JP6687970B2 - 「虚階」を有したシート貼付物 - Google Patents
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Description
この化粧シートは、粘着層には、該粘着層の形成領域端に両端が至る連続線状の非粘着部が紫外線硬化型インキにて複数印刷形成されている。
又、間隙4は、空気を抜く排気孔の役目も果たし、三次元物3において、複雑な形状であったとしても、シート状物2を貼り付けるのに、特別な技能は必要なく、「貼付の容易化」も図れる。
<第1実施形態のシート貼付物1>
図1〜19には、本発明の第1実施形態に係るシート貼付物1が示されている。
このシート貼付物1は、シート状物2を三次元物3に貼り付けて構成されたものである。
シート貼付物1におけるシート状物2は、後述する間隙4を少なくとも有し、その他、重なり5や食出し6を有していても良い。
図1〜19で示されたように、シート状物2は、三次元物3の露出面3a上で広がるシート状のものや、層状のものなど、何れの構成であっても良く、複数のシート状物2を、1つの三次元物3の露出面に対して、貼り付けても良い。
シート状物2は、例えば、所定のインクを三次元物3の露出面3aに転写させる(貼り付ける)転写シートを用いて転写されるインク層であっても良い。
以下、シート状物2は、転写シートを用いて三次元物3の露出面3aに転写される場合を主に述べる。
転写シートを用いて転写されるインク(インク層)2は、その成分に特に制限はないが、例えば、三次元物3が陶磁器であれば、釉(釉薬)に陶磁器顔料(セラミック顔料、窯業用顔料)を加えたものでも良い。
この釉に加える陶磁器顔料は、酸化物・複合酸化物・ケイ酸塩などの化合物に、遷移元素などを加えて(固溶させて)発色させる。
その他、赤の場合はベンガラ(酸化鉄(FeO、Fe2 O3 ))等を用い、緑の場合は酸化銅(CuO)等を用い、青の場合は炭酸銅(CuCO3 )等を用い、紫の場合は呉須(鉄(Fe)やマンガン(Mn)などを含んだ酸化コバルト(Co2 O3 ))やマンガン(Mn)等を用い、黄の場合は唐白目(アンチモン(Sb))等を用いる。
尚、三次元物(陶磁器)3の露出面3aに、まずは陶磁器顔料だけを転写し、その後、釉をかけてから、焼成しても良い。
転写シートによるインク層2の厚みは、特に制限はなく、例えば、10μm以上3000μmm以下であっても良い。
この他、転写シートにおけるインク(インク層)2としては、色素成分、樹脂材料などを適宜に組み合わせて構成されても良い。
転写シートのインク層2における色素成分は、その具体例として、通常の塗料用や染色用の着色材料であっても良く、各種の顔料あるいは染料や、プラスチック成形用の着色材料も使用できる。
色素成分は、インク中に分散するものであってもよいし、溶解してしまうものであってもよい。
インク層に、透光性のある反射材が配合されている場合、色素成分の粒径を反射材よりも小さくとも良く、この場合、インク層の上層には反射材、下層に色素成分が配置されて、反射特性を発揮させ易くなるとも言える。
尚、インク層中における色素成分の配合量は、当該色素成分の種類や要求性能によっても異なる。
樹脂材料は、水系樹脂、有機溶剤系樹脂、それらの混合溶媒系樹脂であっても良く、具体的には、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系、エチレン酢ビ系、ポバール系、シリコーン系、ポリエステル系、ナイロン系、オレフィン系、天然ゴム系、アルキッド系、塩ビ系などの樹脂が挙げられる。
これらの樹脂の共重合体や、一般的な接着性樹脂材料、市販の接着用樹脂などを、転写シートのインク2における樹脂材料として使用しても良い。
樹脂材料が透明性に優れたものであれば、インク層に到達した光を、インク層内の色素成分などで反射させて、色光を作り出せるとも言える。
樹脂材料は、造膜性を有していたり、基材シートに対して化学的に反応して接着することがないものが好ましい。
尚、三次元物3の露出面3aに直接にインク(インク層)を塗布(又は印刷)する場合は、三次元物3の露出面3aに対して接合性の高い樹脂材料が好ましい。
例えば、インクには、反射材や、シランカップリング剤、色素成分の分散を助ける分散剤、インク層のひび割れを防ぐ、ひび割れ防止剤、インクの粘度を適度に調整する粘度調整剤、硬化剤や硬化促進剤、硬化遅延剤、溶剤、消泡剤、架橋剤、粘性付与剤、安定剤、又は、それらを組み合わせたものを配合しても良い。
尚、転写シートは、インク層(インク)2を覆うカバーコート層を有していても良く、この場合、基材シートには、先にカバーコート層(カバーコート層を構成する樹脂等)を印刷(又は塗布)し、カバーコート層が乾燥した後に、インクを印刷(又は塗布)することになる。
図1〜19で示されたように、シート状物2の露出面2a(シート状物2の外方に露出した側の面(表面(上面)、外周面、内周面など)に描かれた模様2bは、図形、文字、数字、符号、記号、マーク、図柄、又は、これらの組合せであっても良い。
尚、実施例1〜15におけるシート状物2の模様2bは、古代ギリシャ赤絵式陶器から引用している。
尚、印刷方法としては、スクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷、コーティングなどの何れの方法であっても良く、基材シートの露出面に塗布する方法としては、筆、刷毛、ローラ、スプレーを用いた手作業であっても良い。
模様2bを形成するインクを基材シートの露出面に印刷(又は、塗布)するその他の方法として、エッチングされた銅版や、石版等の凹版の凹部にインクを填め、これを基材シートの露出面に押し付けることにより、インクを基材シートに転写させても良い。
その他、所定の模様2b通りに各色のインクを自動的に三次元物3の露出面3aに付着させる陶磁器絵付け印刷機などを用いても良い。
図1〜19で示されたように、三次元物3は、縦、横、高さを有した三次元空間中における何れの物体をも含み、例えば、陶磁器製の皿や茶碗、コップ等の食器であっても良く、その他、陶磁器製の花瓶など、何れの構成であっても良い。
三次元物3は、陶磁器以外に、ガラス(ガラス製の文鎮など)、石材、木材、金属、プラスチック、合成樹脂、織物や編物等の布帛、不織布、紙、天然ゴム、合成ゴムなど、何れの素材であっても構わない。
尚、三次元物3の露出面3aとは、三次元物3の外方に露出した側の面(正面、背面、上面、下面、左面、右面など)である。
三次元物3が後述する花瓶である場合には、露出面3aには、花瓶の外周面の他、花瓶の内面(見込み(内周面、内底面B))や裏面(底(外底面B’))なども含まれる。
以下、三次元物3は、陶磁器製のリム付き皿である場合を主に述べる。
図1〜15で示されたように、三次元物3の露出面3aにおける凹凸3bは、三次元物3の露出面3aにおいて高低差(突出差)が生じている部分を言う。
よって、三次元物3の露出面3aにおける凹凸3bとは、隆起した凸部、窪んだ凹みなどの凹凸や所定方向に沿って掲載された段差、三次元物3の露出面3a全体の湾曲も含まれる。
又、リム付き皿3のリムRの上面自体にも、リム肩R’から皿3の口縁にかけて徐々に高くなっており(つまり、リム肩R’から皿3の口縁までに亘る間に高低差が生じており)、リムRの上面にも凹凸3bが形成されていると言える。
三次元物3の凹凸3bにおける高低差(突出差)は、特に制限はないが、例えば、例えば、0.01mm以上100.00mm以下、好ましくは0.1mm以上50.0mm以下、更に好ましくは1mm以上30mm以下であっても良い。
図1〜15で示されたように、三次元物3の露出面3aにおける稜3cは、三次元物3が、上述のリム付き皿や花瓶、文鎮のように多面体で構成されている場合において、隣り合う二つの露出面3aが交わって出来る線分を言う。
よって、リム付き皿(三次元物)3における稜3cは、表面(上面)と裏面(下面)との間の口縁(周縁)や、凹凸3bに沿った内周面RBにおける上下の周線分(つまり、上の周線分(リム付き皿3の周縁にあるリムRのリム肩R’)と、下の周線分(リム付き皿3のリムRにおけるリム肩R’から内底面Bまでの内周面RBと当該内底面Bとの間の周線分)などである。
このような稜3cは、当然、後述する花瓶などにも存在している。
この他、リム付き皿をはじめ何れの三次元物3の露出面3aにおいても、湾曲の角度が変化しているところ(変曲点が集まって形成された線分)も、稜3cであると言える。
図1〜19で示されたように、シート状物2における間隙4は、シート状物2の少なくとも一部同士が三次元物3の露出面3aに沿う方向(シート状物2の広がる方向)に離間したものであって(つまり、シート状物2に凹凸を設けて厚み方向に離間したものではないとも言え)、シート状物2が離間するのであれば、何れの構成でも良い。
例えば、間隙4は、1つのシート状物2における一端部2cと他端部2d同士がリム付き皿3の露出面3aに沿う方向に離間している間隙や、複数のシート状物2、2’同士がリム付き皿3の露出面3aに沿う方向に離間している間隙であっても構わない。
間隙4の形状は、何れの形状であっても構わないが、例えば、略三角形状であったり、帯状、線状や、略多角形状であっても良い。
このような間隙4を、敢えて有することで、特許文献1のように、非粘着部を紫外線硬化型インキにて複数印刷形成する工程や、印刷面に紫外線を照射する工程などの工程は必要ないため、「製造効率の向上」と「生産コストの低減」が同時に実現できる。
又、間隙4は、空気を抜く排気孔の役目も果たし、三次元物3において、複雑な形状であったとしても、シート状物2を貼り付けるのに、特別な技能は必要なく、「貼付の容易化」も図れる。
図1〜19で示されたように、間隙4における模様隙部4aは、シート状物2の露出面2aに描かれた模様2bの少なくとも一部同士を、三次元物3の露出面3aに沿う方向に離間させるものであって、シート状物2の模様2b同士を離間させるのであれば、何れの構成でも良い。
例えば、模様隙部4aは、シート状物2における模様2b同士を切り離したもの(模様2bは何れの部分も欠落していないものの、模様2b同士は切り離されることで、模様2bの間に模様隙部4aが形成されたもの)や、シート状物2の一部を抜き取ったもの(模様2bの一部を抜き取る(つまり、模様2bの一部を欠落させる)ことで、模様2bの間に模様隙部4aが形成されたもの)でも良い。
このような模様隙部4aによって、シート状物2における模様2bが欠落することとなり、シート状物の模様2b(全体像)の一部分を敢えて欠落させることで、かえって見る者に全体像を意識させ、見る者の意識を活性化させる仕掛け「虚階(こかい(商標出願))」を実現できると言える。
この「虚階」について詳解すれば、模様隙部4aは、シート状物2における模様2bを離間させることで、シート状物2の模様2bを模様隙部4aで欠落させることとなり、この模様2bの欠落が、見る者に、観念的な模様を想い起こさせる刺激となる。
つまり、ただ一方的に模様2bを見せるだけでは、見る方もただ受容するだけとなるが、模様隙部4aによる模様2bの欠落(すなわち「虚階」)が、見る者の意識を活性化するための仕掛けとなる(物理的に見えない模様を視る、観念的な意匠である)。
図1〜19で示されたように、間隙4における凹凸隙部4bは、三次元物3の露出面3aにおける凹凸3bに沿ったものであって、三次元物3の露出面3aにおいて高低差(突出差)が生じている凹凸3bに沿うものであれば、何れの構成でも良い。
例えば、凹凸隙部4bは、リム付き皿3においては、リムRのリム肩R’から内底面Bにかけて高低差を生じさせる凹凸3bに沿って形成されていても良い。
凹凸隙部4bは、リム付き皿(三次元物)3の凹凸3bに沿っていれば、当該凹凸3b(凹凸3bを形成する稜3c)までの距離(凹凸距離)L’だけ離れた位置にシート状物2を貼り付けていても良く、この凹凸距離L’は特に制限はないが、例えば、0mm以上30mm以下、好ましくは0.1mm以上20.0mm以下、更に好ましくは1mm以上10mm以下であっても良い。
尚、凹凸隙部4bは、凹凸3bからの凹凸距離L’が常に一定でなくとも良く、例えば、凹凸距離L’が所定の範囲内で変化しても良い。
又、図10〜12で示したように、凹凸隙間4bが、凹凸3bの途中(内周面RB)に存在する場合には、凹凸距離L’は0mmとなる。
より厳密には、この凹凸隙部4bは、リム付き皿3の稜3c(上述したリム付き皿3の内周面RBにおける上下の周線分)にも沿って形成され、内周面RBにおける上の周線分(リム肩R’)や、下の周線分(内周面RBと内底面Bとの間の周線分)から凹凸距離L’離れたところにシート状物2を貼り付けることとなる。
これは、リム付き皿3のリムRと内底面Bとの間の凹凸3bだけでなく、リム付き皿3の外底面B’を囲む高台Sの突出周端における稜(周線分)3cや、高台Sと外底面B’との間の稜(周線分)3c、高台Sと外周面との間の稜(周線分)3c、三次元物3の露出面3aにおいて湾曲の角度を変化させている稜3cから凹凸距離L’離れたところにシート状物2を貼り付けた場合でも同様であって、これらの稜3cに沿って形成された間隙4も凹凸隙部4bであると言える。
このような凹凸隙部4bによって、三次元物3において、当該三次元物3とシート状物2との間において、最も気泡が出来易い(空気が溜まり易い)凹凸3bがある部分であっても、凹凸3bに沿って設けたシート状物2の間隙4から空気が抜けるため、特許文献1における非粘着部などを設ける必要が一切なく、更なる「製造効率の向上」と「生産コストの低減」の同時実現を図れる。
図10〜12、14、15で示されたように、シート状物2における重なり5は、シート状物2の少なくとも一部同士が重複したものであって、シート状物2同士が重複しているものであれば、何れの構成でも良い。
例えば、重なり5は、1つのシート状物2における一端部2cと他端部2d同士が重複している重なりや、複数のシート状物2、2’同士が重複している重なりであっても構わない。
重なり5において、シート状物2の少なくとも一部同士が重複している距離(重複距離L”)は、特に限定はないが、例えば、0.01mm以上100.00mm以下、好ましくは0.1mm以上50.0mm以下、更に好ましくは1mm以上30mm以下であっても良い。
このような重複した重なり5を有することで、従来では表現できなかった意匠性や立体感を備え、芸術的にも更に価値のあるシート貼付物1を得る。
図1〜4、6〜9、10〜13で示されたように、シート状物2における食出し6は、三次元物3の露出面3aにおける稜3cを跨いで貼り付けられたシート状物2の一部であって、稜3cを跨いで貼り付けられているものであれば、何れの構成でも良い。
例えば、食出し6は、リム付き皿3の表面(上面)と裏面(下面)との間の稜3cを跨いで貼り付けられた食出しや、リム付き皿3のリムRの稜3c(リム肩R’、内周面RBと内底面Bとの間の周線分)を跨いで貼り付けられた食出し、リム付き皿3の外底面B’における高台Sの稜3cを跨いで貼り付けられた食出し、三次元物3の露出面3aにおいて湾曲の角度を変化させている稜3cを跨いで貼り付けられた食出しであっても構わない。
食出し6において、稜3cから食み出している距離(食出距離D)は、特に限定はないが、例えば、0.01mm以上100.00mm以下、好ましくは0.1mm以上50.0mm以下、更に好ましくは1mm以上30mm以下であっても良い。
尚、食出し6によって、上述した凹凸隙部4bも同時に形成することも出来る。
図1〜5には、本発明の第1実施形態の実施例1に係るシート貼付物1が示されている。
この実施例1における間隙4は、三次元物3がリム付き皿であり、貼り付けたシート状物2の模様2bを欠落・離間させた模様隙部4aと、リムRと内底面Bとの間の凹凸3bに沿って形成された凹凸隙部4bの両方が含まれている。
つまり、実施例1は、ただ一方的に模様2bを見るだけではなく、見る者が物理的に見えない模様(観念的な意匠)を見せる仕掛け「虚階」を有していると言える。
図1、6〜9には、本発明の第1実施形態の実施例2に係るシート貼付物1が示されている。
この実施例2は、実施例1よりも内底面Bの略中央部の模様2bを大きく欠落させている(略中央の模様隙部4aが大きい)と共に、リムRと内底面Bとの間の稜3cを跨いで貼り付けたシート状物2の食出し6が多くなっている。
その他のシート貼付物1の構成、作用効果及び使用態様は、実施例1と同様である。
図1、10〜15には、本発明の第1実施形態の実施例3に係るシート貼付物1が示されている。
この実施例3は、実施例1、2とは異なり、帯状(短冊状)にカットされた複数のシート状物2を、リムRの凹凸3bを無視して貼り付けた部分を有している。
更に、実施例3は、重なり5も有し、食出し6も大きく、多くなっている。
その他のシート貼付物1の構成、作用効果及び使用態様は、実施例1、2と同様である。
図16〜19には、本発明の第1実施形態に係るシート貼付物1のその他の模様2bが示されている。
尚、模様2bは、上述した実施例1〜3における鳥(鶏)に跨った人の模様2bや、後述する模様2b−1〜4に限定されず、何れの模様でも構わない。
図17(a)では、シート状物2同士の間の間隙4(離間距離L)が大きく形成されており、図17(b)では、シート状物2同士の間隙4に、更に、花柄状にカットしたシート状物2を貼り付けている。
図19は、山や月などの風景を模したシート状物2から形成される風景模様2b−4を有する場合を示しており、図19(a)、(b)では、月の色などが異なる模様となっている。
図20には、本発明のその他の実施形態に係るシート貼付物1が示されている。
尚、シート貼付物1に用いられる三次元物3は、上述したリム付き皿や、後述する花瓶、文鎮に限定されず、リム無しの皿など、何れの三次元物でも構わない。
第2実施形態は、当該花瓶3において左右外方へ突出している外周面も、花瓶の首Nから腰Wにかけて突出差が生じており、花瓶の外周面にも凹凸3bが形成されていると言え、この凹凸3bに沿って凹凸隙部4bが形成されていても良い。
第3実施形態は、当該文鎮3において上方へ突出している側面上部から上面にかけても、突出差が生じており、文鎮の側面から上面にかけても凹凸3bが形成されていると言え、この凹凸3bに沿って凹凸隙部4bが形成されていても良い。
その他の実施形態におけるシート貼付物1の構成、作用効果及び使用態様は、第1実施形態と同様である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。シート貼付物1等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
シート状物2は、その露出面2aに描かれた模様2bとは関係なく、月や花などの形状にカッティングされていても良い。
シート状物2は、当該シート状物2の少なくとも一部が三次元物3の露出面3aから離間した飛出しや、シート状物2の一端部と他端部が非常に狭い幅で連結している繋がりを有していても良い。
三次元物3には、シート状の三次元物も当然含まれ、この場合におけるシート貼付物1とは、土台となるシート状の三次元物3に、また別のシート状物2が貼り付けられているものを意味する。
又、間隙4は、上述した模様隙部4aや凹凸隙部4bとは異なり、シート状物2の模様2bや三次元物3の凹凸3bとは無関係に存在していても良い。
例えば、間隙4は、三次元物3がリム付き皿である場合には、リムRのリム肩R’と内底面Bとの間の内周面RBや、リムRの上面において、この周方向に沿って所定距離ごとに設けられていても良い。
又、間隙4は、シート状物2の少なくとも一部同士が、三次元物3の露出面3aに沿う方向に離間しているのであれば、同時に、シート状物2に凹凸を設けて、シート状物2の厚み方向に三次元物3の露出面3aから離間したり、シート状物2の少なくとも一部同士が厚み方向に離間したものであっても良い。
2 シート状物
2a シート状物の露出面
2b シート状物の露出面に描かれた模様
3 三次元物
3a 三次元物の露出面
3b 三次元物の露出面における凹凸
3c 三次元物の露出面における稜
4 間隙
4a 模様隙部
4b 凹凸隙部
5 重なり
6 食出し
Claims (5)
- シート状物(2)を三次元物(3)の露出面(3a)に貼り付けて構成されたシート貼付物であって、
前記シート状物(2)は、当該シート状物(2)の少なくとも一部同士が前記三次元物(3)の露出面(3a)に沿う方向に離間した間隙(4)を有し、
前記間隙(4)は、前記シート状物(2)の露出面(2a)に描かれた模様(2b)の少なくとも一部同士を前記三次元物(3)の露出面(3a)に沿う方向に離間させる模様隙部(4a)を備え、
この模様隙部(4a)は、前記シート状物(2)の一部が抜き取られ、前記模様(2b)の全体像から一部が欠落した部分を有していると共に、
前記間隙(4)は、前記三次元物(3)の露出面(3a)における凹凸(3b)を形成する稜(3c)に沿った線状又は帯状の凹凸隙部(4b)を備え、
この凹凸隙部(4b)から、前記凹凸(3b)を形成する稜(3c)までの凹凸距離(L’)は、0mm以上30mm以下であり、
前記シート状物(2)は、前記模様隙部(4a)によって、前記三次元物(3)の露出面(3a)に沿う方向に離間したシート状の物を2つ以上有し、
これら2つ以上の離間したシート状の物に亘って、前記模様(2b)の全体像において地で囲まれた模様部分と地の部分との境界線が略一線状となっている箇所が、少なくとも1つ存在していることを特徴とするシート貼付物。 - 前記シート状物(2)は、前記離間したシート状の物を3つ以上有し、
これら3つ以上の離間したシート状の物に亘って、前記模様(2b)の全体像において地で囲まれた模様部分が、少なくとも1つ存在していることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付物。 - 前記三次元物(3)が、裏面に高台(S)が付いた皿であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート貼付物。
- 前記三次元物(3)が、周縁に帯状部分であるリム(R)が付いた皿であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のシート貼付物。
- 前記シート状物(2)は、当該シート状物(2)の少なくとも一部同士が重複した重なり(5)を有し、又は、前記三次元物(3)の露出面(3a)における稜(3c)を跨いで貼り付けられた食出し(6)を有していることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のシート貼付物。
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