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JP6728041B2 - ミシン、方法及び衣類 - Google Patents
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Description

本発明はミシン、方法及び衣類に関する。
既知のミシンはループ縫いミシン、ボタン付けミシンおよび閂止めミシンを含む種々の部類に分類される。
ループ縫いミシンは本縫いミシンおよび環縫いミシンを含む。
本縫いミシンは、上方位置と下方位置との間で針の往復直線運動を生じるために電気モータといったアクチュエータと機械的に結合された針を備える。針は回動自在に装着されたスプールから第1糸を供給され、糸は針の目に通されている。
ミシンはまた針板アセンブリを備える。針板アセンブリは上面から下面へ厚さ方向に延びる針板を備える。針板は針板を厚さ方向に貫通してその上面から下面に延びる針孔を備えている。上面は針板の長さ方向に延びる1個以上のスロットを備えている。
ミシンはまた、スロットの各々の内部に設けられ針板の上面の上方に突出する一組の鋸歯状歯を備える送り歯アセンブリを含む。
使用時、2以上の層の布地が互いに重ねられ、針板の上面の上に置かれる。鋸歯状歯は上昇および下降して布地層の下面とそれぞれ係合および脱離することができる。鋸歯状歯は針に対して布地を前方または後方に動かすように動作可能である。鋸歯状歯が前方に動かされると、鋸歯状歯は下げられ、後方に動かされ、そして再び上げられて布地層の下面と接触し、その時点でサイクルは繰り返され歯は再び前進する。このようにして、鋸歯状歯は針に対して布地を前方に動かす。鋸歯状歯は上記動作を生じるためにアクチュエータと機械的に結合されている。アクチュエータは針を往復駆動するアクチュエータと同じでもよいし、異なってもよい。
針は、送り歯アセンブリによって布地が針に対して動かされる際に布地層を針板の上面に押しつけるように配置された押さえを貫通する。
回転釜アセンブリが針板の下面の下に設けられ、第2糸が巻かれるボビンと、ボビンの周りを回動するように装着されたシャトルフックとを含む。
使用時、針がその上方位置からその下方位置に動かされる際に、針は針板と押さえとの間に設けられた布地層を刺し通す。そして針は針板の針孔を貫通し、針板の上面の上方から針板の下面の下方に通過する。
その下方位置において、針は針板の下面の下方に第1糸を供給する。その際に回転釜のシャトルフックはボビンに対して回動し、第1糸の供給部分をボビンの周りでループにし、それにより第2糸の周りでループにする。針がその上方位置に向けて戻る際に、針は針孔の下端を通じて第1および第2の糸を針孔に引込む。針がさらにその上方位置に向けて動かされると、ループにされた第1および第2の糸は布地の下側できつく引張られ、布地の層を一緒に固定するステッチを形成する。
そして鋸歯状歯は所望のステッチ長だけ針に対して布地層を前方に動かし、プロセスは繰り返されて隣接ステッチを形成する。このプロセスは引き続き布地層に沿って所望の長さの縫い目を形成するために繰り返される。
環縫いミシンは本縫いミシンと類似である。一部の環縫いミシンは、本縫いミシンと同様にしてステッチを形成するために第1および第2の糸を使用する。他の環縫いミシンはステッチを形成するために単一の糸だけを使用する。そうした環縫いミシンにおいて、回転釜アセンブリ(および第2糸を備えたボビン)は、旋回式に装着されたアームの端に装着されているルーピングフックで代替される。
使用時、針がその上方位置からその下方位置へ動かされる際に、針は針板と押さえとの間に設けられた布地層を刺し通す。そして針は針板の針孔を貫通し、針板の上面の上方から針板の下面の下方へ通過する。その第2位置において、針は針板の下面の下方で糸を供給する。
そしてアームは旋回し、ルーピングフックが、針板の針孔の下端から突出する糸の供給部分をループ状に形成することになる。さらに、針がその上方位置からその下方位置へ動かされる際に、針は前述の針サイクルでルーピングフックによって作られた糸のループの中心を通り抜け、それによって糸をこのループに通す。そして送り歯アセンブリの鋸歯状歯は、布地層を所望のステッチ長だけ前方に動かし、それによりループおよびループに通された糸の部分がステッチを形成することになる。そしてプロセスは繰り返され、隣接ステッチを形成する。プロセスは引き続き、所望の長さの縫い目を形成するために布地層に沿って繰り返される。
ボタン付けミシンもまた単一の糸だけを使用する。しかし、押さえは、一般にアームに装着された一対の対向するジョーの形態で、ボタン挟みを備えている。ボタンがボタン挟みに挿入され、ボタン挟みは布地を針板に押しつけるために下げられる。ボタンがボタンホルダに挿入された時に、ボタンの穴は針に対して正しい向きで位置合わせされる。針が上下に動かされる際に、ボタンはボタン挟みによって、前後だけでなく横方向で左右にも動かされ、それにより糸は布地の上側から布地の下側へボタン穴の各々を通り抜け、それによってボタンを布地に縫着する。その際に、針は針板の孔を貫通する。代替として、ボタン挟みは固定されており、針は上下に動かされる際に、横方向で左右に動かされ、ボタンを布地に縫着する。やはり、その際に、針は針板の孔を貫通する。ボタン付けミシンにおいて、布地が可動ボタン挟みによって動かされるので、針板には鋸歯状歯またはスロットがまったく存在しない。
閂止めミシンにおいて、押さえは横方向に延びるスロットを備えている。押さえは布地を針板に押しつけるために下げられる。針が上下に動かされる際に、押さえは横方向で左右に動かされ、布地を左右に動かしてジグザグ縫いを形成する。その際に、針は針板の孔を貫通する。ジグザグ縫いは衣服の各部に補強を付与するために使用される。閂止めミシンにおいて、布地が可動押さえによって動かされるので、針板には鋸歯状歯またはスロットがまったく存在しない。
上記形式のミシンの全部において、互いに対して可動である一対の切断部材の形態で、切断アセンブリが針板の下面の下方に設けられ、所望の長さの縫い目が生成されると、またはボタンが布地に縫着されると、針板の下方で糸を切断するように作動する。
本縫いミシンにおいて切断アセンブリは、第1および第2の糸の両方を切断する、すなわち針板の針孔の下端から延びる第1および第2の糸の部分を切断する。
単一の糸を使用する環縫いミシンにおいて、切断アセンブリは、針板の針孔の下端から延びる、ルーピングフックによって形成された糸のループの2つの部分を切断する。
第1および第2の糸を使用する環縫いミシンにおいて、切断アセンブリは、第1および第2の糸の両方を切断する、すなわち針板の針孔の下端から延びる第1および第2の糸の部分を切断する。
ボタン付けミシンにおいて、切断アセンブリは針板の針孔の下端から延びる同じ糸の1以上の部分を切断する。
閂止めミシンにおいて、切断アセンブリは針板の針孔の下端から延びる同じ糸の1以上の部分を切断する。
しかし、この切断アセンブリは、布地に付着した切断糸端の長さが不都合に長いという問題を抱える。これは特に、極めて短い長さの切断糸端が要求される高品質製品において問題である。その場合、糸端は、糸端を所望の長さに切断するためにはさみを用いて手作業で切断することが一般的である。これは労働集約的(大きな労力を要する)であり、それゆえ高コストであり、布地の不注意な切断をもたらし得る。
本発明の目的は上記段落に述べた問題を解決または軽減することである。本発明の目的はまた、ミシンの代替針板アセンブリを提供することである。
本発明の第1態様によれば、縫われる布地の層に接触するための第1面から第2面に厚さ方向に延びる針板を含む、ミシンの針板アセンブリが提供され、上記針板はミシン針の通過のためにその第1面から第2面に針板の厚みを貫通する針孔を備えており、針板アセンブリは、針孔に受入れられた少なくとも1本の糸を切断するために第1位置から第2位置へ針孔に対して移動可能な、切刃を有する切断部材をさらに含み、切断部材は、針板の第2面と実質的に一列に並んでいるか、または針板の第2面と針板の第1面との間に位置する切断面に沿ってその切刃が少なくとも1本の糸を切断するように針板に対して位置する。
これは、切断部材の切断面が針板の第2面と実質的に一列に並んでいるか、または針板の第2面と針板の第1面との間に位置することから、切断部材がその第1位置から第2位置へ動かされる時に針孔を貫通している1本以上の糸を切断し、それぞれ針板の厚さ以下である糸端長を残すという点で有利である。これは比較的短い長さの、すなわち布地層の隣接面から比較的短い長さで延びる1以上の糸端を生じる。
これは、より美的に満足でき、従って本発明の針板アセンブリを備えるミシンによって縫われた物品をより高品質のものにすることを可能にする。さらに、そのような所望の短い糸端を得るので、糸端をより短い長さに切断するために以降の手動切断操作が実行される必要はない。これによってプロセスが労働集約的にならず、それによってコストを節減する。それはまた、そうした手動切断操作中に起こり得る物品への損傷の危険を低減する。加えて、針板の第2面と実質的に一列に並んでいるか、または針板の第2面と針板の第1面との間に位置する平面に沿ってその切刃が糸を切断するように切断部材が針板に対して位置することから、針板の剛性は維持される。もし代わりに、針板の厚さを縮小して切断部材を布地の隣接面のより近くへ動かそうとした場合、針板の剛性は低減するだろう。これは、ミシンの押さえ/ボタン挟みによって針板に行使される力のために、使用中、針板に屈曲を生じさせるであろう。
好ましくは、少なくとも1本の糸は針に結合された糸である。例えば糸は、針の目を貫通しているか、または別様に針に結合される。
切断部材は針孔内の同じ糸の第1および第2の部分を切断するように配置されてもよい。
切断部材は針孔内の複数の糸を切断するように配置されてもよい。例えば、切断部材は針孔内の第1および第2の糸を切断するように配置されてもよい。
好ましくは、切断部材の切断面は針板の第2面と針板の第1面との間に位置する。
好ましくは、切断部材は針板の第1および第2の面の間に位置する。好ましくは、切断部材の切刃は針板の第1および第2の面の間に位置する。
切断部材は少なくとも部分的に針板内部に位置してもよい。好ましくは、切断部材の切刃は少なくとも部分的に針板内部に位置する。
好ましくは、切断部材は完全に針板内部に位置する。好ましくは、切断部材の切刃は完全に針板内部に位置する。
好ましくは、針板は切断部材が少なくとも部分的に収容される囲壁を画成する。切断部材は囲壁内に完全に収容されてもよい。囲壁は針板内部に形成された溝および/または通路によって形成されてもよい。
囲壁は好ましくは、切断部材がその第1位置から第2位置へ移動できる寸法とされる。
好ましくは、切断部材は針板の針孔を貫通するミシン針の通過を可能にする針開口を備えている。針開口はスロットによって形成されてもよい。好ましくは、針開口を画成する切断部材の表面の少なくとも一部は、前記切刃を形成しており、また、切断部材がその第1位置にある時に、針板の針孔を貫通する針が切断部材の針開口を貫通するのを可能にする程度にまで針開口が針板の針孔に重なり合い、切断部材がその第2位置にある時に、切断部材がその第2位置へ動かされる際に切刃が針板の針孔および切断部材の針開口を貫通している糸を切断するように切断部材の針開口が針板の針孔に対して位置するように、配置されている。
切刃は好ましくは実質的に弧状のエッジである。代替として、切刃はV字形のエッジまたは実質的にまっすぐなエッジによって形成されてもよい。代替として、切刃は前記糸を切断するのに適格な任意の形状とすることができる。
好ましくは切断部材は実質的に平らである。好ましくは針板は実質的に平面であり、切断部材はその第1位置から第2位置へ動かされる際に実質的に針板の平面内で動かされるように配置されている。
針板アセンブリは本縫いまたは環縫いミシン用のものとすることができる。針板の第1面は好ましくは、ミシンの布地作動アセンブリの歯を受入れるための少なくとも1個のスロットを備えている。そうした布地アクチュエータアセンブリは、使用時、布地に沿ってステッチの位置を進めるために布地をミシンの針に対して動かすように配置されている。
好ましくは、少なくとも1個のスロットは針板の第1面から針板の厚みを貫通して針板の第2面に延びる。
針板の少なくとも1個のスロットは好ましくは第1スロットを含む。切断部材は好ましくはスロットを備えている。針板の第1スロットおよび切断部材のスロットは好ましくは細長く、縦方向に及ぶ長さおよび横方向に及ぶ幅を有する。
好ましくは、切断部材のスロットは針板の第1スロットに実質的に平行であり、横方向で針板の第1スロットに重なり合う。好ましくは、この重なりは重なり合うスロットを布地作動アセンブリの歯が貫通し得るようなものである。従って、切断部材は針板を貫通する歯の通過を妨げない。
切断部材のスロットおよび針板の第1スロットは好ましくは、切断部材がその第1位置および第2位置だけでなく、その第1および第2の位置の間の任意の位置にある時に、切断部材のスロットおよび針板の第1スロットが縦方向で重なり合う寸法および配置とされている。好ましくは、前記重なりは重なり合うスロットを前記歯が貫通するのを可能にする程度である。
切断部材はその第1位置から第2位置へ直線方向で並進することができる。好ましくは切断部材は、その第1位置から第2位置へ動かされる際に、針板の第1スロットの長さ方向に実質的に平行に移動するように配置される。これは、切断部材の移動が針板および切断部材の前記第1スロットを貫通する鋸歯状歯に適応するという点で、有利である。
針板アセンブリは、ボタン付けミシンまたは閂止めミシン用のものとすることができる。この場合、針板は前記少なくとも1個のスロットを備えなくてもよい。
切断部材は、その第1および第2の位置の間で針板に対して回動可能であるように配置されてもよい。これは、そうした針板が布地アクチュエータアセンブリの歯を収容する必要がないことから、切断部材を回動可能とすることができ、それによりレバーの機械的利点を提供するという点で、有利である。
好ましくは切断部材は第1切断部材を形成し、針板アセンブリはさらに、第1切断部材がその第1位置から第2位置へ動かされる際に第1および第2の切断部材の切刃が係合して前記切断面に沿って前記糸を切断するように配置された切刃を有する、第2切断部材を含む。
第1および第2の切断部材は好ましくは、例えば互いに通り過ぎてずれることによる、摺動係合によって係合する。
好ましくは第2切断部材は針板に対して固定されている。
第2切断部材は第1切断部材の特徴の一部または全部を有してもよい。例えば、第2切断部材は好ましくは針板の第1および第2の面の間に位置する。好ましくは、第2切断部材の切刃は針板の第1および第2の面の間に位置する。
第2切断部材は少なくとも部分的に針板内部に位置してもよい。好ましくは、第2切断部材の切刃は少なくとも部分的に針板内部に位置する。
好ましくは第2切断部材は完全に針板内部に位置する。好ましくは第2切断部材の切刃は完全に針板内部に位置する。
好ましくは針板は第2切断部材が少なくとも部分的に収容される囲壁を画成する。囲壁は針板内部に形成された溝および/または通路によって形成されてもよい。
第2切断部材は、針板を貫通する際にミシン針の通過を可能にする針開口を備えることができる。
好ましくは、針開口を画成する第2切断部材の表面の少なくとも一部はその切刃を形成する。第2切断部材の針開口は好ましくは、針板の針孔と実質的に並ぶように配置されている。
針板の少なくとも1個のスロットは好ましくは第2スロットを含む。第2切断部材は好ましくはスロットを備えている。第2切断部材のスロットは好ましくは細長く、縦方向に及ぶ長さおよび横方向に及ぶ幅を有する。好ましくは、第2切断部材のスロットは針板の第2スロットに実質的に平行であり、横方向で針板の第2スロットに重なり合う。好ましくは、この重なりは、布地作動アセンブリの歯が重なり合うスロットを貫通し得るようなものである。従って、第2切断部材は針板を貫通する歯の通過を妨げない。
代替として、第2切断部材はまた、第1および第2の切断部材が各自の第1位置から各自の第2位置へ動かされる時にそれらが相互に係合して針孔を貫通している糸を切断するように、第1および第2の位置の間で針孔に対して移動可能とすることができる。この場合、第2切断部材は好ましくは第2の上記切断部材である(すなわち第2切断部材は第1切断部材の特徴の一部または全部を有する)。
針板は単一部片から形成されてもよい。代替として、針板は、切断部材に近づくのを可能にするために互いに解放可能に取付け可能である第1および第2の部分を含み得る。この場合、針板は好ましくは、互いに解放可能に取付け可能である第1および第2の部分に厚さ方向で分離可能である。これは、例えば切断部材が使用によって鈍くなった場合に切断部材を交換するのを可能にするために第1および第2の部分が互いに取外すことができるという点で、有利である。針板は、互いに解放可能に取付け可能な2を超える第2部分に、例えば3部分に厚さ方向で分離可能とすることができる。
好ましくは、切断部材は切断部材をその第1位置から第2位置へ動かすための作動部材との接続のためのものである。作動部材は、空気圧、電気および/または油圧モータといったモータを備えてもよい。代替的または追加的に、切断部材はその第1および第2の位置の間で手動で動作可能としてもよい。
本発明の第2態様によれば、第1物品を第2物品に縫着するためのミシンが提供され、これは、第1糸を受入れるための目を有する針と、第1糸供給源から針の目に第1糸を供給するための第1糸フィーダ機構と、針を第1および第2の物品に貫通させるために第1位置と第2位置との間で針を往復させるように配置された第1アクチュエータと、第1物品が第1糸によって第2物品に縫着されるように針に対して第1および第2の物品を動かすように配置された第2アクチュエータとを備えており、ミシンはさらに本発明の第1態様に従った針板アセンブリを備えており、針はその第1および第2の位置の間で動かされる際に第1糸の部分が針板の孔内に受入れられるように針板の針孔内を移動するように配置されており、針板アセンブリの切断部材は、切断部材がその第1位置から第2位置へ動かされる時に、孔内に受入れられた第1糸の部分を上記切断面に沿って切断するように配置されている。
第2アクチュエータは上記相対移動をもたらすために針と第1および第2の物品とを動かすように配置されてもよい。第2アクチュエータは、第1アクチュエータと同じであってもよいし、または第1アクチュエータと異なってもよい。
第1物品は第1層の布地とすることができ、第2物品は第2層の布地とすることができる。ミシンは例えば本縫いまたは環縫いミシンといったループ縫いミシンとすることができる。ミシンは閂止めミシンとすることができる。
ミシンはさらに、ステッチを形成するために第1糸の部分を一緒にループにすることによって第1物品が第2物品に縫着されるように針がその第1および第2の位置の間で動かされる際に第1糸を動かすように配置された第1糸アクチュエータを備えてもよい。この場合、第1糸アクチュエータは針板に対して旋回式に装着されたアームに装着されたフックとすることができる。切断部材は、針孔内に受入れられた第1糸の第1および第2の部分を切断するように配置されてもよい。
ミシンはさらに第2糸フィーダ機構および第2糸アクチュエータを備えることができ、第2糸フィーダ機構は第2糸供給源から第2糸アクチュエータに第2糸を供給するためのものであり、第2糸アクチュエータは、針がその第1および第2の位置の間で動かされる際に、ステッチを形成するために第1および第2の糸を一緒にループにすることによって第1物品が第2物品に縫着されるように配置されている。第2糸アクチュエータは回転釜アセンブリとすることができる。切断部材は針孔内に受入れられた第1および第2の糸の部分を切断するように配置されてもよい。
第1物品はボタンとすることができ、第2物品は布地の層とすることができる。ミシンはボタン付けミシンとすることができる。
第1および第2の物品の少なくとも一方が布地の層である場合、第2アクチュエータは好ましくは、第1切断部材のスロットおよび針板の第1スロットを貫通するように配置された少なくとも1組の歯を含む布地アクチュエータアセンブリと、第1および第2の層の布地の少なくとも一方を針に対して動かすために少なくとも1組の歯を針板に対して動かすように配置された歯アクチュエータとを備えており、切断部材のスロットおよび針板の第1スロットは、切断部材がその第1位置および第2位置だけでなく、その第1および第2の位置の間の任意の位置にある時に、少なくとも1組の歯が切断部材のスロットおよび針板の第1スロットを貫通するのを可能にする程度にまで切断部材のスロットおよび針板の第1スロットが重なり合うような寸法および配置とされている。第1および第2の物品がそれぞれ第1および第2の層の布地である場合、布地アクチュエータアセンブリは好ましくは第1および第2の層の布地を針に対して動かすように配置されている。
これは、少なくとも1組の歯が切断部材のスロットおよび針板の第1スロットを貫通している時に切断部材がその第1位置から第2位置に動く(すなわち上記糸を切断する)のを可能にするという点で、有利である。従って、切断部材は布地作動アセンブリが布地に係合した時に糸を切断することができる。
第1および/または第2の切断部材が第1切断アセンブリを形成してもよい。ミシンはまた、針孔を貫通する第1糸、または第1および第2の糸を切断面に沿って切断するために第1位置から第2位置へ針孔に対して移動可能な、切刃を有する第1切断部材を含む、第2切断アセンブリを備えることができ、第2切断アセンブリの切断面は針板の厚さ方向で針板の第2面の外方に位置する。
好ましくは、第2切断アセンブリの切断面は針板の第2面の下方に位置する。
第2切断アセンブリの第1切断部材は針板の第2面に直接装着されてもよい。代替として、第1切断部材は、第1切断部材と針板の第2面との間に装着された中間部材に装着されてもよい。
これは、使用中、第2切断アセンブリの第1切断部材が第1および/または第2の糸の第1の切断を実行し得るという点で、有利である。上記第1切断部材の切刃が針板の第2面の下方に設けられているので、これは、針または第2糸フィーダ機構からそれぞれ延びる第1および/または第2の糸が以降のステッチが形成されるために十分に長いことを保証する(例えば新しい縫い目が形成され始める時に)。従って、これは「目跳び」が起きる問題を回避する。
第1切断アセンブリは引き続き、第1糸、または第1および第2の糸の第2の切断を実行することができる。
第2切断アセンブリは切刃を有する第2切断部材を備えることができ、第2切断アセンブリの第1切断部材は、上記糸を切断するために、その第1位置から第2位置へ動かされる際に第2切断アセンブリの第2切断部材に対して移動可能である。
好ましくは、第2切断アセンブリの第2切断部材は針板に対して固定されている。代替として、第2切断アセンブリの第2切断部材は第2切断アセンブリの第1切断部材に対して移動可能とすることができる。
ミシンは第1糸供給源を備えることができる。ミシンはまた第2糸供給源を備えることができる。
本発明の第3態様によれば、本発明の第2態様に従ったミシンを用いて第1物品を第2物品に縫着する方法が提供され、それは、針および第1糸を第1および第2の物品に貫通させるためにその第1および第2の位置の間で針を往復させるために第1アクチュエータを使用することと、第1物品が第1糸によって第2物品に縫着されるように第1および第2の物品を針に対して動かすために第2アクチュエータを使用することと、針孔内に受入れられた第1糸の少なくとも一部分を上記切断面に沿って切断するために切断部材をその第1位置から第2位置へ動かすことを含む。
好ましくは、針は第1糸の少なくとも一部分が針孔内に受入れられるようにその第2位置からその第1位置へ動かされ、切断部材は針孔内に受入れられた第1糸の少なくとも一部分を切断するためにその第1位置から第2位置へ動かされる。
第1糸の少なくとも一部分は、例えばミシンが単一の糸を使用する環縫いミシン、またはボタン付けミシンである場合、第1糸の複数の部分を含み得る。
ミシンが上記第2糸フィーダ機構および上記第2糸アクチュエータを備える場合、好ましくは針は、第2糸が針孔内に受入れられるようにその第2位置からその第1位置に動かされる。本方法は好ましくは、針孔内に受入れられた第1糸の、または第1および第2の糸の少なくとも一部分を上記切断面に沿って切断するために切断部材をその第1位置から第2位置へ動かすことを含む。
ミシンが上記第2切断アセンブリを備える場合、本方法は、第2切断アセンブリの切断面に沿って第2切断アセンブリにより糸の少なくとも一部分を切断する工程を含むことができ、第1切断アセンブリの前に第2切断アセンブリが糸の少なくとも一部分を切断する。
本発明の第4態様によれば、本発明の第3態様に従った第1物品を第2物品に縫着する方法によって作られた衣服が提供される。
ここに述べた特徴の全部は、任意の組合せにおいて上記の態様のいずれとも組み合わせることができる。
ここで添付図面を参照しながら本発明の特定の実施形態を例証としてのみ説明する。
ミシンの針アセンブリ、針板アセンブリおよび布地アクチュエータアセンブリの正面斜視図を示し、針板アセンブリはミシン用に設置された本発明の第1実施形態に従った針板アセンブリである。 図1に図示された針板アセンブリの分解図を示し、針板アセンブリの針板の第1および第2の部分は説明用に分解され並べて置かれ、針板アセンブリの第1および第2の切断部材は説明用に針板から分解されている。 図2のものに対応する図を示すが、第1および第2の切断部材は針板の第1および第2の部分にそれぞれ装着されている。 図1〜図3に図示された針板アセンブリの第1切断部材の上方斜視図を示す。 図4の第1切断部材の下方斜視図を示す。 図1〜図3に図示された針板アセンブリの第2切断部材の上方斜視図を示す。 図6の第2切断部材の下方斜視図を示す。 図1〜図3に図示された針板アセンブリの下方斜視図を示し、針板アセンブリの針板の第2部分は説明用に取外されており、第1切断部材は第1位置にある。 図8のものに対応する図を示すが、第1切断部材は第2位置にある。 図1の線B−Bに沿って得られる断面図を示し、第1切断部材はその第1位置にあり、布地アクチュエータアセンブリの歯は説明用に省略されている。 図10のものに対応する図を示すが、第1切断部材はその第2位置にある。 本発明の第2実施形態に従った針板アセンブリの針板の第1部分の下方斜視図を示し、針板アセンブリの第1切断部材は第1位置にあり、第2切断部材は説明用に省略されている。 図12のものに対応する図を示すが、第1切断部材は第2位置にある。 図12の領域Aの拡大図を示し、第1切断部材は第1位置にある。 図14に対応する図を示すが、第1切断部材は第2位置にある。 本発明の第2実施形態に従った針板アセンブリの針板の第2部分の平面図を示す。 図16に示された針板の第2部分の下方平面図を示す。 図12〜図17に示された針板の第1および第2の部分の上方斜視図を示し、第1および第2の部分の組立における連続工程を示す。 図18a〜cに対応する図を示すが、下方斜視図である。 本発明の第2実施形態に従った針板アセンブリを含むボタン付けミシンの正面斜視図を示す。 本発明の第2実施形態に従った針板アセンブリを含む閂止めミシンの正面斜視図を示す。 第1または第2の実施形態の針板アセンブリを用いて縫い目を形成するために縫われ切断された第1および第2の糸の糸端を示す。
図1を参照すると、針アセンブリ2、針板アセンブリ3および布地アクチュエータアセンブリ110を備えるループ縫いミシン1の正面斜視部分図が図示されている。針板アセンブリ3は本発明の第1実施形態に従った針板アセンブリである。
針板アセンブリ3は、針板11および、(以下に述べるように)針板11内部に装着された第1および第2の切断部材12、13を含む。図2には、第1および第2の切断部材12、13が針板11から分解されて図示されている。
針板11は実質的に平らな板である。針板11は縦方向で第1および第2の端部14、15の間に、横方向で第1および第2の側部16、17の間に及んでいる。
針板11の第1側方部分18は平面視で概ね矩形であり、針板11の第2側方部分19は平面視で概ね半円形である。針板11の第1および第2の端部14、15は、針板11の第1側方部分18の対向する横方向に延びる端によって形成される。第1側方側部16は針板11の第1側方部分18の縦方向に延びる側部に設けられ、第2側方側部17は針板11の第2側方部分19の半円形側部に設けられる。
針板11は、第1面21と第2面22(図10および図11参照)との間で厚さ方向(図10および図11で「t」と標示された矢印を参照)に延びる。板11は実質的に平面であり、概ね薄い。針板11の第1面21は、使用時に(以下でさらに詳細に検討するように)別の布地の層といった別の物品に縫着される布地の層と接触するように配置されている。
針アセンブリ2は針5および押さえ6を含む。針5は針板11の第1面21の近位に位置する尖端を有する。針5は第1糸8を受入れるためにその尖端の近位に目7を備えている。第1糸8はスプール(図示せず)から供給され、針5の目7内に受入れられる。
針板11は、その第1面21から針板11の厚さ方向に貫通してその第2面22に延びる針孔23を備えている。針孔23は針5を受入れるためにある。
針5は、第1および第2の位置の間の往復運動のために針アクチュエータ(図示せず)と機械的に結合されている。その第1位置において、針5は針板11の第1面21の上方で針板11の外側に配置される。この位置では、針5の目7および針5の目7内に受入れられた第1糸8の部分は、針板の上方に配置される。その第2位置では、針5は針板11の針孔23を貫通し、針5の目7および第1糸8の部分は針板11の第2面22の下方に配置される。
押さえ6は実質的に平らな下面9を備える細長い足部材を含む。押さえ6は、第1面21に遠位である第1位置から上記第1面21に近位である第2位置へ、針板アセンブリ3の第1面21に対して近づくことも遠ざかることもできる。押さえ6がその第2位置にある時、押さえ6は押さえ6の下面9と針板11の第1面21との間で1以上の層の布地(図示せず)を押しつける。押さえ6は、その第1位置から第2位置へ動かされる際に針5が貫通する針孔10を備えている。
針板11は、板11の縦方向で第1端から第2端に延びる第1対の細長いスロット24、25を備えている。スロット24、25の各々は、縦方向に及ぶ長さおよび横方向に及ぶ幅を有する。
第1対のスロットは第1および第2のスロット24、25よりなる。第1および第2のスロット24、25は互いに実質的に平行に延び、針板11の横方向で離間されている。第1および第2のスロット24、25の第1および第2の端は、針板11の縦方向で互いに位置合わせされ、針板11の針孔23の横方向両側に配置されている。
針板11は、板11の縦方向で第1端から第2端に延びる第2対の細長いスロット26、27を備えている。第2対のスロットは第1および第2のスロット26、27よりなる。スロット26、27の各々は、縦方向に及ぶ長さおよび横方向に及ぶ幅を有する。第1および第2のスロット26、27は互いに実質的に平行であり、針板11の横方向で互いに位置合わせされている。第1および第2のスロット26、27は板11の縦方向で針孔23の対向する側に設けられる。第2対の第1および第2のスロット26、27は、第1対の第1および第2のスロット24、25の間に配置されている。第2対の第1および第2のスロット26、27の第1および第2の端はそれぞれ、第1対の第1および第2のスロット24、25の第1および第2の端と縦方向で実質的に位置合わせされている。
第1および第2の対のスロット24、25、26、27は、針板11を厚さ方向に貫通してその第1面21から第2面22に延びている。スロット24、25、26、27は各々、布地アクチュエータアセンブリの歯のそれぞれの組を受入れるように配置されている(下記参照)。
図2、3、10および11に図示の通り、針板11は、厚さ方向で第1および第2の部分28、29に分割されている。本実施形態において、針板11は、その厚さ方向に沿って実質的に半分まで前記第1および第2の部分28、29に分割されている。
第1部分28は、針板11の第1面を形成する第1面21および、反対側の第2面30を有する。同様に、第2部分29は、第1面31および、針板11の第2面22を形成する反対側の第2面22を有する。
第1および第2の部分28、29はねじ40の形態の複数の締結具によって互いに解放可能に取付け可能である。ただし、任意の適切な締結具を使用できることはいうまでもない。
針板11の第1および第2の部分28、29が組立てられた時、第1部分28の第2面30および第2部分29の第1面31は互いに対向し互いに接触する。
第1および第2の部分28、29は各々、針板11のスロット24、25、26、27の第1および第2の前記対を形成するように部分28、29を厚さ方向に貫通して延びる第1および第2の対のスロットを備えている。
ここで図4および図5を参照すると、第1切断部材12は、第1端61から第2端62へ縦方向に延びる概ね細長い部材である。切断部材12の第1端61は、基部部分63を形成するように(柄部分67に比べて)幅が太くされた部分、および柄部分67を形成するように(基部部分63に比べて)幅が細くされた概ね細長い部分を備えている。
基部部分63は、以下でさらに詳細に述べるように、アクチュエータ部材(図示せず)への取付のための実質的に円形の開口71を備えている。
柄部分67は基部部分63の端から第1切断部材12の第2端62に延びる。スロット66が柄部分67に設けられ、柄部分67の縦軸に沿って第1端64から第2端65に延びる。スロット66の第1端64は基部部分63に近位であり、スロット66の第2端65は第1切断部材12の第2端62に近位である。柄部分67はスロット66の周りにリムを形成する。スロット66の第2端65は弧状切刃70に形成されている。
ここで図6および図7に言及すれば、第2切断部材13は、第1端81から第2端82へ縦方向に延びる概ね細長い部材である。切断部材13の第1端81は、基部部分83を形成するように(柄部分87に比べて)幅が太くされた部分、および柄部分87を形成するように(基部部分83に比べて)幅が細くされた概ね細長い部分を備えている。
基部部分83は、(以下に述べるように)針板11の第1部分28への取付のための実質的に円形の開口47を備えている。
スロット86が柄部分87に設けられ、柄部分87の縦軸に沿って第1端84から第2端85に延びる。スロット86は基部部分83の端から柄部分87の長さ方向に沿って途中まで延びる。スロット86の第1端84は基部部分83に近位であり、スロット86の第2端85は第2切断部材13の第2端82に近位である。柄部分87はスロット86の周りにリムを形成する。
開口88が第2切断部材13の第2端82の近位に設けられている。開口88はスロット86の第2端85と第2切断部材13の第2端82との間に設けられる。第2切断部材13の第2端82に向けて設けられた開口88の部分は、弧状切刃90に形成されている。
ここで図2、10および11を参照すると、針板11の第2部分29の第1面31の一部は、第1通路51を画成するように第2面22の方向で凹状にされている。凹部は、第1切断部材12の足跡を有し、針板11の第1部分28の対応するスロットとともに針板11の第2対のスロットの第2スロット27を形成する針板11の第2部分29のスロットの周りに形成されている。第1通路51は上記スロットに実質的に平行に延びる。第1通路51は第1切断部材12を収容できる大きさおよび寸法に設定されている。
第1部分28の第2面30の一部は、第2通路52を画成するように第1面21の方向で凹状にされている。凹部は、第2切断部材13の足跡を有し、針板11の第2部分29の対応するスロットとともに針板11の第2対のスロットの第1スロット26を形成する針板11の第1部分28のスロットの周りに形成されている。第2通路52は上記スロットに実質的に平行に延びる。第2通路52は第2切断部材13を収容できる大きさおよび寸法に設定されている。
第2切断部材13は、切断部材13の第2端82の近位に設けられた開口88が針板11の針孔23と実質的に位置合わせされるように第2通路52内に装着される。針板11の第1部分28の第2面30の円形突起部が第2切断部材13の開口47内に受入れられて、第2切断部材13を針板11の第1部分28に装着する。
第1切断部材12は、図10に図示された第1位置から図11に図示された第2位置へ(その逆も同様)第1通路51内で摺動できる。第1通路51は、その第1位置から第2位置への第1切断部材12の移動を可能にする大きさおよび寸法に設定されている。これに関して、第1通路51は前記移動を可能にするために第1切断部材12よりも長い。
第1切断部材12がその第1位置にある時、切断部材12に設けられたスロット66の第2端65は針板11の針孔23を通り過ぎて延在する。従って、針孔23は第1切断部材12(または第2切断部材13)によって遮られない。
針5がその第1の(上方)位置から第2の(下方)位置に下げられて、そしてその第1位置へ上げられた時に、第1糸8の、または第1糸および第2糸(下記参照)の少なくとも一部分は、以下に述べるように、針孔23内に受入れられる。
第1切断部材12がその第2位置にある時、第1切断部材12の第2端62は針孔23内に配置される。第1切断部材12がその第1位置から第2位置へ動かされる際に、その切刃70は、切断面100(図11参照)に沿って第2切断部材13の切刃90と係合し、針孔23を貫通している第1糸(8)または第1糸および第2糸(下記参照)の少なくとも一部分を上記切断面100に沿って切断する。切刃70、90の対向する面は切断面100に沿って互いに通り過ぎてずれる。
第1および第2の切断部材12、13は、切断面100が針板11の第2面22と針板11の第1面21との間に位置するように配置されている。代替として、第1および第2の切断部材12、13は、切断面100が針板11の第2面22と実質的に並ぶように配置されてもよい。
これは、切断面100が針板11の第2面22と実質的に並ぶか、または針板11の第2面22と針板11の第1面21との間に位置することから、第1糸8の、または第1糸および第2糸(下記参照)の少なくとも一部分が、布地(図22参照)の層から延びる切断された糸600がそれぞれ針板11の厚さ以下の長さを有するように切断されるという点で、有利である。これは比較的短い長さの、すなわち布地層の隣接面から比較的短い長さで延びる糸端600を生じる。これは、より美的に満足でき、従って本発明の針板を備えるミシンによって縫われた物品をより高品質のものにすることを可能にする。
さらに、そのような短い糸端長を得るにあたり、糸端を所望の長さに切断するために以降の手動切断操作が実行される必要はない。これによってプロセスが労働集約的にならず、それによってコストを節減する。また、そうした手動切断操作中にしばしば起こり得る、物品への損傷の危険を低減する。加えて、第1および第2の切断部材が針板11内部に設けられることから、針板11の剛性は維持される。もし代わりに、針板11の厚さを縮小して切断部材12、13を布地の隣接面のより近くへ動かそうとした場合、針板11の剛性は低減するであろう。これは、使用中、ミシン1の押さえ6によって針板11に力が行使されるために針板11に屈曲を生じさせ得る。
使用者により操作される時に切断部材をその第1位置から第2位置へ動かすために、第1切断部材12はその基部部分63の開口71を介して作動部材(図示せず)と接続されている。作動部材は、空気圧、電気および/または油圧モータといったモータを含み得る。代替的または追加的に、第1切断部材12はその第1および第2の位置の間で手動で動作可能としてもよい。
図1に示されたミシン1は、第1層の布地を第2層の布地(図示せず)に縫着するためのループ縫いミシンである。
布地アクチュエータアセンブリ110(図1参照)は、針5がその第1位置から第2位置に移動し再び戻る際に、針に対して布地の層を第1縦位置から第2縦位置へ動かすことによって、往復する針5により作られるステッチを形成するために、針5(および針板11)に対して布地の層を縦方向に動かすように配置されている。布地アクチュエータアセンブリ110はまた、針板11に沿って布地の層を動かすことにより、針5により作られたステッチを布地の層に沿って進め、縫い目を形成する。
布地アクチュエータアセンブリ110は、鋸歯状歯111の第1組および第2組からなる第1対、および鋸歯状歯112の第1組および第2組からなる第2対を備える。第1対のスロットの第1および第2のスロット24、25は、鋸歯状歯111の第1組および第2組からなる第1対を受入れられる寸法および配置とされている。第2対のスロットの第1および第2のスロット26、27は、鋸歯状歯112の第1組および第2組からなる第2対を受入れられる寸法および配置とされている。
鋸歯状歯111、112の組は、電気、空気圧または油圧モータといった歯アクチュエータ(図示せず)と機械的に接続されている。歯アクチュエータは、鋸歯状歯111、112の組と機械的に結合され、歯111、112を、それらが針板11の第1面21から上方へ突出し最下層の布地の下面に係合する第1位置および、歯111、112が布地の層と係合しないように歯111、112の上面が針板11の第1面21の高さの下方に設けられる第2位置に持ち上げる。
鋸歯状歯111、112は、針5に対して布地を前方に動かすために前方縦方向に移動可能である。鋸歯状歯111、112が前方に動かされると、それらはその第2位置へ下げられ、後方に動かされ、そして再び上げられて布地層の下面と接触し、その時点でサイクルは繰り返され歯は再び前方に動かされる。このようにして、鋸歯状歯111、112は針5に対して布地を前方に動かす。歯アクチュエータは、針アクチュエータと同じであってもよいし、または異なってもよい。
鋸歯状歯111、112がその第1および第2の位置の間で上下する際に、それらはそれぞれのスロット24、25、26、27を貫通する。
ミシン1は本縫いミシンまたは環縫いミシンとすることができる。
ミシン1が本縫いミシンである場合、ミシン1はさらに、第2糸フィーダ機構と、第2糸(図示せず)が巻かれるボビン(図示せず)および、ボビンの周りを回動するように装着されたシャトルフック(図示せず)を含む、針板11の下に設けられた回転釜アセンブリ(図示せず)の形態の第2糸アクチュエータとを備える。
使用時、針5がその第1の(上方)位置から第2の(下方)位置へ動かされる際に、針5は針板11と押さえ6との間で針板11上に設けられた布地層を刺し通す。これは第1糸8を布地層に刺し通し、第1糸8を針板11の下部側で供給する。その際に、回転釜のロータリーフックは、ボビンに対して回動し、第1糸8の供給部分をボビンの周りでループにし、それにより第2糸の周りでループにする。針5がその第1位置へ逆に動かされる際に、ループにされた第1および第2の糸は布地の下側できつく引張られ、布地の層を一緒に固定するステッチを形成する。そして鋸歯状歯111、112は針5に対して布地層を所望のステッチ長だけ前方に動かし、そしてプロセスが繰り返されて隣接ステッチを形成する。このプロセスは引き続き繰り返され、布地層に沿って所望の長さの縫い目を形成する。本縫いミシンのこれらの特徴およびそれらの操作方法は、当業において周知であり、それゆえこれ以上詳細に説明しない。
針5がその第1の(上方)位置から第2の(下方)位置へ下げられ、そしてその第1位置へ上げられて縫い目の最終ステッチを完了した時に、第1糸8の部分および第2の糸の部分が針孔23内に受入れられる。
第1切断部材12は引き続きその第1位置から第2位置へ動かされ、針孔23内に受入れられた第1および第2の糸の部分を前記切断面100に沿って切断する。これは、布地の層から延びる切断された第1および第2の糸600(図22参照)がそれぞれ針板11の厚さ以下である長さを有するように布地層の隣接面の近くで第1および第2の糸を切断する。これは比較的短い長さの、すなわち布地層の隣接面から比較的短い長さで延びる糸端600を生じる。これは上述した利点を提供する。
第1切断部材12のスロット66は、針板11の第2対のスロットの第2スロット27に実質的に平行に延び、縦方向および横方向で前記スロット27と実質的に並んでいる。スロット66は、鋸歯状歯112の第2対の第2組が、その第2位置から第1位置へ動かされる際に、かつその逆も同様に、スロット66を貫通することができる寸法および配置とされている。
第2切断部材13のスロット86は、針板11の第2対のスロットの第1スロット26に実質的に平行に延び、縦方向および横方向で前記スロット26と実質的に並んでいる。スロット86は、鋸歯状歯112の第2対の第1組が、その第1位置から第2位置へ動かされる際にスロット86を貫通することができる寸法および配置とされている。
第1切断部材12のスロット66および針板11の第2対のスロットの第2スロット27は、第1切断部材12がその第1位置および第2位置だけでなく、その第1および第2の位置の間の任意の位置にある時に、切断部材12のスロット66、27および針板11が、上記組の鋸歯状歯112がスロット66、27を貫通するのを可能にする程度にまで重なり合う寸法および配置とされている。従って、第1切断部材12は、歯11、112がその第1の(上昇)位置にある時に第1糸8を切断することができる。
ミシン1が単一の糸を使用する環縫いミシンである場合、単一の糸だけがステッチを形成するために使用される。これに関して、回転釜アセンブリ(および第2糸ボビン)は、旋回式に装着されたアームの端に装着されたルーピングフックで代替される。針5がその第1位置から第2位置へ動かされる際に、針5は針板11に設けられた布地層を刺し通す。これは第1糸8を布地層に刺し通し、それを針板11の第2の側で供給する。その際に、アームは旋回し、ルーピングフックが第1糸の供給部分をループに形成することになる。さらに、針5は先行針サイクルでルーピングフックによって作られたループの中心を通り抜ける。そして鋸歯状歯111、112は布地層を前方に動かし、それによりループおよびループに通された糸8の部分がステッチを形成することになる。プロセスは引き続き布地層に沿って繰り返され、所望の長さの縫い目を形成する。
代替として、環縫いミシンはステッチを形成するために第1および第2の糸を使用することができる。
環縫いミシンのこれらの特徴および操作方法は当業において周知であり、それゆえこれ以上詳細に説明しない。
針5がその第1の(上方)位置から第2の(下方)位置へ下げられ、そしてその第1位置へ上げられて縫い目の最終ステッチを完了した時に、ループにされた第1糸8の第1および第2の部分が針孔23内に受入れられる。
第1切断部材12は引き続きその第1位置から第2位置へ動かされ、前記切断面100に沿って第1糸8の第1および第2の部分を切断する。これは、布地の層から延びる切断された第1および第2の部分がそれぞれ針板11の厚さ以下である長さを有するように、布地層の隣接面の近くで第1糸8の第1および第2の部分を切断する。これは比較的短い長さの、すなわち布地層の隣接面から比較的短い長さで延びる糸端を生じる。これは上述した利点を提供する。
第1切断部材12はその第2位置から第1位置へ逆に移動可能であり、それにより別の切断を実行する準備ができる。
ここで図12〜図19を参照すると、本発明の第2実施形態に従った針板アセンブリ200が図示されている。第2実施形態の針板アセンブリ200が第1実施形態の針板アセンブリ3と同じ特徴を有する箇所においては、同じ参照数字が使用されている。
第2実施形態の針板アセンブリ200は、針板アセンブリ200が布地アクチュエータアセンブリの鋸歯状歯のための前記スロットを備えていないということを除き、第1実施形態の針板アセンブリ3と同じである。
加えて、第1切断部材12は、図12および図14に示すその第1位置と、図13および図15に示すその第2位置との間で針板11に対して回動するように、針板11の第1部分28の第2面30に旋回式に装着されている。
図18a〜cおよび図19a〜cは、針板11の第1および第2の部分28、29の組立における一連の工程を示している。針板11の第1部分28は第2部分29の上に置かれ、第1部分28の第2面30および第2部分29の第1面31は対向し互いに接触している。第1および第2の部分28、29は、第1および第2の部分28、29のそれぞれの位置合わせされた開口41に貫通されたねじ(図示せず)の形態の複数の締結具によって互いに解放可能に取付けられる。
第1および第2の切断部材12、13は第1切断アセンブリを形成する。第2切断アセンブリ300が針板アセンブリ200の第2面22に装着されている。第2切断アセンブリ300は第1切断部材301および第2切断部材302を含む(図17参照)。第1切断部材301は、針板200の第2面22の下方に位置する切断面に沿って糸8を切断するために第1位置から第2位置へ第2切断部材302に対して回動するために第2面22にピボット点303に関して旋回式に装着されている。
針板アセンブリ3の第1実施形態は、第2実施形態の第2切断アセンブリ300を含むことができる。
第2実施形態の針板アセンブリは、ボタン付けミシンまたは閂止めミシン用のものである。
図20を参照すると、第2実施形態の針板アセンブリ200がボタン付けミシン450に設置されて示されている。ボタン付けミシン450は単一の糸を使用する。押さえ6は、典型的にはアーム403に装着された一対の対向するジョー401、402の形態で、ボタンホルダ400を備えている。ボタンがボタンホルダ400に装着され、ボタンホルダ400は布地を針板11に押しつけるために下げられる。ボタンがボタンホルダ400に装着された時に、ボタンの穴は針5に対して正しい向きで位置合わせされる。針5がその第1および第2の位置の間で上下に動かされる際に、ボタンは(アクチュエータに接続された)押さえ6によって前後だけでなく横方向で左右にも動かされ、それにより第1糸8は布地の上側から布地の下側へボタン穴の各々を貫通し、それによってボタンを布地に縫着する。ボタン付けミシンでは、布地が可動押さえ6によって動かされるので、針板11には鋸歯状歯またはスロットがまったく存在しない。ボタン付けミシンのこれらの特徴および操作方法は、当業において周知であり、それゆえこれ以上詳細に説明しない。
針5がその第1の(上方)位置から第2の(下方)位置へ下げられ、そしてその第1位置へ上げられて布地へのボタンの最終ステッチを完了した時に、第1糸8の部分が針孔23内に受入れられる。
第1切断部材12は引き続きその第1位置から第2位置へ動かされ、前記切断面100に沿って、すなわち針板11の第2面22と針板11の第1面21との間に位置する切断面に沿って、第1糸8の部分を切断する。これは、布地の層から延びる切断された糸の部分がそれぞれ針板11の厚さ以下である長さを有するように、布地層の隣接面の近くで第1糸8を切断する。これは比較的短い長さの、すなわち布地層の隣接面から比較的短い長さで延びる糸端を生じる。これは上述した利点を提供する。
図21を参照すると、第2実施形態の針板アセンブリ200が閂止めミシン550に設置されて示されている。閂止めミシンにおいて、押さえ6は横方向に延びるスロット501を備えている。押さえ6は布地を針板11に押しつけるために下げられる。針5が上下に動かされる際に、押さえ6はアクチュエータによって横方向で左右に動かされ、ジグザグ縫いを形成する。ジグザグ縫いは衣服の各部に補強を付与するために使用される。閂止めミシン550では、布地が可動押さえ6によって動かされるので、針板11には鋸歯状歯またはスロットがまったく存在しない。
閂止めミシンのこれらの特徴および操作方法は、当業において周知であり、それゆえこれ以上詳細に説明しない。
針5がその第1の(上方)位置から第2の(下方)位置へ下げられ、そしてその第1位置へ上げられて縫い目の最終ステッチを完了した時に、第1糸8の部分が針孔23内に受入れられる。
第1切断部材12は引き続きその第1位置から第2位置へ動かされ、上記切断面100に沿って第1糸8の部分を切断する。これは、布地の層から延びる切断された糸の部分がそれぞれ針板11の厚さ以下である長さを有するように、布地層の隣接面の近くで第1糸8を切断する。これは比較的短い長さの、すなわち布地層の隣接面から比較的短い長さで延びる糸端を生じる。これは上述した利点を提供する。
第2切断アセンブリ300に関して、針板アセンブリの第1または第2のどちらかの実施形態で使用された場合、所望の長さの縫い目が縫われると(またはボタンが布地の層に縫着されると)、第2切断アセンブリ300の第1切断部材301は、針孔23内に受入れられた第1糸8の、または第1および第2の糸の部分の第1の切断を実行する。
第2切断アセンブリ300の切断面は針板11の第2面の下方に位置するので、これは、針またはボビンから延びる第1糸8の、または第1および第2の糸の切断部分がそれぞれ以降のステッチが形成されるために十分に長いことを保証する(例えば新しい縫い目が形成され始める時に)。従って、これは「目跳び」が起きる問題を回避する。
第1切断部材12は引き続きその第1位置から第2位置へ動かされ、前記切断面100に沿って糸の第2の切断を実行し、上述の利点を備えた短い糸端を生じる。
上記に鑑みて、本発明に従った針板アセンブリは、1本以上の糸をその長さがそれぞれ針板11の厚さ以下であるように切断することができる、多くの異なる形式のミシンでの使用に適格な針板アセンブリを提供することがわかる。これは、比較的短い長さの、すなわち布地層の隣接面から比較的短い長さで延びる糸端600を生じる。これは、より美的に満足でき、従って本発明の針板を備えるミシンによって縫われた物品をより高品質のものにすることを可能にする。さらに、そのような短い糸端長を得るために、糸端を所望の長さに切断するために以降の手動切断操作が実行される必要はない。これによってプロセスが労働集約的にならず、それによってコストを節減する。それはまた、品質欠陥の他の原因に比べて、そうした手動切断操作中に起こり得る物品への損傷の危険を低減する。そのような損傷は比較的高コストになり得る。加えて、針板11の剛性は実質的に維持される。
説明し例示した実施形態は本質的に例証であって制限的ではないとみなさなければならず、好ましい実施形態だけが図示説明されており、クレームに規定される本発明の範囲に当てはまる全部の変更および修正が保護されるべきであると理解される。
例えば、上述の実施形態において、針板アセンブリ3、200は、第1および第2の切断部材12、13を備える。しかし、単一の切断部材12だけが使用されてもよいことはいうまでもない。
加えて、針板11は異なる平面図形状、例えば正方形、矩形などを有し得ることはいうまでもない。
さらに、針板11は厚さ方向に厳密に半分で分割されなくてもよく、針板11の第1および第2の部分28、29は異なる厚さであってもよい。
説明した実施形態において、第2切断部材13は針板11に固定される。しかし、第2切断部材13は、糸8を切断するために針板11に対して第1位置から第2位置へ移動可能であってもよいことはいうまでもない。
説明における「望ましい」、「好ましくは」、「好ましい」または「より好ましい」といった語の使用は、そのように述べられた特徴が望ましいことを示唆するが、ただしそれは必須ではなく、そのような特徴を欠いている実施形態が添付クレームに規定される本発明の範囲内として想定され得ることを理解されたい。クレームに関して、「a」、「an」、「少なくとも1つ」または「少なくとも一部分」といった語が特徴部分の前に置かれて使用された場合、クレームにおいて特に逆のことが述べられない限り、クレームを限定して上記特徴部分をただ1つとする意図はまったくない。言葉「少なくとも一部分」および/または「一部分」が使用された場合、特に逆のことが述べられない限り、その項目は一部分および/または項目全体を含み得る。

Claims (26)

  1. 第1物品を第2物品に縫着するミシンであって、
    第1糸を受入れる目を有する針と、
    第1糸供給源から前記針の目に第1糸を供給する第1糸フィーダ機構と、
    前記針を前記第1および第2の物品に貫通させるために第1位置と第2位置との間で前記針を往復させるように配置された第1アクチュエータと、
    前記第1物品が前記第1糸によって前記第2物品に縫着されるように前記針に対して前記第1および第2の物品を動かすように配置された第2アクチュエータと、
    針板アセンブリと、
    第2切断アセンブリと、
    を備えており、
    前記針板アセンブリは、
    第1切断アセンブリと、
    縫われる布地の層に接触するために第1面から第2面へ厚さ方向に延びる針板とを備え、
    前記針板はミシン針の通過のためにその第1面から第2面へ前記針板の厚みを貫通する針孔を備えており、
    前記第1切断アセンブリは、前記針孔に受入れられた前記第1糸を切断するために第1位置から第2位置へ前記針孔に対して移動可能な、切刃を有する第1切断部材と、前記第1切断部材がその第1位置から第2位置へ動かされる際に前記第1および第2の切断部材の前記切刃が係合して切断面に沿って前記第1糸を切断するように配置された切刃を有する、第2切断部材とを備え、
    前記第1切断部材は、前記針板の第2面と実質的に一列に並んでいるか、または前記針板の第2面と前記針板の第1面との間に位置する切断面に沿って、その切刃が前記第1糸を切断するように、前記針板に対して位置し、
    前記針板の第1面は、ミシンの布地作動アセンブリの歯を受入れる少なくとも1個のスロットを備えており、
    前記少なくとも1個のスロットは第1スロットを備えており、
    前記第1切断部材はスロットを備え、重なり合う前記スロットを布地作動アセンブリの歯が貫通するように、前記スロットが前記針板の第1スロットに実質的に平行で、かつ前記針板の第1スロットに重なり合い、
    前記針はその第1および第2の位置の間で動かされる際に前記第1糸の部分が前記針板の前記針孔内に受入れられるように前記針板の前記針孔内を移動するように配置されており、
    前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材は、前記第1切断部材がその第1位置から第2位置へ動かされる時に、前記針孔内に受入れられた前記第1糸の部分を前記切断面に沿って切断するように配置されており、
    前記第2切断アセンブリは、前記針孔を貫通する前記第1糸を切断面に沿って切断するために第1位置から第2位置へ前記針孔に対して移動可能な、切刃を有する第1切断部材を含み
    前記第2切断アセンブリの切断面は前記針板の厚さ方向で前記針板の第2面の外方に位置すると共に、
    前記第2切断アセンブリの前記第1切断部材は、前記針孔内に受入れられた前記第1糸の部分を前記切断面に沿って切断するように配置されていることを特徴とするミシン。
  2. 前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材の前記スロットおよび前記針板の前記第1スロットは、前記第1切断部材がその第1位置および第2位置だけでなく、その第1および第2の位置の間の任意の位置にある時に、重なり合う前記スロットを前記歯が貫通するように、前記第1切断部材の前記スロットと前記針板の前記第1スロットとが重なり合う寸法および配置とされていることを特徴とする請求項1に記載のミシン
  3. 前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材はその第1位置から第2位置へ直線方向で並進することができることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン
  4. 前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材は、その第1位置から第2位置へ動かされる際に、前記針板の前記第1スロットの長さ方向に実質的に平行に移動するように配置されることを特徴とする請求項3に記載のミシン
  5. 前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材の切断面が前記針板の第2面と前記針板の第1面との間に位置することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のミシン
  6. 前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材は少なくとも部分的に前記針板内部に位置することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のミシン
  7. 前記針板は前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材が少なくとも部分的に収容される囲壁を画成することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のミシン
  8. 前記囲壁は前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材がその第1位置から第2位置へ移動できる寸法とされることを特徴とする請求項7に記載のミシン
  9. 前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材は前記針板の針孔を貫通するミシン針の前記通過を可能にする針開口を備えていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のミシン
  10. 前記針開口を画成する前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材の表面の少なくとも一部は、
    前記切刃を形成しており、
    前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材がその第1位置にある時に、前記針板の針孔を貫通する針が前記第1切断部材の針開口を貫通するのを可能にする程度にまで前記針開口が前記針板の針孔に重なり合い、前記第1切断部材がその第2位置にある時に、前記切刃が前記針板の針孔および前記第1切断部材の針開口を貫通している糸を切断するように前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材の針開口が前記針板の針孔に対して位置するように、配置されていることを特徴とする請求項9に記載のミシン。
  11. 前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材は平板状であることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のミシン
  12. 前記針板は平らな板であり、前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材はその第1位置から第2位置へ動かされる際に前記針板に沿った平面に沿って動かされるように配置されていることを特徴とする請求項11に記載のミシン
  13. 前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材は、その第1および第2の位置の間で前記針板に対して回動可能であるように配置されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のミシン
  14. 前記第2切断部材は少なくとも部分的に前記針板内部に位置することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のミシン
  15. 前記針板は前記第2切断部材が少なくとも部分的に収容される囲壁を画成することを特徴とする請求項14に記載のミシン
  16. 前記第2切断部材は、前記針板を貫通する際に前記ミシン針の通過を可能にする針開口を備えることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載のミシン
  17. 前記針開口を画成する前記第2切断部材の表面の少なくとも一部は、その切刃を形成することを特徴とする請求項16に記載のミシン
  18. 前記針板の前記少なくとも1個のスロットは第2スロットを備え、
    第2切断部材はスロットを備えており、当該スロットは、前記針板の前記第2スロットに実質的に平行であり、重なり合うスロットを布地作動アセンブリの歯が貫通するように前記針板の前記第2スロットに重なり合うことを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載のミシン
  19. 前記針板は、前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材に近づくのを可能にするために互いに解放可能に取付け可能である第1および第2の部分を備えることを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載のミシン
  20. 前記第1物品は第1層の布地であり、前記第2物品は第2層の布地であることを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載のミシン。
  21. 前記第2アクチュエータは、
    前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材のスロットおよび前記針板の第1スロットを貫通するように配置された少なくとも1組の歯を含む布地アクチュエータアセンブリと、
    前記第1および第2の層の布地を前記針に対して動かすために前記少なくとも1組の歯を前記針板に対して動かすように配置された歯アクチュエータと、
    を備えており、
    前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材のスロットおよび前記針板の第1スロットは、前記第1切断部材がその第1位置および第2位置だけでなく、その第1および第2の位置の間の任意の位置にある時に、前記少なくとも1組の歯が前記第1切断部材のスロットおよび前記針板の第1スロットを貫通するのを可能にする程度にまで前記第1切断部材のスロットおよび前記針板の第1スロットが重なり合う寸法および配置とされていることを特徴とする請求項20に記載のミシン。
  22. 前記第2切断アセンブリは切刃を有する第2切断部材を備えており、
    前記第2切断アセンブリの前記第1切断部材は前記第1糸を切断するために、その第1位置から第2位置へ動かされる際に前記第2切断アセンブリの前記第2切断部材に対して移動可能であることを特徴とする請求項1から21のいずれか一項に記載のミシン。
  23. 請求項1から22のいずれか一項に記載のミシンを用いて第1物品を第2物品に縫着する方法であって、
    前記第1アクチュエータを使用して、前記針をその第1および第2の位置の間で往復させることにより、前記針および前記第1糸を前記第1および第2の物品に貫通させる工程、
    前記第2アクチュエータを使用して、前記第1および第2の物品の少なくとも一方を前記針に対して動かすことにより、前記第1物品を前記第1糸によって前記第2物品に縫着する工程、および、
    前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材をその第1位置から第2位置へ動かすことにより、前記針孔内に受入れられた前記第1糸の少なくとも一部分を前記切断面に沿って切断する工程、
    前記第2切断アセンブリの前記切断面に沿って、前記第2切断アセンブリにより糸の前記少なくとも一部分を切断する工程を備えることを特徴とする方法。
  24. 前記針は前記第1糸の少なくとも一部分が前記針孔内に受入れられるようにその第2位置から第1位置へ動かされ、
    前記第1切断アセンブリの前記第1切断部材及び前記第2切断アセンブリの前記第1切断部材は前記針孔内に受入れられた前記第1糸の少なくとも一部分を切断するためにその第1位置から第2位置へ動かされることを特徴とする、請求項23に記載の方法。
  25. 前記第1切断アセンブリの前に前記第2切断アセンブリが糸の前記少なくとも一部分を切断することを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 第1物品を第2物品に縫着する請求項23から請求項25のいずれか一項に記載の方法によって作られた衣服。
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