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JP6709963B2 - 翻訳装置及び翻訳方法 - Google Patents
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Description

本開示は、入力された第1言語のデータを第2言語のデータに機械翻訳する翻訳装置及び翻訳方法に関する。
一般的に機械翻訳には自由文の翻訳と定型文の翻訳がある。定型文の翻訳(以下、定型文翻訳と呼ぶ)においては、予め作成された定型文とそれに対応する翻訳文を記憶しておき、その定型文に応じて翻訳文を出力する。よって、定型文翻訳においては、入力される原文のパターンは限定的であるものの、自由文の翻訳に比して、精度の高い翻訳が得られやすい。したがって、定型文翻訳は、航空機内のアナウンスのように発話内容がある程度定型化されており、翻訳の精度が求められる場合に特に効果的である。
例えば、ある定型文翻訳においては、日本語の定型文とその翻訳結果の英語定型文を予め作成し、入力された文に類似する日本語定型文を取得し、その定型文に対応する英文を出力する(例えば、特許文献1参照)。
特許第4393494号公報
従来の定型文翻訳においては、入力された文と定型文とのマッチングは難しい。そのため、翻訳の精度が十分でない。
本開示は、定型文翻訳において、翻訳の精度を向上させることができる翻訳装置を提供する。
本開示の一つの観点に係る翻訳装置は、入力部と、制御部とを備える。入力部は、第1言語の第1テキストデータを取得する。制御部は、第1テキストデータの対訳である第2言語の第2テキストデータを生成する。制御部は更に、第1テキストデータに含まれる所定の種別における第1用語をパラメータに置換することにより第1置換データを生成し、第1置換データに対応する第2言語の第2置換データを取得し、第2置換データに含まれるパラメータを第1用語の対訳である第2言語の第2用語に置換することにより第2テキストデータを生成する。
本開示に係る翻訳装置は、翻訳の精度を向上させるのに有効である。
図1は、実施の形態1に係るシステム全体の構成図である。 図2は、実施の形態1に係る翻訳装置の構成図である。 図3は、翻訳装置による動作を示すフローチャートである。 図4は、翻訳装置による翻訳処理を示すフローチャートである。 図5Aは、第1言語による発話文の例を示す図である。 図5Bは、図5Aの発話文が翻訳装置により認識された結果を示す図である。 図5Cは、図5Bの文に対しパラメータ置換が行われた結果を示す図である。 図5Dは、図5Cの文に対しパラメータの重み付けが行われた結果を示す図である。 図5Eは、図5Dの文に対し類似度計算が行われた結果を示す図である。 図5Fは、図5Eの文の第2言語による対訳を示す図である。 図5Gは、図5Fの文のうちパラメータを置換した結果を示す図である。 図6は、パラメータ情報の内容を示す図である。 図7Aは、パラメータの構成を説明するための図である。 図7Bは、パラメータの構成を説明するための図である。 図8は、用例文情報の内容を示す図である。 図9Aは、スクリプト関数の例を示す図である。 図9Bは、スクリプト関数の例を示す図である。 図10Aは、第1言語による発話文の例を示す図である。 図10Bは、図10Aの発話文が翻訳装置により認識された結果を示す図である。 図10Cは、図10Bの文に対し類似度計算が行われた結果を示す図である。 図10Dは、図10Cの文の第2言語による対訳を示す図である。 図11は、シーン情報及びシーン判定を説明するための図である。 図12は、用例文情報を生成するための元データを示す図である。 図13は、他の実施の形態に係る翻訳装置の構成図である。 図14Aは、用例文の一例を示す図である。 図14Bは、正規表現の一例を示す図である。 図14Cは、パラメータを有するデータの一例を示す図である。 図15Aは、パラメータを有するデータの一例を示す図である。 図15Bは、用例文の一例を示す図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
[1−1.構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る翻訳装置110(図2参照)を含むシステム1全体の構成を示す。本実施形態においては、システム1は、航空機内に設定されているものを例として説明する。システム1は、サーバ装置10(翻訳装置110)と、サーバ装置10に無線又は有線で接続可能な複数の表示装置20とを含む。表示装置20は、航空機内の各座席に設けられている端末コンピュータ(情報端末)である。
[1−1−1.サーバ装置の構成]
サーバ装置10は、CPU(Central Processing Unit)11(制御部及び入力部の一例)、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入力I/F(インタフェース)14、出力I/F(インタフェース)15、通信I/F(インタフェース)16、および記憶装置17を備えるコンピュータ装置である。
CPU11は、所定のプログラムに従って処理を実行するプロセッサ又は回路である。ROM12は、CPU11の処理手順を記述した制御プログラム等を記憶する。RAM13は、ワークメモリとして制御プログラムやデータを一時的に格納する。入力I/F14は、マイク30に接続される接続部であり、マイク30からA/D変換された音声データを受信する。出力I/F15は、スピーカ40に接続される接続部であり、スピーカ40にD/A変換された音声を送信する。通信I/F16は、無線又は有線により表示装置20と通信するための通信回路である。
記憶装置17は、HDD(ハードディスクドライブ)等の磁気記憶装置や半導体メモリ等の記憶装置であり、アプリケーションやOS等の各プログラムや、各種データを格納する。記憶装置17は、CPU11が使用する各種データを保持するデータベースDB(図2参照)を含む。なお、記憶装置17は、サーバ装置10とは別体の記憶装置としてサーバ装置10に接続されていてもよい。
マイク30は、サーバ装置10に接続され、音声を受け付け、音声データを出力する。マイク30は、客室乗務員が使うマイクであり、マイクに入力された音声はスピーカ40より出力される。
[1−1−2.翻訳装置の構成]
図2は、本実施形態に係る翻訳装置110の構成を示す。翻訳装置110は、音声により入力された日本語(第1言語の一例)のデータを英語(第2言語の一例)のテキストデータに翻訳する装置である。
翻訳装置110は、音声取得部111と、音声認識部112と、テキスト生成部113と、翻訳処理部114と、翻訳結果出力部115と、を含む。翻訳装置110の各部は、CPU11が記憶装置17内のデータを参照して所定のプログラムを実行することにより実現される。
音声取得部111は、マイク30からの音声データを取得する。音声認識部112は、取得した音声データを、予め記憶した所定のモデルに基づいて認識する。テキスト生成部113は、認識された音声データをテキストデータに変換する。テキストデータは、音声に変換可能又は画面に表示可能な文字情報又は文字列を含む。
翻訳処理部114は、生成されたテキストデータに対し、後述する翻訳処理を行う。
翻訳結果出力部115は、翻訳処理部114による翻訳処理の結果を出力する。出力された翻訳結果は、通信I/F16(接続部)を介して各表示装置20に送信される。ここで、英語の翻訳結果は、英語に設定された表示装置20に送信される。
記憶装置17は、データベースDBとして記憶される各種データを保持する。
[1−1−3.データベースの内容]
データベースDBには、パラメータ情報(図6参照)、シーン情報(図11参照)、用例文情報(図8参照)、スクリプト関数情報(図9Aおよび図9B参照)等が、関連付けて記憶されている。
<パラメータ情報>
パラメータ情報は、図6に示すように、後述するパラメータの種別と、用語の正規表現と、当該用語の英語による対訳と、当該用語の重要度を含む情報である。パラメータ情報は、翻訳対象となるテキストデータに所定の種別における用語が含まれる場合に使用される。所定の種別とは、例えば、空港名や航空機の便名、時間等の重要な情報のカテゴリである。それぞれの所定の種別には、多くのバリエーションの用語が含まれる。
重要度は、後述するように、パラメータの種別やその用語の重要度に応じて予め設定される重みの度合いである。
各パラメータは、図7Aに示すように、パラメータの種別(例えば、“airports”)と、用語の重要度に応じて設定される重み付けが反映される重み付け指定情報(例えば、“!”)と、文におけるパラメータの位置を示すパラメータ位置情報(例えば、“$1”)と、パラメータの開始と終端であることを示す“{%”と“%}”とを含む。
なお、パラメータ位置情報は、認識されたテキストデータに同じ種別における用語が複数ある場合、文中における用語の順番を示す情報である。例えば、図7Bに示す例では、空港名を示すパラメータが3つ存在するため、{%airports!$1%}、{%airports!$2%}、{%airports!$3%}がテキストデータに含まれる。同様に、時間を表すパラメータが2つ存在するため、{%hours!$1%}と{%hours!$2%}がテキストデータに含まれる。
パラメータ情報の対訳には、図6に示すように呼び出し関数(スクリプト関数)が含まれる。スクリプト関数は、図9A及び図9Bに示すように、特定の種別における用語であって、その内容のパターン(数字の桁数や温度単位の変換等)がある程度決まっている用語を適切な表現に変換するための関数である。これらの関数を用いて変換処理を行うことにより翻訳の質や精度を向上させる。
例えば、後述するように便名を発話した場合、音声認識された便名の桁数が実際の便名の桁数と異なる場合がある。便名の桁数は予め決まっている(図9Aの例では4桁)。そのため、図9Aに示すように予め生成されたスクリプト関数“FlightNo”を用いることにより、適切な桁数の便名に整形することが可能となる。
また、図9Bに示すように、文化圏によって異なる単位を、乗客向けに変換するスクリプト関数を用いてもよい。例えば、図9Bに示すように、予め生成されたスクリプト関数“Celsius2Fahrenheit”を用いることにより、摂氏(℃)で表現された気温を、翻訳結果データにおいて華氏(°F)で表現することができる。
<シーン情報>
シーン情報は、図11に示すように、時間や航空機の置かれる環境を示す情報であり、現在のシーンを示す情報を含む。現在のシーンに応じて、後述する用例文情報の検索範囲が決められる。
<用例文情報>
用例文情報(参照テキストデータ群の一例)は、図8に示すように、日本語の用例文セットと、同用例文セットに対応する対訳とを含む。ここで、日本語の用例文セットは、シーン情報に関連付けられている。各用例文セットは、シーン毎に生成され、複数の用例文の組み合わせ(用例文サブセット)により構成される。
[1−1−4.表示装置の構成]
表示装置20は、航空機の各座席に設置され、情報を表示するディスプレイを備えたコンピュータ装置である。表示装置20は、図1に示すように、CPU21、ROM22、RAM23、通信I/F(インタフェース)26、メモリ27、入力装置28、及びディスプレイ29を備える。
CPU21は、命令やデータを処理して出力するプロセッサ又は回路である。ROM22は、CPU21の処理手順を記述した制御プログラム等を記憶する。RAM23は、ワークメモリとして一時的に制御プログラムやデータを格納する。通信I/F26は、例えば、サーバ装置10や航空機内のその他機器と有線又は無線で通信可能な通信回路である。メモリ27は、半導体メモリ等の記憶回路であり、画像等のデータを記憶する。
入力装置28は、タッチパネル、キーボード、またはポインティングデバイス(マウス等)を介して入力される座席のユーザによる入力操作を受け付ける。ディスプレイ29は、液晶パネル、有機ELパネル、又はこれらに類似するパネルによって構成され、処理された画像を表示する画面を含む。ディスプレイ29には、翻訳装置110により生成された翻訳結果のテキストデータが表示される。
[1−2.動作]
以下、本開示に係る翻訳装置110の動作について説明する。
[1−2−1.翻訳装置の全体動作]
図3は、翻訳装置110による全体の制御フローを示す。以下、航空機内において、乗務員が発話した日本語によるアナウンスの内容を英語に翻訳する処理について説明する。
S100:翻訳装置110において、入力I/F14および音声取得部111により、マイク30から音声データが取得される。ここでは、例えば図5Aに示すように発話文D100がマイク30から入力されたものとする。
S200:取得された音声データは、音声認識部112により認識処理される。ここでは、図5Bに示すテキストデータD200に対応する音声データが音声認識されたものとする。ここで、便名が本来の「9999」ではなく「9000900909」となったのは、ゆっくり発話されたために各桁の数字がそれぞれ単独の数字として認識されたためである。
S300:音声認識されたデータは、テキスト生成部113により図5Bに示すようなテキストデータD200(第1テキストデータの一例)として生成される。
S400:変換されたテキストデータD200は、後述するように翻訳処理部114により翻訳処理がなされる。
S500:翻訳処理された翻訳結果データは、翻訳結果出力部115により出力される。
S600:翻訳結果データは各座席の表示装置20に送信され、各ディスプレイ29に図5Gに示すような翻訳結果データD500(第2テキストデータの一例)が表示される。
[1−2−2.翻訳処理]
図4は、図3のステップS400における翻訳処理部114(図2参照)による翻訳処理のフローを示す。
S401:ステップS300においてテキスト生成部113により生成されたテキストデータD200が取得される。
S402:取得されたテキストデータD200が用語を含むかどうか判定される。本例において、図5Bに示すテキストデータD200の場合、図6に示すパラメータ情報を参照して、用語T1が種別“airports”における用語と判定され、用語T2が種別“flight_num”における用語と判定される。
S403:ステップS402において認識されたテキストデータD200が用語を含むと判定された場合、該当する用語がパラメータに置換される。本例では、図5Cに示すように、用語T1と用語T2が用語と判定されるため、データD403が取得される。
なお、置換前に認識された用語はパラメータと対応付けて、別途メモリ等に記憶される。ここでは、用語T1が“{%airports!$1%}”に対応付けられ、用語T2が“{%flight_num!$1%}”に対応付けられる。
S404:取得されたデータD403のパラメータに対し、パラメータの重み付け指定情報(パラメータ情報中の重要度)に応じて、重み付けがなされる。
具体的には、図6に示すパラメータ情報を参照して、用語T1の重要度を取得する。ここでは、用語T1の重要度は「5」である。よって、パラメータ中の重み付け指定情報の“!”を、この重要度に対応する数値長の文字列(重要度情報の一例)に置き換える。この文字列の長さが長いほど当該パラメータの文全体の大きさに占める割合が大きくなる。そのため、類似度判定における精度を向上させることができる。
以上の重み付けの結果、用語T1に対応するパラメータの文字列の長さが重要度「5」に応じて設定される。なお、図5DのデータD404(第1置換データの一例)では、文字列の長さをアンダーバーの個数で表現している。具体的には、重要度が5の場合はアンダーバーの個数を重要度と同じ5個にする。“flight_num”については重要度が0であるため、重み付け指定情報である“!”は取り除かれる。
S405:シーン情報に基づき現在のシーンを判定する。シーン情報は、上述したように、時間や航空機の状態を含む環境を示す情報である。現在のシーンは、所定の条件またはタイミングで切替わる。なお、シーン情報とその判定処理の詳細については後述する。ここでは、現在のシーンとして「搭乗中」(シーン1)(図11参照)であることを例とする。
なお、シーン情報は、上述したように検索される用例文に関連付けて保存されている。
S406:パラメータを含み、重み付けがなされたデータD404に対し、現在のシーンに応じた用例文セットが選択される。ここでは、現在のシーン(シーン1)に対応する用例文セットが検索対象となる場合を例とする。具体的には、図8に示す用例文情報のうちシーン番号「1」に対応する用例文セット(サブセット1、サブセット2、サブセット3・・・)が検索対象とされる。
なお、ステップS402においてパラメータを含まないと判定された場合も、現在のシーンを判定し(ステップS405)、判定されたシーンに応じた用例文セットが選択される。パラメータを含まないデータに対する翻訳処理部114による処理については後述する。
また、一つのシーンに対し、複数の用例文セットが検索対象となる場合がある。
S407:選択された用例文セットの各サブセットとデータD404との類似度(距離)が計算される。
ここで、例えば、比較する2つの文字列を等しくするために必要な手順の最少回数(編集距離とも呼ばれる)を求めて、この最少回数が最も少ない文字列同士の類似度を最も高い類似度と判定する。この手順とは、各文字の置き換え、挿入、および削除等である。例えば、レーベンシュタイン距離やジャロ・ウィンクラー距離等、類似度を判定する公知の方法を適用することができる。
なお、重要度は、用語に応じて設定されたが、パラメータ位置情報に応じて設定されてもよい。図5Eでは用例文中のパラメータの重み付け指定情報“!”が、用語の重要度に応じたアンダーバーで置き換えられている。
また、図5Eに示すように、検索される用例文D408におけるパラメータにおいても、データD404と同様に重要度に応じてアンダーバーの置き換えや指定情報“!”の削除が行われる。
S408:ステップS407の類似度計算の結果、所定のしきい値(スコア70)以上であり最も高い類似度を有する用例文サブセットが決定される。ここでは、選択された用例文サブセット1、サブセット2、サブセット3・・・の中から、最も高い類似度を有する文として図5Eに示す用例文D408が選択される。
S409:ステップS408で決定された用例文D408の対訳を取得する。ここでは、図5Fに示す対訳D409(第2置換データの一例)が取得される。
S410:対訳D409にパラメータが含まれるかどうかを判定する。そして、パラメータが含まれる場合はステップS411に進む。パラメータが含まれない場合は図3のステップS500に進み対訳を翻訳結果として出力する。
S411:取得された対訳D409のパラメータを、置換前の用語であって記憶されていた用語の対訳に置換する。ここで、パラメータ情報を参照して対訳を決定する。例えば、{%airports!$1%}に対応する置換前の用語は用語T1であることがステップ403で記憶されている。そして、用語T1に対応する対訳は図6のパラメータ情報を参照すると用語t1「Kansai International Airport」であることが分かる。また、便名を示すパラメータである“{%flight_num!$1%}”の対訳は、図6のパラメータ情報に示すように、呼び出し関数であるスクリプト関数を用いて取得する。具体的には、図9Aに示すスクリプト関数“FlightNo”を用いることにより、認識されたデータである用語T2の桁数を整形し、「9999」に変換する。
また、図7Bに示すように対訳D409に複数のパラメータが含まれる場合、位置パラメータ情報に応じて英語の用語を選択して、各パラメータをその用語に置換してもよい。
この結果、翻訳結果データD500が取得される。そして、図3のステップS500に進み、翻訳結果出力部115により翻訳結果データD500を出力する。
[1−2−3.パラメータを含まない場合の翻訳処理]
パラメータを含まないデータに対する翻訳処理部114による処理(図4のステップS402の“No”からステップS405〜S410の処理)について、別の例を用いて説明する。
ここでは、図10Aに示すように、発話文D100aがアナウンス情報としてマイク30から入力された例を用いて説明する。
図3のステップS100において、音声取得部111により、発話文D100aがマイク30から音声データとして取得される。その後、図3のステップS200において、発話文D100aが音声認識部112により認識される。そして、図3のステップS300において、音声認識されたデータは、テキスト生成部113により、図10Bに示すようにテキストデータD200aに変換される。そして、ステップS400の翻訳処理に移行する。
先の例と同様に、翻訳処理部114は、テキストデータD200aを取得し(ステップS401)、テキストデータD200aが用語を含むかどうか判定する(ステップS402)。この場合、用語は含まれないため、ステップS405に移行する。
そして、先の例と同様に現在のシーンを判定し(ステップS405)、現在のシーンに応じた用例文セットを選択する(ステップS406)。そして、図10Cに示すように、認識されたテキストデータD200aと、選択された用例文セットに含まれる各サブセットとの類似度を計算する(ステップS407)。類似度の計算については、先の例と同様である。
ステップS407の類似度計算の結果、所定のしきい値以上であり最も高い類似度を有する用例文サブセットを選択する。ここでは、最も高い類似度を有するサブセットとしてサブセットD408aが選択される(ステップS408)。そして、ステップS408で選択されたサブセットD408aの対訳を取得する(ステップS409)。ここでは、図10Dに示す対訳D500aが取得される。対訳にはパラメータは含まれないと判定され(ステップS410)、図3のステップS500に進み当該対訳を翻訳結果として出力する。
[1−2−4.シーン情報及び判定処理]
以下、図11を参照して、シーン情報及びその判定処理について説明する。
<シーン情報の意義>
上述の用例文情報は、後述するように、既存の航空機マニュアルの文を組み合わせて生成される。しかし、かかる用例文の組み合わせ(用例文セット)の数は膨大であるため、フライトシーン毎に対応した用例文セットのみを作成する。実際に類似度計算(検索)を実施する際には、アナウンス時点での「現在のフライトシーン」に対応した、可能性のある用例文セットを検索対象とする。これにより、発話文の対象となる用例文セットの数を減らすことができる。
シーン情報は、図11に示すように、例えば(1)搭乗中、(2)(離陸前)滑走路移動中、(3)離陸中、(4)安定飛行中、(5)着陸中、(6)(着陸後)滑走路移動中、(7)降機中等、実際の旅客機運用の時系列に沿って設定されている。シーン情報は、その他に、(8)機内サービス案内、機内販売案内等、ある程度のアナウンスタイミングは決まっているものの、その順序が既定されていない情報も含む。シーン情報は更に、飛行機の大きな揺れが発生した時等の(9)緊急連絡のように、予測できないアナウンス情報を含む。
<シーンの判定に応じた検索対象である用例文セットの選択>
シーンの判定に応じた検索対象である用例文セットの選択は次のように行われる。すなわち、シーンの判定に応じて、(a)使用の可能性のある用例文セットを検索対象として追加し、(b)使用の可能性のない用例文セットを検索対象として除外し、或いは(c)航空機の状態を含む環境の情報を条件として、用例文セットを検索対象として追加又は除去する。
<シーン判定及び検索対象の用例文サブセット切り替え例>
上述したように、判定された現在のシーンに応じて、検索対象である用例文セットの範囲が抽出される。この場合、以下のルールに従って、シーンが判定され、検索対象の用例文サブセットが切り替えられる。
(i)ルール1
時系列に沿って変化するシーンについては、翻訳処理部114は、次のようなルールに従ってシーンを判定する。シーンは、例えば、図11に示すように、搭乗中→滑走路移動中→離陸中→安定飛行中→着陸中→滑走路移動中→降機中のように移行する。
乗務員の業務開始時点では、検索対象である用例文セットは現在のシーン「搭乗中」に対応する用例文セットとなる。よって、最初の検索はこの用例文セットの各サブセットに対し行う。例えば、「搭乗中」がシーン1とすると、図11に示すようにシーン1に対応する用例文のセットが検索対象となる。検索が成功し「搭乗中」の用例文セットから該当する用例サブセットを取得できた場合、「現在のシーン」は「搭乗中」と判定できる。そのため、「現在のシーン」が「搭乗中」であると記憶しておく。これと同時に、(a)次に発話される可能性がある「滑走路移動中」も検索対象に含めるようにする。発話と用例文検索を繰り返すうちに、「現在のシーン」が「搭乗中」から「滑走路移動中」に変わったと判定されると、(b)「搭乗中」に対応する用例文セットは旅客機の運航上、それ以降発話される可能性が無い。そのため、「搭乗中」に対応する用例文セットを検索対象から除外する。
この様にして、シーンの移行を表すルールと発話内容とから判定された「現在のシーン」の次のシーンの可能性のある用例文セットを追加したり、可能性の無い用例文セットを除外したりすることで、検索対象を限定する。これにより、より正確で高速に用例文セットの検索が可能となる。
また、一つのシーンで発話される可能性のある用例文セットが複数ある場合には、それらの用例文セットも検索対象としておく。例えば、図11に示すように、現在のシーンが「安定飛行中」と判定された時、後続の用例文セットである「機内サービス案内」や「機内販売案内」は、それぞれ発話される可能性がある。そのため、両方を検索の対象に含める。
なお、シーンを切替える条件またはタイミング(つまり検索対象である用例文セットを切替える条件またはタイミング)としては、上記シーン判定以外にも、航空機の運航状態や機内の状態が変化する時を条件としてもよい。例えば、滑走中であるか等の状態の情報は航空機から取得できる。また、高度や機体の傾き・速度・機首の方位、ベルト着用サイン点灯等を利用すれば、状態の変化の情報を取得できる。例えば、図11に示すように、シーン情報は各シーンと機内状態との対応関係を有している。そのため、速度、高度、ドアの開閉の有無、揺れ、GPS等の情報を用いて、シーンを判定してもよい。例えば、機体に大きな振動が発生したことを示す情報を取得できた場合、現在のシーンに関わらず、シーン(9)に切替えて自動的に「緊急連絡」の用例文セットを検索対象とするようにしてもよい。
また、乗務員によるサーバ装置10への直接入力により、現在のシーンを切替えてもよい。
(ii)ルール2
他のシーンと同時に発生するシーンは、次のように判定される。例えば、シーン(8)の機内サービス案内に対応する用例文セットは、安定飛行中のみに検索対象となるように設定される。また、シーン(9)の緊急連絡に対応する用例文セットは、シーンの切り替えに関係なく常時検索対象となるように設定される。
以上のようにして、シーンに応じて、用例文情報を参照する範囲を変更してもよい。
[1−2−5.用例文セットの元データの生成]
用例文セットは、航空会社のアナウンス情報のマニュアル等から生成された元データから生成される。具体的には、同じシーン内の文を連結して、組み合わせ文章を生成して、用例文セット(図8参照)を構成する用例文サブセットを生成する。用例文サブセットは最大組み合わせ数を上限として生成される。例えば、最大組み合わせ数は4である。
図12は用例文サブセットを生成するための元データの例を示す。図12はシーン1(搭乗中)において使用される用例文i〜vを示す。各用例文にある「順序」は用例文が組み合わせられるときの順序を示す。用例文i〜vに基づき、例えばi,i+ii、ii+iii・・・等全ての組み合わせに対応する複数の用例文サブセット(例えば、図8参照)が生成され、シーンに対応する用例文セットとして記憶される。
用例文サブセットの生成は、順序(昇順)に従って生成される(順序が4から3などの組み合わせは生成されない)。例えば、用例文i+用例文iiとする組み合わせは、用例文iが順序「1」、用例文iiが順序「2」となっているため、適正な用例文サブセットとして生成される。しかし、用例文v+用例文iiiとする組み合わせは、用例文vが順序「4」、用例文iiiが順序「3」となっているため、適正でなく生成されない。
また、用例文ivと用例文vは順序が同じ「4」となっているため、どちらが先でもよい。さらに、用例文iv+用例文vのように同じ順序を含む用例文セットが生成されてもよい。或いは、これとは逆に、同じ順序が割り当てられている場合、排他フラグ等を立てることにより、いずれかの用例文を含むサブセットの生成のみ許可するようにしてもよい。
[1−3.効果等]
上記実施形態に係る翻訳装置110においては、翻訳処理部114は、日本語(第1言語の一例)のテキストデータに含まれる所定の種別における用語をパラメータに置換する。そして、翻訳処理部114は、同パラメータを含む日本語のテキストデータの、英語(第2言語の一例)の対訳を取得し、同対訳に含まれるパラメータを用語の対訳に変換することにより、翻訳結果データを生成する。
特に定型文翻訳において、翻訳処理部114は、頻繁に変化する用語(本開示の例では、空港名、便名、時間等)をパラメータに置き換えてから、対訳を選択する。そして、翻訳処理部114は、最後にパラメータ部分を用語に置き換える。これにより、定型文に対する類似度判定の精度を高めることができ、翻訳の精度を向上させることができる。
また、パラメータの種別やその重要度に応じて、パラメータの重み付けを行う(例えば、文字列の長さを調整する)。これにより、特に類似度判定において重要な用語の影響力を大きくすることができるため、翻訳の精度を向上させることができる。
更に、判定されたシーンに応じて用例文の検索範囲を狭めることができる。そのため、類似度判定を効率的に実行することができ、翻訳の処理を高速化できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素及び機能を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
[1]
上記実施形態においては、翻訳装置110は、第2言語として英語の翻訳結果データを各表示装置20に送信していたが、表示装置20毎に割り当てられた言語の翻訳結果データを配信するようにしてもよい。
図13は、本例による翻訳装置2110の機能ブロック図である。翻訳装置2110は、認識された第1言語によるテキストデータを複数の第2言語に翻訳し、複数の第2言語による翻訳結果データを対応する表示装置20にそれぞれ送信する点で翻訳装置110と異なる。また、翻訳装置2110は、データベースDBの用例文セットとパラメータ情報において複数の第2言語の対訳情報を保持している点で翻訳装置110と異なる。翻訳結果出力部2115は、各表示装置20にいずれの第2言語による翻訳結果データを送信するかを、記憶装置17に予め記憶された言語設定情報217aを参照して判定する。そして、翻訳結果出力部2115は、判定結果に基づいて翻訳結果データを送信する。言語設定情報217aは、各表示装置20のユーザによって入力装置28(図1参照)の操作を介して設定される。言語設定情報217aは、翻訳装置2110に送信され記憶装置17に記憶されている。
なお、言語設定情報217aは、ユーザの座席予約情報や国籍等に応じて予め翻訳装置2110に送信され記憶されていてもよい。
その他の構成及び機能は実施の形態1と同様である。
[2]
各表示装置20に送信される翻訳結果データは、複数種の言語によるデータであってもよい。例えば、ユーザの希望言語が不明な場合、航空機籍の言語、出発国の言語、到着国の言語等に応じて複数の翻訳結果データを表示するようにしてもよい。
[3]
上記実施形態においては、翻訳結果データは、表示装置20のディスプレイ29に表示されるが、これに限定されない。翻訳結果データは、音声に変換され表示装置20のイヤホン(図示省略)から出力するようにしてもよい。或いは、翻訳結果データは、サーバ装置10において音声に変換され、スピーカ40を介して航空機内で放送されてもよい。
また、翻訳結果データは、サーバ装置10に接続される大画面のディスプレイに表示され、複数のユーザが見られるようにしてもよい。
[4]
翻訳装置110は航空機内において利用されることに限定されない。翻訳装置110は、空港での案内、その他の交通機関、レストラン、病院、宿泊施設等、定型文を用いた翻訳が可能な場所において利用されてもよい。
翻訳装置110はコンピュータ端末に設けられていてもよい。この場合、音声又はテキストで入力されたデータに対し翻訳処理を行って、スピーカ又はディスプレイを介して翻訳結果を出力するようにしてもよい。ここで、音声でデータが入力される際には、翻訳処理の前に音声認識処理が行われる。
[5]
上記実施形態において、類似度を判定するためのしきい値を70としていたがこれに限定されない。しきい値は70より大きくても小さくてもよい。
また、判定されるシーンに応じてしきい値を設定してもよい。例えば、緊急時のシーンのしきい値を他のシーンのしきい値よりも上げることにより、より精度の高い翻訳結果データを得られるようにしてもよい。
[6]
上記実施形態においては、翻訳装置110は、判定されるシーンに応じて用例文情報の検索範囲を変更しているが、これに加えて又はこれに代えて、判定されるシーンに応じて検索の優先順位を変更するようにしてもよい。例えば、図11の(9)の「緊急連絡」に対応する用例文サブセットは、その重要性からいずれのシーンにおいても検索対象とされているとする。しかし、(1)の「搭乗中」に対応する用例文サブセットは、(4)の「安定飛行中」に比べて発生確率が低い。このことから、(1)の「搭乗中」に対応する用例文サブセットの検索の優先順位を低くする等が考えられる。この場合、検索途中で非常に高い類似度のスコアが得られた場合、検索を停止して当該用例文セットを用いて翻訳処理を進めてもよい。以上のようにして、シーンに応じて、用例文情報を参照する順番を変更してもよい。
[7]
スクリプト関数は、第2言語の種類に応じて用いるようにしてもよい。例えば、図9Bに示す温度の単位の変更は、同じ単位を使用する文化圏においては言語が異なっていても変換する必要はない。この場合、第2言語の種類と単位情報の対応関係を含む情報を記憶装置17に予め記憶しておく。そして、翻訳処理部114は、図4のステップS411において、第2言語の種類を判定し、当該スクリプト関数を用いるかどうか判定してから、対訳への置換を行うようにしてもよい。
[8]
上記実施形態における処理(図3及び図4等の処理)の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができるものである。
例えば、図4において現在のシーンの判定(ステップS405)は、パラメータ判定(ステップS402)よりも前に行ってもよいし、パラメータ判定と同時に行ってもよい。
[9]
シーンによって用例文サブセットが得られるので、その用例中に含まれているパラメータの種別も用例文を調べることで列挙ができる。従って、音声認識結果(発話)文に対して正規表現を用いて検索を行うパラメータの種別(airports等)も限定することができる。これによって、本来パラメータ置換を行いたくない部分も置換されてしまうという問題を軽減することができる。これについて、図14A〜図14Cを用いて説明する。
例えば、(2)滑走路移動中、または(3)離陸中の用例文として用例文D800という文があり、パラメータ情報に温度に関する用語の正規表現として正規表現D801がある場合について考える。用例文D800と発話された場合、用語T3という表現が温度に関するパラメータとマッチしてしまい、用例文D800がデータD802に置き換えられてしまう可能性がある。
しかし、実際は(2)滑走路移動中、または(3)離陸中において、温度に関する用語を含む用例文は無い。そのため、(2)滑走路移動中、または(3)離陸中においては、ステップS402の用語の検出の際に温度に関する用語を検出しないようにする。これによって、より精度の高い翻訳を実現することができる。
[10]
特定のパラメータ情報を事前に航空機の持つ情報で置き換えておいてもよい。これについて、図15Aおよび図15Bを用いて説明する。
例えば、システム1が関西空港行きであるという情報を事前に取得している場合は、用例文中の行き先に関するパラメータを全てあらかじめ用語T1に置き換える。またステップS402の用語検出の際に用語T1という用語は検出対象外とする。この置き換えを行うことで、発話文に対してパラメータ置換を行った後のテキストデータはデータD900となる。また、最も高い類似度を有する用例文は用例文D901となる。これにより、「羽田空港」等の行き先以外の空港名が発話された場合に、類似度のスコアを下げることができる。そのため、翻訳の精度が向上する。
なおシステム1は、用例文中のどのパラメータが行き先に関係しているかを示す情報を保持し、それを参照する。例えば、用例文D408(図5E参照)の「{%airports_____$1%}」は行き先に関係しているが、図7Bの「{%airports!$1%}」は行き先に関係していない等といった情報が、テーブルで管理されている。このテーブルを参照することで、図7Bに示されている用例文の「{%airports!$1%}」は用語T1に置換されない。
[11]
上記実施形態においては、音声データを入力しているがこれに限定されない。例えば、タッチパネルやキーボード等の入力装置から入力I/Fを介してテキストデータを取得してもよいし、外部の装置から通信I/Fを介してテキストデータを取得してもよい。これにより、翻訳処理部114による翻訳処理を実行してもよい。
[12]
本開示に係る翻訳装置110は、上記実施形態により実施されることに限られない。翻訳装置110により実行される翻訳方法や、翻訳装置110により実行される実行されるコンピュータプログラム、かかるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本開示の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標)Disc)、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
[13]
上記実施形態においては、パラメータの判定や置換を行わなくてもよい。つまり、翻訳処理部114は、図4においてステップS401のテキストデータ取得後、ステップS405のシーン判定を行い、ステップS406において判定されたシーンに応じた用例文サブセットを選択する。
この場合、判定されたシーンに応じて用例文のサブセットを選択することにより、用例文情報の検索範囲を狭めることができる。そのため、翻訳処理が効率化され且つ翻訳の処理を高速化できる。
これに基づき、別の観点に係る発明は次のように表現できる。
「第1言語による入力データを取得する入力部と、
前記入力データを認識し、認識した前記入力データに基づき前記第1言語のテキストデータを生成し、前記テキストデータの対訳である第2言語のテキストデータを生成する制御部と、を備え、前記制御部は、
前記第1言語による用例文と前記用例文の前記第2言語による対訳とを含む参照テキストデータ群を参照することにより、前記第1言語のテキストデータとの類似度がしきい値以上である用例文を取得し、前記用例文の前記第2言語による対訳に基づき前記第2言語のテキストデータを生成し、
時間及び環境の少なくとも一方に応じて変化するシーンを判定し、
判定された前記シーンに応じて前記参照テキストデータ群を参照する範囲及び順番の少なくとも一方を変更する、翻訳装置。」
本開示は、翻訳装置として利用可能である。
1 :システム
10 :サーバ装置
11 :CPU
12 :ROM
13 :RAM
14 :入力I/F
15 :出力I/F
16 :通信I/F
17 :記憶装置
20 :表示装置
21 :CPU
22 :ROM
23 :RAM
26 :通信I/F
27 :メモリ
28 :入力装置
29 :ディスプレイ
30 :マイク
40 :スピーカ
110 :翻訳装置
111 :音声取得部
112 :音声認識部
113 :テキスト生成部
114 :翻訳処理部
115 :翻訳結果出力部
2110 :翻訳装置
2115 :翻訳結果出力部

Claims (10)

  1. 第1言語の第1テキストデータを取得する入力部と、
    前記第1テキストデータの対訳である第2言語の第2テキストデータを生成する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    所定の種別における前記第1言語の第1用語と、前記第1用語の重要度と、前記第1用語の対訳である前記第2言語の第2用語とを含むパラメータ情報に基づいて、前記第1テキストデータに含まれる前記第1用語を前記第1用語の重要度が高いほど文字列が長くなる重要度情報を含むパラメータに置換することにより、第1置換データを生成し、
    用例文と前記用例文の対訳とを含む参照テキストデータ群を参照することにより、前記第1置換データとの類似度がしきい値以上である前記用例文を選択し、
    前記用例文の対訳を、前記第1置換データに対応する前記第2言語の第2置換データとして取得し、
    前記パラメータ情報に基づいて、前記第2置換データに含まれる前記パラメータを前記第2用語に置換することにより、前記第2テキストデータを生成する、
    翻訳装置。
  2. 前記パラメータは、前記第1テキストデータに前記所定の種別の他の第1用語がある場合、前記第1テキストデータにおける前記他の第1用語の位置と異なる前記第1用語の位置を示すパラメータ位置情報を含み、
    前記制御部は、前記パラメータ位置情報に応じて前記第2置換データにおける前記パラメータを置換する前記第2用語を選択する、
    請求項1に記載の翻訳装置。
  3. 前記パラメータ情報と前記参照テキストデータ群を保持する記憶装置を備える、
    請求項1または2に記載の翻訳装置。
  4. 前記制御部は、時間及び周囲の状況の少なくとも一方に応じて変化するシーンを判定し、前記判定した前記シーンに応じて前記参照テキストデータ群を参照する範囲及び順番の少なくとも一方を変更する、
    請求項1から3のいずれかに記載の翻訳装置。
  5. 前記制御部は、前記判定した前記シーンに応じて前記しきい値を変更する、
    請求項に記載の翻訳装置。
  6. 前記第2言語は、複数の第2言語を含み、
    前記制御部は、前記複数の第2言語のそれぞれに対して、前記第2テキストデータを生成する、
    請求項1からのいずれかに記載の翻訳装置。
  7. 接続部を有し、
    前記制御部は、前記第2テキストデータを、前記接続部を介して前記第2言語に設定された情報端末に送信する、
    請求項1からのいずれかに記載の翻訳装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第1テキストデータに前記所定の種別における第1用語が含まれるかどうかを判定し、
    前記第1テキストデータに前記第1用語が含まれないと判定した場合、前記参照テキストデータ群を参照することにより、前記第1テキストデータの対訳を取得する、
    請求項1からのいずれかに記載の翻訳装置。
  9. 前記入力部は、前記第1言語の音声データを認識することにより、前記第1テキストデータを取得する、
    請求項1からのいずれかに記載の翻訳装置。
  10. 第1言語の第1テキストデータを取得し、
    所定の種別における前記第1言語の第1用語と、前記第1用語の重要度と、前記第1用語の対訳である前記第2言語の第2用語とを含むパラメータ情報に基づいて、前記第1テキストデータに含まれる前記第1用語を前記第1用語の重要度が高いほど文字列が長くなる重要度情報を含むパラメータに置換することにより、第1置換データを生成し、
    用例文と前記用例文の対訳とを含む参照テキストデータ群を参照することにより、前記第1置換データとの類似度がしきい値以上である前記用例文を選択し、
    前記用例文の対訳を、前記第1置換データに対応する第2言語の第2置換データとしてメモリより取得し、
    前記パラメータ情報に基づいて、前記第2置換データに含まれる前記パラメータを前記第2用語に置換することにより、前記第2言語の第2テキストデータを生成する、
    翻訳方法。
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