JP6742583B2 - 積層体 - Google Patents
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Description
<1>
支持基材の少なくとも一方の面に、表面層を有する積層体であって、以下の条件1から条件3のすべてを満たすことを特徴とする、積層体。
<2>
以下の条件4を満たすことを特徴とする、<1>に記載の積層体。
<3>
以下の条件5を満たすことを特徴とする、<1>または<2>に記載の積層体。
<4>
以下の条件6を満たすことを特徴とする、<1>から<3>のいずれかに記載の積層体。
まず、特許文献1に記載の従来技術の積層体が、高速剥離、低速剥離の両条件でも非常に低い剥離力と、高い残留接着率とを両立できない理由は、従来技術では水酸基を有するシリコーンオイルを、イソシアネート化合物と架橋反応させ、表面層に固定化している。シリコーンオイルの固定化により高い残留接着率は得られるが、架橋部の導入により表面層の弾性率が上昇し、特に低速剥離での剥離力が十分ではなかった。
以下、本発明の実施の形態について具体的に述べる。
条件1:原子間力顕微鏡により3μm四方の範囲について測定した、表面層表面の弾性率の平均値が15MPa以下。
条件2:原子間力顕微鏡により3μm四方の範囲について測定した、表面層表面の弾性率分布の標準偏差が5MPa以下。
条件3:ハートループ法における、積層体の柔軟指数Sが50以上。
さらに、剥離位置制御性の観点から、以下の条件5を満たすことを特徴とすることが好ましい。
本発明の積層体は、支持基材の少なくとも一方の面に、前述の条件を満たす表面層を有するものであればよく、支持基材の両方の面に表面層を有してもよいし、表面層の支持基材への密着性、帯電防止性、耐溶剤性等を付与するため支持基材と表面層の間に1層以上の中間層を設けてもよい。
本発明における表面層用樹脂組成物は、前述の本発明の積層体の表面層に好ましい樹脂組成物を指す。表面層、または表面層用樹脂組成物として前述の条件を満たすことができればその組成は特に限定されないが、アルキッド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、長鎖アルキル基含有樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、有機系とシリコーン系の混合もしくは共重合樹脂などが好ましく、優れた離型性や耐熱性からシリコーン樹脂がより好ましく、特に硬化型シリコーン樹脂が好ましい。
本発明における表面層用塗料組成物は、前述の積層体の表面層、もしくは表面層用樹脂組成物を形成することができる室温にて液体の性状を示す混合物であり、少なくとも後述する積層体の製造方法によって、表面層用樹脂組成物を形成可能な材料(以降これを表面層用樹脂前駆体、または単に樹脂前駆体と呼ぶ)と、重合開始剤、硬化剤、硬化触媒を含み、さらに溶媒、粒子、帯電防止剤などの各種添加剤を含んでもよい。
前述のように離型性や耐熱性の観点から、シリコーン系樹脂、特に硬化型シリコーン系樹脂を形成可能な樹脂前駆体が好ましく、「付加反応型」、「縮重合反応型」、「ラジカル付加型」、「カチオン重合型」の樹脂前駆体、および重合開始剤、硬化剤、硬化触媒を含む塗料組成物がより好ましい。
本発明の積層体では、支持基材と表面層間の層間密着性向上や、積層体の帯電防止、表面層の耐溶剤性や、支持基材からの低分子量成分の表面移行を抑制する(以降、オリゴマーブロック性とする)観点から、支持基材と表面層の間に1層以上の中間層を設けてもよい。
中間層用塗料組成物は、特に限定されないが、前述の支持基材と表面層の密着性を付与する目的からは、有機ケイ素化合物、及びまたは有機ケイ素化合物加水分解物の縮合体を含有することが好ましい。
前述の表面層用塗料組成物と中間層用塗料組成物は溶媒を含んでもよく、製造適性の面から溶媒を含むことが好ましい。ここで溶媒とは塗布後の乾燥工程にてほぼ全量を蒸発させることが可能な、常温、常圧で液体である物質を指す。本発明の積層体に適した塗料組成物は、溶媒を含んでもよい。溶媒の種類数としては1種類以上20種類以下が好ましく、より好ましくは1種類以上10種類以下、さらに好ましくは1種類以上6種類以下である。
本発明の積層体に用いられる支持基材を構成する樹脂は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでもよく、ホモ樹脂であってもよく、共重合または2種類以上のブレンドであってもよい。
(A)ポリエステルB層を構成するポリエステルのジオール成分について、エチレングリコール由来の構造単位を60モル%以上90モル%以下、その他のジオール由来の構造単位を10モル%以上40モル%以下含有してなる。
(B)ポリエステルB層を構成するポリエステルのジカルボン酸成分について、テレフタル酸由来の構造単位を60モル%以上90モル%以下、その他のジカルボン酸由来の構造単位を10モル%以上40モル%以下含有してなる。
本発明の積層体の表面に形成される前記表面層は、塗料組成物を支持基材、または中間層を設けた支持基材上に塗布することにより形成する方法が好ましい。また、表面層と支持基材と表面層の間に中間層を設ける場合も同様に、支持基材上に中間層用塗料組成物塗布することにより形成する方法が好ましい。
本発明の積層体は、高速剥離、低速剥離のいずれでも非常に低い剥離力と、かつ高い残留接着率を両立し、さらに粘着剤貼り合わせ後、加熱処理前後の剥離力変化が小さいことに加え、高い剥離位置制御性を併せ持つ点を活かし、液晶偏光板、位相差板等の光学用途フィルム製造時に用いる粘着剤保護用の離型フィルムとして、好適に用いることができる。
〔エポキシ基含有有機ケイ素化合物1〕
エポキシ基含有有機ケイ素化合物1として、BY24-846B(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
〔メタクリル基含有有機ケイ素化合物1〕
メタクリル基含有有機ケイ素化合物1として、OFS-6030(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
〔アルミニウムキレート化合物1〕
アルミニウムキレート化合物1として、BY24-846E(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
〔シリコーン樹脂前駆体A1〕
シリコーン樹脂前駆体A1として、KS847H(信越化学工業株式会社製)を使用した。
シリコーン樹脂前駆体A2として、LTC761(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
シリコーン樹脂前駆体A3として、LTC759(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
シリコーン樹脂前駆体A4として、LTC755(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
〔シリコーン樹脂前駆体B1〕
シリコーン樹脂前駆体B1として、LTC303E(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
シリコーン樹脂前駆体B2として、LTC300B(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
〔白金触媒1〕
白金触媒1として、PL-50T(信越化学工業株式会社製)を使用した。
白金触媒2として、SRX212(東レ・ダウコーニング株式会社製)を使用した。
[中間層用塗料組成物1]
以下の材料を混合し、2プロパノール/トルエン混合溶媒(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度4質量%の中間層用塗料組成物1を得た。
・エポキシ基含有有機ケイ素化合物1 5質量部
・メタクリル基含有有機ケイ素化合物1 5質量部
・アルミニウムキレート化合物1 1質量部。
[表面層用塗料組成物1]
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン混合溶媒(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物1を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A1 10質量部
・白金触媒1 0.1質量部。
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物2を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A2 9質量部
・シリコーン樹脂前駆体B1 1質量部
・白金触媒2 0.1質量部。
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物3を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A2 7質量部
・シリコーン樹脂前駆体B1 3質量部
・白金触媒2 0.1質量部。
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物4を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A2 6質量部
・シリコーン樹脂前駆体B1 4質量部
・白金触媒2 0.1質量部。
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物5を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A3 9質量部
・シリコーン樹脂前駆体B1 1質量部
・白金触媒2 0.1質量部。
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物6を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A4 7質量部
・シリコーン樹脂前駆体B1 3質量部
・白金触媒2 0.1質量部。
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物7を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A2 7質量部
・シリコーン樹脂前駆体B2 3質量部
・白金触媒2 0.1質量部。
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物8を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A2 10質量部
・白金触媒2 0.1質量部。
以下の材料を混合し、n-ヘプタン/トルエン(質量混合比50/50)を用いて希釈し、固形分濃度2質量%の表面層用塗料組成物9を得た。
・シリコーン樹脂前駆体A2 5質量部
・シリコーン樹脂前駆体B1 5質量部
・白金触媒2 0.1質量部。
[支持基材A1]
組成を表1の通りとして、原料を、酸素濃度を0.2体積%としたベント同方向二軸押出機に供給し、A層押出機シリンダー温度を280℃で溶融し、短管温度を275℃、口金温度を280℃で、Tダイより25℃に温度制御した冷却ドラム上にシート状に吐出した。その際、直径0.1mmのワイヤー状電極を使用して静電印加し、冷却ドラムに密着させ未延伸シートを得た。次いで、長手方向への予熱温度85℃で1.5秒間予熱を行い、延伸温度115℃で長手方向に3.3倍延伸し、すぐに40℃に温度制御した金属ロールで冷却化した。次いでテンター式横延伸機にて予熱温度85℃で1.5秒予熱を行い、延伸前半温度115℃、延伸中盤温度135℃、延伸後半温度145℃で幅方向に3.3倍延伸し、そのままテンター内にて、熱処理温度230℃で、幅方向に5%のリラックスを掛けながら熱処理を行い、フィルム厚み23μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。これを支持基材A1とした。
組成を表1の通りに変更した以外は、支持基材A1と同様にして厚み20μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。これを支持基材A2とした。
組成を表1の通りとして、原料を、それぞれ酸素濃度を0.2体積%とした別々のベント同方向二軸押出機に供給し、A層押出機シリンダー温度を280℃、B層押出機シリンダー温度を270℃で溶融し、フィードブロック内でA層/B層/A層の3層構成になるよう合流させ、合流後の短管温度を275℃、口金温度を280℃で、Tダイより25℃に温度制御した冷却ドラム上にシート状に吐出した。その際、直径0.1mmのワイヤー状電極を使用して静電印加し、冷却ドラムに密着させ未延伸シートを得た。次いで、長手方向への予熱温度85℃で1.5秒間予熱を行い、延伸温度115℃で長手方向に3.3倍延伸し、すぐに40℃に温度制御した金属ロールで冷却化した。次いでテンター式横延伸機にて予熱温度85℃で1.5秒予熱を行い、延伸前半温度115℃、延伸中盤温度135℃、延伸後半温度145℃で幅方向に3.3倍延伸し、そのままテンター内にて、熱処理温度230℃で、幅方向に5%のリラックスを掛けながら熱処理を行い、フィルム厚み25μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。これを支持基材A3とした。
組成を表1の通りに変更した以外は、支持基材A1と同様にして厚み13μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。これを支持基材A4とした。
組成を表1の通りに変更した以外は、支持基材A1と同様にして厚み5μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。これを支持基材A5とした。
組成を表1の通りに変更した以外は、支持基材A3と同様にして厚み40μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。これを支持基材A6とした。
支持基材B1として、“ルミラー”(登録商標)R60R(厚み38μm、東レ株式会社製)を使用した。
支持基材B2として、“ルミラー”(登録商標)U48(厚み125μm、東レ株式会社製)を使用した。
[積層体の作成方法1]
支持基材上に、中間層用塗料組成物1を、乾燥・硬化後の塗布厚みが0.1(μm)となるようにグラビアコーターで塗布し、100℃で3秒乾燥硬化した。5分以内に表面層用塗料組成物を、乾燥後の塗布厚みが0.1(μm)となるようにグラビアコートで塗布し、120℃で30秒乾燥硬化して積層体を得た。得られた結果を表3に示した。
支持基材上に、表面層用塗料組成物を、乾燥後の塗布厚みが0.1(μm)となるようにグラビアコートで塗布し、120℃で30秒乾燥硬化して積層体を得た。得られた結果を表3に示した。
作成した積層体について、次に示す性能評価を実施し、得られた結果を表3に示す。特に断らない場合を除き、測定は各実施例・比較例において、1つのサンプルにつき場所を変えて3回測定を行い、その平均値を用いた。
積層体の表面層表面について、AFM(Burker Corporation製 DimensionIcon)を用い、PeakForceQNMモードにて測定を実施し、得られたフォースカーブから付属の解析ソフト「NanoScopeAnalysis V1.40」を用いて、JKR接触理論に基づいた解析を行い、弾性率分布を求めた。
測定装置 : Burker Corporation製原子間力顕微鏡(AFM)
測定モード : PeakForceQNM(フォースカーブ法)
カンチレバー: ブルカーAXS社製SCANASYST-AIR
(材質:Si、バネ定数K:0.4(N/m)、先端曲率半径R:2(nm))
測定雰囲気 : 23℃・大気中
測定範囲 : 3(μm)四方
分解能 : 512×512
カンチレバー移動速度: 10(μm/s)
最大押し込み荷重 : 10(nN)
次いで得られたDMT Modulusチャンネルのデータを解析ソフト「NanoScopeAnalysis V1.40」にて解析し、Roughnessにて処理することにより得られた、ResultsタブのImage Raw Meanの値を、表面層表面の弾性率とした。更に得られた弾性率のヒストグラムの各階級値および観測頻度を表計算ソフト「Microsoft Office Excel 2010」に取り込み、STDEVP関数を用いることで、弾性率分布の標準偏差を算出した。
積層体の表面層表面に粘着テープ(日東電工(株)製ポリエステルテープ 商品名31B:以下31Bテープ)を、5kgのゴムローラーを1往復させて圧着し、23℃65%RH環境下にて24時間放置後、引張試験機を用いて300(mm/分)、および、100,000(mm/分)の速度で180度剥離した時の抵抗値(mN)を測定した。なお、抵抗値(mN)は粘着テープの幅(mm)で除した後に50倍し、粘着テープの幅が50mmに相当する剥離力(mN/50mm)に換算した。測定はそれぞれ引張速度を変えて行い、300(mm/分)の速度で剥離した時をテープ剥離力Rsとし、100,000(mm/分)の速度で剥離した時を高速剥離力Rfとした。
積層体を10mm幅×150mm長の矩形に切り出し、試験片とした。なお、150mm長の方向を積層体の長手方向に合わせた。引張試験機(オリエンテック製テンシロンUCT−100)を用いて、初期引張チャック間距離50mmとし、引張速度300mm/minに設定し、測定温度23℃で引張試験を行った。
ひずみ量:x=((a−50)/50)×100
応力:y=b/(k×10)。
積層体を20mm幅×250mm長に切り出し、水平棒のつかみに試験片をハートループ形状に取付けた。なお、250mm長の方向を積層体の長手方向に合わせた。このとき、それぞれ端部25mmずつをつかみの固定部分にして、試験片の有効長を200mmとなるようにした。次に、1分経過後の水平棒頂点とループ最下点の距離L(mm)を測定し、下記式に従って、柔軟指数を算出した。測定は10回行い、その平均値を最終的な値とした。本発明においては、表面層が外側に向くようにハートループを形成した。なお、評価の例を図3に示す。
柔軟指数S=(L/100)×100。
積層体の表面層表面に粘着テープ(日東電工(株)製ポリエステルテープ 商品名31B:以下31Bテープ)を、5kgのゴムローラーを1往復させて圧着し、23℃65%RH環境下にて24時間放置した。次に、貼り合せた粘着テープと積層体を180度方向に手で剥離を行い、以下の基準に則り判定を行った。
10点: 剥離の際、引っ掛かりを感じず剥離できる。
7点: 剥離の際、僅かに引っ掛かりを感じる。
4点: 剥離の際、強めの引っ掛かりを感じる。
1点: その他(剥離できない等)。
積層体の表面層表面に粘着テープ(日東電工(株)製ポリエステルテープ 商品名31B:以下31Bテープ)を、5kgのゴムローラーを1往復させて圧着し、23℃65%RH環境下にて24時間放置した。次に、貼り合せた粘着テープと積層体を20mm幅×200mm長に切り出し、粘着テープ背面に、長手方向の中心に中間点(端点から100mmの位置)を意味する印を付けた。そして、粘着テープ側を地面側に固定し、長手方向の端同士が重なるように積層体の剥離を行った。この時、積層体と粘着テープが剥離せずに接触した状態の位置と、中間点の位置の差を「剥離位置のズレ」とみなし、剥離位置のズレの長さを測定し、以下の基準に則り判定を行った。なお、評価の例を図4に示す。
10点: 剥離位置のズレが6mm以下。
7点: 剥離位置のズレが6mmより大きく7mm以下。
4点: 剥離位置のズレが7mmより大きく8mm以下。
1点: その他(剥離位置のズレが8mmより大きい、剥離できない等)。
積層体の表面層表面に粘着テープ(日東電工(株)製ポリエステルテープ 商品名31B:以下31Bテープ)を、5kgのゴムローラーを1往復させて圧着し、23℃65%RH環境下にて24時間放置後、引張り試験機を用いて300(mm/分)の速度で180度剥離した時の抵抗値を、加熱前の剥離力とした。
A:加熱後の剥離力
B:加熱前の剥離力。
10点: 剥離力増加率が120%以下。
7点: 剥離力増加率が120%より大きく、125%以下。
4点: 剥離力増加率が125%より大きく、130%以下。
1点: 剥離力増加率が130%より大きい。
積層体の表面層表面に粘着テープ(日東電工(株)製ポリエステルテープ 商品名31B:以下31Bテープ)を5kgのゴムローラーを1往復させて圧着し、70℃、20g/cm2の環境下で20時間静置した。その後室温で1時間冷却した後31Bテープを丁寧にはがし、これを再度銅板に貼り合わせて更に1時間静置した後、300m/分の速度で180度剥離した時の抵抗値を測定した。この値を(f)とする。同様の手順を4フッ化エチレン樹脂(東レフィルム加工株式会社製“トヨフロン”(登録商標))に貼り合わせて剥離抵抗値を測定しこの値をブランク値(fo)とした。この結果を以下の数式に当てはめて残留接着率を計算した。計算値が90%以上であれば良好といえる。
残留接着率を以下の基準に則り判定を行った。
10点: 残留接着率が98%以上。
7点: 残留接着率が97%以上98%未満。
4点: 残留接着率が96%以上97%未満。
1点: 残留接着率が96%未満。
2 粘着テープの粘着剤
3 粘着テープの基材
4 目標とする剥離位置
5 実際の剥離位置
6 剥離前、「目標とする剥離位置」に接触していた位置
7 剥離位置のズレ
8 積層体
9 粘着テープの粘着剤
10 粘着テープの基材
11 目標とする剥離位置
12 実際の剥離位置
13 剥離前、「目標とする剥離位置」に接触していた位置
14 剥離位置のズレ
15 積層体(全長250mm、有効長200mm)
16 積層体の重なり部分(つかみ部分)
17 距離L(mm)
18 積層体(長さ200mm)
19 31Bテープ
20 剥離位置
21 剥離位置のズレ(mm)
Claims (3)
- 支持基材の少なくとも一方の面に、表面層を有する積層体であって、前記支持基材がポリエステルフィルムであり、以下の条件1から条件3、条件5、および条件6のすべてを満たすことを特徴とする、積層体。
条件1:原子間力顕微鏡により3μm四方の範囲について測定した、表面層表面の弾性率の平均値が15MPa以下。
条件2:原子間力顕微鏡により3μm四方の範囲について測定した、表面層表面の弾性率分布の標準偏差が5MPa以下。
条件3:ハートループ法における、積層体の柔軟指数Sが50以上。
条件5:積層体の厚みt(μm)が30μm以下。
条件6:積層体のテープ剥離力R s が90mN/50mm以下。 - 以下の条件4を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の積層体。
条件4:積層体のヤング率E(MPa)と厚みt(μm)が下記式を満たす。
E×t≦90N/mm。 - 前記支持基材が、二軸延伸ポリエステルフィルムであることを特徴とする、請求項1または2に記載の積層体。
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