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JP6733033B2 - 貴金属を含まないヒドロシリル化可能な混合物 - Google Patents
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JP6733033B2 - 貴金属を含まないヒドロシリル化可能な混合物 - Google Patents

貴金属を含まないヒドロシリル化可能な混合物 Download PDF

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Description

本発明は、触媒としてカチオン性Si(II)部分を有する化合物を含むヒドロシリル化可能な混合物に関する。
Si−C結合を形成するためのアルケン及びアルキンへのヒドロシリコン化合物の付加は、産業において重要な役割を果たす。ヒドロシリル化と呼ばれるこの反応は、例えば、シロキサンを架橋するために、又は官能基をシラン若しくはシロキサンに導入するために使用される。ヒドロシリル化は、一般に、貴金属錯体によって触媒される。白金、ロジウム又はイリジウム錯体が非常に頻繁に使用され、これは、特に貴金属が回収され得ずに生成物中に残っている場合には、方法にかかるコストを極めて上昇させる。
貴金属は、原材料として限られた範囲でのみ利用可能であり、予測不能で制御不能な価格変動の影響を受ける。したがって、貴金属を含まないヒドロシリル化触媒が、産業上重要な関心事である。
したがって、本発明の目的は、貴金属を含まないヒドロシリル化触媒を提供することからなる。
金属を含まない触媒は、時折文献に記載されている。トリチリウムカチオンはCan.J.Chem.2003,81,1223においてカチオン性触媒として知られているが、その触媒活性は、分子内ヒドロシリル化の特別な場合にのみ示され得る。
本発明は、
(A)Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を有する化合物、
(B)少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物、及び
(C)少なくとも1つのカチオン性Si(II)部分を含む化合物
を含む、ヒドロシリル化可能な混合物Mに関する。
ここで、驚くべきことに、カチオン形態で存在するケイ素(II)化合物、いわゆるシリリウムイリデンカチオンがヒドロシリル化反応を触媒することが見出された。したがって、混合物Mは、貴金属触媒なしでヒドロシリル化可能である。カチオン性Si(II)部分は、ヒドロシリル化触媒として非常に有効である。
Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を有する化合物Aは、好ましくは一般式I
Si−H (I)
を有し、式中、基R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シリルオキシ基、炭化水素基又は炭化水素オキシ基の定義を有し、個々の炭素原子は、それぞれに対して、酸素原子、ケイ素原子、窒素原子、ハロゲン原子、硫黄原子又はリン原子で置換されていてもよい。
特に好ましくは、基R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、非分枝鎖、分枝鎖、直鎖、非環式又は環式の、飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C20炭化水素基、又は非分岐鎖、分岐鎖、直鎖又は環式の、飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C20炭化水素オキシ基(個々の炭素原子は、酸素、ハロゲン、窒素又は硫黄で置換されていてもよい。)、又は一般式II
(SiO4/2(RSiO3/2(R SiO2/2(R SiO1/2− (II)
のシリルオキシ基であり、
式中、
は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、非分枝鎖、分枝鎖、直鎖、非環式又は環式の、飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C20炭化水素基、又は非分岐鎖、分岐鎖、直鎖又は環式の、飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C20炭化水素オキシ基(個々の炭素原子は、酸素、ハロゲン、窒素又は硫黄で置換されていてもよい。)であり、
a、b、c及びdは、それぞれ独立して、0〜100000の整数値であり、a、b、c及びdの合計は、少なくとも1の値を有する。
特に好ましくは、基R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、塩素、C1−C3アルキル又はアルキレン基、フェニル基、C1−C4アルコキシ基又は一般式IIのシリルオキシ基であり、Rは、それぞれ独立して、水素、塩素、C1−C6アルキル若しくはアルキレン、フェニル又はC1−C6アルコキシである。
基R、R及びRは、特に好ましくは、メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、プロピル、プロポキシ、フェニル、塩素又はシリルオキシ基、特に一般式IIの基である。
基Rは、特に好ましくは、メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、プロピル、プロポキシ、フェニル及び塩素の基である。
一般式(I)の化合物Aの例は、以下のシラン(Ph=フェニル、Me=メチル、Et=エチル):
MeSiH、EtSiH、MePhSiH、MePhSiH、MeClSiH、EtClSiH、MeClSiH、ClSiH、Me(MeO)SiH、Me(MeO)SiH、(MeO)SiH、Me(EtO)SiH、Me(EtO)SiH、(EtO)SiH、(Me)HSi−O−SiH(Me)
及び以下のシロキサン:
HSiMe−O−SiMeH、MeSi−O−SiHMe−O−SiMe、H−SiMe−(O−SiMe−O−SiMe−H(式中、m=1〜20000である。)、MeSi−O−(SiMe−O)(SiHMe−O)−SiMe(式中、n=1〜20000、o=1〜20000である。)である。
化合物Aはまた、一般式(I)の異なる化合物の混合物であってもよく、基R、R及びRは、任意選択で一般式(II)と異なる基であってもよい。
少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を有する化合物Bは、好ましくは、一般式IIIa
C=CR (IIIa)
の少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する化合物から、及び一般式IIIb
C≡CR (IIIb)
の少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する化合物から選択され、
式中、
、R、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、直鎖、分岐鎖、非環式又は環式の飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C20炭化水素基であり、個々の炭素原子は、ケイ素、酸素、ハロゲン、窒素、硫黄又はリンで置換されていてもよい。
一般式IIIa及びIIIbの化合物の混合物もまた存在し得る。
特に好ましくは、基R、R、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、直鎖、分岐鎖、非環式又は環状の飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C6炭化水素基であり、これは、1つ以上のヘテロ原子部分、特にハロゲン、特に塩素、アミノ、ニトリル、アルコキシ、COOR、O−CO−R、NH−CO−R、O−CO−ORの部分で置換されていてもよく、式中、Rは、それぞれ独立して、水素、塩素、C1−C6アルキル若しくはアルキレン、フェニル又はC1−C6アルコキシである。
好ましくは、1つ以上の基R〜Rは、水素である。
一般式IIIaの化合物は、特に好ましくは、一般式R101112Si−CH=CHのシラン又はシロキサンであり、式中、基R10、R11及びR12は、R、R及びRについて上記で指定された定義及び好ましい定義を有する。
基R10、R11及びR12は、特に好ましくは、メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、プロピル、プロポキシ、フェニル、塩素又はシリルオキシ基、特に一般式IIの基である。
化合物Bの例は、エチレン、プロピレン、1−ブチレン、2−ブチレン、シクロヘキセン、スチレン、α−メチルスチレン、1,1−ジフェニルエチレン、cis−スチルベン、trans−スチルベン、アリルクロライド、アリルアミン、アクリロニトリル、アリルグリシジルエーテル、酢酸ビニル、ビニル−Si(CHOMe、ビニル−SiCH(OMe)、ビニル−Si(OMe)ビニルSi(CH3)2−[O−Si(CH3)2]n−ビニル(式中、n=0〜10000である。)アセチレン、プロピン、1−ブチン、2−ブチン及びフェニルアセチレンである。
化合物(A)及び(B)はまた、1つ以上の化学結合によって互いに結合することができ、すなわち、それらは両方とも1分子内に存在し得る。
化合物Cは、1つ以上のカチオン性Si(II)部分を含む。
化合物Cは、好ましくは、一般式IV
([Si(II)Cp]a− (IV)
のカチオン性Si(II)化合物であり、
式中、
Cpは、基Rで置換された、一般式V
Figure 0006733033
のπ結合シクロペンタジエニル基であり、シクロペンタジエニル基Cpは、シクロペンタジエニルアニオンを意味すると理解され、これは単一負電荷の芳香族5員環系C からなる。
は、互いに結合して縮合環を形成することもできる任意の一価基又は多価基である。
基Rは、それぞれ独立して、好ましくは水素、直鎖又は分枝鎖の非環式又は環式の飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C20アルキル又はアリール、特に好ましくはC1−C3アルキル、特に好ましくはメチル基である。
基Rの例は、アルキル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル基;ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基;ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基;オクチル基、例えばn−オクチル基及びイソオクチル基、例えば2,4,4−トリメチルペンチル基;ノニル基、例えばn−ノニル基;デシル基、例えばn−デシル基;ドデシル基、例えばn−ドデシル基;ヘキサデシル基、例えばn−ヘキサデシル基;オクタデシル基、例えばn−オクタデシル基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基及びメチルシクロヘキシル基;アリール基、例えばフェニル基、ナフチル基、アントリル基及びフェナントリル基;アルカリール基、例えばo−、m−及びp−トリル、キシリル、メシチレニル並びにo−、m−及びp−エチルフェニル基;並びにアルカリール基、例えばベンジル基、α−及びβ−フェニルエチル基である。
化合物Cのさらなる例は、以下のカチオン性Si(II)化合物:
Figure 0006733033
であり、その調製は、So et al,Chem.Eur.J.2013,19,11786、Driess et al.,Angew.Chem.Int.Ed.2006,45,6730、Filippou,Angew.Chem.Int.Ed.2013,52,6974、Sasamori et al,Chem.Eur.J.2014,20,9246及びInoue et al.,Chem.Commun.2014,50,12619(DMAP=ジメチルアミノピリジン)に記載されている。
上記の式において、Rは炭化水素基である。基Rは、好ましくは、それぞれ独立して、アルキル基、特にC1−C20アルキル基又は置換若しくは非置換フェニル基、特に好ましくは分枝アルキル基又は2,6−ジアルキル化フェニル基である。Halは、ハロゲン、好ましくは塩素、臭素又はヨウ素を意味する。基Rの例は、メチル、イソプロピル、tert−ブチル、2,6−ジイソプロピルフェニル又は2,4,6−トリイソプロピルフェニルである。
a−は、ヒドロシリル化の反応条件下でカチオン性ケイ素(II)中心と反応しない任意のa価アニオンである。これは、無機又は有機のいずれかであってもよい。好ましくは、aは1、2又は3、特に1の値を有する。
は、好ましくは、ハロゲン、又はBF 、ClO 、AlZ 、MF (式中、Z=ハロゲンであり、M=P、As若しくはSbである。)、又はテトラアリールボレートアニオン等の錯陰イオンであり、アリール基は、好ましくは、フェニル若しくはフッ素化フェニル若しくはパーフルオロアルキル基で置換されたフェニル、カーボネートアニオン等の一価の多面体アニオン、又はアルコキシ及びアリールオキシ金属化である。
アニオンXの例は、テトラクロロメタレート[MCl(式中、M=Al、Gaである。)、テトラフルオロボレート[BF、ヘキサフルオロメタレート[MF(式中、M=As、Sb、Ir、Ptである。)、パーフルオロアンチモネート[Sb11、[Sb16及び[Sb21、トリフレート(=トリフルオロメタンスルホネート)[OSOCF、テトラキス(トリフルオロメチル)ボレート[B(CF、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)メタレート[M(C(式中、M=B、Al、Gaである。)、テトラキス(ペンタクロロフェニル)ボレート[B(CCl、テトラキス[(2,4,6−トリフルオロメチル(フェニル)]ボレート{B[C(CF]}、[ビス[トリス(ペンタフルオロフェニル)]ヒドロキシド{HO[B(C、クロソカーボネート[CHB11Cl、[CHB11Br、[CHB11(CHBr、[CHB1111、[C(Et)B1111、[CB11(CF12及びB12Cl11N(CH、テトラ(パーフルオロアルコキシ)アルミネート[Al(ORPF、トリス(パーフルオロアルコキシ)フルオロアルミネート[FAl(ORPF、ヘキサキス(オキシペンタフルオロテルル)アンチモネート[Sb(OTeFである。
特に好ましい錯アニオンXの概要は、例えば、Krossing et al,Angew.Chem.2004,116,2116に見出すことができる。
一般式IVのカチオン性Si(II)化合物は、例えば、化合物Si(II)Cpに酸Hを添加することによって調製することができ、その際アニオン性Cp基の1つはプロトン化形態で除去される。
Si(II)Cp+H→Si(II)CpX+CpH
酸HXのアニオンXは、カチオン性ケイ素(II)化合物の対イオンを形成する。
一般式(II)のカチオン性Si(II)化合物の調製方法は、Science 2004,305,pp.849−851に記載されている。
Figure 0006733033
一般式(IV)のカチオン性Si(II)化合物は、酸(CpB(C (Cp=ペンタメチルシクロペンタジエニル)を利用してそこで形成される。この場合、式(IV)の化合物は対イオンX=B(C を伴って得られ、これは、非常に容易に結晶化することができ、したがって特に容易に単離することができる。しかしながら、一般式(IV)の化合物は、他のブロンステッド酸を添加することによっても生成することができ、そのアニオンが上記の弱い配位の指定に対応する酸が好ましい。
本発明はまた、
(A)Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を有する化合物、
(B)少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物、及び
(C)少なくとも1つのカチオン性Si(II)部分を含む化合物
を含む混合物Mをヒドロシリル化する方法に関する。
この方法では、ヒドロシリル化触媒としての化合物Cの存在下で、化合物Aを化合物Bと反応させる。
存在するSi−H及び不飽和炭素部分に基づく化合物A及びBのモル比は、好ましくは少なくとも1:100及び最大100:1、特に好ましくは少なくとも1:10及び最大10:1、特に好ましくは少なくとも1:2及び最大2:1である。
化合物Cと化合物A中に存在するSi−H部分との間のモル比は、好ましくは少なくとも1:10及び最大1:1、特に好ましくは少なくとも1:10及び最大1:10、特に好ましくは少なくとも1:10及び最大1:50である。
化合物A、B及びCは、任意の順序で混合することができ、混合は、当業者に公知の方法で実行される。また、化合物A及びB又はA及びC又はB及びCを混合し、次いで欠けた化合物を添加することも可能である。さらなる実施形態において、化合物Cは、化合物A若しくはB、又は2つの化合物の混合物において、例えば上記のプロトン化反応によって生成される。
化合物Cの存在下での化合物A及びBの反応は、1つ以上の溶媒を添加して、又は添加せずに行うことができる。化合物A及びBの合計に基づく溶媒又は溶媒混合物の割合は、好ましくは少なくとも0.1重量%及び最大1000倍重量、特に好ましくは少なくとも10重量%及び最大100倍重量、特に好ましくは少なくとも30重量%及び最大10倍重量である。
使用する溶媒は、好ましくは非プロトン性溶媒、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン若しくはトルエン等の炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン若しくは1,2−ジクロロエタン等のクロロ炭化水素、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、アニソール、テトラヒドロフラン若しくはジオキサン等のエーテル、又はアセトニトリル若しくはプロピオニトリル等のニトリルである。
混合物Mは、任意の所望のさらなる化合物、例えば加工助剤、例えば乳化剤、充填剤、例えば高度に分散したシリカ又は石英、安定剤、例えばラジカル阻害剤、顔料、例えば染料又は白色顔料、例えばチョーク又は二酸化チタン等を含み得る。
この反応は、大気圧下で、又は減圧若しくは加圧下で行うことができる。
圧力は、好ましくは少なくとも0.01バール及び最大100バール、特に好ましくは少なくとも0.1バール及び最大10バールであり、特に好ましくは、反応は大気圧下で実行される。しかしながら、反応温度において気体である化合物が反応に関与する場合、反応は好ましくは加圧下で、特に好ましくはシステム全体の蒸気圧で実行される。
Cの存在下でのA及びBの反応は、好ましくは、少なくとも−100℃〜最高+250℃の間、特に好ましくは少なくとも−20℃〜最高150℃の間、特に好ましくは少なくとも0℃〜最高100℃の間の温度で実行される。
上記の式に関連する全ての上述の記号は、それぞれに対して互いに独立した定義を有する。全ての式において、ケイ素原子は4価である。
別段に指定されない限り、全ての量及びパーセントは重量に基づくものであり、全ての温度は20℃である。
実施例1
(π−Me)SiB(C の添加による、α−メチルスチレンのトリメチルシランとのヒドロシリル化
全ての作業ステップは、Ar下で行う。120mg(1.02mmol)のα−メチルスチレン及び116mg(1.01mmol)のトリエチルシランをそれぞれねじ蓋式ガラスバイアルに量り入れ、それぞれに対して0.5mlのCDClを添加した。2つの溶液を互いに混合した。次いで、20℃で、1mlのCDCl中の25.4mg(0.0302mmol、3.0mol%)の(π−Me)SiB(C の溶液を、α−メチルスチレン及びトリエチルシランの混合物に添加した。
1時間後、トリエチルシランの約30%が反応し、一晩で反応が完了した(NMR分光法による反応のモニタリング)。生成物フェニル−CH(CH)−CH−Si(エチル)が形成された。
δ=2.22ppmにおける触媒(π−Me)SiB(C H−NMR信号は、未変化量で検出され、測定可能な減少はなかった。
実施例2
(π−Me)SiB(C の添加による、α−メチルスチレンのトリメチルシランとのヒドロシリル化
全ての作業ステップは、Ar下で行う。236mg(2.00mmol)のα−メチルスチレン及び233mg(2.00mmol)のトリエチルシランをそれぞれねじ蓋式ガラスバイアルに量り入れ、それぞれに対して0.5mlのCDClを添加した。2つの溶液を互いに混合した。次いで、20℃で、1mlのCDCl中の6.4mg(0.0075mmol、0.38mol%)の(π−Me)SiB(C の溶液を、α−メチルスチレン及びトリエチルシランの混合物に添加した。
1時間後、トリエチルシランの約35%が反応し、一晩で反応が完了した(NMR分光法による反応のモニタリング)。生成物フェニル−CH(CH)−CH−Si(エチル)が形成された。δ=2.22ppmにおける触媒(π−Me)SiB(C H−NMR信号は、未変化量で検出され、測定可能な減少はなかった。
実施例3
(π−Me)SiB(C の添加による、α−メチルスチレンのジメチルフェニルシランとのヒドロシリル化
全ての作業ステップは、Ar下で行う。236mg(2.00mmol)のα−メチルスチレン及び272mg(2.00mmol)のジメチルフェニルシランをそれぞれねじ蓋式ガラスバイアルに量り入れ、それぞれに対して0.5mlのCDClを添加した。2つの溶液を互いに混合した。次いで、20℃で、1mlのCDCl中の25.4mg(0.0075mmol、0.38mol%)の(π−Me)SiB(C の溶液を、α−メチルスチレン及びジメチルフェニルシランの混合物に添加した。
1時間後、ジメチルフェニルシランの90%超が反応し、一晩で反応が完了した(NMR分光法による反応のモニタリング)。生成物フェニル−CH(CH)−CH−Si(CHフェニルが形成された。δ=2.20ppmにおける触媒(π−Me)SiB(C H−NMR信号は、未変化量で検出され、測定可能な減少はなかった。
実施例4
(π−Me)SiB(C の添加による、α−メチルスチレンのペンタメチルジシロキサンとのヒドロシリル化
全ての作業ステップは、Ar下で行う。119mg(1.01mmol)のα−メチルスチレン及び148mg(1.00mmol)のペンタメチルジシロキサンをそれぞれねじ蓋式ガラスバイアルに量り入れ、それぞれに対して0.5mlのCDClを添加した。2つの溶液を互いに混合した。次いで、20℃で、1mlのCDCl中の1.8mg(0.0021mmol、0.21mol%)の(π−Me)SiB(C の溶液を、α−メチルスチレン及びペンタメチルジシロキサンの混合物に添加した。
1時間後、反応が完了した(H−NMRスペクトル)。生成物フェニル−CH(CH)−CH−Si(CH−O−Si(CHが形成された。
δ=2.20ppmにおける触媒(π−Me)SiB(C H−NMR信号は、未変化量で検出され、測定可能な減少はなかった。

Claims (8)

  1. (A)Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を有する化合物、
    (B)少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物、及び
    (C)少なくとも1つのカチオン性Si(II)部分を含む化合物、
    ここで、化合物Cは、一般式IV
    ([Si(II)Cp]a− (IV)
    のカチオン性Si(II)化合物であり、
    (式中、
    Cpは、一般式Vのπ結合シクロペンタジエニル基であり、これは基Rで置換され、
    Figure 0006733033
    は、互いに結合して縮合環を形成することもできる一価基又は多価基であり、
    は、ヒドロシリル化の反応条件下でカチオン性ケイ素(II)中心と反応しないa価のアニオンを意味する。)
    を含む、ヒドロシリル化可能な混合物M。
  2. (A)Siに直接結合した少なくとも1つの水素原子を有する化合物、
    (B)少なくとも1つの炭素−炭素多重結合を含む化合物、及び
    (C)少なくとも1つのカチオン性Si(II)部分を含む化合物、
    ここで、化合物Cは、一般式IV
    ([Si(II)Cp]a− (IV)
    のカチオン性Si(II)化合物であり、
    (式中、
    Cpは、一般式Vのπ結合シクロペンタジエニル基であり、これは基Rで置換され、
    Figure 0006733033
    は、互いに結合して縮合環を形成することもできる一価基又は多価基であり、
    は、ヒドロシリル化の反応条件下でカチオン性ケイ素(II)中心と反応しないa価のアニオンを意味する。)
    を含む混合物Mを、ヒドロシリル化する方法であって、
    化合物Aは、ヒドロシリル化触媒として化合物Cの存在下で、化合物Bと反応する、方法。
  3. 化合物Aが、一般式I
    Si−H (I)
    を有し、式中、基R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シリルオキシ基、炭化水素基又は炭化水素オキシ基の定義を有し、個々の炭素原子は、それぞれに対して、酸素原子、ケイ素原子、窒素原子、ハロゲン原子、硫黄原子又はリン原子で置換されていてもよい、請求項1に記載のヒドロシリル化可能な混合物M。
  4. 化合物Bが、一般式IIIa
    C=CR (IIIa)
    の化合物から、及び一般式IIIb
    C≡CR (IIIb)
    の化合物から選択され、
    式中、
    、R、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、直鎖、分岐鎖、非環式又は環式の飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C20炭化水素基であり、個々の炭素原子は、ケイ素、酸素、ハロゲン、窒素、硫黄又はリンで置換されていてもよい、請求項1又は3に記載のヒドロシリル化可能な混合物M。
  5. 化合物Cと、化合物A中に存在するSi−H部分との間のモル比が、1:10〜1:50である、請求項1、3及び4のいずれか一項に記載のヒドロシリル化可能な混合物M。
  6. 化合物Aが、一般式I
    Si−H (I)
    を有し、式中、基R 、R 及びR は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シリルオキシ基、炭化水素基又は炭化水素オキシ基の定義を有し、個々の炭素原子は、それぞれに対して、酸素原子、ケイ素原子、窒素原子、ハロゲン原子、硫黄原子又はリン原子で置換されていてもよい、請求項2に記載の方法。
  7. 化合物Bが、一般式IIIa
    C=CR (IIIa)
    の化合物から、及び一般式IIIb
    C≡CR (IIIb)
    の化合物から選択され、
    式中、
    、R 、R 、R 、R 及びR は、それぞれ独立して、直鎖、分岐鎖、非環式又は環式の飽和又は一価不飽和若しくは多価不飽和C1−C20炭化水素基であり、個々の炭素原子は、ケイ素、酸素、ハロゲン、窒素、硫黄又はリンで置換されていてもよい、請求項2又は6に記載の方法。
  8. 化合物Cと、化合物A中に存在するSi−H部分との間のモル比が、1:10 〜1:50である、請求項2、6及び7のいずれか一項に記載の方法。
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