本出願に係る電子機器、制御方法、及び制御プログラムを実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。電子機器は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、ウェアラブル装置、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、及びゲーム機を含むが、これに限定されない。以下の説明において、同様の構成要素について同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
図1を参照しつつ、複数の実施形態の一例に係る電子機器1の機能構成の一例を説明する。図1は、電子機器1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、電子機器1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、1もしくは複数のボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12と、カメラ13と、コネクタ14と、加速度センサ15と、地磁気センサ16と、角速度センサ17と、GPS(Global Positioning System)レシーバ18と、バッテリー40と、充電部41とを含む。以下の説明において、電子機器1を「自機」と表記する場合がある。
タッチスクリーンディスプレイ2は、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを含む。ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bは、例えば、重なって位置してもよいし、並んで位置してもよいし、離れて位置してもよい。ディスプレイ2Aとタッチスクリーン2Bとが重なって位置する場合、例えば、ディスプレイ2Aの1ないし複数の辺は、タッチスクリーン2Bのいずれの辺とも沿っていなくてもよい。
ディスプレイ2Aは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを含む。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、及び図形等のオブジェクトを画面内に表示できる。
タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーン2Bに対する1もしくは複数の指、1もしくは複数のペン、または1もしくは複数のスタイラスペン等の接触又は近接を検出できる。タッチスクリーン2Bは、1もしくは複数の指、1もしくは複数のペン、又は1もしくは複数のスタイラスペン等がタッチスクリーン2Bに接触又は近接したときのタッチスクリーン2B上の位置を検出できる。タッチスクリーン2Bが検出する指、ペン、及びスタイラスペン等は、「指」と表記する場合がある。ある実施形態において、タッチスクリーン2Bは、検出方式として静電容量方式、抵抗膜方式又は荷重検出方式を適宜採用できる。
コントローラ10は、タッチスクリーン2Bにより検出された検出結果に基づいて、ジェスチャの種別を判別できる。検出結果は、例えば、接触の数、接触が検出された位置、接触が検出された位置の変化、接触が検出された時間的長さ、接触が検出された時間的間隔、及び接触が検出された回数を含む。コントローラ10が行える動作を、コントローラ10を有する電子機器1は実行できる。言い換えると、コントローラ10が行う動作は、電子機器1が行ってもよい。ジェスチャは、指を用いて、タッチスクリーン2Bに対して行われる操作である。タッチスクリーン2Bに対して行われる操作は、タッチスクリーン2Bを有するタッチスクリーンディスプレイ2に対して行われてもよい。コントローラ10が、タッチスクリーン2Bを介して判別するジェスチャには、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウトが含まれるが、これらに限定されない。
ボタン3は、利用者からの操作入力を受け付ける。ボタン3は、利用者からの操作入力を受け付けると、コントローラ10に操作入力を受け付けた旨を通知する。ボタン3の数は、単数であっても、複数であってもよい。
照度センサ4は、照度を検出できる。照度は、照度センサ4の測定面の単位面積に入射する光束の値である。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2Aの輝度の調整に用いてもよい。
近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出できる。近接センサ5は、磁界の変化又は超音波の反射波の帰還時間の変化等に基づいて物体の存在を検出する。近接センサ5は、例えば、ディスプレイ2Aに利用者の顔が接近したことを検出するのに用いてもよい。照度センサ4及び近接センサ5は、1つのセンサとして構成されていてもよい。照度センサ4は、近接センサとして用いられてもよい。
通信ユニット6は、無線により通信できる。通信ユニット6は、無線通信規格をサポートする。通信ユニット6によってサポートされる無線通信規格には、例えば、2G、3G、4G、5G等のセルラーフォンの通信規格と、近距離無線の通信規格とが含まれる。セルラーフォンの通信規格としては、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、WiMAX(登録商標)(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。近距離無線の通信規格としては、例えば、IEEE802.11(IEEEは、The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略称である)、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)、WPAN(Wireless Personal Area Network)等が含まれる。WPANの通信規格には、例えば、ZigBee(登録商標)、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)、Z−Wave、WiSun(Wireless Smart Utility Network)が含まれる。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
通信ユニット6は、例えば、道路、交差点等の付近に設置される路側機との通信を可能とするための複数の通信規格をさらにサポートする。交差点は、2本以上の道路が交差する部分を含む。通信規格は、例えば、双方向通信を可能とするDSRC(Dedicated Short Range Communication)を含む。実施形態の1つの例において、通信ユニット6は、路側機が所定の通信エリア内に発信した電波を受信できる。通信ユニット6は、例えば、路側機、他の電子機器等で受信可能な電波を発信できる。所定の通信エリアは、所定のエリアの一例である。所定のエリアは、例えば、道路の近傍のエリアを含んでもよい。所定のエリアは、例えば、交差点、駐車場等のエリアを含んでもよい。
レシーバ7は、コントローラ10から送信される音信号を音として出力できる。レシーバ7は、例えば、電子機器1にて再生される動画の音、音楽の音、及び通話時の相手の声を出力できる。マイク8は、入力される利用者の声等を音信号へ変換してコントローラ10へ送信する。
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶できる。ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域として利用してもよい。ストレージ9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。ストレージ9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する基本プログラムとが含まれる。アプリケーションの画面は、例えば、フォアグランドで実行される場合に、ディスプレイ2Aに表示される。基本プログラムには、例えば、OSが含まれる。アプリケーション及び基本プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、加速度データ9B、状態データ9C、判別データ9D、充電データ9E、推定データ9F、及び設定データ9Z等を記憶できる。加速度データ9Bは、加速度センサ15が検出した加速度値に関する情報を含む。状態データ9Cは、電子機器1の移動状態を示す情報を含む。判別データ9Dは、電子機器1の移動状態の判別に用いる情報を含む。充電データ9Eは、バッテリー40に関する情報を含む。推定データ9Fは、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態との関係に関する情報を含む。設定データ9Zは、電子機器1の動作に関する各種の設定に関する情報を含む。
制御プログラム9Aは、電子機器1を稼働させるための各種制御に関する機能を提供できる。制御プログラム9Aは、例えば、通信ユニット6、レシーバ7、及びマイク8等を制御することによって、通話を実現させる。制御プログラム9Aが提供する機能には、加速度センサ15等を制御することによって、自機の複数の移動状態を判別する機能が含まれる。
例えば、電子機器1の複数の移動状態は、停止状態、静止状態、歩行状態、走行状態、第1の乗り物での移動状態、第2の乗り物での移動状態を含む。停止状態は、自機を携帯している利用者が停止している状態を含む。静止状態は、自機が置かれた状態を含む。歩行状態は、自機を携帯している利用者が歩行している状態を含む。走行状態は、自機を携帯している利用者が走行している状態を含む。第1の乗り物での移動状態は、自機を携帯している利用者が第1の乗り物で移動している状態を含む。第1の乗り物は、例えば、自動車、電車、バス、飛行機等の自転車以外の動力を用いた乗り物を含む。第1の乗り物は、利用者自身が自動車と直接的に衝突する事故、接触する事故に遭遇する可能性が低い乗り物を含む。第2の乗り物での移動状態は、自機を携帯している利用者が自転車、バイクで移動している状態を含む。例えば、第2の乗り物は、利用者自身が自動車と直接的に衝突する事故、接触する事故に遭遇する可能性がある乗り物を含む。
制御プログラム9Aは、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態とに基づいて、利用者が安全な場所にいるか否かを推定する機能を提供できる。例えば、安全な場所は、屋内、車両の内部等を含む。例えば、安全でない場所は、屋外を含む。屋内にいる利用者は、道路等に飛び出す可能性が低い。屋外にいる利用者は、道路等に飛び出す可能性がある。例えば、自動車を運転する運転者は、安全な場所にいない人を危険の対象として注意する必要があるが、安全な場所にいる人を危険の対象として注意する必要はない。制御プログラム9Aは、利用者が安全な場所にいるか否かの推定結果に基づいて、利用者の存在を外部の電子機器に報知する機能を提供できる。
本実施形態では、電子機器1は、利用者の存在を運転者等に報知する必要がない場所を安全な場所とする場合について説明するが、これに限定されない。例えば、電子機器1は、安全な場所を、上記第1の乗り物内の場所としてもよい。
加速度データ9Bは、加速度センサ15の検出結果としてコントローラ10に送信されてくる複数の加速度情報を含む。加速度データ9Bは、複数の加速度情報を時系列で示すことができる。加速度情報は、例えば、時間と、加速度値とを含む。時間は、加速度センサ15によって加速度の方向および大きさを検出した時間を示す。加速度値は、加速度センサ15によって検出した加速度の方向および大きさの値を示す。
例えば、コントローラ10には、加速度センサ15の検出結果が送信されてくる。検出結果は、X軸方向の加速度値と、Y軸方向の加速度値と、Z軸方向の加速度値と、各加速度値を合成したベクトル値とを含む。コントローラ10は、加速度センサ15の検出結果をストレージ9の加速度データ9Bにロギングする。コントローラ10は、X軸方向の加速度値、Y軸方向の加速度値、およびZ軸方向の加速度値を演算して合成ベクトル値を計算してもよい。
状態データ9Cは、自機の複数の移動状態を示す情報を含む。複数の移動状態は、例えば、停止状態、静止状態、歩行状態、走行状態、第1の乗り物での移動状態、第2の乗り物での移動状態を含む。コントローラ10は、移動状態の変化の検出に応じて状態データ9Cを更新する。
判別データ9Dは、自機の複数の移動状態ごとに対応する加速度パターンを含む。加速度パターンは、自機の複数の移動状態ごとに、どのような加速度パターンが加速度センサ15により特徴的に検出されるのかを予め計測し、抽出しておいた加速度パターンを含む。加速度パターンは、上述した合成ベクトル値のロギングしたデータに対応するように記憶される。判別データ9Dは、例えば、停止状態、静止状態、歩行状態、走行状態、第1の乗り物での移動状態、第2の乗り物での移動状態等の状態の各々に対応した加速度パターンを含む。
例えば、コントローラ10は、加速度データ9Bの合成ベクトルのパターンと判別データ9Dの加速度パターンとを比較し、一致した加速度パターンに対応付けられた状態を、電子機器1の状態として判別できる。なお、パターンの一致とは、完全に一致している場合、所定の割合で一致している場合を含む。
充電データ9Eは、バッテリー40の充電状態を示す情報を含む。充電状態は、例えば、充電中状態、充電後状態等を含む。充電中状態は、例えば、バッテリー40に充電している状態を含む。充電後状態は、例えば、バッテリー40がフル充電された状態、バッテリー40の充電が中断された状態等を含む。充電後状態は、例えば、充電が終了してから所定の時間が経過するまでの状態を含んでもよい。充電後状態は、例えば、充電が終了してから利用者の所定の歩数の歩行を検出するまでの状態を含んでもよい。充電後状態は、例えば、充電が終了してから歩行または乗り物での移動を検出するまでの状態を含んでもよい。コントローラ10は、充電状態の変化の検出に応じて充電データ9Eを更新する。
推定データ9Fは、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態とに基づいて、利用者が安全な場所であるか否かを推定するための情報を含む。推定データ9Fの詳細については、後述する。
設定データ9Zは、制御プログラム9Aなどにより提供される機能に基づいて実行される処理に用いられる各種データを含む。
コントローラ10は、電子機器1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現できる。コントローラ10は、演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、およびコプロセッサを含んでもよいが、これらに限定されない。SoCは、通信ユニット6等の他の構成要素が統合されていてもよい。
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行できる。コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照できる。コントローラ10は、データ及び命令に応じて機能部を制御する。コントローラ10は、機能部を制御することによって、各種機能を実現する。機能部は、例えば、ディスプレイ2A、通信ユニット6、レシーバ7、及びスピーカ11を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、タッチスクリーン2B、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、マイク8、カメラ12、カメラ13、加速度センサ15、地磁気センサ16、角速度センサ17、及びGPSレシーバ18を含むが、これらに限定されない。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、タッチスクリーン2Bを介して判別されたジェスチャに応じて、ディスプレイ2Aに表示されている情報を変更する等の各種制御を実行できる。
コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、加速度センサ15、地磁気センサ16、角速度センサ17、及びGPSレシーバ18と協働する。コントローラ10は、加速度センサ15の検出結果に基づき、自機の移動状態を判別する処理を実行する。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、バッテリー40の充電状態を検出する処理を実行する。
スピーカ11は、コントローラ10から送信される音信号を音として出力できる。スピーカ11は、例えば、着信音及び音楽を出力してもよい。レシーバ7及びスピーカ11の一方が、他方の機能を兼ねてもよい。
カメラ12及びカメラ13は、撮影した画像を電気信号へ変換できる。カメラ12は、ディスプレイ2Aに面している物体を撮影するインカメラでもよい。カメラ13は、ディスプレイ2Aの反対側の面に面している物体を撮影するアウトカメラでもよい。カメラ12及びカメラ13は、インカメラ及びアウトカメラを切り換えて利用可能なカメラユニットとして、機能的及び物理的に統合された状態で電子機器1に実装されてもよい。
コネクタ14は、他の装置が接続される端子である。コネクタ14は、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)、ライトピーク(サンダーボルト(登録商標))、イヤホンマイクコネクタのような汎用的な端子であってもよい。コネクタ14は、Dockコネクタのような専用の端子でもよい。コネクタ14に接続される装置は、例えば、外部電源、外部ストレージ、スピーカ、及び通信装置を含むが、これらに限定されない。
加速度センサ15は、電子機器1に作用する加速度の方向及び大きさを検出できる。加速度センサ15は、検出した加速度値をコントローラ10に送出できる。コントローラ10は、加速度センサ15により検出される加速度の方向及び大きさ、または加速度の方向及び大きさの時系列変化を含む加速度パターンに基づいて、自機の移動状態の変化を検出してもよい。
地磁気センサ16は、例えば、地磁気を計測することにより、電子機器1の向き(方位)を検出できる。地磁気センサ16は、検出した地磁気値をコントローラ10に送出できる。地磁気センサ16は、2軸タイプおよび3軸タイプのいずれであってもよい。地磁気センサ16は、磁界の向き及び大きさを検出してもよい。コントローラ10は、地磁気センサ16により検出される地磁気値に基づいて、利用者の進行方向を検出できる。
角速度センサ17は、例えば、電子機器1の角速度の大きさ及び方向を測定できる。角速度センサ17は、検出した角速度値をコントローラ10に送出できる。コントローラ10は、角速度センサ17により検出される角速度の大きさ及び方向、又は角速度の方向及び大きさの時系列変化を含む角速度パターンに基づいて、電子機器1の向きの変化を検出できる。コントローラ10は、例えば地磁気を検出できない環境等において、電子機器1の方位を電子機器1の向きの変化に基づいて変更できる。
GPSレシーバ18は、電子機器1の現在位置を検出できる。GPSレシーバ18は、GPS衛星からの所定の周波数帯の電波信号を受信し、受信した電波信号の復調処理を行って、処理後の信号をコントローラ10に送出する。本実施形態では、電子機器1は、GPSレシーバ18を有する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、電子機器1は、GPS衛星以外の測位衛星からの電波信号を受信するレシーバを備えてもよい。例えば、電子機器1は、通信ユニット6が無線通信を用いる基地局に基づいて、現在位置を検出してもよい。例えば、電子機器1は、複数の方式を併用して、現在位置を検出してもよい。
コントローラ10は、加速度センサ15、地磁気センサ16、及び角速度センサ17の各出力を組み合わせて利用してよい。複数のセンサの出力を組み合わせて利用することで、電子機器1は、自機の動きを高度に反映させた制御をコントローラ10によって実行できる。加速度センサ15、地磁気センサ16、および角速度センサ17は、1つのモーションセンサとして利用してよい。
図1においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、通信ユニット6による無線通信で他の装置からダウンロードされてもよい。図1においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、ストレージ9に含まれる読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。図1においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、コネクタ14に接続される装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。非一過的な記憶媒体は、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気記憶媒体、メモリカード、及びソリッドステート記憶媒体を含むが、これらに限定されない。
バッテリー40は、充電可能な電池を含む。バッテリー40は、蓄電された電力をコントローラ10、電子機器1において電力を必要とする各部等に供給する。コントローラ10、各部等は、バッテリー40から供給される電力によって作動する。
充電部41は、バッテリー40の充電動作を制御する。充電部41は、コネクタ14からバッテリー40に電力を供給できる状態であるか否かを検出する機能を含む。例えば、充電部41は、コネクタ14に外部電源が接続されている場合に、コネクタ14からバッテリー40に電力を供給できる状態を検出できる。外部電源は、例えば、ACアダプタ、コンセント、モバイルバッテリー等を含む。例えば、充電部41は、コネクタ14とバッテリー40との間の電線に流れる電流、電圧を検出するセンサを用いて、電力を供給できる状態を検出できる。充電部41は、外部電源がACアダプタ、コンセント等を介して電力を取得するものであるか、外部電源がモバイルバッテリー(蓄電池)から電力を取得するものであるかにかかわらず、外部電源からバッテリー40に電力が供給されているかを検出できる。充電部41は、バッテリー40の充電情報をコントローラ10に送出できる。充電情報は、例えば、バッテリー40の充電状態及び電力の残量、充電を終了した日時等の情報を含む。
本実施形態では、電子機器1は、コネクタ14を介して外部電源からバッテリー40に充電する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、充電部41は、充電用コイルを用いて、非接触で電力を受け取り、バッテリー40に充電してもよい。例えば、電子機器1は、専用の充電台によって充電を行ってもよい。この場合、充電部41は、接触センサ等を用いて、電子機器1が充電台の所定位置に所定の姿勢で支持されているかを検出すればよい。例えば、利用者は、充電台を用いて電子機器1を充電する場合、自宅、会社等の安全な場所にいる可能性が高い。このため、電子機器1は、充電台による充電である場合に、充電中状態と判別することで、充電状態の判別精度を向上させることができる。
図2は、推定データ9Fの一例を示す図である。図2を用いて、推定データ9Fが示すバッテリー40の充電状態と自機の移動状態との関係の一例を説明する。
例えば、電子機器1の充電状態が充電中状態であり、自機の移動状態が停止状態または静止状態である場合、利用者は、屋内、地下等の安全な場所にいる可能性がある。例えば、電子機器1の充電状態が充電中状態であり、移動状態が第1の乗り物での移動状態である場合、利用者は、乗り物内等の安全な場所にいる可能性がある。例えば、電子機器1は、モバイルバッテリーによる充電が可能である場合、移動状態が歩行状態または走行状態でも、充電が行われる可能性がある。すなわち、電子機器1の充電状態が充電中状態であり、移動状態が第2の乗り物(自転車等)での移動状態、走行状態、歩行状態である場合、利用者は、安全な場所にいない可能性がある。
図2に示す例では、推定データ9Fは、充電状態が充電中状態である場合、自機の移動状態が停止状態、静止状態、第1の乗り物での移動状態であると、利用者が安全な場所にいると推定できることを示している。推定データ9Fは、充電状態が充電中状態である場合、自機の移動状態が第2の乗り物での移動状態、走行状態、歩行状態であると、利用者が安全な場所にいないと推定できることを示している。推定データ9Fは、充電状態が充電後状態である場合、自機の移動状態が停止状態、静止状態、第1の乗り物での移動状態であると、利用者が安全な場所にいると推定できることを示している。推定データ9Fは、充電状態が充電後状態である場合、自機の移動状態が第2の乗り物での移動状態、走行状態、歩行状態であると、利用者が安全な場所にいないと推定できることを示している。
電子機器1は、推定データ9Fを参照することにより、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態とに基づいて、自機の利用者が安全な場所にいるか否かを推定できる。電子機器1は、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態との検出結果を組み合わせることで、自機の周囲環境の推定精度を向上できる。電子機器1は、判別した自機の移動状態の利用方法を改善することができる。電子機器1は、自機の現在位置を検出できない場所でも、バッテリー40の充電開始等をトリガーとして自機の周囲環境を推定することができる。
本実施形態では、推定データ9Fは、自機の移動状態が歩行状態、かつ充電状態が充電中状態である場合、利用者が安全な場所にいないと推定できる場合について説明するが、これに限定されない。例えば、自機の移動状態が歩行状態、かつ充電状態が充電中状態である場合、利用者が屋内を歩行している可能性もある。このため、推定データ9Fは、自機の移動状態が歩行状態、かつ充電状態が充電中状態である場合、推定を行わないことを示す情報を設定してもよい。
図3は、電子機器1による制御の一例の処理手順を示すフローチャートである。図3に示す処理手順は、コントローラ10が制御プログラム9Aを実行することによって実現される。図3に示す処理手順は、コントローラ10によって繰り返し実行される。図3に示す処理手順は、例えば、バッテリー40の充電開始の検出に応じて、繰り返し実行されてもよい。図3に示す処理手順は、例えば、バッテリー40の充電が終了して所定時間が経過した場合に、繰り返しの実行を終了させてもよい。
図3に示すように、電子機器1のコントローラ10は、ステップS101として、充電部41から充電情報を取得する。コントローラ10は、取得した充電情報を充電データ9Eに記憶してもよい。コントローラ10は、ステップS102として、自機の移動状態を判別する。例えば、コントローラ10は、加速度センサ15の検出結果を示す加速度データ9Bと判別データ9Dとに基づいて、自機の移動状態を判別する。コントローラ10は、判別結果をストレージ9に記憶すると、処理をステップS103に進める。
コントローラ10は、ステップS103として、充電状態と移動状態とに基づいて、自機の利用者が安全な場所にいるか否かを判定する。例えば、コントローラ10は、取得した充電情報が示す充電状態と、判別した移動状態と、推定データ9Fとに基づいて、自機の利用者が安全な場所にいるか否かを推定する。コントローラ10は、推定結果をストレージ9に記憶すると、処理をステップS104に進める。
コントローラ10は、ステップS104として、ステップS103で利用者が安全な場所にいないと推定したか否かを判定する。コントローラ10は、利用者が安全な場所にいないと推定したと判定した場合(ステップS104でYes)、処理をステップS105に進める。
コントローラ10は、ステップS105として、報知処理を実行する。例えば、報知処理は、利用者が存在していることを報知するための報知情報を含む電波を、通信ユニット6を介して自機の近傍に位置する外部の電子機器に送信する処理を含む。報知情報は、例えば、自機の移動状態を示す情報を含んでもよい。外部の電子機器は、例えば、路側機、車両、車両に搭載された車載器等を含む。コントローラ10は、報知処理の実行が終了すると、図3に示す処理手順を終了させる。
コントローラ10は、利用者が安全な場所にいないと推定していないと判定した場合(ステップS104でNo)、利用者が安全な場所にいると推定しているため、報知処理を実行せずに、図3に示す処理手順を終了させる。
図3に示す例では、処理手順は、充電情報を取得した後に、自機の移動状態を判別する手順について説明したが、これに限定されない。例えば、処理手順は、自機の移動状態を判別した後に、充電情報を取得する手順としてもよい。
図4は、報知システム100のシステム構成の一例を示すシステム図である。図4を参照しつつ、上記の電子機器1を含む報知システム100の一例について説明する。
図4に示すように、報知システム100は、上記の電子機器1と、路側機200と、車両300と、を備える。路側機200は、所定のエリアまたは所定のエリアの近傍に設けられている。所定のエリアは、例えば、道路、交差点、駐車場等のエリアを含む。所定のエリアは、例えば、交通事故が発生する可能性がある箇所を含むエリアとしてもよい。路側機200は、所定のエリアの内部及び近傍の不特定多数の電子機器に電波を送出できる。車両300は、例えば、自動車、トラック、バス、タクシー、緊急車両等を含む。車両300は、車載装置310を備える。車載装置310は、例えば、路側機200からの電波が受信可能なように、車両300に搭載されている。車載装置310は、例えば、ナビゲーション装置、ETC(Electronic Toll Collection System)車載器、コンビネーションメータ、カーオーディオ等の車両300に搭載される車載装置を含む。車載装置310は、例えば、運転者によって車両300に持ち込まれる電子機器としてもよい。車両300に持ち込まれる電子機器は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、ウェアラブル装置、携帯ゲーム機等を含む。
路側機200及び車載装置310は、通信部を有する。路側機200と車載装置310とは、通信部を介して互いに双方向通信ができるように構成されている。路側機200と車載装置310とは、通信部を介して、屋内及び屋外の電子機器1と双方向通信ができるように構成されている。路側機200は、所定のエリアに関する情報を送信する機能を含む。車載装置310は、受診した情報を利用者に提供する機能を含む。
例えば、電子機器1を携帯する利用者は、停止した状態で、自宅、会社等の建物500内で電子機器1のバッテリー40の充電を行っている。この場合、電子機器1は、バッテリー40の充電状態が充電中状態、自機の移動状態が停止状態と判別する。電子機器1は、推定データ9Fに基づいて、充電状態が充電中状態、自機の移動状態が停止状態であるため、利用者が安全な場所にいると推定する。電子機器1は、利用者が安全な場所にいると推定した場合、外部の電子機器に対する報知処理を実行しない。その結果、電子機器1は、通信ユニット6を動作させないので、消費電力の増加を抑制することができる。一方、車載装置310は、安全な場所にいる利用者が携帯する電子機器1からの報知を受信しないので、運転者に必要な情報のみを提供することができる。
その後、利用者は、電子機器1のバッテリー40の充電が終了し、建物500から外部に歩行により移動している。この場合、電子機器1は、バッテリー40の充電状態が充電後状態、自機の移動状態が歩行状態と判別する。電子機器1は、推定データ9Fに基づいて、充電状態が充電後状態、自機の移動状態が歩行状態であるため、利用者が安全な場所にいないと推定する。利用者が安全な場所にいないと推定した場合、外部の電子機器に対する報知処理を実行する。例えば、電子機器1の近傍に通信可能な路側機200と車載装置310とが存在する場合、電子機器1は、路側機200と車載装置310とに、利用者の存在を報知するための報知情報Dを含む電波を送信する。その結果、電子機器1は、利用者の存在を路側機200、車載装置310等に報知できるため、利用者の安全性を向上させることができる。一方、車載装置310は、安全な場所にいない利用者が携帯する電子機器1からの報知情報Dを受信した場合、例えば、飛び出しの危険がある歩行者が近くにいることを運転者に報知することができる。その結果は、運転者は、歩行者や自転車の交通弱者との交通事故を回避できる可能性を向上することができる。また、路側機200は、安全な場所にいない利用者が携帯する電子機器1からの報知情報Dを受信した場合、例えば、路側機200に接近する車両300、車載装置310等に対して当該報知情報Dを転送することができる。その結果、路側機200は、車両300と交通弱者との交通事故の回避に貢献することができる。
例えば、電子機器1を携帯する利用者は、屋外を第2の乗り物(自転車)で移動した状態で、電子機器1のバッテリー40の充電を行っている。この場合、電子機器1は、バッテリー40の充電状態が充電中状態、自機の移動状態が第2の乗り物での移動状態と判別する。電子機器1は、推定データ9Fに基づいて、充電状態が充電中状態、自機の移動状態が第2の乗り物での移動状態であるため、利用者が安全な場所にいないと推定する。電子機器1は、利用者が安全な場所にいないと推定した場合、外部の電子機器に対する報知処理を実行する。例えば、電子機器1の近傍に通信可能な車載装置310が存在する場合、電子機器1は、車載装置310に、利用者の存在を報知するための報知情報Dを含む電波を送信する。その結果、電子機器1は、利用者の存在を車載装置310に報知できるため、利用者の安全性を向上させることができる。一方、車載装置310は、安全な場所にいない利用者が携帯する電子機器1からの報知情報Dを受信した場合、例えば、飛び出しの危険がある歩行者が近くにいることを運転者に報知することができる。その結果は、運転者は、歩行者や自転車の交通弱者との交通事故を回避できる可能性を向上することができる。
上記の実施形態では、電子機器1は、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態とに基づいて、利用者が安全な場所にいるか否かを推定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、電子機器1は、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態とに基づいて、利用者が屋内にいるか否かを推定してもよい。
図5は、推定データ9Fの他の一例を示す図である。図5を用いて、推定データ9Fが示すバッテリー40の充電状態と自機の移動状態との関係の他の一例を説明する。
例えば、電子機器1の充電状態が充電中状態であり、移動状態が停止状態または静止状態である場合、利用者は、屋内にいる可能性がある。例えば、電子機器1の充電状態が充電中状態であり、移動状態が第1の乗り物での移動状態である場合、利用者は、安全な乗り物内にいる可能性がある。例えば、電子機器1は、モバイルバッテリーによる充電が可能である場合、移動状態が歩行状態または走行状態でも、充電が行われる可能性がある。ただし、利用者は、屋内で走ったり、自転車に乗ったりする可能性は低い。よって、電子機器1の充電状態が充電中状態であり、移動状態が第2の乗り物(自転車等)での移動状態、走行状態である場合、利用者は、屋外にいる可能性がある。電子機器1の充電状態が充電中状態であり、移動状態が歩行状態である場合、利用者は、屋外または屋内にいる可能性がある。
図5に示す例では、推定データ9Fは、充電状態が充電中状態及び充電後状態である場合、自機の移動状態が停止状態、静止状態であると、利用者が屋内にいると推定できることを示している。推定データ9Fは、充電状態が充電中状態である場合、自機の移動状態が第1の乗り物での移動状態であると、利用者が安全な屋外にいると推定できることを示している。推定データ9Fは、充電状態が充電中状態である場合、自機の移動状態が第2の乗り物での移動状態、走行状態であると、利用者が屋外にいると推定できることを示している。推定データ9Fは、充電状態が充電中状態及び充電後状態である場合、自機の移動状態が歩行状態であると、屋内、屋外を推定できないことを示している。推定データ9Fは、充電状態が充電後状態である場合、自機の移動状態が第1の乗り物での移動状態、第2の乗り物での移動状態、走行状態であると、屋内、屋外を推定できないことを示している。
電子機器1は、推定データ9Fを参照することにより、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態とに基づいて、自機の利用者が屋内にいるか否かを推定できる。電子機器1は、バッテリー40の充電状態と自機の移動状態との検出結果を組み合わせることで、自機の周囲環境の推定精度を向上できる。電子機器1は、判別した自機の移動状態の利用方法を改善することができる。電子機器1は、自機の現在位置を検出できない場所でも、バッテリー40の充電開始等をトリガーとして自機の周囲環境を推定することができる。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記の実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。