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JP6702782B2 - 二世帯住宅の共用空間管理システム - Google Patents
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JP6702782B2 - 二世帯住宅の共用空間管理システム - Google Patents

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本発明は、二世帯住宅の共用空間管理システムに関する。
従来より、子世帯と親世帯とが同居する二世帯住宅が知られている。二世帯住宅では、子世帯の居住する居住部と親世帯の居住する居住部とが互いに区画されることで、各世帯のプライバシが相互に確保されている。
二世帯住宅には、子世帯及び親世帯で共用される共用空間が設けられている場合がある(例えば特許文献1参照)。この場合、共用空間は子世帯及び親世帯の各居住部に隣接させて設けられ、それら各居住部からそれぞれ出入り可能とされる。かかる構成では、各世帯のプライバシを確保しながら、各世帯の交流を図り易くすることができる。
特開平10−292647号公報
ところで、共用空間を有する上述の二世帯住宅では、共用空間が各世帯で共用される場合というのが実際上限られると考えられる。そこで、共用空間の有効利用を図るべく、共用空間をいずれか一方の世帯がプライベート目的で利用することが考えられる。しかしながら、その場合、共用空間の利用中に他方の世帯が意図せず共用空間に入ってくる場合が想定され、その場合プライバシが損なわれるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の世帯で共用される共用空間を備える二世帯住宅において、その共用空間を各世帯がプライベート目的で利用するに際しプライバシの確保を図ることができる二世帯住宅の共用空間管理システムを提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の二世帯住宅の共用空間管理システムは、1世帯が居住する第1居住部と、第2世帯が居住する第2居住部と、前記第1居住部と前記第2居住部とにそれぞれ隣接し、前記第1世帯と前記第2世帯とで共用される共用空間とを備え、前記共用空間には、前記第1居住部から第1出入口を介して出入り可能とされているとともに、前記第2居住部から第2出入口を介して出入り可能とされている二世帯住宅に適用され、前記第1出入口を開閉する第1扉部の施解錠を行う第1施解錠部と、前記第2出入口を開閉する第2扉部の施解錠を行う第2施解錠部と、前記第1居住部に設けられた第1操作部と、前記第2居住部に設けられた第2操作部と、前記第1操作部の操作に基づいて、前記第2施解錠部を施錠制御する第1施錠制御手段と、前記第2操作部の操作に基づいて、前記第1施解錠部を施錠制御する第2施錠制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1居住部に第1世帯により操作される第1操作部が設けられ、その第1操作部の操作に基づいて第2施解錠部が施錠状態とされる。この場合、第1世帯が共用空間をプライベート目的で利用する際には、第2施解錠部を施錠状態とすることで第2世帯が第2居住部から共用空間に入るのを防止することができる。また、これと同様に、第2居住部には第2世帯により操作される第2操作部が設けられ、その第2操作部の操作に基づいて第1施解錠部が施錠状態とされる。この場合、第2世帯が共用空間をプライベート目的で利用する際には、第1施解錠部を施錠状態とすることで第1世帯が第1居住部から共用空間に入るのを防止することができる。よって、この場合、各世帯がプライベート目的で共用空間を利用するに際しプライバシの確保を図ることができる。
第2の発明の二世帯住宅の共用空間管理システムは、第1の発明において、前記第1操作部の操作に基づいて、前記第1世帯が前記共用空間を利用する利用日時を予約設定する手段と、前記第2操作部の操作に基づいて、前記第2世帯が前記共用空間を利用する利用日時を予約設定する手段とを備え、前記第1施錠制御手段は、前記予約設定された前記第1世帯及び前記第2世帯の利用日時に基づいて、前記第2施解錠部を施錠状態とし、前記第2施錠制御手段は、前記予約設定された前記第1世帯及び前記第2世帯の利用日時に基づいて、前記第1施解錠部を施錠状態とすることを特徴とする。
本発明によれば、第1世帯による第1操作部の操作に基づいて第1世帯の共用空間の利用日時が予約設定され、第2世帯による第2操作部の操作に基づいて第2世帯の共用空間の利用日時が予約設定される。そして、予約設定された第1世帯及び第2世帯の利用日時に基づいて、第2施解錠部が施錠状態とされる。この場合、各世帯のうち第1世帯のみが共用空間を利用する日時に第2施解錠部を施錠状態とすることで、第1世帯が共用空間をプライベート目的で利用する際、第2世帯が第2居住部から共用空間に入るのを防止することができる。また、これと同様に、予約設定された第1世帯及び第2世帯の利用日時に基づいて、第1施解錠部が施錠状態とされる。この場合、各世帯のうち第2世帯のみが共用空間を利用する日時に第1施解錠部を施錠状態とすることで、第2世帯が共用空間をプライベート目的で利用する際、第1世帯が第1居住部から共用空間に入るのを防止することができる。よって、上記の構成によれば、各世帯が共用空間の利用日時を予約するだけで、上記第1の発明の効果を得ることができる。
第3の発明の二世帯住宅の共用空間管理システムは、第2の発明において、前記共用空間について前記第1世帯及び前記第2世帯の利用予約状況を表示する表示部を有することを特徴とする。
本発明によれば、共用空間について第1世帯及び第2世帯の利用予約状況が表示部に表示されるため、各世帯が共用空間の利用日時を予約する際は予約状況を見ながら利用日時の予約を行うことができる。
第4の発明の二世帯住宅の共用空間管理システムは、第1の発明において、前記第1操作部の操作に基づいて、前記第2施解錠部を施錠状態とする施錠日時を予約設定する手段と、前記第2操作部の操作に基づいて、前記第1施解錠部を施錠状態とする施錠日時を予約設定する手段とを備え、前記第1施錠制御手段は、前記予約設定された前記第2施解錠部の施錠日時に基づき、当該第2施解錠部を施錠状態とし、前記第2施錠制御手段は、前記予約設定された前記第1施解錠部の施錠日時に基づき、当該第1施解錠部を施錠状態とすることを特徴とする。
本発明によれば、第1世帯による第1操作部の操作に基づいて第2施解錠部を施錠状態とする日時が予約設定され、その設定された日時に基づき第2施解錠部が施錠状態とされる。また、第2世帯による第2操作部の操作に基づいて第1施解錠部を施錠状態とする日時が予約設定され、その設定された日時に基づき第1施解錠部が施錠状態とされる。これにより、各世帯はそれぞれ、共用空間をプライベート目的で利用する日時に合わせて施錠日時を予約設定しておくことで、プライベート利用の日時において他世帯の施解錠部を施錠状態とすることができる。
第5の発明の二世帯住宅の共用空間管理システムは、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記第1施解錠部は、前記第1居住部から施解錠操作することが可能であり、前記第2施解錠部は、前記第2居住部から施解錠操作することが可能であり、前記第1施錠制御手段により前記第2施解錠部が施錠状態とされている場合に、前記第2居住部からの操作による前記第2施解錠部の解錠を禁止する第1解錠禁止手段と、前記第2施錠制御手段により前記第1施解錠部が施錠状態とされている場合に、前記第1居住部からの操作による前記第1施解錠部の解錠を禁止する第2解錠禁止手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1施解錠部が第1居住部から施解錠操作可能となっており、第2施解錠部が第2居住部から施解錠操作可能となっている。そして、かかる構成にあって、第1世帯による第1操作部の操作に基づき第2施解錠部が施錠状態とされている場合には、第2居住部からの操作による第2施解錠部の解錠が禁止されるようになっている。この場合、第1世帯がプライベート目的で共用空間を利用する際に、第2世帯が第2施解錠部を解錠操作して共用空間に入るのを防止することができる。また、これと同様に、第2世帯による第2操作部の操作に基づき第1施解錠部が施錠状態とされている場合には、第1居住部からの操作による第1施解錠部の解錠が禁止されるようになっている。この場合、第2世帯がプライベート目的で共用空間を利用する際に、第1世帯が第1施解錠部を解錠操作して共用空間に入るのを防止することができる。よって、以上より、第1施解錠部が第1居住部から施解錠操作可能でかつ第2施解錠部が第2居住部から施解錠操作可能とされた構成にあっても、共用空間をプライベート目的で利用するに際しプライバシの確保を図ることができる。
第6の発明の二世帯住宅の共用空間管理システムは、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記第1居住部には、当該第1居住部に設置された設備機器を監視する第1モニタが設けられ、前記第2居住部には、当該第2居住部に設置された設備機器を監視する第2モニタが設けられ、前記第1操作部は前記第1モニタにより構成され、前記第2操作部は前記第2モニタにより構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1居住部及び第2居住部にそれぞれ設備機器を監視するためのモニタが設けられ、第1居住部ではそのモニタ(第1モニタ)により第1操作部が構成され、第2居住部ではそのモニタ(第2モニタ)により第2操作部が構成されている。この場合、第1操作部及び第2操作部を別途設ける場合と比べて、構成の簡素化を図ることができる。
二世帯住宅を示す斜視図。 二階部分の間取りを示す平面図。 共用リビング管理システムの電気的構成を示す図。 施錠制御処理の流れを示すフローチャート。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、子世帯と親世帯とが居住する二世帯住宅について具体化している。なお、図1は、その二世帯住宅を示す斜視図であり、その左側が住宅正面側、右側が住宅奥側となっている。以下では、この住宅正面側から住宅奥側へ延びる方向を住宅奥行き方向(住宅前後方向)とし、それと直交する方向を住宅幅方向として説明する。
図1に示すように、二世帯住宅10は、一階部分11と二階部分12と三階部分13とを有する三階建てとなっている。二世帯住宅10は、子世帯が居住する第1建物部15と、親世帯が居住する第2建物部16とを備えている。第1建物部15は、一階部分11、二階部分12及び三階部分13を有する三階建てとなっている。これに対し、第2建物部16は、一階部分11と二階部分12とを有する二階建てとなっている。また、第1建物部15及び第2建物部16は、屋根がいずれも陸屋根(フラットルーフ)となっている。
なお、子世帯が第1世帯に相当し、親世帯が第2世帯に相当する。また、第1建物部15が第1居住部に相当し、第2建物部16が第2居住部に相当する。
第1建物部15の一階部分11には、子世帯用の玄関口21が設けられている。この玄関口21を通じて第1建物部15への出入りが可能となっている。また、図1での図示では隠れているが、第2建物部16の一階部分11には、親世帯用の玄関口が形成されている。この玄関口を通じて第2建物部16への出入りが可能となっている。
第1建物部15と第2建物部16とは、互いに離間しかつ対向した状態で配置されている。二世帯住宅10の二階部分12において、第1建物部15と第2建物部16との間には中間建物部17が設けられている。中間建物部17は、第1建物部15と第2建物部16とを互いに連結した状態で設けられている。この場合、二世帯住宅10の内部において、第1建物部15と第2建物部16とが中間建物部17の内部を通じてつながっている。
中間建物部17において住宅正面側には、子世帯及び親世帯に共用される共用バルコニー18が設けられている。共用バルコニー18には、第1建物部15及び第2建物部16からそれぞれ出入りが可能となっている。また、共用バルコニー18の上方には、バルコニー屋根部19が設けられている。
第1建物部15と第2建物部16との間において中間建物部17の下方には車両を駐車可能なインナガレージ25が設けられている。インナガレージ25は、各建物部15,16の間において住宅奥側に配置され、1台分の車両Cを駐車可能な駐車スペースを有している。
第1建物部15と第2建物部16との間においてインナガレージ25の住宅正面側には共用エントランス空間26が設けられている。共用エントランス空間26は、住宅正面側にて開口されており、インナガレージ25よりも幅広に形成されている。共用エントランス空間26には、各建物部15,16の玄関口21がそれぞれ面して配置されている。
続いて、二世帯住宅10の二階部分12の間取りについて図2を参照しながら説明する。図2は、二階部分12の間取りを示す平面図である。
図2に示すように、二階部分12において、第1建物部15には、子世帯の居住空間として、ホール31、リビング32、ダイニング33、キッチン34等が設けられている。ホール31は、一階部分11へ延びる階段37に通じているとともに、三階部分13へ延びる階段38に通じている。リビング32、ダイニング33及びキッチン34は、互いに連続した連続空間となっており、その連続空間がLDK空間35となっている。LDK空間35はホール31に通じている。
一方、二階部分12において、第2建物部16には、親世帯の居住空間として、ホール41、寝室42、収納室43、浴室44、サニタリ45等が設けられている。ホール41は、一階部分11へ延びる階段47に通じており、さらに、寝室42及びサニタリ45に通じている。
二階部分12において、中間建物部17には、上述した共用バルコニー18の他に、共用リビング60が設けられている。共用リビング60は、子世帯と親世帯とが共用する共用空間に相当する。これにより、本二世帯住宅10では、子世帯と親世帯とが共用リビング60にて互いに交流を図ることが可能となっている。また、共用リビング60には、第1建物部15及び第2建物部16からそれぞれ出入りが可能となっている。
共用リビング60には、その床部として、互いに床高さが異なる上床部65及び下床部66が設けられている。上床部65は、その床面高さが二階部分12の床面高さと同じとされているのに対し、下床部66は、その床面高さが上床部65の床面高さよりも低くされている。すなわち、下床部66は、いわゆるスキップ床部となっている。上床部65と下床部66とは、住宅奥行き方向に並んで配置され、上床部65が住宅正面側(共用バルコニー18側)、下床部66が住宅奥側(共用バルコニー18とは反対側)に位置している。
中間建物部17では、共用バルコニー18と共用リビング60とが住宅奥行き方向に並んで配置されている。共用バルコニー18と共用リビング60との間には、それら両空間18,60を仕切る仕切壁61が設けられ、その仕切壁61には共用リビング60への採光を可能とするガラス窓62が設けられている。
共用リビング60は、第1建物部15のホール31と隣接している。共用リビング60とホール31との間には出入口71が設けられ、この出入口71を通じてホール31と共用リビング60との間の出入りが可能となっている。出入口71には、引き戸からなるドア72が設けられている。なお、出入口71が第1出入口に相当し、ドア72が第1扉部に相当する。
ドア72には、当該ドア72の施解錠を行う第1施解錠装置73が設けられている。第1施解錠装置73には、ホール31(ひいては第1建物部15)側につまみ部材(図示略)が設けられ、子世帯はこのつまみ部材をホール31から操作することで第1施解錠装置73を施解錠することが可能となっている。また、第1施解錠装置73は、つまみ部材の操作により施解錠を行うだけでなく、外部からの指令に基づき電気的な施解錠を行うことも可能となっている。さらに、第1施解錠装置73は、外部からの指令に基づき、つまみ部材の操作による解錠を禁止する解錠禁止処理を行うことも可能となっている。なお、第1施解錠装置73が第1施解錠部に相当する。
共用リビング60は、第2建物部16における階段47上方の階段上空間68と隣接している。階段上空間68と共用リビング60との間には出入口77が設けられ、この出入口77を通じて階段上空間68と共用リビング60との間の出入りが可能となっている。より詳しくは、階段47は、その途中に踊り場47aを有する廻り階段からなり、その踊り場47aは共用リビング60の下床部66と同じ高さ位置で下床部66と隣接配置されている。そして、それら踊り場47a及び下床部66の隣接部に上記の出入口77が配置されている。また、出入口77には、引き戸からなるドア78が設けられている。なお、出入口77が第2出入口に相当し、ドア78が第2扉部に相当する。
ドア78には、当該ドア78の施解錠を行う第2施解錠装置79が設けられている。第2施解錠装置79には、階段上空間68(ひいては第2建物部16)側につまみ部材(図示略)が設けられ、親世帯はこのつまみ部材を階段上空間68から操作することで第2施解錠装置79を施解錠することが可能となっている。また、第2施解錠装置79は、つまみ部材の操作により施解錠を行うだけでなく、外部からの指令に基づき電気的な施解錠を行うことも可能となっている。さらに、第2施解錠装置79は、外部からの指令に基づき、つまみ部材の操作による解錠を禁止する解錠禁止処理を行うことも可能となっている。なお、第2施解錠装置79が第2施解錠部に相当する。
ところで、上述した共用リビング60は子世帯と親世帯とが共用するだけでなく、それら各世帯の一方がプライベートな目的で利用することも考えられる。そこで、本二世帯住宅10には、各世帯の共用リビング60の利用に関して各種管理を行う共用リビング管理システムが設けられている。以下においては、その共用リビング管理システムについて図2に加え図3を用いながら説明する。図3は、共用リビング管理システムの電気的構成を示す図である。
本二世帯住宅10には、第1建物部15と第2建物部16とにそれぞれホームエネルギ管理システム(いわゆるHEMS)が導入されている。すなわち、本二世帯住宅10では、第1建物部15に、ソーラパネルや蓄電池等の設備機器(図示略)が設置されているとともに、それら設備機器の使用状況を監視するモニタ74が設けられている。また、第2建物部16にも、これと同様に、ソーラパネルや蓄電池等の設備機器(図示略)が設置されているとともに、それら設備機器の使用状況を監視するモニタ75が設けられている。モニタ74は、例えば第1建物部15においてLDK空間35の壁面に設けられ、モニタ75は、例えば第2建物部16においてホール41の壁面に設けられている(図2参照)。なお、モニタ74が第1モニタに相当し、モニタ75が第2モニタに相当する。
図3に示すように、本共用リビング管理システムは、上記各モニタ74,75を含んで構成されている。これらのモニタ74,75はいずれも同様の構成からなり、操作部74a,75aと表示部74b,75bとをそれぞれ有している。モニタ74,75は例えばタッチパネル式の表示画面部を有しており、その表示画面部により操作部74a,75aと表示部74b,75bとがそれぞれ構成されている。
共用リビング管理システムは、当該システムを統括制御するコントローラ80を備える。コントローラ80は、CPU等を有する周知のマイクロコンピュータを主体に構成されている。コントローラ80は、例えば共用リビング60の壁面に設けられている。なお、コントローラ80は各モニタ74,75のいずれかに内蔵されていてもよい。また、コントローラ80は記憶部80aを有しており、その記憶部80aには、子世帯及び親世帯の共用リビング60の利用に関する各種情報が記憶されるようになっている。
コントローラ80には、各モニタ74,75がそれぞれ接続されている。本共用リビング管理システムでは、子世帯がモニタ74を用いて共用リビング60を利用する利用日時を予約設定することが可能となっており、また親世帯がモニタ75を用いて共用リビング60を利用する利用日時を予約設定することが可能となっている。この場合、子世帯により共用リビング60の利用日時がモニタ74の操作部74aを用いて入力操作されると、その入力された利用日時がモニタ74からコントローラ80に送信される。そして、コントローラ80は、その送信された子世帯の利用日時を記憶部80aに記憶する。これと同様に、親世帯により共用リビング60の利用日時がモニタ75の操作部75aを用いて入力操作されると、その入力された利用日時がモニタ75からコントローラ80に送信される。そして、コントローラ80は、その送信された親世帯の利用日時を記憶部80aに記憶する。これにより、記憶部80aには、子世帯及び親世帯がいずれの日時に共用リビング60を利用するかに関する利用日時情報が記憶される。
各モニタ74,75では、その表示部74b,75bに共用リビング60の利用日時情報を表示することが可能となっている。各モニタ74,75の操作部74a,75aにはそれぞれ共用リビング60の利用日時を確認するための確認キーが設けられている。この確認キーが操作されると、その操作がされたモニタ74,75からコントローラ80に共用リビング60の利用日時情報の送信を要求するリクエスト信号が送信される。コントローラ80は、このリクエスト信号を受信すると、その応答として記憶部80aに記憶されている共用リビング60の利用日時情報をリクエスト信号が送信されたモニタ74,75に送信する。そして、モニタ74,75は、その送信された上記利用日時情報を表示部74b,75bに表示する。これにより、子世帯及び親世帯は共用リビング60の利用予約状況を確認することが可能となっている。
コントローラ80には、共用リビング60における各ドア72,78の施解錠装置73,79が接続されている。コントローラ80は、記憶部80aに記憶された共用リビング60の利用日時情報に基づいて、各施解錠装置73,79を施錠制御する。以下、コントローラ80により実行される施錠制御処理の内容について説明する。図4は、その施錠制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、本処理は、所定の周期で繰り返し実行される。
図4に示すように、まずステップS11では、記憶部80aに記憶された共用リビング60の利用日時情報に基づいて、今現在の日時が、子世帯及び親世帯の少なくともいずれかにより共用リビング60の利用予約がされている利用予約日時であるか否かを判定する。今現在の日時が利用予約日時である場合にはステップS12に進む。
ステップS12では、共用リビング60の利用日時情報に基づいて、今現在の利用予約日時における共用リビング60の利用者が子世帯及び親世帯の両方であるか又は一方であるかを判定する。共用リビング60の利用者が子世帯及び親世帯のいずれか一方である場合にはステップS13に進む。
ステップS13では、共用リビング60の利用日時情報に基づいて、共用リビング60の利用者が子世帯であるのか親世帯であるのかを判定する。共用リビング60の利用者が子世帯である場合、すなわち子世帯のみである場合にはステップS14に進む。この場合、子世帯により共用リビング60がプライベート目的で利用される。
ステップS14では、第2施解錠装置79の施錠処理を実施する。この処理では、第2施解錠装置79に施錠信号を出力することで、第2施解錠装置79を施錠状態とする。続くステップS15では、第2施解錠装置79の解錠禁止処理を実施する。この処理では、第2施解錠装置79に解錠禁止信号を出力することで、第2施解錠装置79をつまみ部材の操作による解錠を禁止する解錠禁止状態とする。これにより、子世帯が共用リビング60をプライベート目的で利用する際に、親世帯がつまみ部材により第2施解錠装置79を解錠操作して第2建物部16から共用リビング60に入るのを防止することができる。その後、本処理を終了する。
上記ステップS13において、共用リビング60の利用者が親世帯である場合、すなわち親世帯のみである場合にはステップS16に進む。この場合、親世帯により共用リビング60がプライベート目的で利用される。
ステップS16では、第1施解錠装置73の施錠処理を実施する。この処理では、第1施解錠装置73に施錠信号を出力することで、第1施解錠装置73を施錠状態とする。続くステップS17では、第1施解錠装置73の解錠禁止処理を実施する。この処理では、第1施解錠装置73に解錠禁止信号を出力することで、第1施解錠装置73をつまみ部材の操作による解錠を禁止する解錠禁止状態とする。これにより、親世帯が共用リビング60をプライベート目的で利用する際に、子世帯がつまみ部材により第1施解錠装置73を解錠操作して第1建物部15から共用リビング60に入るのを防止することができる。その後、本処理を終了する。
上述したステップS11において今現在の日時が共用リビング60の利用予約日時でない場合、又は、上述したステップS12において共用リビング60の利用者が子世帯及び親世帯の両世帯である場合にはステップS18に進み、第1施解錠装置73及び第2施解錠装置79の解錠禁止処理を解除する。これにより、子世帯はつまみ部材の操作により第1施解錠装置73を施解錠することが可能となり、親世帯はつまみ部材の操作により第2施解錠装置79を施解錠することが可能となる。その後、本処理を終了する。
なお、上述したステップS11において今現在の日時が共用リビング60の利用予約日時でない場合、又は、上述したステップS12において共用リビング60の利用者が子世帯及び親世帯の両世帯である場合に、上記ステップS18の処理に加えて、第1施解錠装置73及び第2施解錠装置79を解錠状態とする解錠処理を実施するようにしてもよい。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
第1建物部15に子世帯により操作されるモニタ74を設け、そのモニタ74の操作に基づいて子世帯が共用リビング60を利用する利用日時を予約設定するようにした。また、第2建物部16に親世帯により操作されるモニタ75を設け、そのモニタ75の操作に基づいて親世帯が共用リビング60を利用する利用日時を予約設定するようにした。そして、それら予約設定された子世帯及び親世帯の共用リビング60の利用日時(すなわち共用リビング60の利用日時情報)に基づいて、第1施解錠装置73を施錠状態とするようにした。具体的には、各世帯のうち子世帯のみが共用リビング60を利用する日時に第2施解錠装置79を施錠状態とするようにした。この場合、子世帯が共用リビング60をプライベート目的で利用する際、親世帯が第2建物部16から共用リビング60に入るのを防止することができる。
また、これと同様に、上記予約設定された子世帯及び親世帯の共用リビング60の利用日時(すなわち共用リビング60の利用日時情報)に基づいて、第2施解錠装置79を施錠状態とするようにした。具体的には、各世帯のうち親世帯のみが共用リビング60を利用する日時に第1施解錠装置73を施錠状態とするようにした。この場合、親世帯が共用リビング60をプライベート目的で利用する際、子世帯が第1建物部15から共用リビング60に入るのを防止することができる。よって、この場合、各世帯がプライベート目的で共用リビング60を利用するに際しプライバシの確保を図ることができる。
また、このように各世帯がプライバシを確保しながら共用リビング60をプライベート利用できる構成では、共用リビング60を例えば親世帯が老後に自らの趣味を行うスペースとして利用したり、子世帯が在宅勤務を行うスペースとして利用したりする等、各世帯の種々のニーズに対応することが可能となる。
共用リビング60の各世帯の利用予約状況をモニタ74,75の表示部74b,75bに表示可能としたため、各世帯が共用リビング60の利用日時を予約する際は予約状況を見ながら利用日時の予約を行うことができる。
第1建物部15に設けられた設備機器監視用のモニタ74により第2施解錠装置79の施錠操作を行う操作部(第1操作部)を構成し、第2建物部16に設けられた設備機器監視用のモニタ75により第1施解錠装置73の施錠操作を行う操作部(第2操作部)を構成した。この場合、第1操作部及び第2操作部を別途設ける場合と比べて、構成の簡素化を図ることができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、各世帯によるモニタ74,75の操作に基づいて、各世帯が共用リビング60を利用する利用日時を予約設定し、その予約設定した各世帯の利用日時(共用リビング60の利用日時情報)に基づいて各施解錠装置73,79を施錠状態とする制御を行ったが、これを変更してもよい。
例えば、コントローラ80が、子世帯によるモニタ74の操作に基づいて、第2施解錠装置79を施錠状態とする施錠日時を予約設定し、その設定した施錠日時に基づいて第2施解錠装置79を施錠状態とする。また、これと同様に、コントローラ80が、親世帯によるモニタ75の操作に基づいて、第1施解錠装置73を施錠状態とする施錠日時を予約設定し、その設定した施錠日時に基づいて第1施解錠装置73を施錠状態とすることが考えられる。この場合にも、各世帯はそれぞれ、共用リビング60をプライベート目的で利用する日時に合わせて施錠日時を予約設定しておくことで、プライベート利用の日時において他世帯の施解錠装置73(79)を施錠状態とすることができる。そのため、各世帯がプライベート目的で共用リビング60を利用するに際しプライバシの確保を図ることができる。
また、各施解錠装置73,79の施錠制御は必ずしも予約設定した日時情報(共用リビング60の利用日時情報や施錠日時情報)に基づいて行う必要はない。例えば、モニタ74(モニタ75)に施錠キーを設け、その施錠キーを操作すると第2施解錠装置79(第1施解錠装置73)が施錠されるようにしてもよい。その場合にも、一方の世帯が共用リビング60をプライベート目的で利用する際に施錠キーを操作すれば他世帯側の施解錠装置73,79を施錠することができるため、他世帯が共用リビング60に入るのを防止することができる。
(2)上記実施形態では、HEMSのモニタ74により第1操作部を構成し、同じくHEMSのモニタ75により第2操作部を構成したが、これを変更してもよい。例えば、第1操作部及び第2操作部をそれぞれ施解錠装置73,79を施錠操作する専用の操作部として設けてもよい。
(3)共用リビング60に、当該リビング60を撮影可能なカメラ等の撮影装置を設置してもよい。この場合、記憶部80aに記憶された共用リビング60の利用日時情報に基づいて、コントローラ80が、共用リビング60の利用前と利用後とにおいてそれぞれ撮影装置により共用リビング60を撮影するようにし、そして撮影装置により撮影された利用前の撮影画像と利用後の撮影画像とに基づいて、利用前後で共用リビング60の状況に変わりがないか否かを判定するようにすることが考えられる。そして、判定の結果、利用前後で共用リビング60の状況に変わりがある場合には、コントローラ80が、その旨を共用リビング60の利用者に報知するようにする。例えば共用リビング60の利用後にゴミ等の異物が発生している場合には、その旨を報知するようにする。そうすれば、共用リビング60を常にきれいな状態に保つことが可能となる。また、共用リビング60の利用後に共用リビング60から備品がなくなっている場合に、その旨を報知するようにしてもよい。
(4)共用リビング60に、第1施解錠装置73及び第2施解錠装置79のいずれをも施錠状態とする施錠操作部(室内モニタ)を設けてもよい。この場合、各施解錠装置73,79のいずれをも施錠状態とすることで、共用リビング60へ他世帯からだけでなく自世帯からの立ち入りも防止できるため、共用リビング60で集中して作業する際等には都合がよい。
また、各ドア72,78をそれぞれ自動ドアとするとともに、それら各ドア72,78のいずれをも閉状態とするドア操作部を設けてもよい。この場合にも、共用リビング60へ他世帯からだけでなく自世帯からの立ち入りも防止できる。
(5)共用リビング60に、火災の発生を検知する火災検知センサを設けてもよい。火災検知センサとしては、共用リビング60が所定温度以上になったことで火災発生を検知する熱センサや、共用リビング60に煙が発生したことで火災発生を検知する煙センサが挙げられる。この場合、火災検知センサにより共用リビング60に火災が発生したことが検知された場合に、コントローラ80が、火災の発生を共用リビング60の外部に設けられた通報装置により通報するとともに、第1施解錠装置73及び第2施解錠装置79をそれぞれ解錠するよう制御することが考えられる。そうすれば、共用リビング60の利用時に万が一火災が発生しても、外部の者が共用リビング60に入って利用者を救出する等の対応をとることが可能となる。なお、通報装置は、二世帯住宅10において例えば共用バルコニー18や外壁等に設置することが考えられる。
また、共用リビング60に、当該リビング60を利用する利用者の生体情報を検知する生体センサを設けてもよい。生体センサとしては、利用者の心拍数を検知するセンサや、利用者の動作を検知するセンサ等が考えられる。この場合、コントローラ80が、生体センサの検知結果に基づいて利用者の体調に異常があったか否かを判定し、判定の結果、異常があった場合には各施解錠装置73,79を解錠するよう制御することが考えられる。そうすれば、共用リビング60の利用者が急病により倒れる等した場合でも、外部の者が共用リビング60に入って利用者を救出する等の対応をとることが可能となる。
10…二世帯住宅、15…第1居住部としての第1建物部、16…第2居住部としての第2建物部、60…共用空間としての共用リビング、71…第1出入口としての出入口、72…第1扉部としてのドア、73…第1施解錠部としての第1施解錠装置、74…第1モニタとしてのモニタ、75…第2モニタとしてのモニタ、77…第2出入口としての出入口、78…第2扉部としてのドア、79…第2施解錠部としての第2施解錠装置、80…コントローラ。

Claims (4)

  1. 第1世帯が居住する第1居住部と、
    第2世帯が居住する第2居住部と、
    前記第1居住部と前記第2居住部とにそれぞれ隣接し、前記第1世帯と前記第2世帯とで共用される共用空間とを備え、
    前記共用空間には、前記第1居住部から第1出入口を介して出入り可能とされているとともに、前記第2居住部から第2出入口を介して出入り可能とされている二世帯住宅に適用され、
    前記第1出入口を開閉する第1扉部の施解錠を行う第1施解錠部と、
    前記第2出入口を開閉する第2扉部の施解錠を行う第2施解錠部と、
    前記第1居住部に設けられた第1操作部と、
    前記第2居住部に設けられた第2操作部と、
    前記第1操作部の操作に基づいて、前記第2施解錠部を施錠制御する第1施錠制御手段と、
    前記第2操作部の操作に基づいて、前記第1施解錠部を施錠制御する第2施錠制御手段と、を備え
    前記第1操作部の操作に基づいて、前記第1世帯が前記共用空間を利用する利用日時を予約設定する手段と、
    前記第2操作部の操作に基づいて、前記第2世帯が前記共用空間を利用する利用日時を予約設定する手段とを備え、
    前記第1施錠制御手段は、前記予約設定された前記第1世帯及び前記第2世帯の利用日時に基づいて、前記第2施解錠部を施錠状態とし、
    前記第2施錠制御手段は、前記予約設定された前記第1世帯及び前記第2世帯の利用日時に基づいて、前記第1施解錠部を施錠状態とすることを特徴とする二世帯住宅の共用空間管理システム。
  2. 前記共用空間について前記第1世帯及び前記第2世帯の利用予約状況を表示する表示部を有することを特徴とする請求項に記載の二世帯住宅の共用空間管理システム。
  3. 前記第1施解錠部は、前記第1居住部から施解錠操作することが可能であり、
    前記第2施解錠部は、前記第2居住部から施解錠操作することが可能であり、
    前記第1施錠制御手段により前記第2施解錠部が施錠状態とされている場合に、前記第2居住部からの操作による前記第2施解錠部の解錠を禁止する第1解錠禁止手段と、
    前記第2施錠制御手段により前記第1施解錠部が施錠状態とされている場合に、前記第1居住部からの操作による前記第1施解錠部の解錠を禁止する第2解錠禁止手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の二世帯住宅の共用空間管理システム。
  4. 前記第1居住部には、当該第1居住部に設置された設備機器を監視する第1モニタが設けられ、
    前記第2居住部には、当該第2居住部に設置された設備機器を監視する第2モニタが設けられ、
    前記第1操作部は前記第1モニタにより構成され、
    前記第2操作部は前記第2モニタにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の二世帯住宅の共用空間管理システム。
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