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JP6684178B2 - 建物構造及びその製造方法 - Google Patents
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Description

本発明は、建物構造及びその製造方法に関する。
柱、天井大梁及び床大梁を有する建物ユニットが複数組み合わされてなるユニット式建物においては、間仕切り部材や床パネルを工場で組み付けた上で施工現場へ輸送することにより、施工現場での作業の簡略化や施工期間の短縮等が実現されている場合がある。このような手法は、施工現場にて間仕切り部材等の各種構成を取り付ける場合と比較して建物の製造効率の向上が期待できる。この種のユニット式建物においては、例えば引用文献1に記載されているように横並びとなる建物ユニットに跨るようにして床パネルを敷き詰めて建物ユニット間の隙間を減らすことにより、建物の耐火性の向上や断熱性の向上等に寄与できる。
特開平11−270112号公報
ここで、上述した間仕切り部材の配置については建物の仕様等によって様々となる。例えば各建物ユニットにそれら建物ユニット間の境界を挟んで相対向するようにして間仕切り部材が配置されている場合には、各建物ユニット(床パネル)間に生じる隙間に目板部材を配置して隙間を減らす工夫をすることにより、上記耐火性の向上等の各種効果を享受できる。
しかしながら、間仕切り部材の間の隙間が小さい場合には、施工現場にて目板部材を配置する際にそれら間仕切り部材が目板部材の配置作業を妨げる要因になり得る。このようなケースでは、少なくとも一方の間仕切り部材を建物ユニットに設置する前の状態で施工現場へ輸送し、目板部材を施工現場にて配置した後に当該間仕切り部材を組み付ける構成とすることにより、目板部材の配置が可能となる。但し、そのような対策を講じた場合には、製造効率の向上を実現するというユニット式建物本来の優位性が低下すると懸念される。以上の理由から、ユニット式建物の建物構造には、施工作業の容易化を実現して建物の製造効率の向上を図る上で未だその構成に改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、施工作業の容易化を図ることができる建物構造及びその製造方法を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
手段1.床大梁(床大梁23)、天井大梁(天井大梁22)及び柱(柱21)を有してなる複数の建物ユニット(建物ユニット20A,20B)により構築される建物に適用され、
隣り合う建物ユニットにおいてそれら各建物ユニットの前記床大梁が対向配置され、それら各床大梁の上方にそれぞれ間仕切り部材(間仕切り部材35A,35B)が互いに対向して配置される建物構造であって、
前記対向配置された床大梁に沿って、それら各床大梁の上に跨るようにして目板部材(目板部材50)が設けられており、
前記目板部材は、前記間仕切り部材同士の間の隙間寸法よりも幅寸法が大きく、且つ厚み方向への曲がり変形が可能な構成を有していることを特徴とする建物構造。
手段1によれば、目板部材を曲げて建物ユニットの並設方向における目板の幅(横幅)を小さくし、当該目板部材を床部間の隙間へ配置した後に例えば変形前の状態に戻すことにより、目部材板を組み付けることができる。このような手順での組み付けが可能となることで、目板部材を各床大梁に跨るようにして配置する際に、両建物ユニットの間仕切り壁部材が当該配置の妨げになることを回避できる。つまり、間仕切り部材等を工場等にて事前に組み付けている場合であっても、そのまま目板部材を配置することが可能となる。これにより、施工現場における作業の容易化を図り、作業効率の向上に寄与できる。
手段2.前記床大梁の上に、前記床大梁の長手方向に沿って根太部材(根太28A,28B)が設けられ、
前記根太部材の上面(上面29A,29B)においてユニット中央側の一部範囲に床パネル(例えば床下地材32)が載置され、
前記床パネルの上に、当該床パネルよりもユニット外側にはみ出した状態で前記間仕切り部材が設置されており、
前記根太部材と前記間仕切り部材との間に形成される隙間部分に、前記目板部材が設けられていることを特徴とする手段1に記載の建物構造。
床大梁上の根太部材の上に、各ユニットの床パネルと、ユニット間の目板部材とが載置される構成であれば、例えば隣り合う建物ユニットを通じて連続する床面の形成が可能となる。ただし、ユニット境界部に一対の間仕切り部材が設けられる場合には、床パネルの上に、床パネルよりもユニット外側にはみ出した状態で間仕切り部材が設置されることがあり、その際には目板部材の設置が困難となる。実情では、隣り合う建物ユニットのうち一方の建物ユニットについては、間仕切り部材をユニット工場で設置せず、施工現場において建物ユニットを据え付け、さらに目板部材を設置した後に、間仕切り部材を設置することが強いられており、作業性の改善が求められていた。この点、手段1に示したように、設置済みの間仕切り部材をそのままに目板部材を後付け可能とすれば、上記課題を好適に解消することができる。
手段3.前記目板部材は、前記床大梁の上に載置される一対の板部材(ベース部材51)と、それら各板部材を連結する変形可能な連結部材(連結プレート55)とを有していることを特徴とする手段1又は手段2に記載の建物構造。
目板部材を一対の板部材(例えば石膏ボード)及び連結部材によって構成し、連結部材を変形させる構成とすることにより、目板部材の形態を変化させる際(例えば曲げたり元に戻したりする際)に板部材に加わる負荷を軽減できる。これは、板部材を保護する上で好ましい構成である。
手段4.前記一対の板部材は、それら板部材の間に所定の隙間(隙間S1)が形成されるようにして前記連結部材により連結されており、
前記目板部材は、少なくとも前記所定の隙間を隔てて対峙している前記板部材の端部(内側端部52)同士が当接するようにして前記連結部材が曲げられた状態で、当該目板部材の幅寸法が前記間仕切り部材間の距離寸法よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする手段3に記載の建物構造。
手段4によれば、板部材の端部同士が当接することによりそれ以上の曲がりが規制されることとなる。つまり、板部材によって目板部材の最大曲角度を規定することができる。この角度となっている状態では、目板部材の幅寸法が間仕切り部材間の距離寸法よりも小さくなる。故に、間仕切り壁が目板の配置の邪魔になることを好適に抑制できる。
なお、上述した曲がりが過度となってしまった場合(例えば鋭角となった場合)、それを例えば元の状態に戻すことが難しくなる。この点、本手段に示すように、板部材(端部)によって目板部材の最大曲角度を規定し、作業ミス等による過度の曲がりを抑制すれば、目板部材の組み付けに係る作業効率を好適に向上させることができる。
手段5.前記連結部材は、前記目板部材の幅寸法が前記間仕切り部材間の距離寸法よりも小さくなるように曲げられることで塑性変形するように構成されており、
前記目板部材は、前記連結部材及び前記板部材が積層されてなり、当該連結部材が上側且つ前記板部材が下側となるようにして配置されていることを特徴とする手段3又は手段4に記載の建物構造。
手段5に示す構成によれば、目板部材をその横幅が間仕切り部材間の距離寸法よりも小さくなるように曲げた場合には、連結部材が塑性変形することとなる。これにより、目板部材を配置する際に間仕切り部材につっかえることを抑制できる。目板部材を所定の組み付け位置に配置した後は、例えば作業スペースが比較的確保しやすい上方から目板部材を床大梁側へ押して折り曲げ前の状態(平坦な状態)等に戻すことにより、目板部材の組み付けが完了する。この際、上側に連結部材が位置すれば、当該連結部材を押圧対象とすることが可能となり、板部材を好適に保護することができる。なお、仮に目板部材を下方から押す構成とする場合には、その押圧力が間仕切り部材に伝わって当該間仕切り部材に変形等の不都合が生じる可能性がある。この点、本手段に示す構成によれば、そのような不都合の発生を好適に回避できる。
手段6.床大梁(床大梁23)、天井大梁(天井大梁22)及び柱(柱21)を有してなる複数の建物ユニット(建物ユニット20A,20B)により構築される建物に適用され、
隣り合う建物ユニットにおいてそれら各建物ユニットの前記床大梁が対向配置され、それら各床大梁の上方にそれぞれ間仕切り部材(間仕切り部材35A,35B)が互いに対向して配置され且つそれら建物ユニット(建物ユニット20A,20B)に各々形成された床部(床部31A,31B)の間に目板部材(目板部材50)が組み付けられてなる建物構造の製造方法であって、
前記目板部材は、前記間仕切り部材同士の間の隙間寸法よりも幅寸法が大きく、且つ厚み方向へ曲がることにより、前記間仕切り部材同士の間の隙間寸法よりも幅寸法が小さい第1状態と当該隙間寸法よりも幅寸法が大きい第2状態とに変形可能となっており、
前記目板部材を前記第1状態のまま前記間仕切り部材の間に挿入する挿入工程と、
前記間仕切り部材の間に挿入した前記目板部材を、前記床部間の隙間に、前記各建物ユニットの根太部材(根太28)に架け渡すようにして載置し、当該根太部材に載置された前記目板部材を前記第2状態として前記床部の間に前記目板部材を組み付ける組付工程と
を有していることを特徴とする建物構造の製造方法。
手段6によれば、目板部材を曲げて目板部材の横幅を小さくした上で床部間の隙間へ配置した後、当該目板部材を第1状態から第2状態(例えば折り曲げ前の状態)とすることにより、目板部材の組み付けが完了することとなる。このような手順での組み付けが可能となることで、目板部材を配置する際に間仕切り部材が目板部材の配置の妨げになることを回避できる。間仕切り部材等を工場等にて事前に組み付けている場合であっても、そのまま目板部材を配置することが可能となるため、施工現場における作業の容易化を図り、作業効率の向上に寄与できる。
手段7.前記目板部材は、前記第1状態となっている場合には、隣り合う建物ユニットにて相対向している柱間の隙間寸法よりも幅寸法が小さくなるように構成されており、
前記挿入工程では、前記相対向している柱の間を通じて前記目板部材を前記間仕切り部材の間に挿入することを特徴とする手段6に記載の建物構造の製造方法。
手段7に示す構成によれば、目板部材を建物ユニット柱の間を通して間仕切り部材の間の隙間へ挿入→配置する過程にて、目板部材の姿勢を隙間の大きさ等に応じて変化させる必要がない。これにより、目板部材の組付作業の円滑化に貢献できる。
手段8.前記組付工程では、前記第1状態となっている前記目板部材を前記間仕切り部材の壁面に沿て降下させることにより前記床部の間の隙間に配置することを特徴とする手段6に記載の建物構造の製造方法。
建物ユニットにおいては四隅に柱が設けられていることが一般的である。このため、建物ユニット間の境界に沿うようにして目板部材を組み付ける上では、それら柱が床部間の隙間に目板部材を配置する際の障害になり得る。そこで、本手段に示すように目板部材を間仕切り部材の壁面に沿って降下させる構成とすれば、柱を迂回することができる。本手段に示す構成によれば、柱間の隙間を考慮して第1状態を設定する必要が無く、第1状態と第2状態との差が柱の影響によって大きくなることを抑制できる。このような構成では、目板部材を第2状態とする際の作業を容易化できるという技術的意義がある。
手段9.前記目板部材は、前記床大梁の上に載置される一対の板部材(パネル材51)と、それら各板部材を連結する変形可能な連結部材(連結プレート55)とを有し、前記連結部材及び前記板部材が積層されてなり、
前記一対の板部材は、それら板部材の間に所定の隙間(隙間S1)が形成されるようにして前記連結部材により連結されており、
前記目板部材は、前記第1状態では前記所定の隙間が小さくなる側に曲がっており、
前記組付工程では、前記目板部材を前記連結部材が上側且つ前記板部材が下側となるようにして前記根太部材に載置し、前記連結部材を下方に向けて押圧することにより、前記目板部材を前記第2状態とすることを特徴とする手段6乃至手段8のいずれか1つに記載の建物構造の製造方法。
手段9に示すように、目板部材を構成する板部材の間に所定の隙間を形成しておくことにより、連結部材を曲げる場合に板部材が邪魔になることを回避できる。このようにして曲げられた目板部材を連結部材が上向きとなるように載置し、当該連結部材を上方から押す構成とすることにより、板部材を治具等による押圧対象から外すことができる。これにより、板部材を保護できる。
手段10.前記目板部材は、前記第1状態では、前記連結部材における曲がり部分から当該目板部材の幅方向における各端部(長辺部)までの距離が同等となっており、
前記組付工程では、前記連結部材における前記曲がり部分を下方に向けて押圧することを特徴とする手段9に記載のユニット式建物における床構造の製造方法。
手段9に示したように、連結部材を下方へ押圧して目板部材を第2状態とする場合には、目板部材の曲がりが大きくなることにより、作業が難しくなる。そこで、本手段に示すように、各床下地材の幅寸法を同等とすれば、連結部材を変形させて(目板部材を曲げて)間仕切り壁との干渉を回避した場合であっても、上記曲げを極力小さくなるように抑えることができ、組付工程における作業性が低下することを好適に抑制できる。
建物の二階部分の構成を示す平面図。 図1のA−A線部分断面図。 目板の組み付けの流れを示す概略図。 ユニット式建物の概要を示す斜視図。 建物ユニットの構成を示す斜視図。 目板の変形例を示す概略図。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施の形態では、複数の建物ユニットを用いて構築される鉄骨ラーメン構造のユニット式建物において本発明を具体化している。図4はユニット式建物の概要を示す斜視図であり、図5は建物ユニットの構成を示す斜視図である。
図4に示すように、住宅等の建物10は、基礎11上に設けられた建物本体12と、その上方に設けられた屋根部13とを備えている。建物本体12は、下階部としての一階部分14と、上階部としての二階部分15とを有する二階建てとなっており、複数の建物ユニット20が互いに連結されることにより構成されている。建物ユニット20は製造工場においてあらかじめ製造され、その後施工現場にトラック等により運搬されるものとなっている。また、屋根部13は、切り妻式や寄せ棟式等、いずれかの形式の傾斜屋根として構成されている。
図5には建物ユニット20の斜視図を示す。図5に示すように、建物ユニット20は、その四隅に配設される4本の柱21と、各柱21の上端部及び下端部をそれぞれ連結する各4本の天井大梁22及び床大梁23とを備えている。そして、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部が向き合うようにして設置されている。天井大梁22(詳細には、そのウエブ)には、複数の箇所に梁貫通孔22aが設けられている。
建物ユニット20の長辺部の相対する天井大梁22の間には、所定間隔で複数の天井小梁25が架け渡されている。同じく建物ユニット20の長辺部の相対する床大梁23の間には、所定間隔で複数の床小梁26が架け渡されている。天井小梁25と床小梁26とはそれぞれ同間隔でかつ各々上下に対応する位置に設けられている。例えば、天井小梁25はリップ溝形鋼よりなり、床小梁26は角形鋼よりなる。天井小梁25によって天井面材27が支持され、床大梁23及び床小梁26によって床面材(後述する床部31)が支持されている。
続いて、建物10の二階部分15の構成について図1及び図2に基づいて説明する。図1は二階部分15の構成を示す平面図、図2は図1のA−A線部分断面図である。なお、図1においては、説明の便宜上、床小梁26等の一部の構成については図示を省略している。以下の説明では、図1及び図2の左側の建物ユニット及びそれに付随する構成を示す符号には「A」、図の右側の建物ユニット及びそれに付随する構成を示す符号には「B」を付与し、適宜区別する。
図1に示すように、建物ユニット20A,20Bは、横並びとなるように配置されており、ドッキングプレート等を用いて一体化されている。それら建物ユニット20A,20Bには、床部31A,31B及び床部31A,31B上に位置する間仕切り部材35A,35Bが各々設けられている。これら間仕切り部材35A,35Bによって室内空間を区画する間仕切り壁が構築されている。
図2に示すように、床部31A,31Bは、パーティクルボード及びセメント板(不燃ボード)が積層されてなる床下地材32と、床下地材32の上面に敷設されたフローリングからなる床仕上材33とを有してなる。床部31A,31Bにて間仕切り部材35A,35Bと重なっている部分については床仕上材33が省略され、間仕切り部材35A,35Bの下端面が床下地材32に対峙している。建物ユニット20A,20Bの床大梁23A,23B上には根太28A,28Bが配設されており、それら根太28A,28B(床大梁23A,23B)に床部31A,31Bが固定具(釘)を用いて固定されている。なお、床下地材32については石膏ボードとすることも可能である。因みに、本実施の形態に示す床下地材32が上記「床パネル」に相当するが、「床パネル」が床仕上材33を含む構成としてもよい。
各建物ユニット20A,20Bの床部31A,31Bは、それら建物ユニット20A,20Bの並設方向に離間している。これに伴って床部31A,31Bの間に隙間が形成されており、当該隙間を埋めるようにして目板部材50が配設されている。具体的には、根太28A,28Bは、床部31A,31Bよりも両建物ユニット20A.20Bの境界(ドッキングラインDL)側に突出しており、目板部材50はこれらの突出部分に載置されることで両建物ユニット20A,20Bに架け渡されている。建物ユニット20A,20B間のブランクの発生を抑えることにより、建物の断熱性及び耐火性の向上に寄与できる。
建物ユニット20A,20Bに付属の上記間仕切り部材35A,35Bは、床大梁23上に配置されており、上記境界を挟んで相対向している。つまり、床部31A,31Bと同様に間仕切り部材35A,35Bの間にも隙間S2が形成されている。詳細については後述するが、この隙間S2が目板部材50を配置する際に、当該目板部材50が通過する通過経路となっている。なお、この隙間S2(間仕切り壁の壁内空間)については電気機器や電気配線等の収容空間等となっている。
間仕切り部材35A,35Bの下端部は、床部31A,31B及び目板部材50の両方に上方から重なっている。より詳しくは、根太28A,28Bの上面29A,29B、床部31A,31Bの端面、間仕切り部材35A,35Bの下端面によって上記境界側に開放された溝部41A,41Bが各々形成されており、これら溝部41A,41Bに目板部材50の端部(長辺部分)が挿入された状態となっている。本実施の形態に示す目板部材50についてはその両端部が溝部41A,41Bと係合することで建物ユニット20A,20Bに対して固定されているが、目板部材50の固定方法については任意である。例えば、接着剤等の他の固定手段を用いて目板部材50を固定してもよい。また、目板部材50については建物ユニット20A,20Bからの脱落が回避されるのであれば足り、当該目板部材50を固定しない構成とすることも可能である。
目板部材50は、建物ユニット20A,20Bへの組み付けが完了した状態では平坦となっており、その幅寸法(建物ユニット20A,20Bの並設方向における長さ寸法)は、溝部41A,41B(底部分)間の距離寸法と同等となっている。これにより、目板部材50の横ずれが規制されている。
根太28A,28BにおけるドッキングラインDL側の端部については、間仕切り部材35A,35BよりもドッキングラインDL側に突出している。詳細については、後述するが、これら突出部分を目板部材50を根太28A,28Bに載置する際の受け部として利用している。ここで、目板部材50を配置する上では目板部材50を配置した際の根太28A,28Bに対する掛り代を確保しようとする上で間仕切り部材35A,35Bの存在が邪魔になる。つまり、目板部材50の横幅を十分に確保して建物ユニット20A,20B間の隙間を極力小さくしようした場合には、間仕切り部材35A,35Bが障害になる。
仮に、間仕切り部材35A,35Bのうち少なくとも何れかを施工現場にて組み付ける構成、詳しくは目板部材50を取り付けた後に間仕切り部材35A,35Bを組み付ける構成とすれば、上記不都合の発生を回避できる。但し、ユニット式建物においては、工場で完成に近い状態まで組み付けを行うことで施工現場における作業の簡素化、ひいては建物の製造効率の向上が図られている点に鑑みれば、間仕切り部材35A,35Bを後付けしようとした場合にはそのような効果が上手く発揮されなくなると懸念される。本実施の形態においては、このような事情に配慮して、両間仕切り部材35が配置されている状態であっても目板部材50の組み付けを可能としていることを特徴の1つとしている。
ここで、目板部材50の具体的構成について説明する。目板部材50は、各建物ユニット20A,20Bの根太28A,28Bに沿って延びる一対のベース部材51(詳しくは長板状の石膏ボード)と、それらベース部材51を繋ぐ連結プレート55(長板状の金属プレート)とを有し、ベース部材51が下側、連結プレート55が上側となるように積層されてなる。
両ベース部材51の間には隙間S1が形成されており、目板部材50の厚さはベース部材51が不具備となっている部分にて部分的に薄くなっている。これにより、目板部材50については両ベース部材51の間となる部分で折れ曲がりやすくなっている。隙間S1の横幅寸法についてはベース部材51の厚さ寸法と同じ(目板部材50の厚さ寸法と同等)となっている。隙間S1の大きさを上述の如く設定したことは、目板部材50の折曲角度の不足を抑制する配慮である。なお、ベース部材51の横幅については同一となっており、幅方向における目板部材50の中央となる部分が上記隙間S1が形成されている部分と一致している。つまり、目板部材50については幅方向における中央部分にて折れ曲がりが生じやすい構成となっている。
次に図3を参照して、建物10の床構造の製造の流れ(床構造の製造方法)について説明する。床構造の製造は、建物ユニット20の配置工程 → 目板部材50の挿入工程 → 目板部材50の配置工程 → 目板部材50の固定工程の順に行われる。なお、本実施の形態においては、配置工程及び固定工程によって目板部材50の「組付工程」が構成されている。
建物ユニット20A,20Bは、工場にて床部31A,31B(詳しくは床仕上材33を除く)及び間仕切り部材35A,35Bが予め組み付けられて一体化された状態で施工現場へ輸送される。輸送完了後は、図3(a)に示すように、建物ユニット20A,20Bを横並びとなるようにして設置する。次に、略へ字状に折れ曲がった折曲状態(「第1状態」に相当)の目板部材50を、連結プレート55を上側且つベース部材51が下側となり且つ折曲部分56が上方に凸となるようにして当該目板部材50を治具Tにセットする。
折曲状態では、図3(a)に示すように、目板部材50が連結プレート55の中央部分(ベース部材51と重なっていない部分)を中心にベース部材51間の隙間S1が小さくなる側へ折り曲げられている。ベース部材51にて隙間S1を挟んで対峙している内側の端部(内側端部52)同士が当接することにより、それ以上の折り曲がりが規制されている。内側端部52同士が当接するまで折り曲げることにより、連結プレート55の変形が弾性域を超え(塑性し)て目板部材50が折れ曲がった状態に維持されることとなる。この状態では、ベース部材51のなす角度は90度よりも大きくなっている(鈍角となっている)。なお、目板部材50の折り曲げについては工場及び施工現場の何れで行ってもよい。
次に、治具Tにセットされた目板部材50を建物ユニット20の手前側から柱21A,21Bの間を通して隙間S2へ挿入する。折曲状態となった目板部材50の横幅寸法(外側端部53の距離寸法)は、間仕切り部材35間の距離寸法よりも小さく更には隙間S2の手前側に位置している柱21A,21B間の距離寸法(図1参照)よりも小さくなっている。このため、隙間S2への挿入後に、根太28A,28Bへの載置の準備等を目的として目板部材50の姿勢を変更する必要はない。
図3(b)に示すように、目板部材50の挿入後は、間仕切り部材35の壁面に沿うようにして治具Tを降下させる。これにより、当該治具Tに載っていた目板部材50の両外側端部53が根太28の上面29(詳しくは間仕切り部材35よりもドッキングラインDL側に突出している部分)に載り、目板部材50が床部31の間に配置された状態となる。目板部材50の受け渡しを終えた後は、治具Tを回収し、当該治具Tを目板部材50の上方へ配置する。
図3(c)→図3(d)に示すように、治具Tを目板部材50の連結プレート55(詳しくは折曲部分56)に上方から押し当てて、当該目板部材50を下方へ押圧する。連結プレート55を押圧することで、ベース部材51のなす角が大きくなり、目板部材50の横幅が拡大される。これにともなって伴ってベース部材51の外側端部53が溝部41に入り込む。このような押圧を目板部材50が折曲状態から非折曲状態(フラット状態:「第2状態」に相当)に復帰するまで継続することにより、当該目板部材50の組み付けが完了することとなる。なお、目板部材50が折曲状態となっている場合には、2つのベース部材51のなす角(連結プレート55とは反対側のなす角)が鈍角となる。これは、目板部材50を上方から押して非折曲状態にする場合の抵抗を軽減し、当該作業を容易とする工夫である。因みに、治具Tを用いて連結プレート55を押圧する上では、治具Tの先端部分等に押圧用の凸部を設け、押圧力を伝える箇所を限定することも可能である。
以上詳述した実施の形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
目板部材50(連結プレート55)を床部31A,31B間の隙間へ配置した後に非折曲状態に戻すことにより、目板部材50の後付けが可能となっている。このような構成によれば、当該隙間へ目板部材50を配置する際に、間仕切り部材35A,35Bが配置の妨げになることを回避できる。つまり、間仕切り部材35A,35B等を工場等にて事前に組み付けている場合であっても、そのまま目板部材50を配置することが可能となる。これにより、施工現場における作業の容易化を図り、作業効率の向上に寄与できる。
目板部材50を折曲状態とする場合には、ベース部材51の内側端部52同士が当接することによりそれ以上の折り曲げが規制されることとなる。つまり、ベース部材51によって最大折曲角度を規定している。この角度となっている場合には、目板部材50の横幅寸法が間仕切り部材35A,35B間の距離寸法よりも小さくなる。故に、間仕切り部材35A,35B間の空間を目板部材50を配置する際の通過領域として好適に利用することができる。なお、上述した折曲角度が過度となってしまった場合(例えば鋭角となった場合)、それを例えば元の状態に戻すことが難しくなる。この点、ベース部材51によって最大折曲角度を規定し、作業ミス等による過度の折り曲げを抑制すれば、目板部材50の組み付けに係る作業効率を好適に向上させることができる。
目板部材50の横幅を間仕切り部材35A,35B間を通過可能な程度に小さくなるように折り曲げた場合には連結プレート55が塑性変形することとなる。これにより、目板部材50を配置する際に当該目板部材50が間仕切り部材35A,35Bにつっかえることを抑制できる。目板部材50を所定の組み付け位置に配置した後は、例えば作業スペースが比較的確保しやすい上方から目板部材50を床大梁23側へ押して折り曲げ前の状態(平坦な状態)等に戻すことにより、目板部材50の組み付けが完了する。この際、上側に連結プレート55が位置すれば、当該連結プレート55を押圧対象とすることが可能となり、ベース部材51を好適に保護することができる。なお、目板部材50を下方から押す構成とする場合には、その押圧力が間仕切り部材35A,35Bに伝わって当該間仕切り部材35A,35Bに変形等の不都合が生じる可能性がある。この点、本実施の形態に示した構成によれば、そのような不都合の発生を好適に回避できる。
折曲部分56を押して元の状態等に戻す場合には、折り曲げが大きくなること(ベース部材51のなす角が小さくなること)で、作業が難しくなる。そこで、本実施の形態に示したように、各ベース部材51の幅寸法を同等とすれば、ベース部材51の間となる部分を折り曲げて間仕切り部材35A,35Bとの干渉を回避した場合であっても、上記折り曲げを極力小さくなるように抑えることができる。また、連結プレート55における折れ曲がり部分から目板部材50の幅方向における各外側端部53(長辺部)までの距離が同等となるようにして連結プレート55を折り曲げることにより、上記折り曲げを極力小さくなるように抑えることができ、組付工程における作業性の更なる向上が期待できる。
なお、上述した各実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。因みに、以下の別形態の構成を、上記各実施の形態における構成に対して、個別に適用してもよく、相互に組み合わせて適用してもよい。
(1)上記実施の形態に示した連結プレート55(「連結部材」に相当)については、2つのベース部材51を連結することができるのであればその大きさについては任意である。例えば、図6(a)の概略図に示すように連結プレート55の横幅を目板部材50の全幅よりも小さくすることも可能である。また、連結プレート55については、必ずしも金属製とする必要はなく合成樹脂製としてもよい。
(2)上記実施の形態では、連結プレート55を塑性変形させることで目板部材50を折曲状態とし、目板部材50を根太28(「根太部材」又は「床受け部」に相当)に載置した後に再び連結プレート55を塑性変形させることで当該目板部材50を非折曲状態(「所定状態」に相当)に復帰させる構成としたが、これに限定されるものではない。目板部材50を折曲状態とする場合に連結プレート55の変形を弾性域に留め、治具によって目板部材50の初期状態への復帰を規制したまま所定位置に配置する構成とし、所定位置への配置後に当該規制を解除することで連結プレート55に蓄えられた弾性力によって目板部材50を初期状態に復帰させる構成としてもよい。
(3)上記実施の形態では、隣り合う2つの建物ユニット20A,20Bの柱21間の距離寸法が間仕切り部材35間の距離寸法よりも小さくなるように構成されていた。そこで、ベース部材51の内側端部52同士が当接する位置まで折り曲げた場合に、目板部材50の横幅が隣り合う柱21の間を通過できる大きさとなるように内側端部52間の隙間S1を設定したが、必ずしもこれに限定されるものではない。目板部材50を間仕切り部材35の間に上方から挿入し得る点に鑑みれば、少なくとも折曲状態における目板部材50の横幅がそれら間仕切り部材35の間を通過できる大きさとなるように上記隙間S1が設定されていればよい。
(4)上記実施の形態では、連結プレート55を変形させることにより、目板部材50の形態を変化させる構成としたが、目板部材50の形態を変化させることができるのであれば、具体的な連結構造については任意である。例えば、図6(b)の概略図に示すように2つに分離された連結プレート75(ベース部材51)をバネ77で繋ぐ構成とすることも可能である。また、蝶番を用いて2つの連結プレート75を繋ぐ構成とすることも可能である。
(5)上記実施の形態では、目板部材50の幅方向における中央部分にて連結プレート55を折り曲げる構成としたが、目板部材50の全幅が小さくなるようにして折り曲げることができるのであれば、具体的な折曲箇所については任意に変更してもよい。
但し、根太28への載置後に目板部材50を上方から押して初期状態(非折曲状態)に復帰させる際には、ベース部材51のなす角が小さい程、復帰させるのに必要な押圧力が大きくなる。目板部材50の横幅を同程度とする上では、折曲箇所が目板部材50の幅方向における中央から遠ざかる程なす角が小さくなる。故に、中央部分を折曲箇所とすることには技術的意義がある。
なお、折曲箇所のばらつきを抑制する上では、例えば所望の折曲箇所に他の部分よりも脆弱な脆弱部(薄肉部)を設けるとよい。
(6)目板部材50の最大折曲角度をベース部材51によって規定する場合には、図6(c1),(c2)の概略図に示すように、ベース部材81の内側端部52を斜めに傾斜させて、内側端部52同士が面当たりする構成とするとよい。これにより、折曲作業に伴ってベース部材81が変形したり欠損したりすることを抑制できる。
(7)上記実施の形態では、目板部材50をベース部材51側に折り曲げる構成としたが、連結プレート55側に折り曲げる構成とすることも可能である。
(8)上記実施の形態では、目板部材50を折曲状態とした場合にベース部材51のなす角が鈍角となるように構成したが、折曲状態におけるなす角が鋭角となるように構成することも可能である。
(9)上記実施の形態では、目板部材50を配置する際に建物ユニット20の手前側から隙間S2へ当該目板部材50を挿入する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、間仕切り部材35間の隙間S2の上方から目板部材50を挿入する構成とすることも可能である。
(10)上記実施の形態では、接着剤を用いて目板部材50を固定する構成としたが、所定位置からの目板部材50の脱落を防止できるのであれば、目板部材50の組み付け方法については任意である。
(11)目板部材50を配置する際には、間仕切り部材35A,35Bの壁面を滑らせるようにして落下させることも可能である。この場合、上記変形例(2)に示したように弾性力によって復帰する構成とし、且つ目板部材50の折曲部分56が下向き(下方に凸)となるようにすることが好ましい。
(12)上記実施の形態では、目板部材50を二階建ての建物10の床構造に適用する構成について例示したが、これに限定されるものではない。平屋や三階建ての建物等の床構造に適用してもよい。
(13)上記実施の形態では、ベース部材51間に形成される隙間S1が当該ベース部材51の厚さに合せたが(図2参照)、この大きさについては任意である。例えば、ベース部材51(目板部材50)の厚さよりも大きくしてもよい。
また、折曲状態におけるベース部材51同士のなす角(連結プレート55とは反対側の角度)が鈍角となるように隙間S1を設定したが、これを変更し、ベース部材51同士のなす角が鋭角又は90度となるように隙間S1を設定することも可能である。
10…建物、20A,20B…建物ユニット、21A,21B…柱、23A,23B…床大梁、28A,28B…「根太部材」としての根太、31A,31B…床部、35A,35B…間仕切り壁を構成する間仕切り部材、50…目板部材、51…「板部材」としてのベース部材、52…内側端部、55…「連結部材」としての連結プレート、56…折曲部分、S1…隙間、S2…隙間。

Claims (10)

  1. 床大梁、天井大梁及び柱を有してなる複数の建物ユニットにより構築される建物に適用され、
    隣り合う建物ユニットにおいてそれら各建物ユニットの前記床大梁が対向配置され、それら各床大梁の上方にそれぞれ間仕切り部材が互いに対向して配置される建物構造であって、
    前記対向配置された床大梁に沿って、それら各床大梁の上に跨るようにして目板部材が設けられており、
    前記目板部材は、前記間仕切り部材同士の間の隙間寸法よりも幅寸法が大きく、且つ厚み方向への曲がり変形が可能な構成を有していることを特徴とする建物構造。
  2. 前記床大梁の上に、前記床大梁の長手方向に沿って根太部材が設けられ、
    前記根太部材の上面においてユニット中央側の一部範囲に床パネルが載置され、
    前記床パネルの上に、当該床パネルよりもユニット外側にはみ出した状態で前記間仕切り部材が設置されており、
    前記根太部材と前記間仕切り部材との間に形成される隙間部分に、前記目板部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物構造。
  3. 前記目板部材は、前記床大梁の上に載置される一対の板部材と、それら各板部材を連結する変形可能な連結部材とを有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建物構造。
  4. 前記一対の板部材は、それら板部材の間に所定の隙間が形成されるようにして前記連結部材により連結されており、
    前記目板部材は、少なくとも前記所定の隙間を隔てて対峙している前記板部材の端部同士が当接するようにして前記連結部材が折り曲げられた状態で、当該目板部材の幅寸法が前記間仕切り部材間の距離寸法よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の建物構造。
  5. 前記連結部材は、前記目板部材の幅寸法が前記間仕切り部材間の距離寸法よりも小さくなるように曲げられることで塑性変形するように構成されており、
    前記目板部材は、前記連結部材及び前記板部材が積層されてなり、当該連結部材が上側且つ前記板部材が下側となるようにして配置されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の建物構造。
  6. 床大梁、天井大梁及び柱を有してなる複数の建物ユニットにより構築される建物に適用され、
    隣り合う建物ユニットにおいてそれら各建物ユニットの前記床大梁が対向配置され、それら各床大梁の上方にそれぞれ間仕切り部材が互いに対向して配置され且つそれら建物ユニットに各々形成された床部の間に目板部材が組み付けられてなる建物構造の製造方法であって、
    前記目板部材は、前記間仕切り部材同士の間の隙間寸法よりも幅寸法が大きく、且つ厚み方向へ曲がることにより、前記間仕切り部材同士の間の隙間寸法よりも幅寸法が小さい第1状態と当該隙間寸法よりも幅寸法が大きい第2状態とに変形可能となっており、
    前記目板部材を前記第1状態のまま前記間仕切り部材の間に挿入する挿入工程と、
    前記間仕切り部材の間に挿入した前記目板部材を、前記床部間の隙間に、前記各建物ユニットの根太部材に架け渡すようにして載置し、当該根太部材に載置された前記目板部材を前記第2状態として前記床部の間に前記目板部材を組み付ける組付工程と
    を有していることを特徴とする建物構造の製造方法。
  7. 前記目板部材は、前記第1状態となっている場合には、隣り合う建物ユニットにて相対向している柱間の隙間寸法よりも幅寸法が小さくなるように構成されており、
    前記挿入工程では、前記相対向している柱の間を通じて前記目板部材を前記間仕切り部材の間に挿入することを特徴とする請求項6に記載の建物構造の製造方法。
  8. 前記組付工程では、前記第1状態となっている前記目板部材を前記間仕切り部材の壁面に沿て降下させることにより前記床部の間の隙間に配置することを特徴とする請求項6に記載の建物構造の製造方法。
  9. 前記目板部材は、前記床大梁の上に載置される一対の板部材と、それら各板部材を連結する変形可能な連結部材とを有し、前記連結部材及び前記板部材が積層されてなり、
    前記一対の板部材は、それら板部材の間に所定の隙間が形成されるようにして前記連結部材により連結されており、
    前記目板部材は、前記第1状態では前記所定の隙間が小さくなる側に曲がっており、
    前記組付工程では、前記目板部材を前記連結部材が上側且つ前記板部材が下側となるようにして前記根太部材に載置し、前記連結部材を下方に向けて押圧することにより、前記目板部材を前記第2状態とすることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1つに記載の建物構造の製造方法。
  10. 前記目板部材は、前記第1状態では、前記連結部材における曲がり部分から当該目板部材の幅方向における各端部までの距離が同等となっており、
    前記組付工程では、前記連結部材における前記曲がり部分を下方に向けて押圧することを特徴とする請求項9に記載の建物構造の製造方法。
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