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JP6718229B2 - 点灯装置、車両用灯具 - Google Patents
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点灯装置、車両用灯具 Download PDF

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Description

本発明は点灯装置、車両用灯具に関し、特に複数の点灯ユニットを同期点滅させる灯具についての技術分野に関する。
特開2000−91092号公報
上記特許文献1には車両用警告灯の点灯回路についての開示されている。
例えば救急車両、警察車両などにおいて1台に複数の警告灯が装備されるものがある。例えば救急車のルーフ上の前方左右に警告灯が装備されるなどである。
警告灯は、例えばトリプルフラッシュと呼ばれるように、周期的に点滅する発光動作を行う。複数の警告灯で例えばこのような点滅を行う場合、各警告灯の点灯タイミングが同期していることが必要である。
また、仮に一方の警告灯がケーブル外れなどにより点灯できない場合、他方の警告灯だけでも点滅動作を行うことが必要とされる。
このように同期点滅をおこなうとともに、各警告灯が単独でも点滅するような制御を行うために通常は点灯回路にマイクロコンピュータを搭載し、他方の点灯回路の状態に応じた動作を実行できるようにする。
しかしながらマイクロコンピュータを搭載することで点灯回路のコストアップが生ずる。
そこで本発明は安価に実現できる回路構成により、警告灯としての機能を実現することを目的とする。
本発明に係る点灯装置は、点滅発光タイミングを規定する第1信号に基づいて第1の発光部を点滅発光させる第1の点灯回路と、前記第1信号が供給される場合は前記第1信号に同期させた第2信号を生成し、前記第1信号が供給されない場合は第2信号を生成して、生成した第2信号に基づいて第2の発光部を点滅発光させる第2の点灯回路とを備える。
即ち第1の点灯回路をマスター(親)側、第2の点灯回路をスレーブ(子)側とする。そして第2の点灯回路は第1信号(第1タイミング信号)と同期した第2信号(第2タイミング信号)、又は非同期の独立の第2信号に基づいて第2の発光部を駆動する。
上記した点灯装置においては、前記第1信号は、複数回点滅を行う点滅期間と所定時間前記点滅を停止させる停止期間を、交互に繰り返す発光動作を規定する信号であることが考えられる。
即ち第1信号は、緊急車両用の警告灯などとしての好適な発光動作を制御する信号とする。
上記した点灯装置においては、前記第1の点灯回路は、前記第1信号を発生させる第1信号発生部と、同期指示信号を出力する同期指示信号出力部と、前記第1信号を出力する信号出力部と、を有し、前記第2の点灯回路は、前記第1の点灯回路からの前記同期指示信号を入力する同期指示信号入力部と、前記第1の点灯回路からの前記第1信号を入力する信号入力部と、前記同期指示信号入力部の入力に応じて、前記第1信号に同期させた第2信号、もしくは非同期の第2信号を発生させる第2信号発生部と、を有することが考えられる。
即ち第2の点灯回路において、第2信号発生部は、第1信号と同期した第2信号の生成と、非同期の独立の第2信号の生成を切り替える。この切り替えは、第1の点灯回路からの同期指示信号に応じたものとする。
上記した点灯装置においては、前記同期指示信号は、前記第1の点灯回路において入力電源電圧に基づいて生成された所定電圧の信号であることが考えられる。
第1の点灯回路では入力される電源電圧に基づいて各回路部分の動作電圧等を生成するが、その動作電圧の1つを同期指示信号として用いる。
本発明に係る車両用灯具は、車両の前端部又は後端部に設けられ、左右一対に配置される車両用灯具であり、左右のうちの一方の灯具に上記した第1の発光部と第1の点灯回路が設けられ、左右のうちの他方の灯具に上記した第2の発光部と第2の点灯回路が設けられる。そして前記第1信号発生部と、前記第2信号発生部とは、同一のICが用いられたものとする。
即ち第1,第2の発光部、第1,第2の点灯回路を左右の灯具として用いた車両用灯具を実現する。この場合に、第1信号発生部と、第2信号発生部で同一ICを用いることで部品の効率化、コストダウンを図る。
本発明によれば、例えばマイクロコンピュータを搭載せずに安価に実現できる回路構成により、警告灯としての機能を適切に発揮できる点灯装置、車両用灯具を実現できる。
本発明の実施の形態の車両用灯具のブロック図である。 実施の形態の車両用灯具の動作の説明図である。 実施の形態のマスター点灯ユニットの回路図である。 実施の形態のスレーブ点灯ユニットの回路図である。
以下、実施の形態の車両用灯具1について図面を参照しながら説明する。
図1は実施の形態の車両用灯具1のブロック図である。この車両用灯具1は、例えば救急車等の緊急車両における警告灯として用いられるものとする。そして車両のルーフ前端又は後端に左右2つの発光部が設けられる例とする。
なお実施の形態では、警告灯の光源をLED(Light Emitting Diode)とする例で説明する。但し、光源はLEDに限られず、レーザダイオード、有機EL素子などの他の半導体発光素子でもよいし、白熱ランプ、ハロゲンランプ、放電ランプ、ネオンランプなどのランプ光源でもよい。
警告灯とされる実施の形態の車両用灯具1は、マスター点灯ユニットRHとスレーブ点灯ユニットLHとしての2つの点灯ユニットを有する。
マスター点灯ユニットRHは、発光部3Mと点灯回路2Mを有する。スレーブ点灯ユニットLHは、発光部3Sと点灯回路2Sを有する。
マスター点灯ユニットRHは、例えば車両のルーフ上右側に配置され、スレーブ点灯ユニットLHは車両のルーフ上左側に配置される。
この例では、マスター点灯ユニットRH内に点灯回路2Mと発光部3Mが一体的に配置され、スレーブ点灯ユニットLH内に点灯回路2Sと発光部3Sが一体的に配置されたものとするが、点灯回路2Mと発光部3M、或いは点灯回路2Sと発光部3Sは、必ずしも一体的にユニット化される必要はない。点灯回路2M、2Sが、発光駆動のための点灯装置2となる。
点灯回路2M、2Sはそれぞれ例えば点灯回路基板に配置された各種電子部品により構成される。
また発光部3M、3Sはそれぞれ光源用基板に光源(LED50M、50S)が配置されて形成されている。
この例では、発光部3Mは光源用基板の端子63,64間に3つのLED50Mが直列接続されたものとし、発光部3Sは他の光源用基板の端子67,68間に3つのLED50Sが直列接続されたものとしている。
車両用灯具1に対しては車両のバッテリ90から電源電圧+Bが供給される。
マスター点灯ユニットRHの点灯回路2Mは、端子41,42が電源ライン100とグランドライン101に配線接続されており、点灯回路2Mは、スイッチ91がONとされて電源電圧+Bが供給されることに応じて、発光部3Mを点滅発光(例えばトリプルフラッシュ)させる。
スレーブ点灯ユニットLHの点灯回路2Sは、端子51,52が電源ライン100とグランドライン101に配線接続されており、点灯回路2Sは、スイッチ91がONとされて電源電圧+Bが供給されることに応じて、発光部3Sを点滅発光(例えば発光部3Mと同期したトリプルフラッシュ)させる。
点灯回路2Mの端子43と点灯回路2Sの端子53間は配線102により接続され、点灯回路2Mの端子44と点灯回路2Sの端子54間は配線103により接続されている。
マスター点灯ユニットRHにおける点灯回路2Mは、第1タイミング信号発生部21(以下「第1信号発生部21」と表記する)、駆動部22、タイミング信号出力部23、同期指示信号出力部24を有する。
第1信号発生部21は、スイッチ91がONとされ電源電圧+B供給が開始されると、トリプルフラッシュとしての点灯タイミングを規定する第1タイミング信号TS1(以下「第1信号TS1」と表記する)を発生させる。
駆動部22は、第1信号TS1に基づいたタイミングで、発光部3MのLED50Mに対して駆動電流を供給する。駆動部22側の端子61、62は、それぞれ発光部3Mの端子63、64と接続されている。駆動部22は端子61→端子63→3つのLED50M→端子64→端子62→グランドの経路で駆動電流を供給して各LED50Mを発光させる。
タイミング信号出力部23は、第1信号発生部21で生成された第1信号TS1を端子43から出力する。
同期指示信号出力部24は、同期指示信号SSを発生させて端子44から出力する。
スレーブ点灯ユニットLHにおける点灯回路2Sは、第2タイミング信号発生部31(以下「第2信号発生部31」と表記する)、駆動部32、タイミング信号入力部33、同期指示信号入力部34を有する。
タイミング信号入力部33は、マスター点灯ユニットRHのタイミング信号出力部23から出力され配線102を介して供給される第1信号TS1を端子53を介して入力する。そして第1信号TS1を第2信号発生部31に供給する。
同期指示信号入力部34は、同期指示信号出力部24から出力され配線103を介して供給される同期指示信号SSを端子54を介して入力する。そして同期指示信号SSを第2信号発生部31に供給する。
第2信号発生部31は、トリプルフラッシュとしての点灯タイミングを規定する第2タイミング信号TS2(以下「第2信号TS2」と表記する)を発生させる。このとき第2信号発生部31は、同期指示信号SSが供給された場合は、第2信号TS2を、タイミング信号入力部32から供給される第1信号TS1に同期した信号として生成する。一方、
同期指示信号SSが供給されないときは、第2信号発生部31は独自に非同期の第2信号TS2を生成する。
駆動部32は、第2信号TS2に基づいたタイミングで、発光部3SのLED50Sに対して駆動電流を供給する。駆動部32側の端子65,66は、それぞれ発光部3Sの端子67,68と接続されている。駆動部32は端子65→端子67→3つのLED50S→端子68→端子66→グランドの経路で駆動電流を供給して各LED50Sを発光させる。
このような車両用灯具1では以下の動作が行われる。
図2Aはマスター点灯ユニットRHとスレーブ点灯ユニットLHがともに正常に点滅発光する場合として、端子41、51の電圧、第1信号TS1、第2信号TS2、発光部3M、3Sの点灯状態を示している。
マスター点灯ユニットRHでは、端子41に電源電圧+Bの供給が開始されると、第1信号発生部21が第1信号TS1の生成を開始する。第1信号TS1は、例えば周期T1(例えばT1=400ms)で、当該周期の前半の期間にT2時間(例えばT2=40ms)のHレベル期間が3回発生する信号とする。当該周期の後半の期間は、点滅を停止させる停止期間を得るために所定時間Lレベルを維持する。
駆動部22は、この第1信号TS1のHレベル期間に駆動電流を発光部3Mに供給する。従って発光部3Mは、第1信号TS1に基づいて周期T1で3回連続点灯、即ちトリプルフラッシュとしての発光を行うことになる。
スレーブ点灯ユニットLHでも、端子51に電源電圧+Bの供給が開始されると、第2信号発生部31が第2信号TS2の生成を開始する。この場合、同期指示信号SS及び第1信号TS1の入力に応じて、第1信号TS1と同期した第2信号TS2を生成する。駆動部32は、第2信号TS2のHレベル期間に駆動電流を発光部3Sに供給する。従って発光部3Sは、第2信号TS2に基づいて周期T1で3回連続点灯、即ちトリプルフラッシュとしての発光を行う。
これにより、発光部3M、3Sは、同期してトリプルフラッシュ発光を行うことになる。
一方、図2Bはマスター点灯ユニットRH側のケーブル外れや断線などにより、マスター点灯ユニットRH側に電源電圧+Bが供給されない場合として、端子41、51の電圧、第1信号TS1、第2信号TS2、発光部3M、3Sの点灯状態を示している。
マスター点灯ユニットRHでは、端子41に電源電圧+Bが供給されない。このため第1信号発生部21、駆動部22は動作せず、発光部3Mは点滅発光しない。またタイミング信号出力部23、同期指示信号出力部24も動作しない。
スレーブ点灯ユニットLHでは、端子51に電源電圧+Bの供給が開始されると、第2信号発生部31が第2信号TS2の生成を開始する。この場合、同期指示信号SS及び第1信号TS1が入力されないこと応じて、第2信号発生部31は、独自に第2信号TS2を生成する。第2信号TS2の周期や波形は第1信号TS1と同様である。
駆動部32は、第2信号TS2のHレベル期間に駆動電流を発光部3Sに供給する。従って発光部3Sは、第2信号TS2に基づいて周期T1で3回連続点灯、即ちトリプルフラッシュとしての発光を行う。
これにより、スレーブ点灯ユニットLHの発光部3Sのみがトリプルフラッシュ発光を行うことになる。
なお、スレーブ点灯ユニットLH側のケーブル外れや断線などにより、スレーブ点灯ユニットLH側に電源電圧+Bが供給されない場合は、逆にマスター点灯ユニットRH側の発光部3Mのみがトリプルフラッシュ発光を行うことになる。
つまり端子41、第1信号TS1、発光部3Mの動作は図2Aのようになり、一方、スレーブ点灯ユニットLH側は電源電圧+Bが供給されないことで動作しない。
このような車両用灯具1の具体的な回路例を図3,図4に示す。
図3はマスター点灯ユニットRHの点灯回路2M及び発光部3Mを示している。
駆動部22においては、端子41(電源ライン100)と端子42(グランドライン101)間に挿入されるフィルタ用コンデンサC1,C2、及び逆接防止用のダイオードD1により電源電圧+Bの入力段が形成される。
また駆動部22には各回路の動作電圧VCCを生成する動作電圧生成部73が設けられている。動作電圧生成部73は、NPN型のバイポーラトランジスタであるトランジスタTR1、抵抗R9、コンデンサC13,C14、ツェナーダイオードZD3を有する。
ダイオードD1のカソード側にトランジスタTR1のコレクタが接続される。またトランジスタTR1のコレクタとグランド間にコンデンサC13が接続され、トランジスタTR1のコレクタ−ベース間に抵抗R9が接続される。トランジスタTR1のベースとグランドの間にツェナーダイオードZD3が接続される。トランジスタTR1のエミッタとグランドの間にコンデンサC14が接続される。
この構成により、端子41に電源電圧+Bが供給され、コンデンサC13の端子電圧が上昇してツェナーダイオードZD3が導通することでトランジスタTR1のベース電流が流れ、コンデンサC14の正極端に動作電圧VCCが生成される。
また駆動部22には駆動電流の供給のため定電流IC72と、その周辺回路を形成する抵抗R1,R8、コンデンサC4,C6が設けられる。コンデンサC4はフィルタ用のコンデンサとして電源電圧+Bの入力ラインとグランド間に接続され、コンデンサC6はフィルタ用のコンデンサとして定電流IC76の出力端とグランド間に接続される。
定電流IC72の端子VIN_Fと端子VINには、電源電圧+Bについてのシャント抵抗として設けられた抵抗R1の両端の電圧が入力され、これにより定電流IC72は定電流化のための電流検出を行う。そして定電流化した駆動電流を端子IOUTから出力する。
また端子CRTには第1信号TS1が入力される。定電流IC72は、端子CRTの入力がHレベルとなっている期間に定電流出力を行う構成とされている。
第1信号発生部21は、タイミング信号生成IC71と、それに対する外付けの素子としてコンデンサC18、C23、抵抗R14、R17、R19を有して構成される。
タイミング信号生成IC71の端子Vには動作電圧VCCが供給される。
タイミング信号生成IC71の端子OUTは第1信号TS1の出力端子である。
タイミング信号生成IC71の端子PWMINは外部同期信号の入力端子とされるが、第1信号発生部21では外部同期を行わないため、抵抗R14が接続されるのみで特に用いられない。
タイミング信号生成IC71の端子M/Sは、マスター側かスレーブ側か指定する端子とされている。この場合、端子M/Sは動作電圧VCCのラインに抵抗R17を介して接続されて端子電圧が設定される。これによってタイミング信号生成IC75がマスターモードの動作を行うように規定される。具体的には、タイミング信号生成IC71は特に外部同期をとらずに、動作電圧VCCが端子Vに供給されることに応じてトリプルフラッシュのタイミングを設定する第1信号TS1を端子OUTから出力するモードで動作することになる。この場合の第1信号TS1の周期T1が、端子OSCに接続されたコンデンサC23の容量値と、端子Rに接続された抵抗R19の抵抗値によって決定される。
タイミング信号出力部23は、抵抗R12,R13,R20、NPN型のバイポーラトランジスタであるトランジスタTR3、ダイオードD2、コンデンサC24を有する。
抵抗R12、R13の接続点がトランジスタTR3のベースに接続される。抵抗R12はタイミング信号生成IC71の端子OUTに接続されている。
トランジスタTR3のエミッタはグランドに接続され、コレクタは抵抗R20に接続される。抵抗R20の他端はダイオードD2のカソードに接続され、ダイオードD2のアノードが端子43に接続されている。コンデンサC24は端子43とグランド間に挿入されている。
この構成の場合、第1信号TS1がHレベルとなる期間、トランジスタTR3がONとなり、第1信号TS1がLレベルの期間、トランジスタTR3はOFFとなる。
トランジスタTR3のOFF期間は外部からコンデンサC24への充電により端子43の電圧がHレベルとなる(後述のタイミング信号入力部33からの電流による充電が行われる)。一方、トランジスタTR3がONとなる期間は、コンデンサC24の放電が行われ、端子43の電圧が低下する。従って、端子43には、第1信号TS1が反転した状態で現れることになる。
同期指示信号出力部24は、抵抗R23、ダイオードD5、コンデンサC27を有する。抵抗R23は動作電圧VCCのラインに接続される。抵抗R23の他端はダイオードD5のアノードに接続され、ダイオードD5のカソードは端子44に接続される。コンデンサC27は端子44とグランドの間に挿入されている。
従って、電源電圧+Bが供給され動作電圧VCCが生成されているときは、端子44にコンデンサC27の端子電圧として所定の電圧が現れることになる。これが同期指示信号SSとされる。
図4はスレーブ点灯ユニットLHの点灯回路2S及び発光部3Sを示している。なお図3と同一の機能の素子については同一の符号を付して重複説明を避ける。
駆動部32の構成は、マスター点灯ユニットRHの駆動部22と同様である。この駆動部32も、各回路の動作電圧VCCを生成する動作電圧生成部73を有し、また定電流IC72により駆動電流を発光部3Sに供給する構成となっている。
第2信号発生部31は、第1信号発生部21と同じICであるタイミング信号生成IC71を有する。但しこの第2信号発生部31の場合、タイミング信号生成IC71の端子PWMINには、タイミング信号入力部33からの第1信号TS1が供給される構成となっている。またタイミング信号生成IC71の端子M/Sには、同期指示信号入力部34からの信号が入力される構成とされている。
同期指示信号入力部34は、NPN型のバイポーラトランジスタであるトランジスタTR5、抵抗R17,R18,R22、ダイオードD4、コンデンサC26を有する。
トランジスタTR5のコレクタは抵抗R17を介して動作電圧VCCのラインに接続されるとともに、タイミング信号生成IC71の端子M/Sに接続されている。トランジスタTR5のエミッタはグランドに接続されている。
トランジスタTR5のベースとグランド間に抵抗R18が接続されている。またトランジスタTR5のベースは抵抗R22に接続され、抵抗R22の他端がダイオードD4のカソードに接続され、ダイオードD4のアノードが端子54に接続されている。端子54とグランド間にはコンデンサC26が挿入されている。
端子54は図3に示した端子44に接続されている。従って図3の同期指示信号出力部24による同期指示信号SSが端子44の端子電圧として得られている場合、同期指示信号入力部34においては、端子54の端子電圧(同期指示信号SSの入力)によりトランジスタTR5にベース電流が流れ、トランジスタTR5がONとなる。するとタイミング信号生成IC71の端子M/SはLレベルとなる。これは、タイミング信号生成IC71がスレーブモードで動作する指示入力となる。
一方、図3のマスター点灯ユニットRH側において電源電圧+Bが供給されずに動作していないときは、端子44(端子54)の電圧が低下する(同期指示信号SSが入力されない)。その場合、トランジスタTR5はOFFとなり、結果、動作電圧VCCと抵抗R17で規定される電圧がタイミング信号生成IC71の端子M/Sに与えられる。これは、上述したマスター点灯ユニットRH側のタイミング信号生成IC71と同様にマスターモードで動作することの指示入力となる。
タイミング信号入力部33は、PNP型のバイポーラトランジスタであるトランジスタTR4、抵抗R14,R15,R16,R21、ダイオードD3、コンデンサC25を有する。
トランジスタTR4のコレクタとグランド間には抵抗R15,R14が直列接続され、抵抗R15,R14の接続点がタイミング信号生成IC71の端子PWMINに接続されている。
トランジスタTR4のエミッタは動作電圧VCCのラインに接続されている。トランジスタTR4のベース−エミッタ間に抵抗R16が接続されている。トランジスタTR4のベースは抵抗R21に接続され、抵抗R21の他端はダイオードD3のアノードに接続され、ダイオードD3のカソードは端子53に接続されている。端子53とグランド間にはコンデンサC25が挿入されている。
端子53は図3の端子43と接続されており、従ってマスター点灯ユニットRH側が正常に動作している場合は、端子53に反転された状態の第1信号TS1が供給される。
反転された第1信号TS1のLレベルの期間は、動作電圧VCCからダイオードD3を介してベース電流が流れ、トランジスタTR4がONとなる。従ってこのときタイミング信号生成IC71の端子PWMINの電圧はHレベルとなる。また反転された第1信号TS1のHレベルの期間は、トランジスタTR4がOFFとなるため、タイミング信号生成IC71の端子PWMINの電圧はLレベルとなる。つまり端子PWMINには、元々の第1信号TS1が入力される。
この構成により、タイミング信号生成IC71は、マスター点灯ユニットRHが正常に動作し同期指示信号SSが供給されるときに、スレーブモードとして動作し、端子PWMINに入力された第1信号TS1に同期した第2信号TS2を発生させる。
一方、マスター点灯ユニットRHが非動作のときは、端子M/Sに同期指示信号SSが供給されないためタイミング信号生成IC71はマスターモードとなる。このときタイミング信号生成IC71は、外部同期をとらずに、動作電圧VCCが端子Vに供給されることに応じてトリプルフラッシュのタイミングを設定する第2信号TS2を端子OUTから出力する。この場合の第2信号TS2の周期T1は、端子OSCに接続されたコンデンサC23の容量値と、端子Rに接続された抵抗R19の抵抗値によって決定される。
なお、スレーブ点灯ユニットLHが非動作の場合は、マスター点灯ユニットRH側が通常に動作する。
以上により、
(1)マスター点灯ユニットRHとスレーブ点灯ユニットLHでの同期したトリプルフラッシュ発光
(2)マスター点灯ユニットRHが非動作のときの、スレーブ点灯ユニットLHのみのトリプルフラッシュ発光
(3)スレーブ点灯ユニットLHが非動作のときの、マスター点灯ユニットRHのみのトリプルフラッシュ発光
が、状況に応じて自動的に実行される。
以上の実施の形態では、次のような効果が得られる。
実施の形態の点灯装置2は、発光部3Mを発光駆動する点灯回路2Mと、発光部3Sを発光駆動する点灯回路2Sとを備える。
点灯回路2Mは、点滅発光タイミングを規定する第1信号TS1に基づいて発光部3Mを点滅発光させ、点灯回路2Sは、第1信号TS1が供給される場合は第1信号TS1に同期させた第2信号TS2を生成し、第1信号TS1が供給されない場合は第2信号TS2を生成して、生成した第2信号TS2に基づいて発光部2Sを点滅発光させる。
例えば点灯回路2Mをマスター(親)側、点灯回路2Sをスレーブ(子)側としたときに、点灯回路2Sは第1信号TS1と同期した第2信号TS2又は非同期の独立の第2信号TS2に基づいて発光部3Sを駆動するようにしたものである。
この構成により、簡易な回路構成で、スレーブ側での同期/非同期制御が可能となり、また上述の(1)(2)(3)の動作が可能となる。つまり正常状態では、発光部3M、3Sが同期点滅することになり、いずれかが非点灯となった場合は、点灯可能の方が独自のタイミングで点滅する。
従って簡易な回路構成で、自動的に、正常時は2つの発光部2M、2Sの同期点滅を行い、異常時の単独点滅を行う灯具を実現できる。
また実施の形態では、第1信号TS1は、複数回点滅を行う点滅期間と、所定時間だけ点滅を停止させる停止期間を、交互に繰り返す発光動作を規定する信号としている(図2参照)。具体的にはトリプルフラッシュとしての発光を規定するタイミング信号としている。これにより緊急車両用の警告灯などとしての好適な発光動作を実現できる。
また実施の形態では、点灯回路2Mは、第1信号TS1を発生させる第1信号発生部21と、同期指示信号SSを出力する同期指示信号出力部24と、第1信号TS1を出力するタイミング信号出力部23とを有する。点灯回路2Sは、点灯回路2Mからの同期指示信号SSを入力する同期指示信号入力部34と、点灯回路2Mからの第1信号TS1を入力するタイミング信号入力部33と、同期指示信号入力部34の入力に応じて、第1信号TS1に同期させた第2信号TS2、もしくは非同期の第2信号TS2を発生させる第2信号発生部31とを有する。
即ち点灯回路2Sにおいて、第2信号発生部31は、第1信号TS1と同期した第2信号TS2の生成と、非同期の独立の第2信号TS2の生成の切り替えを、同期指示信号SSに応じたものとする。
この構成により、マイクロコンピュータを用いた同期/非同期制御を行わなくとも、スレーブ側での同期/非同期制御が可能となる。
従って、安価かつシンプルな回路構成で、複数の点滅発光、例えば警告灯発光として適切な発光動作が可能となる。
また同期指示信号SSは、点灯回路2Mにおいて入力電源電圧に基づいて生成された所定電圧の信号としている(図3の同期指示信号出力部24参照)
点灯回路2Mでは入力される電源電圧+Bに基づいて各回路部分の動作電圧Vccを生成するが、その動作電圧VCCを同期指示信号として用いている。
これにより、点灯回路2Mへの電源電圧+B入力が異常となって、点灯回路2Mが正常動作せず、発光部3Mが非点灯となるときに、点灯回路2Sでは非同期で発光部3Sを発光駆動することができる。
また特別に同期指示信号SSを生成する必要もないため、回路構成の簡易化及びコストダウンを促進できる。
本発明に係る車両用灯具1は、車両の前端部又は後端部に設けられ、左右一対に配置される車両用灯具であり、左右のうちの一方の灯具に発光部3Mと点灯回路2Mが設けられ、左右のうちの他方の灯具に発光部2Sと点灯回路3Sが設けられる。そして点灯回路2Mにおける第1信号発生部21と、点灯回路2Sにおける第2信号発生部31とは、同一のICが用いられたものとする。即ち図3,図4に示すタイミング信号生成IC71である。これにより部品の効率化、コストダウンを図ることができる。
またタイミング信号生成IC71において第1信号TS1,第2信号TS2としてのタイミング信号周期が外付けのコンデンサC23,抵抗R19で規定される。従ってスレーブのみの点滅時も、スレーブはマスター側の点滅と同じ周期とすることができる。
なお実施の形態では、2つの点灯ユニットRH、LRを有するものとして説明したが、3つ以上の点灯ユニットにも適用できる。その場合、1つがマスター点灯ユニット、他の点灯ユニットがスレーブ点灯ユニットとされればよい。
またマスター点灯ユニットRHでは第1信号発生部21により第1信号TS1を自己生成する例としたが、例えば車両側のECU(Electronic Control Unit)等から第1信号TS1を受ける構成も考えられる。
本発明に関わる車両用灯具は、車両のルーフに左右一対に設けたり、車両の前端部と後端部に一対設けても良い。
1…車両用灯具、2…点灯装置、2M,2S…点灯回路、3M,3S…発光部、21…第1信号発生部(第1タイミング信号発生部)、22…駆動部、23…タイミング信号出力部、24…同期指示信号出力部、31…第2信号発生部(第2タイミング信号発生部)、32…駆動部、33…同期指示信号入力部、34…タイミング信号入力部、71…タイミング信号生成IC、72…定電流IC、73…動作電圧生成部、RH…マスター点灯ユニット、LH…スレーブ点灯ユニット、SS…同期指示信号、TS1…第1信号(第1タイミング信号)、TS2…第2信号(第2タイミング信号)

Claims (5)

  1. 点滅発光タイミングを規定する第1信号を発生させる第1信号発生部と、
    同期指示信号を出力する同期指示信号出力部と、
    前記第1信号を出力する信号出力部と、
    前記第1信号に基づいて第1の発光部を点滅発光させる第1駆動部と、
    を有する第1の点灯回路と、
    前記第1の点灯回路からの前記同期指示信号を入力する同期指示信号入力部と、
    前記第1の点灯回路からの前記第1信号を入力する信号入力部と、
    前記同期指示信号入力部の入力に応じて動作モードが設定され、前記第1信号が供給される場合は前記第1信号に同期させた第2信号を生成し、前記第1信号が供給されない場合は非同期の第2信号を生成する第2信号発生部と、
    前記第2信号発生部が生成した第2信号に基づいて第2の発光部を点滅発光させる第2駆動部と、
    を有する第2の点灯回路と、
    前記信号出力部と前記信号入力部とを接続する第1配線と、
    前記同期指示信号出力部と前記同期指示信号入力部とを接続する第2配線と、
    を備えた点灯装置。
  2. 前記同期指示信号は、前記第1の点灯回路において入力電源電圧に基づいて生成された所定電圧の信号である
    請求項1に記載の点灯装置。
  3. 前記同期指示信号は、前記第1信号発生部に用いられるICを駆動する動作電圧である
    請求項1又は請求項2に記載の点灯装置。
  4. 前記第1信号は、複数回点滅を行う点滅期間と所定時間前記点滅を停止させる停止期間を、交互に繰り返す発光動作を規定する信号である
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の点灯装置。
  5. 車両の前端部又は後端部に設けられ、左右一対に配置される車両用灯具であり、
    左右のうちの一方の灯具に請求項1に記載の前記第1の発光部と前記第1の点灯回路が設けられ、
    左右のうちの他方の灯具に請求項1に記載の前記第2の発光部と前記第2の点灯回路が設けられ、
    前記第1信号発生部と、前記第2信号発生部とは、同一のICが用いられた
    車両用灯具。
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