JP6671123B2 - リール部材、フィルム収容体、及びリール部材の製造方法 - Google Patents
リール部材、フィルム収容体、及びリール部材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6671123B2 JP6671123B2 JP2015158070A JP2015158070A JP6671123B2 JP 6671123 B2 JP6671123 B2 JP 6671123B2 JP 2015158070 A JP2015158070 A JP 2015158070A JP 2015158070 A JP2015158070 A JP 2015158070A JP 6671123 B2 JP6671123 B2 JP 6671123B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel member
- core
- adhesive film
- flange
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
D/F≧0.005*F−0.38 (1)
数式(1)において、Dは巻芯部の直径(単位:mm)であり、Fはフランジ部の直径(単位:mm)である。
D/F≧0.005*F−0.38 (1)
数式(1)において、Dは巻芯部の直径(単位:mm)であり、Fはフランジ部の直径(単位:mm)である。
(1−1.面振れについて)
本発明者は、面振れを抑制する技術について鋭意検討し、その結果、本実施形態に係るリール部材1に想到した。そこで、まず、面振れについて詳細に説明する。面振れとは、上述したように、フランジ部が巻芯部の回転軸方向に振れる(歪む)ことを意味する。面振れには、正方向の面振れと、負方向の面振れとに区分される。
つぎに、図1〜図3に基づいて、本実施形態に係るリール部材1の全体構成について説明する。
本実施形態では、リール部材1に関する各寸法は所定の範囲内の値となっていることが好ましい。以下、図3に基づいて、各寸法及び好ましい数値範囲について説明する。
D/F≧0.005*F−0.38 (1)
D/F≧0.005*F−0.27 (2)
D/F≧0.005*F−0.14 (3)
巻芯部2及びフランジ部3の材質としては、例えば、熱可塑性樹脂等が挙げられる。ここで、熱可塑性樹脂としては、汎用樹脂の他、汎用エンプラ、スーパーエンプラ等が挙げられる。熱可塑性樹脂は、結晶性であっても、非結晶性であってもよい。汎用樹脂の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等が挙げられる。汎用エンプラの例としては、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙げられる。スーパーエンプラの例としては、ポリイミド、ポリアミドイミド等が挙げられる。寸歩精度を再現性よく得られる点から、非結晶性樹脂が好ましい。
次に、図4に基づいて、リール部材1を用いたフィルム収容体50の構成について説明する。フィルム収容体50は、リール部材1と、フィルム巻き付け部50aとを備える。フィルム巻き付け部50aは、巻芯部2の周面21に接着フィルムをトラバース状に巻き付けることで形成される。なお、接着フィルムはトラバース状に巻き付けられていなくてもよい。本実施形態では、フランジ部3の面振れ量が±0.2mmの範囲内の値なので、接着フィルムの巻き付け時及び引き出し時のいずれにおいても接着フィルムの脱落が生じにくい。
つぎに、リール部材1の製造方法について説明する。リール部材1の製造方法は、概略的には、リール部材1の一部または全体を構成する成型品を作製する工程と、成型品がリール部材1の一部を構成する場合には、成型品同士を固着することで、リール部材1を作製する工程と、を含む。具体的には、リール部材1は、金型を用いた射出成型により作製される。以下、図5に基づいて、射出成型の各例を説明する。
つぎに、本発明の実施例について説明する。実施例1では、以下の実験を行った。
幅1mm、厚さ38μmのPETからなる基材フィルムと、基材フィルム上に形成された厚さ20μmの接着剤層と、接着剤層上に形成された厚さ12μmの剥離PETフィルムとを有する接着フィルムを準備した。なお、接着フィルムの長さは5,000mとした。具体的には、100m程度の接着フィルムを複数作製し、これらを連結することで、5,000mの接着フィルムを作製した。
図5(b)に示す製造方法によりリール部材1を成型した。ここで、成型装置には、三菱重工プラスチックテクノロジー社製のS−2000i、300tタイプを使用し、金型は汎用のスライドコアタイプ金型を使用した。射出成型は、以下の工程で行った。すなわち、300℃程度に加熱することで溶融させたポリカーボネート樹脂を金型に射出し、保持圧力1200kg/cm2程度で保持した。ついで、30秒間冷却することで、樹脂を固化させた。以上の工程により、射出成型を行った。
つぎに、フランジ部3の面振れ量を以下の様に測定した。まず、一方のフランジ部3と巻芯部2との接触点3bを巻芯部2の周方向に沿って90°おきに4つ設定した。そして、これらの接触点3bを用いて面振れ量を測定した。具体的には、予め用意した台座にリール部材1の他方のフランジ部3を設置し、株式会社ミツトヨ製の測定子インジケーターTI−113HR(513−474)を用いて面振れ量を測定した。他方のフランジ部3についても同様に面振れ量を測定した。そして、合計8つの測定値における正負の各最大の振れ量をフランジ部3の面振れ量とした。
リール部材1に接着フィルムを巻き付けることで、フィルム収容体50を作製した。ここで、フィルム巻き付け部50aの幅wは49.5mmとした。また、接着フィルムの巻き付けは、特許文献1に開示されている方法に従って行った。トラバースピッチは1mm、ラインスピードは25M/minとした。また、脱落の箇所を目視で計測し、脱落の箇所に基づいて、フィルム収容体50を以下の様に評価した。
A 脱落の発生なし
B 脱落の発生ありだが軽度(実用上問題なし)
C 脱落の発生箇所が接着フィルム5,000m中1〜5箇所
D 脱落の発生箇所が接着フィルム5,000m中6箇所以上
芝浦メカトロニクス(株)製のフィルム貼り付け装置(型番TTO−1794M)などの市販のフィルム仮貼り・貼り付け装置を参考にして作製した自作の引出試験機を用意した。そして、この引出試験機を用いて、リール収容部温度30度、引張速度500mm/sec、引き出し張力50g、ストローク250mmで、フィルム収容体50から全ての接着フィルムが引き出されるまで行ったまた、脱落の回数を目視で計測し、脱落の回数に基づいて、フィルム収容体50を以下の様に評価した。
A 脱落の発生なし
B 脱落の発生ありだが軽度(実用上問題なし)
C 脱落の発生回数が接着フィルム5,000m中1〜5回
D 脱落の発生回数が接着フィルム5,000m中6回以上
巻芯部2の直径D及びフランジ部3の直径Fを表1の様に変更した他は、実施例1と同様の処理を行った。各例の寸法(巻芯部2の直径D、フランジ部3の直径F、D/F)、面振れ量、及び脱落評価を表1にまとめて示す。
表1に示されるように、面振れ量が小さいほど、脱落が生じにくいことがわかった。すなわち、本実施例によれば、面振れ量は±0.2mmの範囲内の値とすることができる。さらに、面振れ量は、±0.15mmの範囲内の値であることが好ましく、±0.1mmの範囲内の値であることがさらに好ましい。
D/F=0.005*F−0.38 (1’)
また、直線L2は以下の数式(2’)で示される。
D/F=0.005*F−0.27 (2’)
また、直線L3は以下の数式(3’)で示される。
D/F=0.005*F−0.14 (3’)
2 巻芯部
3 フランジ部
21 周面
22 固着面
23 凹部
24 底面
24b 軸体用貫通孔
24c リブ
50 フィルム収容体
50a フィルム巻き付け部
Claims (12)
- 接着フィルムを巻き付け可能な巻芯部と、
前記巻芯部の回転軸方向の両端部に設けられたフランジ部と、を有し、
前記巻芯部及び2つの前記フランジ部のうち、少なくとも1つ以上が成型品であり、
前記巻芯部の直径及び前記フランジ部の直径は、以下の数式(1)を満たし、
前記フランジ部の面振れ量は±0.2mmの範囲内の値である、リール部材。
D/F≧0.005*F−0.38 (1)
前記数式(1)において、Dは前記巻芯部の直径(単位:mm)であり、Fは前記フランジ部の直径(単位:mm)である。 - 前記巻芯部の直径Dは40mm以上であり、
前記フランジ部の直径Fは135mm以上である、請求項1記載のリール部材。 - 前記巻芯部の直径Dは120mm以下である、請求項2記載のリール部材。
- 前記フランジ部の直径Fは250mm未満である、請求項2記載のリール部材。
- 2つの前記フランジ部のうち、少なくとも一方のフランジ部は、前記巻芯部と一体成型されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のリール部材。
- 前記巻芯部の回転軸方向の両端部に形成された凹部を備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載のリール部材。
- 前記凹部の底面には前記巻芯部の回転軸から放射状に伸びるリブが形成されている、請求項6記載のリール部材。
- 前記リブは、前記巻芯部の回転軸に関して対称な位置に配置されている、請求項7記載のリール部材。
- 前記フランジ部間の距離は10mm以上である、請求項1〜8の何れか1項に記載のリール部材。
- 前記巻芯部は、前記巻芯部の回転軸方向に連結された複数の分割巻芯部を有することを特徴とする、請求項1〜9の何れか1項に記載のリール部材。
- 請求項1〜10の何れか1項に記載のリール部材と、
前記巻芯部に巻き付けられた接着フィルムと、を備える、フィルム収容体。 - 接着フィルムを巻き付け可能な巻芯部と、前記巻芯部の両端部に設けられるフランジ部とを含むリール部材の一部または全体を構成する成型品を一または複数作製する工程と、
前記成型品が前記リール部材の一部を構成する場合には、前記成型品同士を固着することで、前記リール部材を作製する工程と、を含み、
前記巻芯部の直径及び前記フランジ部の直径は、以下の数式(1)を満たし、
前記フランジ部の面振れ量は±0.2mmの範囲内の値である、リール部材の製造方法。
D/F≧0.005*F−0.38 (1)
前記数式(1)において、Dは前記巻芯部の直径(単位:mm)であり、Fは前記フランジ部の直径(単位:mm)である。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015158070A JP6671123B2 (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | リール部材、フィルム収容体、及びリール部材の製造方法 |
| CN201680043392.7A CN107848729B (zh) | 2015-08-10 | 2016-08-05 | 卷轴部件、膜收纳体以及卷轴部件的制造方法 |
| PCT/JP2016/073154 WO2017026404A1 (ja) | 2015-08-10 | 2016-08-05 | リール部材、フィルム収容体、及びリール部材の製造方法 |
| MYPI2018700477A MY202618A (en) | 2015-08-10 | 2016-08-05 | Reel member, film housing body, and method for manufacturing reel member |
| KR1020177036119A KR102106253B1 (ko) | 2015-08-10 | 2016-08-05 | 릴 부재, 필름 수용체, 및 릴 부재의 제조 방법 |
| US15/750,916 US11420843B2 (en) | 2015-08-10 | 2016-08-05 | Reel member, film housing body, and method for manufacturing reel member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015158070A JP6671123B2 (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | リール部材、フィルム収容体、及びリール部材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017036116A JP2017036116A (ja) | 2017-02-16 |
| JP6671123B2 true JP6671123B2 (ja) | 2020-03-25 |
Family
ID=58048077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015158070A Active JP6671123B2 (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | リール部材、フィルム収容体、及びリール部材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6671123B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116096663A (zh) * | 2020-07-31 | 2023-05-09 | 大日本印刷株式会社 | 卷体 |
| JP7460567B2 (ja) * | 2021-03-05 | 2024-04-02 | 日東電工株式会社 | 巻き取りロールおよび該巻き取りロールに巻き取られた光学フィルムロール |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6037412Y2 (ja) * | 1977-11-18 | 1985-11-07 | ポリプラスチックス株式会社 | 面振れの少ないテ−プリ−ル |
| JPS60214489A (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-26 | Daiichi Kasei Kk | リ−ルの製造方法 |
| JP2578038B2 (ja) * | 1991-11-11 | 1997-02-05 | ゴールド工業株式会社 | 合成樹脂製リール |
| JP6197395B2 (ja) * | 2012-07-20 | 2017-09-20 | 日立化成株式会社 | 接着テープ用リール及びテープ |
-
2015
- 2015-08-10 JP JP2015158070A patent/JP6671123B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2017036116A (ja) | 2017-02-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN107848729B (zh) | 卷轴部件、膜收纳体以及卷轴部件的制造方法 | |
| US8427017B2 (en) | Split stator member and method of manufacturing the split stator member | |
| JP6671123B2 (ja) | リール部材、フィルム収容体、及びリール部材の製造方法 | |
| EP3072610A1 (en) | Aircraft brake rotor clip repair methods | |
| JP6792827B2 (ja) | 複合成形体の製造方法 | |
| JP2015093461A (ja) | 三次元構造部品 | |
| WO2017099048A1 (ja) | 積層鉄心の製造方法並びにインナーコア及びアウターコア | |
| US10968019B2 (en) | Reel for a taped series of electronic components and method of manufacturing the same | |
| WO2017057333A1 (ja) | 三次元造形物及びその造形方法 | |
| JP6028743B2 (ja) | 樹脂スペーサ、インサート成形品及びその製造方法 | |
| JP2014043346A (ja) | リール部材及びフィルム収容体並びにフィルム収容体の製造方法 | |
| JP5811350B2 (ja) | ローターの製造方法 | |
| JP2008221682A (ja) | 樹脂ローラ | |
| JP6619581B2 (ja) | リール部材及びフィルム収容体 | |
| US10106366B2 (en) | Method for producing a cable spool with rounded edges | |
| HK1250364B (zh) | 卷轴部件、膜收纳体以及卷轴部件的制造方法 | |
| JP2021088092A (ja) | 樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体 | |
| HK1250364A1 (en) | Reel member, film container, and reel member manufacturing method | |
| EP3424672B1 (en) | Sprue bush | |
| JP6229313B2 (ja) | ブロー成形用インサート部品 | |
| JP2005217019A (ja) | フィルムキャリアテープの巻回リール | |
| KR101566170B1 (ko) | 다중 사출 금형 | |
| US20070144010A1 (en) | Method of manufacturing dynamic pressure bearing member | |
| JP2010234671A (ja) | 成形金型及びその成形金型によって成形された光学素子 | |
| JP2026054383A (ja) | リール部材、接着フィルム巻装体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180723 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190208 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190315 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190322 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190402 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190528 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191227 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200204 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200303 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6671123 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |