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JP6715604B2 - 供給装置および検査システム - Google Patents
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JP6715604B2 - 供給装置および検査システム - Google Patents

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Description

本発明は、対象物を供給する供給装置に関する。
従来、ベルトコンベア等の搬送装置に対して対象物を供給するための装置として、振動フィーダーが使用されている。振動フィーダーは、例えば特許文献1に記載されている通り、加振装置によって振動するトラフによって投入された対象物を搬送装置に供給するものである。
特許第4466242号公報(2010年5月26日発行)
例えば乾燥小魚のような互いに絡みやすい対象物はまとまりやすいが、振動フィーダーを用いた場合、その振動によって対象物はある程度分散される。
しかしながら、振動フィーダーに対して投入される対象物の量が多くなり、振動フィーダー上での対象物の密度が高くなると、対象物同士が十分に分散されないまま、搬送装置に対して供給されてしまうことがある。
対象物同士が十分に分散されていないと、一部の対象物が振動フィーダーから搬送装置に乗り移る際、それらと絡み合っている他の一部の対象物も引き連れられて搬送装置に乗り移ってしまうことがある。このようにして引き連れられて搬送装置に乗り移った一群の対象物は密な領域を形成する一方、密な領域の間には粗な領域が形成される。このため、対象物を均一に搬送することができなくなってしまうという問題が生じる。
上記問題は、例えば以下のような種々の悪影響をもたらすことになる。
搬送装置上で対象物を撮影して検査するような場合、上記密な領域において適切な検査が行えないので、検査精度の低下をもたらす。
また、搬送装置によって一定時間ごとに搬送されてくる対象物をパッキングするような場合、パッキングされる対象物の量にバラツキをもたらす。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、供給された対象物の粗密差を小さくすることにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る供給装置は、振動を起こす振動機と、対象物を載置するとともに、前記振動機によって振動させられることにより前記対象物を供給方向へ移動させる、互いに上下に重なるように配置され、または前記供給方向に沿った前後に配置された複数の載置板とを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、供給装置に投入する対象物の量を多くしても、1つの載置板のみを備えた供給装置と比べて、各載置板に投入される対象物の量を少なくすることができる。それゆえ、対象物が供給先のベルトコンベアなどに乗り移るときに、近くにある対象物同士が絡み合って密な領域が形成されても、その大きさを小さくすることができる。あるいは密な領域の形成を抑制することができる。したがって、各載置板からベルトコンベアなどに供給された対象物の粗密差を小さくすることができる。
上記供給装置において、前記複数の載置板は互いに上下に重なるように配置されているとともに、これら複数の載置板のうち、最下段を除く少なくとも1つには、下段に通じる貫通穴が形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上段の載置板に対象物を投入すると、対象物の一部は上段の載置板上に落下する一方、残りの対象物は貫通穴を通じて下段の載置板上に落下する。これにより、上下段のそれぞれの載置板に個別に対象物を投入することと比べて、2段の載置板に容易に対象物を投入することができる。
上記供給装置において、前記貫通穴は方形を成しており、前記載置板のうちの前記貫通穴が形成された穴形成載置板の段数をn(nは1以上の整数)とすると、最上段からm(n≧m)段目の前記穴形成載置板における前記貫通穴の前記供給方向に直交する方向の幅の、前記穴形成載置板の前記供給方向に直交する方向の全幅に対する比は(n−m+1)/(n+1)であることが好ましい。また、当該供給装置において、前記穴形成載置板は2段以上設けられており、下段の前記穴形成載置板の前記貫通穴および上段の前記穴形成載置板の前記貫通穴は、前記供給方向の長さが互いに等しく、下段の前記穴形成載置板における前記貫通穴は、上段の前記穴形成載置板における前記貫通穴を下方に投影した範囲内に収まるように形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、投入範囲に均等に対象物を投入すると、上段の載置板上に落下する対象物の量と、貫通穴を通じて下段の載置板に落下する対象物の量とをほぼ等しくすることができる。これにより、上下段の載置板上での対象物の粗密状態を同程度に揃えることができる。
なお、ここでいう貫通穴の幅は、複数の貫通穴が形成されている場合、各貫通穴の合計のことを指す。
上記供給装置において、前記貫通穴の周囲には、板部材が少なくとも前記供給方向に沿って立設されていることが好ましい。
上記構成によれば、板部材は、上段の載置板上の貫通穴の境界部分を供給方向に沿って移動する対象物が貫通穴から下段の載置板に落下するのを阻止する。したがって、下段の載置板に落下させる必要のない対象物を上段の載置板上に留まらせて、対象物が下段の載置板に過剰に落下することを防止できる。
上記供給装置において、前記複数の載置板は互いに上下に重なるように配置されているとともに、これら複数の載置板のうち、隣り合う2段の前記載置板について、上段の前記載置板は下段の前記載置板よりも前記供給方向に突出していることが好ましい。
また、上記供給装置において、前記複数の載置板は、対象物を供給先に受け渡す終端部を有しており、前記対象物が投入される投入位置と前記終端部との高さの差は、上段の前記載置板の方が下段の前記載置板よりも大きく、上段の前記載置板の前記終端部は、下段の前記載置板の前記終端部よりも高い位置にあることが好ましい。
上記構成によれば、上段の載置板の終端部の高さを、下段の載置板の終端部の高さに近づけることができる。それゆえ、下段の載置板を、その終端部が対象物の供給位置に近づくように配置した状態では、上段の載置板の終端部を、下段の載置板の終端部よりも高いが、供給位置の高さに近い位置に近づけることができる。これにより、上段の載置板の終端部から供給位置までの落差を小さくして、対象物が供給後に大きく飛び跳ねることを抑制できる。
本発明に係る検査システムは、上記のいずれか1つの供給装置と、前記供給装置から供給された前記対象物を搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送された前記対象物を撮像し、撮像した画像に基づいて前記対象物を検査する検査装置とを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、対象物の供給量を多くしても、粗密差の少ない状態で検査装置に対象物を供給することができる。したがって、検査装置の検査精度を向上させることができる。
本発明は、供給された対象物の粗密差を小さくすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る検査システムの構成を示す側面図である。 (a)は上記検査システムにおける供給装置を示す側面図であり、(b)は上記供給装置を示す正面図であり、(c)は上記供給装置を示す上面図である。 (a)は上記検査システムにおける供給装置および投入装置を示す上面図であり、(b)は上記供給装置および上記投入装置を示す側面図である。 (a)は上記検査システムにおける供給装置および他の投入装置を示す上面図であり、(b)は上記供給装置および上記他の投入装置を示す側面図である。 上記供給装置による対象物の供給状態を示す図である。 (a)は比較例の供給装置から対象物を上記検査システムにおける検査装置のベルトコンベア上に供給した状態を示す画像であり、(b)は実施形態1の供給装置から対象物を上記ベルトコンベアに供給した状態を示す画像である。 上記比較例の供給装置および実施形態1の供給装置から対象物を上記検査装置のベルトコンベア上に供給したときの処理量と充填率との関係を示すグラフ画像である。 本発明の実施形態2に係る2段構成のトラフにおける各段の載置板の構成を示す上面図である。 (a)および(b)は本発明の実施形態2に3段構成のトラフにおける各段の載置板の構成を示す上面図である。 本発明の実施形態3に係る供給装置の概略構成を示す図である。
[実施形態1]
本発明の一実施形態について図1〜図7を用いて説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施形態に係る検査システム100の構成を示す側面図である。
〔検査システム100の構成〕
図1に示すように、検査システム100は、検査装置1と、搬送装置2と、供給装置3と、投入装置4とを備えている。
検査装置1は、搬送装置2によって搬送される検査対象物(以降、単に「対象物」と称する)を検査位置において上方から撮像した画像と下方から撮像した画像とに基づいて、対象物に対して所定の判定、例えば、異物であるか否か、良品であるか否かといった判定を行い、その判定結果に基づいて対象物を選別する装置である。ここでは、対象物として、乾燥小魚(ちりめんじゃこ等)、乾燥野菜、海藻類、海苔、菓子類(柿の種など)、乾燥エビ、カニフレーク、サケフレーク、茶葉などが考えられる。これらの対象物は、1つにまとまりやすいものであり、互いに絡みやすかったり、互いに付着しやすかったりする。
搬送装置2は、供給装置3によって供給された対象物を検査位置へと搬送方向Aに沿って搬送する装置である。搬送装置2は、供給装置3の供給速度より速い搬送速度で対象物を搬送するため、供給装置3における対象物よりも拡散した状態で対象物を搬送する。
供給装置3は、搬送装置2に対象物を供給する装置である。供給装置3は、具体的には、振動を与えることにより、対象物を供給方向Bへ送り出す。供給方向Bは、搬送装置2の搬送方向Aと同じ方向である。
投入装置4は、供給装置3に対象物を投入する装置である。投入装置4は、望ましくは、対象物を(時間的に)一定量となるように供給装置3に投入する。
〔搬送装置2の構成〕
搬送装置2は、ベルトコンベア21と、下部筐体22とを備えている。ベルトコンベア21は、下部筐体22上に設けられた支持フレーム23と、支持フレーム23の両端に設けられたローラ24,25と、ローラ24,25に架け渡された無端ベルト26とを有している。ベルトコンベア21は、ローラ24を回転駆動することにより、無端ベルト26を搬送方向Aの方向に送っている。このように構成されるベルトコンベア21は、供給端部(ローラ24側)から無端ベルト26の表面に供給された対象物を終端部(ローラ25側)へ搬送する。
〔検査装置1の構成〕
検査装置1は、制御部10と、モニタ11と、エアガンユニット12と、電磁弁ユニット13とを備えている。また、検査装置1は、撮像系の装置として、モノクロエリアセンサ14と、カラーエリアセンサ15と、ラインセンサ16と、エリアセンサ用上側第1ランプ17aと、エリアセンサ用上側第2ランプ17bと、エリアセンサ用下側第1ランプ18aと、エリアセンサ用下側第2ランプ18bと、ラインセンサ用ランプ19とを備えている。
エリアセンサ用下側第1ランプ18aは、ベルトコンベア21の搬送部分(無端ベルト26の上側部分)の下方からモノクロエリアセンサ14の撮像範囲を含む一帯に光を照射する。エリアセンサ用下側第2ランプ18bは、ベルトコンベア21の搬送部分の下方からカラーエリアセンサ15の撮像範囲を含む一帯に光を照射する。
モノクロエリアセンサ14およびカラーエリアセンサ15は、それぞれエリアセンサ用下側第1ランプ18aおよびエリアセンサ用下側第2ランプ18bの上方に配置されており、ベルトコンベア21を搬送されてくる対象物を上方から撮像する。カラーエリアセンサ15は、モノクロエリアセンサ14よりもベルトコンベア21の下流側に配置されている。モノクロエリアセンサ14は、モノクロ画像を面状の撮像領域でモノクロ撮像するセンサであり、カラーエリアセンサ15は、カラー画像を面状の撮像領域でカラー撮像するセンサである。
エリアセンサ用上側第1ランプ17aおよびエリアセンサ用上側第2ランプ17bは、ベルトコンベア21の搬送方向と直交する方向(ベルトコンベア21の幅方向)に沿って配置された長尺の光源である。エリアセンサ用上側第1ランプ17aおよびエリアセンサ用上側第2ランプ17bは、モノクロエリアセンサ14およびカラーエリアセンサ15よりも低い位置に配置されており、ベルトコンベア21を搬送されてくる対象物に上方から光を照射する。一対のエリアセンサ用上側第1ランプ17aは、ベルトコンベア21の搬送方向に間隔をおいて配置されており、モノクロエリアセンサ14の撮像範囲を含む一帯に向けて光を照射する。一対のエリアセンサ用上側第2ランプ17bは、ベルトコンベア21の搬送方向に間隔をおいて配置されており、カラーエリアセンサ15の撮像範囲を含む一帯に向けて光を照射する。
ラインセンサ用ランプ19は、ベルトコンベア21の幅方向に沿って配置された長尺の光源である。また、ラインセンサ用ランプ19は、ベルトコンベア21の終端部の直後の空間、すなわちラインセンサ16の撮像範囲に向けて光を照射するように配置されている。ラインセンサ用ランプ19は、ベルトコンベア21の終端部側に2つ配置されており、下部筐体22における上端面の内側に取り付けられている。
ラインセンサ16は、当該終端部から放出された対象物を、ベルトコンベア21による対象物の搬送方向と交差する方向(直交する方向が好ましい)に沿った線状の撮像領域で撮像するとともに、ベルトコンベア21の終端部の後段で下方から撮像する。具体的には、ラインセンサ16は、2つのラインセンサ用ランプ19の間に形成される隙間を通して対象物を撮像する。また、ラインセンサ16が対象物を撮像する位置は、ベルトコンベア21の終端部にできるだけ近接した位置であることが好ましい。
モニタ11は、検査装置1が現在検査中であるという情報を含む各種の情報を表示するために設けられている。モニタ11は、モノクロエリアセンサ14のベルトコンベア21上流側に配置されている。
電磁弁ユニット13は、複数の電磁弁が1つにまとめられたユニットである。電磁弁ユニット13は、カラーエリアセンサ15のベルトコンベア21下流側において、互いに間隔をあけて配置されている。電磁弁ユニット13を構成する各電磁弁は、オンすることにより、検査装置1の外部に設けられた図示しない圧縮空気供給源から供給される圧縮空気をエアガンユニット12において対応するエアガンに供給する。このため、各電磁弁は対応するエアガンと図示しないエアパイプを介して接続されている。
エアガンユニット12は、ベルトコンベア21の幅方向に沿って複数のエアガンが並べられて構成されている。エアガンユニット12は、ベルトコンベア21の終端部よりも下流側かつ上方に配置されている。エアガンユニット12を構成する各エアガンは、ベルトコンベア21の終端部から放出された対象物が選別すべきものである場合、当該対象物に空気を噴射してその軌道を逸らせることにより、対象物を空中で選別する。
制御部10は、モニタ11、電磁弁ユニット13および撮像系の動作を制御するものであり、例えば下部筐体22に配置されている。また、制御部10は、モノクロエリアセンサ14、カラーエリアセンサ15およびラインセンサ16の撮像画像に基づく対象物の判定処理を行う。制御部10が行う判定処理は、例えば、検査装置1を選別装置として利用する場合、予め記憶している基準品の画像データと、モノクロエリアセンサ14、カラーエリアセンサ15およびラインセンサ16から得られた対象物の撮像画像の画像データとを照合して、対象物と基準品との相違を判定する。また、制御部10は、対象物が選別すべきものであるという判定結果に基づいて、選別すべき対象物の軌道を逸らせるエアガンに対応する電磁弁をオンさせるように、エアガンユニット12の空気噴出動作を制御する。
〔供給装置3の構成〕
図2は、供給装置3を示す図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は上面図である。図1および図2の(a)〜(c)に示すように、供給装置3は、架台5と、振動機6と、トラフ7とを備えている。
〈振動機6〉
振動機6は、上述の振動を起こす振動源であり、架台5上に配置されている。振動機6は、例えば、電磁式の振動機であり、振動部61と、複数の防振ゴム62と、トラフ取付板63とを有している。なお、ここでは、電磁式の振動機6について説明するが、振動機6は電磁式以外の方式の振動機であってもよい。
振動部61は、板ばね61a,61bと、下部振動体61cと、カウンタウェイト61dと、図示しない上部振動体、電磁石およびマグネットとを有している。板ばね61a,61bは、それぞれ振動部61における供給方向Bに所定の間隔をおいて配置されている。上部振動体は、板ばね61a,62bの上部同士を接続する部材である。電磁石は上部振動体に取り付けられている。下部振動体61cは、板ばね61a,62bの下部同士を接続する部材である。マグネットは下部振動体61cに取り付けられている。電磁石とマグネットとは所定の間隔をおいて配置されている。カウンタウェイト61dは、振動部61の重心を決定する部材であり、下部振動体61cの一端部上に配置され、供給方向Bまたはその逆方向の位置が変更できるように取り付けられている。
防振ゴム62は、振動部61の振動を架台5に伝えないように防振する防振部材である。防振ゴム62は、下部振動体61cの下端面と架台5との間に4箇所に配置されている。
トラフ取付板63は、トラフ7を振動部61に取り付ける板状の部材であり、上部振動体の上端面に設けられている。また、トラフ取付板63は、板ばね61a側が板ばね62b側よりも低くなるように、架台5における振動機6が設置される水平な設置面に対して傾斜している。トラフ取付板63の傾斜は、傾斜した架台(図示せず)を防振ゴム62の下に設置することなどで設定される。
上記のように構成される振動部61において、電磁石は、高周波数の脈流電流によって駆動される。電磁石は、励磁されるとマグネットに近づき、励磁が停止されると板ばね61a,61bの弾性力によってマグネットから遠ざかる。電磁石がこの2つの位置の間で往復移動を繰り返すことにより、上部振動体は、板ばね61a,62bが図2の(a)に示す初期位置と撓んだ位置との間で変位を繰り返し、下部振動体61cに対してC1方向およびC2方向の往復動作、すなわち振動を生じる。
〈トラフ7〉
トラフ7は、対象物を載置する幅広の樋形状の台である。トラフ7は、下段載置板71(載置板)と、上段載置板72(載置板)と、複数の支持柱73と、一対の側壁74と、支持部75とを有している。トラフ7は、トラフ7における供給側の端部(以降「供給側端部」と称する)から対象物を搬送装置2に供給し、トラフ7における投入側の端部(以降「投入側端部」と称する)に投入装置4から対象物が投入される。また、トラフ7は、振動部61のトラフ取付板63に取り付けられることにより、供給側端部が投入側端部より低くなるように傾斜している。
下段載置板71および上段載置板72は、供給方向Bに沿った長辺を有する長方形状に形成されており、短辺がベルトコンベア21の無端ベルト26よりやや狭い幅D(全幅)を有している。また、下段載置板71および上段載置板72は、支持柱73を介して上下に所定の間隔をおいて重ねられており、下段載置板71が下側に配置され、上段載置板72が上側に配置されている。具体的には、上段載置板72は、供給方向Bおよび供給方向Bに直交する方向に所定の間隔をおいて下段載置板71上に配置された支持柱73によって支持されている。さらに、下段載置板71および上段載置板72は、投入側端部の鉛直方向の位置(上から見た位置)が揃うように配置されている。
上段載置板72は、下段載置板71よりも供給方向Bに長く形成されている。これにより、上段載置板72の供給側端部が、下段載置板71の供給側端部より供給方向Bに突出している。また、上段載置板72は、下段載置板71と平行に配置される平行部721と、下段載置板71に対して傾斜する傾斜部722とを有している。傾斜部722は、供給側端部から所定の範囲で設けられており、供給側端部が平行部721より低くなるように傾斜している。傾斜部722の供給側端部は、下段載置板71の供給側端部よりもやや高い位置にある。両端部の高さの差は、下段載置板71から搬送装置2に移された対象物の移動を妨げないように設定されている。
平行部721には、下段載置板71に通じる第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bが2つずつ形成されている。第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bは、供給方向Bに長い長方形を成しており、平行部721の投入側端部の付近に、供給方向Bに直交する方向に並ぶように配置されている。また、2つの第1貫通穴721aはそれぞれ平行部721の側端部寄りに形成され、2つの第2貫通穴721bはそれぞれ平行部721の中央寄りに形成されている。第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bの供給方向Bの長さは、ともに等しい。また、第1貫通穴721aの幅d1(供給方向Bに直交する方向の幅)は、第2貫通穴721bの幅d2(供給方向Bに直交する方向の幅)よりも狭い。また、第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bの全ての幅の合計は、上段載置板72の供給方向Bに直交する方向の幅Dの1/2である(2×d1+2×d2=D/2)。
平行部721には、第1貫通穴721aの周囲に板部材の第1ガード76が立設され、第2貫通穴721bの周囲に板部材の第2ガード77が立設されている。第1ガード76は、第1貫通穴721aにおける供給側の短辺の一部を除いて、第1貫通穴721aの周囲を取り囲むように配置されている。第2ガード77は、第2貫通穴721bにおける供給側の短辺の一部を除いて、第2貫通穴721bの周囲を取り囲むように配置されている。第1ガード76および第2ガード77は、上段載置板72上を移動する対象物がそれぞれ第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bから下段に落下することを阻止するために設けられている。
なお、第1ガード76および第2ガード77は、上記の範囲に限らず、それぞれ第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bの周囲の全てを取り囲むように設けられていてもよい。
ところで、対象物が、平行部721における第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bと、それらの間の領域とに投入される場合、対象物は第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bの短辺側付近には存在しない。このような場合は、第1ガード76および第2ガード77は、第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bの長辺側に沿う部分にのみ設けられていてもよい。
一対の側壁74は、下段載置板71および上段載置板72の側端部と接しており、互いに対向するように設けられている。側壁74の上端部は、強度を高めるように外側に折り曲げられている。なお、下段載置板71および側壁74は、1枚の金属板が折り曲げ加工されることにより形成されていてもよい。
支持部75は、下段載置板71の下面側に設けられており、振動機6のトラフ取付板63に固定されている。支持部75は、供給方向Bおよび供給方向Bに直交する方向に沿って伸びるリブを多数有することにより、高剛性に形成されている。これにより、高速振動が与えられるトラフ7の振動機6への支持強度を高めている。
〔投入装置4の構成〕
図3の(a)は、供給装置3および投入装置4を示す上面図であり、図3の(b)は供給装置3および投入装置4を示す側面図である。図4の(a)は、供給装置3および他の投入装置4Aを示す上面図であり、図4の(b)は供給装置3および他の投入装置4Aを示す側面図である。
図1および図3に示すように、投入装置4は、架台41と、投入部42とを備えている。投入部42は、対象物を供給装置3に供給するために、ホッパ43と、振動機44とを有している。ホッパ43は、対象物を底部に保持するようにすり鉢状に似た形状を成しており、供給装置3に対象物を投入する投入側が供給装置3に向けて開口している。ホッパ43は、架台41上に複数の支持柱45によって振動可能となるように支持されるとともに、下端部で振動機44と接続されている。振動機44は、供給装置3における振動機6と同様の機能を有するものであって、ホッパ43に振動を与える。
投入装置4は、ホッパ43が振動機44によって振動することで、対象物をホッパ43の底部上で供給装置3側に移動させながら拡散させる。これにより、対象物が(時間的に)一定量となるように供給装置3に投入される。
また、検査システム100では、投入装置4に代えて、図4の(a)および(b)に示す投入装置4Aを用いてもよい。投入装置4Aは、対象物を供給装置3に供給するために、架台46と、ベルトコンベア47とを備えている。ベルトコンベア47は、対象物を供給装置3に投入する端部が対象物を入れる端部より高くなるように架台46上に支持されている。ベルトコンベア47は、一定速度でベルトを送ることによって、ベルトによって搬送される対象物を一定量で供給装置3に投入する。
なお、投入装置4は、投入装置4A以外の構成の装置に代えてもよい。例えば、エアーで対象物を送るエアー式の投入装置や、スクリューで対象物を送るスクリュー式の投入装置を用いることもできる。
〔検査システム100の動作〕
上記のように構成される検査システム100の動作について説明する。
まず、投入装置4が供給装置3へ対象物を(時間的に)一定量となるように投入する。このとき、投入装置4は、トラフ7の上段載置板72における第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bとその間の領域とに対象物を投入する。上述のように、第1貫通穴721aの幅d1および第2貫通穴721bの幅d2の合計が上段載置板72の幅Dの1/2である。これにより、投入範囲に均等に対象物を投入すると、上段載置板72上に投入される対象物の量と、第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bを通じて下段載置板71上に落下する対象物の量とがほぼ同じになる。
供給装置3は、トラフ7が振動機6によって振動することにより対象物を供給方向Bに移動させる。トラフ7は、振動においてC2方向に下降するとき、その速度が速い。このため、対象物は、下段載置板71および上段載置板72から宙に浮き、重力によって下段載置板71および上段載置板72における供給方向Bの前方へと落下する。トラフ7は、振動においてC1方向に上昇するとき、対象物を押し上げる。トラフ7は、このような振動動作を1.5mm程度の振幅で毎分3000回以上といった高速で繰り返すため、トラフ7上の対象物を破損することなく滑らかに移動させる。
上段載置板72において、対象物は、第1貫通穴721aと第2貫通穴721bとの間、および隣接する第2貫通穴721bの間とを通過するとき、これらの貫通穴に近づいても、第1ガード76および第2ガード77に当たって貫通穴に落ち込むことはない。
図5に示すように、第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bを通じて下段載置板71に投入された対象物は、破線にて示すように、下段載置板71上を進んでいき、搬送装置2におけるベルトコンベア21の無端ベルト26上に移される。一方、上段載置板72に投入された対象物は、破線にて示すように、上段載置板72上を進んでいき、下段載置板71よりも供給方向Bの前方で無端ベルト26上に移される。
搬送装置2は、供給装置3から供給された対象物を検査装置1のモノクロエリアセンサ14およびカラーエリアセンサ15による撮像範囲に搬送し、さらにベルトコンベア21の終端部まで搬送する。検査装置1において、対象物が撮像範囲に達すると、モノクロエリアセンサ14およびカラーエリアセンサ15は、対象物を上方から撮像する。また、ラインセンサ16は、ベルトコンベア21の終端部から放出された対象物を下方から撮像する。
制御部10は、モノクロエリアセンサ14、カラーエリアセンサ15およびラインセンサ16からの画像データに基づいて、対象物が選別すべきものであるか否かの判定処理を行う。制御部10は、対象物が選別すべきものではないと判定すると、その対象物が通過する軌道に空気を噴出するエアガンに対応する電磁弁をオフする。これにより、当該対象物は、ベルトコンベア21の終端部から放出されると、エアガンに空気を噴射されることなく、そのままの軌道を進んで良品収納部20aに収納される。一方、制御部10は、対象物が選別すべきものであると判定すると、その対象物が通過する軌道に空気を噴出するエアガンに対応する電磁弁をオンする。これにより、ベルトコンベア21の終端部から放出された当該対象物は、エアガンに空気を噴射されることにより、下方に軌道が逸らされて不良品収納部20bに落下する。このような処理により、例えば、対象物から異物を選別するような場合、異物を対象物と選別することができる。
〔供給装置3による効果〕
図6の(a)は比較例の供給装置から対象物を検査システム100における検査装置1のベルトコンベア21上に供給した状態を示す画像であり、図6の(b)は実施形態1の供給装置3から対象物をベルトコンベア21に供給した状態を示す画像である。これらの画像は、検査装置1によって撮像された画像である。図7は、上記比較例の供給装置および本実施形態1の供給装置3から対象物をベルトコンベア21上に供給したときの処理量(対象物の供給量)と充填率との関係を示すグラフである。
本実施形態に係る供給装置3は、振動機6と、対象物を載置するとともに、振動機6によって振動させられることにより対象物を供給方向Bへ移動させるトラフ7とを備えている。また、トラフ7は、互いに上下に重なるように配置された下段載置板71および上段載置板72を有している。
上記の構成により、供給装置3に投入する対象物の量を多くしても、1つの載置板のみを備えた供給装置と比べて、下段載置板71および上段載置板72に投入される対象物の量を少なくすることができる。それゆえ、対象物がベルトコンベア21に乗り移るときに、近くにある対象物同士が絡み合って密な領域が形成されても、その大きさを小さくすることができる。あるいは密な領域の形成を抑制することができる。したがって、各載置板からベルトコンベアなどに供給された対象物の粗密差を小さくすることができる。
具体的には、微小な乾燥小魚を対象物とする場合、1段構成のトラフ(比較例)では、図6の(a)に示すように、対象物が絡み合った密な領域が大きく、当該密な領域と、対象物が絡み合っておらずに分散した粗な領域とのバラツキが目立つ。これに対し、本実施形態の2段構成のトラフ7では、図6の(b)に示すように、密な領域が小さく、密な領域と粗な領域との密度差が目立たない。
ここで、図7に示すように、対象物の処理量と充填率との関係には、比較例の1段構成のトラフ(1段トラフ)と本実施形態の2段構成のトラフ7(2段トラフ)とで相違がある。充填率は、検査装置1によって撮像された対象物の画像において対象物が占める画素の割合である。処理量は、単位時間当たりの対象物の供給量であり、基準となる任意の処理量を1.0としている。ベルトコンベア21上で対象物が全く重なりのない理想的な状態(理想例)では、破線にて示すように、処理量に比例して充填率が変化する。これに対して、2段トラフでは、実線にて示すように、理想例に対して、処理量が多くなる範囲で僅かに充填率が低下している。一方、1段トラフでは、一点鎖線に示すように、理想例に対して、処理量が少ない段階から充填率が徐々に低下していき、処理量が多くなる範囲では充填率が大きく低下している。このように、従来の1段トラフでは、処理量が増加すると充填率、すなわち対象物の重なりが増大することがわかる。
この結果、検査装置1においては、適切な検査が行えない対象物の比率を大幅に低下させることができる。したがって、検査精度を向上させることができる。また、供給装置3から供給した対象物を搬送装置2によって一定時間ごとに搬送していき、パッキングするような場合、パッキングされる対象物の量をほぼ均等にすることができる。
また、下段載置板71および上段載置板72は、対象物を供給先のベルトコンベア21に受け渡す終端部(供給側端部)を有している。対象物が投入される投入位置と終端部との高さの差は、上段載置板72の方が下段載置板71よりも大きい。また、上段載置板72の終端部は、下段載置板71の終端部よりも高い位置にある。
上記構成により、上段載置板72の終端部の高さを、下段載置板71の終端部の高さに近づけることができる。それゆえ、図5に示すように、下段載置板71を、その終端部が対象物の供給位置に近づくように配置した状態では、上段載置板72の終端部を、下段載置板71の終端部よりも高いが、供給位置の高さに近い位置に近づけることができる。これにより、上段載置板72の終端部から供給位置までの落差を小さくして、対象物が搬送装置2に供給されたときに、ベルトコンベア21上で大きく飛び跳ねることを抑制できる。それゆえ、対象物が安定するまでの時間を短縮することができ、検査装置1における検査位置までの距離を短縮することができる。ここで、上段載置板72の終端部のベルトコンベア21における搬送面からの高さは、少なくとも、下段載置板71から供給された対象物のベルトコンベア21による搬送を妨げない高さである。
なお、本実施形態において、上段載置板72が傾斜部722によって上記の落差を小さくしているが、これに限らず、上段載置板72を対象物の投入位置から終端部に向けて傾斜するようにしてもよい。
[実施形態2]
本発明の実施形態2について図8および図9を用いて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1の構成部材と同等の機能を有する構成部材については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。実施形態1では、トラフ7における上段載置板72の第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bの大きさが異なる例について説明した。これに対し、本実施形態では、1つの載置板に形成された各貫通穴の大きさが等しく、かつ異なる載置板に形成された貫通穴の大きさが異なるトラフについて説明する。また、本実施形態のトラフでは、下段載置板71より上段に設けられる載置板の全てに貫通穴が設けられているものとする。
図8は、本発明の実施形態2に係る2段構成のトラフにおける各段の載置板の構成を示す上面図である。図9の(a)および(b)は本発明の実施形態2に係る3段構成のトラフにおける各段の載置板の構成を示す上面図である。
2段構成のトラフは、図8に示すように、実施形態1におけるトラフ7と同様、下段載置板71を備えるとともに、実施形態1における上段載置板72に代えて、上段載置板72A(穴形成載置板)を備えている。上段載置板72Aには、上段載置板72の第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bに代えて、4つの貫通穴721cが形成されている。上段載置板72Aは上段載置板72と同じ幅Dを有している。また、貫通穴721cの幅d3の合計(4×d3)は幅Dの1/2である。
このような構成においても、実施形態1と同様、投入範囲に均等に対象物を投入すると、上段載置板72A上に投入される対象物の量と、貫通穴721cを通じて下段載置板71上に落下する対象物の量とがほぼ同じになる。これにより、下段載置板71および上段載置板72A上での対象物の粗密状態を同程度に揃えることができる。
また、3段構成のトラフ7は、図9の(a)に示すように、実施形態1におけるトラフ7と同様、下段載置板71を備えるとともに、中段載置板78(穴形成載置板)を備え、実施形態1における上段載置板72に代えて、上段載置板72B(穴形成載置板)を備えている。中段載置板78は、下段載置板71と上段載置板72Bとの間に配置されている。また、中段載置板78の供給方向Bの長さは、下段載置板71の供給方向Bの長さより長く、かつ上段載置板72Bの供給方向Bの長さよりも短い。
図9の(b)に示すように、上段載置板72Bには、上段載置板72の第1貫通穴721aおよび第2貫通穴721bに代えて、4つの貫通穴721dが形成されている。中段載置板78には、8つの貫通穴78aが形成されている。貫通穴721dおよび貫通穴78aは、ともに供給方向Bに直交する方向に並ぶように形成されている。
図9の(a)に示すように、上段載置板72Bおよび中段載置板78は、上段載置板72と同じ幅Dを有している。また、上段載置板72Bの貫通穴721dの幅(供給方向Bに直交する方向の長さ)d4は、中段載置板78の貫通穴78aの幅d5よりも大きい。貫通穴721dの幅d4の合計(4×d4)は、幅Dの2/3である。一方、中段載置板78の貫通穴78aの幅d5の合計(8×d5)は、幅Dの1/3である。また、上段載置板72Bの貫通穴721dおよび中段載置板78の貫通穴78aは、供給方向Bの長さが互いに等しい。
8つの貫通穴78aは、2つずつが各貫通穴721dを下方に投影した範囲内に収まるように形成されている。これにより、上段載置板72Bの上方から見れば、図9の(a)に示すように、各貫通穴721dに2つの貫通穴78aが重なっている。
このような構成においては、投入範囲に均等に対象物を投入すると、上段載置板72B上に投入される対象物の量と、上段載置板72Bの貫通穴721dを通じて中段載置板78に投入される対象物の量と、中段載置板78の貫通穴78aを通じて下段載置板71上に落下する対象物の量とがほぼ1/3で同じになる。これにより、下段載置板71、中段載置板78および上段載置板72B上での対象物の粗密状態を同程度に揃えることができる。
ここで、各段の載置板に投入される対象物の量を均等にするには、トラフ7における貫通穴が形成された穴形成載置板の段数をn(nは1以上の整数)とすると、最上段からm段目(n≧m;mは1以上の整数)の穴形成載置板(第m段の穴形成載置板)における貫通穴の供給方向Bに直交する幅(幅の合計)の、幅Dに対する比Rが次式で表されるように設定される。
R=(n−m+1)/(n+1)
したがって、穴形成載置板が2段、3段およびn段構成のトラフについては、比Rを表1のように表すことができる。表1において「貫通穴なし」と記載している載置板は最下段の下段載置板71である。
また、3段以上の載置板を有するトラフにおける各載置板に投入される対象物の量を均等にするには、次の2つの条件も併せて満たす必要がある。まず、2段以上の穴形成載置板における貫通穴は、供給方向Bの長さが互いに等しい。次に、下段の穴形成載置板の貫通穴は、上段の穴形成載置板の貫通穴を下方に投影した範囲内に収まるように形成されている。
以上のように、n段の穴形成載置板を有する構成のトラフは、投入範囲に均等に対象物を投入すると、各段(n+1段)の載置板に投入される対象物の量がほぼ同じになる。これにより、各段の載置板上での対象物の粗密状態を同程度に揃えることができる。
[実施形態3]
本発明の実施形態3について図10を用いて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1の構成部材と同等の機能を有する構成部材については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図10は、実施形態3に係る供給装置3Aの概略構成を示す図である。
図10に示すように、供給装置3Aは、実施形態1の供給装置3のトラフ7に代えて、トラフ7Aを備えている。トラフ7Aは、第1載置板79a(載置板)と、第2載置板79b(載置板)とを有している。第1載置板79aは、振動機6上に取り付けられており、振動機6によって、実施形態1におけるトラフ7(下段載置板71)と同様な振動が与えられる。
第1載置板79aは、実施形態1における下段載置板71と同じ位置に配置されている。第2載置板79bは、第1載置板79aの供給方向Bの前方におけるベルトコンベア21上に、第1載置板79aと重ならないように配置されている。また、第2載置板79bにおける、ベルトコンベア21へ対象物を供給する終端部は、少なくとも、第1載置板79aから供給された対象物のベルトコンベア21による搬送を妨げない高さにある。
第2載置板79bは、図示はしないが、振動機6と同等の機能を有する振動機によって、第1載置板79aと同様な振動が与えられる。ただし、この振動機は、第2載置板79bがベルトコンベア21上に配置されている都合上、第2載置板79bの直下には配置されず、ベルトコンベア21の側方に配置される。このため、第2載置板79bは、搬送装置2の両側方に広がる支持板(図示せず)上に支持されており、当該支持板における搬送装置2の一方の側方に突出した部分が振動機に取り付けられている。また、当該支持板における搬送装置2の他方の側方に突出した部分は、図示しない架台上に防振ゴムを介して取り付けられている。これにより、第2載置板79bは、振動機から与えられる振動によって振動可能となるように支持される。
上記のように構成される供給装置3Aにおいて、第1載置板79aは、対象物が投入されると、図10において破線にて示すように、第1載置板79a上を進んでいき、搬送装置2におけるベルトコンベア21の無端ベルト26上に移される。一方、第2載置板79bに投入された対象物は、破線にて示すように、第2載置板79b上を進んでいき、第1載置板79aよりも供給方向Bの前方で無端ベルト26上に移される。
このように、供給装置3Aは、供給方向Bに沿った前後に配置された第1載置板79aおよび第2載置板79bを有することによって、実施形態1の供給装置3と同様、供給装置3Aに投入する対象物の量を多くしても、1つの載置板のみを備えた供給装置と比べて、第1載置板79aおよび第2載置板79bに投入される対象物の量を少なくすることができる。それゆえ、対象物がベルトコンベア21に乗り移るときに、近くにある対象物同士が絡み合って密な領域が形成されても、その大きさを小さくすることができる。あるいは密な領域の形成を抑制することができる。したがって、各載置板からベルトコンベアなどに供給された対象物の粗密差を小さくすることができる。
〔付記事項〕
実施形態1では、振動機6として電磁式の振動機について説明したが、これには、限定されない。例えば、本発明には、超音波モータの振動原理を利用した超音波式のフィーダーを適用することができる。あるいは、本発明には、クランクによって振動を起こさせるモータークランク振動式のフィーダーやエアシリンダーによる振動式のフィーダーも適用することができる。
また、各実施形態では、最上段の載置板から下段の載置板に貫通穴を通じて対象物を落下させることにより、各段の載置板に投入する対象物を分散させているが、このような投入の形態には限定されない。例えば、各段の載置板にそれぞれ個別に対象物を投入してもよい。これにより、各実施形態の載置板における貫通穴は不要となる。ただし、投入装置4を各段の載置板に対象物を供給するように構成する必要があるので、投入装置4の構成が複雑になる。
また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 検査装置
2 搬送装置
3 供給装置
3A 供給装置
6 振動機
71 下段載置板(載置板)
72 上段載置板(載置板)
72A,72B 上段載置板(穴形成載置板)
78 中段載置板(載置板,穴形成載置板)
78a 貫通穴
79a 第1載置板(載置板)
79b 第2載置板(載置板)
100 検査システム
721a 第1貫通穴(貫通穴)
721b 第2貫通穴(貫通穴)
721c 貫通穴
721d 貫通穴
B 供給方向
D 幅(全幅)
d1〜d5 幅

Claims (6)

  1. 振動を起こす振動機と、
    対象物を載置するとともに、前記振動機によって振動させられることにより前記対象物を供給方向へ移動させる、互いに上下に重なるように配置された複数の載置板とを備え
    前記複数の載置板は互いに上下に重なるように配置されているとともに、これら複数の載置板のうち、最下段を除く少なくとも1つには、下段に通じる貫通穴が形成され、
    前記貫通穴は方形を成しており、
    前記載置板のうちの前記貫通穴が形成された穴形成載置板の段数をn(nは1以上の整数)とすると、最上段からm(n≧m)段目の前記穴形成載置板における前記貫通穴の前記供給方向に直交する方向の幅の、前記穴形成載置板の前記供給方向に直交する方向の全幅に対する比は(n−m+1)/(n+1)であり、
    前記穴形成載置板は2段以上設けられており、
    下段の前記穴形成載置板の前記貫通穴および上段の前記穴形成載置板の前記貫通穴は、前記供給方向の長さが互いに等しく、
    下段の前記穴形成載置板における前記貫通穴は、上段の前記穴形成載置板における前記貫通穴を下方に投影した範囲内に収まるように形成されていることを特徴とする供給装置。
  2. 前記貫通穴の周囲には、板部材が少なくとも前記供給方向に沿って立設されていることを特徴とする請求項に記載の供給装置。
  3. 前記複数の載置板は互いに上下に重なるように配置されているとともに、これら複数の載置板のうち、隣り合う2段の前記載置板について、上段の前記載置板は下段の前記載置板よりも前記供給方向に突出していることを特徴とする請求項1に記載の供給装置。
  4. 前記複数の載置板は、対象物を供給先に受け渡す終端部を有しており、
    前記対象物が投入される投入位置と前記終端部との高さの差は、上段の前記載置板の方が下段の前記載置板よりも大きく、
    上段の前記載置板の前記終端部は、下段の前記載置板の前記終端部よりも高い位置にあることを特徴とする請求項に記載の供給装置。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の供給装置と、
    前記供給装置から供給された前記対象物を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送された前記対象物を撮像し、撮像した画像に基づいて前記対象物を検査する検査装置とを備えていることを特徴とする検査システム。
  6. 振動を起こす振動機と、
    対象物を載置するとともに、前記振動機によって振動させられることにより前記対象物を供給方向へ移動させる、互いに上下に重なるように配置された複数の載置板とを備え、
    前記載置板は、最下段を除く少なくとも1つには、下段に通じる貫通穴が形成され、前記貫通穴の周囲には、板部材が少なくとも前記供給方向に沿って立設されていることを特徴とする供給装置。
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