載したとおりである。
画像形成装置として、キヤノン製フルカラー複写機image RUNNER ADVANCE C5051(商品名)を用いて評価を行った。この装置は従来の球形トナーを想定したクリーニング設計が行われていない装置である。
低温低湿環境下(10℃/14%Rh)で、印字比率5%の罫線画像を10000枚連続出力する耐久試験を行い、1000、5000、10000枚時でクリーニング性能の評価を行った。クリーニング不良が発生した場合は、帯電ローラ表面や紙上に縦スジ状のトナーによる汚れが発生する。クリーニング性能評価とは、その状態を目視で確認した。
A:紙上で観察されるクリーニング不良なし、帯電ローラのトナーによる汚れもなし。
B:紙上で観察されるクリーニング不良なし、帯電ローラのトナーによる汚れあり。
C:50枚以上プリントアウト後、クリーニング不良に起因する縦スジが紙上で見られるが、実用に耐える程度である。
D:49枚以下のプリントアウト時、クリーニング不良に起因する縦スジが紙上で見られる。
低温低湿環境下(10℃/14%Rh)で、印字比率20%の画像を10000枚連続出力する耐久試験を行った。1000、5000、10000枚時で外添剤による帯電ローラの汚れを目視確認し、かつハーフトーン画像を出力して、帯電ローラ汚れの評価を行った。
A:10000枚まで帯電ローラ汚れ問題なし。
B:5000枚まで帯電ローラ汚れ問題なし。
C:1000枚まで帯電ローラ汚れ問題なし。
D:1000枚で帯電ローラ汚れ起因の画像不良が発生。
上記帯電部材汚染評価と同様の画像出力試験において、毎回ベタ画像を1枚ずつ出力し、各画像の濃度を測定した。得られた出力画像1枚の中での内、画像濃度が最大のものと最小のものとの差を求め以下の評価基準に基づいて示した。画像濃度は、カラー反射濃度計(商品名:X−RITE 404、X−Rite社製)で測定した。
A:画像濃度差が0.1以下である。
B:画像濃度差が0.1より大きく、0.3以下である。
C:画像濃度差が0.3より大きく、0.5以下である。
D:画像濃度差が0.5より大きい。画像上に現像スリーブのスジに起因する画像スジが発生。
画質の観点から、細線再現性の評価を行った。上記画像出力において、10000枚の画像出力後、線幅3ピクセルの格子模様がA4用紙全面に印刷された画像(印字面積比率4%)を印刷し、以下の評価基準で細線再現性を評価した。3ピクセルの線幅は理論上127μmである。画像の線幅をマイクロスコープVK−8500(商品名、キーエンス製)で測定した。無作為に5点選んで線幅を測定し、最小値と最大値を除いた3点の平均値をd(μm)としたとき、細線再現性指数として下記のL
L(μm)=|127−d|
を定義した。
A:Lが0μm以上5μm未満である。
B:Lが5μm以上15μm未満であり、軽微な細線の幅の変動が見られる。
C:Lが15μm以上30μm未満であり、細線の細りや飛び散りが見られるが、実用に耐える程度である。
D:Lが30μm以上であり、所々で細線の断裂、あるいは太りが見られる。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー2を得た。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー3を得た。
ここでは、外添装置として図3に記載の装置を用いており、そのため外添剤の遊離率を小さくすることが出来ている。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー4及び5を得た。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー6を得た。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
微粒子として粒度分布が広い爆燃シリカを用いており、微粒子の存在個数の変動係数がやや高くなっている。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー7を得た。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー8を得た。
ここでは、外添装置としてノビルタを用いており、そのため外添剤の遊離率がやや高くなっている。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー9及び10を得た。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー11を得た。外添の前のプレ外添を行っていないため、微粒子の存在個数の変動係数がやや高くなっている。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー12及び13を得た。
トナーの諸物性については表2に示した通りである。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
表2記載の処方及び外添条件とした以外は、実施例1と同様にして、トナー14乃至19を得た。トナーの諸物性については表2に示した通りである。なお、比較例6(トナー19)においては、トナー粒子に微粒子1を加える際に、前述の無機微粒子(表面処理したシリカ微粉体)を添加した。
また、実施例1と同様にして評価を行った結果を表3に示す。
Claims (4)
- トナー粒子及び該トナー粒子の表面に微粒子を有するトナーであって、
(i)該トナー粒子の平均円形度が、0.970以上であり、
(ii)該微粒子が、一次粒子の個数平均粒径(D1)が200nm以上500nm以下である微粒子Aを含有し、
(iii)該微粒子Aの該トナー粒子からの遊離率が、15質量%以上40質量%以下であり、
(iv)該トナーの、下式から算出される壁面摩擦角θが、10°以上15°以下であり、
θ=τ/σ
(該トナーを用い、9.0kPaの垂直荷重を与えてトナー粉体層Aを形成する。σは、該トナー粉体層Aに、円盤状のディスクを侵入させるときの垂直荷重(kPa)を表す。τは、円盤状のディスクを該トナー粉体層Aに侵入させ、(π/10)rad/minで(π/36)rad回転させるときに得られるせん断応力を表し、測定はσ=3kPaで行う。)
(v)該トナーを用い、3kPaの荷重負荷を与えてトナー粉体層Bを形成し、該トナー粉体層Bに、最外縁部の周速100mm/sで回転するプロペラ型ブレードを垂直に進入させ、該トナー粉体層Bの底面から100mmの位置から測定を開始し、該底面から10mmの位置まで該プロペラ型ブレードを進入させたときに得られる、該プロペラ型ブレードの回転トルクと垂直荷重の総和であるトータルエナジーEtが、300mJ以上600mJ以下である、
ことを特徴とするトナー。
- 走査型電子顕微鏡を用いて撮影されたトナー表面の反射電子像における4つの領域における200nm以上500nm以下の粒径を有する微粒子の存在率の平均値を、1個のトナー表面の微粒子存在率Erとしたとき、
Erの平均値が5面積%以上、40面積%以下であり、
該4つの領域は、トナーの反射電子像において、最大長を与える弦を線分Aとし、線分Aと平行であって線分Aと1.5μm離れた2本の直線を直線B及び直線Cとし、線分Aの中点を通り線分Aと直交する直線を直線Dとし、直線Dと平行であって直線Dと1.5μm離れた2本の直線を直線E及び直線Fとしたとき、線分Aならびに直線B、C、D、E及びFで形成される、それぞれ一辺の長さが1.5μmの正方形である4つの領域である
ことを特徴とする請求項1に記載のトナー。 - 該4つの領域における200nm以上500nm以下の粒径を有する微粒子の存在個数の合算値を、1個のトナー表面の微粒子存在個数Enとしたとき、変動係数
変動係数=(Enの標準偏差/Enの平均値)
が0.5以下であることを特徴とする請求項2に記載のトナー。 - 該微粒子Aの含有量は、該トナー粒子100質量部に対して、0.5質量部以上、5.0質量部以下であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のトナー。
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