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JP6695628B2 - 換気装置 - Google Patents
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本発明は、電気電子機器収納箱等に外付けされるカバー部材を備える換気装置に関する。
従来、屋外に設置される電気電子機器収納箱においては、筐体に設けられる換気口の防塵および防水性能を確保したフード状のカバー部材を備える換気装置が備えられている(例えば特許文献1参照)。特許文献1の換気装置は、電気電子機器収納箱の設置環境に応じた防水性能等を得るために、ルーバ取付体の前面開口にルーバカバーを係合したうえ、該ルーバカバーの前面側に着脱自在なカバー部材を備えている。
この種の換気装置では、カバー部材の開放両端部を換気装置本体の前面側に係合させることにより、換気口またはルーバを覆う位置にカバー部材が取り付けられる。カバー部材を取り外す際には、カバー部材の下側開放部を外側に開くように撓ませることで、換気装置本体(ベース部材)との係合が容易に解除される。
特開2006−332448号公報
ところが、従来のカバー取付構造では、カバー部材の正面に何らかの衝撃や不測の外力が加えられたときに側板部が外側に撓み、その際に換気装置本体との係合が外れて脱落するおそれがあった。
本発明は、このような従来の問題を解決するため、外部から力が加えられた場合でも、カバー部材の脱落を防止可能な換気装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、電気電子機器収納箱の筐体外面に取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に着脱可能に装着され、その下部に通気用の開放部を形成したカバー部材とを備える換気装置であって、前記ベース部材の左右両端部に形成した係合部と、前記カバー部材の左右両側隅部に形成した被係合部とが互いに係合することで、前記カバー部材が前記ベース部材に着脱可能に装着され、前記カバー部材の左右両側部を押圧することにより、前記係合部と前記被係合部との係合が解除される構造であり、さらに、前記カバー部材には内向きの突起片が形成され、前記カバー部材を押圧して前記係合部と前記被係合部との係合を解除したとき前記突起片を当接して前記カバー部材の前方への移動を規制する規制片が前記ベース部材に形成されていることを特徴とする換気装置である。
この構成の換気装置によれば、カバー部材の正面に力が作用しても、カバー部材がベース部材から脱落することはない。
しかも、この構成によれば、カバー部材の側面に不測の外力が作用したとしても、ベース部材の規制片がカバー部材の突起片を係止るため、カバー部材がベース部材から脱落することはない。
また、前記ベース部材の前記係合部よりも上方には、前記カバー部材の前記突起片を露出させる切欠き部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、カバー部材の少なくとも一方の側部を押圧しながら若干上方に移動させるだけで、カバー部材をベース部材から取り外すことができる。
また、換気装置は、前記ベース部材が前記カバー部材の前記突起片をガイドするガイド部を有し、前記ガイド部に沿って前記カバー部材を切欠部の対応位置まで移動させ、前記カバー部材の押圧を開放したとき前記切欠き部から前記突起片が露出し、前記カバー部材の前方への取り外しが許容される構成であることが好ましい。
この構成によれば、カバー部材を僅かなスライド量だけで着脱することができる。したがって、上方にスペースが少ない場合でもカバー部材を着脱することができる。
本発明によれば、外部から不測の力が加えられた場合でも、カバー部材の脱落を防止することができる。
換気装置を前上方から見た斜視図である。 換気装置を後上方から見た斜視図である。 カバー部材を後上方から見た斜視図である。 ベース部材を前上方から見た斜視図である。 カバー部材がベース部材に装着された状態を示す斜視図である。 カバー部材がベース部材に装着された状態を他の方向から示す斜視図である。 カバー部材がベース部材に装着された状態の略断面図である。 カバー部材を押圧した状態を示す斜視図である。 カバー部材を押圧した状態の略断面図である。 カバー部材を押圧し若干上方に移動させた状態を示す斜視図である。 カバー部材を押圧し若干上方に移動させた状態の略断面図である。 カバー部材を若干上方に移動させ押圧を開放した状態を示す斜視図である。 カバー部材を若干上方に移動させ押圧を開放した状態の略断面図である。 他の実施形態によるカバー部材およびベース部材の係合状態を示す図である。
本発明に係る換気装置の好適な実施形態を、以下図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態による換気装置10であり、前上方から見た斜視図である。図2はその換気装置10を後上方から見た斜視図である。換気装置10は、屋外等に設置される電気電子機器収納箱の換気口に取り付けられ、風雨や埃が筐体内に吹き込まないようにするためにフード状のカバー部材20を備えている。
ベース部材30は、例えば防水性のパッキン50を介在させて、図示しない電気電子機器収納箱の筐体外面に取り付けられる取付基板である。本実施形態では、ベース部材30の前方(外側に相当)に、ルーバ40(図2では、ルーバ40の背面側がベース部材30の開口部を通して図示される。)を設けた換気装置10を説明する。ただし、本発明は、ルーバとベース部材との間にフィルタを設けた換気装置や、フィルタのみをベース部材の前面に配置したもの等、一般的な換気装置にも適用することができる。
本発明の特徴であるカバー部材20とベース部材30との着脱可能な係合構造について詳細に説明する。
カバー部材20は、その背面側がベース部材30の前面側に係合することで、ベース部材30に装着される。ここで、図3にカバー部材20の背面側の構造を示し、図4にベース部材30の前面側の構造を示す。なお、図4では、説明のため、ルーバ40を取り外した状態のベース部材30の外観を示している。
先ず、カバー部材20は、例えば合成樹脂により一体成型される部材であり、上板部20a、側板部20b、20b、前傾斜板部20cを備え、裏面側および下部側が開放された、いわゆるフード状の形態を有している。カバー部材20をベース部材30の開口部を覆うように装着すると、当該カバー部材20の下部に、左側板部20b、前傾斜板部20c、右側板部20bおよびベース部材30で囲われる通気用の開口が画成される。
カバー部材20の側板部20b、20bの下部後端隅部には、嵌合凹部22、22がそれぞれ形成されている。嵌合凹部22は、側板部20bの側面の一部と前面の一部が四角に切り欠かれた形状となっている。また、カバー部材20の側板部20b、20bには、嵌合凹部22、22に隣接して互いに内向きの、詳しくは、開放部21内に向かって突出する突起片23、23が形成されている。本明細書では、突起片23が開放部21内に向かって突出する幅寸法Wとし、側板部20bの下端から上方に延びる高さ寸法Hとして説明する(図3参照)。
カバー部材20の内壁には、左側板部20b、前傾斜板部20cおよび右側板部20bに亘り突出する補強リブ24が形成されている。補強リブ24は、カバー部材20の下端から突起片23の高さHに相当する高さ位置に形成される。補強リブ24の端部は突起片23、23に接続しておらず、それらの間には間隙25が設けられている。このような補強リブ24により、カバー部材20全体の強度を確保するとともに、後述するようにカバー部材20の着脱に際して押圧されたときの側板部20b、20bの弾性変形をある程度許容している。
次に、ベース部材30を説明する。ベース部材30は、中央に通気用の開口部31を有する略台形状の取付板部32を有する合成樹脂製の部材からなる。ベース部材30の左右両端の下方部には、係合部である嵌合凸部33、33が形成されている。これら嵌合凸部33、33に、カバー部材20の側板部20b、20bの隅部に形成した被係合部である嵌合凹部22、22を係合させることで、カバー部材20がベース部材30に着脱可能に装着される。
また、ベース部材30には、上述したカバー部材20の突起片23、23を案内するフランジ状のガイド部34が形成されている。ガイド部34は、取付板部32の前方側に当該取付板部32の側辺および上辺に沿い、それらと一定の距離だけ離間して対向している。ガイド部34の左右両下端は、ベース部材30の底板部(覆い部)35に接続しており、その接続部分が後述する規制片36、36となっている。
また、ガイド部34において、規制片36、36よりも上方であって、かつ、嵌合凸部33、33よりも若干上方の位置に、所定長さだけ内側に切り欠かれた切欠き部37、37が形成されている。切欠き部37、37の前記所定長さは、上述したカバー部材20の突起片23、23の高さ寸法Hよりも若干長く形成されている。また、切欠き部37、37の深さは、突起片23、23の前記幅寸法Wよりも若干深く形成されている。
上述したようにカバー部材20はベース部材30に着脱可能に装着される。カバー部材20をベース部材30から取り外す方法は次の通りである。なお上述したように、カバー部材20は、左右の側板部20b、20bの下部に形成した嵌合凹部22、22にベース部材30の嵌合凸部33、33が外側から係合してベース部材30に装着している(図5A参照)。このとき、カバー部材20の突起片23、23が、ベース部材30の左右の規制片36、36に当接した状態にあるので、カバー部材20の前方への移動、つまり取り外しが規制されている(図5B、図5C参照)。
(1)先ず、カバー部材20の左右の側板部20b、20bの下部を互いに接近する側に押圧することにより、側板部20b、20bが内側に撓み、ベース部材30の嵌合凸部33とカバー部材20の嵌合凹部22との係合が解除される。
(2)押圧により側板部20b、20bが撓み、嵌合凸部33と嵌合凹部22との係合が解除されると、カバー部材20の突起片23、23がベース部材30の規制片36、36の奥に入り込む。そのため、嵌合凸部33と嵌合凹部22との係合が解除されても、カバー部材20の前方への移動が規制された状態が維持される(図6A、図6B参照)。
(3)そして、側板部20b、20bを押圧しながらカバー部材20を、ガイド部34に沿って若干上方にスライドして移動させる。このとき、カバー部材20の突起片23は、ベース部材30の切欠き部37の奥で係止される。そのため、カバー部材20の前方への移動が規制され、カバー部材20は依然取り外すことができない状態のままである(図7A、図7B参照)。
(4)カバー部材20の押圧を止めて側板部20b、20bの撓みを開放すると、突起片23、23が切欠き部37よりも外側に位置し露出する。これによりカバー部材20の前方への移動が許容され、カバー部材20をその位置で前方に引き抜くことで、ベース部材30から取り外すことができる。
なお、カバー部材20をベース部材30に装着するときには、上述した方法とは逆の操作をすればよい。すなわち、カバー部材20の突起片23、23を切欠き部37、27の外側を通してガイド部34の奥に設置し、側板部20b、20bを押圧して内側に撓ませながらカバー部材20を下方に移動させ、そしてカバー部材20の下部とベース部材30の底板部(覆い部)35とが当接する位置で押圧を開放することで嵌合凸部33と嵌合凹部22とが係合し、カバー部材20がベース部材30にしっかりと装着される。
上述した実施形態においては、ベース部材30の左右両端部に嵌合凹部33、33を、カバー部材20の左右両端部に嵌合凸部22、22を形成したものである。しかし、ベース部材30の左右両端部の少なくとも一方端部側のみに嵌凹部33を形成し、カバー部材20の対応する端部側のみに嵌合凸部22を形成するものでもよい。更に図9に示すように、ベース部材30に被係合部(例えば嵌合凹部38)を形成し、カバー部材20に係合部(例えば嵌合凸部28)を形成するものであっても良い。
本実施形態の換気装置10によれば、下記の有利な効果を奏する。
カバー部材20の正面に外力が加えられるとカバー部材20の側版部20b、20bが開く方向に変形するが、本実施形態ではカバー部材20の嵌合凹部22にベース部材30の嵌合凸部33が外側から係止する構造のため、これらの係止が外れることはない。
また、カバー部材20をベース部材30から取り外すには、一旦、側版部20b、20bを内側に押圧して撓ませ、その状態でカバー部材20を上方に移動させる操作が必要である。そのため、カバー部材20が、振動や衝撃等で不用意に脱落するのを確実に防止することができる。
また、カバー部材20は、ネジ等の固定器具を用いることなく比較的簡単な操作でベース部材30に着脱でき、換気装置10のメンテナンス性や利便性においても優れている。
10 換気装置
20 カバー部材
21 開放部
22 嵌合凹部(被係合部)
23 突起片
24 補強リブ
30 ベース部材
31 開口部
32 取付板部
33 嵌合凸部(係合部)
34 ガイド部
35 底板部
36 規制片
37 切欠き部

Claims (3)

  1. 電気電子機器収納箱の筐体外面に取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に着脱可能に装着され、その下部に通気用の開放部を形成したカバー部材とを備える換気装置であって、
    前記ベース部材の左右両端部の少なくとも一方に形成した係合部と、前記カバー部材の左右両側隅部の少なくとも一方に形成した被係合部とが互いに係合することで、前記カバー部材が前記ベース部材に着脱可能に装着され、
    前記カバー部材の側部を押圧することにより、前記係合部と前記被係合部との係合が解除される構造であり、
    さらに、前記カバー部材には内向きの突起片が形成され、前記カバー部材を押圧して前記係合部と前記被係合部との係合を解除したとき前記突起片を当接して前記カバー部材の前方への移動を規制する規制片が前記ベース部材に形成されていることを特徴とする換気装置。
  2. 前記ベース部材の前記係合部よりも上方には、前記カバー部材の前記突起片を露出させる切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記ベース部材が前記カバー部材の前記突起片をガイドするガイド部を有し、
    前記ガイド部に沿って前記カバー部材を切欠部の対応位置まで移動させ、前記カバー部材の押圧を開放したとき前記切欠き部から前記突起片が露出し、前記カバー部材の前方への取り外しが許容されることを特徴とする請求項2に記載の換気装置。
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