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JP6696492B2 - 乗客コンベアのチェーン伸び率測定ゲージ - Google Patents
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JP6696492B2 - 乗客コンベアのチェーン伸び率測定ゲージ - Google Patents

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本発明は、エスカレーター等の乗客コンベアに用いられる各種チェーンの伸び率を測定する測定ゲージに関するものである。
エスカレーター等の乗客コンベアでは、上階側と下階側に配置された踏み段スプロケットに踏み段チェーンを無端状に張設し、踏み段チェーンに乗客が乗る踏み段を配置して構成される。踏み段スプロケットは、従動スプロケットに装着されており、従動スプロケットは、電動機に減速機構を介して連繋された駆動スプロケットと駆動チェーンによって連繋されている。また、従動スプロケットには、手摺りを駆動する手摺りチェーンが連繋されている。
これらチェーンは、経年使用により伸びを生じることがある。そこで、近年、エスカレーターの定期検査における検査項目にチェーン伸び又は伸び率の検査が加えられるようになった。
チェーンの伸び率を測定するゲージとして、たとえば、特許文献1では、物差し状のゲージが提案されている。当該ゲージは、一端に基準穴が形成されており、基準穴から離れた位置に長手方向に長い測定用窓穴が形成されている。測定用窓穴には、複数の目盛りが付されており、基準穴をチェーンのローラーピンに嵌め、測定用窓穴に数ピッチ分のローラーピンを挿入して、測定対象となるローラーピンの位置の目盛り読むことで、手摺りチェーンの伸び率を測定するようにしている。
特開2009−74882号公報
しかしながら、乗客コンベアのチェーンは、電動機の側方等の狭小な空間に張設されているから、ゲージをチェーンに装着した状態でゲージの目盛りを正確に読み取ることは困難である。
本発明の目的は、目視に頼ることなく乗客コンベアのチェーンの伸び率を測定することのできる測定ゲージを提供することである。
本発明の乗客コンベアのチェーン伸び率測定ゲージは、
乗客コンベアに張設されたチェーンの伸び率を測定するゲージであって、
基材と、
前記基材の基端に形成され、前記チェーンの第1ローラーピンが嵌まる基準穴と、
前記基材の先端に形成された測定面であって、前記チェーンの前記第1ローラーピンから所定ピッチ離れた第2ローラーピンが当接可能な測定面と、
を有し、
前記基準穴と前記測定面との間には、前記第1ローラーピンと前記第2ローラーピンの間に存するローラーピンを避ける窓部を具える。
前記測定面は、円弧状や山形など、基準穴から距離が異なる面形状に形成することができる。
前記基準穴は前記基材の基端に複数形成され、各基準穴と対向した測定面が形成されており、
前記各基準穴と対向する前記測定面までの距離はそれぞれ異なるように構成することができる。
前記基材の先端には、前記基準穴からの距離が異なる複数の測定面が形成された構成とすることができる。
前記基準穴は、円弧状、曲線状など、前記第1ローラーピンが当接する先端側端面が、前記複数の測定面に対して対をなして連なる形状に形成することができる。
本発明に係るチェーン伸び率測定ゲージによれば、乗客コンベアのチェーンの伸び率を目視に頼ることなく測定を行なうことができ、狭小な空間であってもチェーンの伸び率を正確に測定することができる。
図1は、本発明の第1実施形態を示すチェーン伸び率測定ゲージの正面図である。 図2は、第1実施形態のチェーン伸び率測定ゲージによるチェーンの伸び率測定工程を示す平面図である。 図3は、第1実施形態のチェーン伸び率測定ゲージによるチェーンの伸び率測定工程を正面側から見た説明図である。 図4は、本発明の第2実施形態を示すチェーン伸び率測定ゲージの正面図である。 図5は、第2実施形態のチェーン伸び率測定ゲージによるチェーンの伸び率測定工程を正面側から見た説明図である。 図6は、本発明の第3実施形態を示すチェーン伸び率測定ゲージの正面図である。 図7は、第3実施形態のチェーン伸び率測定ゲージによるチェーンの伸び率測定工程を正面側から見た説明図である。
本発明のチェーン伸び率測定ゲージ10(以下単に「ゲージ10」と称する)及び当該ゲージ10を用いたチェーン70の伸び率の測定方法について、図面を参照しながら説明を行なう。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るゲージ10の正面図、図2及び図3は、ゲージ10を用いてチェーン70の伸び率を測定している状態を示す説明図である。
伸び率の測定対象となるチェーン70は、エスカレーターなどの乗客コンベアに用いられる踏み段チェーン、手摺りチェーン、或いは、駆動チェーンなどを例示することができる。チェーン70の一般的な構成について簡単に説明すると、チェーン70は、図2に示すように、内リンク71と外リンク72を交互に重ねてローラーピン73により連結して構成される。ローラーピン73には、対向する内リンク71,71間にブシュとローラー76が嵌められており、ローラーピン73の先端はたとえば割ピン77などで抜止めされている。
本発明のゲージ10は、基本的な構成として、薄板状の基材20の基端側に1のローラーピン(以下「第1ローラーピン74」と称する)が嵌まる基準穴30を有し、先端に第1ローラーピン74から所定ピッチ離れたローラーピン(以下「第2ローラーピン75」と称する)と当接可能な測定面40を具える。基材20には、基準穴30と測定面40との間に、第1ローラーピン74と第2ローラーピン75の間に存する1又は複数のローラーピン73を避ける窓部50が形成されている。なお、第1ローラーピン74はチェーン70の特定のローラーピンである必要はない。
そして、本発明のゲージ10は、図2及び図3に示すように、基材20をチェーン70の割ピン77とは逆側に位置する外リンク72に向けて接近させ、基準穴30を第1ローラーピン74、窓部50を第1ローラーピン74と第2ローラーピン75間の複数のローラーピン73に通す。そして、この状態から第1ローラーピン74を中心に基材20をチェーン70上でスライド回転させ、測定面40が測定対象となる第2ローラーピン75と当接するかどうかによって、チェーン70の伸び率を判断する。すなわち、チェーン70が所定の伸び率以内に収まっていれば、基材20を回転させたときに測定面40が第2ローラーピン75に当たって回転が止まる。これにより、チェーン70が所定の伸び率以内であることが判断できる。一方、チェーン70が所定の伸び率よりも伸びていると、基材20を回転させても測定面40は第2ローラーピン75とは当接しない。これにより、チェーン70が所定の伸び率よりも伸びていることを判断できる。
具体的実施形態として、基材20は、チェーン70の伸び率を正確に測定するために、剛性を具備し、耐摩耗性にすぐれ、また、熱膨張等により変形し難い材料を用いることが望まれる。たとえば、基材20は、ステンレス鋼やチタン合金などの金属、硬質プラスチックなどから構成することができる。基材20の長さは、測定対象となる第1ローラーピン74と第2ローラーピン75の間隔に応じて決定され、幅は基材20を回転させて測定面40を第2ローラーピン75に当接させるために必要な長さを確保する。また、基材20の厚さは、ゲージ10が剛性を確保し、変形し難い最低限を確保する。必要以上に幅や厚さが大きくなると、ゲージ10が大型化、重量化してしまい、取り扱いが困難となり、狭小な空間でチェーン70の伸び率を測定し難くなる。
基材20の基端に形成される基準穴30は、断面円形の第1ローラーピン74が嵌まる大きさを有しており、図示の実施形態では、幅方向は第1ローラーピン74がほとんどぐらつくことなく嵌まる長さ、長手方向はこれよりも長い略矩形としている。基準穴30の幅は、第1ローラーピン74をほとんど遊びなく嵌めることで測定を正確に行なうことができる。また、基準穴30の幅を第1ローラーピン74よりも長くすることで、第1ローラーピン74に基準穴30を嵌め易くすることができ、目視が困難な場合に手探りでも作業を行なうことができる。もちろん、基準穴30は円形や楕円形等であってもよい。
基材20の先端に形成される測定面40は、第2ローラーピン75に当接するかどうかでチェーン70の伸び率を判断するために用いられる。測定面40は、基準穴30からの距離が異なる円弧状や曲線状などの面形状とすることができる。図1では、測定面40を円弧状に形成している。そして、測定面40の最も突出した最遠位置41は、基準穴30からの距離を元に、以下のように決定される。
測定面40の最遠位置41は、図1に示すように、基準穴30の先端側端面31からの距離をLとすると、その距離Lは、図2に示す第1ローラーピン74と第2ローラーピン75の距離(ピッチPとピッチ数n)、ローラーピン73の直径D、及び、許容されるチェーン70の伸び率Eに基づいて決定される。たとえば、第1ローラーピン74と第2ローラーピン75がnピッチ離れている場合、第1ローラーピン74と第2ローラーピン75の中心間距離はn×Pとなる。これに、許容される伸び率Eを掛けた値E×nPからローラーピン73の直径Dを引いた値が、先端側端面31から測定面40の最遠位置41までの距離Lとなる。
距離Lを長く採るほど、測定できるチェーン70の第1ローラーピン74と第2ローラーピン75間のピッチnを大きく採ることができるから、ゲージ10により測定できる伸び率の精度を高めることができる。一方、距離Lが短いと、基材20を短く構成でき、ゲージ10の軽量化を図ることができて、その取り扱いを容易にすることができる。
たとえば、チェーン70の伸び率Eは、エスカレーターの場合、要重点点検基準値は0.7%、要是正基準値は1.0%とすることができ、これらの基準値を元にチェーン70の伸び率を測定する場合には、伸び率Eが0.7%と1.0%の2種類のゲージ10を準備すればよい。
たとえば、JIS#120チェーンでは、ピッチPが38.10mm、ローラーピン73の直径Dが11.11mmである。この場合、ピッチ数nを6としてゲージ10を作製するには、たとえば伸び率Eが0.7%であれば距離Lは、219.09mm、伸び率Eが1.0%であれば距離Lは、219.78mmとすればよい。なお、説明のため距離Lは何れも小数第3位で四捨五入した値としている。
窓部50は、第1ローラーピン74と第2ローラーピン75の間のローラーピン73を避けるための開口であり、図ではローラーピン73と対向しない位置をブリッジ52で補強している。窓部50は、図1及び図3では、略矩形の2つの開口としている。もちろん、窓部50の形状はこれに限定されるものではなく、1つの矩形形状とすることもできるし、基準穴30側から幅広となる扇状の穴等とすることもできる。
上記構成のゲージ10は、図2に示すようにチェーン70の割ピン77とは逆側から外リンク72に接近させ、図3(a)に示すように、基準穴30を第1ローラーピン74に嵌めると共に、第1ローラーピン74と第2ローラーピン75間のローラーピン73,73を窓部50内に収める。図3(a)を参照すると、基準穴30の先端側端面31に第1ローラーピン74は当接していないが、このような場合であっても、続く基材20のスライド回転により、測定面40が第2ローラーピン75と当たることで基材20が図示左側に後退し、基準穴30の先端側端面31と第1ローラーピン74が当接するため問題はない。
そして、図3(a)の状態から、図3(b)、図3(c)に矢印で示すように基材20をチェーン70に当接させながらスライド回転させる。なお、伸び率Eの異なる2つのゲージ10を測定に用いる場合、伸び率E(たとえば0.7%と1.0%)の小さいものから先に使用する。
チェーン70の伸び率がゲージ10の伸び率以下である場合には、図3(b)に示すように、測定面40は第2ローラーピン75と当接して、基材20は途中で回転が阻止される。すなわち、測定面40が第2ローラーピン75を越えなければ、チェーン70の伸び率はゲージ10の伸び率以下であることがわかる。測定面40が第2ローラーピン75を越えるか否かは、作業者の手の感触で判断できるから、必ずしも目視は必要なく、手探りでチェーン70の伸び率がゲージ10の伸び率以下であることを確認できる。
一方、チェーン70の伸び率がゲージ10の伸び率を超えている場合には、測定面40は第2ローラーピン75に当接することなく、最遠位置41が第2ローラーピン75を超えて基材20が回転する。図3(c)は、測定面40の最遠位置41が第2ローラーピン75に当接することなく超える瞬間を示している。そして、基材20が下方までスライド回転した場合には、チェーン70がゲージ10の伸び率を超える伸び率となっていることがわかる。そこで、伸び率Eの大きいゲージ10でも再度同様の要領で測定する。
その結果、伸び率Eの小さいゲージ10だけが第2ローラーピン75を通過した場合には、そのゲージ10の伸び率がチェーン70の伸び率は要重点点検基準値となる0.7%を超えるが、要是正基準値である1.0%以下であるから、今後、点検の際に重点的にその変化を監視すればよい。一方、伸び率E大きいゲージ10も第2ローラーピン75に当接した場合には、チェーン70の伸び率が1.0%以上であるから早期に調整や交換等を含めた対策を行なうようにすればよい。
本発明のゲージ10は、チェーン70の伸び率を目盛り等の目視を必要とせずに作業者の手の感触で判断することができる。従って、エスカレーターの電動機の側方の狭小な空間に張設されたチェーン70等であって、ゲージの目視が困難な場合であっても測定することができる利点がある。
<第2実施形態>
本実施形態では、図4及び図5に示すように、基材20に複数の基準穴30と、各基準穴30に対して対向した測定面40をそれぞれ設け、チェーン70の伸び率自体を測定できるようにしたゲージ10について説明する。なお、上記実施形態と同じ符号の部材は、とくに説明しない限り、同じ部材、機能を具備する。
具体的には、図4に示すように、基材20は基端側に複数の基準穴30が一列に開設されており、先端側には各基準穴30に対向して測定面40がそれぞれ形成されている。測定面40は、上側から順に伸び率Eがたとえば0.6%〜1.0%まで0.1%刻みで大きくなるように形成されている。すなわち、一番上の基準穴30の先端側端面31と測定面40の最遠位置41までの距離L1よりも、一番下の先端側端面31から最遠位置41までの距離L5は長くなっている。
そして、図5(a)に示すように、一番上の基準穴30に第1ローラーピン74を嵌め、対向する一番上の測定面40が第2ローラーピン75に当接するかどうかを判断する。図に矢印で示すように、測定面40を越えたかどうかは、基材20の測定面40側を上げ下げすることで、より確実に判断できる。一番上の測定面40が第2ローラーピン75に当接して超えなければ、チェーン70の伸び率は0.6%未満であることがわかる。測定面40が第2ローラーピン75を超えた場合には、順次下側の基準穴30に第1ローラーピン74を嵌め、図5(b)、図5(c)に示すように、対向する測定面40が第2ローラーピン75を超えるかどうかを判断して、第2ローラーピン75を超えずに当接した測定面40の伸び率Eがチェーン70の伸び率であると判断できる。図5(b)は三番目の測定面40を超えることができたチェーン70の説明図である。また、図5(c)は三番目の測定面40を超えることができなかったチェーン70の説明図であって、三番目の測定面40の下側から第2ローラーピン75を配置して、基材20を引き上げて測定を行なっている状態を示している。作業者は、何番目の基準穴30に第1ローラーピン74を嵌めて測定したときに、測定面40が第2ローラーピン75を超えなかったか数えることで、目視に頼ることなくチェーン70の伸び率を測定することができる。
本実施形態のゲージ10によれば、複数のゲージを使用することなく、1のゲージでチェーン70の伸び率を測定できる。
<第3実施形態>
本実施形態では、図6及び図7に示すように、基準穴30を円弧状とし、複数の測定面40,40を具えたゲージ10について説明する。なお、上記実施形態と同じ符号の部材は、とくに説明しない限り、同じ部材、機能を具備する。
第2実施形態のゲージ10では、チェーン70の伸び率自体を判断できるが、個々の基準穴30に順に第1ローラーピン74を嵌める必要があり、取り扱いに不便な部分がある。そこで、本実施形態のゲージ10では、複数の測定面40に対して1つの基準穴30を共用しつつ伸び率を判断できるようにしている。より詳細には、基準穴30を、第1ローラーピン74が当接する先端側端面31が、複数の測定面40に対して対をなして連なる円弧状、曲線状などの形状としたものである。
具体的には、第3実施形態のゲージ10は、図6に示すように、基材20は仮想中心点Oを中心とする概略扇形であって、基準穴30は、基端側に仮想中心点Oを中心とする円弧状の基準穴30が形成されている。基材20の先端は、同じく仮想中心点Oを中心とする円弧の端部に複数の測定面40,40を設けて構成している。窓部50及び補強のブリッジ52も仮想中心点Oを中心とする扇形又は円弧状としている。
測定面40は、図6の上側から順に突出量が大きくなるように形成している。たとえば、図示では伸び率Eが0.1%〜1.0%まで0.1%刻みで大きくなる10個の測定面40を形成している。すなわち、基準穴30の先端側端面31から一番上の測定面40の最遠位置41までの距離L1よりも、一番下の最遠位置41までの距離L10は長くなっている。
そして、図7(a)に示すように、第1ローラーピン74に基準穴30を嵌め、伸び率Eの小さい測定面40から順に第2ローラーピン75に当接するかどうかを判断していく。測定は、基材20を上げ下げしながら、上側が伸び率Eの小さい測定面40から第2ローラーピン75を通過するか確認しつつ、順に下側の測定面40を試していく。
この際、基準穴30は円弧状であるから、基準穴30内で第1ローラーピン74が動くが、測定面40が第2ローラーピン75に当たることで、第1ローラーピン74が測定面40に対して最短距離になるため測定には影響はない。
そして、基材20を引き上げたときに、第2ローラーピン75を超えなかった測定面40の伸び率Eがチェーン70の伸び率であると測定できる。
測定は、図7(b)に示すように、測定面40を第2ローラーピン75に押し当てるように基材20を操作することで、測定面40が第2ローラーピン75を超えた感触を作業者が得ることができる。その結果、第2ローラーピン75を超えた測定面40の数を判断することができ、たとえば3つの測定面40(0.1%〜0.3%)が第2ローラーピン75を超えたが、図7(c)に示すように、4つ目の測定面40は第2ローラーピン75を超えなかった場合には、伸び率が0.4%未満であると判断できる。これにより、目視に頼ることなく、チェーン70の伸び率を測定することができる。
本実施形態のゲージ10によれば、基準穴30から第1ローラーピン74を抜き差しすることなくチェーン70の伸び率を測定することができるから、狭小な空間での測定に好適である。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、実施形態の基材20の形状、大きさ、距離L等は適宜変更することができ、また、チェーン70の種類や、基準値となる伸び率Eも上記実施形態に限定されるものではないことは理解されるべきである。
さらに、ゲージ10は、基材20に適用されるチェーン70の種類、品番等、測定面40に伸び率E等を印刷、刻印等することができる。また、伸び率Eを視覚的に判別できるようにするために、測定面40を伸び率Eに応じて着色するようにしてもよい。
10 チェーン伸び率測定ゲージ
20 基材
30 基準穴
40 測定面
50 窓部
70 チェーン
74 第1ローラーピン
75 第2ローラーピン

Claims (5)

  1. 乗客コンベアに張設されたチェーンの伸び率を測定するゲージであって、
    基材と、
    前記基材の基端に形成され、前記チェーンの第1ローラーピンが嵌まる基準穴と、
    前記基材の先端に形成された測定面であって、前記チェーンの前記第1ローラーピンから所定ピッチ離れた第2ローラーピンが当接可能な測定面と、
    を有し、
    前記基準穴と前記測定面との間には、前記第1ローラーピンと前記第2ローラーピンの間に存するローラーピンを避ける窓部を具え、
    前記基準穴と前記測定面とを結ぶ方向を長手方向、前記長手方向に直交する方向を幅方向としたときに、前記基準穴は、長手方向が幅方向よりも長い形状である、
    チェーン伸び率測定ゲージ。
  2. 前記測定面は、基準穴から距離が異なる面形状に形成されている、
    請求項1に記載のチェーン伸び率測定ゲージ。
  3. 前記基準穴は前記基材の基端に複数形成され、各基準穴と対向した測定面が形成されており、
    前記各基準穴と対向する前記測定面までの距離はそれぞれ異なる、
    請求項1又は請求項2に記載のチェーン伸び率測定ゲージ。
  4. 乗客コンベアに張設されたチェーンの伸び率を測定するゲージであって、
    基材と、
    前記基材の基端に形成され、前記チェーンの第1ローラーピンが嵌まる基準穴と、
    前記基材の先端に形成された測定面であって、前記チェーンの前記第1ローラーピンから所定ピッチ離れた第2ローラーピンが当接可能な測定面と、
    を有し、
    前記基準穴と前記測定面との間には、前記第1ローラーピンと前記第2ローラーピンの間に存するローラーピンを避ける窓部と、
    を具えるチェーン伸び率測定ゲージであって、
    前記基準穴は、仮想中心点Oを中心とした円弧状に形成され、
    前記基材の先端には、複数の測定面が形成されており、前記複数の測定面は、前記仮想中心点Oを中心とする円弧の端部に、前記仮想中心点Oから距離が異なる扇形又は円弧状の形状である、
    チェーン伸び率測定ゲージ。
  5. 前記基準穴は、前記第1ローラーピンが当接する先端側端面が、前記複数の測定面に対して対をなして連なる形状である、
    請求項4に記載のチェーン伸び率測定ゲージ。
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