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JP6736504B2 - 光増幅装置 - Google Patents
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Description

本発明は、偏波多重光通信システムにおける光増幅装置に関する。
通信システムにおいては、1つの通信媒体の有効利用のため、例えば、多重化技術を使用して、1つの通信媒体で複数の信号を伝送することが行われる。特許文献1は、互いに直交する偏波の光信号を1つの光ファイバコアで伝送する偏波多重光通信システムを開示している。また、光通信システムにおいては、光信号を電気信号に変換することなく、光信号のままで増幅を行う光増幅装置が使用される。特許文献2は、偏波保持光ファイバを用いた光増幅装置を開示している。特許文献2によると、光増幅装置の増幅部として機能するエルビウム添加ファイバ(EDF)で生じる自然放出光(ASE光)のうち、光信号の偏波面に直交する成分を除去するため、偏光子を使用している。
特開2014−220822号公報 特開2003−031875号公報
特許文献2が開示する光増幅装置は、信号光と直交する成分を偏光子により阻止するため、直交する2つの偏波の信号光を含む光信号の増幅のために使用することはできない。
本発明は、直交する2つの偏波の信号光を含む偏波多重光信号を増幅できる光増幅装置を提供するものである。
本発明の一態様によると、偏波多重光信号を増幅する光増幅装置は、制御手段と、入力される光信号の偏波面を前記制御手段から通知された回転量だけ回転させる第1回転手段と、前記第1回転手段からの光信号を第1偏波と、前記第1偏波とは直交する第2偏波とに偏波分離して、第1偏波の第1光信号と第2偏波の第2光信号と、を出力する分離手段と、前記第1光信号を光増幅する第1増幅手段と、前記第2光信号を光増幅する第2増幅手段と、前記第1増幅手段が出力する第1光信号に含まれる前記第2偏波の成分を抑制する第1抑制手段と、前記第2増幅手段が出力する第2光信号に含まれる前記第1偏波の成分を抑制する第2抑制手段と、前記第1抑制手段が出力する光信号と前記第2抑制手段が出力する光信号とを偏波多重して出力する多重手段と、前記多重手段からの光信号の偏波面を前記制御手段から通知された回転量だけ回転させる第2回転手段と、を備え、前記第1増幅手段及び前記第2増幅手段は、入力される光信号の偏波面を保持して出力し、前記制御手段は、前記第1回転手段の回転量の絶対値と前記第2回転手段の回転量の絶対値が等しく、前記第1回転手段による偏波面の回転方向と前記第2回転手段による偏波面の回転方向が互いに逆となる様に、前記第1回転手段及び前記第2回転手段を制御することを特徴とする。
本発明によると、直交する2つの偏波の信号光を含む偏波多重光信号を増幅することができる。
一実施形態による光増幅装置の構成図。 一実施形態による光増幅装置の構成図。 一実施形態による光増幅装置の構成図。 一実施形態による光増幅装置の構成図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による光増幅装置の構成図である。光増幅装置に入力される偏波多重光信号は、X偏波の信号光と、X偏波とは直交する偏波であるY偏波の信号光とを含んでいる。分離部1は、偏波多重光信号を偏波分離して、X偏波の信号光とY偏波の信号光とをそれぞれ出力する。偏波保持型増幅部21は、エルビウム添加ファイバ(EDF)を有し、図示しない励起光源からの励起光により、X偏波の信号光を増幅する。同様に、偏波保持型増幅部22は、EDFを有し、図示しない励起光源からの励起光により、Y偏波の信号光を増幅する。なお、偏波保持型増幅部21及び偏波保持型増幅部22は、増幅する光信号の偏波面を維持/保持する。したがって、偏波保持型増幅部21は、増幅されたX偏波の信号光を出力し、偏波保持型増幅部22は、増幅されたY偏波の信号光を出力する。なお、偏波保持型増幅部21及び偏波保持型増幅部22は、増幅された信号光のみならず、EDFで生じる自然放出光(ASE光)も出力する。つまり、偏波保持型増幅部21及び偏波保持型増幅部22は、増幅された信号光とASE光を含む光信号を出力する。
なお、ASE光の偏波面は、一意ではなく、ASE光は、様々な方向の偏波面の成分を含んでいる。
偏光子31は、Y偏波の光成分を阻止する様に設けられ、増幅されたX偏波の信号光と、ASE光を含む光信号のうち、Y偏波の光成分を阻止する。したがって、偏光子31でX偏波の信号光は減衰されず、偏光子31は、Y偏波のASE光、つまり、雑音成分を阻止・抑制して、X偏波の信号光とX偏波のASE光を含む光信号を出力する。同様に、偏光子32は、X偏波の光成分を阻止する様に設けられる。したがって、偏光子32でY偏波の信号光は減衰されず、偏光子32は、X偏波のASE光、つまり、雑音成分を阻止して、Y偏波の信号光とY偏波のASE光を含む光信号を出力する。合波部4は、偏光子31が出力するX偏波の光信号と、偏光子32が出力するY偏波の光信号を偏波多重して出力する。
以上、本実施形態によると、偏波多重光信号の光増幅を行うことができる。また、偏光子31、32により、不要な雑音成分を抑制でき、よって、信号対雑音比(SN比)を改良できる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について、第一実施形態との相違点を中心に説明する。図2は、本実施形態による光増幅装置の構成図である。なお、第一実施形態の光増幅装置と同様の構成要素には同じ参照符号を付与してその説明は省略する。本実施形態において、偏波コントローラ51及び偏波コントローラ52は、入力される光信号の偏波面を45度だけ回転させて出力する。なお、偏波コントローラ51及び偏波コントローラ52の偏波面の回転方向は同じ方向であっても互いに異なる方向であってもよい。したがって、偏波コントローラ51は、X偏波の信号光の偏波面を45度だけ回転させ、Z1偏波の信号光として出力する。同様に、偏波コントローラ52は、Y偏波の信号光の偏波面を45度だけ回転させ、Z2偏波の信号光として出力する。なお、偏波コントローラ51及び偏波コントローラ52の偏波面の回転方向が同じ方向であると、Z1とZ2の偏波面は互いに直交する。一方、偏波コントローラ51及び偏波コントローラ52の偏波面の回転方向が互いに異なる方向であると、Z1とZ2の偏波面は同じである。
したがって、本実施形態の偏波保持型増幅部21は、増幅されたZ1偏波の信号光と、ASE光を含む光信号を出力し、本実施形態の偏波保持型増幅部22は、増幅されたZ2偏波の信号光と、ASE光を含む光信号を出力する。偏波コントローラ53は、入力される光信号の偏波面を偏波コントローラ51とは逆方向に45度だけ回転させて出力する。同様に、偏波コントローラ54は、入力される光信号の偏波面を偏波コントローラ52とは逆方向に45度だけ回転させて出力する。したがって、偏波コントローラ53は、増幅されたX偏波の信号光と、ASE光を含む光信号を出力し、偏波コントローラ54は、増幅されたY偏波の信号光と、ASE光を含む光信号を出力する。その後は、第一実施形態と同様である。
EDFでは、信号光のない偏波のASE光の増幅に、増幅のためのエネルギーがとられ、その結果、信号光のゲインが低下する。本実施形態において偏波保持型増幅部21及び偏波保持型増幅部22には、X偏波とY偏波の両方の成分を有する信号光が入力されるため、増幅のためのエネルギーを信号光の増幅に効率よく利用でき、よって、S/N比をさらに改良することができる。なお、本実施形態では、各偏波コントローラ51、52、53及び54での偏波面の回転量を45度としたが、90度、180度及び270度を除く任意の他の量とすることができる。この場合、偏波保持型増幅部21及び偏波保持型増幅部22に入力されるX偏波とY偏波のいずれか一方の成分は他方の成分に比べて弱くなるが、信号光が入力されることには変わりなく、S/N比を改善することができる。なお、偏波コントローラ51、52、53及び54での偏波面の回転量を90度、180度及び270度のいずれかとすると、第一実施形態と同様になる。
また、偏波保持型増幅部21及び22のX偏波とY偏波が感じる屈折率に差(複屈折)がある場合、偏波保持型増幅部21及び22の出力の偏波状態が入力の偏波状態と異なる場合がある。この場合、各偏波コントローラ53、54を調節することで、直線偏波に変換し、且つ各偏光子31及び32の軸に一致させることで解決できる。
<第三実施形態>
続いて、第三実施形態について、第二実施形態との相違点を中心に説明する。図3は、本実施形態による光増幅装置の構成図である。なお、第二実施形態の光増幅装置と同様の構成要素には同じ参照符号を付与してその説明は省略する。本実施形態においては、光増幅部として、偏波を保持しない、偏波無依存型増幅部61及び62を使用する。このため、偏波コントローラ71及び偏波コントローラ72は、入力される直線偏波の光信号を、円偏波の光信号に変換して出力する。なお、円偏波の回転方向は、右回転であっても左回転であっても良い。したがって、偏波コントローラ71は、X偏波の信号光を円偏波の信号光に変換して出力する。同様に、偏波コントローラ72は、Y偏波の信号光を円偏波の信号光に変換して出力する。
本実施形態の偏波無依存型増幅部61及び62は、それぞれ、増幅された円偏波の信号光と、ASE光を含む光信号を出力する。偏波コントローラ73は、入力される円偏波の光信号をX偏波の光信号に変換して出力し、偏波コントローラ74は、入力される円偏波の光信号をY偏波の光信号に変換して出力する。したがって、偏波コントローラ73は、増幅されたX偏波の信号光と、ASE光を含む光信号を出力し、偏波コントローラ74は、増幅されたY偏波の信号光と、ASE光を含む光信号を出力する。その後は、第二実施形態と同様である。
上記構成により、偏波面を保持しないEDFを使用して偏波多重光信号の光増幅を行うことができる。また、偏光子31、32により、不要な雑音成分を抑制でき、よって、信号対雑音比(SN比)を改良できる。
<第四実施形態>
続いて、第四実施形態について、第一実施形態との相違点を中心に説明する。図4は、本実施形態による光増幅装置の構成図である。なお、第一実施形態の光増幅装置と同様の構成要素には同じ参照符号を付与してその説明は省略する。本実施形態の光増幅装置は、第一実施形態の光増幅装置の分離部1の上流側に可変偏波コントローラ81を設け、第一実施形態の光増幅装置の合波部4の下流側に可変偏波コントローラ82を設け、さらに、可変偏波コントローラ81及び可変偏波コントローラ82による偏波面の回転角度が互いに逆方向で同じ量となる様に同期制御する制御部9を追加した点で、第一実施形態の光増幅装置とは異なる。
たとえば、可変偏波コントローラ81は、制御部9の制御のもと、光信号の偏波面の回転量を徐々に変化させる。たとえば、所定期間で、偏波面の回転量が0から2πになる様に可変偏波コントローラ81は制御される。なお、回転量が2π、つまり、0になると、再度、2πに向けて回転量を増加させることを繰り返し行う。可変偏波コントローラ82は、制御部9の制御のもと、光信号の偏波面の回転量を徐々に変化させる。なお、可変偏波コントローラ82の偏波面の回転量の絶対値は、可変偏波コントローラ81での回転量の絶対値と同じで、かつ、その方向は、可変偏波コントローラ81とは逆向きとする。たとえば、可変偏波コントローラ81が右回りで45度の回転量を与えていると、可変偏波コントローラ81は左回りで45度の回転量を与えているように、可変偏波コントローラ81及び可変偏波コントローラ82は制御部9により制御される。したがって、可変偏波コントローラ81及び可変偏波コントローラ82の全体では、偏波面の回転は相殺され、よって、光増幅装置に入力されたX偏波の信号光とY偏波の信号光を含む偏波多重光信号は、同じくX偏波の信号光とY偏波の信号光(及びASE光)を含む偏波多重光信号として光増幅装置から出力される。
続いて、本実施形態による光増幅装置の利点について説明する。偏波多重光信号に含まれるX偏波の信号光とY偏波の信号光が同じ変調方式を使用し、かつ、同じデータが連続していると、X偏波及びY偏波のそれぞれと45度だけその偏波面が異なる直線偏波となり得る。また、光信号の偏波面は、光伝送路での複屈折の影響を受けて変化し得る。仮に上述したように、各信号光が搬送するデータにより、X偏波及びY偏波のそれぞれと45度だけその偏波面が異なる直線偏波となり、かつ、その偏波面が、光伝送路での複屈折の影響を受けてX偏波に一致すると、第一実施形態の構成では、偏波保持型増幅器22には信号光が入力されない。したがって、偏波保持型増幅器22は、強いASE光のみを出力することになりS/N比が劣化し得る。本実施形態では、可変偏波コントローラ81が回転量を変化させるため、偏波保持型増幅器21及び偏波保持型増幅器22のいずれか一方に光信号が入力されない状態が継続することを防ぐことができ、よって、S/N比の劣化を抑えることができる。
1:分離部、21、22:偏波保持型増幅部、31、32:偏光子、4:合波部

Claims (7)

  1. 偏波多重光信号を増幅する光増幅装置であって、
    制御手段と、
    入力される光信号の偏波面を前記制御手段から通知された回転量だけ回転させる第1回転手段と、
    前記第1回転手段からの光信号を第1偏波と、前記第1偏波とは直交する第2偏波とに偏波分離して、第1偏波の第1光信号と第2偏波の第2光信号と、を出力する分離手段と、
    前記第1光信号を光増幅する第1増幅手段と、
    前記第2光信号を光増幅する第2増幅手段と、
    前記第1増幅手段が出力する第1光信号に含まれる前記第2偏波の成分を抑制する第1抑制手段と、
    前記第2増幅手段が出力する第2光信号に含まれる前記第1偏波の成分を抑制する第2抑制手段と、
    前記第1抑制手段が出力する光信号と前記第2抑制手段が出力する光信号とを偏波多重して出力する多重手段と、
    前記多重手段からの光信号の偏波面を前記制御手段から通知された回転量だけ回転させる第2回転手段と、
    を備え
    前記第1増幅手段及び前記第2増幅手段は、入力される光信号の偏波面を保持して出力し、
    前記制御手段は、前記第1回転手段の回転量の絶対値と前記第2回転手段の回転量の絶対値が等しく、前記第1回転手段による偏波面の回転方向と前記第2回転手段による偏波面の回転方向が互いに逆となる様に、前記第1回転手段及び前記第2回転手段を制御することを特徴とする光増幅装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1回転手段の回転量を時間とともに変化させることを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  3. 偏波多重光信号を増幅する光増幅装置であって、
    入力される光信号を第1偏波と、前記第1偏波とは直交する第2偏波とに偏波分離して、第1偏波の第1光信号と第2偏波の第2光信号と、を出力する分離手段と、
    前記第1光信号の偏波面を第1所定量だけ回転させて第3光信号を出力する第1回転手段と、
    前記第2光信号の偏波面を第2所定量だけ回転させて第4光信号を出力する第2回転手段と、
    前記第3光信号を光増幅する第1増幅手段と、
    前記第4光信号を光増幅する第2増幅手段と、
    前記第1増幅手段が出力する第3光信号の偏波面を前記第1所定量だけ、前記第1回転手段とは逆方向に回転させた第5光信号を出力する第3回転手段と、
    前記第2増幅手段が出力する第4光信号の偏波面を前記第2所定量だけ、前記第2回転手段とは逆方向に回転させた第6光信号を出力する第4回転手段と、
    前記第5光信号に含まれる前記第2偏波の成分を抑制する第1抑制手段と、
    前記第6光信号に含まれる前記第1偏波の成分を抑制する第2抑制手段と、
    前記第1抑制手段が出力する光信号と前記第2抑制手段が出力する光信号とを偏波多重して出力する多重手段と、
    を備え
    前記第1増幅手段及び前記第2増幅手段は、入力される光信号の偏波面を保持して出力することを特徴とする光増幅装置。
  4. 前記第1所定量及び前記第2所定量は、90度、180度及び270度以外の値であることを特徴とする請求項に記載の光増幅装置。
  5. 前記第1所定量及び前記第2所定量は、45度であることを特徴とする請求項に記載の光増幅装置。
  6. 偏波多重光信号を増幅する光増幅装置であって、
    入力される光信号を第1偏波と、前記第1偏波とは直交する第2偏波とに偏波分離して、第1偏波の第1光信号と第2偏波の第2光信号と、を出力する分離手段と、
    前記第1光信号を円偏波の第3光信号に変換して出力する第1変換手段と、
    前記第2光信号を円偏波の第4光信号に変換して出力する第2変換手段と、
    前記第3光信号を光増幅する第1増幅手段と、
    前記第4光信号を光増幅する第2増幅手段と、
    前記第1増幅手段が出力する前記円偏波の第3光信号を前記第1偏波の第5光信号に変換して出力する第3変換手段と、
    前記第2増幅手段が出力する前記円偏波の第4光信号を前記第2偏波の第6光信号に変換して出力する第4変換手段と、
    前記第5光信号に含まれる前記第2偏波の成分を抑制する第1抑制手段と、
    前記第6光信号に含まれる前記第1偏波の成分を抑制する第2抑制手段と、
    前記第1抑制手段が出力する光信号と前記第2抑制手段が出力する光信号とを偏波多重して出力する多重手段と、
    を備えていることを特徴とする光増幅装置。
  7. 前記第1増幅手段及び前記第2増幅手段は、入力される光信号の偏波面を保持しないことを特徴とする請求項に記載の光増幅装置。
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