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JP6727520B2 - 糸ゴト対策機構 - Google Patents
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Description

本発明は、糸が取付けられた遊技球を発射して行う不正行為である糸ゴトを防止するための糸ゴト対策機構に関するものである。
遊技機においては、発射された遊技球が入賞口に入ることで賞球が払い出される。ここで、糸の一端に遊技球をくくり付けるとともに、他端を遊技者が握った状態で糸付き遊技球を発射し、この糸付き遊技球を操作して入賞口内に設けられた球センサに遊技球を検出させることで賞球を得る不正行為(いわゆる糸ゴト)が行われることがある。また、糸ゴトは入賞口内の球センサに遊技球を検出させるものに限られず、その他にも糸付き遊技球を所定の箇所に位置させることで、他の遊技球をワープゾーンへと誘導するもの等も存在する。
このような糸ゴトを防止するための対策としては様々な技術が開示されており、糸を切断するタイプ、糸ゴトを検出するタイプ、糸による操作を不可能とするタイプ等が挙げられる。しかしながら、糸を切断するタイプは確実性に欠け、また糸ゴトを検出するタイプや糸による操作を不可能とするタイプは、センサ等の部品点数が増えコストがかかるという問題点があった。
そこで、糸ゴトが行われた際には遊技球の発射を不可とする技術が開発され、その例としては、遊技球を発射する度に糸を巻き取るもの(特許文献1)や、球送り部材の動作を停止させるもの(特許文献2)等が開示されている。しかし、糸を巻き取るタイプのものは構造が複雑になる点が問題とされ、また球送り部材を停止させるタイプのものは球送り部材への負荷が大きい点が問題とされている。
特開2012−239741号公報 特開2012−196388号公報
本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、簡易な構造で確実に糸ゴトを防止することができる糸ゴト対策機構を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、糸付き遊技球を発射して不正を行う糸ゴトを防止するために球発射装置に組み込んだ糸ゴト対策機構であって、球発射装置は、前記糸付き遊技球の発射時に糸が係止される係止部を有するとともに、この糸の係止により回転または移動されて後続球が送られる球入口を封鎖するレバーと、このレバーの逆方向への回転または移動を規制するロック部材とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の糸ゴト対策機構において、前記係止部が溝部であることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の糸ゴト対策機構において、前記ロック部材の先端が前記溝部に係止されることにより、前記レバーの逆方向への回転が規制されることを特徴とするものである。
本発明に係る糸ゴト対策機構は球発射装置に組み込まれたもので、糸付き遊技球の発射時に糸が係止される係止部を有するとともに、この糸の係止により回転または移動されて後続球が送られる球入口を封鎖するレバーと、このレバーの逆方向への回転または移動を規制するロック部材とを備えるものとした。これにより、糸付き遊技球が発射された際には、糸が係止部に係止されてレバーを回転または移動させることで、レバーが球入口を封鎖し、この状態でロック部材によりレバーが逆方向に回転または移動することがないようロックされることで、次の遊技球を発射することができないものとなる。このように、レバーとロック部材との2部材構成とすることでその構造が簡易なものとなる。また糸の係止によってレバーを回転または移動させ、球入口を封鎖して後続球を発射できない構造とすることで、従来のような糸を切断する技術等と比較して、確実に糸ゴトを防止できるものとなる。
発射装置を示す全体図である。 発射装置の内部を示す図である。 球供給路を示す図である。 球送り部材を反時計回りに回転させた状態を示す図である。 球入口封鎖前を示す図である。 球入口封鎖後を示す図である。 糸が溝部に係止された状態を示す図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1は、遊技機に内に設けられ、遊技球を遊技領域へと発射するための球発射装置1を示すものであり、その内部の機構については、図2乃至図6を用いて説明する。
図2のように、ベース部2には遊技球を打ち出すための弾球槌3が回転軸4を中心として回転可能に取り付けられている。なお図3のように、発射装置1内には、遊技球を下方へと移動させるために、遊技球一球分が通過可能に形成された球供給路5が設けられており、この球供給路5を通過した後に、遊技球は球送り部材6に形成された略コ字状の球載置部7へと送られる。次に、図4のように球送り部材6を反時計回りに回転させることで、図2中の球入口8から遊技球が送られ、発射レール9上に載置されることとなる。なお、球送り部材6は再び時計回りに回転されて図2の状態に戻る。この状態で遊技球を弾球槌3により打ち出すこととなるが、このような発射装置1の構成は従来から用いられているものと同様である。
ここで、糸の一端に遊技球をくくり付け、他端を遊技者が握った状態で糸付き遊技球を発射し、この糸付き遊技球を操作することで不正行為を行う糸ゴトが実行されることがある。また、このような糸付き遊技球を弾球槌3により打ち出した場合には、遊技球が斜め上方に打ち出されることや、遊技者が発射装置1よりも上方で糸の他端を握っていること等が影響し、糸は図2中に破線矢印で示すようなルートを通過する。
図5に示すように、ベース部2には、回転軸11を中心として回転可能としたレバー10が取付けられている。なお、このレバー10の回転軸11の周囲には、糸付き遊技球を発射した際に糸が係止される係止部として、複数の溝部12が等間隔を持って形成されている。また、この溝部12に糸が係止されることでレバー10は図6のように時計回りに回転される。さらにレバー10は、回転後の図6の状態で、後続球が送られる球入口8をその先端が封鎖する形状を有している。なお、図5のようにレバー10の先端はベース部材2に形成された壁部20aと当接しているため、レバー10は図5の状態からさらに反時計回りに回転することはない。本実施形態では、係止部としてレバー10に溝部12を形成するものとしたが、その他に糸が係止される突起等であっても差し支えない。さらに、レバー10は糸の係止により回転されるものとしたが、その他にも糸の係止によりスライド移動等されるものであっても良く、即ち糸の係止により回転や移動等がなされて後続球が送られる球入口を封鎖する構造であれば足りる。
図5に示すように、ベース部材2には、ロック部材30が回転軸31を中心として回転可能に取付けられている。なお、このロック部材の先端は図5の状態でレバー10と当接している。また、ロック部材30はベース部2に形成された壁部20bと当接しており、これにより図5の状態からさらに時計回りに回転することはない。なお、このロック部材30は、バネ等により回転軸31を中心として時計回りに付勢されているが、前記レバー10の回転を妨げない程度に付勢されているものである。さらにロック部材30は、レバー10がロック部材30を乗り越えて図6のように回転した後には、その先端が溝部12に入り込むことで、レバー10の逆方向への回転を規制する。
以上の構成により、糸付き遊技球が発射された際には、この糸が図7に示すように溝部12に係止されることとなり、ロック部材30を下方に押し込みつつレバー10が時計回りに回転される。その後、レバー10がロック部材30を乗り越えて、図6に示す状態となり、レバー10の先端が球入口8を封鎖することとなる。この状態では、ロック部材30の先端が溝部12に入り込んでおり、かつロック部材30は壁部20bに当接しているため、レバー10は逆回転することがないようロックされることとなる。したがって、この状態では球入口8が封鎖されていることから、次の遊技球を発射することができない。このように、レバー10とロック部材30との2部材構成とすることでその構造が簡易なものとなり、また糸の係止によってレバー10を回転させ、球入口8を封鎖して後続球を発射できない構造とすることで、従来のような糸を切断する技術等と比較して、確実に糸ゴトを防止できるものとなる。
なお、レバー10に形成された溝部12には、糸を刈り取るための刃40が設けられており、これによってレバー10の回転時に糸を切断するものとしても差し支えない。このような構成とすれば、後続球を発射できないものとしつつ、さらに糸を刈り取るものとして、より確実に糸ゴトを防止することができる。
球発射装置
2 ベース部
3 弾球槌
4 回転軸
5 球供給路
6 球送り部材
7 球載置部
8 球入口
9 発射レール
10 レバー
11 回転軸
12 溝部
20 壁部
30 ロック部材
31 回転軸
40 刃

Claims (3)

  1. 糸付き遊技球を発射して不正を行う糸ゴトを防止するために球発射装置に組み込んだ糸ゴト対策機構であって、
    球発射装置は、前記糸付き遊技球の発射時に糸が係止される係止部を有するとともに、この糸の係止により回転または移動されて後続球が送られる球入口を封鎖するレバーと、
    このレバーの逆方向への回転または移動を規制するロック部材とを備えたことを特徴とする糸ゴト対策機構。
  2. 前記係止部が溝部であることを特徴とする請求項1記載の糸ゴト対策機構。
  3. 前記ロック部材の先端が前記溝部に係止されることにより、前記レバーの逆方向への回転が規制されることを特徴とする請求項2記載の糸ゴト対策機構。
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