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JP6719814B2 - ルーバ換気装置 - Google Patents
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Description

本発明は、電気機器収納箱等に外付けされるルーバ換気装置に関する。
従来、屋外に設置される電気機器収納箱においては、筐体に設けられる換気口の防塵および防水性能を確保したフード付きのルーバ換気装置が備えられている。例えば特許文献1には、ルーバの通気を妨げないように、ルーバの通風部よりも大きな背面開口部を有するフードの構造が開示されている。そして、フードとルーバとの接合部分を伝わって筐体内に水が浸入しないように、フードの背面開口部周囲にパッキン等の防水対策が施されている。
実開平06−13304号公報
しかし、嵐などの強い風雨がルーバに吹き付けられると、その雨水がルーバ(羽根板)の間を抜け、ルーバの背面やフィルタにまで達する場合がある。そして、例えばフィルタに含んだ水がルーバの背面に伝わって流れ落ち、筐体内部へと浸入するおそれがある。
そこで、本発明は、このようなルーバの背面にまで達した水が電気機器収納箱の筐体内部へ浸入するのを効果的に防ぐ、ルーバ換気装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、電気機器収納箱の筐体の換気口に対応した開口部を有し、筐体の外面に取付けられるベース部材と、前記ベース部材の開口部に対し外側から取り付けられるルーバユニットと、前記開口部を覆うように前記ルーバユニット内に介装されるフィルタとを備えるルーバ換気装置であって、ルーバユニットの背面側にはフィルタを内部に支持する支持枠部を形成し、前記ベース部材の前記開口部の下端に、前記支持枠部に対して所定の間隔をおいて立ち上がる止水部を設けたことを特徴とする。
この構成のルーバ換気装置によれば、ベース部材の開口部の下端に設けた止水部により、ルーバユニットの背面を伝わる水が筐体側へ浸入するのを防ぐことができる。
上記構成のルーバ換気装置において、前記止水部の上端部に、前記ルーバユニットに向かうにつれて下がるように傾斜する傾斜面を形成することが好ましい。
この構成によれば、止水部に付着した水が傾斜面を伝わりルーバユニット側に流下するので、筐体側への水の浸入をより効果的に防ぐことができる。
また、前記止水部が、前記ベース部材の前記筐体への取付面に対して外側またはその同一面上に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、図示しないファン等の内部機器を換気装置に取り付ける場合に、止水部が干渉することはない。
また、前記ベース部材の前記開口部の少なくとも左右の外側端縁を、前記ルーバユニットに向かって広がる面取形状とすることが好ましい。
この構成によれば、ベース部材の開口部の端縁とルーバユニットとの間に縦溝が形成されるので、その縦溝に水滴を集め流下させることができる。したがって、水の浸入をより効果的に防ぐことができる。
本発明のルーバ換気装置によれば、ルーバユニットの背面を伝わって電気機器収納箱の筐体内部へ水が浸入するのを効果的に防ぐことができる。
ルーバ換気装置を前上方から見た斜視図である。 ルーバ換気装置を後上方から見た斜視図である。 ルーバ換気装置の分解斜視図である。 カバー部材を後上方から見た斜視図である。 ベース部材を前上方から見た斜視図である。 ルーバユニットを前上方から見た斜視図である。 ルーバユニットを後上方から見た斜視図である。 ベース部材およびルーバユニットの一部を切断した縦断面を示す斜視図である。 図8の断面の一部を拡大して示す図である。 ベース部材およびルーバユニットの一部を切断した横断面を示す斜視図である。 図10の円内を拡大して示す図である。
本発明に係るルーバ換気装置の好適な実施形態を、以下図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態によるルーバ換気装置10であり、前上方から見た斜視図である。図2はそのルーバ換気装置10を後上方から見た斜視図である。図3は、ルーバ換気装置10の分解斜視図である。ルーバ換気装置10は、屋外等に設置される電気機器収納箱の換気口に取り付けられ、風雨や埃が筐体内に吹き込まないようにするためにフード状のカバー部材20を備えている。
図3に示すように、ベース部材30は、電気機器収納箱の筐体90の外面に取り付けられる取付基板である。ベース部材30と筐体90との間には、例えば防水性のパッキン60が介装される。本実施形態では、ベース部材30の前面(外側に相当)に、フィルタ50を保持するルーバユニット40が設けられ、ルーバユニット40を覆うカバー部材20が、前方からベース部材30に着脱可能に取り付けられる。フィルタ50は、ベース部材30の開口部31を覆う位置で、ルーバユニット40内に介装される。
カバー部材20は、その背面側がベース部材30の前面側に係合することで、ベース部材30に装着される。ここで、図4にカバー部材20の背面側の構造を示し、図5にベース部材30の前面側の構造を示す。
カバー部材20は、例えば合成樹脂により一体成型される部材であり、上板部20a、側板部20b、20b、前傾斜板部20cを備え、裏面側および下部側が開放された、いわゆるフード状の形態を有している。カバー部材20をベース部材30の開口部を覆うように装着すると、当該カバー部材20の下部に、左側板部20b、前傾斜板部20c、右側板部20bおよびベース部材30で囲われる通気用の開口が画成される。
カバー部材20の側板部20b、20bの下部後端隅部には、嵌合凹部22、22がそれぞれ形成されている。嵌合凹部22は、側板部20bの側面の一部と前面の一部が四角に切り欠かれた形状となっている。また、カバー部材20の側板部20b、20bには、嵌合凹部22、22に隣接して互いに開放部21内に向かって突出する突起片23、23が形成されている。
カバー部材20の内壁には、左側板部20b、前傾斜板部20cおよび右側板部20bに亘り突出する補強リブ24が形成されている。補強リブ24は、カバー部材20の下端から突起片23の高さに相当する高さ位置に形成される。補強リブ24の端部は突起片23、23に接続しておらず、それらの間には間隙25が設けられている。このような補強リブ24により、カバー部材20全体の強度を確保するとともに、後述するようにカバー部材20の着脱に際して押圧されたときの側板部20b、20bの弾性変形をある程度許容している。
ベース部材30は、中央に通気用の開口部31を有する略台形状の取付板部32を有する合成樹脂製の部材からなる。ベース部材30の左右両端の下方部には、嵌合凸部33、33が形成されている。これら嵌合凸部33、33に、カバー部材20の側板部20b、20bの隅部に形成した嵌合凹部22、22を係合させることで、カバー部材20がベース部材30に着脱可能に装着される。
また、ベース部材30には、上述したカバー部材20の突起片23、23を案内するフランジ状のガイド部34が形成されている。ガイド部34は、取付板部32の前方側に当該取付板部32の側辺および上辺に沿い、それらと一定の距離だけ離間して対向している。ガイド部34の左右両下端は、ベース部材30の底板部(覆い部)35に接続しており、その接続部分が規制片36、36となっている。
カバー部材20の嵌合凹部22、22にベース部材30の嵌合凸部33、33を係合させた装着位置では、カバー部材20の突起片23、23が、ベース部材30の規制片36、36に係止した状態にある。そのため、カバー部材20の前方への移動、つまり取り外しが規制される。
また、ガイド部34において、規制片36、36よりも上方であって、かつ、嵌合凸部33、33よりも若干上方の位置に切欠き部37、37が形成されている。
ベース部材30の開口部31の周辺の2箇所には、ルーバユニット40を仮止めするため先端に鈎状の返しを有する係止片38、38が突出形成されている。更に、開口部31周辺の四隅には、仮止めしたルーバユニット40とともにベース部材30を電気機器収納箱の筐体90にネジ91、91、・・・で固定するためのネジ穴39、39、・・・が形成されている。
図6は、ルーバユニット40を前上方から見た斜視図である。図7は、ルーバユニット40を後上方から見た斜視図である。ルーバユニット40は、前面側に複数枚のガラリ(羽根板)41、41を有し、背面の支持枠部42でフィルタ50が内部に支持されている。ルーバユニット40の背面四隅には、インサートナット43、43、・・・が形成されている。
かかる構成のルーバ換気装置10を電気機器収納箱の筐体90へ取り付ける方法について説明する。
(ベース部材の取付)
先ず、ベース部材30のネジ穴80にネジ92を前方から挿入し、筐体90のタップ孔93にネジ92を螺入することにより、ベース部材30が外側から筐体90にネジ止めされる。
(ルーバユニットの設置)
次に、ルーバユニット40の背面側を、ベース部材30の係止片38、38に係止して仮止めしておき、筐体90の内側から複数(4本)のネジ91を、ネジ穴94、39に挿入し、最後にルーバユニット40のインサートナット43に螺入することにより、ルーバユニット40およびベース部材30が同時に筐体90にしっかりと本締めされる。
なお、ルーバユニット40をベース部材30に仮止めした状態で、ベース部材30をネジ92で外側から筐体90に一次的に固定した後、筐体90の内側からネジ91でルーバユニット40およびベース部材30を筐体90に本締めしてもよい。
(カバー部材の装着)
カバー部材20をベース部材30に装着するには、先ず、カバー部材20の突起片23、23を切欠き部37、37の外側を通してガイド部34の奥に設置し、側板部20b、20bを押圧して内側に撓ませながらカバー部材20を下方に移動させる。そしてカバー部材20の下部とベース部材30の底板部(覆い部)35とが当接する装着位置で押圧を開放することで嵌合凸部33と嵌合凹部22とが係合し、これによりカバー部材20がベース部材30に容易に装着される。
図8は、ベース部材30およびルーバユニット40の一部を切断した縦断面を示す斜視図である。図9は、その断面の一部を拡大して示す図である。
本実施形態では、ベース部材30の開口部31の内側下端に、フィルタ50の内側面に対向して所定の間隔をおいて立ち上がる止水部71を設けている。ルーバユニット40に収容されるフィルタ50が雨水や結露により水分を含むと、ルーバユニット40の背面の支持枠部42に伝わって流下する場合がある。本実施形態では、支持枠部42と間隔をおいて立ち上がる止水部71により、支持枠部42の背面上を伝わる水を堰き止め、筐体90側に流れるのを防ぐことができる。なお、止水部71により堰き止められた水は、戻し部73により、再びフィルタ50に戻される。そして、ルーバユニット40の下方は外側に向けて傾斜させた排水路44となっているため、フィルタ50より滴下した水は排水路44を介して外部に排水される
また、特に図9に示すように、止水部71の上端部に、ルーバユニット40に向かうにつれて下がるように傾斜する傾斜面72が形成されている。これにより、止水部71に付着した水がルーバユニット40側に流下し、筐体90側への水の浸入をより効果的に防ぐことができる。
また、止水部71は、ベース部材30の筐体90への取付面30aに対して外側またはその同一面上に形成されている。これにより、図示しないファン等の内部機器を筐体90内部に配置し、ベース部材30と内部機器でネジ穴39、39、・・・を介して筐体90に共締めして取り付ける場合でも、筐体90内部に取り付ける内部機器に止水部71が干渉することはない。
図10は、ベース部材30およびルーバユニット40の一部を切断した横断面を示す斜視図である。図11は、図10の円内の断面を拡大して示す図である。これらの図に示すように、本実施形態では、ベース部材30の開口部31の少なくとも左右両外側端縁を、ルーバユニット40に向かって広がる面取31aの形状としている。これにより、開口部31の左右両外側の端縁とルーバユニット40のフレームとの間にV字状の縦溝が形成され、その溝に水滴を集め流下させることができる。したがって、筐体90側への水の浸入をより効果的に防ぐことができる。
10 ルーバ換気装置
20 カバー部材
21 開放部
22 嵌合凹部
23 突起片
24 補強リブ
30 ベース部材
31 開口部
32 取付板部
33 嵌合凸部
34 ガイド部
35 底板部
36 規制片
37 切欠き部
38 係止片
39 ネジ穴
40 ルーバユニット
41 ガラリ
42 支持枠部
43 インサートナット
44 排水路
50 フィルタ
60 パッキン
71 止水部
72 傾斜面
90 筐体

Claims (4)

  1. 電気機器収納箱の筐体の換気口に対応した開口部を有し、筐体の外面に取付けられるベース部材と、前記ベース部材の開口部に対し外側から取り付けられるルーバユニットと、前記開口部を覆うように前記ルーバユニット内に介装されるフィルタとを備えるルーバ換気装置であって、
    ルーバユニットの背面側にはフィルタを内部に支持する支持枠部を形成し、
    前記ベース部材の前記開口部の下端に、前記支持枠部に対して所定の間隔をおいて立ち上がる止水部を設けたことを特徴とするルーバ換気装置。
  2. 前記止水部の上端部に、前記ルーバユニットに向かうにつれて下がるように傾斜する傾斜面を形成したことを特徴とする、請求項1に記載のルーバ換気装置。
  3. 前記止水部が、前記ベース部材の前記筐体への取付面に対して外側またはその同一面上に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のルーバ換気装置。
  4. 前記ベース部材の前記開口部の少なくとも左右の外側端縁を、前記ルーバユニットに向かって広がる面取形状としたことを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のルーバ換気装置。
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