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JP6712382B2 - インソール、又は、靴 - Google Patents
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Description

本発明は、正しい立ち姿勢を習慣づけることのできるインソール又は靴に関する。
従来より、O脚や変形性膝関節症の治療・矯正を目的として、拇指球を受け止める位置に凹部を設け、重心が外側(小指側)に移動することを防止するインソールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−115291号公報
しかしながら、上記技術では、重心が外側(小指側)に移動することをインソールにより強制的に防止しているだけなので、インソールを取り外すと、元の姿勢に戻ってしまう。
そこで、本発明は、正しい立ち姿勢を習慣づけることのできるインソール又は靴を提供することを目的としている。
本発明は、足裏が接触する接触面と、前記接触面から突出し、前記足の親指が載置される一対の線状突起と、を備え、前記一対の線状突起間の幅は、前記足の親指の骨のMP関節の幅及びIP関節の幅の少なくとも一方より広く、前記一対の線状突起間に位置する肉の少なくとも一部が前記接触面に接触した状態で、前記一対の線状突起の先端に、前記MP関節を包む肉又は前記IP関節を包む肉が載置されることを特徴とするインソールを提供している。
このような構成によれば、一対の線状突起により、歩行の際に接触面と主に接触するMP関節(IP関節)を包む肉に痛みを生じさせない程度の刺激を与えることができるので、ユーザに足の親指に意識を向けさせることが可能となる。これにより、足の重心が自然と親指側に移るので、膝関節や骨盤が正常な位置になり、正しい立ち姿勢を習慣づけられる。そのため、本発明のインソールは、膝痛や変形性膝関節症の治療・矯正に効果的である。
また、本発明の別の観点によれば、足裏が接触する接触面と、前記接触面から突出し、前記足の親指が載置される一対の線状突起と、を備え、前記一対の線状突起間の幅は、前記足の親指の骨のMP関節の幅及びIP関節の幅の少なくとも一方より広く、前記一対の線状突起間に位置する肉の少なくとも一部が前記接触面に接触した状態で、前記一対の線状突起の先端に、前記MP関節を包む肉又は前記IP関節を包む肉が載置されることを特徴とする靴を提供している。
また、本発明の別の観点によれば、足裏が接触する接触面と、前記接触面から突出し、前記足の親指が載置される一対の線状突起と、を備え、前記一対の線状突起間の幅は、前記足の親指の骨のMP関節の幅及びIP関節の幅の少なくとも一方より広く、前記一対の線状突起は、前記接触面から突出した複数の突起によって形成されており、各突起は、高さ調節可能であることを特徴とするインソールを提供している。
このような構成によれば、ユーザの好みに応じて親指に与える刺激を調整することが可能となる。
また、本発明の別の観点によれば、足裏が接触する接触面と、足の親指の骨を挟むように前記接触面から突出し、前記足の親指が載置される一対の線状突起と、を備え、前記一対の線状突起間の幅は、前記足の親指の骨のMP関節の幅及びIP関節の幅の少なくとも一方より広く、前記一対の線状突起は、前記接触面から突出した複数の突起によって形成されており、各突起は、高さ調節可能であることを特徴とする靴を提供している。
本発明のインソール又は靴によれば、足の重心を親指側に移動させることができるので、これにより、膝関節や骨盤が正常な位置になり、正しい立ち姿勢を習慣づけることが可能となる。
本発明の実施の形態によるインソールの上面図 本発明の実施の形態による一対の線状突起の幅について説明する図 本発明の実施の形態による一対の線状突起の高さについて説明する図 本発明の変形例によるインソールの側面図
以下、本発明の実施の形態によるインソール1について、図1−図3を参照して説明する。
図1に示すように、インソール1は、足裏が接触する接触面2と、一対の線状突起3と、を備えている。
一対の線状突起3は、足の親指4が載置されるものであり、接触面2から突出している。
詳細には、一対の線状突起3間の幅は、図2に示すように、足の親指4の骨のMP関節(中足趾節関節)5の幅、及び、IP関節(拇指指節関節)6の幅よりも広い幅を有している。
また、一対の線状突起3の高さは、図3に示すように、MP関節5を包む肉51及びIP関節6を包む肉61のうち、一対の線状突起3間に位置する肉の少なくとも一部が接触面2に接触した状態で、先端に肉51及び61が載置される高さに設定されている。これは、一対の線状突起3を押し広げて先端に肉51及び61が載置されない状態とならないような高さに設定されていることを意味する。
ここで、本来、人間の体は、足の重心を親指側とすることで、脚の骨の上に体がまっすぐに乗り、骨格で姿勢を維持できるため、最低限の力で立つことができる構造となっている。
しかしながら、加齢等により腿を引き付ける腸腰筋や内転筋の力が低下すると、足の重心が小指側に移動し、これにより、膝を外側に開く曲げモーメントが生じ、膝痛や変形性膝関節症が発症する。
また、膝を外側に開く曲げモーメントに対抗するために大腿内転筋で踏ん張ることで、脛骨の鵞足部(縫工筋・薄筋・半腱様筋の付着部)に炎症が生じ、膝痛や変形性膝関節症が発症する。
一方、本願の発明者は、足の親指4にユーザの意識を向けさせるだけで足の重心が親指側に移ること、及び、足の親指4のうち、歩行の際に接触面2と主に接触するのはMP関節5及びIP関節6部分であることに着眼した。
そこで、本実施の形態によるインソール1では、一対の線状突起3によって、MP関節5を包む肉51及びIP関節6を包む肉61に刺激を与えることで、足の親指4に意識を向けさせる。
詳細には、一対の線状突起3が、親指4のMP関節5及びIP関節6よりも広い幅を有していることにより、MP関節5を包む肉51及びIP関節6を包む肉61に刺激を与えることができるので、足の親指4に意識を向けさせることが可能となる。
一方、一対の線状突起3が高過ぎると、一対の線状突起3が親指4を完全に挟んでしまい、親指4が一対の線状突起3によって固定された状態となってしまうため、歩行に支障を生じさせる可能性がある。また、親指4全体を完全に挟んでしまうほどの高さでなくても、肉51及び61に強く突き刺さると、ユーザに痛みを感じさせてしまう。
そこで、本実施の形態では、一対の線状突起3は、一対の線状突起3を押し広げて先端に肉51及び71が載置されない状態とならないような高さに設定されている。また、一対の線状突起3を押し広げなかったとしても、肉51及び肉61全体が接触面2から離れてしまうと、やはり、ユーザに痛みを感じさせてしまうので、MP関節5を包む肉51及びIP関節6を包む肉61のうち、一対の線状突起3間に位置する肉の少なくとも一部が接触面2に接するような高さに設定されている。
これにより、一対の線状突起3は、親指4を完全に挟み込む状態とはならないので、痛みを生じさせない程度の刺激を肉51及び61に与えられることができ、肉51及び61を介して、ユーザに足の親指4に意識を向けさせることが可能となる。
なお、ユーザが立った状態では、体重により肉51及び61は多少押し潰されるため、一対の線状突起3の高さは、ユーザが立った状態に基づいて設定されることが好ましい。
また、一対の線状突起3が配置される位置及び高さは、ユーザの足のサイズに応じて設定することが考えられる。ユーザごとにインソール1を製造する場合には、更に、親指4の位置、MP関節5(IP関節6)の位置、肉51(61)厚み等まで計測した上で、一対の線状突起3が配置される位置及び高さを設定することが考えられる。
以上説明したように、本実施の形態によるインソール1では、一対の線状突起3により、歩行の際に接触面2と主に接触するMP関節5(IP関節6)を包む肉51(肉61)に痛みを感じさせない程度の刺激を与えることができるので、ユーザに足の親指4に意識を向けさせることが可能となる。これにより、足の重心が自然と親指4側に移るので、膝関節や骨盤が正常な位置になり、正しい立ち姿勢が習慣づけられる。そのため、本実施の形態によるインソール1は、膝痛や変形性膝関節症の治療・矯正に効果的である。
尚、本発明のインソールは、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、上記実施の形態では、インソールについて説明したが、本発明は、当該インソールが一体的に形成された靴に対しても適用可能である。
また、上記実施の形態では、一対の線状突起3の高さは予め設定されていたが、図4に示すように、一対の線状突起3を接触面2から突出した複数の突起3Aによって形成し、当該複数の突起3Aを削る等により高さを調節可能にしてもよい。これにより、ユーザの好みに応じて親指4に与える刺激を調整することが可能となる。なお、図4では、直線状の突起3Aを例示しているが、山型の突起等を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、一対の線状突起3は、MP関節5及びIP関節6に対して共通で用いられたが、それぞれに対して個別に設けても良い。
また、上記実施の形態では、一対の線状突起3は、MP関節5及びIP関節6の両方に対して作用したが、いずれか一方に対する作用であっても、ユーザに足の親指4に意識を向けさせることが可能である。
また、一対の線状突起3は、MP関節5及びIP関節6以外の部分では、本発明の要件を満たしていなくても良い。
1 インソール
2 接触面
3 一対の線状突起
4 親指
5 MP関節
6 IP関節
51 MP関節を包む肉
61 IP関節を包む肉

Claims (4)

  1. 足裏が接触する接触面と、
    前記接触面から突出し、前記足の親指が載置される一対の線状突起と、
    を備え、
    各線状突起は、前記接触面側から見て、前記載置された足の親指に沿った線状を形成しており、
    前記一対の線状突起間の幅は、前記足の親指の骨のMP関節の幅及びIP関節の幅の少なくとも一方より広く、
    前記MP関節を包む肉又は前記IP関節を包む肉のうち、前記一対の線状突起間に位置する肉の少なくとも一部が前記接触面に接触した状態で、前記一対の線状突起の先端に、前記MP関節を包む肉又は前記IP関節を包む肉が載置され、
    前記一対の線状突起は、前記親指以外の指に対しては設けられていないことを特徴とするインソール。
  2. 各線状突起は、前記接触面から突出した複数の突起により前記接触面側から見て前記線状を形成していることを特徴とする請求項1に記載のインソール。
  3. 足裏が接触する接触面と、
    前記接触面から突出し、前記足の親指が載置される一対の線状突起と、
    を備え、
    各線状突起は、前記接触面側から見て、前記載置された足の親指に沿った線状を形成しており、
    前記一対の線状突起間の幅は、前記足の親指の骨のMP関節の幅及びIP関節の幅の少なくとも一方より広く、
    前記MP関節を包む肉又は前記IP関節を包む肉のうち、前記一対の線状突起間に位置する肉の少なくとも一部が前記接触面に接触した状態で、前記一対の線状突起の先端に、前記MP関節を包む肉又は前記IP関節を包む肉が載置され、
    前記一対の線状突起は、前記親指以外の指に対しては設けられていないことを特徴とする靴。
  4. 各線状突起は、前記接触面から突出した複数の突起により前記接触面側から見て前記線状を形成していることを特徴とする請求項3に記載の靴。
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