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JP6704366B2 - トレーニング指導器具およびそれを用いたトレーニング指導方法 - Google Patents
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JP6704366B2 - トレーニング指導器具およびそれを用いたトレーニング指導方法 - Google Patents

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Description

この発明は、トレーニング指導器具およびそれを用いたトレーニング指導方法に関する。
従来、特許文献1に記載の体幹トレーニング装置が知られている。この体幹トレーニング装置は、装置基台部と、支柱と、サークルフレームと、支持部材と、摺動部とを備える。
支柱は、装置基台部上に立設して設けられる。サークルフレームは、略半周の円弧状の形状を有し、支部部材によって支柱に取り付けられる。そして、サークルフレームは、支柱に沿って上下方向に昇降可能である。
摺動部は、サークルフレームの円周方向に摺動可能にサークルフレームに取り付けられる。そして、摺動部には、サークルフレームの内側方向に延びた把持部が設けられている。また、摺動部には、支軸部を介してウエイト板が設けられている。ウエイト板は、支軸部の周りに回転可能である。
体幹トレーニング装置の使用者は、サークルフレームの内側において装置基台部上に立ち、把持部を持って摺動部をサークルフレームの円周方向に摺動させる。そうすると、摺動部の摺動動作によりサークルフレームに沿った運動力が支軸部に回転力として伝わり、これに軸支されているウエイト板に慣性力が生じる。これにより、該慣性力によって使用者が予測しにくい負荷を得るための動きを得ることができる。そして、この負荷が使用者に加わることによって、各種の筋力トレーニングを行うことができ、体幹部等の筋力を所要の状態で効率良く鍛えることができる。
例えば、特許文献1は、体幹トレーニング装置を使用すれば、バッティング、テニスのラケット振り、およびゴルフのスイング等を行うことができることを開示する。
また、特許文献2に記載のトレーニング指導方法が知られている。このトレーニング指導方法は、抗重力的作用を伴う運動からみた筋緊張の強弱で区分される筋群の中から選択される少なくとも1つの筋の機能的皮膚領域に相当する位置に、面刺激部材を設け、この面刺激部材を設けた筋に筋緊張の緩和を与えて所望の筋の筋意識を低下させて運動を行わせる指導方法である。
更に、特許文献3に記載の足健康装具が知られている。この足健康装具は、足趾に外挿可能な伸縮リング状の保持部と、保持部の一部に設けられ、外挿状態において足趾の裏面側に保持される保持部よりも厚手のクッション部とを備える。そして、特許文献3は、クッション部が足の指の裏面に接するように足健康装具を足の親指等に装着することにより、歩行時に、クッション部を介して、足趾が地面側から押し上げられた後、足に対して略上向き傾斜状に屈曲される力が働き、趾先による蹴りだし力が増幅され、足趾筋力、足筋群、下肢筋力が無理なく鍛えられ、若しくは刺激を受け、その結果、足のアーチ形成が促進され、若しくはアーチ形成の劣化が予防され、開張足や偏平足の改善に繋がることを開示する。
特開2013−031642号公報 特開2003−293206号公報 特開2015−178041号公報
しかし、特許文献1に開示された体幹トレーニング装置を用いて鍛えることができる筋力は、バッティング、テニスのラケット振り、およびゴルフのスイング等に使用する筋力であり、人体に備わっている筋肉のうちの特定の筋肉である。また、特許文献2に記載されたトレーニング指導方法を用いて鍛えることができる筋肉は、人体に備わっている筋肉のうちの特定の筋肉である。更に、特許文献3に記載された足健康装具を用いても、開張足や偏平足を改善できるだけである。従って、従来の方法では、本来、人間が持っている身体能力を向上させることが困難である。
そこで、この発明の実施の形態によれば、人間の身体能力を向上可能なトレーニング指導器具を提供する。
また、この発明の実施の形態によれば、人間の身体能力を向上可能なトレーニング指導器具を用いたトレーニング指導方法を提供する。
(構成1)
この発明の実施の形態によれば、トレーニング指導器具は、押さえ部と、踵載部と、制御部とを備える。押さえ部は、トレーニング対象者の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえる。踵載部は、トレーニング対象者の足の踵を載せるためのものである。制御部は、トレーニング対象者の第2関節および第3関節を押さえ部によって押さえた状態において、踵載部が下地から上方向へ離れた位置にあるときに踵載部に印加された下地から上方向への第1の力よりも強い下地方向への第2の力がトレーニング対象者によって踵載部に印加されたことに応じて踵載部を下地方向へ移動させ、踵載部が下地から上方向における最高位置よりも低い位置にあるときにトレーニング対象者によって踵載部に印加された下地方向への力が第2の力よりも弱くなったことに応じて踵載部を下地から上方向へ移動させる。そして、制御部は、回動部材と、印加部材とを含む。回動部材は、下地上に配置される支持部材の軸の周りに回動可能に支持部材に取り付けられた回動部と、支持部材に直交する方向に回動部から突出して配置され、かつ、踵載部に連結された第1の部材と、第1の部材の突出方向と反対方向に回動部から突出し、かつ、第1の部材と直線状に配置された第2の部材とを含む。印加部材は、第1の力が踵載部に印加されるように下地方向への第3の力を回動部材の第2の部材に印加する。また、回動部材の回動部は、支持部材の軸の方向に所定の範囲で移動可能である
トレーニング対象者の中には、足先が真っ直ぐになっているトレーニング対象者もいれば、足先が内側に向いているトレーニング対象者もいれば、足先が外側に向いているトレーニング対象者もいる。
この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具においては、回動部材において、回動部は、支持部材の軸の方向に所定の範囲で移動可能であるので、第2の部材から第1の部材へ向かう方向は、所定の範囲で変更可能である。その結果、トレーニング対象者の足先の方向に応じて、回動部材において、第2の部材から第1の部材へ向かう方向を変えることができる。
従って、トレーニング対象者の足先が各種の方向を向いていても、足先が各種の方向を向いているトレーニング対象者に対して、トレーニング指導器具を用いてトレーニングを指導できる。その結果、トレーニング対象者の身体能力を向上できる。
(構成2)
構成1において、支持部材は、回動部材の第1の部材の突出方向に凸になった円弧形状を有し、回動部は、支持部材の円弧形状に沿った形状を有する。
構成2によれば、回動部は、円弧形状を有する支持部材の軸方向に移動可能である。その結果、回動部は、第1および第2の部材の方向を変えても支持部材の軸の周りに回動可能である。
従って、第1および第2の部材の方向を変えても、トレーニング対象者に対してトレーニング指導器具を用いてトレーニングを指導できる。
(構成3)
構成1または構成2において、押さえ部は、トレーニング対象者の足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節にそれぞれ対応する位置に設けられた5個の凸部を有し、親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節に5個の凸部を押し着ける。
構成3によれば、親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を正確に押さえることができる。
(構成4)
構成1または構成2において、押さえ部は、下地部材と、軸部材と、第1の部分と、第2の部分とを含む。下地部材は、トレーニング対象者の土踏まずよりも前側の部分を載せる。軸部材は、下地部材の幅方向に配置される。第1の部分は、軸部材の軸の周りに回動可能であり、下地部材との距離がトレーニング対象者の親指の厚みよりも小さい位置に配置される。第2の部分は、下地部材との距離が下地部材と第1の部分との距離よりも大きい位置に配置され、トレーニング対象者の足の親指、人指し指、中指、薬指および小指が下地部材と第1の部分との間に挿入されることに伴って第1の部分が軸の周りに回動することに応じて軸の周りに回動し、第2関節および第3関節に押し付けられる。
構成4によれば、トレーニング対象者の足の親指、人指し指、中指、薬指および小指が下地部材と第1の部分との間に挿入されると、第1の部分は、軸部材の軸の周りに回動し、第2の部分は、第1の部分の回動に伴って回動し、トレーニング対象者の足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節に押し付けられる。
従って、親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を正確に押さえることができる。
(構成5)
構成4において、押さえ部は、下地部材と第1の部分との距離と、下地部材と第2の部分との距離とを調整する調整部材を更に含む。
構成5によれば、足の親指の厚みが異なるトレーニング対象者に対しても、親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を正確に押さえることができる。
(構成6)
構成1から構成5のいずれかにおいて、制御部は、第1の力の強さが第1の強さから第1の強さよりも強い第2の強さまでの間で変化するように第3の力を調整する力調整部を更に含む。
構成6によれば、踵載部を下地方向に移動させるために、トレーニング対象者が踵載部に印加すべき力の強さを力調整部によって調整できるので、踵載部を下地に着けるためにトレーニング対象者が踵で踵載部に印加する力の強さを測定できる。そして、トレーニング対象者の踵を上下方向へ上げ下げする運動の前後において、この力の強さを測定することによって、トレーニング対象者の身体能力が向上したか否かを容易に判定できる。
(構成7)
また、この発明の実施の形態によれば、トレーニング指導方法は、構成1から構成6のいずれかに記載のトレーニング指導器具を用いてトレーニング対象者を指導するトレーニング指導方法であって、トレーニング対象者の足の前記第2関節および第3関節が押さえ部によって押さえられ、かつ、トレーニング対象者の足の踵が踵載部に着いた状態で、下地から上方向に離れた位置にある踵載部を下地に近づけるように踵載部に第2の力を印加する動作と、踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力よりも弱くする動作とを、少なくとも1回づつ、トレーニング対象者の両方の足について行わせる。
この発明の実施の形態によるトレーニング指導方法においては、トレーニング指導器具を用いて、トレーニング対象者の足の第2関節および第3関節を押さえ部によって押さえた状態でトレーニング対象者の足の踵を上下方向へ上げ下げする動作を両足の各々について行わせる。
これによって、トレーニング対象者は、両足の全ての指を下地に着けて歩行等を行うようになり、例えば、左右のバランスおよび前後のバランスが向上し、または手の指の能力が向上し、または踵載部を下地方向へ押すときの力が強くなる。
従って、トレーニング対象者の身体能力を向上できる。
身体能力を向上できる。
この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具の概略図である。 図1に示す伸縮部材のx−z平面における断面図である。 図2に示す仕切弁2195の位置と、空間2191Aの圧力Pと、仕切弁2196の位置と、空間2191Bの圧力Pとの関係を示す図である。 図1に示す足載部材209の概念図である。 図4に示す押さえ部の平面図および断面図である。 左足の足趾の骨の模式図である。 図1に示すz軸方向から見た支持部材202,210,211,212,214,215,216および回動部202A,202Bの平面図である。 図7に示す連結部CN1付近のy−z平面における断面図である。 図7に示す線IX−IX間における支持部材202および回動部202Aの断面図である。 図1に示すトレーニング指導器具の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態における別の足載部材の概略図である。 図11に示す足載部材209Aの押さえ部2091−1の部分における断面図である。 この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。 図13に示す押さえ部の平面図および断面図である。 この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。 この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。 図16に示すA方向から見た押さえ部2091−3の側面図である。 図16に示すz軸方向から見た押さえ部2091−3の平面図である。 押さえ部2091−3の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。 図20に示すA方向から見た押さえ部2091−4の側面図である。 図21に示す貫通孔71A’の拡大図である。 この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。 図23に示すA方向から見た押さえ部2091−5の側面図である。 この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。 図25に示すA方向から見た押さえ部2091−6の側面図である。 この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。 図27に示すA方向から見た押さえ部2091−7の側面図である。 この発明の実施の形態による別のトレーニング指導器具の概略図である。 図29に示す重り部材の概略図である。 図29に示すトレーニング指導器具の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態による更に別のトレーニング指導器具の概略図である。 図32に示すトレーニング指導器具の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具を用いたトレーニング指導方法を示すフローチャートである。 トレーニング対象者の左右のバランスを確認する方法を説明するための模式図である。 トレーニング対象者の前後のバランスを確認する方法を説明するための模式図である。 トレーニング対象者が踵載部を床面に着ける力を測定する方法を説明するための図である。 図34に示すトレーニング指導方法のステップS2〜ステップS8における動作を説明するための模式図である。 図38の(a),(b)に示す右足2の一部の拡大図である。 この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具を用いた別のトレーニング指導方法を示すフローチャートである。 図40に示すトレーニング指導方法のステップS11〜ステップS15における動作を説明するための模式図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具の概略図である。図1を参照して、この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具200は、土台部材197,201,203,204と、支持部材198,199,202,205,206,207,208,210,211,212,214,215,216と、足載部材209,213と、脚部217,218と、伸縮部材219,220と、板部材221と、回動部202A,202Bとを備える。回動部202A,202Bの各々は、支持部材202の軸の周方向に回動する。
図1においては、xyz座標を規定する。土台部材197は、y軸方向に沿って下地上に配置される。土台部材201は、y軸方向に沿って下地上に配置される。土台部材203は、x軸方向において土台部材201と所定の間隔を隔ててy軸方向に沿って下地上に配置される。土台部材204は、土台部材203の延長線上において土台部材203と所定の間隔を隔ててy軸方向に沿って下地上に配置される。
支持部材202は、x軸方向における土台部材201と土台部材203,204との間において、下地から所定の高さに配置される。
支持部材198は、x−z平面において略円弧状の形状を有し、一方端が土台部材201の中央部に連結され、他方端が支持部材202の中央部に連結される。支持部材199は、x−z平面において略円弧状の形状を有し、一方端が支持部材202の中央部に連結され、他方端が土台部材197に連結される。その結果、支持部材198,199は、x−z平面において、支持部材202を介して全体として略円弧状の形状を有する。
支持部材205は、x−z平面において略円弧状の形状を有し、一方端が土台部材201の一方端側に連結され、他方端が支持部材202の一方端側に連結される。支持部材206は、x−z平面において略円弧状の形状を有し、一方端が支持部材202の一方端側に連結され、他方端が土台部材203に連結される。その結果、支持部材205,206は、x−z平面において、支持部材202を介して全体として略円弧状の形状を有する。
支持部材207は、x−z平面において略円弧状の形状を有し、一方端が土台部材201の他方端側に連結され、他方端が支持部材202の他方端側に連結される。支持部材208は、x−z平面において略円弧状の形状を有し、一方端が支持部材202の他方端側に連結され、他方端が土台部材204に連結される。その結果、支持部材207,208は、x−z平面において、支持部材202を介して全体として略円弧状の形状を有する。
足載部材209は、一方端側に押さえ部2091を有し、他方端に踵載部2092Aを有する。そして、足載部材209の踵載部2092Aは、支持部材210の一方端に連結される。
支持部材210は、一方端が足載部材209の踵載部2092Aに連結され、他方端が支持部材211の一方端に連結される。
支持部材211は、一方端が支持部材210の他方端に連結され、他方端が回動部202Aに連結される。
支持部材212は、一方端が回動部202Aに連結され、他方端が伸縮部材219の一方端に連結されるとともに下地に接する。この場合、支持部材211および支持部材212は、x−z平面において略直線状になるように回動部202Aに連結される。
足載部材213は、一方端側に押さえ部2131を有し、他方端に踵載部2132Aを有する。そして、足載部材213の踵載部2132Aは、支持部材214の一方端に連結される。
支持部材214は、一方端が足載部材213の踵載部2132Aに連結され、他方端が支持部材215の一方端に連結される。
支持部材215は、一方端が支持部材214の他方端に連結され、他方端が回動部202Bに連結される。
支持部材216は、一方端が回動部202Bに連結され、他方端が伸縮部材220の一方端に連結されるとともに下地に接する。この場合、支持部材215および支持部材216の直線部分は、x−z平面において略直線状になるように回動部202Bに連結される。
脚部217は、一方端が土台部材201に連結され、他方端が板部材221に連結される。
脚部218は、y軸方向において脚部217から所定の間隔を隔てて配置され、一方端が土台部材201に連結され、他方端が板部材221に連結される。
伸縮部材219は、一方端が支持部材212の他方端に連結され、他方端側が板部材221を貫通して板部材221に連結される。
伸縮部材220は、一方端が支持部材216の他方端に連結され、他方端側が板部材221を貫通して板部材221に連結される。
板部材221は、脚部217,218の他方端、および伸縮部材219,220の他方端側に連結される。
図2は、図1に示す伸縮部材219のx−z平面における断面図である。図2を参照して、伸縮部材219は、本体部2191と、圧力調整部2192と、支持部材2193と、軸部材2194と、仕切弁2195,2196と、支持部材2197とを備える。
本体部2191は、内部が中空の筒状形状を有する。そして、本体部2191の一方端は、板部材221に固定される。圧力調整部2192は、本体部2191の軸の周囲に回動可能に軸部材2194の一方端に連結される。
支持部材2193は、略円盤形状を有し、本体部2191の内壁に固定される。
軸部材2194は、棒状形状を有し、支持部材2193と嵌合して支持部材2193を貫通するとともに本体部2191を貫通して板部材221の貫通孔221Aを通って配置される。そして、軸部材2194は、一方端が圧力調整部2192に連結され、他方端が仕切弁2195に連結される。また、軸部材2194の軸は、本体部2191の軸と一致する。
仕切弁2195は、本体部2191の内壁に密着して本体部2191の内部に配置される。そして、仕切弁2195と本体部2191の内壁との間は、空気が空間部2191Aに出入りしないように密封されている。仕切弁2195は、軸部材2194がx−y平面において時計方向または反時計方向に回動することに伴ってz軸方向へ移動する。
仕切弁2196は、本体部2191の内壁に密着して本体部2191の内部に配置される。そして、仕切弁2196と本体部2191の内壁との間も、空気が空間部2191Aに出入りしないように密封されている。仕切弁2196は、支持部材2197が図2の紙面上においてz軸方向へ上下することに伴ってz軸方向へ上下する。
支持部材2197は、一方端が仕切弁2196に連結され、他方端が支持部材212の直線部分の端部に連結される。
支持部材2193は、内周部にねじ部2193Aを有し、軸部材2194は、外周面にねじ部2194Aを有する。そして、支持部材2193のねじ部2193Aは、軸部材2194のねじ部2194Aに噛み合う。
圧力調整部2192がx−y平面において反時計回りに回転すると、軸部材2194もx−y平面において反時計方向に回転する。そうすると、仕切弁2195は、z軸方向において、例えば、図2の紙面において上方向へ移動する。
また、圧力調整部2192がx−y平面において時計回りに回転すると、軸部材2194もx−y平面において時計方向に回転する。そうすると、仕切弁2195は、z軸方向において、例えば、図2の紙面において下方向へ移動する。
仕切弁2195が上方向へ移動すると、空間2191Aの体積が大きくなり、一定温度において空間2191Aの圧力Pが低くなる。また、仕切弁2195が下方向へ移動すると、空間2191Aの体積が小さくなり、一定温度において空間2191Aの圧力Pが高くなる。
また、仕切弁2196が上方向へ移動すると、空間2191Aの体積が小さくなり、一定温度において空間2191Aの圧力Pが高くなる。また、仕切弁2196が下方向へ移動すると、空間2191Aの体積が大きくなり、一定温度において空間2191Aの圧力Pが低くなる。
なお、伸縮部材220は、図2に示す伸縮部材219と同じ構造からなる。
初期状態においては、支持部材212,216の他方端(回動部202A,202Bに連結された端と反対側の端)は、下地に接触している。従って、仕切弁2196は、初期状態において、本体部2191との間に空間2191Bを形成する。
初期状態において、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0Aに設定されており、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bに設定されている。圧力P0Aおよび圧力P0Bは、例えば、大気圧よりも高く、圧力P0Aは、圧力P0Bよりも高い。
z軸方向における仕切弁2196の位置が一定である場合において、仕切弁2195が上方向の上限位置まで移動したとき、空間2191Aの圧力Pは、最小値PAMINになり、仕切弁2195が下方向の下限位置まで移動したとき、空間2191Aの圧力Pは、最大値PAMAXになる。そして、最小値PAMINおよび最大値PAMAXは、大気圧よりも高く、最小値PAMINは、空間2191Bの圧力P0Bよりも高い。従って、空間2191Aの圧力Pは、圧力調整部2192によって、最小値PAMINから最大値PAMAXまでの間で任意の圧力に設定され得る。
支持部材212,216の他方端が下地に接触している場合、仕切弁2196のz軸方向における位置は、変化せず、空間2191Bの圧力Pは、空間2191Aの圧力Pが変化しても、一定値(=P0B)に保持されている。
仕切弁2195のz軸方向における位置が一定である場合、支持部材2197が初期の位置から上方向(z軸方向)に移動すると、空間2191Aの圧力Pは、空間2191Aの体積が小さくなるため高くなり、空間2191Bの圧力Pは、空間2191Bの体積が大きくなるため圧力P0Bよりも低くなる。
図3は、図2に示す仕切弁2195の位置と、空間2191Aの圧力Pと、仕切弁2196の位置と、空間2191Bの圧力Pとの関係を示す図である。
仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_1(=上限位置ZA_U)にあり、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置(支持部材212,216の他方端が下地に接しているときの位置。以下、同じ。)にあるとき、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_1(=最小値PAMIN)であり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0A_1(=最小値PAMIN)よりも低い圧力P0B(≦P0A_1)である。
そして、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_1(=上限位置ZA_U)に保持されているときに、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置よりも上方向の位置へ移動すると、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_1(=PAMIN)から圧力PA_1(>PAMIN)へ高くなり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bから圧力PB_1(<PA−1,P0B)へ低くなる。
また、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_1(=ZA_U)よりも低い位置ZA_2にあり、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置にあるとき、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_1(=PAMIN)よりも高い圧力P0A_2であり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bである。
そして、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_2(<位置ZA_1)に保持されているときに、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置よりも上方向の位置へ移動すると、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_2から圧力PA_2(>P0A_2)へ高くなり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bから圧力PB_2(<PA−2,P0B)へ低くなる。
更に、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_2よりも低い位置ZA_3にあり、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置にあるとき、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_2よりも高い圧力P0A_3であり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bである。
そして、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_3(<位置ZA_2)に保持されているときに、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置よりも上方向の位置へ移動すると、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_3から圧力PA_3(>P0A_3)へ高くなり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bから圧力PB_3(<PA−3,P0B)へ低くなる。
以下、同様にして、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_n−2(nは3以上の整数)よりも低い位置ZA_n−1にあり、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置にあるとき、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_n―2よりも高い圧力P0A_n−1であり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bである。
そして、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_n−1(<位置ZA_n−2)に保持されているときに、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置よりも上方向の位置へ移動すると、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_n−1から圧力PA_n−1(>P0A_n−1)へ高くなり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bから圧力PB_n−1(<PA−n−1,P0B)へ低くなる。
また、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_n(=下限位置ZA_L)にあり、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置にあるとき、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_n−1よりも高い圧力P0A_n(=最大値PAMAX)であり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bである。
そして、仕切弁2195のz軸方向における位置Zが位置ZA_n(=下限位置ZA_L)に保持されているときに、仕切弁2196のz軸方向における位置が初期位置よりも上方向の位置へ移動すると、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_nから圧力PA_n(>P0A_n)へ高くなり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bから圧力PB_n(<PA−n,P0B)へ低くなる。
このように、仕切弁2196の位置が初期位置に保持されているときに、仕切弁2195の位置が上限位置ZA_Uから下限位置ZA_Lまで変化すると、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_1(=PAMIN)からP0A_n(=PAMAX)まで高くなり、空間2191Bの圧力Pは、一定の圧力P0Bに保持される。また、仕切弁2195の位置Zがそれぞれ位置ZA_1,ZA_2,ZA_3,・・・,ZA_n―1,ZA_nに保持されているときに、仕切弁2196の位置が初期位置から初期位置よりも高い上方向の位置へ移動すると、空間2191Aの圧力Pは、それぞれ、圧力P0A_1,P0A_2,P0A_3,・・・,P0A_n−1,P0A_nから圧力PA_1,PA_2,PA_3,・・・,PA_n−1,PA_nへ高くなり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bからそれぞれ圧力PB_1,PB_2,PB_3,・・・,PB_n−1,PB_nへ低くなる。
そして、圧力PB_1,PB_2,PB_3,・・・,PB_n−1,PB_nは、それぞれ、圧力PA_1,PA_2,PA_3,・・・,PA_n−1,PA_nよりも低い。
従って、仕切弁2195の位置がそれぞれ位置ZA_1,ZA_2,ZA_3,・・・,ZA_n―1,ZA_nにあり、かつ、仕切弁2191の初期位置よりも上方向の位置が同じである場合、圧力PA_1,PA_2,PA_3,・・・,PA_n−1,PA_nと圧力PB_1,PB_2,PB_3,・・・,PB_n−1,PB_nとのそれぞれの圧力差PA_1−PB_1,PA_2−PB_2,PA_3−PB_3,・・・,PA_n−1−PB_n−1,PA_n−PB_nは、仕切弁2195の位置が上限位置から下限位置に近づくに伴って大きくなる。
図4は、図1に示す足載部材209の概念図である。図4を参照して、足載部材209は、押さえ部2091と、下地部2092とを備える。
押さえ部2091は、下地部2092のx軸方向の一方端側において下地部2092に取り付けられる。より具体的には、押さえ部2091は、x軸方向において、下地部2092の先端TOPから距離L1の位置で下地部2092の幅方向(y軸方向)の側面に取り付けられる。そして、距離L1は、トレーニング対象者が足を足載部材209上に載せたときにトレーニング対象者の足の親指と人指し指との間の付根および人指し指と中指との間の付根が存在する距離に決定される。
押さえ部2091は、伸縮部材(例えば、ゴム)からなり、例えば、2mm〜3mmの厚みを有する。
下地部2092は、平板状の形状を有する。そして、下地部2092は、x軸方向において、先端部TOPと反対側の端部に踵載部2092Aを有する。
下地部2092は、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA:Ethylene-vinylacetate copolymer)からなり、例えば、3mm〜8mmの厚みを有する。そして、下地部2092は、x軸方向の任意の点を通過するy軸方向の軸を中心としてx−z平面内で折れ曲がる。
図5は、図4に示す押さえ部2091の平面図および断面図である。図5の(a)は、z軸方向から見た押さえ部2091の平面図を示し、図5の(b)は、x軸方向から見た押さえ部2091の断面図を示す。
図5の(a)を参照して、押さえ部2091は、押さえ部2091Aと押さえ部2091Bとを有する。押さえ部2091Aは、y軸方向においてほぼ一定の幅(x軸方向の長さ)を有する。押さえ部2091Aの幅は、例えば、3cm〜5cmである。押さえ部2091Bは、y軸の負の方向に行くに従って幅(x軸方向の長さ)が徐々に広くなる。押さえ部2091Bは、押さえ部2091A側で、例えば、3cm〜5cmの幅を有し、押さえ部2091A側と反対側のy軸方向における端部で、例えば、5cm〜7cmの幅を有する。
図5の(b)を参照して、押さえ部2091は、下地部2092との間に空間部2091Cを形成する。空間部2091Cは、トレーニング対象者の足の先端部を挿入するための空間である。空間部2091Cの高さ(z軸方向の長さ)は、例えば、2.5cm〜3cmである。
図6は、左足の足趾の骨の模式図である。図6を参照して、親指31は、第1関節および第2関節41を有し、人指し指32、中指33、薬指34および小指35は、第1関節、第2関節および第3関節42〜45を有する。
図6に示すように、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42および中指33の第3関節43は、足の幅方向においてほぼ直線状に位置し、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45は、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42および中指33の第3関節43からずれた位置に存在する。
そこで、押さえ部2091Aは、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42および中指33の第3関節43に対応して設けられ、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42および中指33の第3関節43を押さえる。
また、押さえ部2091Bは、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45に対応して設けられ、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえる(図5の(a)参照)。
なお、図5の(a)においては、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45の位置を点線で示している。
上述したように、押さえ部2091Bは、y軸の負の方向に行くに従って幅(x軸方向の長さ)が徐々に広くなる。これは、薬指34の第3関節44および小指35の第3関節45の位置がx軸方向において親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42および中指33の第3関節43の位置からずれているためである。
押さえ部2091は、伸縮部材から形成されているので、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45が押さえ部2091の下側に接するように足の先端部を空間部2091Cに挿入したとき、伸縮部材のz軸方向の引張り力によって、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を下地部2092の方向へ押さえる。
なお、押さえ部2091は、伸縮部材に限らず、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45が押さえ部2091の下側に接するように足の先端部を空間部2091Cに挿入したとき、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を下地部2092の方向へ押さえるものであれば、どのような材料からなっていてもよい。
図1に示す足載部材213は、図4および図5に示す足載部材209と同じ構造、同じサイズおよび同じ材料からなる。従って、足載部材213の踵載部2132Aは、足載部材209の踵載部2092Aと同じである。
図7は、図1に示すz軸方向から見た支持部材202,210,211,212,214,215,216および回動部202A,202Bの平面図である。
図7を参照して、支持部材202は、円弧部材2021,2022を有する。円弧部材2021は、支持部材212から支持部材211の方向(y軸の正方向)に凸状に突出した円弧形状を有する。円弧部材2022は、支持部材216から支持部材215の方向(y軸の正方向)に凸状に突出した円弧形状を有する。
支持部材210,211,212は、回動部202Aを介して直線状に配置され、支持部材214,215,216は、回動部202Bを介して直線状に配置される。
回動部202Aは、円弧部材2021と同じ曲率を有する円弧形状を有する。そして、回動部202Aは、円弧部材2021の周方向に回動可能に円弧部材2021に取り付けられる。その結果、回動部202Aは、x−y平面において、円弧部材2021に沿って移動可能である。
回動部202Bは、円弧部材2022と同じ曲率を有する円弧形状を有する。そして、回動部202Bは、円弧部材2022の周方向に回動可能に円弧部材2022に取り付けられる。その結果、回動部202Bは、x−y平面において、円弧部材2022に沿って移動可能である。
支持部材212と伸縮部材219の支持部材2197との連結部をCN1とし、支持部材216と伸縮部材220の支持部材2197との連結部をCN2とする。
図8は、図7に示す連結部CN1付近のy−z平面における断面図である。図8を参照して、伸縮部材219の支持部材2197は、一方端に球部材2197Aを有する。支持部材212は、一方端に穴2121を有する。穴2121は、円柱形状の部分2121Aと、球形状の部分2121Bとを有する。
支持部材2197の球部材2197Aは、穴2121の球形状の部分2121Bに挿入されている。
穴2121の円柱形状の部分2121Aのy軸方向の直径は、支持部材2197の球部材2197Aの直径よりも小さい。従って、支持部材2197は、支持部材212から抜けることがない。また、支持部材212は、支持部材2197の球部材2197Aを中心として、図7に示すように角度θの範囲内においてx−y平面内で移動可能である。
なお、球部材2197Aが支持部材212の球形状の部分2121Bに挿入されるように支持部材212と支持部材2197とを連結するには、例えば、支持部材212をy−z平面に沿って2つに分割し、支持部材2197の球部材2197Aを、支持部材212を分割した2つの部材で挟み、その2つの部材を相互に接着させればよい。
支持部材216と、伸縮部材220の支持部材2197との連結部CN2は、図8に示す支持部材212と伸縮部材219の支持部材2197との連結部CN1と同じ構造からなる。従って、伸縮部材220の支持部材2197は、支持部材216から抜けることがない。また、支持部材216は、伸縮部材220の支持部材2197の球部材2197Aを中心として、図7に示すように角度θの範囲内においてx−y平面内で移動可能である。
図9は、図7に示す線IX−IX間における支持部材202および回動部202Aの断面図である。
図9を参照して、回動部202Aは、円筒形の形状を有する。回動部202Aは、回動部202A−1〜202A−3を有する。回動部202A−2は、x軸方向において、回動部202A−1と回動部202A−3との間に配置される。支持部材211,212は、直線状になるように回動部202A−2に連結されている。
回動部202A−1,202A−3の各々は、内周壁に凸部61,62を有する。凸61,62の各々は、例えば、先端部が丸くなった断面形状を有し、回動部202A−1,202A−3の内周壁の全周に亘って螺旋状に設けられる。
支持部材202の円弧部材2021は、x軸方向において外周壁に複数の凸部63を有する。複数の凸部63の各々は、例えば、台形の断面形状を有し、円弧部材2021の外周壁の全周に亘って螺旋状に設けられる。複数の凸部63は、x軸方向において所定の間隔で配置される。そして、隣接する2つの凸部63間に形成される空間部は、距離L2の間隔で配置される。距離L2は、例えば、7mmである。この7mmは、支持部材212の長さを20cmとした場合、凸部61が位置P1から位置P2へ移動することによって支持部材210,211,212がx−y平面において2°回転する長さである。
凸部61,62は、距離L2の間隔で配置される。そして、凸部61,62は、隣接する2つの凸部63間に形成された凹部64と噛み合う。つまり、凸部61,62および複数の凹部64は、ネジとして噛み合う。従って、回動部202Aを支持部材202(円弧部材2021)に沿って移動させない限り、x軸方向における回動部202Aの位置を所定の位置に固定できる。
凸部61,62がそれぞれ位置P1,P2に位置する場合、支持部材210,211,212は、回転角が0°である。回動部202A−1,202A−3を支持部材202(円弧部材2021)の周囲に回転させることによって、回動部202A−3の凸部61が位置P1から位置P3へ移動すると、支持部材210,211,212は、x−y平面において回転角が0°から時計方向へ14°回転する。
また、回動部202A−1,202A−3を支持部材202(円弧部材2021)の周囲に回転させることによって、回動部202A−1の凸部61が位置P4から位置P5へ移動すると、支持部材210,211,212は、x−y平面において回転角が0°から反時計方向へ14°回転する。
従って、回動部202A−1,202A−3を支持部材202(円弧部材2021)の周囲に回転させる回転量を制御することによって、支持部材210,211,212がx−y平面(図9の紙面に垂直な平面)で回転する角度を角度θの範囲内で制御可能である。
x軸方向において、回動部202A−2の両端は、それぞれ、回動部202A−1,202A−3に接しているので、x軸方向における回動部202A−1,202A−3の位置が決定されれば、回動部202A−2は、回動部202A−1,202A−3間で支持部材202の軸の周囲に回動可能である。
図7に示す支持部材202および回動部202Bの断面図も、図9に示す支持部材202および回動部202Aの断面図と同じである。従って、回動部202Bを支持部材202(円弧部材2022)の周囲に回転させる回転量を制御することによって、支持部材214,215,216がx−y平面で回転する角度を角度θの範囲内で制御可能である。
このように、トレーニング指導器具200においては、支持部材210,211,212および支持部材214,215,216は、x−y平面において角度θの範囲内で回転可能である。従って、足先が内側または外側を向いているトレーニング対象者に対してもトレーニング指導器具200を用いてトレーニングを指導できる。
図10は、図1に示すトレーニング指導器具200の動作を説明するための図である。図10を参照して、支持部材212は、x−z平面において、略L字形状を有する。そして、伸縮部材219の支持部材2197の他方端は、支持部材212の直線部分(x軸に沿って配置された部分)の端部で支持部材212に連結される。この場合、支持部材2197は、支持部材2197の他方端と支持部材212との連結部を通ってy軸方向に平行な軸(図10の紙面に垂直な方向の軸)の周りに回動可能に支持部材212に連結される。支持部材2197は、支持部材2197と支持部材212との連結と同じように、支持部材216と連結される。
トレーニング指導器具200を使用する場合、支持部材212の一方端を下地に着けた状態で、仕切弁2195の位置Zを圧力調整部2192によって位置ZA_nに調整する。
この場合、支持部材212の一方端を下地に着けることによって、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、x−z平面において時計方向へ回動し、足載部材209の押さえ部2091から先端部までが下地に接触したまま、足載部材209の踵載部2092Aは、支持部材210等の時計方向への回動に伴って下地から上方向へ移動し、支持部材212の一方端が下地に着くと、下地から上方向へ離れた最も高い位置(最高位置)で停止する。そして、仕切弁2195の位置Zを圧力調整部2192によって位置ZA_nに調整する。その結果、空間2191Aの圧力P0A_nは、空間2191Bの圧力P0Bよりも高いので、仕切弁2196は、仕切弁2195の位置Zが位置ZA_nにあるときの空間2191Aの圧力P0A_nによって下地方向(z軸の負の方向)へ押される。この仕切弁2196が下地方向へ押される力は、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212をx−z平面において時計方向へ回動させる力になり、足載部材209の踵載部2092Aに下地から上方向への力Pw1が印加される。即ち、踵載部2092Aが最高位置に達したときに下地から上方向への力Pw1が踵載部2092Aに印加されている。
力Pw1が踵載部2092Aに印加された状態において、例えば、左足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45が押さえ部2091によって押さえられるように左足の足趾を空間部2091Cに挿入し、左足の踵を踵載部2092A上に載せる(図7の(a)参照)。
なお、左足は、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45の部分で屈曲し、足の指の先端部から親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45の部分までを下地部2092を介して下地に着けて踵を上方向(z軸方向)に上げた状態である。
図10の(a)に示す状態で、力Pw1よりも強い力Pw2を左足の踵によって踵載部2092Aに印加し、踵載部2092Aを下地に着ける。この場合、踵載部2092Aに印加する力Pw2は、伸縮部材219の空間2191A内の圧力P0A_nに抗して仕切弁2196をz軸の正方向(図7の紙面上、上方向)へ移動させる力である。つまり、踵載部2092Aに印加する力Pw2は、圧力P0A_nよりも強い力が空間2191Bから空間2191Aへ向かう方向に仕切弁2196に印加される力である。
そうすると、トレーニング指導器具200の支持部材202の支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、踵載部2092Aに下地方向の力Pw2が印加されたことに伴ってx−z平面内で反時計方向に回動し、踵載部2092Aが下地に着いたことに伴って反時計方向の回動を停止する(図10の(b)参照)。
この場合、仕切弁2196は、初期位置よりも上方向の位置へ移動しているので、空間2191Aの体積は、図10の(a)に示す状態における体積よりも小さくなり、空間2191Bの体積は、図10の(a)に示す状態における体積よりも大きくなる。従って、伸縮部材219の空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_nから圧力PA_nに高くなり、空間2191Bの圧力Pは、圧力P0Bから圧力PB_nに低くなる。そして、圧力P0Bは、圧力P0A_nよりも低いので、圧力PA_nは、圧力PB_nよりも高い。
従って、踵載部2092Aが下地に着いた状態で、踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止すると、空間2191Aの圧力PA_nが空間2191Bの圧力PB_nよりも高いので、仕切弁2196は、圧力PA_nによって下地方向(z軸の負の方向)へ押され、初期位置の方向へ徐々に移動する。
そうすると、トレーニング指導器具200の支持部材202の支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、仕切弁2196が初期位置の方向へ移動したことに伴ってx−z平面内において時計方向へ回動し、踵載部2092Aは、支持部材210の時計方向への回動に伴って下地から上方向へ離れ、トレーニング対象者の踵を上方向へ押し上げる。
仕切弁2196が初期位置に達すると、支持部材212の一方端が下地に着くので、支持部材202の支持部材202の支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、時計方向への回動を停止し、踵載部2092Aは、最高位置に達し、下地から上方向への力Pw1が踵載部2092Aに印加された状態で上方向への移動を停止する。即ち、図10の(a)に示す状態になる。
従って、図10の(a)に示す状態において、踵載部2092Aが最高位置にあるときに下地に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加する動作と、図10の(b)に示す状態において、踵載部2092Aが下地に着いているときに踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止する動作とを繰り返し行うことにとって、左足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2091によって押さえた状態で、左足の踵を上下方向に上げ下げできる。
また、トレーニング指導器具200の足載部材213、支持部材214、支持部材215,216、回動部202Bおよび伸縮部材220を用いて、図10において説明した方法と同じ方法によって、右足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2131(=押さえ部2091)によって押さえた状態で、右足の踵を上下方向に上げ下げできる。
このように、トレーニング指導器具200を使用すると、足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえた状態で、踵を上下方向に上げ下げする動作をトレーニング対象者の両足について行わせることができる。
また、図10の(a)に示す状態において、圧力調整部2192によって空間2191Aの圧力Pを圧力PAMIN〜圧力PAMAXの範囲で任意の圧力に調整できるので、図7の(a)に示す状態において踵載部2092Aに印加する力Pw1をトレーニング対象者の身体能力に応じて調整できる。
踵載部2092Aに印加する力Pw1の強さは、トレーニング対象者によって異なり、より強い力を踵載部2092Aに印加できるトレーニング対象者もいれば、より弱い力しか踵載部2092Aに印加できないトレーニング対象者もいる。従って、圧力調整部2192によって空間2191Aの圧力Pを圧力PAMIN〜圧力PAMAXの範囲で任意の圧力に調整し、踵載部2092Aに印加する力Pw1の強さによってトレーニング対象者の身体能力を評価できる。即ち、踵載部2092Aにより強い力を印加できるトレーニング対象者は、身体能力が高く、踵載部2092Aにより弱い力しか印加できないトレーニング対象者は、身体能力が低い。
このように、トレーニング指導器具200を用いれば、圧力調整部2192によって空間2191Aの圧力Pを圧力PAMIN〜圧力PAMAXの範囲で任意の圧力に調整できるので、図10の(a)に示す状態において踵載部2092Aに印加する力をトレーニング対象者の身体能力に応じて調整できるのである。
更に、図10において説明した方法に従って、トレーニング対象者に、足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえた状態で、踵を上下方向に上げ下げする動作を両足について行わせた後、圧力調整部2192によって空間2191Aの圧力Pを、踵を上下方向に上げ下げする動作を行わせる前の空間2191Aの圧力Pよりも高い圧力に調整し、図10の(a)に示す状態において、踵載部2092Aに力を印加して踵載部2092Aが下地に着くか否かを判定することによって、トレーニング対象者の身体能力が向上したか否かを判定できる。そして、空間2191Aの圧力Pがより高くなった状態で踵載部2092Aを下地に着けることができれば、トレーニング対象者の身体能力が向上したと判定でき、空間2191Aの圧力Pがより高くなった状態で踵載部2092Aを下地に着けることができなければ、トレーニング対象者の身体能力が向上しなかったと判定できる。
従って、トレーニング指導器具200を用いれば、トレーニング対象者の身体能力が向上したか否かを迅速に判定できる。
図11は、この発明の実施の形態における別の足載部材の概略図である。図11を参照して、足載部材209Aは、図4に示す足載部材209の押さえ部2091を押さえ部2091−1に代えたものであり、その他は、足載部材209と同じである。
押さえ部2091−1は、押さえ部2091と同じ位置で下地部2092に取り付けられる。また、押さえ部2091−1は、押さえ部2091の平面形状(図5の(a)参照)と同じ平面形状を有する。
図12は、図11に示す足載部材209Aの押さえ部2091−1の部分における断面図である。
図12を参照して、押さえ部2091−1は、固定部材2094と、袋部材2095と、弁2096とを備える。
固定部材2094は、下地部2092のy軸方向の両端の側面に固定される。袋部材2095は、固定部材2094の内面に沿って取り付けられるとともに、一部が固定部材2094を貫通して弁2096に連結される。
弁2096は、袋部材2095の一部に連結される。そして、弁2096は、開閉機構によって袋部材2094の内部を外部に連通させ、または袋部材2094の内部を外部と遮断する。
固定部材2094および袋部材2095は、下地部2092との間に空間部2091Cを形成する。
固定部材2094は、例えば、金属、プラスチック、木材および発泡スチロール等からなる。そして、固定部材2094は、例えば、2mm〜3mmの厚みを有する。
袋部材2095は、例えば、ビニール等からなる。そして、袋部材2095は、内部の圧力が大気圧よりも高くなるように弁2096を介して空気が封入されると、下地部2092の方向に膨らむ。
従って、トレーニング対象者が足の先端部を空間部2091Cに挿入し、親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節が固定部材2094および袋部材2095の下側に位置すると、袋部材2095に空気を封入する。
その結果、袋部材2095は、下地部2092の方向に膨らむので、トレーニング対象者の足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を正確に押さえることができる。
トレーニング対象者の足のサイズは、トレーニング対象者によって異なるので、足のサイズが異なる場合でも、押さえ部2091−1を用いれば、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を正確に押さえることができる。その結果、図10において説明した動作を両足についてトレーニング対象者に行わせることによって、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節が正確に押さえられた状態で足の踵を上下方向に上げ下げする動作をトレーニング対象者に行わせることができるので、トレーニング対象者の身体能力をより正確に向上できる。
この発明の実施の形態においては、トレーニング指導器具200は、足載部材209,213に代えて足載部材209Aを備えていてもよい。
図13、この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。図13を参照して、足載部材209Bは、図4に示す足載部材209の押さえ部2091を押さえ部2091−2に代えたものであり、その他は、足載部材209と同じである。
押さえ部2091−2は、押さえ部2091と同じ位置で下地部2092に取り付けられる。また、押さえ部2091−2は、押さえ部2091の平面形状(図5の(a)参照)と同じ平面形状を有し、押さえ部2091と同じ材料からなる。そして、押さえ部2091−2は、押さえ部2091と同じサイズを有する。
図14は、図13に示す押さえ部の平面図および断面図である。図14の(a)は、z軸方向から見た押さえ部2091−2の平面図を示し、図14の(b)は、x軸方向から見た押さえ部2091−2の断面図を示す。
図14の(a)を参照して、押さえ部2091−2は、押さえ部2091Dと、押さえ部2091Eとを有する。押さえ部2091Dは、図5の(a)に示す押さえ部2091Aに凸部51〜53を追加したものであり、その他は、押さえ部2091Aと同じである。押さえ部2091Eは、図5の(a)に示す押さえ部2091Bに凸部54,55を追加したものであり、その他は、押さえ部2091Bと同じである。従って、押さえ部2091−2は、押さえ部2091に凸部51〜55を追加したものであり、その他は、押さえ部2091と同じである。
凸部51〜55は、それぞれ、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節に対応する位置に設けられる。そして、凸部51〜55は、上述した押さえ部2091A,2091Bと同じ材料からなる。
凸部51〜55は、x軸方向において、例えば、1cm〜2cmの長さを有する。凸部51は、y軸方向において、例えば、2cm程度の長さを有し、凸部52〜55は、y軸方向において、例えば、5mm〜1cmの長さを有する。
図14の(b)を参照して、凸部51〜55は、下地部2092へ向かう方向に突出しており、略矩形形状の断面形状を有する。
押さえ部2091−2は、押さえ部2091と同じ材料からなるので、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節が空間部2091Cに挿入されたとき、z軸方向の引張り力によって凸部51〜55をそれぞれ親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節に押し着ける。
従って、押さえ部2091−2によって足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を正確に押さえることができる。その結果、図10において説明した動作を両足についてトレーニング対象者に行わせることによって、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節が正確に押さえられた状態で足の踵を上下方向に上げ下げする動作をトレーニング対象者に行わせることができるので、トレーニング対象者の身体能力をより正確に向上できる。
この発明の実施の形態においては、トレーニング指導器具200は、足載部材209,213に代えて足載部材209Bを備えていてもよい。
図15は、この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。図15を参照して、足載部材209Cは、図4に示す足載部材209に指挿入部2097〜2101を追加したものであり、その他は、足載部材209と同じである。
指挿入部2097〜2101は、押さえ部2091よりも先端部TOP側に配置される。指挿入部2097〜2101は、それぞれ、足の親指、人指し指、中指、薬指および小指を挿入するためのものである。
指挿入部2097〜2101は、伸縮部材からなり、例えば、ゴムからなる。そして、指挿入部2097〜2101は、円筒形状を有し、指挿入部2097の断面形状は、長径がy軸方向に沿って配置される楕円形状であり、指挿入部2098〜2101の断面形状は、略円形形状である。指挿入部2097は、例えば、2.5cm程度の長径と、例えば、2cm程度の短径とを有する。指挿入部2098〜2101は、例えば、1cm程度の直径を有する。
足の親指、人指し指、中指、薬指および小指の太さは、トレーニング対象者によって異なるが、指挿入部2097〜2101は、伸縮部材からなるので、トレーニング対象者は、足の親指、人指し指、中指、薬指および小指をそれぞれ指挿入部2097〜2101に挿入することができる。
足載部材209Cを用いることにより、トレーニング対象者の足趾を指挿入部2097〜2101に挿入させ、親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を押さえ部2091によって押さえた状態で足の踵を上下方向に上げ下げする動作をトレーニング対象者に行わせることができる。
その結果、足の先端部を足載部材209Cを介して下地に着けた状態で踵を上下方向に上げ下げできるので、トレーニング対象者の身体能力をより向上できる。
なお、足載部材209Cは、押さえ部2091に代えて押さえ部2091−1,2091−2のいずれかを備えていてもよい。
この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具200は、足載部材209,213に代えて、足載部材209Cを備えていてもよい。
図16は、この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。図16を参照して、足載部材209Dは、図1に示す足載部材209の押さえ部2091を押さえ部2091−3に代えたものであり、その他は、足載部材209と同じである。
押さえ部2091−3は、下地部2092のx軸方向の一方端側において下地部2092に取り付けられる。より具体的には、押さえ部2091は、x軸方向において、下地部2092の先端TOPから距離L3の位置で下地部2092の幅方向(y軸方向)の側面に取り付けられる。そして、距離L3は、トレーニング対象者が足を足載部材209D上に載せたときにトレーニング対象者の足の親指と人指し指との間の付根および人指し指と中指との間の付根が存在する距離に決定される。
押さえ部2091−3は、伸縮部材(例えば、ゴムおよびシリコン等)からなる。
図17は、図16に示すA方向から見た押さえ部2091−3の側面図である。図17を参照して、押さえ部2091−3は、本体部71と、軸部材72と、支持部材73とを含む。
本体部71は、概略三角形の側面形状を有する。そして、本体部71は、貫通孔71Aと、接触部71Bと、押付部71Cとを有する。
貫通孔71Aは、接触部71Bと下地部2092との距離L4が押付部71Cと下地部2092との距離L5よりも小さくなる位置に配置される。即ち、貫通孔71Aは、接触部71Bおよび押付部71Cが下地部2092と略平行になる位置よりも押付部71C側に配置される。
接触部71Bおよび押付部71Cは、同じ平面上に配置される。接触部71Bは、押付部71Cよりも先端TOP側に配置される。
接触部71Bは、z軸方向において下地部2092から距離L4の位置に配置される。距離L4は、トレーニング対象者の左足の親指の厚みよりも小さい。
押付部71Cは、z軸方向において下地部2092から距離L5の位置に配置される。距離L5は、トレーニング対象者の左足の親指の厚みよりも大きい。そして、距離L5は、距離L4との間で、L5>L4の関係を有する。
軸部材72は、貫通孔71Aの直径よりも小さい直径を有し、貫通孔71Aに挿入される。
支持部材73は、一方端が軸部材72の一方端に連結され、他方端が下地部2092の側面に固定される。
なお、押さえ部2091は、図17の紙面の奥側に支持部材73と同じ支持部材74(図示せず)を有する。支持部材74は、一方端が軸部材72の他方端に連結され、他方端が下地部2092の側面(図17の紙面の奥側の側面)に固定される。
図18は、図16に示すz軸方向から見た押さえ部2091−3の平面図である。図18を参照して、押さえ部2091−3の本体部71は、本体部71Dと本体部71Eとを有する。本体部71Dは、x軸方向の長さがy軸方向において一定である。本体部71Dは、押付部71C〜71Cを有する。押付部71C〜71Cは、x軸方向における位置がほぼ同じであり、y軸方向に一列に配列するように配置される。
本体部71Eは、x軸方向の長さがy軸方向において階段状である。そして、本体部71Eは、押付部71C,71Cを有する。押付部71C,71Cは、x軸方向における押付部71C〜71Cの位置と異なる位置に配置される。そして、押付部71Cは、接触部71Bからの距離が接触部71Bと押付部71C〜71Cとの距離よりも長くなるように配置される。また、押付部71Cは、接触部71Bからの距離が接触部71Bと押付部71Cとの距離よりも長くなるように配置される。
図19は、押さえ部2091−3の動作を説明するための図である。なお、図19においては、足の親指31が他の人指し指等よりも分厚く、親指31が押さえ部2091−3に最も接触し易いので、親指31だけが図示されている。
図19を参照して、トレーニング対象者の足の親指31が押さえ部2091−3と下地部2092との間の空間に挿入され、親指31が接触部71Bに接触するまでは、押さえ部2091−3の本体部71は、軸部材72の周りに回動しない(図19の(a)参照)。
親指31が押さえ部2091−3と下地部2092との間の空間に更に挿入されると、親指31が接触部71Bに接触し、接触部71Bを下地部2092から離れるように持ち上げる。その結果、本体部71を時計方向に回動し、押付部71C(押付部71C)を親指31の第2関節41に押し付ける(図19の(b)参照)。
このように、押さえ部2091−3は、トレーニング対象者の足趾が押さえ部2091−3と下地部2092との間の空間に挿入され、接触部71Bが下地部2092から離れるように持ち上げられることに応じて時計方向に回動し、押付部71C(押付部71C)によって親指31の第2関節41を下地部2092に押し付ける。
図19においては、図示されていないが、押付部71Cが親指31の第2関節41を下地部2092に押し付けるとき、押付部71C〜71Cは、それぞれ、人指し指32、中指33、薬指34および小指の第3関節42〜45を下地部2092に押し付ける。
これによって、トレーニング対象者の足の親指31の第2関節41、および人指し指32、中指33、薬指34および小指の第3関節42〜45を下地部2092に正確に押し付けることができる。
なお、図17は、トレーニング対象者の左足の小指側から見た側面図であるので、押付部71Cと下地部2092との距離として1つの距離L5が図示されている。しかし、親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節の下地部2092からの距離は、相互に異なり、親指から小指に向かうに従って短くなる。従って、実際には、押付部71Cと下地部2092との距離が小指側から親指側への方向に向かって(図17の紙面上、手前から奥側に向かって)徐々に長くなるように、押付部71Cは、小指側から親指側への方向に向かって(図17の紙面上、手前から奥側に向かって)テーパ状または階段状になっている。これによって、親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を正確に下地部2092に押し付けることができる。
図20は、この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。図20を参照して、足載部材209Eは、図1に示す足載部材209の押さえ部2091を押さえ部2091−4に代えたものであり、その他は、足載部材209と同じである。
押さえ部2091−4は、押さえ部2091−3と同じ位置で下地部2092に取り付けられる。
図21は、図20に示すA方向から見た押さえ部2091−4の側面図である。図21を参照して、押さえ部2091−4は、図16および図17に示す押さえ部2091−3の本体部71を本体部71’に代えたものであり、その他は、押さえ部2091−3と同じである。
本体部71’は、図17に示す本体部71の貫通孔71Aを貫通孔71A’に代えたものであり、その他は、本体部71と同じである。貫通孔71A’は、z軸方向に配列された3個の貫通孔OP1〜OP3からなる。貫通孔OP1〜OP3の各々は、貫通孔71Aの直径と同じ直径を有する。
軸部材72は、3個の貫通孔OP1〜OP3のいずれかに挿入される。
図22は、図21に示す貫通孔71A’の拡大図である。図22を参照して、貫通孔OP1と貫通孔OP2との境界部におけるx軸方向の距離L6は、軸部材72の直径よりも小さく、貫通孔OP2と貫通孔OP3との境界部におけるx軸方向の距離L7は、軸部材72の直径よりも小さい。
本体部71’は、上述したようにゴムおよびシリコーン等の伸縮部材からなるので、軸部材72は、貫通孔OP1〜OP3の相互間を移動可能である。即ち、軸部材72が貫通孔OP1に挿入されているとき、本体部71’をz軸の正方向に移動させることにより、軸部材72が貫通孔OP2または貫通孔OP3に挿入されるように軸部材72を移動できる。また、軸部材72が貫通孔OP3に挿入されているとき、本体部71’をz軸の負方向に移動させることにより、軸部材72が貫通孔OP2または貫通孔OP1に挿入されるように軸部材72を移動できる。
軸部材72が貫通孔OP1〜OP3の相互間を移動するとき、距離L4と距離L5との関係は、L5>L4に保持されている。
軸部材72が貫通孔OP1〜OP3の相互間を移動することにより、本体部71’と下地部2092との間の空間のz軸方向の寸法を調整できる。その結果、足の親指の厚みが異なるトレーニング対象者に対しても、本体部71’と下地部2092との間の空間のz軸方向の寸法を調整することにより、足載部材209Eを用いて、トレーニング対象者の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを下地部2092に押し付けた状態で、上述した方法によって、トレーニングを指導できる。
なお、押さえ部2091−4の貫通孔の個数は、3個に限らず、4個以上であってもよく、一般的には、複数個であればよい。
また、距離L6および距離L7は、軸部材72の直径よりも小さい範囲において、相互に異なっていてもよく、相互に同じであってもよい。
図23は、この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。図23を参照して、足載部材209Fは、図16に示す足載部材209Dの押さえ部2091−3を押さえ部2091−5に代えたものであり、その他は、足載部材209Dと同じである。
押さえ部2091−5は、押さえ部2091−3と同じ位置で下地部2092に取り付けられる。
図24は、図23に示すA方向から見た押さえ部2091−5の側面図である。図24を参照して、押さえ部2091−5は、図16および図17に示す押さえ部2091−3の本体部71を本体部71”に代えたものであり、その他は、押さえ部2091−3と同じである。
本体部71”は、図17に示す本体部71の貫通孔71Aを貫通孔71A”に代えたものであり、その他は、本体部71と同じである。貫通孔71A”は、接触部71Bから押付部71Cへの方向に沿って配列された3個の貫通孔OP4〜OP6からなる。貫通孔OP4〜OP6の各々は、貫通孔71Aの直径と同じ直径を有する。
軸部材72は、3個の貫通孔OP4〜OP6のいずれかに挿入される。貫通孔OP4と貫通孔OP5との境界部および貫通孔OP5と貫通孔OP6との境界部は、図22に示す貫通孔OP1と貫通孔OP2との境界部および貫通孔OP2と貫通孔OP3との境界部と同じである。
従って、軸部材72は、3個の貫通孔OP4〜OP6の相互間を移動可能である。即ち、軸部材72が貫通孔OP4に挿入されているとき、本体部71”をx軸の負方向に移動させることにより、軸部材72が貫通孔OP5または貫通孔OP6に挿入されるように軸部材72を移動できる。また、軸部材72が貫通孔OP6に挿入されているとき、本体部71”をz軸の正方向に移動させることにより、軸部材72が貫通孔OP5または貫通孔OP4に挿入されるように軸部材72を移動できる。
このように、軸部材72が挿入される貫通孔を変えた場合でも、距離L4および距離L5は、L5>L4の関係を保持する。
押さえ部2091−5においては、本体部71”をx軸の正方向または負方向へ移動可能であるので、x軸方向における押付部71Cの位置を調整できる。
その結果、足趾の先端部から親指の第2関節と、人差し指、中指、薬指および小指の第3関節とまでの距離が異なるトレーニング対象者に対しても、足載部材209Fを用いて、トレーニング対象者の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを下地部2092に押し付けた状態で、上述した方法によって、トレーニングを指導できる。
なお、押さえ部2091−5の貫通孔の個数は、3個に限らず、4個以上であってもよく、一般的には、複数個であればよい。
また、貫通孔OP4〜OP6においても、隣接する貫通孔間の距離L6および距離L7は、軸部材72の直径よりも小さい範囲において、相互に異なっていてもよく、相互に同じであってもよい。
図25は、この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。図25を参照して、足載部材209Gは、図16に示す足載部材209Dの押さえ部2091−3を押さえ部2091−6に代えたものであり、その他は、足載部材209Dと同じである。
押さえ部2091−6は、押さえ部2091−3と同じ位置で下地部2092に取り付けられる。
図26は、図25に示すA方向から見た押さえ部2091−6の側面図である。図26を参照して、押さえ部2091−6は、図16および図17に示す押さえ部2091−3の本体部71を本体部71”’に代えたものであり、その他は、押さえ部2091−3と同じである。
本体部71”’は、図17に示す本体部71の貫通孔71Aを貫通孔71A”’に代えたものであり、その他は、本体部71と同じである。貫通孔71A”’は、z軸方向に配列された貫通孔OP1〜OP3と、接触部71Bから押付部71Cへの方向に沿って配列された3個の貫通孔OP4,OP2,OP6とからなる。貫通孔OP1〜OP4,OP6の各々は、貫通孔71Aの直径と同じ直径を有する。
軸部材72は、5個の貫通孔OP1〜OP4,OP6のいずれかに挿入される。貫通孔OP1〜OP4,OP6において、隣接する貫通孔間の境界部は、図22に示す貫通孔OP1と貫通孔OP2との境界部および貫通孔OP2と貫通孔OP3との境界部と同じである。
従って、軸部材72は、5個の貫通孔OP1〜OP4,OP6の相互間を移動可能である。その詳細は、図22および図24において説明したとおりである。
軸部材72が挿入される貫通孔を5個の貫通孔OP1〜OP4,OP6のいずれかに変えた場合でも、距離L4および距離L5は、L5>L4の関係を保持する。
押さえ部2091−6においては、本体部71”’をx軸の正方向または負方向へ移動可能であり、本体部71”’をz軸の正方向または負方向へ移動可能であので、x軸方向およびz軸方向における押付部71Cの位置を調整できる。
その結果、足趾の先端部から親指の第2関節と、人差し指、中指、薬指および小指の第3関節とまでの距離が異なるトレーニング対象者または親指の厚みが異なるトレーニング対象者に対しても、足載部材209Cを用いて、トレーニング対象者の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを下地部2092に押し付けた状態で、上述した方法によって、トレーニングを指導できる。
なお、押さえ部2091−6の貫通孔の個数は、5個に限らず、6個以上であってもよく、一般的には、4個以上であればよい。
また、貫通孔OP1〜OP4,OP6においても、隣接する貫通孔間の距離L6および距離L7は、軸部材72の直径よりも小さい範囲において、相互に異なっていてもよく、相互に同じであってもよい。
図27は、この発明の実施の形態における更に別の足載部材の概略図である。図27を参照して、足載部材209Hは、図16に示す足載部材209Dの押さえ部2091−3を押さえ部2091−7に代えたものであり、その他は、足載部材209Dと同じである。
押さえ部2091−7は、押さえ部2091−3と同じ位置で下地部2092に取り付けられる。
図28は、図27に示すA方向から見た押さえ部2091−7の側面図である。図28を参照して、押さえ部2091−7は、図16および図17に示す押さえ部2091−3の支持部材73を支持部材73Aに代えたものであり、その他は、押さえ部2091−3と同じである。
支持部材73Aは、図17に示す支持部材73に貫通孔OP7〜OP9を追加したものであり、その他は、支持部材73と同じである。
貫通孔OP7〜OP9の各々は、軸部材72の直径よりも大きい直径を有する。
貫通孔OP7〜OP9において、隣接する貫通孔間の境界部は、図22に示す貫通孔OP1〜OP3の隣接する貫通孔間の境界部と同じである。従って、軸部材72は、貫通孔OP7〜OP9のいずれかに移動可能である。その結果、足載部材209Hは、上述した足載部材209Eと同じ機能を果たす。
足載部材209Hにおいては、支持部材73Aは、貫通孔OP7〜OP9に代えて、図24に示す貫通孔OP4〜OP6と同じようにx軸方向に配列された3個の貫通孔を有していてもよい。この場合、足載部材209Hは、上述した足載部材209Fと同じ機能を果たす。
また、足載部材209Hにおいては、支持部材73Aは、貫通孔OP7〜OP9に代えて、図26に示す貫通孔OP1〜OP4,OP6と同じようにx軸方向およびz軸方向に配列された5個の貫通孔を有していてもよい。この場合、足載部材209Hは、上述した足載部材209Gと同じ機能を果たす。
この発明の実施の形態においては、トレーニング指導器具200は、足載部材209,213に代えて足載部材209A,209B,209C,209D,209E,209F,209G,209Hのいずれかを備えていてもよい。
図29は、この発明の実施の形態による別のトレーニング指導器具の概略図である。
この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具は、図29に示すトレーニング指導器具200Aであってもよい。
図29を参照して、トレーニング指導器具200Aは、図1に示すトレーニング指導器具200の脚部217,218、伸縮部材219,220および板部材221を重り部材222,223に代えたものであり、その他は、トレーニング指導器具200と同じである。
重り部材222は、支持部材212上に配置され、重り部材223は、支持部材216上に配置される。
トレーニング指導器具200Aの初期状態においては、支持部材212の一方端は、重り部材222によって下地に着いており、支持部材216の一方端は、重り部材223によって下地に着いている。
図30は、図29に示す重り部材222の概略図である。図30を参照して、重り部材222は、箱部材2221と、重り2222〜2226とを含む。
箱部材2221は、略直方体の形状を有し、外部に開放された凹部を有する。そして、箱部材2221は、支持部材212の直線部分(x軸に平行な部分)の端部に固定される。
重り2222〜2226は、略円柱形状を有し、相互に異なる重さを有する。なお、図14においては、重さの違いを大きさで表している。重り2222〜2226の重さをそれぞれm1〜m5とすると、m1>m2>m3>m4>m5の関係を有する。
重り2222〜2226のいずれかが箱部材2221の凹部に入れられる。そして、最も軽い重り2226が箱部材2221の凹部に入れられた場合でも、支持部材212の一方端は、下地に着く。
なお、図29に示す重り部材223も、図30に示す重り部材222と同じ構成からなる。従って、最も軽い重り2226が箱部材2221の凹部に入れられた場合でも、支持部材216の一方端は、下地に着く。
図31は、図29に示すトレーニング指導器具200Aの動作を説明するための図である。図31を参照して、トレーニング指導器具200Aを使用する場合、重り2222〜2226のいずれかを箱部材2221の凹部に入れる。そうすると、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、x−z平面内において時計方向に回動し、踵載部2092Aは、支持部材210等の時計方向への回動に伴って下地から上方向へ移動し、支持部材212の一方端が下地に着くと、下地から上方向へ移動した最高位置で停止する。
重り部材222が支持部材212を下地方向へ押す力は、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212をx−z平面内において時計方向に回動させる力になり、踵載部2092Aが最高位置へ達した状態で、重り部材222によって下地から上方向への力Pw3が踵載部2092Aに印加されている。
力Pw3が踵載部2092Aに印加された状態において、例えば、左足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45が押さえ部2091によって押さえられるように左足の足趾を空間部2091Cに挿入し、左足の踵を踵載部2092A上に載せる(図31の(a)参照)。
この場合、左足は、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45の部分で屈曲し、足の指の先端部から親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45の部分までを足載部材209を介して下地に着けて踵を上方向(z軸方向)に上げた状態である。
図31の(a)に示す状態で、左足の踵によって力Pw3よりも強い下地方向への力Pw4を踵載部2092Aに印加する。
そうすると、トレーニング指導器具200Aの支持部材202の支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、踵載部2092Aに下地方向への力Pw4が印加されたことに伴ってx−z平面内で反時計方向に回動し、踵載部2092Aが下地に着いたことに伴って反時計方向の回動を停止する(図31の(b)参照)。
そして、踵載部2092Aが下地に着いた状態で、踵載部2092Aに力Pw4を印加することを停止すると、重り部材222が下地方向へ支持部材212を押す力によって、トレーニング指導器具200Aの支持部材202の支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、時計方向へ回動し、踵載部2092Aは、x−z平面における支持部材210等の時計方向への回動に伴って下地から上方向へ移動し、踵を上方向へ押し上げる。
支持部材212の一方端が下地に着くと、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、時計方向への回動を停止し、踵載部2092Aは、下地から上方向への最高位置に達し、上方向への移動を停止する。即ち、図31の(a)に示す状態になる。
従って、図31の(a)に示す状態において、踵載部2092Aが下地に着くまで踵載部2092Aに力Pw4を印加する動作と、図31の(b)に示す状態において、踵載部2092Aに力Pw4を印加するのを停止する動作とを繰り返し行うことにとって、左足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2091によって押さえた状態で、左足の踵を上下方向に上げ下げできる。
また、トレーニング指導器具200Aの足載部材213、支持部材214、支持部材215、回動部202Bおよび支持部材216を用いて、図31において説明した方法と同じ方法によって、右足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2131によって押さえた状態で、右足の踵を上下方向に上げ下げできる。
このように、トレーニング指導器具200Aを使用すると、足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2091によって押さえた状態で、踵を上下方向に上げ下げする動作をトレーニング対象者の両足について行わせることができる。
また、図31の(a)に示す状態において、箱部材2221の凹部に入れる重りの重さを変えることができるので、図31の(a)に示す状態において踵載部2092Aに印加する力Pw4をトレーニング対象者の身体能力に応じて調整できる。
踵載部2092Aに印加する力Pw4の強さは、トレーニング対象者によって異なり、より強い力を踵載部2092Aに印加できるトレーニング対象者もいれば、より弱い力しか踵載部2092Aに印加できないトレーニング対象者もいる。従って、踵載部2092Aに印加する力Pw4の強さによってトレーニング対象者の身体能力を評価できる。即ち、より強い力を踵載部2092Aに印加できるトレーニング対象者は、身体能力が高く、より弱い力しか踵載部2092Aに印加できないトレーニング対象者は、身体能力が低い。
このように、トレーニング指導器具200Aを用いれば、箱部材2221の凹部に入れる重りの重さを変えることができるので、図31の(a)に示す状態において踵載部2092Aに印加する力Pw4をトレーニング対象者の身体能力に応じて調整できるのである。
更に、図31において説明した方法に従って、トレーニング対象者に、足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2091によって押さえた状態で、踵を上下方向に上げ下げする動作を両足について行わせた後、箱部材2221の凹部に入れる重りの重さを、踵を上下方向に上げ下げする動作を行わせる前の重りの重さよりも重い重りに変え、図31の(a)に示す状態において、踵載部2092Aに下地方向の力を印加して踵載部2092Aが下地に着くか否かを判定することによって、トレーニング対象者の身体能力が向上したか否かを判定できる。そして、重りの重さがより重くなった状態で踵載部2092Aを下地に着けることができれば、トレーニング対象者の身体能力が向上したと判定でき、重りの重さがより重くなった状態で踵載部2092Aを下地に着けることができなければ、トレーニング対象者の身体能力が向上しなかったと判定できる。
従って、トレーニング指導器具200Aを用いれば、トレーニング対象者の身体能力が向上したか否かを迅速に判定できる。
なお、トレーニング指導器具200Aは、足載部材209,213に代えて、上述した足載部材209A,209B,209C,209D,209E,209F,209G,209Hのいずれかを備えていてもよい。
図32は、この発明の実施の形態による更に別のトレーニング指導器具の概略図である。この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具は、図32に示すトレーニング指導器具200Bであってもよい。
図32を参照して、トレーニング指導器具200Bは、足載部材209と、伸縮部材230とを備える。
伸縮部材230は、例えば、ラグビーのボールと同じような楕円の球形状を有する。この場合、楕円の長軸は、y軸方向に配置される。
伸縮部材230は、内部に空気を封入できるようになっている。そして、伸縮部材230の内部の空気圧は、大気圧よりも高い範囲において任意の空気圧に調整可能である。
足載部材209の踵載部2092Aは、伸縮部材230の表面に固定される。より具体的には、1対の面ファスナの一方の面ファスナを踵載部2092Aの裏面に固定し、1対の面ファスナの他方の面ファスナを伸縮部材230の表面に固定し、一方の面ファスナを他方の面ファスナと接触させることによって踵載部2092Aを伸縮部材230の表面に固定する。
両足の一方を足載部材209に載せ、踵で踵載部2092Aに力を印加して伸縮部材230を縮ませる場合、踵載部2092Aに印加すべき力は、伸縮部材230に封入された空気の空気圧よりも大きい力である。従って、伸縮部材230に封入された空気の空気圧よりも大きい下地方向への力を踵載部2092Aに印加することによって、踵載部2092Aが下地方向へ移動して伸縮部材230を下地方向に縮ませることができ、足載部材209は、x−y平面とほぼ平行になる。
そして、足載部材209がx−y平面とほぼ平行になった状態で踵載部2092Aに力を印加するのを停止すると、踵載部2092Aは、伸縮部材230に封入された空気圧によって上方向(z軸方向)に移動する。
図33は、図32に示すトレーニング指導器具200Bの動作を説明するための図である。
図33を参照して、トレーニング指導器具200Bを使用する場合、伸縮部材230の内部に空気を封入して伸縮部材230の内部の空気圧を所定の圧力に調整する。そうすると、足載部材209の押さえ部2091から先端までの部分は、下地に着いた状態であり、踵載部2092Aは、伸縮部材230の空気圧によって下地から上方向への力を受け、下地から上方向へ移動する。そして、踵載部2092Aは、下地から上方向への最高位置で停止する。踵載部2092Aが最高位置に達した状態で、下地から上方向への力Pw5が踵載部2092Aに印加されている。
力Pw5が踵載部2092Aに印加された状態で、例えば、左足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45が押さえ部2091によって押さえられるように左足の足趾を空間部2091Cに挿入し、左足の踵を踵載部2092A上に載せる(図33の(a)参照)。
この場合、左足は、親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45の部分で屈曲し、足の指の先端部から親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45の部分までを足載部材209を介して下地に着けて踵を上方向(z軸方向)に上げた状態である。
図33の(a)に示す状態で、力Pw5よりも強い下地方向への力Pw6を左足の踵によって踵載部2092Aに印加する。
そうすると、トレーニング指導器具200Bの伸縮部材230は、下地方向へ縮み、踵載部2092Aがx−y平面とほぼ平行になる(図33の(b)参照)。
そして、踵載部2092Aがx−y平面とほぼ平行になった状態で、踵載部2092Aに力Pw6を印加するのを停止すると、伸縮部材230は、内部の空気圧によって膨らみ、踵載部2092Aは、伸縮部材230の膨らみによって下地から上方向へ移動し、踵を上方向へ押し上げる。
踵載部2092Aは、上方向(z軸方向)の最高位置に達すると、上方向への移動を停止する。即ち、図33の(a)に示す状態になる。
従って、図33の(a)に示す状態において、踵載部2092Aがx−y平面とほぼ平行になるまで踵載部2092Aに力Pw6を印加する動作と、図33の(b)に示す状態において、踵載部2092Aに力Pw6を印加するのを停止する動作とを繰り返し行うことにとって、左足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2091によって押さえた状態で、左足の踵を上下方向に上げ下げできる。
また、足載部材209に代えて足載部材213の踵載部2132A(=踵載部2092A)を伸縮部材230の表面に固定したトレーニング指導器具200Bを用いて、図33に示す方法によって右足の踵を上下方向に上げ下げできる。
このように、トレーニング指導器具200Bを使用すると、足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2091によって押さえた状態で、踵を上下方向に上げ下げする動作をトレーニング対象者の両足について行わせることができる。
また、図33の(a)に示す状態において、伸縮部材230の内部の空気圧を変えることができるので、図33の(a)に示す状態において踵載部2092Aに印加する力Pw6をトレーニング対象者の身体能力に応じて調整できる。
踵載部2092Aに印加する力Pw6の強さは、トレーニング対象者によって異なり、より強い力を踵載部2092Aに印加できるトレーニング対象者もいれば、より弱い力しか踵載部2092Aに印加できないトレーニング対象者もいる。従って、踵載部2092Aに印加する力Pw6の強さによってトレーニング対象者の身体能力を評価できる。即ち、より強い力を踵載部2092Aに印加できるトレーニング対象者は、身体能力が高く、より弱い力しか踵載部2092Aに印加できないトレーニング対象者は、身体能力が低い。
このように、トレーニング指導器具200Bを用いれば、伸縮部材230の内部の空気圧を変えることができるので、図33の(a)に示す状態において踵載部2092Aに印加する力Pw6をトレーニング対象者の身体能力に応じて調整できるのである。
更に、図33において説明した方法に従って、トレーニング対象者に、足の親指31の第2関節41、人指し指32の第3関節42、中指33の第3関節43、薬指34の第3関節44および小指45の第3関節45を押さえ部2091によって押さえた状態で、踵を上下方向に上げ下げする動作を両足について行わせた後、伸縮部材230の内部の空気圧を、踵を上下方向に上げ下げする動作を行わせる前の伸縮部材230の内部の空気圧よりも高い空気圧に変え、図33の(a)に示す状態において、踵載部2092Aに力を印加して踵載部2092Aが下地に近づくか否かを判定することによって、トレーニング対象者の身体能力が向上したか否かを判定できる。そして、伸縮部材230の内部の空気圧が高くなった状態で踵載部2092Aを下地に近づけることができれば、トレーニング対象者の身体能力が向上したと判定でき、伸縮部材230の内部の空気圧が高くなった状態で踵載部2092Aを下地に近づけることができなければ、トレーニング対象者の身体能力が向上しなかったと判定できる。
従って、トレーニング指導器具200Bを用いれば、トレーニング対象者の身体能力が向上したか否かを迅速に判定できる。
更に、トレーニング対象者の中には、足先が真っ直ぐ向いているトレーニング対象者もいれば、足先が内側を向いているトレーニング対象者もいれば、足先が外側を向いているトレーニング対象者もいる。
このように、トレーニング対象者の足先が各種の方向を向いていても、トレーニング指導器具200Bにおいては、踵載部材209の方向をトレーニング対象者の足先の方向に一致するように調整可能である。
従って、トレーニング指導器具200Bを用いれば、足先が各種の方向を向いたトレーニング対象者に対してもトレーニングを指導できる。その結果、足先が各種の方向を向いたトレーニング対象者の身体能力を向上できる。
なお、トレーニング指導器具200Bは、足載部材209に代えて、上述した足載部材209A,209B,209Cのいずれかを備えていてもよい。
上記においては、トレーニング指導器具200,200A,200Bの踵載部2092Aが下地から上方向に上がった位置において踵載部2092Aに力Pw2,Pw4,Pw6を印加して踵載部2092Aを下地に近づけることからトレーニング指導器具200,200A,200Bの使用を開始すると説明したが、この発明の実施の形態においては、これに限らず、踵載部2092Aが下地に着いた状態からトレーニング指導器具200,200A,200Bの使用を開始してもよい。
トレーニング指導器具200を用いる場合、踵載部2092Aが下地に着くまで空間2191B内に空気を封入し、踵載部2092Aが下地に着くまで空間2191B内に空気を封入したときの空間2191Bの圧力Pよりも空間2191Aの圧力Pが高くなるように圧力調整部2192によって空間2191Aの圧力Pを調整した後に、トレーニング指導器具200の使用を開始すれば、図10の(b)に示す状態において、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、トレーニング対象者が踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止したことに応じて時計方向に回動し、踵載部2092Aは、上方向(z軸方向)へ移動してトレーニング対象者の踵を上方向へ上げる。即ち、図10の(a)に示す状態になる。
そして、図10の(a)に示す状態になれば、上述した方法によって、踵載部2092Aに印加された下地から上方向への力よりも強い下地方向への力を印加することによって踵載部2092Aを下地に着けることができる。
従って、踵載部2092Aが下地に着いた状態からトレーニング指導器具200の使用を開始しても、トレーニング対象者の足の踵を上下方向へ上げ下げさせることができる。
また、トレーニング指導器具200Aを使用する場合、箱部材2221の凹部に重りを載せなければ、踵載部2092Aは、下地に着くので、箱部材2221の凹部に重りを載せない状態において、トレーニング対象者の足を足載部材209に載せ、その後、重り(重り2222〜2226のいずれか)を箱部材2221の凹部に入れることによってトレーニング指導器具200Aの使用を開始すれば、上述した方法によって、踵載部2092Aが下地に着いた状態からトレーニング指導器具200Aの使用を開始しても、トレーニング対象者の足の踵を上下方向へ上げ下げさせることができる。
更に、トレーニング指導器具200Bを使用する場合、伸縮部材230の内部の空気を抜いた状態では、踵載部2092Aは、下地に着くので、伸縮部材230の内部の空気を抜いた状態において、トレーニング対象者の足を足載部材209に載せ、その後、足載部材209に下地方向への力を印加せずに、図33の(a)に示す状態になるように伸縮部材230内に空気を徐々に封入すれば、踵載部2092Aが下地から上方向へ移動し、トレーニング対象者の踵を上に上げることができる。そして、図33の(a)に示す状態になった後は、上述した方法によって、下地方向への力Pw6を踵載部2092Aに印加して踵載部2092Aを下地方向へ移動させることができる。
従って、踵載部2092Aが下地に着いた状態からトレーニング指導器具200Bの使用を開始しても、トレーニング対象者の足の踵を上下方向へ上げ下げさせることができる。
よって、踵載部2092Aが下地から上方向に離れた位置にある状態からトレーニング指導器具200,200A,200Bの使用を開始してもよいし、踵載部2092Aが下地に着いた状態からトレーニング指導器具200,200A,200Bの使用を開始してもよい。
上記においては、踵載部2092Aが下地から上方向の最高位置にあるときに、下地方向への力Pw2,Pw4,Pw6を踵載部2092Aに印加して踵載部2092Aを下地に着けると説明したが、この発明の実施の形態においては、これに限らず、踵載部2092Aが下地から上方向へ離れた位置にあるときに、踵載部2092Aに印加された下地から上方向への力よりも強い下地方向への力を踵載部2092Aに印加して踵載部2092Aを低い位置に移動させ、その移動させた低い位置において、踵載部2092Aに力を印加するのを停止するようにしてもよい。これによっても、トレーニング対象者は、足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とが押さえ部によって押さえられた状態で踵を上下方向に上げ下げできるからである。つまり、トレーニング対象者は、踵載部2092Aの下地から上方向への最高位置よりも低い位置の範囲において、足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とが押さえ部によって押さえられた状態で踵を上下方向に上げ下げできるからである。
従って、この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具は、トレーニング対象者の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえる押さえ部と、トレーニング対象者の足の踵を載せるための踵載部と、トレーニング対象者の第2関節および第3関節を押さえ部によって押さえた状態において、踵載部が下地から上方向へ離れた位置にあるときに踵載部に印加された下地から上方向への第1の力よりも強い下地方向への第2の力がトレーニング対象者によって踵載部に印加されたことに応じて踵載部を下地方向へ移動させ、踵載部が下地から上方向における最高位置よりも低い位置にあるときにトレーニング対象者によって踵載部に印加された下地方向への力が第2の力よりも弱くなったことに応じて踵載部を下地から上方向へ移動させる制御部とを備えていればよい。そして、制御部は、好ましくは、踵載部が下地から上方向における最高位置よりも低い位置にあるときにトレーニング対象者によって踵載部に印加された下地方向への力が停止されたことに応じて踵載部を下地から上方向へ移動させる。
踵載部2092Aが最高位置よりも低い位置にあるときに、踵載部2092Aに印加された力が第2の力よりも弱ければ良いのは、次の理由による。
トレーニング指導器具200,200A,200Bにおいて、力Pw2,Pw4,Pw6(=第2の力)を踵載部2092Aに印加すると、踵載部2092Aは、力Pw2,Pw4,Pw6(=第2の力)によって下地方向へ移動できなく位置で停止する。つまり、踵載部2092Aは、力Pw2,Pw4,Pw6がそれぞれ力Pw1,Pw3,Pw5と等しくなる位置で停止する。従って、踵載部2092Aが最高位置よりも低い位置にあるときに、踵載部2092Aに印加される力が力Pw2,Pw4,Pw6(=第2の力)よりも弱くなると、踵載部2092Aは、下地から上方向へ移動し始めるからである。
従って、押さえ部と、踵載部と、制御部とを備えていれば、トレーニング対象者の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえた状態で、踵を上下方向に上げ下げする動作をトレーニング対象者に行わせることができる。
上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bにおいては、足載部材209,213の踵載部2092A,2132Aに下地から上方向の力Pw1,Pw3,Pw5が印加されているときに、力Pw1,Pw3,Pw5よりもそれぞれ強い下地方向の力Pw2,Pw4,Pw6を力Pw1,Pw3,Pw5に抗して踵載部2092A,2132Aに印加することによって、踵載部2092A,2132Aが下地方向へ移動し、下地方向へ移動した踵載部2092A,2132Aに下地方向の力Pw2,Pw4,Pw6を印加するのを停止することにとって、踵載部2092A,2132Aが下地から上方向へ移動することを特徴としている。
なお、トレーニング指導器具200において、支持部材210,214、支持部材211,215、回動部202A,202B、支持部材212,216および伸縮部材219,220は、「制御部」を構成する。
また、トレーニング指導器具200Aにおいて、支持部材210,214、支持部材211,215、回動部202A,202B、支持部材212,216および重り部材222,223は、「制御部」を構成する。
更に、トレーニング指導器具200Bにおいて、伸縮部材230は、「制御部」を構成する。
トレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法について説明する。
図34は、この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具200を用いたトレーニング指導方法を示すフローチャートである。この発明の実施の形態によるトレーニング指導方法は、例えば、トレーニングを行う施設内で実施される。
図34を参照して、この発明の実施の形態によるトレーニング指導方法が開始されると、指導者は、トレーニング対象者が両足を床面に着けて座位姿勢をとっているときのトレーニング対象者の足の指(足趾)の床面への着き具合と、トレーニング対象者の身体能力とを確認する(ステップS1)。
例えば、足の指の床面への着き具合として、指導者は、トレーニング対象者の足の指が外反母趾であるか否か、トレーニング対象者の足の指が浮指であるか否か、およびトレーニング対象者の足の指が内反小趾であるか否かを確認する。
また、指導者は、次の方法によって身体能力を確認する。
(1)指導者は、トレーニング対象者が立位姿勢をとっているときに、トレーニング対象者の肩を左右に押してトレーニング対象者が立位姿勢を維持できるかを確認することによってトレーニング対象者の左右のバランスを確認する。
(2)指導者は、トレーニング対象者が座位姿勢をとっているときに、トレーニング対象者を後ろへ押してトレーニング対象者が座位姿勢を維持できるかを確認することによってトレーニング対象者の前後のバランスを確認する。
(3)指導者は、トレーニング対象者に、両手のうちのいずれかの手の人指し指と親指で輪を作ってもらい、他方の手の人指し指と親指で輪を作ってもらい、鎖のように繋げてもらう。そして、指導者は、トレーニング対象者に、輪が開かないように人指し指および親指に力をこめてもらった状態で、左右に引っ張って輪を開けてもらう。この時、指導者は、トレーニング対象者の人指し指および親指の力の入り具合を確認することによってトレーニング対象者の手の指の能力を確認する。
指導者は、(1)〜(3)の少なくとも1つを用いてトレーニング対象者の身体能力を確認する。
ステップS1の後、指導者は、立位姿勢をとり、支持部材を用いて上肢によって体を前方に傾けた姿勢で支えるようにトレーニング対象者を指導する(ステップS2)。
そして、指導者は、トレーニング対象者の足先の方向を確認し、その確認した足先の方向に合うようにトレーニング指導器具200の支持部材210〜212および214〜216の方向を調整する(ステップS3)。
その後、指導者は、右足および左足のいずれか一方の足を前へ出して足趾および踵を床面に着け、他方の足を後ろへ出して他方の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とをトレーニング指導器具200の押さえ部2091によって押さえ、他方の足の踵を踵載部2092Aに載せるようにトレーニング対象者を指導する(ステップS4)。
引き続いて、指導者は、後ろに出した足の全ての指を足載部材209の下地部2092に着けた状態で後ろに出した足の踵で踵載部2092Aが床面に着くまで踵載部2092Aに力を印加するようにトレーニング対象者を指導する(ステップS5)。これによって、トレーニング対象者は、他方の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とをトレーニング指導器具200の押さえ部2091によって押さえられた状態で、踵載部2092Aが床面に着くまで他方の足の踵を床面方向へ移動させる。
その後、指導者は、踵載部2092Aが床面に着くと、踵載部2092Aに力を印加するのを停止するようにトレーニング対象者を指導する(ステップS6)。これによって、トレーニング対象者は、他方の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とをトレーニング指導器具200の押さえ部2091によって押さえられた状態で、トレーニング指導器具200の支持部材212の一方端が床面に着くまで他方の足の踵を上方向へ移動させる。
この場合、好ましくは、指導者は、後ろに出した足の踵を、例えば、5回〜10回、上下に上げ下げするようにトレーニング対象者を指導する。つまり、指導者は、ステップS4およびステップS5を、5回〜10回、繰り返す。
そして、指導者は、他方の足を前へ出して足趾および踵を床面に着け、一方の足を後ろへ出して一方の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とをトレーニング指導器具200の押さえ部2091によって押さえ、一方の足の踵を踵載部2092Aに載せるようにトレーニング対象者を指導する(ステップS7)。
引き続いて、指導者は、後ろに出した足の全ての指を足載部材213の下地部2092に着けた状態で後ろに出した足の踵で踵載部2092Aが床面に着くまで踵載部2092Aに力を印加するようにトレーニング対象者を指導する(ステップS8)。これによって、トレーニング対象者は、一方の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とがトレーニング指導器具200の押さえ部2091によって押さえられた状態で、踵載部2092Aが床面に着くまで一方の足の踵を床面方向へ移動させる。
その後、指導者は、踵載部2092Aが床面に着くと、踵載部2092Aに力を印加するのを停止するようにトレーニング対象者を指導する(ステップS9)。これによって、トレーニング対象者は、一方の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とがトレーニング指導器具200の押さえ部2091によって押さえられた状態で、トレーニング指導器具200の支持部材216の一方端が床面に着くまで一方の足の踵を上方向へ移動させる。
この場合、好ましくは、指導者は、後ろに出した足の踵を、例えば、5回〜10回、上下に上げ下げするようにトレーニング対象者を指導する。つまり、指導者は、ステップS7およびステップS8を、5回〜10回、繰り返す。
そうすると、指導者は、トレーニング対象者の身体能力を確認する(ステップS10)。例えば、指導者は、ステップS1において説明した方法と同じ方法によってトレーニング対象者の身体能力を確認する。
これによって、トレーニング指導器具200を用いたトレーニング指導方法は、終了する。
なお、トレーニング指導器具200Aまたはトレーニング指導器具200Bを用いたトレーニング指導方法も、図34に示すフローチャートに従って実行される。
図35は、トレーニング対象者の左右のバランスを確認する方法を説明するための模式図である。指導者は、トレーニング指導方法のステップS1において、トレーニング対象者の身体能力の確認として、次の方法によってトレーニング対象者の左右のバランスを確認する。
図35を参照して、トレーニング指導方法のステップS1において、指導者は、両足1,2を肩幅に開いて床面10上に立つようにトレーニング対象者を指導する。そして、指導者は、トレーニング対象者の左肩の三角筋3を矢印5の方向に押してトレーニング対象者が立位姿勢を維持できるかを確認する。この場合、好ましくは、指導者は、両足1,2の膝を曲げないようにトレーニング対象者を指導する。その後、指導者は、トレーニング対象者の右肩の三角筋4を矢印6の方向に押してトレーニング対象者が立位姿勢を維持できるかを確認する。この場合も、好ましくは、指導者は、両足1,2の膝を曲げないようにトレーニング対象者を指導する。指導者は、トレーニング対象者の三角筋3を矢印5の方向に押してトレーニング対象者が立位姿勢を維持できるかを確認する動作と、トレーニング対象者の三角筋4を矢印6の方向に押してトレーニング対象者が立位姿勢を維持できるかを確認する動作とを、少なくとも1回行うことにより、トレーニング対象者の左右のバランスを確認する。
なお、トレーニング指導方法のステップS10においても、指導者は、トレーニング対象者の身体能力の確認として、図35に示す方法を用いてトレーニング対象者の左右のバランスを確認する。
図36は、トレーニング対象者の前後のバランスを確認する方法を説明するための模式図である。指導者は、トレーニング指導方法のステップS1において、トレーニング対象者の身体能力の確認として、次の方法によってトレーニング対象者の前後のバランスを確認する。
図36を参照して、トレーニング指導方法のステップS1において、指導者は、両足の足趾および踵を床面10に着けた状態で台20の上で座位姿勢をとり、右手7と左手8とを胸の前で交差するようにトレーニング対象者を指導する。そして、指導者は、両手でトレーニング対象者の左肩9と右肩11とを後方へ(図36の紙面上、手前から奥側へ)押してトレーニング対象者が座位姿勢を維持できるかを確認する。指導者は、両手でトレーニング対象者の左肩9と右肩11とを後方へ(図36の紙面上、手前から奥側へ)押してトレーニング対象者が座位姿勢を維持できるかを確認する動作を、少なくとも1回行うことにより、トレーニング対象者の前後のバランスを確認する。
トレーニング対象者の両足を床面10に着けた状態でトレーニング対象者の前後のバランスを確認することにより、トレーニング対象者の腰椎に負担がかかるのを防止できる。
トレーニング対象者の前後のバランスの確認においては、トレーニング対象者の両足は、床面10に着いていなくてもよい。
なお、トレーニング指導方法のステップS10においても、指導者は、トレーニング対象者の身体能力の確認として、図36に示す方法を用いてトレーニング対象者の前後のバランスを確認する。
図37は、トレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着ける力を測定する方法を説明するための図である。
図37の(a)を参照して、支持部材209,216の一方端が床面に着いた状態で圧力調整部2192によって仕切弁2195をz軸方向へ移動させ、空間2191Aの体積をV1に設定する。このとき、空間2191Aの圧力Pは、P0A_k(kは、1≦k≦nを満たす整数)に設定される。
図37の(b)を参照して、支持部材209,216の一方端が床面に着いた状態で圧力調整部2192によって仕切弁2195をz軸方向へ移動させ、空間2191Aの体積を体積V1よりも小さい体積V2(<V1)に設定する。このとき、空間2191Aの圧力Pは、圧力P0A_kよりも高い圧力P0A_k+1(>P0A_k)に設定される。
そして、空間2191Aの圧力Pを圧力P0A_kに設定した状態で、トレーニング対象者の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえ部2091によって押さえながら、トレーニング対象者が踵で踵載部2092Aに力を印加し、踵載部2092Aを床面に着けることができるかを判定する。
踵載部2092Aを床面に着けることができれば、空間2191Aの圧力Pを圧力P0A_k+1に設定した状態で、トレーニング対象者の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえ部2091によって押さえながら、トレーニング対象者が踵で踵載部2092Aに力を印加し、踵載部2092Aを床面に着けることができるかを判定する。
このように、空間2191Aの圧力Pを変えながら、トレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着けることができる力を測定する。この場合、踵載部2092Aを床面に着けることができる力として、踵載部2092Aを床面に着けることができたときの空間2191Aの圧力Pを記録する。トレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着けることができる力を両足について測定する。
トレーニング指導方法のステップS1,S9においては、上述した方法によって、トレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着けることができる力を両足について測定し、その測定した力をトレーニング対象者の身体能力とする。
なお、トレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着けることができる力は、トレーニング指導器具200A,200Bのいずれかを用いて、同様に測定できる。
トレーニング指導器具200Aを用いる場合、箱部材2221に入れる重りの重さを変えながらトレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着けることができたときの重りの重さを検出することによって、トレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着けることができる力を測定できる。
また、トレーニング指導器具200Bを用いる場合、伸縮部材230内の空気圧を変えながらトレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着けることができたときの伸縮部材230内の空気圧を検出することによって、トレーニング対象者が踵載部2092Aを床面に着けることができる力を測定できる。
指導者は、図35において説明した左右のバランスの確認と、図36において説明した前後のバランスの確認と、図37において説明した踵載部2092Aを床面に着けることができるときの力の測定との少なくとも1つを、トレーニング指導方法のステップS1,S10における身体能力の確認として実行する。
指導者は、トレーニング指導方法のステップS1,S10において、上述した(1)〜(3)の少なくとも1つを用いてトレーニング対象者の身体能力を確認してもよい。
図38は、図34に示すトレーニング指導方法のステップS2〜ステップS8における動作を説明するための模式図である。
図38を参照して、トレーニング指導方法のステップS2において、指導者は、立位姿勢をとり、壁30(支持部材)を用いて上肢(右手7および左手8)によって体を前方に傾けた姿勢で支えるようにトレーニング対象者を指導し、トレーニング指導方法のステップS3において、指導者は、例えば、左足1を前へ出して足趾および踵12を床面10に着け、右足2を後ろへ出して右足2の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえ部2091によって押さえ、右足2の踵13を足載部材213の踵載部2132A(=踵載部2092A)に載せるようにトレーニング対象者を指導する(図38の(a)参照)。
この場合、トレーニング指導器具200の支持部材216の一方端は、床面10に着いており、踵載部2092Aは、下地から上方向へ印加された力Pw1によって床面10から上方向(z軸方向)に離れている。また、指導者は、右手7および左手8を水平に前へ出して右手7および左手8の掌を壁30に接触させて前傾姿勢を維持するようにトレーニング対象者を指導する。更に、指導者は、左足1を前へ出し、右足2を後ろへ出す場合、左足1および右足2の膝を曲げないようにトレーニング対象者を指導する。
トレーニング対象者が図38の(a)に示す姿勢をとった後、指導者は、トレーニング指導方法のステップS4において、後ろへ出した足(右足2)の全ての指を足載部材213の下地部2092に着けた状態で、後ろに出した足(右足2)の踵13で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加するようにトレーニング対象者を指導する(図38の(b)参照)。
これにより、トレーニング対象者は、右足2の踵13で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加し、右足2の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節が押さえ部2091によって押さえられた状態で踵13を床面10方向(下方向)へ移動させる。そうすると、支持部材214、支持部材215、回動部202Bおよび支持部材216は、x−z平面内において反時計方向に回動し、仕切弁2196が上方向(z軸方向)へ押し上げられる。その結果、仕切弁2195と仕切弁2196との間の空間2191Aの圧力Pは、図38の(a)における圧力よりも高くなり、仕切弁2196と本体部2191との間の空間2191Bの圧力Pは、図38の(a)における圧力よりも低くなり、圧力Pは、圧力Pよりも高くなる。
なお、図38の(a)に示す状態から図38の(b)に示す状態へ移行する動作においては、指導者は、好ましくは、右足2の膝を曲げないようにトレーニング対象者を指導する。
図38の(b)に示すように踵載部2092Aが床面10に着くと、指導者は、トレーニング指導方法のステップS5において、踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止するようにトレーニング対象者を指導する。
そうすると、仕切弁2195と仕切弁2196との間の空間2191Aの圧力Pは、仕切弁2196と本体部2191との間の空間2191Bの圧力Pよりも高いので、仕切弁2196は、支持部材216の一方端が床面10に着くまで、圧力Pによって床面10方向(下方向)へ押される。
その結果、支持部材214、支持部材215、回動部202Bおよび支持部材216は、x−z平面において時計方向に回動し、足載部材213の踵載部2092Aは、床面10から上方向へ移動し、トレーニング対象者の右足2の踵13を上方向へ移動させる。そして、図38の(a)に示す状態になる。
この場合、指導者は、好ましくは、右足2の膝を曲げずに右足2のみで背伸びをするようにトレーニング対象者を指導する。より好ましくは、指導者は、真上へ右足2の踵13を上げるようにトレーニング対象者を指導する。この指導により、踵13を上方に上げたときの重心が右足2の5指(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の全てに印加され、右足2の5指(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の全てを足載部材213の下地部2092に着けるようにできる。
また、指導者は、右足2の全ての指が足載部材213の下地部2092に着いていることを確認する。そして、指導者は、右足2の少なくとも1つの指が足載部材213の下地部2092に着いていない場合、右足2の全ての指が足載部材213の下地部2092に着くように意識して踵13を上方へ上げるように指導する。この指導により、踵13を上方に上げたときの重心が右足2の5指(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の全てに印加し易くできる。
好ましくは、指導者は、トレーニング指導方法のステップS4,S5を5回〜10回(所定回数)繰り返し行う。即ち、指導者は、図38の(a)に示す状態から図22の(b)に示す状態へ移行する動作と、図38の(b)に示す状態から図38の(a)に示す状態へ移行する動作とを5回〜10回(所定回数)繰り返し行うようにトレーニング対象者を指導する。
引き続いて、指導者は、トレーニング指導方法のステップS6において、右足2を前へ出して足趾および踵13を床面10に着け、左足1を後ろへ出して左足1の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえ部2091によって押さえ、左足1の踵12を足載部材209の踵載部2092Aに載せるようにトレーニング対象者を指導する(図38の(a)参照)。
この場合、トレーニング指導器具200の支持部材212の一方端は、床面10に着いており、踵載部2092Aは、下地から上方向へ印加された力Pw1によって床面10から上方向(z軸方向)に離れている。また、指導者は、右手7および左手8を水平に前へ出して右手7および左手8の掌を壁30に接触させて前傾姿勢を維持するようにトレーニング対象者を指導する。更に、指導者は、右足2を前へ出し、左足1を後ろへ出す場合、左足1および右足2の膝を曲げないようにトレーニング対象者を指導する。
トレーニング対象者が図38の(a)に示す姿勢をとった後、指導者は、トレーニング指導方法のステップS7において、後ろへ出した足(左足1)の全ての指を足載部材209の下地部2092に着けた状態で、後ろに出した足(左足1)の踵12で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加するようにトレーニング対象者を指導する(図38の(b)参照)。
これにより、トレーニング対象者は、左足1の踵12で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加し、左足1の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節が押さえ部2091によって押さえられた状態で踵12を床面10方向(下方向)へ移動させる。そうすると、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、x−z平面内において反時計方向に回動し、仕切弁2196が上方向(z軸方向)へ押し上げられる。その結果、仕切弁2195と仕切弁2196との間の空間2191Aの圧力Pは、図38の(a)における圧力よりも高くなり、仕切弁2196と本体部2191との間の空間2191Bの圧力Pは、図38の(a)における圧力よりも低くなり、圧力Pは、圧力Pよりも高くなる。
なお、図38の(a)に示す状態から図38の(b)に示す状態へ移行する動作においては、指導者は、好ましくは、左足1の膝を曲げないようにトレーニング対象者を指導する。
図38の(b)に示すように踵載部2092Aが床面10に着くと、指導者は、トレーニング指導方法のステップS8において、踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止するようにトレーニング対象者を指導する。
そうすると、仕切弁2195と仕切弁2196との間の空間2191Aの圧力Pは、仕切弁2196と本体部2191との間の空間2191Bの圧力Pよりも高いので、仕切弁2196は、支持部材212の一方端が床面10に着くまで、圧力Pによって床面10方向(下方向)へ押される。
その結果、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、x−z平面において時計方向に回動し、足載部材209の踵載部2092Aは、床面10から上方向へ移動し、トレーニング対象者の左足1の踵12を上方向へ移動させる。そして、図38の(a)に示す状態になる。
この場合、指導者は、好ましくは、左足1の膝を曲げずに左足1のみで背伸びをするようにトレーニング対象者を指導する。より好ましくは、指導者は、真上へ左足1の踵12を上げるようにトレーニング対象者を指導する。この指導により、踵12を上方に上げたときの重心が左足1の5指(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の全てに印加され、左足1の5指(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の全てを足載部材209の下地部2092に着けるようにできる。
また、指導者は、左足1の全ての指が足載部材209の下地部2092に着いていることを確認する。そして、指導者は、左足1の少なくとも1つの指が足載部材209の下地部2092に着いていない場合、左足1の全ての指が足載部材209の下地部2092に着くように意識して踵12を上方へ上げるように指導する。この指導により、踵12を上方に上げたときの重心が左足1の5指(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の全てに印加し易くできる。
好ましくは、指導者は、トレーニング指導方法のステップS7,S8を5回〜10回(所定回数)繰り返し行う。即ち、指導者は、図38の(a)に示す状態から図22の(b)に示す状態へ移行する動作と、図38の(b)に示す状態から図38の(a)に示す状態へ移行する動作とを5回〜10回(所定回数)繰り返し行うようにトレーニング対象者を指導する。
トレーニング指導器具200を用いて、指導者が左足1および右足2の全ての指をそれぞれ足載部材209,213の下地部2092に着けて踵12,13を上下に上げ下げする動作を繰り返し行わせることにより、トレーニング対象者は、左足1および右足2の全ての指をそれぞれ足載部材209,213の下地部2092に着けて踵12,13を上下に上げ下げする動作を繰り返し行うことになり、左足1および右足2の全ての指を下地に着けて歩行、走行、および各種のスポーツをすることを学習する。その結果、トレーニング対象者の体幹のバランスがより増進し、トレーニング対象者の身体能力を向上できる。
なお、トレーニング指導器具200Aまたはトレーニング指導器具200Bを用いた場合も、トレーニング指導方法におけるステップS2〜ステップS8の動作は、図22における説明と同じである。
図39は、図38の(a),(b)に示す右足2の一部の拡大図である。なお、図39においては、足載部材213の押さえ部2091は、省略されている。
図39を参照して、図38の(a)に示す状態では、右足2の5趾(親指21、人指し指22、中指23、薬指24および小指25)は、足載部材213の下地部2092を介して床面10に着いており、右足2の踵13および足載部材213の踵載部2092Aは、床面10から上方向へ離れている(図39の(a)参照)。
そして、右足2の踵13がトレーニング指導器具200によって上方へ上げられる場合、指導者は、5趾(親指21、人指し指22、中指23、薬指24および小指25)の全てが足載部材213の下地部2092を介して床面10に着くようにトレーニング対象者を指導する。好ましくは、指導者は、右足2の5趾(親指21、人指し指22、中指23、薬指24および小指25)を含む領域REGが足載部材213の下地部2092を介して床面10に着くようにトレーニング対象者を指導する(図39の(a)参照)。この場合、小指25が浮き上がりやすいので、指導者は、特に、小指25が足載部材213の下地部2092を介して床面10に着いているかを確認する。
なお、トレーニング指導器具200によって左足1の踵12が上方へ上げられる場合も、指導者は、図39の(a)に示すように、左足1の5趾(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の全てを足載部材209の下地部2092を介して床面10に着けるようにトレーニング対象者を指導する。
これによって、図39の(a)に示す領域REGが下地部2092を介して床面10に、より確実に着くようにできる。その結果、トレーニング対象者は、足の全ての指を下地に着けて歩行、走行、および各種のスポーツをする感覚を効果的に学習できる。
図38の(b)においては、右足2の5趾(親指21、人指し指22、中指23、薬指24および小指25)および踵13は、足載部材213の下地部2092を介して床面10に着いている(図39の(b)参照)。
指導者が上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法に従ってトレーニング対象者を指導し、トレーニング対象者が図38および図39に示すように、左足1の踵12および右足2の踵13を所定回数だけ上下方向へ上げ下げする動作を行うことによって、トレーニング指導方法のステップS1における身体能力の確認においては、トレーニング対象者が左右のバランスおよび前後のバランスを取ることが困難であり、トレーニング対象者がより弱い力でしか踵載部2092Aを床面10に着けることができなかったが、トレーニング指導方法のステップS9における身体能力の確認においては、トレーニング対象者は、左右に押されても立位姿勢を維持でき、前後に押されても座位姿勢を維持できるようになり、トレーニング対象者がより強い力で踵載部2092Aを床面10に着けることができるようになった。
すなわち、トレーニング指導方法のステップS2〜ステップS8を実行することによって、トレーニング対象者の身体能力を向上できた。
上述したトレーニング指導方法の発明者は、長年の研究によって、左足1の5趾(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の一部および/または右足2の5趾(親指21、人指し指22、中指23、薬指24および小指25)の一部が地面に着いていない人が多いという知見を見いだし、その知見に基づいて、上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bと、トレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法とを創作するに至ったものである。
人間が歩行、走行および各種のスポーツをするときに基本になるのは、両足であり、その両足の5趾(親指、人指し指、中指、薬指および小指)がしっかりと地面に着いていなければ、不安定になる。
しかし、上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法によって指導を受ければ、トレーニング対象者は、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を押さえ部2091によって押さえ、足の全ての指を地面に着けて踵を上下方向へ上げ下げする動作を行うことによって、両足の5趾(親指、人指し指、中指、薬指および小指)がしっかりと地面に着くようになり、体幹のバランスが増し、トレーニング対象者の身体能力が向上するものと考えられる。
このように、上述したトレーニング指導器具200,200A,200B、およびトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法は、上述した新たな知見に基づいて創作されたものであり、既に知られている足健康装具およびトレーニング方法とは全く異なるものである。すなわち、既に知られている足健康装具およびトレーニング方法は、身体に備わっている多くの筋肉のうちの特定の筋肉を鍛える足健康装具およびトレーニング方法であり、体幹(胴体)のバランスを鍛えるものではない。
また、既に知られている足健康装具およびトレーニング方法には、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を押さえながら、両足の5趾(親指、人指し指、中指、薬指および小指)の全てが地面に着くように鍛える、という思想はない。従って、上述したトレーニング指導器具200,200A,200B、およびトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法は、従来の足健康装具およびトレーニング方法とは全く異なる思想を有し、独自性の高いトレーニング指導器具およびトレーニング指導方法である。
上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bおよびトレーニング指導方法は、治療等の医療行為に用いられるものではなく、トレーニング対象者が体幹のバランスを増すようにトレーニングするために用いられるものである。
このことは、例えば、上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法に従ってゴルフ選手を指導した結果、ドライバーを用いて打ったときのボールの飛距離が20〜30ヤード伸びたことからも明らかである。
また、上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法は、ゴルフ選手に限らず、野球、テニス、陸上競技、および格闘技(柔道、空手、剣道等)等の各種のスポーツを行うスポーツ選手が体幹のバランスを増進し、身体能力を向上できるようにトレーニングするためにも用いられる。
図34に示すトレーニング指導方法においては、ステップS3〜S5を順次実行することと、ステップS6〜S8を順次実行することとを交互に繰り返し行ってもよい。この場合、ステップS3〜S5を、1回または複数回、順次実行することと、ステップS6〜S8を、1回または複数回、順次実行することとを交互に繰り返してもよい。
上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法は、トレーニング時間が短いという特徴を有する。すなわち、上述したステップS2〜ステップS9の指導によって、トレーニング対象者が動作する時間は、数分(人によっては、1分程度)である。このように、短いトレーニング時間であっても、トレーニング対象者の体幹のバランス(左右のバランスおよび前後のバランス等)が効果的に増進し、または踵載部2092Aが下地に着くように踵載部2092Aに印加する力がより強くなり、トレーニング対象者の身体能力を向上できる。
また、上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法は、トレーニング対象者が簡単な動作によってトレーニングできるという特徴を有する。すなわち、上述したステップS2〜ステップS8の指導によって、トレーニング対象者は、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節を押さえ部2091によって押さえ、足の全ての指を下地に着けて踵を上下する動作を行うだけである。このように、簡単な動作によるトレーニングであっても、トレーニング対象者の体幹のバランス(左右のバランスおよび前後のバランス等)が効果的に増進するとともにトレーニング対象者が踵載部2092Aを下地に着けるときの力が強くなり、トレーニング対象者の身体能力を向上できる。
図40は、この発明の実施の形態によるトレーニング指導器具を用いた別のトレーニング指導方法を示すフローチャートである。
図40に示すフローチャートは、図34示すフローチャートのステップS2,S4〜ステップS9をステップS11〜ステップS15に代えたものであり、その他は、図34に示すフローチャートと同じである。
図40を参照して、トレーニング指導方法が開始されると、指導者は、上述したステップS1,S3を順次実行する。
そして、指導者は、膝を曲げて座位姿勢をとり、左足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを足載部材209の押さえ部2091によって押さえ、左足の踵を足載部材209の踵載部2092Aに載せるとともに、右足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを足載部材213の押さえ部2131(=押さえ部2091)によって押さえ、右足の踵を足載部材213の踵載部2132A(=踵載部2092A)に載せるように指導する(ステップS11)。
その後、指導者は、右足および左足のいずれか一方の足の全ての指を足載部材の下地部2092に着けた状態で一方の足の踵で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加するように指導する(ステップS12)。
そして、踵載部2092Aが床面10に着くと、指導者は、踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止するようにトレーニング対象者を指導する(ステップS13)。
引き続いて、指導者は、他方の足の全ての指を足載部材の下地部2092に着けた状態で他方の足の踵で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加するように指導する(ステップS14)。
そして、踵載部2092Aが床面10に着くと、指導者は、踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止するようにトレーニング対象者を指導する(ステップS15)。
その後、指導者は、上述したステップS9を実行する。これにより、図40に示すトレーニング指導方法が終了する。
なお、トレーニング指導器具200Aまたはトレーニング指導器具200Bを用いた場合も、トレーニング指導方法は、図24に示すフローチャートに従って実行される。
図40に示すトレーニング指導方法においては、好ましくは、指導者は、ステップS12,S13を5回〜10回(所定回数)繰り返し実行し、ステップS14,S15を5回〜10回(所定回数)繰り返し実行する。
また、図40に示すトレーニング指導方法においては、指導者は、ステップS12,S13を、1回または複数回、順次実行することと、ステップS14,S15を、1回または複数回、順次実行することとを繰り返し実行してもよい。
更に、図40に示すトレーニング指導方法においては、指導者は、ステップS12およびステップS14を同時に実行し、ステップS13およびステップS15を同時に実行してもよい。即ち、指導者は、トレーニング指導器具200を用いて、両足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえ部2091によって押さえ、両足の全ての指を足載部材209,213の下地部2092を介して床面10に着けた状態で踵載部2092Aが床面10に着くまで両足の踵で足載部材209,213の踵載部2092Aが床面10に着くまで足載部材209,213の踵載部2092Aに同時に力Pw2を印加するようにトレーニング対象者を指導し、足載部材209,213の踵載部2092Aが床面10に着くと、足載部材209,213の踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを同時に停止するようにトレーニング対象者を指導してもよい。そして、指導者は、ステップS12およびステップS14を、5回〜10回(所定回数)、同時に実行し、ステップS13およびステップS15を、5回〜10回(所定回数)、同時に実行してもよい。
図41は、図40に示すトレーニング指導方法のステップS11〜ステップS15における動作を説明するための模式図である。なお、図41においては、トレーニング対象者の右足2およびトレーニング指導器具200の足載部材213、支持部材214、支持部材215,216、回動部202Bおよび伸縮部材220が省略されている。
図41を参照して、図40に示すトレーニング指導方法のステップS11において、膝を曲げて台20上で座位姿勢をとり、左足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを足載部材209の押さえ部2091によって押さえ、左足の踵12を足載部材209の踵載部2092Aに載せるとともに、右足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを足載部材213の押さえ部2091によって押さえ、右足の踵を足載部材213の踵載部2092Aに載せるように指導する(図41の(a)参照)。
その後、指導者は、図40に示すトレーニング指導方法のステップS12において、例えば、左足1の全ての指を足載部材209の下地部2092に着けた状態で一方(左足1)の足の踵12で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加するように指導する(図41の(b)参照)。
これにより、トレーニング対象者は、左足1の踵12で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加し、左足1の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節が押さえ部2091によって押さえられた状態で踵12を床面10方向(下方向)へ移動させる。そうすると、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、x−z平面内において反時計方向に回動し、仕切弁2196が上方向(z軸方向)へ押し上げられる。その結果、仕切弁2195と仕切弁2196との間の空間2191Aの圧力Pは、図41の(a)における圧力よりも高くなり、仕切弁2196と本体部2191との間の空間2191Bの圧力Pは、図41の(a)における圧力よりも低くなり、圧力Pは、圧力Pよりも高くなる。
図41の(b)に示すように踵載部2092Aが床面10に着くと、指導者は、図40に示すトレーニング指導方法のステップS13において、踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止するようにトレーニング対象者を指導する。
そうすると、仕切弁2195と仕切弁2196との間の空間2191Aの圧力Pは、仕切弁2196と本体部2191との間の空間2191Bの圧力Pよりも高いので、仕切弁2196は、支持部材212の一方端が床面10に着くまで、圧力Pによって床面10方向(下方向)へ押される。
その結果、支持部材210、支持部材211、回動部202Aおよび支持部材212は、x−z平面において時計方向に回動し、足載部材209の踵載部2092Aは、床面10から上方向へ移動し、トレーニング対象者の左足1の踵12を上方向へ移動させる。そして、図41の(a)に示す状態になる。
引き続いて、指導者は、図40に示すトレーニング指導方法のステップS14において、右足2の全ての指を足載部材213の下地部2092に着けた状態で他方の足(右足2)の踵13で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加するように指導する(図41の(b)参照)。
これにより、トレーニング対象者は、右足2の踵13で踵載部2092Aが床面10に着くまで踵載部2092Aに力Pw2を印加し、右足2の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節が押さえ部2091によって押さえられた状態で踵13を床面10方向(下方向)へ移動させる。そうすると、支持部材214、支持部材215、回動部202Bおよび支持部材216は、x−z平面内において反時計方向に回動し、仕切弁2196が上方向(z軸方向)へ押し上げられる。その結果、仕切弁2195と仕切弁2196との間の空間2191Aの圧力Pは、図41の(a)における圧力よりも高くなり、仕切弁2196と本体部2191との間の空間2191Bの圧力Pは、図41の(a)における圧力よりも低くなり、圧力Pは、圧力Pよりも高くなる。
図41の(b)に示すように踵載部2092Aが床面10に着くと、指導者は、図40に示すトレーニング指導方法のステップS15において、踵載部2092Aに力Pw2を印加するのを停止するようにトレーニング対象者を指導する。
そうすると、仕切弁2195と仕切弁2196との間の空間2191Aの圧力Pは、仕切弁2196と本体部2191との間の空間2191Bの圧力Pよりも高いので、仕切弁2196は、支持部材216の一方端が床面10に着くまで、圧力Pによって床面10方向(下方向)へ押される。
その結果、支持部材214、支持部材215、回動部202Bおよび支持部材216は、x−z平面において時計方向に回動し、足載部材213の踵載部2092Aは、床面10から上方向へ移動し、トレーニング対象者の右足2の踵13を上方向へ移動させる。そして、図41の(a)に示す状態になる。
図40および図41において説明したトレーニング指導方法に従ってトレーニング対象者を指導した結果、ステップS1の身体能力の確認において、トレーニング対象者は、左右のバランスおよび前後のバランスを維持することが困難であり、足載部材209,213の踵載部2092A,踵載部2132Aが床面10に着くように踵載部2092A,踵載部2132Aに印加する力が弱く、トレーニング対象者の身体能力が低かったが、ステップS9の身体能力の確認においては、トレーニング対象者は、左右のバランスおよび前後のバランスを維持することができ、足載部材209,213の踵載部2092A,踵載部2132Aが床面10に着くように踵載部2092Aに印加する力がより強くなり、トレーニング対象者の身体能力が向上していることを確認できた。
図40に示すトレーニング指導方法についてのその他の説明は、図34に示すトレーニング指導方法についての説明と同じである。
この発明の実施の形態によるトレーニング指導方法は、トレーニングセンター等の施設内で実行されてもよく、屋外で実行されてもよい。
上記においては、トレーニング対象者は、壁30に両手の掌を接触させて前傾姿勢を保持すると説明したが、この発明の実施の形態においては、これに限らず、トレーニング対象者は、前傾姿勢を保持できるものであれば、どのような部材を用いて前傾姿勢を保持してもよく、一般的には、支持部材を用いて前傾姿勢を保持すればよい。
また、上記においては、足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節をトレーニング指導器具200,200A,200Bの押さえ部2091等によって押さえ、足の全ての指を足載部材209,213の下地部2092に着けて踵を上下方向へ上げ下げするように指導すると説明した。
上述した図34に示すフローチャートのステップS1,S10、および図40に示すフローチャートのステップS1,S10は、トレーニング対象者の身体能力を確認するステップであり、トレーニングを行うようにトレーニング対象者を指導するステップではない。従って、図34に示すフローチャートのステップS1,S10、および図40に示すフローチャートのステップS1,S10は、実行されなくてもよく、この発明の実施の形態によるトレーニング指導方法として、図34に示すフローチャートのステップS2〜ステップS9、および図40に示すフローチャートのステップS3,S11〜ステップS15が実行されればよい。
従って、この発明の実施の形態によるトレーニング指導方法は、トレーニング指導器具200,200A,200Bのいずれかを用いてトレーニング対象者を指導するトレーニング指導方法であって、トレーニング対象者の足の第2関節および第3関節が押さえ部によって押さえられ、かつ、トレーニング対象者の足の踵が踵載部に着いた状態で、下地から上方向に離れた位置にある踵載部を下地に近づけるように踵載部に第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)を印加する動作と、踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)よりも弱くする動作とを、少なくとも1回づつ、トレーニング対象者の両方の足について行わせるトレーニング指導方法であればよい。ここで、「踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)よりも弱くする」とは、下地方向への力を踵載部に印加するのを停止することを含む。
そして、この発明の実施の形態によるトレーニング指導方法は、好ましくは、下地から上方向に離れた位置にある踵載部を下地に近づけるように踵載部に第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)を印加する動作と、踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)よりも弱くする動作とを行う前に、トレーニング対象者が両足を下地に着けて座位姿勢をとっているときのトレーニング対象者の足の指の下地への着き具合と、トレーニング対象者の身体能力とを確認するステップと、下地から上方向に離れた位置にある踵載部を下地に近づけるように踵載部に第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)を印加する動作と、踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)よりも弱くする動作とを行った後、トレーニング対象者の身体能力を確認するステップとを更に備えていてもよい。
このように、トレーニング対象者の身体能力を確認するステップを備えることによって、下地から上方向に離れた位置にある踵載部を下地に近づけるように踵載部に第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)を印加する動作と、踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)よりも弱くする動作とを実行したことによる効果を明確に確認できる。下地から上方向に離れた位置にある踵載部を下地に近づけるように踵載部に第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)を印加する動作と、踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)よりも弱くする動作とを実行したことによる効果は、即座に現れるので、下地から上方向に離れた位置にある踵載部を下地に近づけるように踵載部に第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)を印加する動作と、踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)よりも弱くする動作とを行う前後において、トレーニング対象者の身体能力を確認することによって、下地から上方向に離れた位置にある踵載部を下地に近づけるように踵載部に第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)を印加する動作と、踵載部が下地に近づくと、踵載部に印加する下地方向への力を第2の力(上述した力Pw2,Pw4,Pw6のいずれか)よりも弱くする動作とを実行したことによる効果を確認し易いからである。
上述したトレーニング指導器具200,200A,200Bを用いたトレーニング指導方法においては、トレーニング対象者の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえ部2091によって押さえた状態において、足載部材209,213の踵載部2092A,2132Aに下地から上方向への力Pw1,Pw3,Pw5が印加されているときにトレーニング対象者の足の踵によって力Pw1,Pw3,Pw5よりもそれぞれ強い力Pw2,Pw4,Pw6を力Pw1,Pw3,Pw5に抗して踵載部2092A,2132Aに印加することによって踵載部2092A,2132Aを下地方向へ移動させる第1の動作と、踵載部2092A,2132Aが下地に近づくと、トレーニング対象者の足の踵を下地方向へ移動させ、踵載部2092A,2132Aに印加する力を力Pw2,Pw4,Pw6よりも弱めることによって踵載部2092A,2132Aを下地から上方向へ移動させる第2の動作とをトレーニング対象者に行わせることを特徴とする。
特に、第1の動作をトレーニング対象者に行わせるトレーニング指導方法は、従来のトレーニング指導方法にはないものである。
上述したトレーニング指導器具200は、空間2191Aの圧力を検出する圧力センサーと、空間2191Bの圧力を検出する圧力センサーと、検出された空間2191Aの圧力と空間2191Bの圧力とに基づいて、踵載部2092Aに印加される下地から上方向への力を表示する表示装置とを更に備えていてもよい。これにより、踵載部2092Aに印加される下地から上方向への力を強くした状態で、踵載部2092Aを下地方向へ移動させることができれば、トレーニング対象者の身体能力が向上したことを客観的に示すことができる。
また、この発明の実施の形態においては、上述したトレーニング指導器具200,200Aは、椅子に備えられていてもよい。これにより、椅子に座って仕事をしながら、足の踵を上下させることができ、身体能力を向上できるとともに健康を保持できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、トレーニング指導器具およびそれを用いたトレーニング指導方法に適用される。
1 左足、2 右足、3,4 三角筋、5,6,14 矢印、10 床面、7 右手、8 左手、9,11 肩、12,13 踵、20 台、21,31 親指、22,32 人指し指、23,33 中指、24,34 薬指、25,35 小指、41 第2関節、42〜45 第3関節、51〜55 凸部、200,200A,200B トレーニング指導器具、201,203,204 土台部材、202,205,206,207,208,211,212,215,216 支持部材、209,209A,209B,209C,213 足載部材、210,214 回動部材、217,218 脚部、219,220,230 伸縮部材、221 板部材、222,223 重り部材、2091,2091−1,2091−2,2091A,2091B,2091D,2091E 押さえ部、2091C 空間部、2092 下地部、2092A 踵載部、2094 固定部材、2095 袋部材、2096 弁、2097〜2101 指挿入部、2191 本体部、2191A,2191B 空間、2192 圧力調整部、2193,2197 支持部材、2193A,2194A ねじ部、2194 軸部材、2195,2196 仕切弁、2221 箱部材、2222〜2226 重り。

Claims (7)

  1. トレーニング対象者の足の親指の第2関節と、人指し指、中指、薬指および小指の第3関節とを押さえる押さえ部と、
    前記トレーニング対象者の足の踵を載せるための踵載部と、
    前記トレーニング対象者の前記第2関節および前記第3関節を前記押さえ部によって押さえた状態において、前記踵載部が下地から上方向へ離れた位置にあるときに前記踵載部に印加された下地から上方向への第1の力よりも強い下地方向への第2の力が前記トレーニング対象者によって前記踵載部に印加されたことに応じて前記踵載部を前記下地方向へ移動させ、前記踵載部が下地から上方向における最高位置よりも低い位置にあるときに前記トレーニング対象者によって前記踵載部に印加された下地方向への力が前記第2の力よりも弱くなったことに応じて前記踵載部を下地から上方向へ移動させる制御部とを備え、
    前記制御部は、
    下地から所定の高さに配置される支持部材の軸の周りに回動可能に前記支持部材に取り付けられた回動部と、前記支持部材に直交する方向に前記回動部から突出して配置され、かつ、前記踵載部に連結された第1の部材と、前記第1の部材の突出方向と反対方向に前記回動部から突出し、かつ、前記第1の部材と直線状に配置された第2の部材とを含む回動部材と、
    前記第1の力が前記踵載部に印加されるように下地方向への第3の力を前記回動部材の前記第2の部材に印加する印加部材とを含み、
    前記回動部材の前記回動部は、前記支持部材の軸の方向に所定の範囲で移動可能である、トレーニング指導器具。
  2. 前記支持部材は、前記回動部材の前記第1の部材の突出方向に凸になった円弧形状を有し、
    前記回動部は、前記支持部材の円弧形状に沿った形状を有する、請求項1に記載のトレーニング指導器具。
  3. 前記押さえ部は、トレーニング対象者の足の親指の第2関節、人指し指の第3関節、中指の第3関節、薬指の第3関節および小指の第3関節にそれぞれ対応する位置に設けられた5個の凸部を有し、前記親指の第2関節、前記人指し指の第3関節、前記中指の第3関節、前記薬指の第3関節および前記小指の第3関節に前記5個の凸部を押し着ける、請求項1または請求項2に記載のトレーニング指導器具。
  4. 前記押さえ部は、
    前記トレーニング対象者の土踏まずよりも前側の部分を載せる下地部材と、
    前記下地部材の幅方向に配置された軸部材と、
    前記軸部材の軸の周りに回動可能であり、前記下地部材との距離が前記トレーニング対象者の親指の厚みよりも小さい位置に配置された第1の部分と、
    前記下地部材との距離が前記下地部材と前記第1の部分との距離よりも大きい位置に配置され、前記トレーニング対象者の足の親指、人指し指、中指、薬指および小指が前記下地部材と前記第1の部分との間に挿入されることに伴って前記第1の部分が前記軸の周りに回動することに応じて前記軸の周りに回動し、前記第2関節および前記第3関節に押し付けられる第2の部分とを含む、請求項1または請求項2に記載のトレーニング指導器具。
  5. 前記押さえ部は、前記下地部材と前記第1の部分との距離と、前記下地部材と前記第2の部分との距離とを調整する調整部材を更に含む、請求項4に記載のトレーニング指導器具。
  6. 前記制御部は、前記第1の力の強さが第1の強さから前記第1の強さよりも強い第2の強さまでの間で変化するように前記第3の力を調整する力調整部を更に含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のトレーニング指導器具。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のトレーニング指導器具を用いてトレーニング対象者を指導するトレーニング指導方法であって、
    前記トレーニング対象者の足の前記第2関節および前記第3関節が前記押さえ部によって押さえられ、かつ、前記トレーニング対象者の足の踵が前記踵載部に着いた状態で、下地から上方向に離れた位置にある前記踵載部を下地に近づけるように前記踵載部に前記第2の力を印加する動作と、前記踵載部が下地に近づくと、前記踵載部に印加する下地方向への力を前記第2の力よりも弱くする動作とを、少なくとも1回づつ、前記トレーニング対象者の両方の足について行わせるトレーニング指導方法。
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