JP6690933B2 - シート部材固定具 - Google Patents
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Description
また、接着材による固定の場合については、ソーラーシートのようにフッ素樹脂被膜で覆われていることが多いシート部材においては、極めて接着し難く、接着作業に多くの手間と費用が掛かり、シート部材の固定作業効率がわるい問題点がある。
前記包み込み部を前記取付下地に取り付ける取付部と、
前記外周縁部を包み込んでいる状態の前記包み込み部に取り付けられて、前記シート部材を前記包み込み部を介して挟持する挟持部材とを備え、
前記包み込み部は、前記シート部材の表裏面にそれぞれ対向する一対の対向片部と、前記一対の対向片部の基端部同士を連結する連結部とを備えたところにある。
つまり、シート部材に大きな負荷を掛けることなく、且つ、しっかり支持した状態で取付下地に取り付けることができる。
従って、取付下地に固定したシート部材のメンテナンスや、改修の実施に際しても、シート部材の着脱が簡単で、効率的に作業を進めることができるようになる。
従って、一対の対向片部の外側から挟持部材を着脱する際に、挟持部材に押された対向片部(基端部)を一時的に前記隙間に退避させることができる。その結果、挟持部材の着脱操作時の抵抗を減らしてスムーズに着脱できるようになる。
また、粘着材は、その周りを対向片部で覆われているから、周囲環境からの悪影響(風雨や紫外線等による劣化)を受け難く、長期間にわたってシート部材の抜け出しを阻止することができる。
前記包み込み部を前記取付下地に取り付ける取付部と、
前記外周縁部を包み込んでいる状態の前記包み込み部に取り付けられて、前記シート部材を前記包み込み部を介して挟持する挟持部材とを備え、
前記包み込み部は、前記シート部材の厚み方向視において、前記取付部と重複する状態に設けられ、
前記包み込み部と前記取付部との間に、前記挟持部材の一対の挟持片部の内の前記取付下地側の挟持片部を差し込み自在な差し込み部が備えてあるところにある。
更には、差し込み部に取付下地側の挟持片部が差し込まれた状態においては、挟持片部と取付下地との間に取付部が介在するから、挟持片部が取付下地に直接的に当接するのを防止できる。従って、例えば、風等の影響でシート部材が振動しても、それに伴って、挟持片部と取付下地とが当接して騒音を発することがない。
前記差し込み部における前記抜け止め突起の対応箇所には、前記抜け止め突起が係入自在な抜け止め凹部が備えられていると好適である。
従って、包み込み部に対する挟持部材の取付状態を維持することができる。
図1、図6は、本発明のシート部材固定具の一実施形態品(以後、単にシート固定具Fという)を使用して、取付下地1上にソーラーシート(シート部材の一例)2が固定されている状況を示している。
取付下地1上には、ソーラーシート設置用エリアSが設定してあり、そのエリアSを覆う状態にソーラーシート2が設置されている。
ソーラーシート2は、全体としてフィルム状を呈し、適度な柔軟性を備え、取付下地1の表面形状に追従可能なフレキシブルな構造となっている。
また、図には示さないが、出力端子や、バッテリーへの配線等が備えられているのは勿論のことである。
具体的なシート固定具Fの構成は、次の二つの部材を備えている。
つまり、軟性を有する素材(例えば、軟質塩化ビニル等)で形成され、取付下地1に取付自在で、ソーラーシート2の外周縁部2aを包み込み自在な縁部材Faと、金属素材(例えば、アルミニウム等)で形成されて、ソーラーシート2の外周縁部2aを包み込んでいる縁部材Faに、ソーラーシート2の外周側から嵌着自在で、ソーラーシート2を縁部材Faを介して表裏から挟持する挟持部材Fbとを備えている。
縁部材Faは、ソーラーシート2の表裏面にそれぞれ対向する一対の対向片部3A,3Bと(図6参照)、それら一対の対向片部3A,3Bの基端部同士を連結する連結部3Cとを備えた包み込み部3を設けると共に、包み込み部3を取付下地1に取り付ける取付部4を設けて構成されている。
一対の対向片部3A,3Bは、前記差込方向に沿った長さ寸法を異ならせてある。
つまり、取付下地1から遠い方の第1対向片部3Aは、取付下地1に近い方の第2対向片部3Bより前記長さ寸法を小さく形成してある。この構造によって、ソーラーシート2を差し込む時の抵抗が小さくなって差し込み易くなると共に、差し込んだ状態での支持面積をより広くでき、安定した支持状態を維持できるようになっている。
この凹部には、粘着材5(例えば、ブチルゴム等)を充填してある。
従って、一対の対向片部3A,3B間に差し込まれたソーラーシート2の外周縁部2aに、粘着材5が接触することで、より抜け出し難くすることができる。
取付部4は、第2対向片部3Bの先端部に延伸する延伸部4Aと、その延伸部4Aから第2対向片部3Bの下方に折り重なる折返し部4Bとを備えている。
つまり、取付下地1から遠い方の第1挟持片部6Aは、取付下地1に近い方の第2挟持片部6Bより前記長さ寸法を小さく形成してある。
第1挟持片部6Aの抜け止め突起8Aは、第1対向片部3Aの先端面に当接して抜け止め効果を発揮する。
第2挟持片部6Bの抜け止め突起8Bは、折返し部4Bの凹溝4Baに嵌入することで抜け止め効果を発揮する。
[1] 取付下地1の所定位置に縁部材Faを接合しておく(図2参照)。
[2] 包み込み部3の第1対向片部3Aと第2対向片部3Bとの間に、ソーラーシート2の外周縁部2aを差し込む(図2、図3参照)。
[3] 包み込み部3に挟持部材Fbを嵌着する(図4、図5参照)。
[4] 抜け止め突起8Aを第1対向片部3Aの先端部に係合させると共に、抜け止め突起8Bを折返し部4Bの凹溝4Baに嵌入させることで、挟持部材Fbの取り付けが完了する(図6参照)。
また、ソーラーシート2の固定作業や取外し作業は、挟持部材Fbを包み込み部3に着脱するだけの極めて簡単な操作で実施できるから、それらの作業の効率を向上させることができる。
以下に他の実施の形態を説明する。
素材に関しては、軟質塩化ビニルに替えて、他の軟性を有する素材(例えば、ゴム素材等)で構成してあってもよい。
形状に関しては、一対の対向片部3A,3B同士の間隔が、基端部側が先端部側よりも大きいことに限らず、例えば、基端部側も先端部側も同じに形成してあってもよい。即ち、突出部3Abを備えない構造であってもよい。
また、挟持部材Fbに設けられた二つの抜け止め突起8A,8Bは、先の実施形態で説明したように、何れも、取付下地1側に突出しているものに限らず、例えば、図7に示すように、第2挟持片部6Bは、取付下地1とは反対側に突出していてもよい。
また、何れの抜け止め突起8をも備えない構造であってもよい。
また、挟持部材Fbそのものを、縁部材Faの長手方向に沿った長尺部材として構成してあってもよい。
挟持部材Fbが長尺部材である場合、例えば、図8、図9に示すように、嵌着用治具Kを用いると、例えば、ファスナーを閉じるのと同じ要領で、縁部材Faに対して簡単に挟持部材Fbを嵌着することができる。
嵌着用治具Kは、縁部材Faの端部において、本体部K1を挟持部材Fbの第1挟持片部6Aに重ね、第1交差部K2を挟持部材Fbの背の部分に重ね、第2交差部K3を包み込み部3の突出部3Abに当接する状態にセットする。
本体部K1の台形形状の上辺の長さ寸法は、第1挟持片部6Aの幅寸法より若干大きく設定してあり、台形形状の下辺の長さ寸法は、上辺の長さ寸法よりも大きい値に設定してある。
2 ソーラーシート(シート部材の一例)
2a 外周縁部
3 包み込み部
3A 第1対向片部(取付下地1から遠い方)
3B 第2対向片部(取付下地1に近い方)
3C 連結部
4 取付部
4Ba 凹溝(抜け止め凹部の一例)
5 粘着材
6A 第1挟持片部
6B 第2挟持片部(取付下地1側)
7 差し込み部
8B 抜け止め突起
Fb 挟持部材
Claims (5)
- 取付下地を覆う状態に設置されるシート部材の外周縁部を包み込み自在であり、且つ、軟性を有する包み込み部と、
前記包み込み部を前記取付下地に取り付ける取付部と、
前記外周縁部を包み込んでいる状態の前記包み込み部に取り付けられて、前記シート部材を前記包み込み部を介して挟持する挟持部材とを備え、
前記包み込み部は、前記シート部材の表裏面にそれぞれ対向する一対の対向片部と、前記一対の対向片部の基端部同士を連結する連結部とを備えたシート部材固定具。 - 前記一対の対向片部における基端部同士の間隔は、前記一対の対向片部における先端部同士の間隔よりも大きい請求項1に記載のシート部材固定具。
- 前記一対の対向片部における基端部同士の間に形成された空間に、粘着材を備えている請求項2に記載のシート部材固定具。
- 取付下地を覆う状態に設置されるシート部材の外周縁部を包み込み自在であり、且つ、軟性を有する包み込み部と、
前記包み込み部を前記取付下地に取り付ける取付部と、
前記外周縁部を包み込んでいる状態の前記包み込み部に取り付けられて、前記シート部材を前記包み込み部を介して挟持する挟持部材とを備え、
前記包み込み部は、前記シート部材の厚み方向視において、前記取付部と重複する状態に設けられ、
前記包み込み部と前記取付部との間に、前記挟持部材の一対の挟持片部の内の前記取付下地側の挟持片部を差し込み自在な差し込み部が備えてあるシート部材固定具。 - 前記取付下地側の挟持片部には、前記取付下地側へ突出した抜け止め突起が備えられ、
前記差し込み部における前記抜け止め突起の対応箇所には、前記抜け止め突起が係入自在な抜け止め凹部が備えられている請求項4に記載のシート部材固定具。
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