JP6745147B2 - 包装部材および環状体用保管具 - Google Patents
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Description
また、環状体を保管・搬送するために環状体を荷台(パレットやトラックなど)に固定することになるが、それよりも先に包装部材を環状体に取り付けることができる。具体的には、環状体に包装部材を取り付けた後、環状体を荷台に固定する際に、包装部材における環状体の中空部の下端部に対向した箇所に設けられた開閉部を開状態にすることにより、環状体の内周面(中空部の下端部)と荷台との間を結束する固定具を容易に装着することができる。また、固定具装着後に、開閉部を開状態から再び閉状態に容易に戻すことができる。つまり、環状体の固定を行う際に、包装部材を環状体に取り付けた状態でも開閉部を開閉させるだけで、環状体の中空部に容易にアクセスして固定具を装着することができる。結果として、環状体の固定・保管時に、環状体に汚れや雨水が付着したり、傷が付いたりしてしまうことを抑えることができる。
また、施工現場などにおいて、環状体を荷台から施工治具へ吊り上げて移設することになるが、包装部材を環状体に取り付けた状態で移設することができる。具体的には、荷台に載置され包装部材で覆われた環状体を荷台(パレットやトラックなど)から施工治具へ移設する際に、包装部材における環状体の中空部の上端部に対向した箇所に設けられた開閉部を開状態にすることにより、環状体の内周面(中空部の上端部)に取り付ける必要のある吊上げ用治具を容易に装着することができる。つまり、環状体の移設を行う際に、包装部材を環状体に取り付けた状態でも開閉部を開閉させるだけで、環状体の中空部に容易にアクセスして吊上げ用治具を装着することができる。結果として、環状体の移設時に、環状体に汚れや雨水が付着したり、傷が付いたりしてしまうことを抑えることができる。
図1に示すように、本実施形態の保管対象となる環状体10は、下水道管、農業用水管などといった既設管が老朽化した場合に、既設管内で螺旋状に巻回されて管状体(更生管)を形成することにより、既設管の内周面を更生する長尺の帯状部材(長尺部材)11で構成されている。具体的には、環状体10は、製造ドラム(図示せず)を用いて帯状部材11を同心状に巻き重ねることによって、図1に示すように、中空円筒状に形成されている。そして、環状体10は、製造ドラムが取り外された後も帯状部材11が同心状に巻き重ねられた状態が維持されるように、環状体用保管具1を構成する4つの結束材2,5によって、上端部、下端部および左右の側端部が結束されている。なお、環状体10は、例えば、直径2000mm、奥行き1200mm程度の大きさを有している。
環状体用保管具1は、上述の如く、4つの結束材2,5(3つの結束材2と、1つの結束材5)と、環状体10の下方に配置されるパレット12と、パレット12の上面に配された一対のストッパ8,8と、環状体10を覆う包装部材9と、環状体10をパレット12に固定するラッシングベルト13と、を備えている。
図2、図5に示すように、包装部材9は、例えばポリエチレン等の樹脂材料で形成されていて、下方が開口した袋状をなしている。この包装部材9は、パレット12上に載置された環状体10に上から被せることで、環状体10の両端面10d,10d、中空部10a、およびパレット12と対向する部分を除いた環状体10の外周面10cを覆う大きさで形成されている。より具体的には、包装部材9は、環状体10の両端面10d,10d及び中空部10aの開口10hを覆う一対の第1面材(第一被覆部)40,40と、環状体10の外周面10cの両側部および上部を覆う(外周面10cにおけるパレット12と対向する部分を除いた箇所を覆う)第2面材(第二被覆部)41と、第1面材40および第2面材41の下端により形成されて環状体10に対して上下方向に着脱可能とする開口部46と、を備えている。第2面材41には、内容物や搬送先を記載したラベルを封入するためのポケット42が設けられている。なお、図示省略しているが、風等によって包装部材9が捲れたり、外れたりしないように、紐等によって包装部材9の下端部をパレット12に固定してもよい。
また、第1面材40を捲り上げた際に、第1面材40の下端部44を第2面材41に保持することができるようにマジックテープやボタンなどの保持部材47,48を設けておくのが好ましい。本実施形態では、第1面材40にスナップボタンの凸部材47を取り付け、第2面材41にスナップボタンの凹部材48を取り付けている。また、第2面材41の凹部材48は、ファスナー43の開状態の大きさに合わせて2箇所に取り付けられている。なお、上記凹部材48は、捲り上げた状態を保持できる箇所であれば第1面材40に設けられていてもよい。また、保持部材47,48は、面ファスナーなどで構成してもよい。
また、環状体10を製造工場などの保管場所から施工現場に搬送するために、環状体10をトラックに移設し、該トラックの荷台に支持固定する必要がある。その際も、上述したパレット12への支持固定と同様の方法にて行うことができる。つまり、包装部材9を取り外すことなく、ファスナー43を開閉させることで、環状体10の中空部10aにラッシングベルト13を挿通し、環状体10とトラックとを支持固定することができる。その後、第1面材40を元の状態に戻し、ファスナー43を閉状態にすることで環状体10の全体を包装部材9で覆うことができる。
次いで、本実施形態の環状体用保管具1によって保管・搬送される環状体10の現場での施工手順を、図7および図8を参照しつつ説明する。なお、図7および図8では、補強桟25によって隠れる、紙面に直交する方向に延びるロッド22を、大きな黒丸で誇張して示している。
2 結束材
5 下側結束材(結束材)
8 ストッパ
9,90,900 包装部材
10 環状体
10a 中空部
10d 端面
10c 外周面
10f 上端部
10g 下端部
10h 中空部の開口
12 パレット(荷台)
13 ラッシングベルト(固定具)
40 第1面材(第一被覆部)
41 第2面材(第二被覆部)
43,943 ファスナー(開閉部)
46 開口部
P 筒軸(環状体の軸線)
Claims (4)
- 軸線が水平方向を向く状態とされた中空円筒状の環状体を覆う包装部材であって、
前記環状体の軸線方向両端側の端面および中空部の開口を覆う第一被覆部と、
前記環状体の外周面の内、両側部および上部を覆う第二被覆部と、
前記第一被覆部および前記第二被覆部の下端により形成されて前記環状体に対して上下方向に着脱可能とする開口部と、を備え、
前記第一被覆部は、少なくとも前記環状体の中空部の下端部に対向した箇所に、前記中空部と外部とを連通させるように開閉可能な開閉部が設けられ、
前記開閉部は、前記第一被覆部の下端部から上方に向かって形成された切り込みに設けられ、
前記開閉部が開状態のときに、前記第一被覆部における前記切り込みを挟んで両側に配置された一対の境界部は、前記中空部の下端部が露出するまで捲り上げ可能であることを特徴とする包装部材。 - 前記開閉部は、前記中空部の上端部に対向した箇所も開閉可能であることを特徴とする請求項1に記載の包装部材。
- 中空円筒状の環状体を、該環状体の軸線が水平方向を向く状態で保管するための環状体用保管具であって、
請求項1または2に記載の包装部材と、
前記環状体の周方向と交差する方向に前記環状体を束ねる複数の結束材と、
前記環状体の下方に配置される荷台と、
前記環状体の下端部を周方向に挟んで、前記荷台から浮いた状態で前記環状体を支持する一対のストッパと、
前記環状体の中空部を挿通して前記環状体の下端部に巻き付けられることで前記環状体を前記荷台に固定する固定具と、を備えていることを特徴とする環状体用保管具。 - 軸線が水平方向を向く状態とされた中空円筒状の環状体を覆う包装部材であって、
前記環状体の軸線方向両端側の端面および中空部の開口を覆う第一被覆部と、
前記環状体の外周面の内、両側部および上部を覆う第二被覆部と、
前記第一被覆部および前記第二被覆部の下端により形成されて前記環状体に対して上下方向に着脱可能とする開口部と、を備え、
前記第一被覆部は、少なくとも前記環状体の中空部の上端部に対向した箇所に、前記中空部と外部とを連通させるように開閉可能な開閉部が設けられ、
前記開閉部は、前記第一被覆部の下端部から上方に向かって形成された切り込みに設けられ、
前記開閉部が開状態のときに、前記第一被覆部における前記切り込みを挟んで両側に配置された一対の境界部は、前記中空部の上端部が露出するまで捲り上げ可能であることを特徴とする包装部材。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP2016114687A JP6745147B2 (ja) | 2016-06-08 | 2016-06-08 | 包装部材および環状体用保管具 |
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