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JP6729276B2 - 情報処理装置及び機能設定方法 - Google Patents
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本発明は、情報処理装置及び機能設定方法に関する。
企業において、ユーザーが文書を印刷する場合、プリンタードライバーのUI(User Interface)、すなわち印刷設定画面において、用紙サイズ、両面設定、カラー設定等の設定を行い、印刷を実行する。通常のプリンタードライバーには、特に制限が設定されていないため、ユーザーは自由に様々な設定を行うことが可能である。しかし、企業の管理者(例えば、IT管理者)は、文書の印刷に使用されるトナーを節約したり、紙の無駄遣いを防止したりするため、ユーザー側の印刷設定を制限したいと考えることがある。
印刷設定を制限する方法として、一般的には、トナーの節約、用紙削減となるようにプリンタードライバーのデフォルト設定を変更したプリンタードライバーをユーザーに使用させる方法が挙げられる。例えば、両面印刷又は片面印刷のいずれかを設定するための印刷種類設定を両面印刷とし、ページ割付を2in1とし、カラー設定をモノクロ印刷とするデフォルト設定としておく。このようにデフォルト設定で印刷を実行した場合には、通常印刷(例えば、ページ割付なし、カラー印刷、片面印刷)と比べてトナーを節約し、用紙を削減することが可能となる。
しかし、ユーザーがデフォルト設定された設定値を変更すると、トナーの節約、用紙削減が実現できなくなる。そこで、プリンタードライバーによりPC端末に表示される印刷設定画面は、管理者がユーザーに変更させたくない機能の設定項目を非表示にしておき、管理者により変更が許可される機能の設定項目だけを表示しておく。例えば、管理者がユーザーに設定変更を許可する機能としては、用紙サイズ、用紙種類等があり、管理者がユーザーに変更させたくない機能としては、印刷種類設定、カラー設定等がある。このため、印刷種類設定項目の設定値を両面印刷とし、カラー設定項目の設定値をモノクロとしたまま印刷設定画面には非表示とするプリンタードライバーをユーザーに使用させる。この場合、常に両面印刷、かつモノクロ印刷で文書が印刷されるため、トナーの節約、用紙削減が実現される。
特許文献1には、コンフリクトが発生した場合には、コンフリクトの警告および印刷設定の変更を行うためのUI画面を表示し、印刷設定の変更を受け付ける技術が開示されている。
特許文献2には、設定不可項目に対応するUI部品の近くに表示された画面起動手段(iマーク)を選択(クリック)すると、競合項目の設定変更が行えるUI画面(競合状態解消用UI画面)が表示される技術が開示されている。
特開2010−244317号公報 特開2008−97409号公報
ところで、従来のプリンタードライバーにおいて、例えば、用紙種類設定項目の「厚紙」と、印刷種類設定項目の「両面印刷」との間で禁則関係が発生する場合、印刷種類設定項目の設定値を「両面印刷」から「片面印刷」に変更しなければならない。しかし、印刷種類設定項目の設定値は「両面印刷」が維持されており、印刷種類設定項目が非表示であるため、ユーザーは、印刷種類設定項目を「片面印刷」に変更できず、ユーザーは、用紙種類設定項目に「厚紙」を設定することができない。
また、特許文献1に開示された技術では、禁則対象とされる全ての機能の設定項目は、通常の印刷設定画面にも表示されており、禁則関係が発生しない場合にユーザーは制限なく設定の変更ができる。このため、特許文献1に開示されたプリンタードライバーを用いても、本来の管理者の要望である機能制限を行うことができない。
同様に特許文献2に開示された技術では、管理者が機能制限を行っている機能の設定項目は、通常の印刷設定画面にグレーアウト表示されており、ユーザーが設定項目を変更することはできない。しかし、多くの設定項目がグレーアウト表示されると、ユーザーが変更可能な設定項目を探し出すことが困難となり、操作性が劣ってしまう。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、ユーザーと管理者の双方の要望に合わせて印刷設定の機能を利用できるようにすることを目的とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した情報処理装置は、第1機能表示部と、第2機能非表示部と、禁則判定部と、第2機能表示部と、設定変更部と、印刷指示部と、を備える。
第1機能表示部は、表示部に表示され、印刷設定が行われる印刷設定画面に対して、管理者によってユーザーによる変更が許可された第1機能の設定項目を第1タブに表示する。第2機能非表示部は、管理者によってユーザーによる変更が許可されていない第2機能の設定項目を印刷設定画面に変更可能に表示しない。禁則判定部は、ユーザーによって変更された第1機能の設定項目の設定値と、第2機能の設定値との間で禁則関係の発生有無を判定する。第2機能表示部は、変更された第1機能の設定値と禁則関係が発生すると判定された第2機能の設定値を変更するための第2機能の設定項目を印刷設定画面に変更可能に第2タブに表示する。設定変更部は、変更可能に表示された第2機能の設定項目を通じて変更された第2機能の設定値により、第1機能の設定値に対する禁則関係を解除する設定変更を行う。印刷指示部は、ユーザーによって変更された第1機能及び第2機能の設定値に基づいて画像形成装置に印刷の指示を行う。
そして、第2機能表示部は、第1機能の設定値と第2機能の設定値に禁則関係が発生した場合に第2タブとして禁則タブを印刷設定画面に表示する禁則タブ表示部と、
第2機能の設定項目を禁則タブに表示する禁則タブ機能表示部と、を備える。
また、上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の他の一側面を反映した情報処理装置は、第1機能表示部と、第2機能非表示部と、禁則判定部と、第2機能表示部と、設定変更部と、印刷指示部と、を備える。
第1機能表示部は、表示部に表示され、印刷設定が行われる印刷設定画面に対して、管理者によってユーザーによる変更が許可された第1機能の設定項目を第1タブに表示する。第2機能非表示部は、管理者によってユーザーによる変更が許可されていない第2機能の設定項目を印刷設定画面に変更可能に表示しない。禁則判定部は、ユーザーによって変更された第1機能の設定項目の設定値と、第2機能の設定値との間で禁則関係の発生有無を判定する。第2機能表示部は、変更された第1機能の設定値と禁則関係が発生すると判定された第2機能の設定値を変更するための第2機能の設定項目を印刷設定画面に変更可能に第2タブに表示する。設定変更部は、変更可能に表示された第2機能の設定項目を通じて変更された第2機能の設定値により、第1機能の設定値に対する禁則関係を解除する設定変更を行う。印刷指示部は、ユーザーによって変更された第1機能及び第2機能の設定値に基づいて画像形成装置に印刷の指示を行う。
そして、第2機能表示部は、第1機能の設定値と禁則関係が発生していない第2機能の設定値を変更するための第2機能の設定項目にユーザーによる変更を不可能とするマスクを掛けて第2タブに表示するマスク表示部を備える。
本発明によれば、通常は第2機能の設定値をユーザーが変更できないため、管理者の要望通りに、例えば、トナー、用紙等を節約することができる。また、第2機能の設定値は、第1機能の設定値と禁則関係が発生した場合に印刷設定画面にて変更可能に表示されるため、ユーザーが第2機能の設定値を変更して印刷を指示することも可能となる。
なお、上記の情報処理装置は本発明の一態様であり、本発明の一側面を反映した機能設定方法等についても、本発明の一側面を反映した情報処理装置と同様の構成を有する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態例に係る画像形成システムの全体構成例を示す概要図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るPC端末の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示す概要図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る画像形成装置の主要部の構成例を示すハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るPC端末の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る禁則条件テーブルの構成図である。 従来のプリンタードライバーによる印刷設定画面の表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る印刷設定画面に表示されるMyタブの表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る印刷設定画面を通じて用紙種類が選択される様子を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る印刷設定画面を通じて用紙種類として「厚紙1」が選択される様子を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る禁則状況を確認するためのダイアログボックスの表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る禁則タブの表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る設定変更を確認するためのダイアログボックスの表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る印刷設定画面を通じて印刷種類の設定変更が確定した様子を示す印刷設定画面の説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るプリンタードライバーの基本的な動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例に係る印刷種類の設定値をデフォルト設定に戻す処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例に係る変更された印刷種類の設定値を維持するか否かを判定する処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例に係る設定変更を確認するためのダイアログボックスの表示例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るPC端末の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る印刷設定画面に表示されるレイアウトタブの表示例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態例]
図1は、画像形成システムの全体構成例を示す概要図である。
図1に示す画像形成システム1は、PC端末10と、プリント機能を有する画像形成装置20とを備える。PC端末10と画像形成装置20とは、ネットワークNを介して接続される。なお、図1には、1台のPC端末10と画像形成装置20とが接続された例を示しているが、各装置の設置台数は特に限定されない。
PC端末10(情報処理装置の一例)は、例えば、WWW(World Wide Web)ブラウザ等の閲覧ソフトウェア(以下、ブラウザという。)が動作するプラットフォームを備えている。このPC端末10には、画像形成装置20に対して、所定の印刷設定を行うためのプリンタードライバー41(後述する図5を参照)がインストールされている。
PC端末10は、ブラウザを通じて、画像形成装置20の操作指示を与えることを目的として設けられる。PC端末10として、例えば、汎用のPC、携帯端末等が用いられる。PC端末10は、操作部15と表示部14とを備えている。このPC端末10は、ブラウザにより画像形成装置20の印刷設定等を制御するための印刷設定画面50を表示部14に表示する。印刷設定画面50は、プリンタードライバー41の制御により表示されるユーザーインターフェイスの一例であり、印刷設定画面50を通じてユーザーにより印刷設定が行われる。PC端末10は、印刷設定画面50の所定位置が操作部15によって押下され(例えば、カーソル選択)、印刷設定が変更されると、この変更された印刷設定に基づく印刷指示を画像形成装置20に送信する。
画像形成装置20は、画像形成装置20に設けられた操作表示部22からの操作指示、又はネットワークを介して送信されるPC端末10からの印刷指示に従って、PC端末10から受信した印刷データの画像形成処理を行う。画像形成装置20としては、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等が適用可能である。
ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)としてもよく、また、電話回線網、広帯域通信回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV(Community Antenna Television)回線、光通信回線、無線通信回線等と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等を含む構成でもよい。
図2は、PC端末10の内部構成例を示すブロック図である。
PC端末10は、制御部11、記憶部12、通信I/F13、表示部14、操作部15を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)11aと、ROM(Read Only Memory)11bと、RAM(Random Access Memory)11c等で構成され、これらはバスを介して接続されている。
CPU11aは、PC端末10の全体動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。CPU11aは、例えば、操作部15を通じて行われるユーザーからの設定変更、印刷指示に基づいて、画像形成装置20に画像形成処理(印刷動作)を行わせるための指示を行う。このCPU11aは、記憶部12又はROM11bから読出した各種のプログラム、後述する図5に示すOS(Operating System)16、アプリケーションソフトウェア(例えば、文書作成ソフトウェア)を必要に応じてRAM11cに展開して実行し、このアプリケーションソフトウェアで文書データを作成する。そして、CPU11aは、後述する図5に示すプリンタードライバー41を記憶部12から読み出し、RAM11cに展開して実行し、表示部14に印刷設定画面50を表示する。CPU11aは、印刷設定画面50を通じて変更された設定項目の設定値を含む印刷データを、通信I/F13を通じて画像形成装置20へ送信する。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、後述する図5に示すOS16、OS16上で動作するプリンタードライバー41、各種のプログラム、アプリケーションソフトウェア等のデータが格納される。記憶部12に格納されるデータのうち、一部のデータは、ROM11bにも記憶されている。
通信I/F(Interface)13は、NIC(Network Interface Card)やモデム等で構成され、ネットワークNを介して繋がっている機器との接続を確立し、データの送受信を実行する。具体的には、画像形成装置20に印刷データを送信したり、画像形成装置20から装置情報を受信したりする。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、印刷設定画面50、各種ダイアログ等を表示する。印刷設定画面50には、プリンタードライバー41が印刷を指示する画像形成装置20の機能に応じて変更可能な設定項目が表示される。
操作部15は、キーボードやマウス、表示部14上に形成されたタッチセンサ等で構成される。ユーザーは、操作部15を操作することで、印刷設定画面50に示される各種の印刷設定を変更可能である。
<画像形成装置のハードウェア構成例>
図3は、画像形成装置20のハードウェア構成例を示す概要図である。
画像形成装置20は、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式を採用しており、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー画像を重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置20は、自動原稿給送装置(ADF:Auto Document Feeder)21と、操作表示部22と、給紙部24と、画像形成部25と、中間転写ベルト26(像担持体)と、2次転写部28と、定着部29と、排紙トレイ30とを有する。
自動原稿給送装置21は、原稿の読み取りに際して、原稿を自動給送する。そして、自動原稿給送装置21に設けられた不図示のスキャナは、画像形成装置20の上部プラテンガラスに置かれた原稿や、自動原稿給送装置21で自動搬送される原稿の画像を読み取ることができる。
操作表示部22は、例えば画像形成処理等のジョブの開始を指示する操作部としての機能を備えている。操作表示部22には、LCDが設置されている。操作表示部22はタッチパネルで構成されており、ユーザーによる操作および情報の表示が可能になっている。操作表示部22は、操作部と表示部を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレット等で構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。
給紙部24は、用紙サイズや用紙種類の異なる用紙を収納可能な複数の用紙収納部24aを備える。給紙部24では、画像形成装置20からの指示に基づいて該当する用紙収納部24aが選択されると、不図示の給紙部により用紙収納部24aから用紙Sが取り出され、搬送路Cに用紙Sが送られる。
画像形成部25は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成するために、4つの画像形成ユニット27Y,27M,27C,27Kを備えている。画像形成部25は、画像形成部25の画像形成ユニット27Y,27M,27C,27Kの動作を制御して、Y,M,C,Kのトナー画像を形成する。また、画像形成装置20は、搬送路Cに用紙Sを搬送するための複数のローラ(搬送ローラ)を備えている。これらのローラは、通常、ローラ対により構成される。
画像形成装置20は、画像形成モードにおいて、画像形成ユニット27Y,27M,27C,27Kが有する感光体を帯電させると共に、露光して電荷を消去し、感光体に静電潜像を形成する。そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光体の静電潜像に対し現像部を用いてトナーを付着させ、各色のトナー画像を形成する。次に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光体に形成されたトナー画像を、矢印方向へ回転する中間転写ベルト26の表面に順次、1次転写する。
次に、2次転写部28(2次転写ローラ)により、中間転写ベルト26上に1次転写された各色のトナー画像を、給紙部24から供給されてローラにより搬送される用紙Sに2次転写する。中間転写ベルト26上の各色のトナー画像が用紙Sに2次転写されることにより、カラー画像が形成される。画像形成装置20は、カラーのトナー画像が形成された用紙Sを、定着部29へ搬送する。
定着部29は、カラーのトナー画像が形成された用紙Sに定着処理を行う装置である。定着部29は、搬送された用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙Sに定着させる。定着部29は、例えば、定着部材である定着上ローラ及び定着下ローラで構成されている。定着上ローラ及び定着下ローラは、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラと定着下ローラとの圧接部として定着ニップ部が形成される。
定着上ローラの内部には、不図示の加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラの外周部にあるローラ部が温められる。用紙Sは、2次転写部28によりトナー画像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラと向き合うように定着ニップ部に搬送される。定着ニップ部を通過する用紙Sには、定着上ローラと定着下ローラとによる加圧と、定着上ローラのローラ部の熱による加熱が行われる。定着部29により定着処理が行われた用紙Sは、排紙トレイ30に排出される。
図4は、画像形成装置20の主要部の構成例を示すハードウェア構成図である。
画像形成装置20は、上述した操作表示部22、画像形成部25の他に、CPU31、RAM32、HDD33、通信I/F34を備える。
CPU31は、画像形成装置20内の各部の動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。CPU31は、例えば、操作表示部22を通じて行われるユーザーの印刷指示に基づいて画像形成部25の画像形成処理(印刷動作)を制御する。
RAM32は、CPU31が行う各処理に必要な情報(データ)を一時的に記憶する。RAM32は揮発性メモリの一例として用いられる。
HDD33は、CPU31が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、画像形成装置20によって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、HDD33には、このプログラムが永続的に格納される。なお、画像形成装置20によって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記録媒体としては、HDD33に限定されず、例えば、SSD(Solid State Drive)、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
通信I/F34は、画像形成装置20に接続される不図示のクライアント端末又はプリンタコントローラ等とネットワークNを介してデータを送受信する処理を行う。
図5は、PC端末10の内部構成例を示すブロック図である。
PC端末10の制御部11上で動作するOS16は、プリンタードライバー41の動作を制御し、プリンタードライバー41の設定情報等を管理する。
ROM11bに格納されるプリンタードライバー41は、CPU11aの処理によってRAM11cに展開される。プリンタードライバー41は、許可された機能の設定項目を印刷設定画面50に表示したり、後述する図12に示す禁則タブ57(第2タブの一例)を表示したり、各種メッセージの表示を行ったりする処理の他、禁則条件テーブル43aを参照した禁則判定処理等を行う。このプリンタードライバー41は、ユーザーインターフェイスモジュール42と、禁則処理モジュール43と、グラフィック描画モジュール44と、コマンド発行モジュール45とで構成される。
ユーザーインターフェイスモジュール42は、表示部14に、印刷設定画面50や設定ダイアログ、メッセージダイアログなどを表示させる。このユーザーインターフェイスモジュール42は、許可機能表示部42a、不許可機能非表示部42b、不許可機能表示部42c、通知アイコン表示部42g、ダイアログ表示部42fを備える。
許可機能表示部42a(第1機能表示部の一例)は、印刷設定画面50に対して、管理者によってユーザーによる変更が許可された機能Aの設定項目を表示する。
不許可機能非表示部42b(第2機能非表示部の一例)は、管理者によってユーザーによる変更が許可されていない機能Bの設定項目を印刷設定画面50に変更可能に表示しない。
不許可機能表示部42c(第2機能表示部の一例)は、ユーザーによって変更された機能Aの設定値と禁則関係が発生すると判定された機能Bの設定値を変更するための機能Bの設定項目を印刷設定画面50に設けられる禁則タブ57に変更可能に表示する。不許可機能表示部42cは、禁則タブ表示部42dと禁則タブ機能表示部42eを備える。
禁則タブ表示部42dは、機能Aの設定値と機能Bの設定値に禁則関係が発生した場合に禁則タブ57(後述する図12を参照)を印刷設定画面50に表示する。
禁則タブ機能表示部42eは、機能Bの設定項目を禁則タブ57に表示する。
ダイアログ表示部42fは、ユーザーによって行われた各種の処理において、所定の確認メッセージを含むダイアログを表示部14に表示する。
禁則処理モジュール43は、機能A及び機能Bの設定値の禁則関係に関する処理を行う。この禁則処理モジュール43は、禁則条件テーブル43a、禁則判定部43b、設定変更部43cを備える。
禁則条件テーブル43aは、後述する図6に示すような機能A及び機能Bの設定値の禁則関係を管理するテーブルである。
禁則判定部43bは、ユーザーによって変更された機能Aの設定項目の設定値と、機能Bの設定値との間で禁則関係の発生有無を判定する。このとき、禁則判定部43bは、禁則条件テーブル43aを参照し、機能A及び機能Bの設定値の禁則関係の有無を判定している。
設定変更部43cは、変更可能に表示された機能Bの設定項目を通じて変更された機能Bの設定値により、機能Aの設定値に対する禁則関係を解除する設定変更を行う。
グラフィック描画モジュール44は、文書の画像データ等にRIP(Raster Image Processor)処理等を行い、画像形成装置20に送信される印刷データを作成する
コマンド発行モジュール45(印刷指示部の一例)は、印刷設定画面50を通じて、ユーザーによって変更された機能A及び機能Bの設定値に基づいて画像形成装置20に印刷の指示を行うためのコマンドを発行する。グラフィック描画モジュール44によって作成された印刷データは、このコマンドと共に画像形成装置20に送信される。
図6は、禁則条件テーブル43aの構成図である。
禁則条件テーブル43aには、各種の禁則条件が格納されている。禁則条件を個別に識別するための識別番号は、「DPICO_xxxxxxx(xは任意の数字)」で表される。そして、識別番号毎に、用紙種類と印刷種類の禁則関係が規定されている。この禁則条件テーブル43aには、用紙種類が厚紙であって、印刷種類が両面印刷であるときに禁則関係が発生することが示されている。
例えば、「厚紙1」は、坪量が91g/m〜120g/mの用紙を表し、「厚紙1+」は、坪量が121g/m〜157g/mの用紙を表し、「厚紙2」は、坪量が158g/m〜209g/mの用紙を表し、「厚紙3」は、坪量が210g/m〜256g/mの用紙を表し、「厚紙4」は、坪量が257g/m〜300g/mの用紙を表す。また、「2面目」は、表面に片面印刷された用紙の裏面に印刷する場合に、不図示の手差しトレイにセットされる用紙を表す。以下の説明で、「厚紙1」、「厚紙2」等を分けずに説明する際には、「厚紙」と総称する。
上述したように、禁則関係とは、例えば、印刷種類が「両面」である場合、用紙種類が「厚紙」である場合が該当する。このため、画像形成装置20は、厚紙1に対して両面印刷することはできない。
図7は、従来のプリンタードライバーによる印刷設定画面100の表示例を示す説明図である。
印刷設定画面100は、機能のまとまりごとに複数のタブで構成されており、画像形成装置20に固有の印刷機能を設定するために用いられる。各タブ101〜108は、ユーザーによって任意に切り替え可能である。Myタブ101は、異なるタブに配置されている設定項目をユーザーが選択し、まとめて表示するために用いられる。基本設定タブ102は、用紙や印刷に関する基本的な設定を行う機能の設定項目を表示するために用いられる。レイアウトタブ103は、印刷に際してレイアウト(割付方法、印刷位置の調整等)を設定するために用いられる。仕上げタブ104は、印刷物の仕上げ(ステープル、パンチ等)を設定するために用いられる。カバーシート/挿入紙タブ105は、印刷物に表紙やページを挿入するために用いられる。スタンプ/ページ印字タブ106は、原稿に文字や画像を追加するために用いられる。画像品質タブ107は、原稿画質に関する設定(カラーの設定や、イメージの処理等)を行うために用いられる。その他タブ108は、ドライバーのバージョン確認やアプリケーションソフトウェアの印刷設定を行うために用いられる。なお、印刷設定画面100の左下における斜線部は無効となっている設定を表している。
ユーザーは、従来の印刷設定画面100を通じて、カラー印刷を設定したり、普通紙に片面印刷を設定したりすることが可能である。そして、従来のプリンタードライバーを用いると、印刷設定画面100に全ての機能の設定項目が表示される。このため、一部の設定項目が変更不可であることが望ましくても、ユーザー自身が、設定項目を変更することが可能であり、管理者が設定項目の変更を制限できなかった。
しかし、ユーザーに自由に印刷設定を行わせると、トナーや用紙を大量に消費してしまう。このため、以下に説明する本実施の形態例に係る印刷設定画面50では、ユーザーが変更可能な機能が制限されている。つまり、印刷設定画面50は、管理者が変更を許可した機能Aの設定項目だけを表示し、管理者が変更を許可しない機能Bの設定項目は非表示とする。このため、ユーザーが機能Aの設定値を変更したい場合でも、機能Bの設定値と禁則関係が発生するときには、管理者が設定を許可される機能Aでも設定値を変更できず、使用することができない。
このため、印刷設定画面50で非表示となっている機能Bの設定値と禁則関係が発生する機能Aの設定値が選択された場合、機能Aの設定値が使用できるように通常は非表示となっている機能Bの設定項目を一時的に表示し、機能Bの設定値を変更する。そして、機能Aと機能Bの設定値の禁則関係を解除することによって、印刷設定画面50に表示される機能の設定値を確定させて、使用できるようにする。
以下に、プリンタードライバー41が禁則関係を解除する際の画面遷移と操作の流れの具体例について、図8〜図14を参照して説明する。図8〜図10、図12、図14は、印刷設定画面50の画面遷移の例を示し、図11、図13は、ダイアログボックスの表示例を示す。
図8は、印刷設定画面50に表示されるMyタブ51の例を示す説明図である。
プリンタードライバー41の印刷設定画面50には、Myタブ51(第1タブの一例)だけが表示されている。Myタブ51には、画像形成装置20に設定可能な機能の設定項目の内、管理者がユーザーに変更を許可する機能Aの設定項目だけが集約して表示されている。Myタブ51に表示される機能Aの設定項目は、ページ割付設定項目52、原稿サイズ設定項目53、用紙種類設定項目54だけである。つまり、ユーザーは、ページ割付、原稿サイズ、用紙種類の設定値を変更することだけが可能である。
そして、プリンタードライバー41が初期表示する印刷設定画面50のデフォルト設定では、ページ割付設定項目52には「2in1」が設定され、原稿サイズ設定項目53には「原稿サイズと同じ用紙」が設定され、用紙種類設定項目54には「普通紙」が設定されている。例えば、用紙種類設定項目54は機能Aであり、普通紙、特殊紙、厚紙等の様々な設定項目からユーザーが用紙種類を選択することが可能である。
一方、管理者によりユーザーに変更が許可されない機能Bの設定項目は、管理者が要望する設定値が設定された状態で、印刷設定画面50上では非表示とされている。例えば、機能Bである印刷種類設定項目は、予め管理者によって両面印刷に設定されており、かつ印刷種類設定項目はMyタブ51にて非表示である。このままでは、ユーザーが片面印刷に変更することができず、機能Aである用紙種類設定項目54を「普通紙」から「厚紙」に変更することはできない。しかし、以下に説明する方法により、機能A、機能Bの設定値をいずれも変更することが可能となる。
図9は、印刷設定画面50を通じて用紙種類が選択された様子を示す説明図である。
ユーザーが用紙種類設定項目54を選択すると、用紙種類を変更するためのドロップダウンリスト55が表示される。ドロップダウンリスト55には、様々な用紙種類が表示されている。機能Aである用紙種類の設定項目のうち、「厚紙」は、機能Bである「印刷種類」の両面印刷と禁則関係が発生する。このため、「厚紙」には感嘆符で示される通知アイコン56が表示され、機能Bと禁則関係が発生することがユーザーに示されている。通知アイコン56は、禁則判定部43bの判定結果を取得する通知アイコン表示部42gによって表示される。
図10は、印刷設定画面50を通じて用紙種類として「厚紙1」が選択された様子を示す説明図である。
ユーザーは、Myタブ51にて機能Aに含まれる「厚紙1」を選択すると、用紙種類設定項目54には、通知アイコン56が付された「厚紙1」が表示される。続いて、図11に示すダイアログボックス61が表示される。
図11は、禁則状況を確認するためのダイアログボックス61の表示例を示す説明図である。
ダイアログボックス61は、禁則状況の表示と、禁則解除のために設定を変更するか否かをユーザーに確認するための確認メッセージを表示する。このダイアログボックス61には、ユーザーによって選択された用紙種類に発生した禁則関係を解除するための設定変更の確認メッセージが表示される。
上述したように、ユーザーにより用紙種類として「厚紙1」が選択された場合、画像形成装置20は、管理者により予め設定された両面印刷が行えない。このため、ダイアログボックス61の下部には、ユーザーが一時的に印刷種類を「片面印刷」に変更するか否かを選択するための「はい」ボタン61a、「いいえ」ボタン61b(第1選択ボタンの一例)が表示される。「はい」ボタン61aは、ユーザーが設定変更を了承する場合に選択され、「いいえ」ボタン61bは、ユーザーが設定変更を取り消す場合に選択される。「はい」ボタン61aが押下されると、印刷設定画面50に禁則タブ57が表示される。
図12は、禁則タブ57の表示例を示す説明図である。
上述したように管理者がユーザーに変更を許可する機能の設定値、例えば、図10に示した用紙種類設定項目54の「厚紙1」は、非表示となっている機能Bの「両面」と禁則関係が発生する。そして、ユーザーが用紙種類設定項目54の「厚紙1」を選択し、ダイアログボックス61において「はい」ボタン61aを押下したことにより、印刷設定画面50に禁則タブ57が出現する。
禁則タブ57には、ユーザーが選択した、機能Aである用紙種類設定項目54の「厚紙1」と禁則関係が発生する機能Bである印刷種類設定項目58の「両面」が表示される。このため、禁則タブ57には、印刷種類設定項目58だけが表示される。そして、禁則関係が解除される設定、すなわち印刷種類設定項目58が「両面」から「片面」に変更されることにより、管理者がユーザーに設定を許可している機能、用紙種類設定項目54の「厚紙1」に変更することが可能となる。続いて、図13に示すダイアログボックス62が表示される。
図13は、設定変更を確認するためのダイアログボックス62の表示例を示す説明図である。
ダイアログボックス62には、ユーザーによって選択された設定値を確定してよいか否かをユーザーに確認するためのメッセージが表示される。この確認メッセージには、ユーザーにより用紙種類に「厚紙1」が選択され、印刷種類に「片面」が選択されたことが示される。そして、ダイアログボックス62の下部には、ユーザーが設定変更を確定するか否かを選択するための「はい」ボタン62a、「いいえ」ボタン62b(第2選択ボタンの一例)が表示される。「はい」ボタン62aは、ユーザーが設定変更を確定する場合に選択され、「いいえ」ボタン62bは、ユーザーが設定変更を取り消す場合に選択される。
図14は、印刷設定画面50を通じて印刷種類の設定変更が確定した様子を示す説明図である。
印刷種類の設定変更が確定すると、印刷設定画面50には禁則タブ57が非表示となり、Myタブ51だけが表示される。そして、用紙種類設定項目54には、設定変更された用紙種類として「厚紙1」が表示される。このとき、機能Aである用紙種類設定項目54の「厚紙1」には、通知アイコン56が表示されなくなる。そして、ユーザーがMyタブ51の画面下部にあるOKボタン59を押下すると、厚紙に片面印刷を行わせる印刷設定を含むコマンドが印刷データと共に、PC端末10から画像形成装置20に送信される。そして、画像形成装置20は、厚紙に片面印刷を行う。
次に、プリンタードライバー41の動作例について説明する。
図15は、プリンタードライバー41の基本的な動作例を示すフローチャートである。以下のフローチャートにより、本実施の形態例に係る機能設定方法が実現される。
表示部14には、印刷設定画面50が表示された状態とする。そして、ユーザー操作によって、機能Bの設定値と禁則関係が発生する機能Aの設定値が複数の設定値から選択される(S1)。
次に、禁則判定部43bは、禁則条件テーブル43aを参照し、ユーザーによって選択された機能Aの設定値と禁則関係が発生する機能Bの設定値が存在するか否かを判定する(S2)。機能Aの設定値と禁則関係が発生する機能Bの設定値が存在しない場合(S2のNO)、本処理を終了する。
機能Aの設定値と禁則関係が発生する機能Bの設定値が存在する場合(S2のYES)、ダイアログ表示部42fは、機能Aの設定値との禁則関係を解除できる機能Bの設定値と、確認メッセージを含むダイアログボックス61を表示する(S3)。次に、ダイアログボックス61を通じて、機能Aの設定値を変更するために、機能Bの設定値を変更するか否かを判断するユーザー操作が行われる(S4)。
機能Bの設定値を変更する場合(S4のYES)、ダイアログボックス61の「はい」ボタン61aが押下され、禁則タブ表示部42dは、印刷設定画面50に禁則タブ57を表示し、禁則タブ機能表示部42eは、禁則タブ57に機能Bの設定項目を表示する(S5)。
次に、ユーザー操作によって、禁則タブ57に表示された機能Bの設定項目により機能Bの設定値が変更される(S6)。ダイアログ表示部42fは、機能Bの設定値の変更を確定してよいかをユーザーに確認するための確認メッセージを含むダイアログボックス62を表示する(S7)。次に、ダイアログボックス62を通じて、機能Bの設定値の変更を確定するか否かを判断するユーザー操作が行われる(S8)。
ステップS8にて、ダイアログボックス62の「はい」ボタン62aが押下された場合、設定変更部43cは、機能Bの設定値の変更を確定して(S9)、本処理を終了する。例えば、ステップS9にて、機能Bである印刷種類が「両面」から「片面」に変更される。
一方、ステップS4にて機能Bの設定値を変更せず(S4のNO)、ダイアログボックス61の「いいえ」ボタン61bが押下された場合、また、ステップS8にて、ダイアログボックス62の「いいえ」ボタン62bが押下された場合、設定変更部43cは、変更された機能Aと機能Bの設定値を元の設定値に戻す(S10)。例えば、一旦「厚紙」に変更された機能Aの用紙種類がデフォルト設定の「普通紙」に戻され、「片面」に変更された機能Bの印刷種類がデフォルト設定の「両面」に戻される。そして、禁則タブ表示部42dは、禁則タブ57を非表示として(S11)、本処理を終了する。
次に、一旦変更が確定された機能Bである印刷種類の設定値をデフォルト設定に戻すときの処理について説明する。
図16は、印刷種類の設定値をデフォルト設定に戻す処理例を示すフローチャートである。この説明の前提として、図15に示す処理により、機能Aである用紙種類が「厚紙」に変更され、機能Bである印刷種類が「片面」に変更されており、これらの変更が確定されているものとする。
始めに、ユーザー操作により機能Aの設定値が、機能Bの設定値と禁則関係がない値に変更される(S21)。例えば、機能Aである用紙種類が「厚紙」からデフォルト設定の「普通紙」に変更される。
次に、禁則判定部43bは、機能Bの設定値と禁則関係になっている機能Aの設定値があるか否かを判定する(S22)。機能Bの設定値と禁則関係になっている機能Aの設定値がある場合(S22のYES)、本処理を終了する。
一方、機能Aの設定値が変更されて機能Bの設定値と禁則関係が解除されたことにより、機能Bの設定値と禁則関係になっている機能Aの設定値がない場合(S22のNO)、設定変更部43cは、機能Bの設定値をデフォルト設定に戻す(S23)。例えば、機能Bである印刷種類が「片面」からデフォルト設定の「両面」に変更される。そして、禁則タブ表示部42dは、印刷設定画面50から禁則タブ57を非表示として(S24)、本処理を終了する。
次に、機能Aである用紙種類と、機能Bである印刷種類の設定値の継続使用を判定するときの処理について説明する。
図17は、変更された印刷種類の設定値を維持するか否かを判定する処理例を示すフローチャートである。この説明の前提として、図15に示す処理により、機能Aである用紙種類が「厚紙」に設定され、機能Bである印刷種類が「片面」に予め設定されているものとする。
始めに、印刷設定画面50に禁則タブ57が表示されているか否かを判定する(S31)。禁則タブ57が表示されていない場合(S31のNO)、機能Aと機能Bの設定値は禁則関係が解除されているので本処理を終了する。
禁則タブ表示部42dは、変更された機能A及び機能Bの設定値に基づいて、コマンド発行モジュール45により画像形成装置に印刷の指示が行われた後、変更された機能A及び機能Bの設定値を維持するか否かをダイアログ表示部42fを通じてユーザーに判定させる。
一方、禁則タブ57が表示されている場合(S31のYES)、ダイアログ表示部42fは、現在の機能Aの設定値を維持して使用するか否かの確認をユーザーに促す確認メッセージを含むダイアログボックス63を表示し、設定値を維持するか確認する(S32)。
ここで、ダイアログボックス63の表示例について説明する。
図18は、設定変更を確認するためのダイアログボックス63の表示例を示す説明図である。このダイアログボックス63では、ユーザーに機能Aの設定値を変えずに使用するか否かの確認が促される。
ダイアログボックス63は、機能Aの設定値、及びこの機能Aの設定値を維持して使用するかをユーザーに確認を促す確認メッセージを表示する。例えば、機能Aである用紙種類として「厚紙1」が設定されている場合、管理者により予め設定された両面印刷が行えない。このため、ダイアログボックス63の下部には、機能Aの設定値を維持して使用するか否かを選択するための「はい」ボタン63a、「いいえ」ボタン63b(第3選択ボタンの一例)が表示される。「はい」ボタン63aは、ユーザーが機能Aの設定値を維持して使用することを了承する場合に選択され、「いいえ」ボタン63bは、ユーザーが機能Aの設定値を維持しない場合に選択される。
そして、「はい」ボタン63aが押下され、機能Aの設定値を維持して使用する場合(S32のYES)、設定変更部43cは、現在の機能A、機能Bの設定値を維持し、禁則タブ表示部42dは、禁則タブ57を表示したまま本処理を終了する。
一方、「いいえ」ボタン63bが押下され、現在の機能Aの設定値を維持しない場合(S32のNO)、設定変更部43cは、機能Bの設定値をデフォルト設定に戻す(S33)。このとき、機能Bである印刷種類が「片面」からデフォルト設定の「両面」に変更される。
次に、禁則タブ表示部42dは、印刷設定画面50から禁則タブ57を非表示とし(S34)、設定変更部43cは、機能Aの設定値をデフォルト設定に変更して(S35)、本処理を終了する。このとき、機能Aである用紙種類が「厚紙」からデフォルト設定の「普通紙」に変更される。
以上説明した第1の実施の形態例に係るPC端末10では、プリンタードライバー41によって表示部14に印刷設定画面50が表示される。この印刷設定画面50のMyタブ51には、管理者の要望で使用を許可した機能Aの設定項目だけが表示され、禁則対象となる機能Bの設定項目は通常表示されない。このため、ユーザーは、Myタブ51に表示された設定項目の設定値を変更可能しやすい。そして、機能Aの設定値と機能Bの設定値との間で禁則関係が発生する場合には、禁則タブ57に機能Bの設定項目が表示され、機能Bの設定値を変更することで、機能Aの設定値と機能Bの設定値の禁則関係を一時的に解除することが可能となる。このため、機能Aと機能Bの設定値に禁則関係が発生しない場合は、管理者の要望に合わせた設定により印刷が行われるため、トナーを節約し、用紙を削減することが可能である。一方、機能Aと機能Bの設定値に禁則関係が発生した場合には、機能Bの設定値を一時的に使用可能とすることで、ユーザーの要望に合う印刷を行うことが可能となる。
また、ユーザーは、機能Aの設定値に付加された通知アイコン56により、機能Aの設定値と機能Bの設定値に禁則関係が発生することを認識しやすくなる。また、ユーザーが機能Bと禁則関係が発生する機能Aの設定値を選択すると、ダイアログボックス61が表示されるため、機能Aの設定値と禁則関係を解除できる機能Bの設定値を把握しやすくなる。そして、ユーザーが禁則タブ57に表示された機能Bの設定項目に対して、機能Bの設定値を変更した場合にも、ダイアログボックス62が表示され、機能Bの設定値の変更を確定してよいか確認しやすくなる。
また、一時的に禁則関係を解除した機能Aと機能Bの設定値により、PC端末10が画像形成装置20に対して印刷指示を行った後は、管理者の要望通り、機能Aと機能Bの設定値をデフォルト設定に戻し、禁則タブ57を非表示とする。これによりユーザーは、用紙種類が異なる印刷を指示する場合には、自動的にデフォルト設定に戻った機能Aと機能Bの設定値により印刷を指示することができる。
一方、ユーザーは、前回印刷を実行した際に一時的に禁則関係を解除した機能Aと機能Bの設定値を維持して使用することも可能である。この場合、ユーザーは、同じ設定値を使用する複数のジョブで機能A、Bの設定値を都度変更しなくてよい。
[第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例に係るPC端末10について説明する。
図19は、PC端末10の内部構成例を示すブロック図である。
図20は、印刷設定画面70に表示されるレイアウトタブ71の表示例を示す説明図である。
本実施の形態例に係るPC端末10は、プリンタードライバー41Aを備える点で、上述した第1の実施の形態例に係るPC端末10と相違する。そして、PC端末10の制御部11上で動作するOS16は、プリンタードライバー41Aを制御し、プリンタードライバー41Aの設定情報を管理する。
プリンタードライバー41Aが備える不許可機能表示部42cは、機能Aの設定値と禁則関係が発生した機能Bの設定値を変更するための機能Bの設定項目をレイアウトタブ71(第2タブの一例)に表示する。このため、印刷設定画面70には、Myタブ51の他に、レイアウトタブ71が設けられる。レイアウトタブ71には、Myタブ51が有する設定項目と同様のページ割付設定項目72、印刷種類設定項目73、開き方向/閉じ方向設定項目74、とじしろ設定項目75、画像シフト設定項目76が表示される。
そして、不許可機能表示部42cは、マスク表示部42hを備える。マスク表示部42hは、機能Aの設定値と禁則関係が発生していない機能Bの設定値を変更するための機能Bの設定項目にユーザーによる変更を不可能とするマスクを掛けてレイアウトタブ71に表示する。例えば、マスク表示部42hは、レイアウトタブ71に表示される各設定項目のうち、印刷種類設定項目73だけを変更可能とし、他の設定項目をグレーアウト(斜線で表す)とするマスクを掛けており、ユーザーが他の設定項目の設定値を変更できないようにしている。このため、ユーザーが設定値を変更可能な設定項目は、印刷種類設定項目73だけとなる。
以上説明した第2の実施の形態例に係るPC端末10で動作するプリンタードライバー41Aによって表示部14に表示される印刷設定画面70には、用紙種類として例えば、「厚紙」が選択されると、レイアウトタブ71が出現する。レイアウトタブ71では、印刷種類設定項目73だけを変更可能にグレーアウトが解除されている。このため、ユーザーは、印刷種類設定項目73だけを一時的に変更することが可能となる。
また、レイアウトタブ71では、印刷種類設定項目73以外の設定項目にマスクが掛けられ、グレーアウトされているため、管理者の要望通り、ユーザーが印刷種類設定項目73以外の設定項目を変更することはできない。また、レイアウトタブ71においても、第1の実施の形態例に係る禁則タブ57と同様に禁則関係が発生した設定項目だけを表示してもよい。そして、図15〜図17に示すフローチャートの処理に従って機能A、機能Bの設定項目が表示又は非表示とされてもよく、機能A、機能Bの設定値についてもこれらのフローチャートの処理に従って変更されてもよい。また、レイアウトタブ71以外のタブに変更可能な設定項目を表示してもよい。
なお、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されると考えてもよい。
1…画像形成システム、10…PC端末、11…制御部、14…表示部、20…画像形成装置、41…プリンタードライバー、42…ユーザーインターフェイスモジュール、42a…許可機能表示部、42b…不許可機能非表示部、42c…不許可機能表示部、42d…禁則タブ表示部、42e…禁則タブ機能表示部、43…禁則処理モジュール、43a…禁則条件テーブル、43b…禁則判定部、43c…設定変更部、50…印刷設定画面、51…Myタブ

Claims (7)

  1. 表示部に表示され、印刷設定が行われる印刷設定画面に対して、管理者によってユーザーによる変更が許可された第1機能の設定項目を第1タブに表示する第1機能表示部と、
    前記管理者によって前記ユーザーによる変更が許可されていない第2機能の設定項目を前記印刷設定画面に変更可能に表示しない第2機能非表示部と、
    前記第1機能の設定項目の設定値と、前記第2機能の設定値との間で禁則関係の発生有無を判定する禁則判定部と、
    変更された前記第1機能の設定値と前記禁則関係が発生すると判定された前記第2機能の設定値を変更するための前記第2機能の設定項目を前記印刷設定画面に変更可能に第2タブに表示する第2機能表示部と、
    変更可能に表示された前記第2機能の設定項目を通じて変更された前記第2機能の設定値により、前記第1機能の設定値に対する前記禁則関係を解除する設定変更を行う設定変更部と、
    前記ユーザーによって変更された前記第1機能及び前記第2機能の設定値に基づいて画像形成装置に印刷の指示を行う印刷指示部と、を備え
    前記第2機能表示部は、前記第1機能の設定値と前記第2機能の設定値に前記禁則関係が発生した場合に前記第2タブとして禁則タブを前記印刷設定画面に表示する禁則タブ表示部と、
    前記第2機能の設定項目を前記禁則タブに表示する禁則タブ機能表示部と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記禁則判定部は、前記第1機能及び前記第2機能の設定値の前記禁則関係を管理する禁則関係テーブルを参照し、前記第1機能及び前記第2機能の設定値の前記禁則関係の有無を判定する
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定変更部は、前記第2機能の設定値が変更された後に、前記第1機能の設定値が
    変更されて、前記第1機能の設定値と前記第2機能の設定値との間で前記禁則関係が解除された場合に、前記第2機能の設定値をデフォルト設定に戻し、
    前記禁則タブ表示部は、前記禁則タブを非表示とする
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記禁則タブ表示部は、変更された前記第1機能及び前記第2機能の設定値に基づいて、前記印刷指示部により前記画像形成装置に印刷の指示が行われた後、変更された前記第
    1機能及び前記第2機能の設定値を維持する場合に前記禁則タブを表示し、変更された前記第1機能及び前記第2機能の設定値を維持しない場合に前記禁則タブを非表示とし、前記設定変更部が前記第1機能及び前記第2機能の設定値をデフォルト設定に戻す
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 表示部に表示され、印刷設定が行われる印刷設定画面に対して、管理者によってユーザーによる変更が許可された第1機能の設定項目を第1タブに表示するステップと、
    前記管理者によって前記ユーザーによる変更が許可されていない第2機能の設定項目を前記印刷設定画面に変更可能に表示しないステップと、
    前記ユーザーによって変更された前記第1機能の設定項目の設定値と、前記第2機能の設定値との間で禁則関係の発生有無を判定するステップと、
    変更された前記第1機能の設定値と前記禁則関係が発生すると判定された前記第2機能の設定値を変更するための前記第2機能の設定項目を前記印刷設定画面に変更可能に第2タブに表示するステップと、
    前記第1機能の設定値と前記第2機能の設定値に前記禁則関係が発生した場合に前記第2タブとして禁則タブを前記印刷設定画面に表示するステップと、
    前記第2機能の設定項目を前記禁則タブに表示するステップと、
    変更可能に表示された前記第2機能の設定項目を通じて変更された前記第2機能の設定値により、前記第1機能の設定値に対する前記禁則関係を解除する設定変更を行うステップと、
    前記ユーザーによって変更された前記第1機能及び前記第2機能の設定値に基づいて画像形成装置に印刷の指示を行うステップと、を含む
    機能設定方法。
  6. 表示部に表示され、印刷設定が行われる印刷設定画面に対して、管理者によってユーザーによる変更が許可された第1機能の設定項目を第1タブに表示する第1機能表示部と、
    前記管理者によって前記ユーザーによる変更が許可されていない第2機能の設定項目を前記印刷設定画面に変更可能に表示しない第2機能非表示部と、
    前記第1機能の設定項目の設定値と、前記第2機能の設定値との間で禁則関係の発生有無を判定する禁則判定部と、
    変更された前記第1機能の設定値と前記禁則関係が発生すると判定された前記第2機能の設定値を変更するための前記第2機能の設定項目を前記印刷設定画面に変更可能に第2タブに表示する第2機能表示部と、
    変更可能に表示された前記第2機能の設定項目を通じて変更された前記第2機能の設定値により、前記第1機能の設定値に対する前記禁則関係を解除する設定変更を行う設定変更部と、
    前記ユーザーによって変更された前記第1機能及び前記第2機能の設定値に基づいて画像形成装置に印刷の指示を行う印刷指示部と、を備え、
    前記第2機能表示部は、前記第1機能の設定値と前記禁則関係が発生していない前記第2機能の設定値を変更するための前記第2機能の設定項目に前記ユーザーによる変更を不可能とするマスクを掛けて前記第2タブに表示するマスク表示部を備える
    情報処理装置。
  7. 表示部に表示され、印刷設定が行われる印刷設定画面に対して、管理者によってユーザーによる変更が許可された第1機能の設定項目を第1タブに表示するステップと、
    前記管理者によって前記ユーザーによる変更が許可されていない第2機能の設定項目を前記印刷設定画面に変更可能に表示しないステップと、
    前記ユーザーによって変更された前記第1機能の設定項目の設定値と、前記第2機能の設定値との間で禁則関係の発生有無を判定するステップと、
    変更された前記第1機能の設定値と前記禁則関係が発生すると判定された前記第2機能の設定値を変更するための前記第2機能の設定項目を前記印刷設定画面に変更可能に第2タブに表示するステップと、
    前記第1機能の設定値と前記禁則関係が発生していない前記第2機能の設定値を変更するための前記第2機能の設定項目に前記ユーザーによる変更を不可能とするマスクを掛けて前記第2タブに表示するステップと、
    変更可能に表示された前記第2機能の設定項目を通じて変更された前記第2機能の設定値により、前記第1機能の設定値に対する前記禁則関係を解除する設定変更を行うステップと、
    前記ユーザーによって変更された前記第1機能及び前記第2機能の設定値に基づいて画像形成装置に印刷の指示を行うステップと、を含む
    機能設定方法。
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