JP6684252B2 - 酵素を使用せず、生体組織から間質細胞を分離する方法及び装置 - Google Patents
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Description
本方法は、酵素を使用せず、生体組織から間質細胞を分離する方法であって、生体組織の間質細胞の自発的マイグレーション(spontaneous migration)を誘導して、間質細胞を生体組織の外部に移動させることを利用することを特徴とする。
本装置は、酵素を使用せず、生体組織から間質細胞を分離する装置であって、培養液内で生体組織を付着させ、生体組織の間質細胞の自発的マイグレーションを誘導して、間質細胞を生体組織の外部に移動させる付着部材を備えることを特徴とする。
本発明の一実施例は、酵素を使用せず、生体組織から間質細胞を分離する方法であって、(1)生体組織を微細に切断する段階と、(2)微細に切断した生体組織を培養液内でその生体組織が付着可能な素材の付着部材上に付着させる段階と、(3)付着部材上で間質細胞の自発的マイグレーションを誘導して、間質細胞を生体組織の外部に移動させる段階と、(4)生体組織の外部に移動した間質細胞を、生体組織から分離する段階と、(5)生体組織から分離された間質細胞を収集する段階と、を含む。
120、220、320 生体組織
130、230、330 間質細胞
340 培養液
350 容器
353 蓋
354a 第1収斂部
354b 第2収斂部
360 遮断膜
370a 第1フィルタ
370b 第2フィルタ
380 培養液貫通管
390 シーリング部材
Claims (26)
- 酵素を使用せず、生体組織から間質細胞を分離する方法であって、
生体組織の間質細胞の自発的マイグレーション(spontaneous migration)を誘導して、間質細胞を生体組織の外部に移動させることを利用し、
間質細胞の自発的マイグレーションの誘導は、生体組織を付着させうる素材の付着部材上に生体組織が付着した状態でなされ、
間質細胞の自発的マイグレーションの誘導は、間質細胞が生存可能な培養液内でなされ、
付着部材は、培養液よりも平均比重がさらに小さな第1の付着部材と、培養液よりも平均比重がさらに大きい第2の付着部材と、培養液と平均比重が同一の第3の付着部材を含めて、
培養液内で、第1の付着部材は培養液よりも平均比重がさらに小さな生体組織と分布する領域が重なり、第2の付着部材は培養液よりも平均比重がさらに大きい生体組織と分布する領域が重なり、第3の付着部材は培養液と平均比重が同一の生体組織と分布する領域が重畳されることを特徴とする方法。 - 生体組織において間質細胞を取り囲むコラーゲンの間に間質細胞の少なくとも一部が外部に露出されるように生体組織を微細に切断することをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 生体組織の外部に移動した間質細胞を生体組織から分離することをさらに含み、
間質細胞の分離は、付着部材に付着した間質細胞に物理的力を加えてなることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 生体組織の外部に移動した間質細胞に加える物理的力は、培養液内で生体組織の外部に移動した間質細胞を培養液と共に乱流運動させることにより発生する力であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
- 生体組織から分離された間質細胞を収集することをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 酵素を使用せず、生体組織から間質細胞を分離する方法であって、
(1)生体組織を微細に切断することと、
(2)微細に切断した生体組織を培養液内でその生体組織が付着可能な素材の付着部材上に付着させることと、
(3)付着部材上で間質細胞の自発的マイグレーションを誘導して、間質細胞を生体組織の外部に移動させることと、
(4)生体組織の外部に移動した間質細胞を付着部材から分離することと、を含めて、
付着部材は、培養液よりも平均比重がさらに小さな第1の付着部材と、培養液よりも平均比重がさらに大きい第2の付着部材と、培養液と平均比重が同一の第3の付着部材を含めて、
培養液内で、第1の付着部材は培養液よりも平均比重がさらに小さな生体組織と分布する領域が重なり、第2の付着部材は培養液よりも平均比重がさらに大きい生体組織と分布する領域が重なり、第3の付着部材は培養液と平均比重が同一の生体組織と分布する領域が重畳されることを特徴とする方法。 - (1)の生体組織は、その生体組織において間質細胞を取り囲むコラーゲンの間に間質細胞の少なくとも一部が外部に露出されるように、微細に切断することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- (4)の間質細胞の分離は、生体組織の外部に移動した間質細胞が配列された複数の付着部材を培養液の乱流運動によって互いに衝突させて間質細胞に物理的力を加えてなることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- (5)生体組織から分離された間質細胞を収集することをさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- (2)ないし(4)を順次に繰り返すことを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 生体組織、培養液、及び付着部材からなる群のうち、選択された少なくとも1つを入れ替えた後、(2)ないし(4)を順次繰り返すことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 生体組織は、皮膚、脂肪、軟骨、粘膜、血管、靭帯、心臓、脳、胎盤、臍帶、羊膜、筋肉、及び末梢神経からなる群のうち、選択された少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1〜11のうち、いずれか1項に記載の方法。
- 培養液は、DMEM(Dulbecco’s Modified Eagle’s Medium)及びウシ胎児血清(fetal bovine serum)からなる群のうち、選択された少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1〜11のうち、いずれか1項に記載の方法。
- 酵素を使用せず、生体組織から間質細胞を分離する装置であって、
培養液内で生体組織を付着させ、生体組織の間質細胞の自発的マイグレーションを誘導して、間質細胞を生体組織の外部に移動させる付着部材を備え、
付着部材は、培養液よりもさらに小さな平均比重を有するか、または培養液よりもさらに大きな平均比重を有すること、
培養液、生体組織、及び付着部材を内部に収容する容器をさらに備えること、
容器は、遠心力が最大である位置に形成され、生体組織から分離された間質細胞を遠心力によって収斂させる収斂部を有すること、
容器は、収斂部に形成され、収斂部に収斂された間質細胞を外部に排出させる間質細胞排出部をさらに備え、
付着部材は、培養液よりも平均比重がさらに小さな第1の付着部材と、培養液よりも平均比重がさらに大きい第2の付着部材と、培養液と平均比重が同一の第3の付着部材を含めて、
培養液内で、第1の付着部材は培養液よりも平均比重がさらに小さな生体組織と分布する領域が重なり、第2の付着部材は培養液よりも平均比重がさらに大きい生体組織と分布する領域が重なり、第3の付着部材は培養液と平均比重が同一の生体組織と分布する領域が重畳されることを特徴とする、装置。 - 第1の付着部材が培養液よりもさらに小さな平均比重を有する場合、その付着部材は、ポリプロピレン(polypropylene)、ポリエチレン(polyethylene)、ポリウレタン(polyurethane)、ECM(Extracellular Matrix)、コラーゲン(collagen)、ポリジオキサノン(polydioxanone)、ポリカプロラクトン (polycaprolactone)、PLLA(poly(L-lactide))、PLGA(poly(lactic-co-glycolic acid))、PLA(poly(lactic acid))、PGA(pterolyglutamic acid)、ヒアルロン酸(hyaluronic acid)及びシリコンからなる群のうち、選択された少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 第2の付着部材が培養液よりもさらに大きな平均比重を有する場合、その付着部材は、テフロン(teflon)、ポリカーボネート(polycarbonate)、ポリエチレン(polyethylene)、フタレート(phthalate)、ポリスチレン(polystyrene)、ポリウレタン(polyurethane)、ECM(Extracellular Matrix)、コラーゲン(collagen)、ポリジオキサノン(polydioxanone)、ポリカプロラクトン (polycaprolactone)、PLLA(poly(L-lactide))、PLGA(poly(lactic-co-glycolic acid))、PLA(poly(lactic acid))、PGA(pterolyglutamic acid)、ヒアルロン酸(hyaluronic acid)及びシリコンからなる群のうち、選択された少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 付着部材は、生体組織において間質細胞を取り囲むコラーゲンの間に間質細胞の少なくとも一部が外部に露出されるように微細に切断した生体組織を付着させることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 付着部材は、培養液内で生体組織を付着させ、生体組織の間質細胞の自発的マイグレーションを誘導して、間質細胞を生体組織の外部に移動させ、かつ該移動された間質細胞を生体組織から分離させることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 付着部材は、自発的マイグレーションによって生体組織の外部に移動した間質細胞が配列される領域をなす本体と、本体から外側に延びて、本体の厚さよりもさらに薄肉であって、他の付着部材に配列された間質細胞をスクレイピング(scraping)可能な形状を有するスクレイピング部を備えることを特徴とする、請求項18に記載の装置。
- スクレイピング部は、該横断面のコーナー部の角度が鋭角をなすことを特徴とする、請求項19に記載の装置。
- 容器は、培養液、生体組織、及び付着部材が収容される空間を形成し、回転による遠心分離が可能なように形成された傾斜部を有することを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 容器は、正転及び逆転による培養液の乱流を誘導することを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 容器は、生体組織は透過されず、培養液は透過され、容器が静止された状態で培養液に浸漬される位置に配列されて、生体組織が培養液に浮かぶことを遮断する遮断膜をさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 容器は、収容空間から収斂部までの経路上に位置して遠心力による間質細胞の移動を許容し、生体組織及び付着部材の移動を遮断するフィルタをさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 容器は、外部から収容空間に延びて培養液を注入するか、排出させる培養液貫通管をさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 容器は、内部消毒用のガスを注入させるガス注入部をさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
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