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JP6678147B2 - 危険予兆判定装置、危険予兆判定システム、車両、およびプログラム - Google Patents
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JP6678147B2 - 危険予兆判定装置、危険予兆判定システム、車両、およびプログラム - Google Patents

危険予兆判定装置、危険予兆判定システム、車両、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、危険予兆判定装置、危険予兆判定システム、車両、およびプログラムに関する。
従来、危険運転を判定するための技術が知られている。特許文献1には、運転者の運転に危険行為があったか否かを判定する技術が記載されている。特許文献2には、自車両の交差点の通過特性値から、運転者の安全運転度を判定する技術が記載されている。特許文献3には、急ブレーキ操作の回数から、運転技術の評価値を算出する技術が記載されている。
特開平11−120488号公報(1999年4月30日公開) 特開2015−76000号公報(2005年4月20日公開) 特開2015−97051号公報(2015年5月21日公開)
しかしながら、上述のような従来技術においては、危険運転を事後的に判定することはできても、事前に危険の予兆を判定することができない。
そこで本発明の一態様は、危険の予兆を判定することのできる技術を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る危険予兆判定装置は、自車両及び他車両のうちの少なくとも一方の車両のドライバの頭部を含む撮像画像を取得する撮像画像取得部と、前記撮像画像を参照して、前記ドライバの首振り角度を含む挙動を取得する挙動取得部と、前記ドライバの挙動を参照して、危険の予兆を判定する危険予兆判定部と、前記危険の予兆の判定結果を出力する出力部と、を備えている。
上記の構成によれば、危険の予兆を判定することのできる技術を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様2に係る危険予兆判定装置は、前記少なくとも一方の車両の走行状態を取得する走行状態取得部をさらに備え、前記危険予兆判定部は、前記走行状態をさらに参照して、危険の予兆を判定してもよい。
上記の構成によれば、車両の走行状態に基づいて、危険の予兆を判定することのできる技術を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様3に係る危険予兆判定装置において、前記挙動取得部は、前記ドライバの視線および顔の向きの少なくとも一つを参照して前記ドライバの首振り角度を含む挙動を取得してもよい。
上記の構成によれば、ドライバの視線および顔の向きの少なくとも一つに基づいて、危険の予兆を判定することのできる技術を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様4に係る危険予兆判定装置において、前記危険予兆判定部は、前記ドライバの挙動、および前記走行状態を参照して、前記ドライバの運転集中度を算出し、前記出力部は、前記運転集中度を出力してもよい。
上記の構成によれば、ドライバの挙動、および車両の走行状態に基づいて、危険の予兆を判定することのできる技術を実現することができる。ドライバの挙動、および車両の走行状態を一体で評価することにより、本態様に係る危険予兆判定装置は、危険の予兆をより正確に判定することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様5に係る危険予兆判定装置において、前記危険予兆判定部は、前記首振り角度、および前記走行状態を参照して、前記ドライバの安全確認度を算出し、前記出力部は、前記安全確認度を出力してもよい。
上記の構成によれば、ドライバの首振り角度、および車両の走行状態に基づいて、危険の予兆を判定することのできる技術を実現することができる。ドライバの首振り角度、および車両の走行状態を一体で評価することにより、本態様に係る危険予兆判定装置は、危険の予兆をより正確に判定することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様6に係る危険予兆判定装置において、前記危険予兆判定部は、前記運転集中度と前記安全確認度とから、危険感受性を算出し、前記出力部は、前記危険感受性を出力してもよい。
上記の構成によれば、危険感受性を算出する技術を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様7に係る危険予兆判定装置において、前記危険予兆判定部は、前記運転集中度、前記安全確認度、および前記危険感受性のうち少なくとも一つの指標が閾値を下回ったときに、危険の予兆があると判定してもよい。
上記の構成によれば、運転集中度、前記安全確認度、および前記危険感受性のうち少なくとも一つの指標に基づいて危険の予兆を判定する技術を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様8に係る危険予兆判定システムは、態様1から7のいずれかの危険予兆判定装置と、通知部と、を備え、前記通知部は、前記危険の予兆の判定結果をドライバおよびその管理者の少なくとも一方に通知してもよい。
上記の構成によれば、危険の予兆の判定結果を、ドライバ及びその管理者の少なくとも一方に通知する技術を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様9に係る危険予兆判定システムは、記憶部および出力部をさらに備え、前記出力部は、前記危険の予兆の判定結果を前記記憶部に供給し、前記記憶部から一定条件下における前記危険の予兆の判定結果を取得し、前記危険予兆判定部は、前記一定条件下における前記危険の予兆の判定結果を参照して、前記ドライバの運転技量を算出し、前記通知部は、前記ドライバの運転技量をドライバおよびその管理者の少なくとも一方に通知してもよい。
上記の構成によれば、ドライバの運転技量を、ドライバ及びその管理者の少なくとも一方に通知する技術を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様10に係る危険予兆判定システムは、態様7に記載の危険予兆判定装置と、記憶部および出力部を備え、前記出力部は、前記危険の予兆の判定結果を前記記憶部に供給し、前記記憶部は、前記危険予兆判定装置および他の危険予兆判定装置から供給された一定条件下における前記危険の予兆の判定結果を取得して、閾値算出部に供給し、該閾値算出部は、前記一定条件下における前記危険の予兆の判定結果を参照して、前記閾値を算出してもよい。
上記の構成によれば、閾値算出部は、記憶部に蓄積された一定条件下における危険の予兆の判定結果に基づいて閾値を算出する。これにより、本態様に係る危険予兆判定システムにおいては、記憶部に蓄積された一定条件下における危険の予兆の判定結果を利用して、より現状に即した閾値を算出することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様11に係る危険予兆判定システムにおいて、前記危険予兆判定部は、前記他車両のドライバの危険の予兆を判定し、前記通知部は、前記自車両のドライバおよびその管理者の少なくとも一方に前記他車両のドライバの危険の予兆を通知してもよい。
上記の構成によれば、他車両の危険の予兆を、自車両のドライバおよびその管理者の少なくとも一方に通知する技術を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様12に係る車両は、態様1から態様7のいずれかの危険予兆判定装置、または態様8から態様11のいずれかの危険予兆判定システムを備えていてもよい。
上記の構成によれば、危険予兆判定装置または危険予兆判定システムを備えた車両を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の態様13に係るプログラムは、態様1から態様7のいずれかの危険予兆判定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記撮像画像取得部および前記危険予兆判定部としてコンピュータを機能させるためのプログラムであってもよい。
上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
本発明の一態様によれば、危険の予兆を判定することのできる技術を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る危険予兆判定装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る撮像部による撮像の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る危険の予兆の判定例1を示す図である。 本発明の実施形態1に係る危険の予兆の判定例2を示す図である。 本発明の実施形態1に係る危険予兆判定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る運転技量の評価結果の通知例1を示す図である。 本発明の実施形態1に係る運転技量の評価結果の通知例2を示す図である。 本発明の実施形態1に係る危険の予兆の通知例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、本実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
本願において、自車両又は他車両の「危険の予兆」とは、自車両又は他車両が、事故を起こす、または事故に巻き込まれる可能性が高まっている状態を指す。自車両に関し危険の予兆がある状態とは、後述するように、例えば、自車両又は他車両のドライバの運転集中度が低下している状態、自車両又は他車両のドライバの安全確認度が低下している状態、または危険感受性が低下している状態等を指す。
また本願において、自車両は、本発明の一実施形態にかかる危険予兆判定装置、危険予兆判定システム、車両、またはプログラムのユーザが、所有、または管理の対象としている車両を指す。また、他車両は、上記自車両以外のすべての車両を指すものとする。本発明の一実施形態にかかる危険予兆判定装置、危険予兆判定システム、車両、またはプログラムのユーザは、自車両のドライバ、該ドライバを管理している管理者等であり得る。
〔実施形態1〕
(危険予兆判定装置1、および危険予兆判定システム400の構成)
図1を参照して、危険予兆判定装置1および危険予兆判定システム400の構成について説明する。図1は、危険予兆判定装置1および危険予兆判定システム400の構成を示すブロック図である。図1に示すように、危険予兆判定装置1は、走行状態取得部14、リファレンスデータ取得部4、撮像画像取得部5、挙動取得部6、および危険予兆判定部7を備えている。走行状態取得部14は、位置情報取得部2および車両挙動取得部3を備えている。
また、危険予兆判定システム400は、危険予兆判定装置1、およびカメラ8(撮像部)、ドライバ通知部9、データサーバ10、閾値算出部11、および管理者通知部13を備えている。
本実施形態においては、危険予兆判定装置1、カメラ8、およびドライバ通知部9が自車両100に設けられており、データサーバ10、閾値算出部11、および管理者通知部13が車両の外に設けられている。なお、カメラ8が自車両100または他車両のドライバの顔を含む領域を撮像することができるよう設けられており、かつドライバ通知部9および管理者通知部13が、それぞれドライバ200および管理者に通知または表示を行えるよう設けられていれば、その他の部材は、車両、または車両の外のいずれに設けられていてもよい。
危険予兆判定装置1は、例えばカメラ8を備えたドライブレコーダとして構成することができる。また危険予兆判定装置1は、後述するプログラムをインストールした、カメラ8を備えるスマートフォンであってもよい。
撮像画像取得部5は、カメラ8が撮像した撮像画像を取得し、挙動取得部6に供給する。
図2に、カメラ8による撮像の一例を示す。自車両100に備えられたカメラ8は、ドライバ200の頭部を含む領域300を撮像する。領域300は、ドライバ200の少なくとも頭部を含む領域であればよいが、ドライバ200の頭部、および胸部の一部を含む領域であってもよい。カメラ8がドライバ200の頭部、および胸部の一部を含む領域を撮像することにより、後述する挙動取得部6は、頭部の撮像画像に基づく挙動のみならず、頭部および胸部の一部を含んだドライバ200の挙動を取得することができる。
また、カメラ8は、他車両のドライバを撮像してもよい。カメラ8が自車両100のドライバ200を撮像する場合、カメラ8は自車両内の領域300を撮像するが、他車両のドライバを撮像する場合、カメラ8は自車両外を撮像する。カメラ8が、他車両のドライバを撮像することにより、後述するように、危険予兆判定部7は、他車両に関する危険の予兆を判定することができる。
カメラ8は互いに異なる時刻に複数の撮像画像を取得してもよい。該構成によれば、後述する挙動取得部6は、同一のカメラ8により互いに異なる時刻に撮像された複数の撮像画像を参照して、ドライバ200の挙動の様子をより正確に取得することができる。
撮像部は、光学的な検出素子であり、可視光領域で撮像ができるカメラの他、可視光領域外で撮像ができるカメラであり得る。カメラ8は、1つの危険予兆判定装置に対し複数設けられていてもよい。本実施形態においては、撮像部は自車両100に設けられているが、撮像部が他車両に設けられている形態も、本実施形態の範疇である。
挙動取得部6は、撮像画像を参照してドライバ200の挙動を特定し、該挙動を取得する。挙動取得部6は取得した挙動を、危険予兆判定部7に供給する。より詳細には、挙動取得部6は、撮像画像に基づき、少なくともドライバ200の視線、および顔の向きを、ドライバ200の挙動として取得する。また、ドライバ200は、視線および顔の向きに加えて、ドライバ200のまばたき、および手の動きのうち少なくとも一方も、ドライバ200の挙動として取得してもよい。挙動取得部6がドライバ200の手の動きを取得する場合、後述する危険予兆判定部7は、例えばドライバ200がスマートフォンを操作しながら運転を行っていないかどうかを評価することができる。
また、挙動取得部6は、ドライバ200の挙動の他、ドライバ200以外の乗員の挙動を取得してもよい。例えば挙動取得部6が、ドライバ200の子供、およびペット等の顔を取得することにより、後述する危険予兆判定部7は、ドライバ200が子供およびペットを抱きながら運転を行っていないかを評価することができる。
なお、本願において、単に「挙動」といった場合、自車両100または他車両のドライバ、および自車両100または他車両のドライバ以外の乗員の挙動を指すものとし、車両の挙動を示す「車両挙動」とは明確に区別する。
なお、挙動取得部6は、ドライバ200が自車両100を運転しているときのみならず、自車両100を運転していないときのドライバ200の挙動を取得してもよい。例えば、挙動取得部6がドライバ200が運転を開始する前、またはドライバ200が運転を休止しているときの挙動を取得することによって、後述する危険予兆判定部7は、ドライバ200が運転に適していない状態(極度の緊張、発作、パニック等)にあることを、事前に判定することができる。また、カメラ8が他車両のドライバを撮像する場合、挙動取得部6は、他車両のドライバの挙動を取得する。
位置情報取得部2は、自車両100の位置情報、および地図情報を取得し、車両挙動取得部3に供給する。位置情報取得部2は、例えばGPS(Global Positioning System)を利用して自車両100の位置情報、および地図情報を取得する。なお、挙動取得部6が、他車両のドライバの挙動を取得する場合、位置情報取得部2は、他車両の位置情報、および地図情報を取得する。また、位置情報取得部は、自車両100の位置情報、および地図情報から車体挙動が予測できるときは、自車両100の位置情報、および地図情報を、リファレンスデータ取得部4および出力部15に供給してもよい。
車両挙動取得部3は、自車両100の位置情報、および自車両100の挙動に関する情報を参照して、自車両100の車両挙動を取得し、リファレンスデータ取得部4に供給する。自車両100の挙動に関する情報は、デジタルタコグラフ等を用いて取得された自車両100の制御情報、またはドライブレコーダ等の撮像部を用いて取得された自車両外状況の撮像画像であり得る。自車両100の制御情報としては、例えば、自車両100のヨーレート、速度、加速度、加加速度(加速度の時間変化)、ライトの点灯/不点灯、シフトレバーの位置、パーキングブレーキのOn/Off、左右ウインカーのOn/Off、フットブレーキのOn/Off等が挙げられる。
車両挙動取得部3が取得する車両挙動としては、直進、右左折、車線変更、一時停止、駐停車、出庫、旋回、および後退等が挙げられる。車両挙動取得部3は、自車両100の位置情報、および地図情報を参照することによって、車両挙動を取得、またはのちに起こる車両挙動を予測する。例えば車両挙動取得部3は、例えば自車両100が右折路に位置しており、自車両100が時計回りにハンドル操作されているとき、車両挙動取得部3は、自車両100が右折中であると判断する。また、例えば、自車両100が、脇道のない直線路上に位置しており、自車両100が走行中であるとき、車両挙動取得部3は、自車両100が直進中であると判断し、また自車両100はしばらく直進中の状態が続くであろうと予測する。
本願において、自車両100の走行状態とは、上記自車両100の位置情報、および車両挙動を指す。後述するリファレンスデータ取得部4は、自車両100の走行状態として、自車両100の位置情報および車両挙動の両方を参照してリファレンスデータを取得してもよく、または自車両100の位置情報のみ、または車両挙動のみを参照して、リファレンスデータを取得してもよい。
リファレンスデータ取得部4は、車両挙動を参照して、該車両挙動に対応するリファレンスデータを取得する。リファレンスデータは、各車両挙動に対応する、ドライバの模範的な挙動を示すデータである。例えば、車両挙動取得部3が車両挙動として車線変更を取得しているとき、リファレンスデータ取得部4は、車線変更に対応するリファレンスデータとして、周辺の安全確認を十分に行うデータを取得する。ユーザは、リファレンスデータを、例えば、一般的な運転免許技能試験において求められる安全確認等の基本動作を基に設定することができる。例えば、ユーザは、交通法規に従った交差点の右左折、信号交差点の通過、一時停止等の際の模範的な挙動に基づいて、リファレンスデータを設定することができる。ユーザは、バス、普通乗用車等の車種に応じて異なるリファレンスデータを設定してもよい。
(危険予兆判定部7)
危険予兆判定部7は、リファレンスデータ、およびドライバ200の挙動を参照して、リファレンスデータとドライバ200の挙動とを比較することによって、危険の予兆を判定する。危険予兆判定部7は、まずドライバ200の挙動から、危険の予兆を判定するための指標(以下、単に指標とも称する)として、ドライバ200の運転集中度a、安全確認度b、および危険感受性cを算出する。以下、それぞれの指標の算出方法について説明する。
(運転集中度の算出)
本願において、運転集中度とは、ドライバ200が走行中に脇見をせずに、前方を見ているかを判定するための指標である。なお、ここで、「前方」とは、自車両100の進行方向を含む領域を指す。危険予兆判定部7は、ドライバ200の視線および顔の向き、および自車両100の走行状態を参照して、ドライバ200の走行中の前方視認時間を算出する。危険予兆判定部7は、リファレンスデータおよび走行中の前方視認時間を参照して、ドライバ200の運転集中度を算出する。運転集中度の算出方法の詳細については、例を挙げて後述する。
(安全確認度の算出)
また、本願において安全確認度とは、ドライバ200が右左折、および車線変更等の際に、周辺の安全確認を十分にしているかを判定するための指標である。
危険予兆判定部7は、ドライバ200の視線および顔の向きから、ドライバ200の首振り角度を算出する。危険予兆判定部7は、リファレンスデータおよびドライバ200の首振り角度を参照して、ドライバ200の安全確認度を算出する。安全確認度の算出方法の詳細については、例を挙げて後述する。
(危険感受性の算出)
危険予兆判定部7は、運転集中度および安全確認度を用いて、ドライバ200の危険感受性を算出する。一例においては、危険感受性は、以下の式(1)により算出される。
c=a×b ・・・式(1)
なお、上記式(1)において、aは運転集中度、bは安全確認度、cは危険感受性を指す。
危険感受性の算出方法は、上記に限定されず、例えば、以下の式(2)により算出することもできる。各記号の意味は、上記式(1)と同様である。
c=a+b ・・・式(2)
危険予兆判定部7は、危険感受性の算出の際に、運転集中度a、安全確認度bの他に、さらに外部要因dを変数としてもよい。外部要因としては、例えば、後述する走行ルートの道路形態、走行ルートの特性の他、他車両の危険の予兆、視界を妨げる雨および雪等の天候等があり得る。
危険予兆判定部7は、危険感受性が、閾値を超えているかを判断する。運転集中度、安全確認度、および危険感受性の少なくとも一つが閾値を下回っていれば、危険予兆判定部7は、危険の予兆があると判定する。危険予兆判定部7は、危険の予兆の判定結果を、出力部15に供給する。危険予兆判定部7は、ユーザの設定した条件、または走行ルートの特性等に応じて、閾値を設定することができる。また、閾値は、後述する閾値算出部11が算出した閾値を、所定期間毎に受け取ってもよい。
出力部15は、運転集中度、安全確認度、危険感受性、および危険の予兆の判定結果を、ドライバ通知部9、およびデータサーバ10(記憶部)に供給する。なお、出力部15は、例えば有線または無線により、情報をドライバ通知部9、およびデータサーバ10に送信する装置であり得る。
ドライバ通知部9は、出力部15から危険の予兆があるとの判定結果を受け取ったとき、危険の予兆を、ドライバ200に通知する。ドライバ通知部9は、映像によって通知を行う表示部であってもよく、警告音によって通知を行うスピーカであってもよく、振動により通知を行う振動発生装置であってもよい。ドライバ通知部9が通知を行うタイミングは特に限定されないが、例えば危険の予兆を判定した直後であり得、また所定期間毎であり得る。この他、ドライバ通知部9は、後述するように、走行ルートの特性に基づく注意点を、ドライバ200に通知してもよい。なお、本願において、単に「通知部」といった場合、ドライバ通知部9および後述する管理者通知部13を指すものとする。ドライバ通知部9が、映像によって通知を行う表示部である場合、ドライバ通知部9は、危険の予兆を判定した直後に例えば図8に示す表示画面を表示することにより、ドライバ200にリアルタイムに危険の予兆を通知してもよい。
また、ドライバ通知部9は、位置情報取得部2から供給された自車両100の位置情報および地図情報を参照して、ドライバ200に対し、走行ルートの道路形態に関する情報を通知する。道路形態に関する情報としては、例えば、先に右左折路がある等の情報が含まれる。これにより、ドライバ通知部9は、ドライバ200の運転操作を補助することが可能である。
ドライバ通知部9は、自車両100のドライバ200に通知が行えるように設けられていればよい。ドライバ通知部9は、例えば自車両100に設けられている。本実施形態において、ドライバ通知部9は、危険予兆判定装置1外に設けられているが、ドライバ通知部9は危険予兆判定装置1に設けられていてもよい。また、ドライバ通知部9は複数設けられていてもよい。例えば、ドライバ通知部9は、自車両100とドライバ200の職場の両方に設けられていてもよい。
データサーバ10は、運転集中度、安全確認度、危険感受性、および危険の予兆の判定結果を取得し、各指標および危険の予兆の判定結果を記憶する。また、各指標および危険の予兆の判定結果を閾値算出部11に供給する。
なお、データサーバ10は、複数の車両とネットワークを介して接続されていてもよい。その場合、データサーバ10は、自車両100および複数の車両から、各指標および危険の予兆の判定結果を取得し、各指標および危険の予兆の判定結果を記憶する。閾値算出部11は、複数の車両についての各指標および危険の予兆の判定結果をデータサーバ10から受け取る。この構成によれば、閾値算出部11は、複数の車両についての各指標および危険の予兆を参照して、閾値を算出することができる。
閾値算出部11は、一定条件下における運転集中度、安全確認度、危険感受性、および危険の予兆の判定結果を参照して、危険の予兆の判定に用いる、各指標に対する閾値を算出する。閾値算出部11は、算出した閾値を、所定期間毎に、危険予兆判定部7に供給する。
また、閾値算出部11は、一定条件下における運転集中度、安全確認度、危険感受性、および危険の予兆の判定結果を、管理者通知部13に供給する。
管理者通知部13は、ドライバ200の管理者に、運転集中度、安全確認度、危険感受性、および危険の予兆の少なくとも一つを通知する。管理者通知部13は、映像によって通知を行う表示部であってもよく、警告音によって通知を行うスピーカであってもよく、振動により通知を行う振動発生装置であってもよい。管理者通知部13が通知を行うタイミングは特に限定されないが、例えば危険の予兆を判定した直後であり得、また所定期間毎であり得る。なお、ドライバ200の管理者は、例えば、ドライバ200がタクシー運転手である場合、ドライバ200が雇用されているタクシー会社の管理職であり得る。
管理者通知部13が管理者に対し、ドライバ200の運転する自車両100の危険の予兆の判定結果、および危険の予兆を判定するための指標を通知することで、管理者は、自車両100の危険の予兆を知ることができる。これにより管理者は、自車両100の危険の予兆を、適宜ドライバ200に通知することができる。また管理者は、自車両100の危険の予兆の判定結果および各指標を配車に活用することもできる。例えば、管理者は、管理者通知部13によりドライバ200の運転集中度が低下していると通知されたとき、ドライバ200を休憩させ、代わりに運転集中度が高い状態で維持されているドライバを、運転頻度の高い地区へ割り振ることができる。
また、危険予兆判定部7は、データサーバ10に蓄積された、一定条件下における運転集中度、安全確認度、危険感受性、および危険の予兆の判定結果を出力部15から取得し、それらを参照して、ドライバ200の運転技量を評価することもできる。
危険予兆判定部7は、ドライバ200の運転技量を、例えば、所定期間における、危険の予兆の判定結果に基づいて算出する。例えば、所定期間において、危険の予兆があると判定された回数が少ないほど、危険予兆判定部7は、ドライバ200の運転技量が高いと評価する。また例えば、危険予兆判定部7は、所定期間にわたる各指標の平均値が高いほど、ドライバ200の運転技量が高いと評価する。
危険予兆判定部7は、ドライバ200の運転技量の評価結果を、出力部15に供給する。出力部15は、運転技量の評価結果を、ドライバ通知部9および管理者通知部13の少なくとも一方に供給する。これにより、ドライバ200および管理者は、ドライバ200の運転技量を客観的に評価することができる。
図6は、運転技量の評価結果の通知例1を示す図である。なお、図6は、ドライバ200が安全な走行を行っている場合の通知例である。図6に示すように、ドライバ通知部9および管理者通知部13は、ドライバ200の運転技量の評価結果を、数値または図表によって表示してもよい。
図6(a)は、ドライバ200の安全運転の実績を、円グラフとして表示する例を示す図である。危険予兆判定部7は、ドライバ200の所定期間内の全走行時間に対する、ドライバ200が安全運転を行っていた時間の割合を算出し、出力部15に供給する。危険予兆判定部7は、自車両100に関する危険の予兆がないと判断されている時間を「安全」、自車両100に関する危険の予兆があり、かつ後述するドライバ200の安全集中コンディションの平均値、および運転動作パフォーマンスの平均値が所定値以上である時間を「注意」、自車両100に関する危険の予兆があり、かつドライバ200の安全集中コンディションの平均値、または運転動作パフォーマンスの平均値が所定値を下回っている時間を「危険」として区分する。危険予兆判定部7は、ドライバ200の所定期間内の全走行時間に対する、各区分の時間が占める割合を示す円グラフを作成し、出力部15に供給する。
図6(b)および(c)は、ドライバ200の運転技量を、複数の項目にわけて評価した結果を、レーダーチャートとして表示する例を示す図である。図6(b)に示すように、危険予兆判定部7は、運転集中度、危険感受性、および安全確認度に加えて、ドライバ200の挙動および車両挙動を参照して、ドライバ200が判断および動作を行うタイミングの的確さを、「判断・動作」として評価する。また、危険予兆判定部7は、ドライバ200の挙動および車両挙動を参照して、ドライバ200の動作の正確さを、「動作正確性」として評価する。危険予兆判定部7は、判断・動作、および動作正確性を、出力部15に供給する。なお、図6(b)で示した5つの指標を、まとめて安全集中コンディションとも称する。
また図6(c)に示すように、危険予兆判定部7は、自車両100の制御情報を参照して、ドライバ200の発進動作、アクセル操作、ブレーキ操作、およびハンドル操作を評価し、出力部15に供給してもよい。また危険予兆判定部7は、自車両100の走行速度および自車両の位置情報を参照して、ドライバ200が法定速度を保って運転を行っているかを評価し、出力部15に供給してもよい。なお、図6(c)で示した5つの指標を、まとめて運転動作パフォーマンスとも称する。
図6(d)は、所定の日のドライバ200の安全集中コンディションの平均値、運転動作パフォーマンスの平均値の時間変化を示したグラフである。図6(d)の縦軸は3分割されており、それぞれ上から、ドライバ200の運転が「安全」、「注意」、および「危険」と区分されることを示す。
図7は、運転技量の評価結果の通知例2を示す図である。なお、図7は、ドライバ200の走行に対し、危険の予兆が判定された場合の通知例である。
図7(a)は、ドライバ200の安全運転の実績を、円グラフとして表示する例を示す図である。本例においては、危険予兆判定部7が自車両100に関する危険の予兆がないと判断した時間の割合が39%と短いため、ドライバ通知部9および管理者通知部13は、ドライバ200の安全運転の実績が低いことを示すために、円グラフとともに、下向き矢印を表示する。
図7(b)および図7(c)は、上述した安全集中コンディション、および運転動作パフォーマンスの表示例を示す図である。本例においては、所定の2期間にわたる安全集中コンディション、および運転動作パフォーマンスを、2つのレーダーチャートを示すことによって比較している。
図7(d)は、図6(d)と同様、所定の日のドライバ200の安全集中コンディションの平均値、運転動作パフォーマンスの平均値、およびの時間変化を示したグラフである。本例においては、ドライバ200が危険運転を行ったため、ドライバ通知部9および管理者通知部13は、危険運転の発生時刻及び発生場所を表示している。
出力部15は、運転技量の評価結果を、ドライバ通知部9およびデータサーバ10に供給する。ドライバ通知部9は、運転技量の評価結果をドライバに対して表示する。データサーバ10は、受け取った運転技量の評価結果を閾値算出部11に供給し、閾値算出部11は、受け取った運転技量の評価結果を、管理者通知部13に供給する。管理者通知部13は、運転技量の評価結果を管理者に対して表示する。なお、出力部15は、運転技量の評価結果を、直接管理者通知部13に供給してもよい。データサーバ10は、車両に設けられていてもよく、車両とは別に設けられていてもよい。
(危険の予兆の判定例1)
図3は、本実施形態に係る危険の予兆の判定例1を示す図である。図3(a)は、運転集中度、安全確認度、危険感受性、および危険の予兆の判定例を示す表である。
まず各指標の採点基準を説明する。危険予兆判定部7は、運転集中度を、−1または+1の2段階で評価する。危険予兆判定部7は、ドライバ200の視線および顔の向き、および自車両100の走行状態を参照して、ドライバ200の走行中の前方視認時間を算出する。危険予兆判定部7は、ドライバ200の走行中の前方視認時間が所定時間を超えていれば、運転集中度が+1であると判断する。前方視認時間が所定時間以下であれば、運転集中度が−1であると判断する。所定時間の設定方法は特に限定されないが、例えば閾値算出部11は、データサーバ10に蓄積された運転集中度を用いて所定時間を設定することができる。
図3(b)は、安全確認度の採点基準の一例を示す表である。危険予兆判定部7は、安全確認度を、5段階で評価し、+1〜+10で採点する。危険予兆判定部7は、安全確認度を、首振り角度に応じて、5段階で採点する。ドライバ200が車両挙動に応じて十分に首振りを行えていれば、危険予兆判定部7は、安全確認度が高いと判断する。危険予兆判定部7は、ドライバ200の挙動と、レファレンスデータとを比較して、ドライバ200の挙動が5段階のいずれに該当するかを判定する。危険予兆判定部7は、危険感受性が閾値を下回った場合、危険の予兆があると判定する。本例においては、危険予兆判定部7は危険感受性が+5以下となったとき、危険の予兆があると判定する。
また、本例において走行ルートは、GPSを用いて記録される。表3(a)において、最下行は、各データの扱い、および危険の予兆の通知方法を示す。
表3(a)の例(1)は、ドライバ200が平常に運転を行っている場合、換言すれば平常時における、危険の予兆の判定結果の一例である。ドライバ200の運転集中度は+1であり、安全確認度は+6以上であった。そのため、ドライバ200の危険感受性は+6以上であり、危険予兆判定部7は、危険の予兆はないと判定した。
例(2)は、自車両100が左折中であり、巻込みの危険がある場合の判定例である。車両挙動取得部3は、車両挙動として左折を取得し、リファレンスデータ取得部4に供給した。リファレンスデータ取得部4は、左折の際のリファレンスデータを、危険予兆判定部7に供給した。本例において、ドライバ200の左折の際の周辺確認は不十分であったため、危険予兆判定部7は、ドライバ200の安全確認度を+2と低く採点した。また、危険予兆判定部7は、ドライバ200の運転集中度を+1を算出した。よって、ドライバ200の危険感受性は+2であり、危険予兆判定部7は、危険の予兆があると判定した。ドライバ通知部9および管理者通知部13は、それぞれドライバ200およびその管理者に、危険の予兆があることを通知した。
例(3)は、ドライバ200が脇見運転を行っている場合の判定例である。本例において、ドライバ200の前方視認時間は十分ではなかったため、危険予兆判定部7は、ドライバ200の運転集中度を−1と算出した。また、危険予兆判定部7は、ドライバ200の安全確認度は+2と算出した。そのため、ドライバ200の危険感受性は−2であり、危険予兆判定部7は、危険の予兆があると判定した。ドライバ通知部9および管理者通知部13は、それぞれドライバ200およびその管理者に、危険の予兆があることを通知した。
例(4)は、ドライバ200の運転には危険がないが、前方車の運転が危険である場合の判定例である。本例においては、ドライバ200の運転集中度は+1であり、安全確認度は+6であった。そのため、危険感受性は+6であり、危険予兆判定部7は、ドライバ200の運転には危険の予兆がないと判断した。しかしながら、他車両である前方車の撮像画像から求められた前方車のドライバの危険感受性が低い状態にあった。そのため、管理者通知部13は、管理者に対して自車両100の危険の予兆を通知した。これにより、管理者は、ドライバ200に前方車の運転が危険であることを警告することができる。
危険予兆判定部7は、危険感受性、および走行ルートに関する情報を、出力部15に供給し、出力部15は、データを、危険感受性、および走行ルートに関する情報を、データサーバ10に供給する。データサーバ10は、供給されたデータを蓄積した。
(危険の予兆の判定例2)
図4は、本実施形態に係る危険の予兆の判定例2を示す図である。運転集中度、および安全確認度の採点基準は上述した判定例1と同様である。ただし、本例においては、危険予兆判定部7は、外部要因dとして走行ルートの特性を考慮に入れて、危険感受性の閾値を設定する。
例(5)は、ドライバ200がスクールゾーンを走行している場合の判定例である。スクールゾーンにおいては、子供が急に飛び出してくる可能性があるため、危険予兆判定部7は、危険感受性の閾値を+8と高く設定した。ドライバ通知部9は、ドライバ200に、子供の飛び出しに注意すべきであることを通知した。
例(6)は、ドライバ200が渋滞多発地区を低速で走行している場合の判定例である。低速で運転中のときは、ドライバ200が前方不注意になる虞がある。本例においては、ドライバ200の運転集中度、および安全確認度はどちらも低下している。ドライバ通知部9および管理者通知部13は、それぞれドライバ200およびその管理者に、自車両100に危険の予兆があることを通知する。
例(7)は、ドライバ200が高速道路を走行している場合の判定例である。本例においては、ドライバ200の運転集中度、および安全確認度はどちらも高い状態であったため、危険予兆判定部7は、危険感受性が閾値+5以上であると判定した。しかしながら、高速道路を走行中のときは、ドライバ200が退屈になる虞があるため、ドライバ通知部9および管理者通知部13は、それぞれドライバ200およびその管理者に、側方割り込みに敏感になるよう通知した。また、管理者は、ドライバ200に側方割り込みに敏感になるようさらに警告した。
上記例(5)〜(7)において、危険予兆判定部7は、危険感受性、および走行ルートに関する情報を、出力部15に供給し、出力部15は、データを、危険感受性、および走行ルートに関する情報を、データサーバ10に供給する。データサーバ10は、供給されたデータを蓄積する。
(危険予兆判定処理の流れ)
図5を参照して、危険予兆判定処理の流れを説明する。図5は、危険予兆判定処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下においては、説明を簡単にするため、危険予兆判定装置1は、自車両100の車両挙動として、右左折のみを取得するものとする。また各処理の詳細については、上述した通りである。
(ステップS002)
まず、ステップS002において、撮像画像取得部5は、カメラ8から、ドライバ200の頭部を含む撮像画像を取得する。撮像画像取得部5は、取得した撮像画像を、挙動取得部6に供給する。
(ステップS003)
次に、ステップS003において、位置情報取得部2は、自車両100の位置情報および地図情報を取得する。位置情報取得部2は、取得した位置情報および地図情報を、車両挙動取得部3に供給する。車両挙動取得部3は、位置情報を参照して、自車両100の車両挙動を取得する。車両挙動取得部3は、車両挙動をリファレンスデータ取得部4に供給する。リファレンスデータ取得部4は、車両挙動を参照して、該車両挙動に対応するリファレンスデータを取得する。リファレンスデータ取得部4は、リファレンスデータを危険予兆判定部7に供給する。
(ステップS004)
次に、ステップS004において、挙動取得部6は、撮像画像を参照して、ドライバ200の視線、および顔の向きを含むドライバ200の挙動を検出する。挙動取得部6は、ドライバ200の挙動を、危険予兆判定部7に供給する。
(ステップS005)
次に、ステップS005において、危険予兆判定部7は、ドライバ200の挙動を参照して、ドライバ200の走行中の前方視認時間を算出する。
(ステップS006)
次に、ステップS006において、危険予兆判定部7は、算出した走行中の前方視認時間と、リファレンスデータとを参照して、運転集中度を算出する。
(ステップS010)
次に、ステップS010において、危険予兆判定部7が車両挙動取得部3が車両の右左折を取得した場合、続いてステップS012の処理を行う。車両挙動取得部3が車両の右左折を取得しなかった場合、ステップS003の処理に戻る。
(ステップS014)
次に、ステップS014において、危険予兆判定部7は、ドライバ200の右左折の際の周辺の安全確認の挙動と、リファレンスデータとを参照して、ドライバ200の安全確認度を算出する。
ステップS004〜S006の処理と、ステップS008〜S014の処理とは、並行して行われてもよい。また、ステップS004〜S006の処理の前に、ステップS008〜S014の処理が行われてもよい。
(ステップS016)
次に、ステップS016において、危険予兆判定部7は、運転集中度と安全確認度とから、危険感受性を算出する。危険感受性の算出方法については上述した通りである。
(ステップS018)
次に、ステップS018において、危険予兆判定部7は、算出した危険感受性を、データサーバ10に供給する。データサーバ10は、危険感受性を蓄積する。
(ステップS020)
次に、ステップS020において、危険予兆判定部7は、危険感受性が閾値を下回っているかを判断する。危険感受性が閾値を下回っている場合、続いてステップS022の処理を行う。危険感受性が閾値以上である場合、ステップS002の処理に戻る。
(ステップS022)
次に、ステップS022において、ドライバ通知部9および管理者通知部13は、ドライバ200の危険感受性が低下しており、危険の予兆があることを、ドライバ200およびその管理者に通知する。
〔ソフトウェアによる実現例〕
危険予兆判定装置1の制御ブロック(特に危険予兆判定部7)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、危険予兆判定装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 危険予兆判定装置
2 位置情報取得部
3 車両挙動取得部
4 リファレンスデータ取得部
5 撮像画像取得部
6 挙動取得部
7 危険予兆判定部
8 カメラ
9 ドライバ通知部
10 データサーバ
11 閾値算出部
13 管理者通知部
14 走行状態取得部
15 出力部
100 自車両
200 ドライバ
400 危険予兆判定システム

Claims (10)

  1. 自車両及び他車両のうちの少なくとも一方の車両のドライバの頭部と胸部の一部とを含む撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
    前記撮像画像を参照して、前記ドライバの首振り角度を含む前記ドライバの挙動、及び前記ドライバ以外の乗員の挙動を取得する挙動取得部と、
    危険の予兆を判定する危険予兆判定部と、
    前記危険の予兆の判定結果を出力する出力部と、
    を備え、
    前記少なくとも一方の車両の走行状態を取得する走行状態取得部をさらに備え、
    前記危険予兆判定部は、前記ドライバが運転しているときのドライバの挙動、および前記走行状態を参照して、前記ドライバの運転集中度を算出し、
    前記危険予兆判定部は、前記挙動取得部が取得した前記乗員の挙動から前記乗員に対する前記ドライバの挙動を評価し、
    前記危険予兆判定部は、前記ドライバが運転を開始する前の前記ドライバの挙動、前記乗員に対する前記ドライバの挙動、及び、所定の閾値と比較される前記運転集中度を参照して、危険の予兆を判定し、
    前記出力部は、前記運転集中度をさらに出力する
    ことを特徴とする危険予兆判定装置。
  2. 前記挙動取得部は、前記ドライバの視線および顔の向きの少なくとも一つを参照して前記ドライバの首振り角度を含む前記ドライバの挙動を取得することを特徴とする請求項1に記載の危険予兆判定装置。
  3. 前記危険予兆判定部は、前記首振り角度、および前記走行状態を参照して、前記ドライバの安全確認度を算出し、所定の閾値と比較される前記安全確認度、前記ドライバが運転を開始する前の前記ドライバの挙動、前記乗員に対する前記ドライバの挙動、及び所定の閾値と比較される前記運転集中度を参照して、危険の予兆を判定し、
    前記出力部は、前記安全確認度をさらに出力することを特徴とする請求項1または2に記載の危険予兆判定装置。
  4. 前記危険予兆判定部は、前記運転集中度と前記安全確認度とから、危険感受性を算出し、所定の閾値と比較される前記危険感受性、所定の閾値と比較される前記安全確認度、前記ドライバが運転を開始する前の前記ドライバの挙動、前記乗員に対する前記ドライバの挙動、及び所定の閾値と比較される前記運転集中度を参照して、危険の予兆を判定し、
    前記出力部は、前記危険感受性をさらに出力することを特徴とする請求項3に記載の危険予兆判定装置。
  5. 前記危険予兆判定部は、前記運転集中度、前記安全確認度、および前記危険感受性のうち少なくとも何れかの指標が閾値を下回ったときに、危険の予兆があると判定することを特徴とする請求項4に記載の危険予兆判定装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の危険予兆判定装置と、
    通知部と、
    を備え、
    前記通知部は、前記危険の予兆の判定結果をドライバおよびその管理者の少なくとも一方に通知することを特徴とする危険予兆判定システム。
  7. 記憶部をさらに備え、
    前記出力部は、前記危険の予兆の判定結果を前記記憶部に供給し、
    前記危険予兆判定部は、前記記憶部から取得した一定条件下における前記危険の予兆の判定結果を参照して、前記ドライバの運転技量を算出し、
    前記通知部は、前記ドライバの運転技量をドライバおよびその管理者の少なくとも一方に通知することを特徴とする請求項6に記載の危険予兆判定システム。
  8. 前記危険予兆判定部は、前記他車両のドライバの危険の予兆を判定し、
    前記通知部は、前記自車両のドライバおよびその管理者の少なくとも一方に前記他車両のドライバの危険の予兆を通知することを特徴とする請求項6または7に記載の危険予兆判定システム。
  9. 請求項1から5のいずれか1項に記載の危険予兆判定装置、または請求項6から8のいずれか1項に記載の危険予兆判定システムを備えていることを特徴とする車両。
  10. 請求項1から5のいずれか1項に記載の危険予兆判定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記撮像画像取得部、前記挙動取得部、前記危険予兆判定部、前記出力部および前記走行状態取得部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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