JP6701466B2 - 空間光通信受信器 - Google Patents
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Description
空間光通信では、望遠鏡を対向する送受信器に向ける必要があるが、航空機や衛星などの移動体に送受信器を搭載する場合、望遠鏡の指向する角度に誤差を生じてしまい、光の結合損失を生じる。この問題に対処するため、高速に角度誤差を補償するポインティングミラーが用いられる。ポインティングミラーの制御には望遠鏡に入射した光信号の角度誤差を検出するセンサが必要となるが、受信した光を一部分配した光か、信号光とは異なる波長のビーコン光をセンサに入力する必要がある。
また大気中を伝播した光は大気の影響を受けて波面が歪む。コヒーレント検波をする場合を考えると、受信光を、コヒーレント受信器の入力ポートであるシングルモードファイバ(SMF)に結合する必要がある。波面が歪んでいる場合には結合損が発生してしまい、信号対雑音電力比(SNR)が劣化してしまう課題がある。これを解決するために、波面の歪を波面センサで検出し、形状可変鏡(DM:Deformable mirror)による波面歪の補償が行われていた(例えば、非特許文献1参照)。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による空間光通信受信器を示す構成図である。
図示の空間光通信受信器は、望遠鏡101、ポインティングミラー(PM)102、集光光学系103、マルチコアファイバ(MCF)104、分離器105、シングルモードファイバ(SMF)106、局発光源107、コヒーレント検波器108、アナログデジタルコンバータ(ADC)109、デジタル信号処理部(DSP:digital analog processer)110を備える。望遠鏡101は、空間伝播した光信号を集光しコリメートされた光信号を出力するよう構成されている。ポインティングミラー102は、望遠鏡101から出力された光信号の角度ずれを補償するミラーであり、デジタル信号処理部110で検出された角度ずれの信号を入力とし、角度ずれを補償して出力光の角度を変えるよう構成されている。集光光学系103は、入力されたコリメート光をマルチコアファイバ104の入射端面付近に集光するための光学系である。マルチコアファイバ104は、集光光学系103で集光された光信号を伝送する二つ以上のコアを持つ光ファイバであり、後述する図5に示すように各コアがクラッド内に略均一に配置され、かつ、その入射端面が集光光学系103の焦点近傍に位置するよう配置されている。
適応等化器201〜角度ずれ検出部205が専用のハードウェアである場合、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。適応等化器201〜角度ずれ検出部205をそれぞれ固有の処理回路で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路で実現してもよい。
図示の回路は、CPU301、メモリ302、入出力インタフェース(I/F)303、バス304からなる。ここで、CPU301は、適応等化器201〜角度ずれ検出部205の機能に対応したプログラムを実行することにより、これら適応等化器201〜角度ずれ検出部205を実現するためのプロセッサである。メモリ302は、適応等化器201〜角度ずれ検出部205の機能に対応したプログラムを格納するメモリであり、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。入出力インタフェース303は、外部との信号のやり取りを行うためのインタフェースである。バス304は、CPU301〜入出力インタフェース303を相互に接続するための通信路である。
このように、デジタル信号処理部110を構成する各機能部は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって実現することができる。
図4は、実施の形態1の空間光通信受信器の動作を示すフローチャートである。
空間を伝播した光信号が望遠鏡101に入力されると、望遠鏡101は光信号を集光しコリメートする(ステップST101)。次にポインティングミラー102は、光信号の角度ずれを補償する(ステップST102)。ポインティングミラー102からの光信号は集光光学系103によって集光され(ステップST103)、これがマルチコアファイバ104に入力され、マルチコアファイバ104内を伝播する(ステップST104)。その後、分離器105によってコア毎に分離され(ステップST105)、コヒーレント検波器108で局発光源107からの局発光と干渉させ、コヒーレント検波が行われる(ステップST106)。次いでコヒーレント検波器108からのアナログ信号はアナログデジタルコンバータ109によってデジタル信号に変換される(ステップST107)。このデジタル信号に対しては、デジタル信号処理部110内で並行して二つの処理が行われる。一方の処理は、適応等化器201により各コアに対応するデジタル信号が合成され(ステップST108)、位相補償部202によって位相差が補償され(ステップST109)、復号部203によって判定及び復号が行われる(ステップST110)。他方の処理は、各コアに対応するデジタル信号からパワーモニタ204がパワーをモニタし(ステップST111)、角度ずれ検出部205によって角度誤差を検出する(ステップST112)ものである。
ここで、N個のコアをもつマルチコアファイバ104を用いた場合、各コアに対応して、直交する二つの偏波の信号が適応等化器201に入力されるため、入力は2N個の複素信号となる。適応等化器201は2N個の例えば複素係数をもつFIRフィルタにより構成され、2N個の入力は、それぞれ個別のFIRフィルタを通った後に、加算される。適応等化器201のフィルタ係数は入力信号に応じて適応的に更新される。更新には例えば定包絡線アルゴリズムを用いる。
今、適応等化器201が長さMタップの1サンプル/シンボルで動作するFIRフィルタから構成されている場合を考える。i番目のコアに対応するFIRフィルタのタップ係数をhix(m)、hiy(m)(m=1,2,…,M)とし、適応等化器201に入力されるi番目のコアに対応するkシンボル目のX偏波成分をEiX(k)、Y偏波成分をEiY(k)とし、出力をEOUT(k)とすると、式(1)の関係となる。
パワーモニタ204は各コアに対応する、信号の直交する二つの偏波の振幅値から、各コアに結合したパワーをモニタする。i番目のコアに対応する信号パワーPiは、直交するX偏波とY偏波の振幅をEix、Eiyとすると式(2)により表される。
角度ずれ検出部205は、図5に示すようにマルチコアファイバ104の入射端面に対して、x−y座標をとり、i番目のコアの中心座標を(xi,yi)とし、式(3)によってマルチコアファイバ104入射端面における光パワーの重心を計算する。
集光光学系103の焦点距離をfとすると、x方向の角度ずれθxとy方向の角度ずれθyは、式(4)により計算される。
角度ずれ検出部205は計算結果をポインティングミラー102に入力する。すなわち、図4のフローチャートにおいて、ステップST112の後、ステップST101に戻り、ステップST102において、ポインティングミラー102は入力された角度ずれを補償する。
マルチコアファイバではなく、シングルモードファイバを用いた従来の構成であった場合、大気の影響を受け、集光光学系に入射する波面が歪むと、シングルモードファイバの入射端面における光強度分布がシングルモードファイバのコア径に対して広がってしまい、結合損失を生じる。
これに対して本実施の形態のようにマルチコアファイバ104を用いた場合、光強度分布が広がった場合でも、複数のコアが入射端面に配置されているため、光信号は複数のコアに結合される。各コアに対応する信号成分と雑音成分の二乗平均平方根振幅をSRMSiおよびNRMSiとすると、一つのコアに対応する信号の信号電力と雑音電力はそれぞれ、(SRMSi)2、(NRMSi)2となる。一方、適応等化器201により合成された信号の信号電力と雑音電力は、式(5)(6)でそれぞれ表される。
従って、一つのコアに対応するSNRは式(7)になるのに対し、適応等化器201により合成された信号のSNRは式(8)となる。
また本実施の形態では、角度ずれ検出のための専用のセンサを用いることなく、角度ずれ検出部205によって角度ずれ検出が可能であり、センサへの信号光の分配による損失も生じず、ビーコン光も必要としない。そしてコヒーレント検波器108による高感度なコヒーレント検波を行うため、受信パワーが小さくても角度ずれを検出することが可能である。
マルチコアファイバ104を用いることで角度ずれの検出が可能となるのは、マルチコアファイバ104の各コアを伝送する光信号が物理的な位置関係を保って伝送されることに依る。
また、マルチコアファイバは伝送媒体として製造されているため、密集したコア配置が安定して製造されており、空間光通信受信器を安価に実現することができる。
さらに、形状可変鏡だけの補償では、空間的な位相の歪は補償されるが、強度分布の歪は補償されない。これに対し、本実施の形態では適応等化器201によりコア毎の位相と強度に応じた合成を行うことができる。
実施の形態2は、デジタル信号処理部と形状可変鏡の制御を協調させて行うようにしたものである。
図6は、実施の形態2の空間光通信受信器の構成図である。
図示の空間光通信受信器は、望遠鏡101、形状可変鏡(DM)601、集光光学系103、マルチコアファイバ(MCF)104、分離器105、シングルモードファイバ106、局発光源107、コヒーレント検波器108、アナログデジタルコンバータ(ADC)109、デジタル信号処理部(DSP)602を備える。ここで、形状可変鏡601とデジタル信号処理部602以外の構成は図1に示した実施の形態1の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
また、実施の形態2におけるデジタル信号処理部602についても、それぞれの機能部を専用のハードウェアで構成しても、ソフトウェア、ファームウェア等で構成してもよい。
図8は、実施の形態2の空間光通信受信器の動作を示すフローチャートである。
図8のフローチャートにおいて、先ず、ステップST101において、望遠鏡101が光信号を集光してコリメートするのは実施の形態1と同様である。次に、実施の形態2では、望遠鏡101から出力された光信号に対して形状可変鏡601はその波面歪を補償する(ステップST201)。その後、ステップST103〜ステップST107は実施の形態1と同様である。実施の形態2では、次のステップST108aにおいて、適応等化器201は、実施の形態1と同様にMISO等化による合成を行うと共に、自身のフィルタ係数更新を行う。その後の並行処理のうち、位相補償部202及び復号部203による一方の処理(ステップST109、ST110)は実施の形態1と同様である。他方の処理では、先ず、低周波数振幅分布算出部701によって、適応等化器201のフィルタ係数から、マルチコアファイバ104入射端面における、各コアに結合した光信号の振幅を算出することで、マルチコアファイバ104入射端面における振幅分布を算出する(ステップST202)。次に、フーリエ変換部702は、算出された振幅分布から、集光光学系入力における波面歪を算出し、これを形状可変鏡601での補償量として出力する(ステップST203)。以下、低周波数振幅分布算出部701及びフーリエ変換部702の詳細について説明する。
各コアの座標(xi,yi)における位相から、座標に対して位相をアンラッピングすることで、マルチコアファイバ104入力端における位相の分布が得られる。また振幅の絶対値の分布については、式(10)で計算されるRMSから計算するか、入力信号のRMSから計算する。
位相と振幅の絶対値を組み合わせることで、マルチコアファイバ104入射端面における振幅分布が得られる。
ここで、振幅分布は大気変動に伴い変動しており、低周波数振幅分布算出部701は、時間によって変動する振幅分布に、例えば1kHzの低域通過フィルタをかけて、低周波数成分を算出し、出力する。
形状可変鏡601では入力された波面歪を打ち消すように、鏡面形状が制御される。
さらに、実施の形態1と同様に、マルチコアファイバを用いることで、機構設計の制約が減る。
また、マルチコアファイバは伝送媒体として製造されているため、密集したコア配置が安定して製造されており、空間光通信受信器を安価に実現することができる。
そして、形状可変鏡だけの補償では、空間的な位相の歪は補償されるが、強度分布の歪は補償されない。これに対し、実施の形態2では、適応等化器201によりコア毎の位相と強度に応じた合成を行うことができる。
実施の形態3は、デジタル信号処理部と、集光光学系の入力側に位置する形状可変鏡と波面センサと波面補償制御部とを協調させて制御するようにしたものである。
図9は、実施の形態3の空間光通信受信器の構成図である。
図示の空間光通信受信器は、望遠鏡101、形状可変鏡(DM)601、分配器(BS)901、波面センサ(WFS)902、波面補償制御部903、集光光学系103、マルチコアファイバ(MCF)104、分離器105、シングルモードファイバ106、局発光源107、コヒーレント検波器108、アナログデジタルコンバータ(ADC)109、デジタル信号処理部(DSP)904を備える。ここで、分配器901、波面センサ902、波面補償制御部903及びデジタル信号処理部904以外の構成は図6に示した実施の形態2の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図12は、実施の形態3の空間光通信受信器の動作を示すフローチャートである。
図12のフローチャートにおいて、先ず、ステップST101において、望遠鏡101が光信号を集光してコリメートするのは実施の形態1、2と同様である。その後は二つの処理が並行して行われる。一方の処理は、形状可変鏡601によって光信号の波面歪を補償し、集光光学系103で集光して、マルチコアファイバ104内を伝播する処理(ステップST201、ST103、ST104)であり、これは実施の形態2と同様である。他方の処理は、分配器901によって分配された光信号から波面センサ902によって波面歪を検出し(ステップST301)、次に、波面補償制御部903によって、形状可変鏡601での補償量を算出すると共に(ステップST302)、マルチコアファイバ104での振幅分布を算出する処理(ステップST303)である。
適応等化器201aは、等化係数初期設定部1102により設定されたフィルタ係数を初期値として、入力信号に応じて適応的にフィルタ係数を更新する(ステップST306)。その後は実施の形態1及び実施の形態2と同様に、適応等化器201aにより各コアに対応するデジタル信号が合成されて、位相補償部202で位相差が補償され(ステップST109)、復号部203で判定及び復号が行われる(ステップST110)。なお、ステップST304において、等化係数初期設定部1102で、デジタル信号処理部904への入力信号が検出されなかった場合(ステップST304−No)は、適応等化器201aの初期値設定は行わず、ステップST306に移行して適応等化器201aによる合成フィルタ係数の更新を行う。
形状可変鏡だけを用いた補償では、空間的な位相の歪は補償されるが、強度分布の歪は補償されない。これに対し、実施の形態3では、実施の形態1、2と同様に、適応等化器201bによりコア毎の位相と強度に応じた合成を行うことができる。
さらに、実施の形態1と同様に、マルチコアファイバを用いることで、機構設計の制約が減る。
実施の形態4は、デジタル信号処理部における適応等化器の誤収束を判定してその適応等化器の初期値を設定するようにしたものである。
図13は、実施の形態4の空間光通信受信器におけるデジタル信号処理部1300を示す構成図である。
図示のデジタル信号処理部1300は、適応等化器201b、位相補償部202、復号部203、立ち上がり検出部1101、等化係数初期設定部1102a、誤収束判定部1301を備える。適応等化器201bは、実施の形態3における適応等化器201aと同様に、等化係数初期設定部1102aによって与えられる値を初期値として設定すると共に、誤収束判定部1301に対して誤収束判定信号を与えるよう構成されたMISO等化器である。等化係数初期設定部1102aは、実施の形態3の等化係数初期設定部1102と同様に、波面補償制御部から出力された振幅分布の信号を入力し、この信号または誤収束判定部1301から出力された誤収束信号が入力された場合に適応等化器201bの初期値を設定するよう構成されている。デジタル信号処理部1300内における位相補償部202及び復号部203の構成は実施の形態1〜実施の形態3の位相補償部202及び復号部203と同様である。また、デジタル信号処理部1300以外の空間光通信受信器の構成は図9に示した実施の形態3の構成と同様であるため、図示及び各構成要素の説明は省略する。なお、以下の空間光通信受信器の説明では図9の構成を用いて行う。
図14は、実施の形態4の空間光通信受信器の動作を示すフローチャートである。
図14のフローチャートにおいて、ステップST101からステップST106までの処理は、図12に示す実施の形態3のステップST101からステップST106までの処理と同様である。次に実施の形態4では、ステップST106でコヒーレント検波器108がコヒーレント検波を行った後、等化係数初期設定部1102aは、デジタル信号処理部1300への信号入力があったか、すなわち、立ち上がり検出部1101において信号の立ち上がりを検出した場合、または、誤収束判定部1301から誤収束の判定信号が出力された場合(ステップST401−Yes)に、適応等化器201bの初期値設定を行う(ステップST305)。なお、デジタル信号処理部1300への信号入力があった場合の等化係数初期設定部1102aの初期値設定の動作は実施の形態3と同様である。
等化係数初期設定部1102aは、誤収束判定部1301で誤収束と判定された場合、デジタル信号処理部1300への信号入力があった場合と同様に適応等化器201bの初期値設定を行う(ステップST305)。
実施の形態5は、マルチコアファイバを、光増幅を行うマルチコアファイバアンプとしたものである。
上記実施の形態1〜4におけるマルチコアファイバ104をマルチコアファイバアンプとしても良く、このマルチコアファイバアンプによって光信号を伝播する際に光増幅を行う。このような構成により、コヒーレント検波において光信号を電気信号に変換する際の雑音を抑えることができ、信号のSNRが改善し、通信品質を向上させることができる。
Claims (5)
- 空間伝播した光信号を集光しコリメートされた光信号を出力する望遠鏡と、
前記望遠鏡から出力された光信号の角度ずれを補償するポインティングミラーと、
前記ポインティングミラーからの光信号を集光する集光光学系と、
前記集光された光信号を伝送する複数のコアのマルチコアファイバと、
前記マルチコアファイバで伝送された各コアの光信号をコア毎に異なるシングルモードファイバを通して出力する分離器と、
前記各シングルモードファイバからの光信号をコヒーレント検波するコヒーレント検波器と、
前記コヒーレント検波された信号のデジタル信号を復号するデジタル信号処理部とを備え、
前記デジタル信号処理部は、マルチ入力シングル出力等化を行う適応等化器と、前記適応等化器からの信号の位相を補償する位相補償部と、前記位相を補償した信号を復号する復号部と、前記各コアに対応するパワーのモニタ値を出力するパワーモニタと、前記モニタ値を用いて前記集光光学系へ入力される光信号の角度ずれの値を示す角度ずれ信号を出力する角度ずれ検出部とを備え、
前記ポインティングミラーは、前記角度ずれ信号に対応して補償角度を更新することを特徴とする空間光通信受信器。 - 空間伝播した光信号を集光しコリメートされた光信号を出力する望遠鏡と、
前記望遠鏡から出力された光信号の波面歪を補償する形状可変鏡と、
前記形状可変鏡からの光信号を集光する集光光学系と、
前記集光された光信号を伝送する複数のコアのマルチコアファイバと、
前記マルチコアファイバで伝送された各コアの光信号をコア毎に異なるシングルモードファイバを通した各光信号をコヒーレント検波するコヒーレント検波器と、
前記コヒーレント検波された信号のデジタル信号を復号するデジタル信号処理部とを備え、
前記デジタル信号処理部は、マルチ入力シングル出力等化を行う適応等化器と、前記適応等化器からの信号の位相を補償する位相補償部と、前記位相を補償した信号を復号する復号部と、前記適応等化器のフィルタ係数からマルチコアファイバ入射端面における振幅分布の低周波成分を算出する低周波数振幅分布算出部と、前記低周波数振幅分布算出部からの振幅分布を、前記集光光学系の入力における振幅分布に変換して波面歪を算出するフーリエ変換部とを備え、
前記形状可変鏡は、前記フーリエ変換部から出力される波面歪に対応して波面歪補償量を更新することを特徴とする空間光通信受信器。 - 空間伝播した光信号を集光しコリメートされた光信号を出力する望遠鏡と、
前記望遠鏡から出力された光信号を第1の方向と第2の方向に出力する分配器と、
前記第1の方向に出力された光信号の波面歪を検出する波面センサと、
前記第2の方向に出力された光信号の波面歪を補償する形状可変鏡と、
前記形状可変鏡からの光信号を集光する集光光学系と、
前記集光された光信号を伝送する複数のコアのマルチコアファイバと、
前記マルチコアファイバで伝送された各コアの光信号をコア毎に異なるシングルモードファイバを通した各光信号をコヒーレント検波するコヒーレント検波器と、
前記コヒーレント検波された信号のデジタル信号を復号するデジタル信号処理部と、
前記波面センサで検出された波面歪に基づき前記形状可変鏡と前記デジタル信号処理部とを制御する波面補償制御部とを備え、
前記波面補償制御部は、
前記波面センサで検出した波面歪を打ち消すように前記形状可変鏡を制御する形状可変鏡制御部と、前記形状可変鏡からの出力に残留する波面歪を算出し、当該波面歪をフーリエ変換し、前記マルチコアファイバの入射端面における振幅分布に変換して出力するフーリエ変換部とを備え、
前記デジタル信号処理部は、マルチ入力シングル出力等化を行う適応等化器と、前記適応等化器からの信号の位相を補償する位相補償部と、前記位相を補償した信号を復号する復号部と、前記フーリエ変換部から出力された前記振幅分布に基づき、前記適応等化器の等化係数の初期値を設定する等化係数初期設定部とを備えたことを特徴とする空間光通信受信器。 - 前記デジタル信号処理部は、前記波面補償制御部からの残留波面歪量と、前記適応等化器のフィルタ係数とを比較し、当該適応等化器の誤収束を検出した場合に前記等化係数初期設定部に誤収束信号を出力する誤収束判定部を備え、前記等化係数初期設定部は、前記誤収束判定部から誤収束信号が出力された場合に前記適応等化器の初期値を設定することを特徴とする請求項3記載の空間光通信受信器。
- 前記マルチコアファイバに代えてマルチコアファイバアンプとしたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の空間光通信受信器。
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