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JP6706466B2 - 人工歯作製装置 - Google Patents
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JP6706466B2 - 人工歯作製装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人工歯を作製する人口歯作製装置に関する。
従来から、セラミックス材料や樹脂材料等を所望の形状に切削することによって、人工歯を作製する人工歯作製装置が知られている。
このような人工歯作製装置は筐体を備えている。この筐体内には加工エリアが設けられている(例えば、特許文献1参照)。この加工エリアにおいて被加工物が保持部により保持された状態で、スピンドルに着脱自在に設けられた加工工具により切削が行われる。
特開2013−121466号公報
ところで、人工歯作製装置のスピンドルは、一定期間使用すると寿命により交換する必要がある。例えば、ヘビーユーザの場合、スピンドルの交換時期が1年未満となることがよくある。このように、スピンドルの交換作業は頻発するにもかかわらず、スピンドルの交換作業を容易に行うことのできる人工歯作製装置が開発されていない現状があった。一方、スピンドルの交換作業をサービスマンが行うこともできるが、その場合、作業コストが高くなる問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストをかけずに容易に切削駆動部の検査および交換を行うことができる人工歯作製装置を提供することである。
本発明に係る人工歯作製装置は、被加工物を切削して人工歯を作製する人工歯作製装置であって、前部が開口されたケースと、ケースの前部に設けられ、開口を開閉自在であって当該開口を閉じることによりケースの開口の後方の空間を加工エリアとする開閉自在のフロントカバーと、加工エリアに設けられ、被加工物を保持する保持部と、ケース内において保持部の上方に設けられ、上下に貫通した挿入孔が形成された仕切り壁と、仕切り壁と共に閉じられた収納エリアを形成する第1位置と、閉じられた収納エリアを開口する第2位置との間で回動可能に設けられたメンテナンスカバーと、収納エリアに設けられた切削駆動部と、切削駆動部に接続され、挿入孔を介して加工エリアに配置される加工ツールと、を備えている。
本発明に係る人工歯作製装置においては、メンテナンスカバーを第2位置に向けて回動させることにより、スピンドル等の切削駆動部が設けられた収納エリアを開放することができる。これによって、作業者は容易に収納エリア内にアクセスすることができる。これにより、コストをかけてサービスマンに依頼することなく、コストをかけずに容易に切削駆動部の検査および交換等を行うことができる。従来の人工歯作製装置においては、機体内部を覆うカバーを開けて切削駆動部にアクセスするが、このような構成では作業者が必要箇所以外の部分、すなわち切削駆動部以外の駆動部やケーブルなどにもアクセスできてしまう。本発明ではこのようなことがない。また、メンテナンスカバーおよび仕切り壁によって収納エリアを加工エリアに対して仕切ることができる。これにより、切削加工の際に生じる切粉が切削駆動部に入り込むことを防ぐことができる。
本発明の好ましい一態様によれば、ケースの左方上部に回動可能に接続された第1左方回転軸、およびフロントカバーの左端部に接続され、当該フロントカバーを回動可能に支持する第2左方回転軸を有する左方支持部材と、ケースの右方上部に回動可能に接続された第1右方回転軸、およびフロントカバーの右端部に設けられ、左方支持部材と共に当該フロントカバーを回動可能に支持する第2右方回転軸を有する右方支持部材と、をさらに備え、フロントカバーは、左方支持部材および右方支持部材により、ケースの開口を開く第3位置と、当該開口を閉じる第4位置との間で回動可能に構成され、メンテナンスカバーが閉じられた状態のときに、フロントカバーは、第3位置からメンテナンスカバーと干渉せずに第4位置まで回動するように構成され、メンテナンスカバーが前方に開かれた状態のときに、左方支持部材および右方支持部材が回動の途中でフロントカバーの後面がメンテナンスカバーの前端部に接触することにより、フロントカバーは第4位置まで回動しないように構成されている。
上記態様によれば、メンテナンスカバーが開かれた状態のときに、フロントカバーが回動の途中で当該フロントカバーの後面がメンテナンスカバーの前端部に接触するため、フロントカバーが閉まらないようになっている。それにより、メンテナンスカバーの閉め忘れを防止することができる。これによって、メンテナンスカバーが開いた状態で加工を行わないようにすることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、メンテナンスカバーが閉じられた状態のときに、メンテナンスカバーの前端部は、フロントカバーが第4位置にあるとするときの当該フロントカバーの後面よりも後方に配置され、メンテナンスカバーが開かれた状態のときに、メンテナンスカバーの前端部は、フロントカバーが第4位置にあるとするときの当該フロントカバーの後面よりも前方に配置されている。
上記態様によれば、メンテナンスカバーが開かれた状態のときに、フロントカバーの回動の際に当該フロントカバーの後面がメンテナンスカバーの前端部に接触するため、フロントカバーが第4位置まで回動しない、すなわち、閉まらないようになっている。それにより、メンテナンスカバーの閉め忘れを防止することができる。これによって、メンテナンスカバーが開いた状態で加工を行わないようにすることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、メンテナンスカバーは、側面視で矩形状に形成され、メンテナンスカバーは、閉じられた状態のときに、側面視でフロントカバーと鋭角を形成するように配置されている。
上記態様によれば、メンテナンスカバーがフロントカバーと平行に設けられている場合に比べ、メンテナンスカバーが前方に回動した際に当該メンテナンスカバーの先端部のうちケースの開口から外方へ突出する部分を大きくすることができる。したがって、メンテナンスカバーがフロントカバーと平行に設けられている場合に比べ、メンテナンスカバーとフロントカバーとの間隔を小さくすることができる。これによって、人工歯作製装置のコンパクト化を実現することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、切削駆動部は、加工ツールの上部を把持し、当該加工ツールを軸回りに回転させるスピンドルを含む。
上記態様によれば、作業者は容易に収納エリア内のスピンドルにアクセスすることができる。これにより、コストをかけずに容易にスピンドルの検査および交換等を行うことができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、スピンドルは、メンテナンスカバーの後方に配置されている。
上記態様によれば、メンテナンスカバーを開ければ見える位置にスピンドルが配置されているため、当該スピンドルの検査および交換を行い易くなる。
本発明によれば、コストをかけずに容易に切削駆動部の検査および交換を行うことができる人工歯作製装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る人工歯作製装置を示す斜視図である。 図1のフロントカバーを開けた状態の人工歯作製装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る人工歯作製装置の一部の部材を取り外した状態を示す斜視図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図4のメンテナンスカバーおよびフロントカバーを開けた状態を示す断面図である。 図5のフロントカバーを閉じようとする状態を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る人工歯作製装置について説明する。図1に示すように、相互に直交する軸を、X軸、Y軸およびZ軸とし、本実施形態に係る人工歯作製装置1はX軸とY軸とで構成される平面に置かれるものとする。以下、左方および右方とは、図1のフロントカバー7に向かって人工歯作製装置1を見た場合の左方および右方である。また、図1のフロントカバー7に向かって人工歯作製装置1を見た場合に、当該人工歯作製装置1に近付く方を後方、遠ざかる方を前方とする。同図中の左方をL、右方をRとし、前方をF、後方をReとし、上方をU、下方をDとする。但し、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、人工歯作製装置1の設置態様を何ら限定するものではない。
図1に示すように、本実施形態の人工歯作製装置1は箱状に形成されている。詳しくは、人工歯作製装置1は、ベース部2、左外壁部3、右外壁部4、天面部5および後面部6を有するケース10と、フロントカバー7とを備えている。ケース10の前方は開口されている。左外壁部3は、ベース部2の左端において上方に延びている。右外壁部4は、ベース部2の右端において上方に延びている。後面部6は、ベース部2の後端において上方に延びている。後面部6は、左外壁部3の後端および右外壁部4の後端に接続されている。天面部5は、左外壁部3の上端、右外壁部4の上端および後面部6の上端に接続されている。天面部5の前端とフロントカバー7との間に吸気部9が設けられている。吸気部9は、左右方向に延びた網目状の吸気口9bが設けられた板部材9aを備えている。板部材9aは例えば板金である。吸気部9はフロントカバー7に接続されている。ベース部2、左外壁部3、右外壁部4、天面部5、後面部6、およびフロントカバー7によって、加工エリア8が形成されている。この加工エリア8では、歯科材料である図示しない被加工物に対して切削加工が行われる。フロントカバー7は、加工エリア8を開放する第3位置P3(図2参照)と当該加工エリア8を閉じる第4位置P4との間で回動可能に構成されている。詳細は後述する。
図2に示すように、フロントカバー7が開いた状態にあるとき、加工エリア8が外部空間と通ずるようになる。フロントカバー7には透明カバーからなる窓部7aが設けられている。作業者は窓部7aから加工エリア8を視認することができる。ケース10の後面部6には、人工歯作製装置1の外部に設けられた図示しない集塵装置に接続された集塵管11(図4参照)が接続されている。前記集塵装置の吸引動作により、人工歯作製装置1の外方の空気が吸気口9bを介して加工エリア8に導入され、集塵管11を通って前記集塵装置に導かれるようになっている。図1に示すように、フロントカバー7が閉じた状態にあるとき、つまり、加工エリア8が外部空間と通じていないときには、吸気部9の板部材9aが天面部5とほぼ面一となり、吸気口9bは上下方向に向いている。なお、フロントカバー7が開く仕組みについては後で詳述する。
図3は図1の左外壁部3、右外壁部4、天面部5、フロントカバー7、および吸気部9を取り外した状態の人工歯作製装置1を示している。図3に示すように、人工歯作製装置1の加工エリア8の右方には、仕切り壁12がベース部2に対して垂直に設けられている。仕切り壁12によって加工エリア8の右方に形成された空間に、後述する被加工物24の保持部25(図4参照)を駆動する駆動部などが配置されるようになっている。なお、図2に示すように、着脱可能なカバー14が組み付けられることにより加工エリア8の右方の前記空間は閉じられた領域となる。
左外壁部3(図1参照)の右方には左内壁部15が設けられている。右外壁部4(図1参照)の左方には右内壁部16が設けられている。図4に示すように、ベース部2は前方から後方にかけて下降傾斜して形成されている。後面部6およびフロントカバー7はベース部2に対して垂直に配置されている。ベース部2の下方には、水平に形成された下面部17が設けられている。ベース部2の前端と下面部17の前端とは、フロントカバー7とほぼ面一に設けられた連結部18により連結されている。下面部17の後部には、垂直に配置された後方壁部19が設けられている。後方壁部19の上端は天面部5に接続されている。後面部6の上端は後方壁部19に接続されている。
図4に示すように、後面部6の上部には、ベース部2とほぼ平行に前方に延びる仕切り壁20が取り付けられている。仕切り壁20には、ほぼ垂直に上方に延びた前端部20aが形成されている。仕切り壁20の前端部20aには、左右一対の板部材13が垂直に設けられている。板部材13の前方に、前方に向かって回動可能に構成されているメンテナンスカバー21が設けられている。メンテナンスカバー21が垂直に配置されている状態(図4の状態:以下、メンテナンスカバーが閉じられた状態と呼ぶことがある)で、当該メンテナンスカバー21の左部が左方の板部材13に接触し、メンテナンスカバー21の右部が右方の板部材13に接触している。これにより、天面部5、後方壁部19、後面部6、仕切り壁20、板部材13、およびメンテナンスカバー21によって、閉じられた領域の収納エリア22が形成される。収納エリア22はケース10の上方に形成されている。収納エリア22は加工エリア8のうち保持部25が配置された領域の上方に形成されている。メンテナンスカバー21は側面視で矩形状に形成されている。メンテナンスカバー21は、閉じられた状態のときに、側面視でフロントカバー7と鋭角を形成するように配置されている。なお、メンテナンスカバー21が垂直に配置されて閉状態にあるときの位置を第1位置P1とし、フロントカバー7が閉状態にあるときの位置を第4位置P4とする。
加工エリア8には、半円弧状に形成され、被加工物24を保持する保持部25が配置されている。被加工物24は円板状に形成されている。図4に示すように、保持部25は上部材25aおよび下部材25bを備えている。保持部25の上部材25aおよび下部材25bにより、被加工物24の前部から後部までの半円部分が挟まれた状態で把持されている。保持部25の上部材25aおよび下部材25bの前部には回転軸26が接続されている。回転軸26は、保持部25の前方に設けられた駆動部27に接続されている。駆動部27は例えばモータである。駆動部27は、保持部25の前方に配置されている。駆動部27は、回転軸26を当該回転軸26の軸方向D2回りの方向T1に回転させる。また、保持部25の上部材25aおよび下部材25bの後部には回転軸28が接続されている。このような構成において、駆動部27により回転軸26が方向T1に回転されると、保持部25は方向T1に回転する。これにより、被加工物24を方向T1に回転させることができる。
続いて、収納エリア22には被加工物24の切削を行う加工ツール23fを駆動する切削駆動部23が設けられている。切削駆動部23は、支持ベース部23aと、支持柱23bと、キャリッジ23cと、連結部23dと、駆動部23g(図3参照)と、駆動部23hとを備えている。キャリッジ23cは、スピンドル23e、図示しないスピンドルモータ、および図示しない機構等で構成されている。駆動部23gおよび駆動部23hは例えばモータである。支持ベース部23aは仕切り壁20上に設けられている。支持柱23bは、支持ベース部23aに対してほぼ垂直に設けられている。連結部23dは支持柱23bとキャリッジ23cとを連結している。スピンドル23eはキャリッジ23cの下端に接続されている。スピンドル23eは、支持ベース部23aの上方に配置されている。加工ツール23fは、軸状に形成されており、スピンドル23eの下端に保持されている。スピンドル23eは、加工ツール23fを当該加工ツール23fの軸回りに回転させる。スピンドル23eは、収納エリア22内の前方でかつメンテナンスカバー21の後方に配置されている。駆動部23hは、連結部23dを矢印D1の方向、すなわち、図4の被加工物24に垂直な方向に移動させる。これにより、加工ツール23fが矢印D1の方向に移動するようになっている。加工ツール23fは、収納エリア22から、仕切り壁20に上下に貫通して設けられた図示しない挿入孔を介して加工エリア8に移動するように構成されている。切削加工時には、加工ツール23fは前記挿入孔を介して加工エリア8に配置される。また、駆動部23g(図3参照)は、スピンドル23eを左右方向に移動させる。これにより、加工ツール23fが左右方向に移動するようになっている。
本実施形態において、収納エリア22に配置された切削駆動部23の検査や交換などを行う際には、先ず、図5に示すようにフロントカバー7を開ける。ここで、図2に示すように、左外壁部3と左内壁部15(図3参照)との間の隙間に薄板状の左方支持部材30が回転可能に設けられている。同様に、右外壁部4と右内壁部16(図3参照)との間の隙間に薄板状の右方支持部材31が回転可能に設けられている。左方支持部材30は、回転軸32を介してフロントカバー7の左端に接続されている。右方支持部材31は、回転軸33を介してフロントカバー7の右端に接続されている。また、左内壁部15に回転軸34が接続されている。回転軸34は左右方向に延びている。右内壁部16に回転軸35が接続されている。回転軸35は左右方向に延びている。左方支持部材30は、回転軸34に接続されている。右方支持部材31は、回転軸35に接続されている。このような構成において、図5に示すように、作業者はフロントカバー7を上方に移動させて開状態にする。このとき、左方支持部材30および右方支持部材31が矢印D3の方向、すなわち、反時計回りの方向に回動するため、フロントカバー7も円弧を描くように反時計回りに回動して上方に移動する。フロントカバー7の前記回動に伴って、吸気部9の板部材9aも円弧を描くように反時計回りに回動するので、上下方向に向いていた吸気口9bは前後方向に向くようになっている。なお、フロントカバー7が開状態にあるときの位置を第3位置P3とする。
次に、メンテナンスカバー21を前方に回動させて開状態にする。これにより、収納エリア22が開放された状態となる。ケース10の前部には左右方向に突出したゴムからなるストッパー40が設けられている。メンテナンスカバー21は、ストッパー40に接触することによりその回動が止まるようになっている。メンテナンスカバー21が開状態にあるとき、当該メンテナンスカバー21の先端部21aは、フロントカバー7が閉状態(図4参照)にあるときの当該フロントカバー7の後面の位置よりも前方に突出している。作業者は、開放された収納エリア22に自身の手を挿入することにより、スピンドル23eの検査や交換などの作業を行うことができる。上記の作業が終了すれば、メンテナンスカバー21を後方に回動させて閉状態にし、フロントカバー7を矢印D4の方向、すなわち、時計回りの方向に回動させて当該フロントカバー7を閉状態にする。なお、メンテナンスカバー21が水平に配置されて開状態にあるときの位置を第2位置P2とする。
ここで、メンテナンスカバー21が開状態にあるときには、フロントカバー7は閉まらないようになっている。図6に示すように、メンテナンスカバー21が水平に配置されて開状態にあるときには、上述の通り、当該メンテナンスカバー21の先端部21aは前方に突出している。その結果、左方支持部材30および右方支持部材31が回動の途中で、フロントカバー7の後面7bがメンテナンスカバー21の先端部21aに接触する。そのため、フロントカバー7は、当該フロントカバー7が閉状態にあるときの第4位置P4まで回動しないようになっている。したがって、加工エリア8は閉じられた領域とならない。
以上のように、本実施形態によれば、メンテナンスカバー21を第2位置P2に向けて前方に回動させることにより、スピンドル23eが設けられた収納エリア22を開放することができる。これによって、作業者は容易に収納エリア22内にアクセスすることができる。これにより、コストをかけてサービスマンに依頼することなく、コストをかけずに容易にスピンドル23eの検査および交換等を行うことができる。従来の人工歯作製装置においては、機体内部を覆うカバーを開けて切削駆動部にアクセスするが、このような構成では作業者が必要箇所以外の部分、すなわちスピンドル23e以外の駆動部やケーブルなどにもアクセスできてしまう。本実施形態ではこのようなことがない。また、メンテナンスカバー21および仕切り壁20によって収納エリア22を加工エリア8に対して仕切ることができる。これにより、切削加工の際に生じる切粉がスピンドル23e等に入り込むことを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、メンテナンスカバー21が第2位置P2にあるとき、すなわち、前方に向けて開かれた状態のときに、フロントカバー7を回動させると、フロントカバー7の後面7bがメンテナンスカバー21の先端部21aに接触する。そのため、フロントカバー7が第4位置P4まで回動しない、すなわち、閉まらないようになっている。それにより、メンテナンスカバー21の閉め忘れを防止することができる。これによって、メンテナンスカバー21が開いた状態で加工を行わないようにすることができる。
また、本実施形態によれば、メンテナンスカバー21が開かれた状態のときに、フロントカバー7を回動させると、フロントカバー7の後面7bがメンテナンスカバー21の先端部21aに接触する。そのため、フロントカバー7が第4位置P4まで回動せず、閉まらないようになっている。それにより、メンテナンスカバー21の閉め忘れを防止することができる。これによって、メンテナンスカバー21が開いた状態で加工を行わないようにすることができる。
また、本実施形態によれば、メンテナンスカバー21は、閉じられた状態のときに、側面視でフロントカバー7と鋭角を形成するように配置されている。それにより、メンテナンスカバー21がフロントカバー7と平行に設けられている場合に比べ、メンテナンスカバー21が前方に回動した際に当該メンテナンスカバー21の先端部21aのうちケース10の開口から外方へ突出する部分を大きくすることができる。したがって、メンテナンスカバー21がフロントカバー7と平行に設けられている場合に比べ、メンテナンスカバー21とフロントカバー7との間隔を小さくすることができる。これによって、人工歯作製装置1のコンパクト化を実現することができる。
また、本実施形態によれば、収納エリア22にスピンドル23eが配置されている。作業者はメンテナンスカバー21を開けて容易に収納エリア22内のスピンドル23eにアクセスすることができる。これにより、コストをかけずに容易にスピンドル23eの検査および交換等を行うことができる。
また、本実施形態によれば、スピンドル23eがメンテナンスカバー21の後方に配置されている。これにより、メンテナンスカバー21を開ければ見える位置にスピンドル23eが配置されているため、作業者はスピンドル23eの検査および交換を行い易くなる。
なお、上記実施形態では、フロントカバー7を回動させて開閉するように構成したが、これに限定されるものではない。フロントカバー7を所定方向にスライドさせて開閉するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、メンテナンスカバー21は、閉じられた状態のときに、側面視でフロントカバー7と鋭角を形成するように配置されるようにしたが、これに限定されるものではない。閉じられた状態のメンテナンスカバー21とフロントカバー7とが互いに平行となるようにフロントカバー7を配置してもよい。
また、上記実施形態では、スピンドル23eを収納エリア22内の前方に配置するようにしたが、これに限定されるものではない。スピンドル23eを収納エリア22内の例えば中央または後方などに配置するようにしてもよい。要は、メンテナンスカバー21を開けたときに、作業者が収納エリア22内のスピンドル23eにアクセスし易い位置に当該スピンドル23eが配置されていることが望ましい。
また、上記実施形態では、保持部25をXYZ座標系において3次元的に移動させることとしたが、これに限定されるものではない。保持部25を3次元的に移動させることができれば、例えば極座標系などを採用してもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
1 人工歯作製装置
7 フロントカバー
7b フロントカバーの後面
8 加工エリア
10 ケース
20 仕切り壁
21 メンテナンスカバー
21a メンテナンスカバーの先端部
23 切削駆動部
23e スピンドル
23f 加工ツール
24 被加工物
25 保持部
30 左方支持部材
31 右方支持部材
P1 第1位置
P2 第2位置
P3 第3位置
P4 第4位置

Claims (5)

  1. 被加工物を切削して人工歯を作製する人工歯作製装置であって、
    前部が開口されたケースと、
    前記ケースの前部に設けられ、前記開口を開閉自在であって当該開口を閉じることにより前記ケースの前記開口の後方の空間を加工エリアとする開閉自在のフロントカバーと、
    前記ケースの左方上部に回動可能に接続された第1左方回転軸、および前記フロントカバーの左端部に接続され、当該フロントカバーを回動可能に支持する第2左方回転軸を有する左方支持部材と、
    前記ケースの右方上部に回動可能に接続された第1右方回転軸、および前記フロントカバーの右端部に設けられ、前記左方支持部材と共に当該フロントカバーを回動可能に支持する第2右方回転軸を有する右方支持部材と、
    前記加工エリアに設けられ、前記被加工物を保持する保持部と、
    前記ケース内において前記保持部の上方に設けられ、上下に貫通した挿入孔が形成された仕切り壁と、
    前記仕切り壁と共に閉じられた収納エリアを形成する第1位置と、前記閉じられた収納エリアを開口する第2位置との間で回動可能に設けられたメンテナンスカバーと、
    前記収納エリアに設けられた切削駆動部と、
    前記切削駆動部に接続され、前記挿入孔を介して前記加工エリアに配置される加工ツールと、を備え、
    前記フロントカバーは、前記左方支持部材および前記右方支持部材により、前記ケースの前記開口を開く第3位置と、当該開口を閉じる第4位置との間で回動可能に構成され、
    前記メンテナンスカバーが閉じられた状態のときに、前記フロントカバーは、前記第3位置から前記メンテナンスカバーと干渉せずに前記第4位置まで回動するように構成され、
    前記メンテナンスカバーが前方に開かれた状態のときに、前記左方支持部材および前記右方支持部材が回動の途中で前記フロントカバーの後面が前記メンテナンスカバーの前端部に接触することにより、前記フロントカバーは前記第4位置まで回動しないように構成されている、人工歯作製装置。
  2. 前記メンテナンスカバーが閉じられた状態のときに、前記メンテナンスカバーの前端部は、前記フロントカバーが前記第4位置にあるとするときの当該フロントカバーの後面よりも後方に配置され、
    前記メンテナンスカバーが開かれた状態のときに、前記メンテナンスカバーの前端部は、前記フロントカバーが前記第4位置にあるとするときの当該フロントカバーの後面よりも前方に配置されている、請求項1に記載の人工歯作製装置。
  3. 前記メンテナンスカバーは、左右方向から見たときに矩形状に形成され、
    前記メンテナンスカバーは、閉じられた状態のときに、左右方向から見たときに前記フロントカバーと鋭角を形成するように配置されている、請求項1または2に記載の人工歯作製装置。
  4. 前記切削駆動部は、前記加工ツールの上部を把持し、当該加工ツールを軸回りに回転させるスピンドルを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の人工歯作製装置。
  5. 前記スピンドルは、前記メンテナンスカバーの後方に配置されている、請求項4に記載の人工歯作製装置。
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