JP6717917B2 - 複室容器及び複室容器の製造方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、複数の収納部を有する容器本体と、収納部に接続された排出口と、容器本体を複数の収納部に仕切るとともに収納部内の圧力を高めることにより複数の収納部を互いに開封連通させる仕切り用弱シール部と、複数の収納部のいずれかに配置され仕切り用弱シール部の開封連通と共に開封される小容器と、を備える複室容器であって、仕切り用弱シール部の一方の端側から中央側の少なくとも一部又は近傍に形成された第1の引掛り部と、仕切り用弱シール部の他方の端側から中央側の少なくとも一部又は近傍に形成された第2の引掛り部と、をさらに備え、第1の引掛り部と第2の引掛り部とが互いに接しない、複室容器を提供する。
本実施形態の複室容器は、複数の収納部を有する容器本体と、収納部に接続された排出口と、容器本体を複数の収納部に仕切るとともに収納部内の圧力を高めることにより複数の収納部を互いに開封連通させる仕切り用弱シール部と、複数の収納部のいずれかに配置され仕切り用弱シール部の開封連通と共に開封される小容器と、を備える複室容器であって、仕切り用弱シール部の一方の端側から中央側の少なくとも一部又は近傍に形成された第1の引掛り部と、仕切り用弱シール部の他方の端側から中央側の少なくとも一部又は近傍に形成された第2の引掛り部と、をさらに備え、第1の引掛り部と第2の引掛り部とが互いに接しない、複室容器である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る複室容器における医療用複室容器を例とした平面図、図2は図1のA-A線部分拡大断面図である。図3は図2の変形例を示すA-A線矢視部分拡大断面図である。また、図4は、本発明の一実施形態である医療用複室容器1の剥離開封状態を示す拡大断面図である。
図5は、第2実施形態の医療用複室容器の平面図である。図5に示すように、第1の引掛り部L2は、仕切り用弱シール部13の一方の端側から容器本体5の中央側に形成された第1の引掛り本体部l1と、容器本体5の中央側における第1の引掛り本体部l1の端部から小容器15側に延在する、第1の引掛り延在部l2とを有している。同様に、第2の引掛り部R2は、仕切り用弱シール部13の他方の端側から容器本体5の中央側に形成された第2の引掛り本体部r1と、容器本体5の中央側における第2の引掛り本体部r1の端部から小容器15側に延在する、第2の引掛り延在部r2とを有している。このように、第1の引掛り本体部l1及び第2の引掛り本体部r1の端部から小容器15側に延在する、第1の引掛り延在部l2と第2の引掛り延在部r2とを有することによって、仕切り用弱シール部13の中央側(中央領域13a)及び小容器15への圧力及び剥離力F、Fが伝わりやすくなることから、好ましい態様である。
図6は、第3実施形態の医療用複室容器の平面図である。図6に示すように、第1の引掛り部L3の第1の引掛り延在部l3は、図5の第1の引掛り延在部l2よりも、小容器15側へ延在している。同様に、第2の引掛り部R3の第2の引掛り延在部r3は、図5における第2の引掛り延在部r2よりも、小容器15側へ延在している。これにより、小容器15への圧力及び剥離力F、Fがより伝わりやすくなることから、好ましい態様である。
図7は、第4実施形態の医療用複室容器の平面図である。図7に示すように、容器本体5の仕切り用弱シール部13には、例えば医療用複室容器1を出荷用の箱等に収納する際の折り目部であって、容器本体5の長手方向の中心を通過し軸αと直交する半折線25が設けられていてもよい。第4実施形態の医療用複室容器1においては、小容器15が配置されている収容部9側であって、仕切り用弱シール部13及び/又は小容器15の一部又は近傍に、第1の補助引掛り部L11、第2の補助引掛り部R11が形成されていてもよい。このように、第1の補助引掛り部L11、第2の補助引掛り部R11が半折線25を介して第1の引掛り部L2、第2の引掛り部R2と離間して配置されることによって、例えば医療用複室容器1の輸送時などで半折線25を境目に半折状態となっているときに積層された重さなどで圧力が加えられた場合であっても、圧力及び剥離力F、Fが伝わりにくい傾向にある。第1の補助引掛り部L11、第2の補助引掛り部R11の形状は特に制限されないが、開封時に小容器15への圧力及び剥離力F、Fが伝わりやすくする観点から、実線状であることが好ましい。
図8は、第5実施形態の医療用複室容器の平面図である。図8に示すように、仕切り用弱シール部13Aの形状は、例えば三角形又は台形と長方形とが組み合わされた形状であってもよい。また、第1の引掛り部L3及び第2の引掛り部R3は、仕切り用弱シール部13Aの形状に沿って設けられ、第1の引掛り部L3における第1の引掛り本体部l4と第1の引掛り延在部l5とがなす角度θ1は、90°〜180°未満であることが好ましく、より好ましくは110°〜150°、更に好ましくは120°〜140°であってもよい。第2の引掛り部R3における角度θ2も同様であり、第1の引掛り部L3における角度θ1、第2の引掛り部R3における角度θ2が上記範囲にあることによって、仕切り用弱シール部13の中央側(中央領域13a)及び小容器15への圧力及び剥離力F、Fが伝わりやすくなる。
図9〜12は、第6〜9実施形態の医療用複室容器の平面図である。図9に示す第6実施形態の第1の引掛り部L4及び第2の引掛り部R4の形状のように、直線状でなく円弧状であってもよい。また、図10に示す第7実施形態のように、第1の引掛り部L5及び/又は第2の引掛り部R5と仕切り用弱シール部13との間に空間やスペースが形成されていてもよい。第7実施形態によれば、仕切り用弱シール部の面積を減らせる点で好ましいが、滅菌処理の観点からは当該空間やスペースはなくてもよい場合がある。さらに、図11に示す第8実施形態のように、第1の引掛り部L6及び/又は第2の引掛り部R6は端部(E5、E6)が容器本体5の周縁部3と接していなくてもよい。図12に示す第9実施形態のように、第1の引掛り部L7及び/又は第2の引掛り部R7は、仕切り用弱シール部13の一部に重なるように形成されていてもよい。
本実施形態の複室容器の製造方法は、容器本体5を複数の収納部9、11に仕切るように仕切り用弱シール部13を形成する工程と、仕切り用弱シール部13の一方の端側から中央側の少なくとも一部又は近傍に第1の引掛り部L1を形成する工程と、仕切り用弱シール部13の他方の端側から中央側の少なくとも一部又は近傍に第2の引掛り部R1を形成する工程と、を備える。本製造方法によれば、複室容器1への外部からの力が十分強くない場合や、力を加える位置が適切でない場合であっても、複数の収納部9、11や小容器15が開封されやすく内容物が混合されやすい複室容器1を製造することが可能となる。
3・・・周縁部
5・・・容器本体
5a、5b・・・容器本体を構成するフィルム
7・・・排出口
9・・・第1収納部
11・・・第2収納部
13・・・仕切り用弱シール部
13a・・・中央領域
13b・・・小容器側の長辺
15・・・小容器
15a、15b・・・小容器を構成するフィルム
17・・・吊掛孔
19・・・接着部
21・・・弱シール部
23a、23b…延出部
25・・・半折線
31,31a・・・凹凸
41・・・上部金型
41a・・・凹部
43・・・下部金型
43a、43b・・・凸部
L、L1〜L7・・・第1の引掛り部
R、R1〜R7・・・第2の引掛り部
E1〜E8・・・第1の引掛り部又は第2の引掛り部の端部
α・・・軸
Claims (7)
- 長軸方向において並ぶ第1収納部及び第2収納部を有する容器本体と、
前記第1収納部に接続された排出口と、
前記容器本体を前記第1収納部及び前記第2収納部に仕切る仕切り用弱シール部と、
前記第2収納部に配置される小容器と、を備える複室容器であって、
前記小容器は、前記仕切り用弱シール部の開封に伴って開封される弱シール部を有し、
前記仕切り用弱シール部は、中央領域と、前記長軸方向に交差する交差方向において前記中央領域を挟む一対の領域とを有し、
前記長軸方向において、前記中央領域の幅は、前記一対の領域の幅よりも狭く、
前記小容器と、前記中央領域とは、前記長軸方向において並んでおり、
前記一対の領域の一方に設けられ、前記交差方向に沿って延在する第1の引掛り部と、
前記一対の領域の他方に設けられ、前記交差方向に沿って延在する第2の引掛り部と、をさらに備え、
前記第1の引掛り部と前記第2の引掛り部とは、互いに離間しており、
前記第1の引掛り部及び/又は前記第2の引掛り部は、実線状に延在している、
複室容器。 - 前記第1の引掛り部が、第1の引掛り本体部と、前記容器本体の中央側における前記第1の引掛り本体部の端部から前記小容器側に延在する第1の引掛り延在部とを有し、
前記第2の引掛り部が、第2の引掛り本体部と、前記容器本体の中央側における前記第2の引掛り本体部の端部から前記小容器側に延在する第2の引掛り延在部とを有する、請求項1に記載の複室容器。 - 前記第1の引掛り本体部と前記第1の引掛り延在部とのなす角度が90°以上180°未満、及び/又は、前記第2の引掛り本体部と前記第2の引掛り延在部とのなす角度が90°以上180°未満である、請求項2に記載の複室容器。
- 前記容器本体の中央側における前記第1の引掛り本体部の端部と前記第2の引掛り本体部の端部との間隔は、前記小容器の横幅よりも短く、かつ前記横幅の2分の1よりも長い、請求項2又は3に記載の複室容器。
- 前記第2収納部であって、前記仕切り用弱シール部及び/又は前記小容器の一部又は近傍に設けられる第1の補助引掛かり部と、
前記第2収納部であって、前記仕切り用弱シール部及び/又は前記小容器の一部又は近傍に設けられる第2の補助引掛かり部と、をさらに備え、
前記交差方向において、前記弱シール部は、前記第1の補助引掛かり部と前記第2の補助引掛かり部との間に位置する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の複室容器。 - 前記第1の補助引掛かり部と前記第2の補助引掛かり部との少なくとも一方は、実線状に延在している、請求項5に記載の複室容器。
- 前記複室容器が医療用又は食品用の複室容器である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の複室容器。
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