JP6727051B2 - 増粘剤、組成物キット及び組成物を増粘させる方法 - Google Patents
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Description
この経管栄養法では、胃内に投与された流動食が食道に向かって逆流する場合があり、窒息や誤嚥性肺炎の主要な原因になっている。それゆえ、この胃食道逆流を抑制することが臨床上重要になる。
また、特許文献3には、脂質、酸性域でゲル化する増粘剤、アラビアガム及びガティガムよりなる群から選択される少なくとも1種の乳化安定剤、並びに2価の金属塩を含有することを特徴とする、乳化食品組成物が提案されている。
特許文献2及び3共に、既知の増粘剤の組み合わせや配合量を調整して、酸性域でゲル化させ、胃内増粘を図るものである。
このようなことから、胃内pHが酸性域でなくとも粘性が発現する経腸栄養成分を有する組成物が望まれている。また、経腸栄養成分組成物を長期摂取することもあるので、これを増粘させる増粘剤に高い安全性が望まれている。
そこで、本技術は、経腸栄養成分を有する組成物を増粘させ、かつ安全性の高い、新たな増粘剤を提供することを主目的とする。
さらに鋭意研究を行った結果、ビフィズス菌及び/又は乳酸菌を、経腸栄養成分を有する組成物に添加すると、これら細菌は比較的短期間に経腸栄養成分を有する組成物を増粘させ、このpHを低下させることを見出した。
本技術の増粘剤は、前記細菌が、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)及び/又はビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)であってもよい。
本技術の増粘剤は、前記経腸栄養成分が、乳タンパク質、大豆タンパク質、食物繊維及びラクチュロースから選ばれる1種又は2種以上のものであってもよい。
本技術の増粘剤は、前記組成物が、固形状、粉状、とろみ状、半液状又は液状であってもよい。
本技術の増粘剤は、前記組成物が、胃内pHが酸性域から中性域の範囲であるヒト、又は胃酸分泌が減少しているヒトを対象とするものであってもよい。
本技術の増粘剤は、前記組成物が、胃酸分泌抑制剤、制酸剤、又は胃酸中和剤を投与されるヒトを対象とするものであってもよい。
本技術の増粘剤は、前記細菌の添加量は、前記組成物に対し、0.1〜10質量%であってもよい。
本技術の増粘剤は、前記組成物を投与した後に、前記細菌を添加して増粘させてもよい。
(A)経腸栄養成分を有する組成物。
(B)乳酸菌及びビフィズス菌から選択される1種以上の細菌を有効成分として含有する、経腸栄養成分を有する組成物を増粘させるための増粘剤。
本技術の組成物キットは、上述記載の増粘剤であってもよい。
本技術の増粘方法は、前記組成物と前記細菌とを、酸性域から中性域の条件下で混合してもよい。
本技術の増粘方法は、前記細菌の添加量は、前記組成物に対し、0.1〜10質量%でもよい。
なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の経腸栄養成分を有する組成物を増粘させるための増粘剤は、プロバイオティクスを有効成分として含有するものである。
本技術のプロバイオティクスとは、消化管内微生物叢のバランスを改善し、宿主動物(ヒト等)に有利に働く生きた細菌、及びこれを含む剤をいう。
このうち、乳酸菌及びビフィズス菌から選択される1種以上の細菌が好ましい。このビフィズス菌及び/又は乳酸菌は、経腸栄養成分を有する組成物の粘度を比較的短い期間で上昇させるので、好ましい。また、ビフィズス菌及び/又は乳酸菌によって、胃内pHが酸性域でなくとも経腸栄養成分組成物を増粘させることができ、また、経腸栄養組成物のpHを、中性域付近からpH4〜6の酸性域に低下させることもできる。
さらに好ましくは、乳酸菌である。乳酸菌を用いると、短期間で、経腸栄養成分組成物の増粘を得ることができ、かつ当該組成物のpHを低下させることができるので、好適である。
このうち、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)が好適である。このビフィドバクテリウム・ロンガムのうち、ヒト由来のものが好ましく、特にビフィドバクテリウム・ロンガムBB536(ATCC BAA-999)が好適である。
このうち、ラクトバチルス属細菌が好ましい。さらにラクトバチルス属細菌のうち、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)が好適である。このラクトバチルス・パラカゼイのうち、ラクトバチルス・パラカゼイMCC1375(FERM BP-11313)及び/又はラクトバチルス・パラカゼイMCC1849(NITE BP-01633)が好適である。
本技術の増粘剤は、上記有効成分である細菌を、食品又は薬学的に許容される任意成分を適宜用いて製造することができる。任意成分として、矯味矯臭剤、結合剤、安定剤、pH調整剤、希釈剤等が挙げられる。
本技術の増粘剤の添加量は、前記経腸栄養成分組成物 100kcal量に対し、好ましくは、菌体 0.1〜10質量%である。
また、前記増粘剤の添加量は、前記経腸栄養成分組成物 100kcal量に対し、ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536(ATCC BAA-999)で、2.5×109〜2.5×1011CFU/g、ラクトバチルス・パラカゼイMCC1849(NITE BP-01633)(生菌)で約1.4×1010〜1.4×1012CFU/gである。なお、CFUは、Colony Forming Unit(コロニー形成単位)を意味するものである。
市販品のプロバイオティクスとして、例えば、ビオフェルミン配合散(商品名;ビオフェルミン製薬社製)、ビオフェルミン錠剤(商品名;ビオフェルミン製薬社製)、ビオフェルミンR(商品名;ビオフェルミン製薬社製)、ビオフェルミンS(商品名;ビオフェルミン製薬社製)、ラクトミン(商品名;丸石製薬社製)、ラックビー(商品名;興和創薬社製)、ラックビーR(商品名;興和製薬社製)、ミヤBM(商品名;ミヤイリサン製薬社製)、ビオスミン(商品名;武田薬品工業社製)、ビオスリー(商品名;新亜製薬社製)、レニベンS(商品名;わかもと製薬社製)、エンテロン−R(商品名;味の素ファルマ社製)、BL整腸薬S(商品名;ヤクルト社製)、ビフィズス菌末BB536(商品名;森永乳業社製)等が挙げられる。これらを単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
本技術の増粘剤を用いて増粘させる対象物は、経腸栄養成分を有する組成物(以下、「経腸栄養成分組成物」という)である。
本技術の経腸栄養成分組成物は、経管栄養法に用いる上で、固形状、粉状、半液状、液状、又は適度な流動性を有するとろみ状等の組成物であることが好ましい。
本技術に用いる経腸栄養成分組成物は、市販品の経腸栄養剤を使用することができ、また、必要に応じ経腸栄養成分を配合し、公知の経腸栄養剤の製造方法にて得ることができる。
半消化態栄養剤として、例えば、CZ−Hi(商品名;クリニコ社製)、MA−R2.0(商品名;クリニコ社製)、メイバランス1.0(商品名;明治社製);アイソカルサポート(商品名;ネスレ社製)、メディエフソイバッグ(商品名;味の素社製)等が挙げられる。
消化態栄養剤として、例えば、ペプチーノ(商品名;テルモ社製)、ペプタメン・AF(商品名;ネスレ社製)等が挙げられる。
このうち、半消化態栄養剤が、窒素源がタンパク質であるという点で、好ましい。
なかでも、タンパク質のうち、乳タンパク質及び/又は大豆タンパク質が好ましい。前記乳タンパク質として、例えば、カゼイン、乳清タンパク等が挙げられる。
本技術のタンパク質の含有量は、経腸栄養成分組成物中、好ましくは1〜10g/100kcal、より好ましくは3〜6g/100kcalである。
本技術の乳タンパク質の含有量は、経腸栄養成分組成物中、好ましくは1〜10g/100kcal、より好ましくは3〜6g/100kcalである。
本技術の大豆タンパク質の含有量は、経腸栄養成分組成物中、好ましくは0.3〜10g/100kcal、より好ましくは1〜3g/100kcalである。
本技術の食物繊維の含有量は、経腸栄養成分組成物中、好ましくは0.1〜5g/100kcal、より好ましくは0.4〜2.4g/100kcalである。
本技術のラクチュロースの含有量は、経腸栄養成分組成物中、好ましくは0.1〜5g/100kcal、より好ましくは0.2〜0.5g/100kcalである。
また、選択した経腸栄養成分を、さらに市販品の経腸栄養剤に添加し、本技術で用いる経腸栄養成分組成物としてもよい。
このため、前記経腸栄養成分組成物は、胃食道逆流防止が求められるヒトを対象とした食品(胃食道逆流防止用食品等)等として、また、嚥下困難者用の経腸栄養剤としても、使用することができる。
このようなことから、本技術の増粘剤を用いることにより、前記経腸栄養成分組成物は、胃酸分泌抑制剤、制酸剤、胃酸中和剤等を投与されるヒト及び胃内pHが中性域となるヒトを対象とすることができる。
また、本技術の増粘剤を用いることにより、これらを摂取したヒトの胃の機能の低下を抑制したり、胃の機能を向上させることも可能である。このため前記経腸栄養成分組成物は、胃機能低下抑制用食品及び胃機能向上用食品等の機能性食品、健康食品、特定保健用食品等として使用することができる。
このようなことから、本技術の増粘剤を用いることにより、前記経腸栄養成分組成物は、経管栄養法を行っている対象者の経腸栄養剤としてだけではなく、健常者の健康食品、機能性食品や栄養補助食品、特定保健用食品としても使用することができる。
また、本技術の増粘剤を用いることにより、前記経腸栄養成分組成物は、経腸栄養成分及びプロバイオティクスの利点を有するため、患者、病者、高齢者等に供する、特定保健用食品、栄養補助食品、病態ケア食品、流動食品、粘度調整食品、物性調整食品として使用することができる。
本技術において、上述した増粘剤及び経腸栄養成分組成物を用いることで、経腸栄養成分を有する組成物キットを提供することも可能である。
本技術の経腸栄養成分組成物キットは、(A)前記経腸栄養成分組成物、(B)前記プロバイオティクスを有効成分として含有する、経腸栄養成分組成物を増粘させる増粘剤から構成されるものである。
なお、本技術の組成物キットに使用する、増粘剤及び経腸栄養成分組成物は上述のとおりである。
このときの反応温度は、特に限定されないが、30〜40℃程度のヒトの体内温度が好適である。また、反応時間としては、好ましくは15〜120分である。
また、反応開始のときのpHとして、中性域(pH5〜7付近)が好ましく、中性域の条件下で前記増粘剤と前記経腸栄養成分組成物とを混合することが好ましい。
好ましくは、前記経腸栄養成分組成物をヒトに投与した後に、本技術の増粘剤を添加してこの組成物を増粘させることである。この方法を用いることにより、経腸栄養成分組成物が流動性のある状態で、特に経管栄養法において細いチューブを通過することができ、その後本技術の増粘剤を投与又は摂取することで、胃等において経腸栄養成分組成物を増粘させることができる。これにより、増粘によるチューブの閉塞を低減することができる。また、経腸栄養成分組成物を通した同じチューブに、さらに本技術の増粘剤を含む水溶液を通過させることによりチューブ洗浄効果も得ることができるため、介護者や看護師の負担を軽減させることができる。
また、本技術の組成物キットは、上述のとおり、経腸栄養剤の他、健常者用の健康食品組成物、機能性食品組成物や栄養補助食品組成物としても使用することができる。
〔1〕 乳酸菌及びビフィズス菌から選択される1種以上の細菌を有効成分として含有する、経腸栄養成分を有する組成物を増粘させるための増粘剤。
〔2〕 前記細菌が、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)及び/又はビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)である前記〔1〕記載の増粘剤。
〔3〕 前記経腸栄養成分が、乳タンパク質、大豆タンパク質、食物繊維及びラクチュロースから選ばれる1種又は2種以上のものである前記〔1〕又は〔2〕記載の増粘剤。
〔4〕 前記組成物が、固形状、粉状、とろみ状、半液状又は液状である前記〔1〕〜〔3〕の何れか1つ記載の増粘剤。
〔5〕 前記組成物が、胃内pHが酸性域から中性域であるヒトを対象とするものである前記〔1〕〜〔4〕の何れか1つ記載の増粘剤。
〔6〕 前記組成物が、胃酸分泌抑制剤、制酸剤、又は胃酸中和剤を投与されるヒトを対象とするものである前記〔1〕〜〔5〕の何れか1つ記載の増粘剤。
〔7〕 前記細菌の添加量は、前記組成物に対し、0.1〜10質量%である前記〔1〕〜〔6〕の何れか1つ記載の増粘剤。
〔8〕 前記組成物を投与した後に、前記細菌を添加して増粘させる前記〔1〕〜〔7〕の何れか1つ記載の増粘剤。
なお、前記細菌が、細菌を含む水溶液であるのが好適である。
(A)経腸栄養成分を有する組成物
(B)前記〔1〕〜〔8〕の何れか1つ記載の増粘剤
〔10〕 (A)経腸栄養成分を有する組成物と、(B)乳酸菌及びビフィズス菌から選択される1種以上の細菌とを混合して、経腸栄養成分を有する組成物を増粘させる方法。
〔12〕 前記細菌の添加量は、前記組成物に対し、0.1〜10質量%である前記〔10〕又は〔11〕記載の組成物を増粘させる方法。
なお、前記組成物が粉末状、とろみ状又は液体状であるのが好適である。また、前記細菌が、細菌を含む水溶液であるのが好適である。
さらに、前記細菌が、前記〔2〕のラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)及び/又はビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)であるのが好適である。
また、前記経腸栄養成分が、前記〔3〕の乳タンパク質、大豆タンパク質、食物繊維及びラクチュロースから選ばれる1種又は2種以上のものであるのが好適である。
経腸栄養剤と各種生菌製剤の組み合わせによる、経腸栄養剤の変化を確認した。
市販品の経腸栄養剤として、CZ−Hi(商品名;クリニコ社製)(流動状の半消化態)を使用した。これに、配合する生菌製剤として、ビオフェルミン配合散(商品名;ビオフェルミン製薬社製)、ビオスリー(商品名;新亜製薬社製)、ミヤBM(商品名;ミヤイリサン製薬社製)、ラックビー(商品名;興和創薬社製)、ビフィズス菌末BB536(商品名;森永乳業社製)を使用した。
なお、実施例3で使用するシールド乳酸菌(生菌)にはラクトバチルス・パラカゼイMCC1849(NITE BP-01633)2gを使用した。
CZ−Hi中の全タンパク質100質量%のうち、カゼイン70質量%、大豆タンパク質20質量%、乳清タンパク質10質量%であり、これらの比はカゼイン:大豆タンパク質:乳清タンパク質=70:20:10である。
また、CZ−Hi(100mL)に、難消化性デキストリン(1.8質量%)、セルロース(0.2質量%)等の食物繊維が含まれる。
表1に、実施例1〜3で使用した各種生菌製剤の菌属及び菌種を示す。
チューブ内に脱酸素剤添加後にキャッピングしたものを嫌気条件とし、脱酸素剤を添加せずそのままキャッピングしたものを好気条件とした。
なお、このときのビフィズス菌末BB536使用量としては、経腸栄養剤50mLに対し、500億個であった。
この結果を以下の表2及び表3に示す
生菌製剤を添加後の、経腸栄養剤のpH変化を確認した。
市販品の経腸栄養剤として、CZ−Hi(商品名;クリニコ社製)を使用した。これに、配合する生菌製剤として、ビオフェルミン配合散(商品名;ビオフェルミン製薬社製)、ミヤBM(商品名;ミヤイリサン製薬社製)、ビフィズス菌末BB536(商品名;森永乳業社製)を使用した。
実施例2は、実施例1の好気条件と同様なインキュベートを行い、この結果を図1に示した。
よって、生菌製剤によって、経腸栄養剤の粘度を上昇させるとともに酸性にすることができる。このことにより、生菌製剤を、胃内pHが中性域となるヒトを対象とすることができ、また、胃酸分泌抑制剤、制酸剤、又は胃酸中和剤を投与されるヒトを対象とすることができると考えられた。
経腸栄養剤と各種生菌製剤の組み合わせによる、経腸栄養剤の粘度変化とpH変化を確認した。なお、粘度測定は、音叉振動式粘度計を用いて、経腸栄養剤と生菌製剤を付属チャンバー内で混合し、38℃における粘度を経時的に計測し、単位:mPa・sにて表示した。
市販品の経腸栄養剤として、CZ−Hi(商品名;クリニコ社製)(流動状の半消化態)を50mL使用した。経腸栄養剤100kcalに対し、各細菌を約0.1〜10質量%添加するようにした。開始時の経腸栄養剤pHは、約6.5であった。
CZ−Hi(50mL:1.0kcal/mL)に、配合する生菌製剤として、ビフィズス菌末BB536(商品名;森永乳業社製)1袋、ミヤBM(商品名;ミヤイリサン製薬社製)2袋、シールド乳酸菌(生菌)(ラクトバチルス・パラカゼイMCC1849(NITE BP-01633))2gを使用した。
図2〜4に、経腸栄養剤50mLのときの粘度変化及びpH変化の結果を示す。
ビフィズス菌末BB536(ビフィズス菌)及びシールド乳酸菌(乳酸菌)の生菌製剤を用いることで、経腸栄養剤50mLにおいて、比較的短い時間で増粘効果が得られ、また、pH6.0以下の酸性域に低下させることができた。
ビフィズス菌末BB536、シールド乳酸菌(生菌)、ミヤBMの順に、凝集時間が短く、粘度の上昇が速かった。
また、経腸栄養成分組成物が酸性域でなく、中性域になっていても、増粘させることができるので、胃内pHが上昇しているヒト;H2ブロッカー等胃酸分泌抑制剤、制酸剤、又は胃酸中和剤を投与しているヒトを対象にすることができる。酸性条件下でゲル化能を発揮させるように設計された経腸栄養剤や増粘剤の場合、反応時のpHが酸性域であることが前提となっており、本技術は、この点で着想及び作用機序が全く異なる。
さらに、本技術の増粘剤は、その有効成分がプロバイオティクスであることから、長期間、連続的に投与しても安全性が高く、腸内環境も改善し得るため、非常に有用である。
Claims (12)
- 乳酸菌及びビフィズス菌から選択される1種以上の生細菌を有効成分として含有する、経腸栄養成分を有する経腸栄養組成物を摂取又は投与する際に当該経腸栄養組成物と混合して増粘させるための増粘剤。
- 前記細菌が、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)及び/又はビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)である請求項1記載の増粘剤。
- 前記経腸栄養成分が、乳タンパク質、大豆タンパク質、食物繊維及びラクチュロースから選ばれる1種又は2種以上のものである請求項1又は2記載の増粘剤。
- 前記組成物が、固形状、粉状、とろみ状、半液状又は液状である請求項1〜3の何れか1項記載の増粘剤。
- 前記組成物が、胃内pHが酸性域から中性域の範囲であるヒトを対象とするものである請求項1〜4の何れか1項記載の増粘剤。
- 前記組成物が、胃酸分泌抑制剤、制酸剤又は胃酸中和剤を投与されるヒトを対象とするものである請求項1〜5の何れか1項記載の増粘剤。
- 前記細菌の添加量は、前記組成物に対し、0.1〜10質量%である請求項1〜6の何れか1項記載の増粘剤。
- 前記組成物を投与した後に、前記生細菌を添加して増粘させる請求項1〜7の何れか1項記載の増粘剤。
- 以下の(A)及び(B)から構成される経腸栄養成分を有する経腸栄養組成物キット。
(A)経腸栄養成分を有する経腸栄養組成物
(B)請求項1〜8の何れか1項記載の増粘剤 - 経腸栄養成分を有する経腸栄養組成物を摂取又は投与する際に、(A)経腸栄養成分を有する経腸栄養組成物と、(B)乳酸菌及びビフィズス菌から選択される1種以上の生細菌とを混合して、当該経腸栄養組成物を増粘させる方法。
- 前記組成物と前記細菌とを、酸性域から中性域の条件下で混合する請求項10記載の組成物を増粘させる方法。
- 前記細菌の添加量は、前記組成物に対し、0.1〜10質量%である請求項10又は11記載の組成物を増粘させる方法。
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