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JP6735966B2 - 錠前制御システムおよび錠前制御装置 - Google Patents
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JP6735966B2 - 錠前制御システムおよび錠前制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、錠前制御システムおよび錠前制御装置に関する。
従来、錠前制御装置の一つとして、閉扉状態で操作許可体の挿入が可能で、かつ、挿入された操作許可体を目視可能な許可体受容部と、操作許可体未挿入状態でロッカー扉を仮施錠し、操作許容体挿入により仮施錠状態を解除可能な仮施錠体と、を有するロッカー錠制御装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−332765号公報
しかしながら、従来のロッカー錠制御装置は、操作許容体によりロッカーの想定外の使用を禁止することは可能であるが、操作許可体によって仮施錠状態を解除する操作が必要である。このため、例えば、宅配ボックスによる荷物の受け渡しのように、荷物の預け入れを行う者(例えば、宅配業者)と、荷物の受け取りを行う者(例えば、荷物の届け出先の住人)が異なる場合には、双方が操作許可体を保有しなければならず、荷物の受け渡しのような利用態様には不向きである。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであって、宅配ボックスなどをイタズラ目的等で施錠状態にする等の迷惑行為を未然に防止することができる錠前制御システムおよび錠前制御装置を提供しようとするものである。
本発明に係る錠前制御システムは、第一の錠前と第二の錠前を有して構成された錠前制御システムであって、前記第一の錠前が解錠状態かつ前記第二の錠前が施錠状態の第一の状態と、前記第一の錠前が前記解錠状態かつ前記第二の錠前が解錠状態の第二の状態と、前記第一の錠前が施錠状態かつ前記第二の錠前が前記解錠状態の第三の状態と、を有し、前記第一の状態において、前記施錠状態の前記第二の錠前は、前記第一の錠前が前記解錠状態から前記施錠状態に移行するのを阻止するように構成され、前記第二の錠前を鍵で解錠することで前記第一の状態を前記第二の状態に移行させた場合に、前記解錠状態の前記第一の錠前は、前記第二の錠前を前記解錠状態に維持したまま該第二の錠前の鍵穴から前記鍵が抜かれることを阻止するように構成され、前記第一の錠前を施錠することで前記第二の状態を前記第三の状態に移行させた場合に、前記施錠状態の前記第一の錠前は、前記第二の錠前を前記解錠状態に維持したまま該第二の錠前の前記鍵穴から前記鍵が抜かれることを許容するように構成されている、ことを特徴とする錠前制御システムである。
本発明に係る錠前制御システムおよび錠前制御装置によれば、宅配ボックスなどをイタズラ目的等で施錠状態にする等の迷惑行為を未然に防止することができるという優れた効果を奏し得る。
錠前制御システムの全体を示す正面図である。 錠前制御システムの全体を示す背面図である。 錠前制御装置の分解斜視図である。 錠前制御装置の一部を透過して示す正面図である。 錠前制御装置の一部を透過して示す背面図である。 (a)「未使用状態」の錠前制御システムにおける主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。(b)「未使用状態」から「使用可能状態」に移行中の錠前制御システムにおける主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。 (a)〜(c)「未使用状態」から「使用可能状態」に移行中の錠前制御システム10におけるセンスカムFの動作を時系列で示した図である。 (a)「使用可能状態」において宅配ボックスの扉を開放した場合の錠前制御システムにおける主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。(b)、(c)カムストッパ周辺を拡大して示す部分拡大図である。 (a)「使用可能状態」においてダイヤル錠を施錠した場合の錠前制御システムにおける主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。(b)「使用可能状態」においてダイヤル錠を解錠した場合の錠前制御システムにおける主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。 「使用状態」から「未使用状態」に移行中の錠前制御システムにおける主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。
以下、図面を用いて、本実施形態に係る錠前制御システム10について詳細に説明する。
<全体構成>
最初に、図1および図2を用いて、本実施形態に係る錠前制御システム10の全体構成について説明する。図1は、錠前制御システム10の全体を示す正面図であり、図2は、錠前制御システム10の全体を示す背面図である。
本実施形態に係る錠前制御システム10は、第一の錠前として機能するダイヤル錠20と、第二の錠前として機能する錠前制御装置30と、を有して構成される。この錠前制御システム10は、図1に示すように、宅配ボックス12の扉12aの戸先などに取り付けられて使用される。
なお、本例では、錠前制御装置(第二の錠前)30を、ダイヤル錠(第一の錠前)20の正面視上方に配置しているが、本発明に係る第一の錠前と第二の錠前の相対位置は、本例に限定されるものではなく、例えば、錠前制御装置(第二の錠前)30を、ダイヤル錠(第一の錠前)20の正面視下方に配置してもよい。
<ダイヤル錠>
次に、図1および図2を用いて、ダイヤル錠20について詳細に説明する。ダイヤル錠20は、複数のダイヤル22を備えた施解錠機構24と、この施解錠機構24によって回動可能状態または回動不能状態となるツマミ26と、このツマミ26に固定された板状のカム28と、を有して構成されている。カム28は、ツマミ26の回動に連動して、施錠位置(図1において点線で示す位置)と解錠位置(図2において実線で示す位置)との間を回動可能である。
<ダイヤル錠/解錠状態、仮施錠状態、施錠状態>
ダイヤル錠20が施錠状態にある場合には、ダイヤル22による操作を行い、ダイヤル22に施された数字の組合せを予め定めた組み合わせ(暗証番号)に一致させると、施解錠機構24によってツマミ26が回動可能状態となる。この回動可能状態のツマミ26を時計回りに回動すると、カム28が施錠位置(図1において点線で示す位置)から解錠位置(図2において実線で示す位置)まで移動する。これにより、カム28の先端が宅配ボックス12の本体12bから退出し、ダイヤル錠20は施錠状態から解錠状態となる。
また、ダイヤル錠20が解錠状態にある場合には、ツマミ26を反時計回りに回動すると、カム28が解錠位置(図2において実線で示す位置)から施錠位置(図1において点線で示す位置)まで移動する。これにより、カム28の先端が宅配ボックス12の本体12b側に突出し、ダイヤル錠20は解錠状態から仮施錠状態(空錠状態。ツマミ26を時計回りに回動することでダイヤル錠20を解錠状態に戻すことができる状態)となる。
また、ダイヤル錠20が仮施錠状態にある場合には、ダイヤル22による操作を行い、ダイヤル22に施された数字の組合せを予め定めた組み合わせ(暗証番号)に一致させないように変更すると、施解錠機構24によってツマミ26が回動不能状態となる。これにより、ツマミ26の操作によるカム28の移動が禁止され、ダイヤル錠20は仮施錠状態から施錠状態となる。
したがって、ダイヤル錠20を単独で使用した場合(錠前制御装置30と一緒に使用しない場合)には、ダイヤル錠20が解錠状態(または仮施錠状態)にあるときは、宅配ボックス12の扉12aが開閉可能であり、ダイヤル錠20が施錠状態にあるときは、宅配ボックス12の扉12aが開閉不能である。
<錠前制御装置>
次に、図1および図2を用いて、錠前制御装置30について詳細に説明する。この錠前制御装置30は、箱状体のケース32と、このケース32の開口部を覆うように配設される化粧板34と、この化粧板34に形成された外筒34a(図3参照)と内筒36によって構成されるシリンダ錠38と、ケース32と化粧板34によって形成される内側空間に収容される施解錠機構50(図3参照。詳細は後述)と、この施解錠機構50によってスライドされるスライドカム40と、を有して構成されている。スライドカム40は、シリンダ錠38の回動に連動して、施錠位置(図1において点線で示す位置)と解錠位置(図6(b)で示す位置)との間を回動可能である。
<錠前制御装置/解錠状態、施錠状態>
錠前制御装置30が施錠状態にある場合には、シリンダ錠38に所定の鍵を挿入して時計回りに回転すると、施解錠機構50によってスライドカム40が施錠位置(図1において点線で示す位置)から解錠位置(図6(b)で示す位置)まで移動する。これにより、スライドカム40の先端が宅配ボックス12の本体12bから退出し、錠前制御装置30は施錠状態から解錠状態となる。
また、錠前制御装置30が解錠状態にあり、かつ扉12aが開放状態にある場合には、扉12aを閉めることにより、施解錠機構50によってスライドカム40が解錠位置(図6(b)で示す位置)から施錠位置(図1において点線で示す位置)まで移動する。これにより、スライドカム40の先端が宅配ボックス12の本体12b側に突出し、錠前制御装置30は解錠状態から施錠状態(オートロック状態)となる(詳細は後述)。
<錠前制御装置/施解錠機構>
次に、図3〜図5を用いて、錠前制御装置30の施解錠機構50について詳細に説明する。図3は、錠前制御装置30の分解斜視図であり、図4は、錠前制御装置30の一部を透過して示す正面図であり、図5は、錠前制御装置30の一部を透過して示す背面図である。
錠前制御装置30の施解錠機構50は、板状の仕切板52を有し、図3および図4に示すように、この仕切板52と化粧板34によって形成される内側空間には、シリンダ錠38の内筒36の端部に嵌合されるシリンダーカム54と、このシリンダーカム54によって仕切板52に沿って所定方向にスライド駆動されるスライドプレート56と、シリンダーカム54とスライドプレート56の間に所定の隙間を形成するスペーサ58が配設される。
また、図3および図5に示すように、仕切板52とケース32によって形成される内側空間には、仕切板52にスライド可能に配設されるLプレート60と、このLプレート60にカシメピン61を介して回動可能に配設されるセンスカムA62と、Lプレート60に回動可能に配設されるセンスカムC64と、このセンスカムC64と係合可能なセンスカムE66と、このセンスカムE66に回動可能に配設されるカムストッパ68と、このカムストッパ68に係合可能なセンスカムF70と、宅配ボックス12の扉12aと接触可能な位置に配設される扉センス72が配設される。
<錠前制御システムの動作>
次に、図6〜図10を用いて、錠前制御システム10の動作について詳細に説明する。錠前制御システム10の動作状態は、ダイヤル錠20が解錠状態かつ錠前制御装置30が施錠状態の「未使用状態」と、ダイヤル錠20が解錠状態かつ錠前制御装置30が解錠状態の「使用可能状態」と、ダイヤル錠20が施錠状態かつ錠前制御装置30が解錠状態の「使用状態」と、に大別することができる。
<錠前制御システムの動作/未使用状態>
図6(a)は、「未使用状態」の錠前制御システム10における主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。
図6(a)に示すように、錠前制御システム10の「未使用状態」では、ダイヤル錠20のカム28は解錠位置(宅配ボックス12の本体12bから退出した位置)にあり、ダイヤル錠20は解錠状態となっている。一方、錠前制御装置30のスライドカム40は施錠位置(宅配ボックス12の本体12b側に突出した位置)にあり、錠前制御装置30は施錠状態となっている。
この「未使用状態」では、ダイヤル錠20は解錠状態であるが、錠前制御装置30は施錠状態であるため、宅配ボックス12の扉12aを開閉することはできず、宅配ボックス12は使用不可能である。
宅配ボックスにダイヤル錠20のみを取り付けた場合、ダイヤル錠20が解錠状態であれば宅配ボックスを自由に使用することができるため、例えば、宅配ボックスの想定外の使用行為(例えば、私物の保管に使用するような行為)が行われるおそれがあるが、錠前制御システム10によれば、「未使用状態」にすることで宅配ボックスを一時的に使用不可能な状態にすることができるため、宅配ボックスの想定外の使用行為を未然に防止することができ、宅配ボックスを本来の使用用途のためだけに使用させることができ、宅配ボックスの管理を楽にすることができる。
また、この「未使用状態」では、カムストッパ68がコイルスプリング(図示省略)によって符号Aで示す方向に付勢され、ダイヤル錠20のカム28に係合し、カム28の回動を阻止している。このため、錠前制御システム10の「未使用状態」では、ダイヤル錠20を解錠状態から仮施錠状態および施錠状態に移行させることができない。
ダイヤル錠20の施解錠を制限しない場合、例えば、宅配ボックスを利用しないにも関わらずダイヤル錠20を故意に施錠状態にする等の迷惑行為が発生するおそれがあるが、錠前制御システム10によれば、「未使用状態」ではダイヤル錠20を解錠状態から仮施錠状態および施錠状態に移行させることができないため、ダイヤル錠20をイタズラ目的等で施錠状態にする等の迷惑行為を未然に防止することができ、宅配ボックスを有効活用することができる。
<錠前制御システムの動作/未使用状態→使用可能状態>
図6(b)は、「未使用状態」から「使用可能状態」に移行中の錠前制御システム10における主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。
シリンダ錠38に所定の鍵を挿入し、図6(b)に示すように、内筒36を符号Bで示す方向(時計回り)に回転すると、内筒36に嵌合されたシリンダーカム54が内筒36とともに回動し、このシリンダーカム54に嵌合されたスライドプレート56が、仕切板52に沿って符号Cで示す方向にスライドする。
また、スライドプレート56が符号Cで示す方向にスライドすると、仕切板52を挟んでスライドプレート56の反対側に配置されたセンスカムA62が、スライドプレート56に押され、カシメピン61を回転軸として仕切板52から離反する方向に回動する。これにより、扉センス72とセンスカムA62との係合が解除され、センスカムA62とLプレート60が、スプリング(図示省略)に付勢されて、符号Dで示す方向にスライドする。
また、スライドプレート56が符号Cで示す方向にスライドすると、仕切板52を挟んでスライドプレート56の反対側に配置されたスライドカム40が、スライドプレート56に突出形成された突出部56aに押され、符号Eで示す方向にスライドした後、センスカムC64と係合し、解錠位置(宅配ボックス12の本体12bから退出した位置)で固定(ロック)される。
これにより、錠前制御装置30は施錠状態から解錠状態に移行し、錠前制御システム10は、ダイヤル錠20が解錠状態かつ錠前制御装置30が解錠状態の「使用可能状態」となる。
この「使用可能状態」では、ダイヤル錠20と錠前制御装置30の両方が解錠状態であるため、宅配ボックス12の扉12aを開閉することが可能で、宅配ボックス12の利用が可能となる。よって、荷物の預け入れを行う者(例えば、宅配業者)がシリンダ錠38のキーコードに合致する鍵を所持していれば、宅配ボックス12に荷物の預け入れを行うことができる。
換言すれば、シリンダ錠38のキーコードに合致する鍵を所持していない者は、宅配ボックス12を利用することができないため、例えば、宅配ボックスの想定外の使用行為(例えば、私物の保管に使用するような行為)や、宅配ボックスを故意に施錠状態にする等の迷惑行為を確実に防止することができる。
また、図7(a)〜同図(c)は、「未使用状態」から「使用可能状態」に移行中の錠前制御システム10におけるセンスカムF70の動作を時系列で示した図である。
スライドプレート56が符号Cで示す方向にスライドすると、仕切板52を挟んでスライドプレート56の反対側に配置されたセンスカムF70の一端部70aが、スライドプレート56の側面に押され、センスカムF70が、カムストッパ68を回転軸として符号Fで示す方向に回動する。これにより、図7(c)に示すように、センスカムF70の他端部70bが、仕切板52を超えて化粧板34の方向に突出する。また、センスカムF70は、ダイヤル錠20のカム28によって、符号Fで示す方向と逆方向(符号F'で示す方向)への回動が制限される。
このとき、シリンダ錠38に挿入されている鍵で、内筒36を反時計回りに回転して初期位置(鍵の抜き差しができる位置)に戻そうとした場合、スライドプレート56が符号Cで示す方向と逆方向にスライドしようとする。ところが、センスカムF70はカム28によって符号F'で示す方向の回動が制限されているため、スライドプレート56は、センスカムF70によって符号Cで示す方向と逆方向のスライドが阻止される。この結果、内筒36を解錠位置から初期位置まで回転させることができないため、シリンダ錠38から鍵を抜くことができない。
このように、錠前制御システム10では、「使用可能状態」にある場合には、ダイヤル錠20を解錠状態から施錠状態にしない限りシリンダ錠38から鍵を抜くことができないため、荷物の預け入れを行う者(例えば、宅配業者)によるダイヤル錠20の施錠忘れを確実に回避することができ、防犯効果を高めることができる。
<錠前制御システムの動作/使用可能状態における扉の開放>
図8(a)は、「使用可能状態」において宅配ボックス12の扉12aを開放した場合の錠前制御システム10における主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。
「未使用状態」において宅配ボックス12の扉12aを開放すると、センスカムA62との係合が解除されている扉センス72が、スプリング(図示省略)に付勢されて、符号Gで示す方向にスライドする。これにより、扉センス72に押圧されて回動が制限されていたセンスカムE66が、コイルスプリング(図示省略)に付勢されて、符号Hで示す方向に回動する。
センスカムE66が回動すると、このセンスカムE66にコイルスプリング(図示省略)を介して配設されたカムストッパ68が、図8(b)、(c)に示すように、符号Iで示す方向に回動する。これにより、カムストッパ68と、ダイヤル錠20のカム28との係合が解除され、カム28の回動が可能となり、ダイヤル錠20を解錠状態から仮施錠状態および施錠状態に移行させることが可能となる。
<錠前制御システムの動作/使用可能状態→使用状態>
図9(a)は、「使用可能状態」においてダイヤル錠20を施錠した場合の錠前制御システム10における主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。
宅配ボックス12の扉12aを閉鎖し、ダイヤル錠20のツマミ26を反時計回りに回動すると、カム28が符号Jで示す方向に回動し、解錠位置から施錠位置まで移動する。これにより、カム28の先端が宅配ボックス12の本体12b側に突出し、ダイヤル錠20は解錠状態から仮施錠状態となる。
また、この仮施錠状態にある場合に、ダイヤル錠20に対して暗証番号の設定を行った後、ダイヤル22による操作を行い、ダイヤル22に施された数字の組合せを暗証番号に一致させないように変更すると、ダイヤル錠20は仮施錠状態から施錠状態に移行する。
これにより、ダイヤル錠20は解錠状態から施錠状態に移行し、錠前制御システム10は、ダイヤル錠20が施錠状態かつ錠前制御装置30が解錠状態の「使用状態」となる。
なお、カム28が施錠位置に移動することで、カム28によって回動が制限されていたセンスカムF70が符号Kで示す方向に回動可能な状態となるため、内筒36を解錠位置から初期位置(鍵の抜き差しができる位置)まで回転させることができ、シリンダ錠38から鍵を抜くことができる。
荷物の預け入れを行う者(例えば、宅配業者)は、宅配ボックス12に荷物の預け入れを行った後、ダイヤル錠20に対して暗証番号を設定してダイヤル錠20を施錠状態にし、錠前制御装置30の内筒36を解錠位置から初期位置まで回転させて鍵を抜き、ダイヤル錠20に設定した暗証番号を、荷物の受け取りを行う者(例えば、荷物の届け出先の住人)に連絡する。
<錠前制御システムの動作/使用可能状態におけるダイヤル錠の解錠>
図9(b)は、「使用可能状態」においてダイヤル錠20を解錠した場合の錠前制御システム10における主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。
ダイヤル錠20のダイヤル22による操作を行い、ダイヤル22に施された数字の組合せを暗証番号に一致させると、ツマミ26が回動可能状態となり、この回動可能状態のツマミ26を時計回りに回動すると、カム28が施錠位置から解錠位置まで移動する。これにより、カム28の先端が宅配ボックス12の本体12bから退出し、ダイヤル錠20は施錠状態から解錠状態となる。また、カム28が施錠位置から解錠位置まで移動すると、カム28に押されたセンスカムF70が、図9(b)に示すように、符号Lで示す方向に回動し、初期位置に戻る。
荷物の受け取りを行う者(例えば、荷物の届け出先の住人)は、ダイヤル錠20のダイヤル22による操作を行い、ダイヤル22に施された数字の組合せを、荷物の預け入れを行う者(例えば、宅配業者)から通知された暗証番号に一致させてダイヤル錠20を解錠状態にし、宅配ボックス12に保管された荷物を受け取る。
<錠前制御システムの動作/使用状態→未使用状態>
図10は、「使用状態」から「未使用状態」に移行中の錠前制御システム10における主要部材を抜き出して示した外観斜視図である。
ダイヤル錠20が解錠状態となり、センスカムF70が初期位置に戻った状態で宅配ボックス12の扉12aを閉鎖すると、扉センス72が扉12aに押されて符号Mに示す方向にスライドするとともに、扉センス72に係合するセンスカムA62を介してLプレート60も同方向にスライドし、センスカムC64が符号Nで示す方向に回動する。センスカムC64が回動すると、センスカムC64とスライドカム40との係合(ロック)が解除され、スライドカム40はスプリング(図示省略)に付勢され、符号Oで示す方向にスライドする。この結果、スライドカム40の先端が宅配ボックス12の本体12b側に突出し、錠前制御装置30は解錠状態から施錠状態(オートロック状態)となる。
これにより、錠前制御装置30は解錠状態から施錠状態(オートロック状態)に移行し、錠前制御システム10は、上記図6(a)を用いて説明した「未使用状態」となる。
以上説明したように、本実施形態に係る錠前制御システム(例えば、錠前制御システム10)は、第一の錠前(例えば、ダイヤル錠20)と第二の錠前(例えば、錠前制御装置30)を有して構成された錠前制御システムであって、前記第一の錠前が解錠状態かつ前記第二の錠前が施錠状態の第一の状態(例えば、未使用状態)と、前記第一の錠前が前記解錠状態かつ前記第二の錠前が解錠状態の第二の状態(例えば、使用可能状態)と、前記第一の錠前が施錠状態かつ前記第二の錠前が前記解錠状態の第三の状態(例えば、使用状態)と、を有し、前記第一の状態において、前記第二の錠前は、前記第一の錠前が前記解錠状態から前記施錠状態に移行するのを阻止(例えば、錠前制御装置30のカムストッパ68によってダイヤル錠20のカム28の回動を阻止)するように構成されている、ことを特徴とする錠前制御システムである。
本実施形態に係る錠前制御システムによれば、第一の状態では第一の錠前を解錠状態から施錠状態に移行させることができないため、第一の状態に移行させることで、第一の錠前をイタズラ目的等で施錠状態にする等の迷惑行為を未然に防止することができ、宅配ボックスを有効活用することができる。
また、前記第二の錠前の鍵を用いて前記第一の状態を前記第二の状態に移行させた場合に、該第二の状態では前記鍵を鍵穴から抜くことができないように構成されていてもよい。
このような構成とすれば、第二の状態において、第一の錠前の施錠忘れを確実に回避することができ、防犯効果を高めることができる。
また、前記第二の状態を前記第三の状態に移行させた場合にのみ、前記鍵を前記鍵穴から抜くことができるように構成されていてもよい。
このような構成とすれば、第二の状態において、第一の錠前を確実に施錠させることができ、防犯効果を高めることができる。
また、前記第二の錠前は、扉の閉鎖を少なくとも検知可能な扉センス(例えば、扉センス72)を備え、前記第二の錠前は、前記扉センスによって前記扉の閉鎖を検知した場合に、前記解錠状態から前記施錠状態に移行するように構成されていてもよい。
このような構成とすれば、扉の閉鎖によって第二の錠前を施錠状態に移行させることができ、利便性を高めることができる。
また、本実施形態に係る錠前制御システム(例えば、錠前制御システム10)は、第一の錠前(例えば、ダイヤル錠20)と第二の錠前(例えば、錠前制御装置30)を有して構成された錠前制御システムであって、前記第一の錠前が解錠状態かつ前記第二の錠前が施錠状態の第一の状態(例えば、未使用状態)と、前記第一の錠前が前記解錠状態かつ前記第二の錠前が解錠状態の第二の状態(例えば、使用可能状態)と、前記第一の錠前が施錠状態かつ前記第二の錠前が前記解錠状態の第三の状態(例えば、使用状態)と、を有し、前記第一の状態において、前記施錠状態の前記第二の錠前は、前記第一の錠前が前記解錠状態から前記施錠状態に移行するのを阻止(例えば、錠前制御装置30のカムストッパ68によってダイヤル錠20のカム28の回動を阻止)するように構成され、前記第二の錠前を鍵で解錠することで前記第一の状態を前記第二の状態に移行させた場合に、前記解錠状態の前記第一の錠前は、前記第二の錠前を前記解錠状態に維持したまま該第二の錠前の鍵穴から前記鍵が抜かれることを阻止するように構成され、前記第一の錠前を施錠することで前記第二の状態を前記第三の状態に移行させた場合に、前記施錠状態の前記第一の錠前は、前記第二の錠前を前記解錠状態に維持したまま該第二の錠前の前記鍵穴から前記鍵が抜かれることを許容するように構成されている、ことを特徴とする錠前制御システムである。
本実施形態に係る錠前制御システムによれば、第一の状態では第一の錠前を解錠状態から施錠状態に移行させることができないため、第一の状態に移行させることで、第一の錠前をイタズラ目的等で施錠状態にする等の迷惑行為を未然に防止することができ、宅配ボックスを有効活用することができる。
また、第一の錠前と第二の錠前の両方が解錠状態となっている第二の状態にある場合には、一方の第一の錠前を解錠状態から施錠状態にしない限り、他方の第二の錠前から鍵を抜くことができないため、荷物の預け入れを行う者(例えば、宅配業者)による第一の錠前の施錠忘れを確実に回避することができ、防犯効果を高めることができる。また、一方の第一の錠前の施解錠によって、他方の第二の錠前を解錠状態に維持したまま該第二の錠前の鍵の抜き差しの制御を行うことができるため、荷物の受け取りを行う者(例えば、荷物の届け出先の住人)は、第一の錠前を解錠するだけで、宅配ボックス等に保管された荷物を受け取ることができ、防犯効果に加えて、利便性を高めることができる。

なお、本発明に係る錠前制御システムおよび錠前制御装置の構成は、上記実施形態に係る錠前制御システム10および錠前制御装置30の構成に限定されるものではなく、例えば、第一の錠前はダイヤル錠に限定されるものではない。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明に係る錠前制御システムおよび錠前制御装置は、宅配ボックスなどに適用することができる。
10 錠前制御システム
12 宅配ボックス
12a 扉
12b 本体
20 ダイヤル錠
22 ダイヤル
24 施解錠機構
26 ツマミ
28 カム
30 錠前制御装置
32 ケース
34 化粧板
34a 外筒
36 内筒
40 スライドカム
50 施解錠機構
52 仕切板
54 シリンダーカム
56 スライドプレート
58 スペーサ
60 プレート
62 センスカムA
64 センスカムC
66 センスカムE
68 カムストッパ
70 センスカムF
72 扉センス

Claims (3)

  1. 第一の錠前と第二の錠前を有して構成された錠前制御システムであって、
    前記第一の錠前が解錠状態かつ前記第二の錠前が施錠状態の第一の状態と、
    前記第一の錠前が前記解錠状態かつ前記第二の錠前が解錠状態の第二の状態と、
    前記第一の錠前が施錠状態かつ前記第二の錠前が前記解錠状態の第三の状態と、を有し、
    前記第一の状態において、前記施錠状態の前記第二の錠前は、前記第一の錠前が前記解錠状態から前記施錠状態に移行するのを阻止するように構成され、
    前記第二の錠前を鍵で解錠することで前記第一の状態を前記第二の状態に移行させた場合に、前記解錠状態の前記第一の錠前は、前記第二の錠前を前記解錠状態に維持したまま該第二の錠前の鍵穴から前記鍵が抜かれることを阻止するように構成され、
    前記第一の錠前を施錠することで前記第二の状態を前記第三の状態に移行させた場合に、前記施錠状態の前記第一の錠前は、前記第二の錠前を前記解錠状態に維持したまま該第二の錠前の前記鍵穴から前記鍵が抜かれることを許容するように構成されている、
    ことを特徴とする錠前制御システム。
  2. 請求項1に記載の錠前制御システムであって、
    前記第二の錠前は、扉の閉鎖を少なくとも検知可能な扉センスを備え、
    前記第二の錠前は、前記扉センスによって前記扉の閉鎖を検知した場合に、前記解錠状態から前記施錠状態に移行するように構成されている、
    ことを特徴とする錠前制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の錠前制御システムであって、
    前記第一の錠前は、ダイヤル錠である、
    ことを特徴とする錠前制御システム。
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