JP6727941B2 - 測定器 - Google Patents
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Description
第1のタイプは、小型の測定器が無線通信機能を内蔵したタイプである。無線通信機能を内蔵するように小型の測定器を設計するので製品デザインの完成度は高く、操作性も良い。しかし、すべてのユーザにとって無線通信機能が必須とは限らない。
そこで、無線通信機能を内蔵したモデルと、無線通信機能を持たないモデルと、の両方を製造販売することになるが、これをすべての機種で展開するのは現実的ではない。
ただし、小型の測定器の機種やサイズによって接続口を設けられる位置や大きさ、形状には制約がある。また、接続した外付け無線通信機が測定の邪魔になってはならない。
小型の測定器は、片手で把持しながら測定できる利便性をもつが、測定器の機種はもちろん、測定対象物や測定対象箇所によっても測定器の把持姿勢は変わってくる。
この構成であれば、可撓性のケーブルにより、接続口の位置に関係なく無線通信機の配置の自由度は大きくなる。
また、特許文献2に開示される外付け無線通信機においては、コネクタと無線通信機とが一体的なユニットになっている。コネクタを接続口に差し込むと、同時に、無線通信機が測定器に固定的に取り付くようになっている。無線通信機能が測定器に固定的に取り付くので、操作性については良好である。
しかし、ケーブルが邪魔であり、やはり操作性が阻害されてしまう。
また、接続口の大きさや形状に応じてコネクタを複数種用意することが必要になる。コネクタの値段は比較的安価かもしれないが、数が多くなってくると管理する手間がかかる。
しかしながら、小型の測定器の機種やサイズごとに様々なタイプの外付け無線通信機を用意しなければならず、製造メーカにとってもユーザにとっても負担が大きい。
これらを外部機器として小型の測定器に着脱できれば便利であるが、上記のような問題があり、これまでうまく商品化できていなかった。
測定手段と、
前記測定手段によって得られた検出信号を基に測定データを求める信号処理部を有する電装部と、
前記電装部に設けられたピンジャックと、を有する
ことを特徴とする。
二つ以上の前記ピンジャックを有する
ことが好ましい。
一の前記ピンジャックが前記電装部の一の側面に配置され、
他の前記ピンジャックが前記電装部の他の側面に配置されている
ことが好ましい。
一の前記ピンジャックの軸線の向きと他の前記ピンジャックの軸線の向きとが互いに90度ずれている
ことが好ましい。
ことが好ましい。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を説明する。
本発明においては、外部機器を接続する接続口を小型の測定器に設けるにあたり、接続口を多極ピンジャック方式に統一することとした。
図1は、マイクロメータ100を例示する図である。
マイクロメータ100は、U字形フレーム110と、アンビル120と、スピンドル130と、電装部140と、を有している。
U字形フレーム110の一端側の内側にアンビル120が配置され、U字形フレーム110の他端側にはアンビル120に向かって進退可能にスピンドル130が設けられている。指でシンブル131を回転させると、スピンドル130が一緒に回転する。
スピンドル130は、送りねじによって進退するようになっている。さらに、U字型フレーム110の他端側には、スピンドル120の回転量を検出する検出手段としてのエンコーダ(ロータリーエンコーダー)が設けられている。
ここで、U字形フレーム110、アンビル120、スピンドル130およびエンコーダ(検出手段)によりマイクロメータの測定手段が構成されている。
電装部140は、電装筐体部141と、信号処理部144と、デジタル表示部145と、コネクタ接続口としてのピンジャック150と、を備えている。
図面では蓋部143で開口を閉じた状態を図示し、収容部142の内側の凹部は図示しないが、収容部142の外側面はすなわちU字形フレーム110の外側面に同じである。例えば図1においてマイクロメータの上面部や図4においてマイクロメータの側面部に表れる。
いま、図1において、蓋部143を取り付けた側をマイクロメータ100のおもて側と称することにする。
信号処理部144は、例えば、エンコーダ(ロータリーエンコーダ)の検出信号から測定データを算出する演算部の他、各種の信号処理回路を有する。
図1のように、マイクロメータ100の上側、具体的には、蓋部143の上側の側端面にピンジャック150が設けられている。
ピンジャック150は、外観上は円形の穴であり、その内側に複数の電気接点部151や光信号送受信部155を有している。
ここでは、ピンジャック150は、三つの電気接点部151と、一番奥側に配置された一つの光信号送受信部155と、を有しているが、より多くの電気接点部151や光信号送受信部155が設けられていてもよい。電気接点部151や光信号送受信部155は信号処理部144に繋がっている。
ピンジャック150を介して信号処理部144と外部機器とが電気信号あるいは光信号をやり取りできる。
無線通信機210は、通信モジュール部220と、コネクタとしてのピンプラグ230と、を有する。
通信モジュール部220は、アンテナや送受信回路を有しており、ケース体221に収納されている。
ここではケース体221は直方体形状であるが、その他、円柱形などでもよい。
ここでは、直方体形状のケース体221の一つの角からピンプラグ230が突き出ている。
ピンプラグ230は、ピン状(円柱状)の電極であって、絶縁材231によって多極(3つまたは4つまたはそれ以上)に区分されている。
ピンプラグ230の多極に区分された電極は、プラス電源用電極、GND用電極、信号用電極などとなっている。また、図2に例示するように、ピンプラグ230の中心には光信号を通す光ファイバー232が内設されている。
接続口をピンジャック150とすると、深さはある程度必要になるが、ピンジャック150の孔の大きさ自体は小さくできる。したがって、ピンジャック150であれば小型の測定器のすべての機種に設けることができる。そこで、すべの小型の測定器のコネクタをピンジャック150に統一することもできる。すると、ユーザとしては、小型の測定器の機種ごとに複数のコネクタやケーブルを用意する必要はなくなり、複数の機種で同じ外部機器を共通に使用することができるようになる。
例えば図1のように無線通信機210をマイクロメータ100に差し込むと、通信モジュール部220がマイクロメータ100のおもて側に突き出る。
ピンプラグ230の軸を回転中心にして無線通信機210を180度回転させると、図3に例示するように通信モジュール部220がマイクロメータ100のうら側に出るが、おもて面側の飛び出しはなくなる。
測定対象物や測定対象箇所によってマイクロメータ100を把持する姿勢が変わってくるが、マイクロメータ100の姿勢に応じて無線通信機210が邪魔にならないように回転させることができ、便利である。
例えば、図4では、ケーブル261を介してマイクロメータ100がプリンタ260に繋がっている。
ピンプラグ230をうまく回すことでケーブル261をマイクロメータ100のうら側に出すようにもできるし(図4中の実線)、ケーブル261をマイクロメータ100のおもて側に出すようにもできる(図4中の二点鎖線)。
この場合、コネクタとモジュール部との間に何らかの可動部、例えば、ヒンジや継手を仕込む必要がでてくるが、信号伝送する機能を保ちながら可動部を設けるのは手間がかかる。
あるいは、比較的やわらかいケーブル261を採用すれば邪魔になりにくいかもしれないが、断線しやすいといったリスクはその分高くなる。
図5では、収容部142の他端側の側面にピンジャックを設けている。このピンジャックを第2のピンジャック160とする。
例えば、図6では無線通信機210と照明機器250とをマイクロメータ100に取り付けた状態を例示する図である。すなわち、第1のピンジャック150には無線通信機210を取り付け、第2のピンジャック160には照明機器250を取り付けている。
ロッド251の基端がピンプラグ230に繋がっており、ロッド251の先端に発光ダイオード252が配設されている。
ここでは、ロッド251とピンプラグ230とが平行になっていて、ピンプラグ230を第2のピンジャック160に差し込むと、ロッド251の先端がデジタル表示部145の付近にくるようになっている。
ちなみに、照明機器250を第1のピンジャック150に差し込んでも、ロッド251の先端はデジタル表示部145の付近にくるようになっている。したがって、どちらのピンジャック150、160に照明機器250を挿してもよい。
このようにマイクロメータ100に複数のピンジャック150、160を設けることでマイクロメータ100に複数の機能を後付けできるようになる。
例えば、第1のピンジャック150が電装筐体部141の上面にあるとすれば、第2のピンジャック160は電装筐体部141の上面以外、例えば、電装筐体部141の左右の側面や下面にある方がよい。
さらには、ピンジャックごとに孔の向きが異なっている方がよい。
図6では、第1のピンジャック150の軸線の向きと第2のピンジャック160の軸線の向きとは約90度ずれた関係にある。
上記の説明ではマイクロメータ100にピンジャック150、160を設けたが、小型の測定器はデジタルノギスやデジタルインジケーター(ダイヤルゲージ)などでもよい。
図7にはノギス300にピンジャック150、160を設けた例を示す。ノギス300のスライダ310が電装部140となっており、スライダ310の上面部および側面部にピンジャック150、160を設けている。なお、本尺のジョーと、スライダのジョーと、本尺とスライダとの相対変位を検出するエンコーダ(リニアエンコーダ)によりノギスの測定手段が構成されている。
110…U字形フレーム、120…アンビル、130…スピンドル、131…シンブル、
140…電装部、141…電装筐体部、142…収容部、143…蓋部、144…信号処理部、145…デジタル表示部、
150…(第1の)ピンジャック、151…電気接点部、155…光信号送受信部、
160…(第2の)ピンジャック、
210…無線通信機、
220…通信モジュール部、221…ケース体、230…ピンプラグ、231…絶縁材、232…光ファイバー、
250…照明機器、251…ロッド、252…発光ダイオード、
260…プリンタ、261…ケーブル、
300…ノギス、310…スライダ、
400…インジケーター、410…本体部。
Claims (3)
- コネクタ接続口として二以上のピンジャックを有する測定器としてのマイクロメータ(100)であって、
前記マイクロメータ(100)は、
U字形フレーム(110)と、
前記U字形フレーム(110)の一端側の内側に配置されたアンビル(120)と、
前記U字形フレーム(110)の他端側に配置され、前記アンビル(120)に向かって進退可能に設けられたスピンドル(130)と、
前記U字形フレーム(110)の他端側において前記スピンドル(130)の他端に配置され、指で操作するためのシンブル(131)と、を有し、
さらに、
前記U字形フレーム(110)の他端側には電装部(140)が配設されており、
前記電装部(140)は、
電装筐体部(141)と、信号処理部(144)と、デジタル表示部(145)と、前記コネクタ接続口として二以上の前記ピンジャック(150、160)と、を有しており、
前記電装筐体部(141)は、前記U字形フレーム(110)の他端側部位において、U字形フレーム(110)自体を部分的に凹状にすることで形成される収容部(142)と、収容部(142)の開口を閉塞する蓋部(143)と、で構成されており、
前記収容部(142)には信号処理部(144)が収容されており、
前記蓋部(143)が設けられた側を当該マイクロメータ(100)のおもて面側とし、前記蓋部(143)の反対側をマイクロメータ(100)のうら面側とするとき、
前記デジタル表示部(145)は前記蓋部(143)のおもて面に設けられており、
前記スピンドル(130)の進退方向に平行にX軸をとり、前記マイクロメータ(100)のおもて面側からうら面側に貫く方向にY軸をとり、前記X軸と前記Y軸に直交する方向にZ軸をとるとき、
前記電装部(140)においてXZ面に平行な上端面に第1のピンジャック(150)が配設され、
前記電装部(140)においてYZ面に平行な他端側の面に第2のピンジャック(160)が配設され、
前記第1ピンジャック(150)の軸線の向きと前記第2ピンジャック(160)の軸線の向きとが互いに90度ずれている
ことを特徴とする測定器。 - コネクタ接続口として二以上のピンジャックを有する測定器としてのノギス(300)であって、
前記ノギス(300)は、
一端側に本尺ジョーを有する本尺と、
前記本尺にスライド可能に設けられ、一端側にスライダジョーを有するスライダ(310)と、を備え、
前記スライダ(310)に電装部(140)が内蔵されており、前記スライダ(310)のおもて面にデジタル表示部が設けられており、
前記本尺に平行にX軸をとり、
前記スライダ(310)のおもて面側からうら面側に貫く方向にY軸をとり、
前記X軸と前記Y軸に直交する方向にZ軸をとるとき、
前記スライダ(310)においてXZ面に平行な上端面に第1のピンジャック(150)が配設され、
前記スライダ(310)においてYZ面に平行な他端側の面に第2のピンジャック(160)が配設され、
前記第1ピンジャック(150)の軸線の向きと前記第2ピンジャック(160)の軸線の向きとが互いに90度ずれている
ことを特徴とする測定器。 - コネクタ接続口として二以上のピンジャックを有する測定器としてのインジケータ(400)であって、
前記インジケータ(400)は、
軸方向進退可能に設けられたスピンドルと、
前記スピンドルの変位を検出する電装部を内蔵した本体部と、を有し、
前記本体部の側面に第1と第2のピンジャック(150、160)が設けられ、
前記第1のピンジャックの軸線の向きと前記第2のピンジャックの軸線の向きとが互いに90度ずれている
ことを特徴とする測定器。
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