JP6709767B2 - トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1実施形態によるトルク変動抑制装置をトルクコンバータのロックアップ装置に装着した場合の模式図である。図1において、O−Oがトルクコンバータの回転軸線である。
トルクコンバータ1は、フロントカバー2と、トルクコンバータ本体3と、ロックアップ装置4と、出力ハブ5と、を有している。フロントカバー2にはエンジンからトルクが入力される。トルクコンバータ本体3は、フロントカバー2に連結されたインペラ7と、タービン8と、ステータ(図示せず)と、を有している。タービン8は出力ハブ5に連結されており、出力ハブ5の内周部には、トランスミッションの入力軸(図示せず)がスプラインによって係合可能である。
ロックアップ装置4は、クラッチ部や、油圧によって作動するピストン等を有し、ロックアップオン状態と、ロックアップオフ状態と、を取り得る。ロックアップオン状態では、フロントカバー2に入力されたトルクは、トルクコンバータ本体3を介さずに、ロックアップ装置4を介して出力ハブ5に伝達される。一方、ロックアップオフ状態では、フロントカバー2に入力されたトルクは、トルクコンバータ本体3を介して出力ハブ5に伝達される。
図2は、ハブフランジ12及びトルク変動抑制装置14の正面図である。なお、図2は一方(手前側)のイナーシャリングを取り外して示している。図3は図2をA方向から視た図である。図2以降の図ではハブフランジ12及びトルク変動抑制装置14の一部を示しているが、全体としては、円周方向の4ヶ所に、各図に示した部分が等角度間隔で設けられている。
第1及び第2イナーシャリング201,202は、それぞれ連続した円環状に形成された所定の厚みを有するプレートであり、図3に示すように、ハブフランジ12を挟んでハブフランジ12の軸方向両側に所定の隙間をあけて配置されている。すなわち、ハブフランジ12と第1及び第2イナーシャリング201,202とは、軸方向に並べて配置されている。第1及び第2イナーシャリング201,202は、ハブフランジ12の回転軸と同じ回転軸を有し、ハブフランジ12とともに回転可能で、かつハブフランジ12に対して相対回転自在である。
ハブフランジ12は、円板状に形成され、内周部が前述のように出力ハブ5に連結されている。ハブフランジ12の外周部には、外周側にさらに突出し、円周方向に所定の幅を有する4つの突起部121が形成されている。突起部121の円周方向の中央部には、所定の幅の凹部122が形成されている。凹部122は、径方向外方に開くように形成され、所定の深さを有している。
遠心子21は、ハブフランジ12の凹部122に配置されており、ハブフランジ12の回転による遠心力によって径方向に移動可能である。遠心子21は、円周方向に延びて形成され、円周方向の両端に溝21a,21bを有している。溝21a,21bの幅は、ハブフランジ12の厚みより大きく、溝21a,21bの一部にハブフランジ12が挿入されている。
カム機構22は、カムフォロアとしての円筒状のコロ30と、遠心子21の外周面21cであるカム31と、から構成されている。
図2及び図4を用いて、カム機構22の作動(トルク変動の抑制)について説明する。なお、以下の説明では、第1及び第2イナーシャリング201,202を、単に「イナーシャリング20」と記す場合もある。
図6は、トルク変動抑制特性の一例を示す図である。横軸は回転数、縦軸はトルク変動(回転速度変動)である。特性Q1はトルク変動を抑制するための装置が設けられていない場合、特性Q2はカム機構を有さない従来のダイナミックダンパ装置が設けられた場合、特性Q3は本実施形態のトルク変動抑制装置14が設けられた場合を示している。
図7は本発明の第2実施形態によるトルク変動抑制装置の一部を示しており、第1実施形態の図2に相当する模式的な図である。なお、図7においても、図2と同様に、図における手前側のイナーシャリング201を取り外して示している。また、第1実施形態と同様又は対応する部材には同じ符合で示している。
図8A及び図8Bは本発明の第3実施形態によるトルク変動抑制装置の一部を示しており、第1実施形態の図2に相当する模式的な図である。なお、図8A及び図8Bにおいても、図2と同様に、図における手前側のイナーシャリング201を取り外して示している。また、第1実施形態と同様又は対応する部材には同じ符合で示している。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
以上のようなトルク変動抑制装置を、トルクコンバータや他の動力伝達装置に適用する場合、種々の配置が可能である。以下に、トルクコンバータや他の動力伝達装置の模式図を利用して、具体的な適用例について説明する。
11 入力側回転体
12 ハブフランジ(回転体)
122 凹部
122a 第1側壁(支持部)
122b 第2側壁(支持部)
14 トルク変動抑制装置
20,201,202 イナーシャリング(質量体)
21,58,65 遠心子
22 カム機構
23 支持部
26oa 第1外周側コロ(第1外周側当接部)
26ia 第1内周側コロ(第1内周側当接部)
26ob 第2外周側コロ(第2外周側当接部)
26ib 第2内周側コロ(第2内周側当接部)
30 コロ(カムフォロア)
31 カム
Cn 中立時接触点
D 不動点
Z カム円弧中心
Claims (8)
- トルクが入力される回転体のトルク変動を抑制するトルク変動抑制装置であって、
前記回転体とともに回転可能であり、かつ前記回転体に対して相対回転自在に配置された質量体と、
前記回転体及び前記質量体の回転による遠心力を受けて径方向に移動自在な複数の遠心子と、
前記遠心子の外周面に形成されたカム及び前記カムに沿って移動するカムフォロアを有し、前記遠心子に作用する遠心力を受けて、前記回転体と前記質量体との間に回転方向における相対変位が生じたときには、前記遠心力を、前記相対変位が小さくなる方向の円周方向力に変換する複数のカム機構と、
前記回転体又は前記質量体に設けられて前記遠心子を径方向移動自在に支持可能であり、前記遠心子の前記カムが延びる方向の第1側部及び前記第1側部とは逆側の第2側部に当接可能な複数の支持部と、
を備え、
前記回転体と前記質量体との間に回転方向の相対変位がない場合における前記カムとカムフォロアとの中立時接触点は、前記遠心子の第1側部が前記支持部と当接する第1当接点と前記遠心子の第2側部が前記支持部と当接する第2当接点とを結んだ直線より径方向内方に位置している、
トルク変動抑制装置。 - 前記遠心子は、
前記第1側部に設けられ、前記支持部に当接可能な第1外周側当接部及び第1内周側当接部と、
前記第2側部に設けられ、前記支持部に当接可能な第2外周側当接部及び第2内周側当接部と、
を有し、
前記中立時接触点は、
前記第1外周側当接部が前記支持部に当接する第1外周側当接点と、前記第2内周側当接部が前記支持部に当接する第2内周側当接点と、を結ぶ直線と、
前記第1内周側当接部が前記支持部に当接する第1内周側当接点と、前記第2外周側当接部が前記支持部に当接する第1外周側当接点と、を結ぶ直線と、
の交点である不動点より径方向内方に位置している、
請求項1に記載のトルク変動抑制装置。 - 前記カムは径方向内方に窪む円弧状に形成されており、
前記カムの円弧中心は前記不動点上に位置している、
請求項2に記載のトルク変動抑制装置。 - 前記回転体は、外周面に径方向外方に開く複数の凹部を有し、前記凹部には前記遠心子が収容されており、
前記遠心子の第1外周側当接部、第1内周側当接部、第2外周側当接部、及び第2内周側当接部は、それぞれ外周面が前記凹部の側壁に当接可能なガイド用のコロである、
請求項2又は3に記載のトルク変動抑制装置。 - 前記回転体は、外周面に径方向外方に開く複数の凹部を有し、前記凹部には前記遠心子が収容されており、
前記支持部は、
前記凹部の第1側壁に回転自在に装着され、前記遠心子の第1外周側当接部に当接可能な第1外周側コロ、及び前記遠心子の第1内周側当接部に当接可能な第1内周側コロと、
前記凹部の第2側壁に回転自在に装着され、前記遠心子の第2外周側当接部に当接可能な第2外周側コロ、及び前記遠心子の第2内周側当接部に当接可能な第2内周側コロと、
を有している、
請求項2又は3に記載のトルク変動抑制装置。 - 前記質量体は、前記回転体を挟んで対向して配置された第1イナーシャリング及び第2イナーシャリングと、前記第1イナーシャリングと前記第2イナーシャリングとを相対回転不能に連結するピンと、を有し、
前記遠心子は、前記回転体の外周部でかつ前記ピンの内周側において前記第1イナーシャリングと前記第2イナーシャリングとの軸方向間に配置されており、
前記カムフォロアは、内部に前記ピンが軸方向に貫通する孔を有する円筒状のコロであり、
前記カムは、前記遠心子に形成されて前記カムフォロアに当接し、前記回転体と前記質量体との間の回転方向における相対変位量に応じて前記円周方向力が変化するような形状を有する、
請求項1から5のいずれかに記載のトルク変動抑制装置。 - エンジンとトランスミッションとの間に配置されるトルクコンバータであって、
前記エンジンからのトルクが入力される入力側回転体と、
前記トランスミッションにトルクを出力する出力側回転体と、
前記入力側回転体と前記出力側回転体との間に配置されたダンパと、
請求項1から5のいずれかに記載のトルク変動抑制装置と、
を備えたトルクコンバータ。
- 回転軸を中心に回転する第1慣性体と、前記回転軸を中心に回転し前記第1慣性体と相対回転自在な第2慣性体と、前記第1慣性体と前記第2慣性体との間に配置されたダンパと、を有するフライホイールと、
前記フライホイールの前記第2慣性体に設けられたクラッチ装置と、
請求項1から5のいずれかに記載のトルク変動抑制装置と、
を備えた動力伝達装置。
Priority Applications (1)
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| JP2017181981A JP6709767B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017181981A JP6709767B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置 |
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| JP2019056446A JP2019056446A (ja) | 2019-04-11 |
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Family
ID=66107223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017181981A Active JP6709767B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置 |
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