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JP6690933B2 - シート部材固定具 - Google Patents
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JP6690933B2 - シート部材固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ソーラーシート等のシート部材を、屋根等の取付下地に取り付けるシート部材固定具に関する。
従来、この種のシート部材固定具としては、シート部材(フィルム状を呈したソーラーシート)を、取付下地(パネル材で構成された屋根)の上に沿わせて取り付けるのに、ボルトや接着剤を固定具として使用するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−18459号公報(段落番号〔0089〕、図1参照)
上述した従来のシート部材固定具によれば、ボルトによる固定の場合、予め、取付下地にボルト(又は雌ネジ部材)を固定しておくと共に、シート部材にはボルト挿通孔を形成しておき、ボルト挿通孔にボルトが通るようにシート部材をセットして、ボルトに固定用部材を螺合させて固定する方法がある。しかし、このボルト固定においては、ボルトとボルト挿通孔との嵌合によってシート部材がずれない状態に保持されているから、シート部材に外力(例えば、風による揚力等)が作用すると、シート部材のボルト挿通孔周囲部に応力集中が起こり易い。つまり、シート部材への応力負担が大きくなり易い問題点があり、最悪の場合には、シート部材がボルト挿通孔周りから裂けることも懸念される。
また、接着材による固定の場合については、ソーラーシートのようにフッ素樹脂被膜で覆われていることが多いシート部材においては、極めて接着し難く、接着作業に多くの手間と費用が掛かり、シート部材の固定作業効率がわるい問題点がある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、シート部材への応力負担が小さい状態で固定でき、且つ、効率よくシート部材の固定作業を実施できるシート部材固定具を提供するところにある。
本発明の特徴は、取付下地を覆う状態に設置されるシート部材の外周縁部を包み込み自在であり、且つ、軟性を有する包み込み部と、
前記包み込み部を前記取付下地に取り付ける取付部と、
前記外周縁部を包み込んでいる状態の前記包み込み部に取り付けられて、前記シート部材を前記包み込み部を介して挟持する挟持部材とを備え
前記包み込み部は、前記シート部材の表裏面にそれぞれ対向する一対の対向片部と、前記一対の対向片部の基端部同士を連結する連結部とを備えたところにある。
本発明によれば、軟性を有する包み込み部によって、シート部材の外周縁部を軟らかく包み込んだ状態で、その外側から挟持部材で包み込み部ごとしっかりと挟持できるから、従来のように、シート部材のボルト挿通孔周囲部に応力集中が発生するといったことを回避できる。
つまり、シート部材に大きな負荷を掛けることなく、且つ、しっかり支持した状態で取付下地に取り付けることができる。
また、シート部材の固定作業は、取付部で取付下地に取り付けた包み込み部によって、シート部材を包み込んで、それらを挟持部材で挟持するだけの極めて簡単な操作で実施できるから、シート部材を、取付下地へ効率よく固定できるようになる。
しかも、挟持部材を取り外せば、シート部材の挟持も解除されるから、取付下地へのシート部材の取り付けのみならず、取り外しに関しても、迅速に且つ効率よく実施できる。
従って、取付下地に固定したシート部材のメンテナンスや、改修の実施に際しても、シート部材の着脱が簡単で、効率的に作業を進めることができるようになる。
本発明においては、前記一対の対向片部における基端部同士の間隔は、前記一対の対向片部における先端部同士の間隔よりも大きいと好適である。
本構成によれば、一対の対向片部でシート部材を挟持する際に、間隔の狭い先端部同士が、シート部材の表裏面にそれぞれ押し付けられる。その結果、対向片部の先端部におけるシート部材への当接圧が高まり、シート部材の抜け出し防止を図ることができる。
また、一対の対向片部における両基端部においては、先端部同士に比べて間隔が大きいから、シート部材の表裏面と対向片部との間に隙間ができやすい。
従って、一対の対向片部の外側から挟持部材を着脱する際に、挟持部材に押された対向片部(基端部)を一時的に前記隙間に退避させることができる。その結果、挟持部材の着脱操作時の抵抗を減らしてスムーズに着脱できるようになる。
本発明においては、前記一対の対向片部における基端部同士の間に形成された空間に、粘着材を備えていると好適である。
本構成によれば、一対の対向片部間にシート部材を位置させることで、粘着材がシート部材に接して粘着力を作用させることができ、シート部材の抜け出しを阻止することができる。
また、粘着材は、その周りを対向片部で覆われているから、周囲環境からの悪影響(風雨や紫外線等による劣化)を受け難く、長期間にわたってシート部材の抜け出しを阻止することができる。
本発明の別の特徴は、取付下地を覆う状態に設置されるシート部材の外周縁部を包み込み自在であり、且つ、軟性を有する包み込み部と、
前記包み込み部を前記取付下地に取り付ける取付部と、
前記外周縁部を包み込んでいる状態の前記包み込み部に取り付けられて、前記シート部材を前記包み込み部を介して挟持する挟持部材とを備え、
記包み込み部は、前記シート部材の厚み方向視において、前記取付部と重複する状態に設けられ、
前記包み込み部と前記取付部との間に、前記挟持部材の一対の挟持片部の内の前記取付下地側の挟持片部を差し込み自在な差し込み部が備えてあるところにある
発明によれば、上述のように包み込み部と取付部とが重複しているから、シート部材固定具の幅寸法(シート部材の厚み方向視における差し込み部への差込方向に沿った寸法)を小さくでき、省スペース化を図ることができる。
また、包み込み部に挟持部材を取り付けた状態では、取付下地側の挟持片部は、差し込み部に差し込まれているから外部に露出せず、シート部材固定具としてすっきりした外観を形成できる。
更には、差し込み部に取付下地側の挟持片部が差し込まれた状態においては、挟持片部と取付下地との間に取付部が介在するから、挟持片部が取付下地に直接的に当接するのを防止できる。従って、例えば、風等の影響でシート部材が振動しても、それに伴って、挟持片部と取付下地とが当接して騒音を発することがない。
本発明においては、前記取付下地側の挟持片部には、前記取付下地側へ突出した抜け止め突起が備えられ、
前記差し込み部における前記抜け止め突起の対応箇所には、前記抜け止め突起が係入自在な抜け止め凹部が備えられていると好適である。
本構成によれば、差し込み部に前記取付下地側の挟持片部を差し込むに伴って、抜け止め突起を抜け止め凹部に係入させることができ、これら突起と凹部との係合によって挟持片部の抜け出しを防止できる。
従って、包み込み部に対する挟持部材の取付状態を維持することができる。
また、抜け止め凹部は、差し込み部の下に位置する取付部の一部を凹ませて形成してあるから、その凹部形成部分における肉厚は、他の部分に比べて薄くなる。しかし、取付部そのものは全体的に取付下地に取り付けられているから、取付下地による補強効果が期待でき、薄肉による悪影響は少なくなり、挟持部材を安定的に係止することができる。
比較例として、抜け止め突起の突出方向を取付下地とは反対側へ突出させるものを例に挙げると、この場合は、抜け止め凹部は、差し込み部の上に位置する対向片部の一部を凹ませて形成することになる。その結果、凹ませた部分が薄肉となって抜け止め突起を係止する強度を確保できなくなる虞がある。また、この問題を解消するために対向片部の全体を厚肉に形成すると、シート部材固定具全体が嵩張ると共に、コストアップにつながる虞がある。
シート部材固定具の設置状況を示す一部切欠き斜視図である。 シート部材固定具の設置状況を示す断面図である。 シート部材固定具の設置状況を示す断面図である。 シート部材固定具の設置状況を示す断面図である。 シート部材固定具の設置状況を示す断面図である。 シート部材固定具の設置状況を示す断面図である。 別実施形態のシート部材固定具の設置状況を示す断面図である。 別実施形態のシート部材固定具の設置状況を示す一部切欠き斜視図である。 別実施形態のシート部材固定具の設置状況を示す断面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図6は、本発明のシート部材固定具の一実施形態品(以後、単にシート固定具Fという)を使用して、取付下地1上にソーラーシート(シート部材の一例)2が固定されている状況を示している。
取付下地1は、当該実施形態においては、鉄筋コンクリート製の屋上スラブ1Aと、屋上スラブ1Aの上面に沿って設置された合成樹脂製(例えば、塩化ビニル系等)の防水層1Bとを備えている。
取付下地1上には、ソーラーシート設置用エリアSが設定してあり、そのエリアSを覆う状態にソーラーシート2が設置されている。
ソーラーシート2は、公知のソーラーシートで構成すればよく、例えば、柔軟性を有するベースシートの上に、アモルファスシリコンや微結晶シリコン等からなる太陽光発電セル、及び、表面保護層を積層したものが一例として挙げられる。
ソーラーシート2は、全体としてフィルム状を呈し、適度な柔軟性を備え、取付下地1の表面形状に追従可能なフレキシブルな構造となっている。
また、図には示さないが、出力端子や、バッテリーへの配線等が備えられているのは勿論のことである。
シート固定具Fは、ソーラーシート2の外周縁部を挟持する状態で取付下地1に固定できるように構成されている。
具体的なシート固定具Fの構成は、次の二つの部材を備えている。
つまり、軟性を有する素材(例えば、軟質塩化ビニル等)で形成され、取付下地1に取付自在で、ソーラーシート2の外周縁部2aを包み込み自在な縁部材Faと、金属素材(例えば、アルミニウム等)で形成されて、ソーラーシート2の外周縁部2aを包み込んでいる縁部材Faに、ソーラーシート2の外周側から嵌着自在で、ソーラーシート2を縁部材Faを介して表裏から挟持する挟持部材Fbとを備えている。
縁部材Faは、ソーラーシート2の外周縁部2aに沿って細長い長尺部材として一体的に形成してある(図1参照)。
縁部材Faは、ソーラーシート2の表裏面にそれぞれ対向する一対の対向片部3A,3Bと(図6参照)、それら一対の対向片部3A,3Bの基端部同士を連結する連結部3Cとを備えた包み込み部3を設けると共に、包み込み部3を取付下地1に取り付ける取付部4を設けて構成されている。
包み込み部3における、一対の対向片部3A,3Bの間の空間には、一対の対向片部3A,3Bの先端側から基端側への差込方向(図2中の矢印参照)でソーラーシート2の外周縁部2aを差し込むことができる。
一対の対向片部3A,3Bは、前記差込方向に沿った長さ寸法を異ならせてある。
つまり、取付下地1から遠い方の第1対向片部3Aは、取付下地1に近い方の第2対向片部3Bより前記長さ寸法を小さく形成してある。この構造によって、ソーラーシート2を差し込む時の抵抗が小さくなって差し込み易くなると共に、差し込んだ状態での支持面積をより広くでき、安定した支持状態を維持できるようになっている。
第1対向片部3Aは、厚みが一定(又は、ほぼ一定)の平坦部3Aaと、その先端部側で第2対向片部3B側に向かって突出する突出部3Abとを備えてある。即ち、第1対向片部3Aは、突出部3Abが設けられている先端部側が、基端部側の平坦部3Aaより厚く形成してある。従って、包み込み部3の外周側に挟持部材Fbを嵌着することで、突出部3Abが、ソーラーシート2の表面に押し当たって、第2対向片部3Bとの挟持作用を発揮してソーラーシート2の抜け出しを防止できる。
また、第1対向片部3Aと第2対向片部3Bとの対向部どうしの間隔は、突出部3Abが設けられている先端部側より、平坦部3Aaを備えた基端部側の方が大きく形成されており、平坦部3Aaの内周部が凹部となっている。
この凹部には、粘着材5(例えば、ブチルゴム等)を充填してある。
従って、一対の対向片部3A,3B間に差し込まれたソーラーシート2の外周縁部2aに、粘着材5が接触することで、より抜け出し難くすることができる。
また、第1対向片部3Aにおける平坦部3Aaの内周部で凹部が形成されているから、図5に示すように、包み込み部3に挟持部材Fbを嵌着する際に(図中の矢印参照)、平坦部3Aaが凹部側に一時的に退避することができ、抵抗を少なくしてスムーズに嵌めることが可能となる。
第2対向片部3Bは、その先端部に、基端側へ折り返す状態に前記取付部4が一体に設けられている。従って、第2対向片部3Bは、取付部4の上に重なる状態に位置している。第2対向片部3Bと取付部4との間の隙間は、前記挟持部材Fbの一対の挟持片部6A,6Bの内の取付下地1側の第2挟持片部6Bを差し込み自在な差し込み部7となっている(図3、図4参照)。
取付部4は、防水層1Bの上面に接着によって固定できるように構成されている。
取付部4は、第2対向片部3Bの先端部に延伸する延伸部4Aと、その延伸部4Aから第2対向片部3Bの下方に折り重なる折返し部4Bとを備えている。
延伸部4Aは、その上面を、第2対向片部3Bから離れるほど取付下地1に近接する傾斜面として形成してある。この傾斜面によってソーラーシート2を支持できるから、ソーラーシート2が前記差し込み部7の近傍で急激に屈曲するのを防止できる。
折返し部4Bは、延伸部4Aとの境界部分に、縁部材Faの長手方向に沿った凹溝4Ba(抜け止め凹部の一例)が形成してあり、後述する挟持部材Fbの抜け止め突起8が嵌入できるように構成されている。
挟持部材Fbは、包み込み部3に嵌着した状態で第1対向片部3Aの上面に当接する第1挟持片部6Aと、第2対向片部3Bの下面に当接する第2挟持片部6Bとを備えた断面『U』字形状の部材で構成してある。また、当該実施形態おいては、挟持部材Fbは、縁部材Faの長手方向(ソーラーシート2の外周縁部2aに沿った方向)での局部に設置する短尺部材として形成されている。短尺部材とすることで、縁部材Faへの脱着の際の抵抗を低減でき、よりスムーズに脱着操作できるようになる。また、挟持部材Fbは、図1に示すように、縁部材Faの長手方向に間隔をあけた複数個所に設置される。
一対の挟持片部6A,6Bは、前記一対の対向片部3A,3Bと同様に、嵌着方向(図5参照)に沿った長さ寸法を異ならせてある。
つまり、取付下地1から遠い方の第1挟持片部6Aは、取付下地1に近い方の第2挟持片部6Bより前記長さ寸法を小さく形成してある。
また、何れの挟持片部6A,6Bとも、先端部に、嵌着方向と交差する下方向に突出した抜け止め突起8を備えている。
第1挟持片部6Aの抜け止め突起8Aは、第1対向片部3Aの先端面に当接して抜け止め効果を発揮する。
第2挟持片部6Bの抜け止め突起8Bは、折返し部4Bの凹溝4Baに嵌入することで抜け止め効果を発揮する。
ソーラーシート2を取付下地1に固定する手順について説明する。
[1] 取付下地1の所定位置に縁部材Faを接合しておく(図2参照)。
[2] 包み込み部3の第1対向片部3Aと第2対向片部3Bとの間に、ソーラーシート2の外周縁部2aを差し込む(図2、図3参照)。
[3] 包み込み部3に挟持部材Fbを嵌着する(図4、図5参照)。
[4] 抜け止め突起8Aを第1対向片部3Aの先端部に係合させると共に、抜け止め突起8Bを折返し部4Bの凹溝4Baに嵌入させることで、挟持部材Fbの取り付けが完了する(図6参照)。
当該実施形態のシート固定具Fによれば、ソーラーシート2を、その外周縁部2aに大きな負荷を掛けることなく、且つ、包み込み部3でしっかり支持した状態で取付下地1に固定することができる。
また、ソーラーシート2の固定作業や取外し作業は、挟持部材Fbを包み込み部3に着脱するだけの極めて簡単な操作で実施できるから、それらの作業の効率を向上させることができる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 取付下地1は、先の実施形態で説明した屋上のスラブに限るものではなく、例えば、バルコニーや壁等であってもよく、それらを含めて、取付下地という。
〈2〉 固定対象のシート部材2は、先の実施形態で説明したソーラーシートに限るものではなく、例えば、取付下地1上に歩行部等を構成するのに使用する防護シート等であったり、その他の公知のシート部材であってもよい。それらを含めてシート部材2と総称する。
〈3〉 包み込み部3は、先の実施形態で説明した素材や形状に限るものではない。
素材に関しては、軟質塩化ビニルに替えて、他の軟性を有する素材(例えば、ゴム素材等)で構成してあってもよい。
形状に関しては、一対の対向片部3A,3B同士の間隔が、基端部側が先端部側よりも大きいことに限らず、例えば、基端部側も先端部側も同じに形成してあってもよい。即ち、突出部3Abを備えない構造であってもよい。
また、包み込み部3は、先の実施形態で説明したように、第1対向片部3Aと第2対向片部3Bとが、初めから、空間をあけて対向する状態に形成されているもの(図2参照)に限らず、例えば、第1対向片部3Aと第2対向片部3Bとが重ならずに同一平面上に展開された状態に形成してあってもよい。この場合は、例えば、第2対向片部3Bの上にシート部材2の外周縁部2aを重ねた状態で、第1対向片部3Aをシート部材2側へ揺動させることで、両対向片部3A,3Bがシート部材2の表裏面にそれぞれ対向し、シート部材2を包み込むことが可能となる。
〈4〉 取付部4は、先の実施形態で説明したように第2対向片部3Bの下に折り重なる状態に備えられたもの(図2参照)に限るものではなく、例えば、図7に示すように、前記折返し部4Bを設けずに、第2対向片部3Bの先端側の延伸部4Aのみで構成してあってもよい。
〈5〉 挟持部材Fbは、先の実施形態で説明したように、第1挟持片部6Aの長さが、第2挟持片部6Bより短い寸法に形成してあるものに限るものではなく、例えば、図7に示すように、ほぼ同じ長さに形成してあってもよい。
また、挟持部材Fbに設けられた二つの抜け止め突起8A,8Bは、先の実施形態で説明したように、何れも、取付下地1側に突出しているものに限らず、例えば、図7に示すように、第2挟持片部6Bは、取付下地1とは反対側に突出していてもよい。
また、何れの抜け止め突起8をも備えない構造であってもよい。
また、挟持部材Fbは、縁部材Faの長手方向に間隔をあけて設置される使用形態の他、間隔をあけずに隣接状態に設置することも可能である。
また、挟持部材Fbそのものを、縁部材Faの長手方向に沿った長尺部材として構成してあってもよい。
挟持部材Fbが長尺部材である場合、例えば、図8、図9に示すように、嵌着用治具Kを用いると、例えば、ファスナーを閉じるのと同じ要領で、縁部材Faに対して簡単に挟持部材Fbを嵌着することができる。
この嵌着用治具Kは、平面視で台形形状の本体部K1と、本体部K1の一方の傾斜辺から屈曲された第1交差部K2と、本体部K1の他方の傾斜辺から屈曲された第2交差部K3とを備えている。
嵌着用治具Kは、縁部材Faの端部において、本体部K1を挟持部材Fbの第1挟持片部6Aに重ね、第1交差部K2を挟持部材Fbの背の部分に重ね、第2交差部K3を包み込み部3の突出部3Abに当接する状態にセットする。
本体部K1には、嵌着用治具Kを、包み込み部3の長手方向に沿ってスライド操作する摘まみ部K1aが設けてある。
本体部K1の台形形状の上辺の長さ寸法は、第1挟持片部6Aの幅寸法より若干大きく設定してあり、台形形状の下辺の長さ寸法は、上辺の長さ寸法よりも大きい値に設定してある。
嵌着用治具Kの使用方法は、図8に示すように、予め、挟持部材Fbの端部だけを包み込み部3に嵌着しておき、その部分に、嵌着用治具Kを外嵌状態にセットし、摘まみ部K1aを摘まんで包み込み部3の長手方向に沿ってスライドさせる。このスライド操作に伴って、図9に示すように、第2交差部K3が当接する突出部3Abに反力を確保しながら、第1交差部K2によって挟持部材Fbの背を嵌着方向へ押圧し、挟持部材Fbを、端から徐々に包み込み部3に嵌着させていくことができる。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
当該シート部材固定具は、ソーラーシートに替えて他のシート部材を固定するのにも利用することができる。
1 取付下地
2 ソーラーシート(シート部材の一例)
2a 外周縁部
3 包み込み部
3A 第1対向片部(取付下地1から遠い方)
3B 第2対向片部(取付下地1に近い方)
3C 連結部
4 取付部
4Ba 凹溝(抜け止め凹部の一例)
5 粘着材
6A 第1挟持片部
6B 第2挟持片部(取付下地1側)
7 差し込み部
8B 抜け止め突起
Fb 挟持部材

Claims (5)

  1. 取付下地を覆う状態に設置されるシート部材の外周縁部を包み込み自在であり、且つ、軟性を有する包み込み部と、
    前記包み込み部を前記取付下地に取り付ける取付部と、
    前記外周縁部を包み込んでいる状態の前記包み込み部に取り付けられて、前記シート部材を前記包み込み部を介して挟持する挟持部材とを備え
    前記包み込み部は、前記シート部材の表裏面にそれぞれ対向する一対の対向片部と、前記一対の対向片部の基端部同士を連結する連結部とを備えたシート部材固定具。
  2. 記一対の対向片部における基端部同士の間隔は、前記一対の対向片部における先端部同士の間隔よりも大きい請求項1に記載のシート部材固定具。
  3. 前記一対の対向片部における基端部同士の間に形成された空間に、粘着材を備えている請求項2に記載のシート部材固定具。
  4. 取付下地を覆う状態に設置されるシート部材の外周縁部を包み込み自在であり、且つ、軟性を有する包み込み部と、
    前記包み込み部を前記取付下地に取り付ける取付部と、
    前記外周縁部を包み込んでいる状態の前記包み込み部に取り付けられて、前記シート部材を前記包み込み部を介して挟持する挟持部材とを備え、
    前記包み込み部は、前記シート部材の厚み方向視において、前記取付部と重複する状態に設けられ、
    前記包み込み部と前記取付部との間に、前記挟持部材の一対の挟持片部の内の前記取付下地側の挟持片部を差し込み自在な差し込み部が備えてあるシート部材固定具。
  5. 前記取付下地側の挟持片部には、前記取付下地側へ突出した抜け止め突起が備えられ、
    前記差し込み部における前記抜け止め突起の対応箇所には、前記抜け止め突起が係入自在な抜け止め凹部が備えられている請求項4に記載のシート部材固定具。
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