JP6735650B2 - 更生タイヤの製造方法 - Google Patents
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(式(I)中、R1およびR2は、水素原子、ならびに炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を示し、R1およびR2は同一であっても異なっていてもよい。M+はナトリウムイオン、カリウムイオンまたはリチウムイオンを示す。)を添加し、水分を含んだ前記充填材含有ゴム凝固物中で前記式(I)に記載の化合物を分散させつつ、前記充填材含有ゴム凝固物を脱水する工程であることを特徴とする更生タイヤの製造方法、に関する。
(式(I)中、R1およびR2は、水素原子、ならびに炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を示し、R1およびR2は同一であっても異なっていてもよい。M+はナトリウムイオン、カリウムイオンまたはリチウムイオンを示す。)および水分を添加し、分散させることを特徴とする更生タイヤの製造方法、に関する。
(式(I)中、R1およびR2は、水素原子、ならびに炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を示し、R1およびR2は同一であっても異なっていてもよい。M+はナトリウムイオン、カリウムイオンまたはリチウムイオンを示す。)
工程(i)では、充填材、分散溶媒、およびゴムラテックス溶液を混合して、充填材含有ゴムラテックス溶液を製造する。特に、本発明においては、前記工程(i)が、前記充填材を前記分散溶媒中に分散させる際に、前記ゴムラテックス溶液の少なくとも一部を添加することにより、ゴムラテックス粒子が付着した前記充填材を含有するスラリー溶液を製造する工程(i−(a))、およびゴムラテックス粒子が付着した前記充填材を含有するスラリー溶液と、残りの前記ゴムラテックス溶液とを混合して、ゴムラテックス粒子が付着した前記充填材含有ゴムラテックス溶液を製造する工程(i−(b))を含むことが好ましい。以下に、工程(i−(a))および工程(i−(b))について説明する。特に、本実施形態では、充填材としてカーボンブラックを使用した例について説明する。
工程(i−(a))では、カーボンブラックを分散溶媒中に分散させる際に、ゴムラテックス溶液の少なくとも一部を添加することにより、ゴムラテックス粒子が付着したカーボンブラックを含有するスラリー溶液を製造する。ゴムラテックス溶液は、あらかじめ分散溶媒と混合した後、カーボンブラックを添加し、分散させても良い。また、分散溶媒中にカーボンブラックを添加し、次いで所定の添加速度で、ゴムラテックス溶液を添加しつつ、分散溶媒中でカーボンブラックを分散させても良く、あるいは分散溶媒中にカーボンブラックを添加し、次いで何回かに分けて一定量のゴムラテックス溶液を添加しつつ、分散溶媒中でカーボンブラックを分散させても良い。ゴムラテックス溶液が存在する状態で、分散溶媒中にカーボンブラックを分散させることにより、ゴムラテックス粒子が付着したカーボンブラックを含有するスラリー溶液を製造することができる。工程(i−(a))におけるゴムラテックス溶液の添加量としては、使用するゴムラテックス溶液の全量(工程(i−(a))および工程(i−(b))で添加する全量)に対して、0.075〜12質量%が例示される。
工程(i−(b))では、スラリー溶液と、残りのゴムラテックス溶液とを混合して、ゴムラテックス粒子が付着したカーボンブラック含有ゴムラテックス溶液を製造する。スラリー溶液と、残りのゴムラテックス溶液とを液相で混合する方法は特に限定されるものではなく、スラリー溶液および残りのゴムラテックス溶液とを高せん断ミキサー、ハイシアーミキサー、ホモミキサー、ボールミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、コロイドミルなどの一般的な分散機を使用して混合する方法が挙げられる。必要に応じて、混合の際に分散機などの混合系全体を加温してもよい。
工程(ii)では、充填材含有ゴムラテックス溶液を凝固して、充填材含有ゴム凝固物を製造する。凝固方法としては、ゴムラテックス粒子が付着した充填材含有ゴムラテックス溶液中に凝固剤を含有させる方法が例示可能である。この場合、凝固剤としては、ゴムラテックス溶液の凝固用として通常使用されるギ酸、硫酸などの酸や、塩化ナトリウムなどの塩を使用することができる。なお、工程(ii)の後、工程(iii)の前に、必要に応じて、充填材含有ゴム凝固物が含む水分量を適度に低減する目的で、例えば遠心分離工程や加熱工程などの固液分離工程を設けても良い。
工程(iii)では、充填材含有ゴム凝固物を脱水することにより、ゴムウエットマスターバッチを製造する。工程(iii)では例えば、単軸押出機を使用し、100〜250℃に加熱しつつ、充填材含有ゴム凝固物にせん断力を付与しながら脱水することが可能である。本発明においては、特に工程(iii)において、充填材含有ゴム凝固物に上記式(I)に記載の化合物を添加し、水分を含んだ充填材含有ゴム凝固物中で式(I)に記載の化合物を分散させつつ、充填材含有ゴム凝固物を脱水する。工程(iii)開始前の充填材含有ゴム凝固物の水分率は特に限定されるものではないが、前記固液分離工程などを必要に応じて設けて、後述するWa/Wbが適切な範囲となるように水分率を調整することが好ましい。
工程(iv)では、ゴムウエットマスターバッチと各種配合剤とを乾式混合することにより、ゴム組成物を製造し、これをシート状またはテープ状のクッションゴムを成型する。成型方法としては、例えば押出成型が挙げられる。クッションゴムの厚さは、更生タイヤの種類により適宜変更可能であるが、例えば0.1〜3.0mmが挙げられる。クッションゴムを製造する際、使用可能な配合剤としては、例えば、粘着付与剤、硫黄系加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、シリカ、シランカップリング剤、酸化亜鉛、メチレン受容体およびメチレン供与体、ステアリン酸、加硫促進助剤、加硫遅延剤、有機過酸化物、ワックスやオイルなどの軟化剤、加工助剤などの通常ゴム工業で使用される配合剤が挙げられる。
a)カーボンブラック
カーボンブラック「N330」;「ショウワブラックN330T」(キャボットジャパン社製)
カーボンブラック「N550」;「ショウワブラックN550」(キャボットジャパン社製)
b)分散溶媒 水
c)ゴムラテックス溶液
天然ゴムラテックス溶液(NRフィールドラテックス);Golden Hope社製(DRC=31.2%)
d)式(I)に記載の化合物
(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸ナトリウム(住友化学株式会社製)
e)凝固剤 ギ酸(一級85%、10%溶液を希釈して、pH1.2に調整したもの)、「ナカライテスク社製」
f)粘着付与剤 「R7510H」(スケネクタディー社製)
g)ステアリン酸 ルナックS−20(花王石鹸)
h)ブルカレント 「ブルカレントE/C」(ランクセス社製)
i)老化防止剤 「ノクラック6C」(大内新興化学社製)
j)硫黄 「ミュークロンOT−20F」(四国化成工業社製)
k)加硫促進剤
(A)1,3−ジフェニルグアニジン「ノクセラーD」(大内新興化学社製)
(B)2−メルカプトベンゾチアゾール「ノクセラーM」(大内新興化学社製)
(C) ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛「ノクセラーZTC」(大内新興化学社製)
l)天然ゴム(NR) 「RSS#3」
m)ZnO 「ZINC OXIDE KS−2」(SBCHEMICAL)
o)オイル 「NC−140」(ジャパンエナジー社製)
濃度0.52質量%に調整した天然ゴム希薄ラテックス水溶液に、表1に記載の配合量となるようにカーボンブラックを添加し(水に対するカーボンブラックの濃度は5質量%)、これにPRIMIX社製ロボミックスを使用してカーボンブラックを分散させることにより(該ロボミックスの条件:9000rpm、30分)、表1に記載の天然ゴムラテックス粒子が付着したカーボンブラック含有スラリー溶液を製造した(工程(i)−(a))。次に、工程(i−(a))で製造された天然ゴムラテックス粒子が付着したカーボンブラック含有スラリー溶液に、天然ゴムラテックス溶液(25質量%)を、表1に記載の配合量となるように添加し、次いでSANYO社製家庭用ミキサーSM−L56型を使用して混合し(ミキサー条件11300rpm、30分)、天然ゴムラテックス粒子が付着したカーボンブラック含有ゴムラテックス溶液を製造した(工程(i))。
ゴムウエットマスターバッチを製造することに代えて、ゴム成分、カーボンブラックおよび表1に記載の各種配合剤をバンバリーミキサーを用いて、完全に乾燥した状態で乾式混合することにより、ゴム組成物および加硫ゴムを製造した。
工程(iii)において、充填材含有ゴム凝固物に式(I)に記載の化合物を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様の方法によりゴム組成物およびその加硫ゴムを製造した。
工程(iv)において、乾式状態で充填材含有ゴム凝固物に式(I)に記載の化合物を添加したこと以外は、実施例1と同様の方法によりゴム組成物およびその加硫ゴムを製造した。
工程(iii)において、充填材含有ゴム凝固物を完全に乾燥した段階で式(I)に記載の化合物を添加したこと以外は、実施例1と同様の方法によりゴム組成物およびその加硫ゴムを製造した。
Claims (2)
- 接着用のクッションゴムを介して、トレッドゴムを台タイヤに貼り付ける更生タイヤの製造方法であって、
前記クッションゴムの製造工程が、充填材、分散溶媒、およびゴムラテックス溶液を混合して、充填材含有ゴムラテックス溶液を製造する工程(i)、前記充填材含有ゴムラテックス溶液を凝固して、充填材含有ゴム凝固物を製造する工程(ii)、前記充填材含有ゴム凝固物を脱水することにより、ゴムウエットマスターバッチを製造する工程(iii)、および前記ゴムウエットマスターバッチを含有するゴム組成物をシート状に成型する工程(iv)を有し、
前記工程(iii)が、前記充填材含有ゴム凝固物に下記式(I)に記載の化合物:
(式(I)中、R1およびR2は、水素原子、ならびに炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を示し、R1およびR2は同一であっても異なっていてもよい。M+はナトリウムイオン、カリウムイオンまたはリチウムイオンを示す。)を添加し、水分を含んだ前記充填材含有ゴム凝固物中で前記式(I)に記載の化合物を分散させつつ、前記充填材含有ゴム凝固物を脱水する工程であることを特徴とする更生タイヤの製造方法。 - 前記工程(iii)において、前記式(I)に記載の化合物添加時の前記充填材含有ゴム凝固物中の水分量をWa、前記式(I)に記載の化合物の含有量をWbとしたとき、1≦Wa/Wb≦8100である請求項1に記載の更生タイヤの製造方法。
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