JP6690882B2 - 資金繰り情報提供装置、資金繰り情報提供方法及び資金繰り情報提供プログラム - Google Patents
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Description
前記入出金項目予測情報の少なくとも一部は、前記出金項目情報又は前記入金項目情報の少なくともいずれか一方から月毎の最大値と最小値を除去し、残った値の平均値情報を求め、月毎の前記平均値情報に対応する月の季節指数を除して月別の季節変動除去後の傾向値情報を求め、月別の前記季節変動除去後の傾向値情報から将来の月別傾向値を予測し、将来の前記月別傾向値に対応する季節指数を乗じて、季節調整済み将来月別傾向値を生成することを特徴とする資金繰り情報提供装置により達成される。
そして、入出金項目予測情報に基づいて、資金繰り予測情報(例えば、損益計算書情報等)を生成し、資金繰り予測情報を表示部に表示するので、利用者は、将来の損益計算書等の資金繰りの状況を容易かつ手間をかけることなく取得することができる。
また、前記構成によれば、入出金項目予測情報の少なくとも一部は、出金項目情報及び/又は入金項目情報から月毎の特異な変動情報(例えば、季節指数等)を除去した傾向情報(例えば、季節変動除去後の傾向値等)に基づいて生成される予測情報に、対応する月の変動情報を加えた変動情報付き傾向情報(例えば、季節調整済み将来傾向値等)である。
このため、入出金項目予測情報が変動情報付き傾向情報であるときは、その予測は、データ全体の変化の傾向と当該月等の特異な変動情報の双方を加味した情報であるため、精度の高い入出金項目予測情報となる。
このように傾向情報を移動平均処理した移動平均処理済み傾向情報とすることで、データ全体の変化の傾向を把握しやすくなり、予測精度が向上することになる。
したがって、データ全体の変化の傾向をより把握しやすくなり、より予測精度が向上することになる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる「資金繰り情報提供装置1」の外観を示す概略図である。
図1に示すように、本装置1は、資金繰り情報提供装置本体10、表示部である各種情報を表示する「ディスプレイ21」、各種情報を入力する「キーボード22」及び「マウス23」を備えている。
また、資金繰り情報提供装置本体10には、CD等の情報記録媒体を受容し、そのデータを取得等する各種データ入力部13を備えている。
また、「資金繰り情報提供」に関するプログラム等は、CD等以外の無線通信によって、本装置1が取得しても良く、予め資金繰り情報提供装置本体10内に記憶させておいても構わない。
図1に示すように、同本体10は、制御部11を有し、制御部11は、ディスプレイ21等の外部装置と通信するための通信装置12や各種データ入力部13を制御する構成となっている。
また、ディスプレイ21、キーボード22及びマウス23は通信装置12と通信可能に接続されている。
さらに、制御部11は、図2に示す第1の各種データ記憶部30、第2の各種データ記憶部40、第3の各種データ記憶部50、第4の各種データ記憶部60、第5の各種データ記憶部70及び第6の各種データ記憶部80も制御する。
本実施の形態では、A企業の経営者が、A企業の金融機関取引情報である例えば、通帳データを図1の「資金繰り情報提供装置1」に入力することで、A企業の将来、例えば、翌月の資金繰り状況(資金不足等)等を把握することを例に、以下説明する。
すると、この通帳データは、「資金繰り情報提供装置本体10」の図3の金融機関取引情報記憶部である例えば、「通帳データ記憶部31」に記憶される。
図9に示すように、通帳データ31aには、A企業の通帳の金融機関取引情報の項目情報である例えば、入金/出金の日付、入金又は出金の別、それらの摘要、金額等が含まれている。
更に、これらの「過去人件費」「過去固定費」「過去変動費」「過去返済」「過去売上」等に基づき、将来、例えば、翌月の「将来人件費」「将来固定費」「将来変動費」「将来返済」「将来売上」等を予測する。
以下、項目毎に説明する。
先ず、入出金項目情報生成処理部である図3の「人件費判断取得部(プログラム)32」が動作し、A企業から個人に対する振込データが所定数以上、存在する年月日の出金データ、図9の場合は、2017年5月25日の「給与」等の出金データを「人件費」として、図3の「過去人件費データ記憶部33」に記憶する。
次いで、「将来固定費データ」生成工程について以下説明する。
先ず、図3の「資金繰り情報提供装置本体10」の入出金項目情報生成処理部である例えば、「固定費判断取得部(プログラム)36」が動作し、図3及び図9の「通帳データ記憶部31」の通帳データ31aの特定の摘要(例えば、「電気nカ月分」等)を機械学習等により、「固定費」として判断し、図3の「過去固定費データ記憶部37」に記憶する。
次いで、「将来変動費データ」生成工程について以下説明する。
先ず、図4の「資金繰り情報提供装置本体10」の入出金項目情報生成処理部である例えば、「変動費判断取得部(プログラム)42」が動作し、図3及び図9の通帳データ記憶部31の通帳データ31aのうち、固定費以外の出金(但し、借入及び貸付に対する返済を除く)を「変動費」とし、図4の「過去変動費データ記憶部43」に記憶する。
次いで、「将来返済データ」生成工程について以下説明する。
先ず、図4の「資金繰り情報提供装置本体10」の入出金項目情報生成処理部である例えば、「返済判断取得部(プログラム)46」が動作し、図3及び図9の通帳データ記憶部31の通帳データ31aのうち、入金の欄のうち、摘要が「返済」データを図4の「過去返済データ記憶部47」に記憶する。
次いで、「将来売上データ」の生成工程について以下説明する。
図10及び図11は、「将来売上データ」生成工程を示す概略フローチャートである。
以下、「将来売上データ」の生成工程を、図10及び図11のフローチャートに沿って説明する。
先ず、ステップ(以下「ST」とする。)1では、図3の入出金項目情報生成処理部である例えば、「売上判断取得部(プログラム)52」が動作し、図3及び図9の「通帳データ記憶部31」の通帳データ31aの入金の欄のうち、「証書貸付」以外のすべての入金を「売上」とし、図5の「過去売上データ記憶部53」に記憶する。
また、6月分として、「カ)リンゴ」の80,000円及び「カ)ミカン」の110,000円等のデータを抽出する。
そして、7月分として、「カ)ミカン」の80,000円及び「カ)バナナ」の90,000円等のデータを抽出し、図5の「過去売上データ記憶部53」に記憶する。
図5の「トリム売上平均値記憶部55」に記憶される「トリム平均値」は、図12の「トリム平均値」に示すように算出される。
例えば、図12に示すように、2016年7月のトリム平均値が178千円、8月のトリム平均値が224千円、9月のトリム平均値が173千円等である。
図13に示すように、季節指数は、例えば、1月の季節指数は「0.85」、2月の季節指数は「0.83」、そして、3月の季節指数は「0.89」等となり、その月の売上の変動傾向を示す「変動指数」が記憶されている。
例えば、図12の例で示すと、2016年7月は、トリム平均値が「178千円」で、季節指数が「1.08」であるから、売上の「月別傾向値」は「165」となり、8月は。「249」、9月は「164」等となり、これらの「月別傾向値」が、図6の「月別傾向値記憶部61」に記憶されることになる。
すなわち、この工程では、例えば、図12に示す「季節変動除去後の月別傾向値」から、将来の「月別傾向値」、例えば、図12に記憶が未だない「2017年8月」の「月別傾向値」を予測することになる。
これにより、2017年8月の「将来傾向値」は、例えば「219」と予測され、記憶されることになる。
また、この「将来傾向値」が「傾向情報に基づいて生成される予測情報」の一例となっている。
すなわち、ST5で求めた「将来傾向値」はあくまで年間全体の傾向値を示すもので、各月特有の変動情報を考慮していない。そこで、本工程では、当該月の季節指数を乗じることで、季節指数を考慮した月別傾向値を求め、その数値の信頼性を高めている。
そこで、以下のように、2017年9月の「損益計算書」データをST7で予測する。
ST7では、図6の資金繰り予測情報生成処理部である例えば、「将来損益計算書生成処理部(プログラム)66」が動作し、図3の「将来人件費データ記憶部35」、図4の「将来固定費データ記憶部41」、図4の「将来変動費データ記憶部45」、図5の「将来返済テータ記憶部51」及び図6の「季節調整済み将来傾向値記憶部65」を参照する。
そして、この「損益計算書」データは、特に「売上」データの予測が年間の傾向値と、予測する月の季節指数を考慮した予測データであり、年間の売上全体の変化の傾向と、当該月等の特異な季節指数の双方を加味したデータであるため、精度の高い予測データとなっている。
また、この「損益計算書」データは、通帳データ等を入力するだけで、自動的に「人件費」「固定費」「変動費」「返済」及び「売上」等の各項目に分類して作成されると共に、将来の予測である「損益計算書」データも生成されるので、利用者にとって、容易に「資金繰り状況」を把握することができる。
具体的には、例えば、利用者は、2017年8月における預金の不足等を事前に把握することができる。
図7の「第1の資金調達検討アラート生成処理部(プログラム)71」が動作し、図6の「将来損益計算書記憶部67」を参照し、設定された複数カ月以内に、通帳の予測金額が設定した金額を下回るか否かを判断し、下回ると判断したときは、「第1の資金調達検討アラート」をディスプレイ21等に出力する。
したがって、通帳の予測金額が設定金額を下回るときは、アラートが出力されるので、利用者にその予測を気付かせることができる。
図7の「第2の資金調達検討アラート生成処理部(プログラム)72」が動作し、過去の出金データ等を参照し、複数カ月連続で出金額が前年同月比を上回ったか否かを判断し、上回ったときは、増加運転資金ニーズが予測されると判断し、「第2の資金調達アラート」をディスプレイ21等に出力する。
したがって、増加運転資金ニーズが予測されるときは、アラートが出力されるので、利用者にその予測を気付かせることができる。
図7の「納税準備アラート生成処理部(プログラム)73」が動作し、過去の出金データと入金データ等を参照し、出金が入金より少ない状態が、複数カ月続いたか否かを判断し、「納税準備アラート」をディスプレイ21等に出力する。
したがって、利用者が納税準備をする必要があるときは、事前にアラートが出力される。
そこで、このような状況を回避すべく、納税を鑑みた資金繰り計画が必要となる旨のアラートを出力する構成となっている。
本実施の形態では、上述の第1の実施の形態の売上に関する「将来傾向値」をさらに処理する点で相違するが、その他の多くの構成が、第1の実施の形態と共通するため、以下相違点を中心に説明し、第1の実施の形態と共通する構成等は同一符号等して、その説明を省略する。
以下、詳細に説明する。
また、出金に関する人件費、固定費、変動費、返済等についてのデータの算出方法も第1の実施の形態と共通する。
以下、ST4の処理が終えた後の処理について説明する。
この「第1の3カ月移動平均値」が、移動平均処理済み傾向情報の一例である。
図14に示すように、月別傾向値を「第1の3カ月移動平均」処理することで、図14に示すように、2016年7月が「191」、8月が「193」、9月が「186」等となり、これらが「第1の移動平均値」となる。
すると、図14の「第2の移動平均値」となる。すなわち、本実施の形態では「3カ月移動平均」を2回(3×3移動平均)行うことで、全体の傾向値を把握し易い数値を求めている。
この「第2の3カ月移動平均値」が、重複移動平均処理済み傾向情報の一例となっている。
図15に示すように、本実施の形態のように、「3×3移動平均」処理を行うことで、より傾向を把握しやすいデータとなっている。
このため、図8の「第2の将来傾向値予測データ生成処理部(プログラム)81」は、2017年7月の「159」を、同様に1.04倍し、8月の売上の予想値として「165」を求め、この値を「第2の将来傾向値」として、「第2の将来傾向値記憶部82」に記憶させる。
この工程で、売上の予測値が傾向値と季節調整の双方の要素から精度よく推定されることになる。
具体的には、図8の「第2の将来損益計算書生成処理部(プログラム)85」が動作し、図3の「将来人件費データ記憶部35」、図4の「将来固定費データ記憶部41」,図4の「将来変動費データ記憶部45」、図5の「将来返済データ記憶部51」及び図8の「季節調整済み第2の将来傾向値記憶部84」を参照する。
そして、「将来人件費データ」(8月、40,000円)、「将来固定費データ」(8月、32,000円)、「将来変動費データ」(8月、40,000円)、「将来返済データ」(8月、6,000円)及び「季節調整済み第2の将来傾向値」(8月、149,000円)等に基づいて、2017年8月の「第2の将来損益計算書」データを生成し、図8の「第2の将来損益計算書記憶部86」に記憶する。
例えば、通帳データ等の基礎データが少なく、季節指数を演算で得られないとき、例えば、1年分のみのデータしかないときは、上述の「3カ月移動平均(当該月の前後1カ月のデータを平均する方法、当該月以前の3カ月のデータを平均する方法、当該月以後の3カ月のデータを平均する方法等)」で、傾向値を求めても構わない。
さらに、通帳データ等に欠落データがあるときも、上述の「3カ月移動平均」又は「3×3移動平均」でデータを補足して、「月別傾向値」等を求める構成としても構わない。
Claims (6)
- 金融機関取引情報を記憶する金融機関取引情報記憶部と、
前記金融機関取引情報の項目情報を、損益計算表に属する出金項目及び入金項目に区分して記憶する入出金項目情報生成処理部と、
前記入金項目及び前記出金項目の情報に基づいて、将来出金又は入金が予測される入出金項目予測情報を生成する入出金項目予測情報生成処理部と、
前記入出金項目予測情報に基づいて、資金繰り予測情報を生成する資金繰り予測情報生成処理部と、
前記資金繰り予測情報を表示する表示部と、を有し、
前記入出金項目予測情報の少なくとも一部は、前記出金項目情報又は前記入金項目情報の少なくともいずれか一方から月毎の最大値と最小値を除去し、残った値の平均値情報を求め、
月毎の前記平均値情報に対応する月の季節指数を除して月別の季節変動除去後の傾向値情報を求め、
月別の前記季節変動除去後の傾向値情報から将来の月別傾向値を予測し、
将来の前記月別傾向値に対応する季節指数を乗じて、季節調整済み将来月別傾向値を生成することを特徴とする資金繰り情報提供装置。 - 少なくとも一部の前記入出金項目予測情報が、前記季節変動除去後の傾向値情報を移動平均処理した移動平均処理済み傾向情報に基づき生成されることを特徴とする請求項1に記載の資金繰り情報提供装置。
- 好ましくは、少なくとも一部の前記入出金項目予測情報が、前記移動平均処理済み傾向情報をさらに移動平均処理した重複移動平均処理済み傾向情報に基づき生成されることを特徴とする請求項2に記載の資金繰り情報提供装置。
- 好ましくは、前記資金繰り予測情報に基づき、将来起こり得る資金需要の増加に関する警告が出力されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の資金繰り情報提供装置。
- 装置の入出金項目情報生成処理部が、金融機関取引情報の項目情報を、損益計算表に属する出金項目及び入金項目に区分して記憶し、
前記装置の入出金項目予測情報生成処理部が、前記入金項目及び前記出金項目の情報に基づいて、将来出金又は入金が予測される入出金項目予測情報を生成し、
前記装置の資金繰り予測情報生成処理部が、前記入出金項目予測情報に基づいて、資金繰り予測情報を生成し、
装置の表示部に前記資金繰り予測情報を表示し、
前記入出金項目予測情報の少なくとも一部は、前記出金項目情報及び/又は前記入金項目情報の少なくともいずれか一方から月毎の最大値と最小値を除去し、残った値の平均値情報を求め、
月毎の前記平均値情報に対応する月の季節指数を除して月別の季節変動除去後の傾向値情報を求め、
月別の前記季節変動除去後の傾向値情報から将来の月別傾向値を予測し、
将来の前記月別傾向値に対応する季節指数を乗じて、季節調整済み将来月別傾向値を生成することを特徴とする資金繰り情報提供方法。 - 資金繰り情報提供装置に、金融機関取引情報の項目情報を、損益計算表に属する出金項目及び入金項目に区分して記憶する機能、
前記入金項目及び前記出金項目の情報に基づいて、将来出金又は入金が予測される入出金項目予測情報を生成する機能、
前記入出金項目予測情報に基づいて、資金繰り予測情報を生成する機能、
表示部に前記資金繰り予測情報を表示する機能、
前記入出金項目予測情報の少なくとも一部は、前記出金項目情報及び/又は前記入金項目情報の少なくともいずれか一方から月毎の最大値と最小値を除去し、残った値の平均値情報を求める機能、
月毎の前記平均値情報に対応する月の季節指数を除して月別の季節変動除去後の傾向値情報を求める機能、
月別の前記季節変動除去後の傾向値情報から将来の月別傾向値を予測し、
将来の前記月別傾向値に対応する季節指数を乗じて、季節調整済み将来月別傾向値を生成する機能、を実行させる構成となっていることを特徴とする資金繰り情報提供プログラム。
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