以下、発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図9は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1及び図2において、遊技機本体1は、外枠2と、この外枠2の前側に配置された前枠3とを備えている。前枠3は、左右方向一端側、例えば左端側に配置された上下方向の第1ヒンジ4を介して外枠2に開閉自在及び着脱自在に枢着されており、左右方向における第1ヒンジ4と反対側、例えば右端側に設けられた施錠手段5によって外枠2に対して閉状態で施錠可能となっている。
前枠3は、本体枠6と、その本体枠6の前側に配置されたガラス扉7とを備えている。ガラス扉7は、左右方向一端側、例えば左端側に配置された上下方向の第2ヒンジ8を介して本体枠6に開閉自在及び着脱自在に枢着されており、施錠手段5によって本体枠6に対して閉状態で施錠可能となっている。なお、第1ヒンジ4と第2ヒンジ8とは例えば同一軸心となるように配置されている。
外枠2は、図2に示すように左右一対の縦枠材2a,2bと上下一対の横枠材2c,2dとで矩形状に形成されている。外枠2の前側下部には、例えば合成樹脂製の前カバー部材9が、下横枠材2dの前縁に沿って左右の縦枠材2a,2bの前側下部を連結するように装着されている。前カバー部材9は、左右の縦枠材2a,2bよりも前側に突出しており、その上側に本体枠6が配置されている。また外枠2には、第1ヒンジ4を構成する外枠上ヒンジ金具11が例えば左上部に、同じく外枠下ヒンジ金具12が左下部における前カバー部材9の上側に夫々配置されている。
本体枠6は合成樹脂製で、前カバー部材9の上側で外枠2の前縁側に略当接可能な矩形状の枠部13と、この枠部13内の上部側に設けられた遊技盤装着部14と、枠部13内の下部側に設けられた下部装着部15とを例えば一体に備えている。遊技盤装着部14には、遊技盤16が例えば前側から着脱自在に装着され、下部装着部15には、その前側に発射手段17、下部スピーカ18等が配置されている。また本体枠6には、第1ヒンジ4を構成する本体枠上ヒンジ金具19と第2ヒンジ8を構成する本体枠上ヒンジ金具20とが例えば左上部に、第1,第2ヒンジ4,8を構成する本体枠下ヒンジ金具21が例えば左下部に夫々配置されている。
ガラス扉7は、本体枠6の前面側に対応する矩形状に形成された樹脂製の扉ベース22を備えている。この扉ベース22には、遊技盤16に形成された遊技領域23の前側に対応してガラス窓24の窓孔24aが形成されると共に、例えば窓孔24aの周囲に複数(ここでは4つ)の上部スピーカ25、送風演出手段26等の演出手段が配置され、それら上部スピーカ25等を前側から略覆う上装飾カバー27が装着されている。
また扉ベース22の下部前側には、本体枠6の後側に配置された払い出し手段28から払い出された遊技球を貯留して発射手段17に供給する上皿30、その上皿30が満杯のときの余剰球等を貯留する下皿31、発射手段17を作動させるために操作する発射ハンドル32等が配置され、更に上皿30、下皿31等を前側から略覆う下装飾カバー33が装着されている。下装飾カバー33は、例えば前向きの膨出状に形成されており、例えばその上部側に、遊技者が押下操作可能な演出ボタン34、十字操作手段35等の所定操作手段が設けられている。
扉ベース22の背面側には、窓孔24aを後側から略塞ぐようにガラスユニット36が着脱自在に装着されると共に、第1,第2ヒンジ4,8側の縁部に沿って配置される上下方向のヒンジ端側補強板金37と、開閉端側の縁部に沿って配置される上下方向の開閉端側補強板金38と、窓孔24aの下側に配置される左右方向の下部補強板金39とがねじ止め等により着脱自在に固定されている。また扉ベース22には、第2ヒンジ8を構成するガラス扉上ヒンジ金具40が例えば左上部に、同じくガラス扉下ヒンジ金具41が例えば左下部に夫々配置されている。
また、例えば下部補強板金39の背面側には、球送りユニット42、下皿案内ユニット43等が装着されている。球送りユニット42は、上皿30内の遊技球を1個ずつ発射手段17に供給するためのもので、発射手段17の前側に対応して配置されている。下皿案内ユニット43は、上皿30が満杯となったときの余剰球、及び発射手段17により発射されたにも拘わらず遊技領域23に達することなく戻ってきたファール球を下皿31に案内するためのもので、例えば球送りユニット42に隣接してその第1,第2ヒンジ4,8側に配置されている。
遊技盤16は、図3に示すように例えばベニヤ板等のベース板45を備え、そのベース板45の前側に、発射手段17から発射された遊技球を案内するガイドレール46が環状に配置されると共に、そのガイドレール46の内側の遊技領域23に、中央表示枠ユニット47、始動入賞ユニット48、普通入賞ユニット49等のユニット部品の他、多数の遊技釘(図示省略)が配置されている。またそれら複数のユニット部品47〜49上に、普通図柄表示手段51、普通保留個数表示手段52、第1特別図柄表示手段53、第2特別図柄表示手段54等の各種表示手段の他、普通図柄始動手段55、第1特別図柄始動手段56、第2特別図柄始動手段57、大入賞手段58、複数の普通入賞手段59等が設けられている。またベース板45の後側には、液晶表示手段60の他、液晶表示手段60の前側を移動可能な可動体61aを備えた可動演出手段61等が配置されている。
ベース板45は、図3,図4に示すように例えば正面視略矩形状に形成され、その前面側には、装飾用の絵柄等が印刷されたセルシート45aが貼付されており、そのセルシート45aの前側に、ガイドレール46を構成する複数、例えば3つの第1〜第3レール部材46a〜46cが装着されている。なお、第1〜第3レール部材46a〜46cは例えば透明な合成樹脂で形成されている。
第1レール部材46aは、ベース板45の下部左側から左縁部略中央、上縁部略中央を経て右上部に至る略弓形状に形成されており、ベース板45と平行な前壁部62と、その前壁部62の周縁部から後向きに突設された略一定幅の周壁部63とを一体に備え、周壁部63の後端側をベース板45の前面に当接させた状態でベース板45に着脱自在に固定されている。第1レール部材46aは、遊技領域23側の周壁部63aが正面視略円弧状に形成されてガイドレール46の一部を構成している。
第2レール部材46bは、ベース板45の前面側に略垂直に立設する前後方向一定幅の板状に形成され、ベース板45の左上部から左下部にかけて第1レール部材46aの内側に並行するように略円弧状に配設されている。第1レール部材46aと第2レール部材46bとで挟まれた部分が、発射手段17によって発射された遊技球を遊技領域23に案内する発射案内通路64となっている。
第3レール部材46cは、第1レール部材46aの右上部側端部と第2レール部材46bの左下部側端部とを接続するように、ベース板45の右縁部と下縁部とに沿う正面視略L型に形成されており、ベース板45と平行な前壁部65と、その前壁部65の周縁部から後向きに突設された略一定幅の周壁部66とを一体に備え、周壁部66の後端側をベース板45の前面に当接させた状態でベース板45に着脱自在に固定されている。第3レール部材46cは、遊技領域23側の周壁部66aがガイドレール46の一部を構成している。
また、遊技盤16の下部側には、遊技領域23の外側に情報表示部67が設けられている。この情報表示部67は、当該パチンコ機の各種性能情報を表示するもので、例えば裏側が接着面となった貼付シールにより構成されており、例えば遊技盤16の右下部に対応して第3レール部材46cの前壁部65に貼付されている。
情報表示部67には、図5に示すように、当該パチンコ機の型式名68の他、賞球数情報69、大当たり確率情報70、二次元コード71等が表示されている。型式名68は、例えば「CR○○○○○」のような文字情報で、例えば情報表示部67の上下方向略中央に横書きで表示されている。
賞球数情報69は、「3&2&12&13」のように複数種類の数字(賞球数)を例えば「&」で接続した表示形式となっており、例えば型式名68の上側に沿って表示されている。なお賞球数の種類は入賞口の構成等により異なる。本実施形態の賞球数情報69では、1番目の「3」が第1特別図柄始動手段56の賞球数を、2番目の「2」が第2特別図柄始動手段57の賞球数を、3番目の「12」が普通入賞手段59の賞球数を、4番目の「13」が大入賞手段58の賞球数を夫々示している。
大当たり確率情報70は、当該パチンコ機の大当たり確率を示す情報で、例えば型式名68の下側に表示されている。本実施形態のパチンコ機は、後述するようにいわゆる確率変動を行う構成となっているため、この大当たり確率情報70は、低確率情報72と、確変割合73と、リミット情報74とで構成されている。
低確率情報(第1情報)72は、大当たりとなる低確率値を示すものである。本実施形態では、後述する設定変更操作手段91を操作することにより複数の設定(ここでは設定1〜3の3種類)の何れかを選択可能となっており、各設定1〜3毎にこの低確率値が異なっている。従って本実施形態の低確率情報72は、設定1に対応する低確率値(ここでは1/316.599)を示す第1低確率値情報72aと、設定2に対応する低確率値(ここでは1/300.599)を示す第2低確率値情報72bと、設定3に対応する低確率値(ここでは1/280.599)を示す第3低確率値情報72cとで構成されており、それら第1〜第3低確率値情報72a〜72cを上下に対応させて複数列で表示している。このように、大当たりとなる低確率値は3つの設定1〜3毎に異なる値に設定されているため、低確率情報(第1情報)72は設定1〜3に分けて夫々対応する値を表示している。
確変割合(第2情報)73は、大当たり状態の終了後に確変状態が発生する割合(特定遊技状態となる割合)を示すものである。この確変割合73は、3つの設定1〜3に共通の値であるため、例えば低確率情報72の一側、例えば右側に、設定1〜3に分けることなく「確変割合 120/200」のように1つの値を表示している。
リミット情報(第2情報)74は、確変状態(確率変動)が継続した場合の最大大当たり回数を示すもので、リミットのない場合は「なし」となる。このリミット情報74は、3つの設定1〜3に共通であるため、例えば低確率情報72の下側に、設定1〜3に分けることなく「リミットなし」と表示している。
二次元コード71は、当該パチンコ機の管理情報をコード化した例えばQRコード(登録商標)で、例えば大当たり確率情報70の左側に表示されている。
中央表示枠ユニット47(図3)は、液晶表示手段60の表示枠を構成するもので、ベース板45に形成された前後方向貫通状の装着孔45b(図4)に対して前側から着脱自在に装着されている。この中央表示枠ユニット47は、図3に示すように、ベース板45の前面に沿って装着孔の外側に配置され且つその前側を遊技球が通過可能な前面装着板47aと、液晶表示手段60の前側における左右両側から上部側にわたる正面視略門形状に配置され且つ前面装着板47aの内周側で前向きに突設された装飾枠47bと、その装飾枠47bの左右の下端部間に配置されるステージ75とを備えている。発射手段17により発射され、遊技領域23の上部側に進入した遊技球は、装飾枠47bの頂部で左右に振り分けられ、中央表示枠ユニット47の左側の左流下経路76aと右側の右流下経路76bとの何れかを流下する。
中央表示枠ユニット47には、左流下経路76a側と右流下経路76b側との少なくとも一方側、例えば左流下経路76a側に、遊技球が流入可能なワープ入口75aが設けられている。ワープ入口75aに流入した遊技球は、ステージ75上で左右方向に自由に転動した後、遊技領域23の左右方向中央に対応して設けられた中央落下部77とそれ以外の部分との何れかから前側別途表示情報に落下する。
始動入賞ユニット48は、中央表示枠ユニット47の下側に配置され、ベース板45に対して前側から着脱自在に装着されている。普通入賞ユニット49は、中央表示枠ユニット47の下側で始動入賞ユニット48の左側に配置され、ベース板45に対して前側から着脱自在に装着されている。
普通図柄始動手段55は、普通図柄表示手段51による普通図柄の変動表示を開始させるためのもので、遊技球が通過可能な通過ゲート等により構成され、通過する遊技球を検出する遊技球検出手段55aを備えている。この普通図柄始動手段55は、例えば中央表示枠ユニット47の右部における前面装着板47aの前側に設けられており、右流下経路76bを流下する遊技球が通過可能となっている。
普通図柄表示手段51は、普通図柄を変動表示するためのもので、複数個の普通図柄(例えば「○」「×」の2種類)に対応する複数個の発光体(例えばLED)を備え、例えば中央表示枠ユニット47の装飾枠47bに配置されている。この普通図柄表示手段51は、普通図柄始動手段55が遊技球を検出することに基づいて複数の発光体が所定順序で発光するように点滅して、普通図柄始動手段55による遊技球検出時に取得された普通乱数情報に含まれる当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様(所定態様)に対応する例えば「○」側の発光体が点灯し、それ以外の場合にははずれ態様に対応する例えば「×」側の発光体が点灯して停止する。普通図柄表示手段51の変動後の停止図柄が当たり態様となった場合には普通利益状態が発生する。
また、普通図柄表示手段51の図柄変動中と普通利益状態中とを含む普通保留期間中に普通図柄始動手段55が遊技球を検出した場合には、それによって取得された普通乱数情報が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として保留記憶され、普通保留期間が終了する毎に1個ずつ消化されて普通図柄の変動が行われる。普通乱数情報の記憶個数(普通保留個数)は、普通保留個数表示手段52等によって遊技者に報知される。普通保留個数表示手段52は例えば中央表示枠ユニット47の装飾枠47bに配置されている。
第1特別図柄始動手段56は、第1特別図柄表示手段53による図柄変動を開始させるためのもので、開閉手段を有しない非開閉式入賞手段により構成され、入賞した遊技球を検出する遊技球検出手段56aを備えている。この第1特別図柄始動手段56は、例えば始動入賞ユニット48に設けられ、ステージ75の中央落下部77に対応してその下側に上向き開口状に配置されており、左流下経路76a側のワープ入口75aからステージ75を経て入賞するルートが存在すること等により、右流下経路76bを流下してきた遊技球よりも左流下経路76aを流下してきた遊技球の方が高い確率で入賞可能となっている。なお、この第1特別図柄始動手段56に遊技球が入賞すると、1入賞当たり所定個数(ここでは3個)の遊技球が賞球として払い出される。
第2特別図柄始動手段57は、第2特別図柄表示手段54による図柄変動を開始させるためのもので、開閉部78の作動によって遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能(又は開状態よりも入賞困難)な閉状態とに変化可能な開閉式入賞手段により構成され、入賞した遊技球を検出する遊技球検出手段57aを備えており、普通図柄表示手段51の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉部78が所定時間閉状態から開状態に変化するようになっている。
この第2特別図柄始動手段57は、例えば中央表示枠ユニット47の右部における前面装着板47a上で且つ普通図柄始動手段55の下流側に配置されており、右流下経路76bを流下してきた遊技球が入賞可能となっている。なお、開閉部78は例えば下部側に設けられた左右方向の回転軸廻りに揺動可能であり、閉状態では例えば前面装着板47aと略面一となって遊技球が前側を通過可能となり、開状態では前面装着板47aの前側で後ろ下がりの傾斜状となって遊技球を後向きに入賞させるようになっている。なお、この第2特別図柄始動手段57に遊技球が入賞すると、1入賞当たり所定個数(ここでは2個)の遊技球が賞球として払い出される。
第1特別図柄表示手段53は、1個又は複数個、例えば1個の第1特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、第1特別図柄始動手段56が遊技球を検出することを条件に第1特別図柄を所定時間変動表示して、第1特別図柄始動手段56による遊技球検出時に取得された第1特別乱数情報に含まれる大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には第1大当たり態様で、それ以外の場合には第1はずれ態様で夫々停止するようになっている。第1特別図柄表示手段53の変動後の停止図柄が第1大当たり態様となった場合には第1大当たり状態が発生する。
第2特別図柄表示手段54は、1個又は複数個、例えば1個の第2特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、第2特別図柄始動手段57が遊技球を検出することを条件に第2特別図柄を所定時間変動表示して、第2特別図柄始動手段57による遊技球検出時に取得された第2特別乱数情報に含まれる大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には第2大当たり態様で、それ以外の場合には第2はずれ態様で夫々停止するようになっている。第2特別図柄表示手段54の変動後の停止図柄が第2大当たり態様となった場合には第2大当たり状態が発生する。
第1,第2特別図柄表示手段53,54は、例えば中央表示枠ユニット47の装飾枠47bに配置されている。第1,第2特別図柄は、例えば数字図柄等ではなく、それ自体としては特別な意味を持たない線と点の組み合わせ等よりなる複数種類の図柄で構成され、それらの図柄のうちの1又は複数が第1,第2大当たり態様、それ以外が第1,第2はずれ態様となっている。本実施形態では、第1,第2大当たり態様としてA1〜A4,B1〜B4の各4種類が設けられている(図9)。
また、第1特別図柄表示手段53の図柄変動中、第2特別図柄表示手段54の図柄変動中及び第1,第2大当たり状態中を含む特別保留期間中に第1,第2特別図柄始動手段56,57が遊技球を検出した場合には、それによって取得された第1,第2特別乱数情報が夫々予め定められた上限保留個数、例えば各4個を限度として保留記憶される。そして、特別保留期間が終了した時点で第2特別図柄側の保留記憶が1以上の場合にはその第2特別図柄の保留記憶が消化されて第2特別図柄の変動が行われ、第1特別図柄側の保留記憶のみが1以上の場合にはその第1特別図柄の保留記憶が消化されて第1特別図柄の変動が行われる。このように本実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とが共に変動中になることはなく、また第1特別図柄側と第2特別図柄側との両方に保留記憶がある場合には、第2特別図柄の変動が優先的に行われるようになっている。なお、第1,第2特別乱数情報の記憶個数(第1,第2特別保留個数)は、液晶表示手段60等によって遊技者に報知される。
大入賞手段58は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板79を備えた開閉式入賞手段で、入賞した遊技球を検出する遊技球検出手段58aを備えており、第1,第2特別図柄表示手段53,54の第1,第2特別図柄が変動後に第1,第2大当たり態様で停止した場合に発生する第1,第2大当たり状態中に、開閉板79が所定の開放パターンに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。この大入賞手段58は、例えば中央表示枠ユニット47の右側下部で第2特別図柄始動手段57の下流側に配置されており、左流下経路76aを流下してきた遊技球よりも右流下経路76bを流下してきた遊技球の方が高い確率で入賞可能となっている。この大入賞手段58に遊技球が入賞すると、1入賞当たり所定個数(ここでは13個)の遊技球が賞球として払い出される。
本実施形態では、図9に示すように、第1,第2大当たり態様A1〜A4,B1〜B4に対応して複数種類の大当たり状態の何れかが選択されるようになっている。本実施形態の大当たり状態における大入賞手段58の開放パターンには15R,10R,2Rの3種類があり、大当たり態様A1,B1には15R開放パターンが、大当たり態様A2,A3,B2,B3には10R開放パターンが、大当たり態様A4,B4には2R開放パターンが夫々割り当てられている。15R,10Rの各開放パターンは、いわゆる出玉ありのラウンドを夫々15回,10回行うように構成されており、2R開放パターンは、いわゆる出玉なしのラウンドを2回行うように構成されている。
ここで、出玉ありのラウンドは、大入賞手段58の開放後、その大入賞手段58への入賞個数が所定個数(例えば9個)に達するか、所定時間(例えば28秒)経過した時点で大入賞手段58を閉じるように設定されており、遊技者が右流下経路76b側の大入賞手段58を狙って右打ちをすれば最大個数の遊技球を容易に入賞させて大量の賞球を獲得できる。一方、出玉なしのラウンドは大入賞手段58が極短時間(例えば0.2秒)だけ開放するように設定されており、遊技者が大入賞手段58を狙って右打ちをしても遊技球を入賞させることは困難で、遊技者は賞球の獲得を期待できない。なお、出玉ありのラウンドと出玉なしのラウンドとを共に有する開放パターンを設けてもよい。
普通入賞手段59は、開閉手段を有しない非開閉式入賞手段で、入賞した遊技球を検出する遊技球検出手段59aを備えており、例えば左流下経路76a側の普通入賞ユニット49に複数個、また右流下経路76b側の例えば大入賞手段58の側方にも例えば1個配置されている。この普通入賞手段59に遊技球が入賞すると、1入賞当たり所定個数(ここでは12個)の遊技球が賞球として払い出される。
また液晶表示手段60には、例えば第1,第2特別図柄表示手段53,54による第1,第2特別図柄の変動表示と並行して演出図柄80が変動表示される他、第1,第2特別保留個数を示す第1,第2保留表示画像X1〜X4,Y1〜Y4等の各種画像を表示可能となっている。
ここで演出図柄80は、図3に示すように、例えば1〜8等の数字で構成される数字部80aと、この数字部に付随するキャラクタその他の装飾部80bとの結合で構成され、例えば所定方向に複数列(ここでは左右方向に3列)で夫々変動可能であり、例えば第1,第2特別図柄の変動開始と略同時に所定の変動パターンに従って縦スクロール等による変動を開始すると共に、第1,第2特別図柄の変動停止と略同時に最終停止するように、左、右、中等の所定の順序で停止するようになっている。なお演出図柄80では、例えば全て同じ図柄で揃った場合が大当たり演出態様、それ以外が外れ演出態様となっており、第1,第2特別図柄が第1,第2大当たり態様となる場合には演出図柄80は大当たり演出態様となり、第1,第2特別図柄が第1,第2外れ態様となる場合には演出図柄80は外れ演出態様となる。
また第1,第2保留表示画像X1〜X4,Y1〜Y4,変動中保留画像Zに関しては、第1,第2特別図柄始動手段56,57が遊技球を検出することに基づいて第1,第2特別保留個数が増加した場合に、第1,第2保留表示画像X1〜,Y1〜を液晶表示手段60上に1個追加表示し、また第1,第2特別図柄表示手段53,54による第1,第2特別図柄の新たな変動が開始することに基づいて第1,第2特別保留個数が減少した場合に、例えば変動中保留画像Zを消去し、第1,第2保留表示画像X1〜,Y1〜を待ち行列の前側(例えば画面右側)に向けて1個分ずつシフトすると共に、押し出された先頭の第1,第2保留表示画像X1,Y1を例えば所定位置まで移動させて新たな変動中保留画像Zに変化させるようになっている。
また遊技盤16の裏側には、図6に示すように中央表示枠ユニット47等を後側から覆う裏カバー81が装着され、この裏カバー81の背面側に、主制御基板82aが格納された主基板ケース82、演出制御基板83aが格納された演出基板ケース83、液晶制御基板84aが格納された液晶基板ケース84等が着脱自在に装着されている。
また、前枠3の裏側には、遊技盤16の裏側を開閉自在に覆う開閉カバー85が着脱自在に装着されると共に、その上側に遊技球タンク86aとタンクレール86bとが、左右一側に払い出し手段28と払い出し通路87とが夫々装着されており、遊技球が大入賞手段58等の入賞口に入賞したとき、又は図外の自動球貸し機から球貸し指令があったときに、遊技球タンク86a内の遊技球をタンクレール86bを経て払い出し手段28により払い出し、その遊技球を払い出し通路87を経て上皿30に案内するようになっている。
また、前枠3の裏側下部には、基板装着台88が着脱自在に装着されており、この基板装着台88の背面側に、電源基板89aが格納された電源基板ケース89、払出制御基板90aが格納された払出基板ケース90が夫々着脱自在に装着されている。
図7は本パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。図7において、主制御基板82aは遊技制御を統括するもので、普通図柄表示手段51、第1,第2特別図柄表示手段53,54等の表示手段、普通図柄始動手段55、第1,第2特別図柄始動手段56,57等の遊技球検出手段55a〜59aの他、設定変更操作手段91が接続されている。
設定変更操作手段91は、設定変更操作を行うためのもので、図6に示すように例えば回転操作可能な操作部91aを主基板ケース82の外側(後側)に露出させた状態で主制御基板82aに装着されている。本実施形態のパチンコ機は、遊技ホールの担当者がこの操作部91aを操作することにより複数段階の設定(ここでは設定1〜3の3段階)の何れかを選択可能となっている。なお、操作部91aは例えば専用のキーを差し込んだ状態でなければ操作できないようにしてもよい。
また主制御基板82aの下位には、演出制御基板83a、液晶制御基板84a、払出制御基板90a、発射制御基板92等のサブ制御基板が接続されている。演出制御基板83aは、主制御基板82aからの制御コマンドに基づいて演出制御を行うもので、スピーカ17,22、電飾手段93、可動演出手段61、送風演出手段26等の各種演出手段の他、演出ボタン34、十字操作手段35等の操作手段が接続されている。なお、電飾手段93は、上下の装飾カバー27,33内や遊技盤16等に配置された多数のLED(図示省略)により構成されている。
液晶制御基板84aは、演出制御基板83aからの制御コマンドに基づいて液晶表示手段60を制御するものである。また払出制御基板90aは、主制御基板82aからの制御コマンドに基づいて払い出し手段28を制御するもので、その下位に発射制御基板92が接続されている。発射制御基板92は、払出制御基板90aからの発射制御信号、発射ハンドル32からの信号等に基づいて発射手段17を制御するようになっている。なお、発射制御基板92は例えば発射手段17の裏側等に配置されている。
主制御基板82aは、遊技動作を統括的に制御するもので、CPU,ROM,RAM等により構成される普通乱数作成処理手段101、普通始動口チェック処理手段102、普通乱数記憶手段103、普通図柄処理手段104、普通図柄表示制御手段105、普通利益状態発生手段106、特別乱数作成処理手段107、特別始動口チェック処理手段108、特別乱数記憶手段109、特別図柄処理手段110、特別図柄表示制御手段111、大当たり状態発生手段112、特別遊技状態発生手段113、入賞処理手段114、制御コマンド送信手段115等を備えている。
普通乱数作成処理手段101は、変動後の普通図柄を当たり態様とするか否かの判定に用いる当たり判定乱数等を所定時間毎に繰り返し発生するように構成されている。普通始動口チェック処理手段102は、普通図柄始動手段55による遊技球の検出に基づく処理を行うもので、普通図柄始動手段55が遊技球を検出することに基づいて、普通乱数作成処理手段101で作成された当たり判定乱数値等の普通乱数情報を取得し、その普通乱数情報を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として先入れ先出し式の普通乱数記憶手段103に記憶させるように構成されている。
普通図柄処理手段104は、普通図柄の変動表示に関する処理を行うもので、普通図柄表示手段51が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段103に1個以上の当たり判定乱数値が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に、普通乱数記憶手段103に記憶されている普通乱数情報の待ち行列の先頭から当たり判定乱数値を取り出し、その当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かに応じて当たり/はずれの判定を行い、その当たり/はずれの判定結果に基づいて普通図柄の変動後の停止図柄の種類を選択すると共に普通図柄の変動時間を選択するように構成されている。
なお本実施形態では、図8に示すように、後述する特別遊技状態中(時短状態中及び確変状態中)の当たり確率(例えば1/1.3)がそれ以外の通常遊技状態中の当たり確率(例えば1/10)よりも高く設定され、また特別遊技状態中における変動時間(例えば2.7秒)が通常遊技状態中における変動時間(例えば27秒)よりも短くなるように設定されている。
普通図柄表示制御手段105は、普通図柄処理手段104による普通図柄処理に基づいて普通図柄表示手段51の表示制御を行うもので、普通図柄表示手段51が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段103に1個以上の普通乱数情報が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に普通図柄表示手段51による普通図柄の変動を開始させ、普通図柄処理手段104で選択された変動時間が経過することに基づいて、同じく普通図柄処理手段104で選択された停止図柄で普通図柄の変動を停止させるようになっている。
普通利益状態発生手段106は、普通図柄処理手段104による当たり判定の結果が当たりとなることに基づいて普通図柄表示手段51の変動後の停止図柄が当たり態様となった場合に、第2特別図柄始動手段57の開閉部78が例えば複数種類の開閉パターンの何れかに従って開状態に変化する普通利益状態を発生させるようになっている。本実施形態では、図8に示すように、通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)と、この通常開閉パターンよりも開放時間が大となるように設定された延長開閉パターン(例えば2秒×3回開放)の2種類の開閉パターンが設定されており、通常遊技状態中は通常開閉パターンが、特別遊技状態中は延長開閉パターンが夫々選択されるようになっている。
特別乱数作成処理手段107は、大当たり/はずれの判定に用いる大当たり判定乱数、特別図柄の変動後の停止図柄等の選択に用いる図柄判定乱数、その他の所定の乱数を繰り返し発生する特別乱数作成処理を行うように構成されている。
特別始動口チェック処理手段108は、第1,第2特別図柄始動手段56,57への遊技球の入賞に基づく処理を行うもので、第1,第2特別図柄始動手段56,57の何れかに遊技球が入賞することに基づいて、特別乱数作成処理手段107で作成された大当たり判定乱数値、大当たり図柄乱数値等の第1,第2特別乱数情報を取得し、その第1,第2特別乱数情報を夫々予め定められた上限保留個数(例えば各4個)を限度として特別乱数記憶手段109に記憶させるように構成されている。
また、特別始動口チェック処理手段108は先読み判定手段108aを備えている。この先読み判定手段108aは、第1,第2特別図柄始動手段56,57に遊技球が入賞したときに取得する第1,第2特別乱数情報について、図柄変動に供されるよりも前の所定のタイミング、例えば第1,第2特別乱数情報の取得時に、その第1,第2特別乱数情報に含まれる大当たり判定乱数値が第1,第2大当たり判定値と一致するか否か(大当たりか否か)等について先読み判定を行うようになっている。この先読み判定結果は、例えば第1,第2特別図柄始動手段56,57の何れかに遊技球が入賞することに基づいて送信される保留加算コマンドにより演出制御基板83a等に伝達される。
特別図柄処理手段110は、第1,第2特別図柄及び演出図柄の変動表示に関する処理を行うもので、大当たり確率設定手段110aを備えている。大当たり確率設定手段110aは、設定変更操作手段91による設定内容、即ち設定1〜3のどれが選択されているかに基づいて大当たりとなる低確率値(大当たり確率)を設定するものである。また、設定された低確率値に応じて、高確率値も設定されることになる。本実施形態では、大当たりとなる低確率値として、設定1には1/316.599が、設定2には1/300.599が、設定3には1/280.599が夫々割り当てられている。また、高確率値として、設定1には1/31.659が、設定2には1/30.059が、設定3には1/28.059が夫々割り当てられている。ここで、高確率値については低確率値の10倍を超えない値に設定されていることが望ましい。
また特別図柄処理手段110は、第1,第2特別図柄表示手段53,54が変動表示可能な状態となったときに、第2特別保留個数が1以上であれば第2特別乱数情報の待ち行列から、第1特別保留個数のみが1以上であれば第1特別乱数情報の待ち行列から、その先頭の大当たり判定乱数値を取り出し、その大当たり判定乱数値を用いた乱数抽選により所定の大当たり確率で大当たり/はずれの判定を行うと共に、その大当たり判定結果に応じて、第1,第2特別図柄の停止図柄態様、演出図柄の変動パターン等を決定するようになっている。なお、大当たり/外れの判定を行う際の大当たり確率は、後述する確変状態中は所定の高確率値を用い、確変状態中以外は大当たり確率設定手段110aにより設定された低確率値を用いる。
第1,第2特別図柄の停止図柄態様は、大当たり判定結果が大当たりの場合には、例えば第1,第2特別乱数情報に含まれる大当たり図柄乱数値に基づいて第1,第2大当たり態様A1〜A4,B1〜B4(図9)の中から選択され、大当たり判定結果がはずれの場合には、例えば新たに取得されたはずれ図柄乱数値に基づいて1又は複数の第1,第2はずれ態様の中から選択される。なお本実施形態では、図9に示すように、大当たりの場合には選択された第1,第2大当たり態様に対応して第1,第2大当たり状態及び特別遊技状態の種類(以下、大当たり種別という)が決まるようになっている。即ち、大当たり態様A1,B1が選択された場合の大当たり種別は「15R確変」となり、大当たり態様A2,B2が選択された場合の大当たり種別は「10R確変」となり、大当たり態様A3,B3が選択された場合の大当たり種別は「10R時短」となり、大当たり態様A4,B4が選択された場合の大当たり種別は「2R確変(突確)」となる。
ここで特別遊技状態は、大当たり状態の終了後に発生する遊技者に有利な遊技状態であって、本実施形態では時短状態と確変状態との2種類が設けられている。時短状態中は、例えば第1,第2特別図柄の変動時間が通常変動時間よりも短い短縮変動時間に切り換えられる他、普通図柄が当たり態様となる確率が通常確率(例えば1/10)から高確率(例えば1/1.3)へ、普通図柄の変動時間が通常変動時間(例えば27秒)から短縮変動時間(例えば2.7秒)へ、普通利益状態における第2特別図柄始動手段57の開閉パターンが通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)から延長開閉パターン(例えば2秒×3回開放)へ、夫々切り換えられるようになっている(図8)。時短状態は次の大当たり状態が発生するか、それまでに第1,第2特別図柄が所定回数(例えば50回)変動した時点で終了する。
確変状態(特定遊技状態)中は、第1,第2特別図柄が第1,第2大当たり態様となる確率が通常(低確率値)よりも高い高確率値に切り換えられると共に、時短状態と同様の切り換えも併せて行われる。確変状態は次の大当たり状態が発生した時点で終了するが、第1,第2特別図柄の変動回数等の他の終了条件を付加してもよい。
なお、本実施形態では大当たり状態の終了後に確変状態が発生する(所定条件が成立する)割合(確変割合)は120/200となっており、また確変状態が継続した場合の最大大当たり回数(リミット)は設定されていない(図5)。
特別図柄表示制御手段111は、第1,第2特別図柄表示手段53,54の表示制御を行うもので、特別図柄処理手段110による特別図柄処理に基づいて、第1特別図柄表示手段53又は第2特別図柄表示手段54による第1,第2特別図柄の変動を開始させると共に、選択された変動時間が経過することに基づいて、選択された停止図柄態様で第1,第2特別図柄の変動を停止させるようになっている。
大当たり状態発生手段(特別遊技実行手段)112は、遊技者に有利な第1,第2大当たり状態を発生(特別遊技を実行)させるためのもので、特別図柄処理手段110による大当たり/はずれの判定結果が大当たり(乱数抽選で当選)となり、第1,第2特別図柄の変動後の停止図柄態様が第1,第2大当たり態様となった場合に、大入賞手段58を所定の開放パターン、例えば図9に示す15R,10R,2Rの3種類の開放パターンの何れかに従って開放する第1,第大当たり状態を発生させるように構成されている。
特別遊技状態発生手段(特定遊技状態実行手段)113は、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるためのもので、第1,第2大当たり状態の終了後に、第1,第2大当たり態様に対応して時短状態、確変状態(特定遊技状態)の何れかの特別遊技状態(図9)を発生させるように構成されている。
入賞処理手段114は、各入賞手段、即ち第1,第2特別図柄始動手段56,57、大入賞手段58、普通入賞手段59への遊技球の入賞による賞球払い出しに関する処理を行うもので、例えばそれら入賞手段56〜59毎の入賞個数を、遊技球検出手段56a〜59aからの検出信号に基づいてカウントし、その入賞手段毎の入賞個数のカウント値と、各入賞手段毎に設定された賞球数とに基づいて、例えば一入賞毎に払出個数指定コマンドを制御コマンド送信手段115を介して払出制御基板90aに送信するようになっている。本実施形態の賞球数は、上述したように第1特別図柄始動手段56が3個、第2特別図柄始動手段57が2個、普通入賞手段59が12個、大入賞手段58が13個となっている(図5)。
制御コマンド送信手段115は、所定の制御コマンドを演出制御基板83a等のサブ制御基板に送信して制御指令を与えるためのもので、第1,第2特別保留個数が増加したときに第1,第2特別保留個数の加算を指定する保留加算コマンドを演出制御基板83a側に送信する機能、特別図柄処理手段110による特別図柄処理に基づいて、第1,第2特別図柄の変動開始時に、第1,第2特別保留個数の減算を指定する保留減算コマンド、演出図柄の変動パターンを指定する変動パターンコマンド、第1,第2特別図柄の停止図柄態様を指定する特別図柄コマンドをこの順序で演出制御基板83a側に送信し、第1,第2特別図柄の変動終了時に第1,第2演出図柄の変動停止を指示する変動停止コマンドを演出制御基板83a側に送信する機能等を備えている。
演出制御基板83aは、CPU,ROM,RAM等により構成される特別保留個数表示制御手段94、図柄変動演出制御手段95等を備えている。
特別保留個数表示制御手段94は、液晶表示手段60への第1,第2特別保留個数の表示制御を行うもので、第1,第2特別保留個数の増減に対応して、第1特別保留個数分(最大4個)の第1保留表示画像X1〜X4と、第2特別保留個数分(最大4個)の第2保留表示画像Y1〜Y4と、変動中の第1,第2特別図柄に対応する変動中保留画像Zとを液晶制御基板84aを介して液晶表示手段60に表示するように構成されている(図3)。
本実施形態では、第1特別図柄の保留記憶よりも第2特別図柄の保留記憶を優先的に消化するため、例えば第1保留表示画像X1〜X4の前側に第2保留表示画像Y1〜Y4を夫々一部重ねて表示している。主制御基板82aから保留加算コマンドを受信した場合には、第1,第2保留表示画像X1〜,Y1〜を待ち行列の最後尾に1個追加表示する。また、主制御基板82aから保留減算コマンドを受信した場合には、第1,第2保留表示画像X1〜,Y1〜を待ち行列の前側に向けて1個分ずつシフトすると共に、押し出された先頭の第1,第2保留表示画像X1,Y1を例えば所定位置まで移動させて変動中保留画像Zに変化させるようになっている。
図柄変動演出制御手段95は、演出図柄80の変動表示及びそれに伴う予告演出等を制御するもので、演出図柄制御手段95a、予告演出制御手段95b等を備えている。演出図柄制御手段95aは、演出図柄制御手段95aの表示制御及びそれに伴う音声出力、電飾発光等の制御を行うもので、主制御基板82aから変動パターンコマンドを受信した場合に、指定された変動パターンに基づいて演出図柄80の変動及びそれに伴う音声出力、電飾発光を開始させると共に、変動停止コマンドを受信したときに、特別図柄コマンドに基づいて選択された停止図柄態様で演出図柄80の変動を停止させ、また音声出力、電飾発光を停止させるようになっている。
予告演出制御手段95bは、第1,第2特別図柄の変動後の停止図柄が第1,第2大当たり態様となって第1,第2大当たり状態が発生するか否か等、第1,第2特別図柄及び演出図柄80の変動における所定事象の出現に関する予告演出を制御するものである。予告演出としては、先読み判定手段108aによる先読み判定結果に基づいて行う「先読み予告演出」、特別図柄処理手段110による図柄変動開始時の大当たり判定結果等に基づいて行う「通常予告演出」等がある。
また「先読み予告演出」には、先読み判定結果に基づいて、その先読み判定の対象となった特別乱数情報に対応する図柄変動までの複数回の図柄変動において例えば同一態様の演出を実行する「先読み連続演出」の他、先読み判定結果に基づいて第1,第2保留表示画像X1〜,Y1〜を所定の表示態様で表示する「先読み保留変化演出」等がある。
また「通常予告演出」としては、「会話予告演出」、「ステップアップ予告演出」、「ボタン予告演出」、「移動表示予告演出」等、様々な種類が考えられる。例えば「ボタン予告演出」では、第1,第2特別図柄の変動中における操作有効期間中に演出ボタン34の操作が所定操作条件を満たした(操作成立)と判定された場合に、例えば大当たり信頼度に応じて所定の操作時演出が実行されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機は、性能情報を表示する情報表示部67を備え、複数の設定1〜3の何れかを選択可能に構成し、性能情報は、複数の設定1〜3毎に異なる第1情報、即ち低確率情報72と、複数の設定1〜3に共通の第2情報、即ち賞球数情報69,確変割合73,リミット情報74とを含み、情報表示部67は、低確率情報(第1情報)72については複数の設定1〜3に分けて夫々対応する値を表示し、賞球数情報(第2情報)69,確変割合(第2情報)73,リミット情報(第2情報)74については複数の設定1〜3に分けることなく表示しているため、設定変更機能を設ける場合に性能情報を適切に表示することが可能である。
図10は本発明の第2の実施形態を例示し、第1の実施形態を一部変更して、情報表示部67に表示する性能情報のうち、低確率情報(第1情報)72について、複数の設定に対応する複数の値のうちの下限値と上限値とを表示する例を示している。なお、本実施形態が第1の実施形態と異なるのは情報表示部67の構成のみであるため、その相違点を中心に説明する。
本実施形態では、第1の実施形態と同様、設定変更操作手段91を操作することにより設定1〜3の何れかを選択可能となっており、設定1〜3に対応する低確率値は夫々1/316.599,1/300.599,1/280.599となっている。このように、複数の低確率値のうち、下限値は設定3に対応する1/280.599、上限値は設定1に対応する1/316.599であるため、本実施形態の情報表示部67(図10)では、低確率情報72について、「低確率 1/280.599〜316.599」のように設定1〜3に対応する低確率値の下限値と上限値とを表示している。
情報表示部67のその他の表示については第1の実施形態(図5)と略同様であり、例えば確変割合73とリミット情報74とは低確率情報72の下側に左右に隣接して表示している。
このように、低確率情報(第1情報)72について、複数の設定に対応する複数の値のうちの下限値と上限値とを表示することにより、複数の設定に対応する複数の値を並記する場合と比べて表示領域を小さくできる利点がある。
図11は本発明の第3の実施形態を例示し、第1の実施形態を一部変更して、情報表示部67を第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとに分けて異なる位置に配置した例を示している。なお、本実施形態が第1の実施形態と異なるのは情報表示部の構成のみであるため、その相違点を中心に説明する。
図11(a),(b)に示すように、第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとは共に遊技盤16上における遊技領域23の外側の領域に設けられている。第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとは、例えば裏側が接着面となった貼付シールにより構成されており、第1情報表示部67aは遊技盤16の右上部に対応して第1レール部材46aの前壁部62に(図11(a))、第2情報表示部67bは遊技盤16の右下部に対応して第3レール部材46cの前壁部65に(図11(b))夫々貼付されている。
第1情報表示部67aには、図11(a)に示すように低確率情報72と二次元コード71とを表示している。この低確率情報72は、第1の実施形態と同様、設定1に対応する低確率値(ここでは1/316.599)を示す第1低確率値情報72aと、設定2に対応する低確率値(ここでは1/300.599)を示す第2低確率値情報72bと、設定3に対応する低確率値(ここでは1/280.599)を示す第3低確率値情報72cとで構成されており、それら第1〜第3低確率値情報72a〜72cを対応させて複数列で表示している。なお本実施形態では、第1情報表示部67aをガイドレール46に沿って例えば右下がりの傾斜状に配置しており、低確率情報72もそれに合わせて右下がりの傾斜状に表示している。
また第2情報表示部67bには、図11(b)に示すように、型式名68、賞球数情報69、二次元コード71、確変割合73、リミット情報74の他、低確率情報(第1情報)72の別途表示に関する別途表示情報121を表示している。
型式名68は、例えば第2情報表示部67bの上下方向略中央に横書きで表示し、賞球数情報69は、例えば型式名68の上側に、二次元コード71は賞球数情報69の例えば左側に表示している。確変割合73とリミット情報74とは、例えば低確率情報72の下側に左右に隣接して表示し、それらの下側に、「大当たり確率は盤面右上に記載」等の文言その他の別途表示情報121を表示している。なお、別途表示情報121はこのように低確率情報72の表示位置まで明示する内容でもよいし、「大当たり確率は別途表示」等、低確率情報72の表示位置までは明示しない内容でもよい。
このように、設定変更機能を搭載することによってより広い表示領域が必要な低確率情報(第1情報)72を、その他の情報を表示する第2情報表示部67bとは別の第1情報表示部67aに表示することにより、狭い空きスペースを有効に活用して多くの情報を表示可能である。また、別途表示情報121を表示することにより、情報を分散して表示することによる分かりにくさを緩和できる。なお、二次元コード71は第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとの何れか一方にのみ設けてもよい。
図12は本発明の第4の実施形態を例示し、第3の実施形態を一部変更して、第1情報表示部67aを主基板ケース82に配置した例を示している。なお、本実施形態が第3の実施形態(図11)と異なるのは情報表示部の構成のみであるため、その相違点を中心に説明する。
本実施形態では、第2情報表示部67bについては、図12(b)に示すように、第3の実施形態と同じく遊技盤16上における遊技領域23の外側の例えば右下部に対応して第3レール部材46cの前壁部65に配置されているが、第1情報表示部67aについては遊技盤16ではなく、図12(a)に示すように遊技機本体1の後側の例えば主基板ケース82に配置されている。主基板ケース82における第1情報表示部67aの配置位置は設定変更操作手段91の近傍が望ましいが、設定変更操作手段91の近傍でなくても背面側の見やすい位置であればよい。
主基板ケース82の第1情報表示部67aには、図12(a)に示すように低確率情報72と二次元コード71とを表示している。この低確率情報72は、第3の実施形態と同様、設定1に対応する低確率値(ここでは1/316.599)を示す第1低確率値情報72aと、設定2に対応する低確率値(ここでは1/300.599)を示す第2低確率値情報72bと、設定3に対応する低確率値(ここでは1/280.599)を示す第3低確率値情報72cとで構成されており、それら第1〜第3低確率値情報72a〜72cを対応させて複数列で表示している。なお、主基板ケース82の第1情報表示部67aには二次元コード71を設けなくてもよい。
また遊技盤16の第2情報表示部67bには、図12(b)に示すように、型式名68、賞球数情報69、二次元コード71、確変割合73、リミット情報74等を表示しているが、低確率情報72の別途表示に関する別途表示情報は表示していない。これは、低確率情報72の表示位置が遊技機本体1の後側であって遊技者からは見えないため、その表示位置を示してもあまり意味がないからである。もちろん、「大当たり確率は遊技機後側に記載」等の別途表示情報を第2情報表示部67bに表示してもよい。また本実施形態では、確変割合73を第2情報表示部67bに表示するようにしているが、確変割合73についても、遊技機本体1の後側の第1情報表示部67a側に表示するようにしてもよい。
図13は本発明の第5の実施形態を例示し、第3,第4の実施形態を結合して、低確率情報(第1情報)72を表示する第1情報表示部を遊技盤16の前側と遊技機本体1の後側とに設けた例を示している。なお、本実施形態が第3,第4の実施形態(図11,図12)と異なるのは情報表示部の構成のみであるため、その相違点を中心に説明する。
遊技盤16の前側には、第3の実施形態と同様、第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとが配置されており(図13(a),(b))、その配置位置及び表示内容も第3の実施形態(図11(a),(b))と同様である。
また本実施形態では、遊技盤16の前側の第1情報表示部67aとは別に、遊技機本体1の後側に第1情報表示部67a′が配置されている。この第1情報表示部67a′は、第4の実施形態の第1情報表示部67a(図12(a))と同様、主基板ケース82の背面側に配置されており(図13(c))、その表示内容も第4の実施形態の第1情報表示部67a(図12(a))と同様である。
このように、情報表示部を第1情報表示部67a,67a′と第2情報表示部67bとに分け、更に第1情報表示部67a,67a′を遊技盤16の前側と遊技機本体1の後側とに配置してもよい。
図14は本発明の第6の実施形態を例示し、第3の実施形態を一部変更して、第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとの両方に低確率情報(第1情報)72を表示した例を示している。なお、本実施形態が第3の実施形態と異なるのは情報表示部の構成のみであるため、その相違点を中心に説明する。
図14(a),(b)に示すように、第1情報表示部67aは遊技盤16の右上部に対応して第1レール部材46aの前壁部62に、第2情報表示部67bは遊技盤16の右下部に対応して第3レール部材46cの前壁部65に夫々貼付されている。
第1情報表示部67aには、図14(a)に示すように低確率情報72と二次元コード71とを表示している。この低確率情報72は、第1の実施形態と同様、設定1に対応する低確率値(ここでは1/316.599)を示す第1低確率値情報72aと、設定2に対応する低確率値(ここでは1/300.599)を示す第2低確率値情報72bと、設定3に対応する低確率値(ここでは1/280.599)を示す第3低確率値情報72cとで構成されており、それら第1〜第3低確率値情報72a〜72cを対応させて複数列で表示している。
また第2情報表示部67bには、図14(b)に示すように、型式名68、賞球数情報69、二次元コード71、確変割合73、リミット情報74の他、低確率情報72′と、別途表示情報121とを表示している。この低確率情報72′は、第1情報表示部67a側の低確率情報72とは異なり、簡易的な表示、例えば複数の設定1〜3に対応する複数の値のうちの下限値と上限値とを表示している。
また別途表示情報121は、「(詳細は別途記載)」のように、低確率情報72に関する詳細情報は別途記載している旨を表示している。なお、「(詳細は盤面右上部に記載)」のように、別途表示情報121により低確率情報72に関する詳細情報の記載位置まで明示してもよい。
図15は本発明の第7の実施形態を例示し、第6の実施形態を一部変更して、第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとの両方に低確率情報(第1情報)72を表示すると共に、第1情報表示部67aを液晶表示手段(画像表示手段)60に表示するように構成した例を示している。なお、本実施形態が第6の実施形態と異なるのは情報表示部の構成のみであるため、その相違点を中心に説明する。
図15(b)に示すように、第2情報表示部67bについては第6の実施形態(図14(b))と同様、遊技盤16の右下部に対応して第3レール部材46cの前壁部65に貼付されている。この第2情報表示部67bには、型式名68、賞球数情報69、二次元コード71、確変割合73、リミット情報74の他、低確率情報72′と、別途表示情報121とを表示している。この低確率情報72′は、簡易的な表示、例えば複数の設定1〜3に対応する複数の値のうちの下限値と上限値とを表示している。また別途表示情報121は、「(詳細は液晶に表示)」のように、低確率情報72に関する詳細情報については液晶表示手段60に表示する旨を表示している。
また第1情報表示部67aについては、貼付シール等により遊技盤16の前側等に固定的に配置するのではなく、液晶表示手段60の画面に任意のタイミングで表示するようになっている。例えば、図柄が変動していない非遊技状態中に、遊技者により操作手段の所定操作が行われた場合に、液晶表示手段60に第1情報表示部67aを表示するようにしてもよい。また、非遊技状態中に限らず、遊技状態中であっても遊技者により操作手段の所定操作(例えば発射ハンドル32のタッチ操作)が行われた場合に、液晶表示手段60に第1情報表示部67aを表示するようにしてもよい。また、遊技状態中に第1情報表示部67aを表示する場合には変動中の図柄に関する予告の一部として表示するようにしてもよい。また、液晶表示手段60を複数有する場合には、図柄の変動表示を行っている液晶表手段とは異なる液晶表示手段に、第1情報表示部67aを表示するようにしてもよい。また、第1情報表示部67aに限らず、第2情報表示部67bを液晶表示手段60に表示するようにしてもよい。また第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとの両方を液晶表示手段60に表示するようにしてもよい。また、第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとを表示するという表現をしたが、少なくともこれらに含まれている各種情報が液晶表示手段60に表示可能に構成されていればよい。
この第1情報表示部67aに表示する低確率情報72は、図15(a)に示すように、設定1に対応する低確率値(ここでは1/316.599)を示す第1低確率値情報72aと、設定2に対応する低確率値(ここでは1/300.599)を示す第2低確率値情報72bと、設定3に対応する低確率値(ここでは1/280.599)を示す第3低確率値情報72cとで構成されており、それら第1〜第3低確率値情報72a〜72cを対応させて複数列で表示している。
このように、遊技盤16の前側には低確率情報72を簡易的に示す第2情報表示部67bを固定的に配置し、低確率情報72の詳細情報については液晶表示手段60に所定のタイミングで表示するようにしてもよい。
図16は本発明の第8の実施形態を例示し、第1の実施形態を一部変更して、情報表示部67に表示する複数の表示情報を第1表示情報と第2表示情報とに分類し、第1表示情報と第2表示情報との配列方向を異ならせた例を示している。なお、本実施形態が第1の実施形態と異なるのは情報表示部の構成のみであるため、その相違点を中心に説明する。
図16に示すように、本実施形態の情報表示部67は、第1の実施形態と同様、裏側が接着面となった貼付シールにより構成されており、例えば遊技盤16の右下部に対応して第3レール部材46cの前壁部65に貼付されている。情報表示部67は、下辺122aが遊技盤16の下縁部に沿って略水平で、上辺122bがガイドレール46に沿って例えば右上がりの傾斜状となった略台形状に形成されており、右辺122cと左辺122dとは平行で且つ下辺122aに垂直となっている。
情報表示部67には、第1の実施形態と同様、型式名68、賞球数情報69、二次元コード71、低確率情報72、確変割合73、リミット情報74等を表示している。低確率情報72は、例えば設定1に対応する低確率値(ここでは1/316.599)を示す第1低確率値情報72aと、設定2に対応する低確率値(ここでは1/300.599)を示す第2低確率値情報72bと、設定3に対応する低確率値(ここでは1/280.599)を示す第3低確率値情報72cとで構成されており、それら第1〜第3低確率値情報72a〜72cを上下に対応させて複数列で表示している。
それら情報表示部67の表示情報のうち、型式名68及び賞球数情報69が第1表示情報の一例であり、情報表示部67の上部側に上辺122bに沿って(即ちガイドレール46に沿って)右上がりの傾斜状に配列されている。また、その他の二次元コード71、低確率情報72、確変割合73、リミット情報74が第2表示情報の一例であり、情報表示部67の下部側に下辺122aに沿って(即ち遊技盤16の下縁部に沿って)略水平に配列されている。
このように、情報表示部67に表示する複数の表示情報を第1表示情報と第2表示情報とに分類し、例えば情報表示部67の外形等に応じて第1表示情報と第2表示情報との配列方向を異ならせてもよい。この場合、大当たり確率情報70を構成する低確率情報72、確変割合73、リミット情報74等は、遊技者の読みやすさ等を考慮して略水平に配列することが望ましい。また二次元コード71についても、スキャナによる読み取り作業の効率を考慮し、略水平(直立した状態)に表示することが望ましい。
図17は本発明の第9の実施形態を例示し、第1の実施形態を一部変更して、情報表示部67に新たな情報を追加表示した例を示している。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の情報表示部67には、第1の実施形態で示した表示情報に加えて、ST継続率情報131、設定変更機能情報132を表示している。ST継続率情報(第1情報)131は、ST継続率の値を示すもので、例えば設定1に対応するST継続率(ここでは55/100)を示す第1ST継続率情報131aと、設定2に対応するST継続率(ここでは60/100)を示す第2ST継続率情報131bと、設定3に対応するST継続率(ここでは65/100)を示す第3ST継続率情報131cとで構成されており、例えば第1〜第3低確率値情報72a〜72cと並べて表示している。
ここで、ST継続率とは、ST中に次の大当たりを引く確率である。またSTとは、いわゆる回数切り確変であり、第1,第2特別図柄の変動回数が所定回数に達するまで継続する確変状態をいう。本実施形態では、大当たり状態の終了後には必ずSTが発生するように構成されている。なお、ST継続率について設定毎に記載するようにした理由については以下の通りである。即ち確変機の場合には、設定が変わっても確変割合120/200は変更されないため、確変が継続する確率は120/200で一定である。一方、ST機の場合には、ゲーム性上、「大当たりに当選する」=「確変が継続する」ことになるため、設定により大当たり確率が変わることで確変が継続する確率が変わってしまう。例えば設定1の高確率値1/31.659(低確率値の記載は省く)でST回数が100回の場合と、設定3の高確率値1/28.059(低確率値の記載は省く)でST回数が100回の場合とでは、当然、設定1よりも設定3の方が継続率が高くなる。このようにST機の場合には、設定に応じて大当たり確率が変更されることで、確変中の継続率に影響を及ぼすことになる。このような理由から、ST機の場合には、設定毎にST継続率情報を表示するようにしたものである。また、設定によってST回数を変更することで確変中の継続率を略同じにするようにしてもよく、その場合には設定1はST回数80回で、設定3はST回数100回という様に表示することが望ましい。
また設定変更機能情報132は、設定変更機能に関する情報であり、例えば設定変更機能の有無を示す設定変更機能有無情報132a、設定変更機能ありの場合の設定段階数情報132b等が考えられる。本実施形態では、設定変更機能有無情報132aを「設定変更機能あり」と表示し、設定段階数情報132bを、設定変更機能有無情報132aと並べる形で「(3段階)」と表示している。
図18は本発明の第10の実施形態を例示し、第9の実施形態(図17)を一部変更して、低確率情報72、ST継続率情報131及び設定変更機能情報132の表示態様を変更した例を示している。
本実施形態では、図18に示すように、低確率情報72とST継続率情報131については設定1〜3に対応する3段階の値のうちの下限値と上限値とを表示している。
また設定段階数情報132bについては、例えば「(1,3,6)」と表示することにより、設定段階数が3段階であるという点に加えて、夫々の設定段階に割り当てられた数字(あるいは名称)を示している。即ち本実施形態では、設定1,設定3,設定6の3段階に変更可能(設定2,設定4,設定5は無し)となっている。
図19は本発明の第11の実施形態を例示し、情報表示部67を遊技盤16の前側に分割して表示する場合の表示位置の例を示している。遊技盤16は、ベース板45が略矩形状であるのに対し、遊技領域23は略円形に形成されているため、上下左右の各中央部付近はスペースに余裕がない場合が多い。従って、情報表示部67は比較的スペースに余裕のある左上部、右上部、左下部、右下部の四隅近傍に配置するのが望ましい。
第3の実施形態(図11)では、図18(a)に示すように、第1,第2情報表示部67a,67bを遊技盤16の右側に寄せて右上部と右下部とに配置しているが、図18(b)に示すように、第1,第2情報表示部67a,67bを遊技盤16の上側に寄せて左上部と右上部とに配置してもよいし、図18(c)に示すように、第1,第2情報表示部67a,67bを遊技盤16の下側に寄せて左下部と右下部とに配置してもよい。また図18(d)に示すように、第1,第2情報表示部67a,67bの全てを遊技盤16の四隅の何れか(ここでは右下部)に配置してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、設定1〜3の3段階に変更可能な構成を採用したが、設定段階数は任意であり、2段階でもよいし4段階以上でもよい。
また、主基板ケース82内の主制御基板82aには、主制御CPU等の各種電子部品が多数配置されており、それらの中には、遊技中の入賞数と排出数から割り出されるベース値を表示するための複数の7セグ表示器なども含まれているが、現在の設定を示すための7セグ表示器を設けるようにしてもよい。そして、第4の実施形態(図12)のように主基板ケース82に第1情報表示部67aを配置する場合には、主制御基板82a側の各種電子部品、特に主制御CPUや上述した7セグ表示器等に対して例えば背面視で重ならない位置に配置することが望ましい。またこの場合、個々の電子部品の全体が第1情報表示部67aと重ならなければよく、個々の電子部品の一部が第1情報表示部67aと重なるように配置してもよい。また、第1情報表示部67aを、透過性を有する素材で構成している場合には、個々の電子部品の全体が第1情報表示部67aと重なるように配置してもよい。この場合はたとえ重なる位置に配置されていたとしても、各電子部品の視認性が損なわれることがないからである。また、第1情報表示部67aの文字情報や二次元コードと各電子部品とが重ならないようにさえしていれば、第1情報表示部67aのその他の部分と各電子部品とが重なるように配置してもよい。また、第1情報表示部67aに、設定変更操作手段91の位置を示す情報(矢印等)を表示してもよい。
設定変更操作手段91は主基板ケース82以外の位置に設けてもよい。また、第1情報表示部67a及び/又は第2情報表示部67bを遊技機本体1の後側に配置する場合、その配置位置は設定変更操作手段91の近傍が望ましいが、主基板ケース82以外の位置に配置してもよい。例えば、演出基板ケース83の背面や、液晶基板ケース84の背面に配置してもよい。また、主制御基板82aに現在の設定値を示すための7セグ表示器を配置している場合には、その近傍に配置するようにしてもよい。また、基板ケース上に限らずその中に格納される基板上に大当たり確率情報70等をシルク印刷等により表示してもよい。
実施形態では、遊技盤16の前側の情報表示部67をレール部材46a〜46cの前壁部に貼付したが、情報表示部67の貼付位置はセルシート45aの前面等でもよいし、それ以外の部材に貼付してもよい。情報表示部67の配置位置は遊技領域23内、即ちガイドレール46の内側の領域でもよい。
また、レール部材46a〜46cの配置位置に対応するセルシート45a上に情報表示部67を貼付し、例えばレール部材46a〜46cの透明部又は開口部を介して情報表示部67を視認可能としてもよい。情報表示部67は貼付シールにより構成する以外に、レール部材46a〜46cその他の部材に直接プリントしてもよい。
情報表示部67を2以上の位置に分割して配置する場合、全ての情報表示部で表示態様、例えばベース色、文字色等を共通化することが望ましい。例えば第1情報表示部67aを、白のベースに黒の文字で構成した場合には、第2情報表示部67bも同じく白のベースに黒の文字で構成することが望ましい。別途表示情報121を表示する場合、その別途表示情報121は複数の情報表示部67の何れに設けてもよい。例えば図11の場合、第1情報表示部67aに「大当たり確率以外は盤面右下に記載」等の別途表示情報121を表示してもよい。
低確率情報72、ST継続率情報131等の第1情報について、複数の設定に対応する複数の値のうちの下限値と上限値とを表示する場合、その表示方法は任意であり、例えば「設定1 低確率1/316.599 設定3 低確率1/280.599」のように設定との対応関係まで明示してもよい。
設定段階数情報132bは、単に設定の段階数を表示するだけでなく、「設定1 設定2 設定3」,「設定1〜3」,「設定1,3,6」のように夫々の設定段階に割り当てられた数字(あるいは名称)まで明示してもよい。
図11(a)等では、傾斜状に設けられた第1情報表示部67aに合わせて低確率情報72と二次元コード71とを斜めに表示した例を示したが、例えば二次元コード71については、情報表示部の形状や傾き等に拘わらず直立した状態で表示してもよい。
第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとに分けた場合に、各情報表示部67a,67bの有する二次元コードは共通でもよいし異なっていてもよい。また第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとに分けた場合、各情報表示部67a,67bに大当たり確率を表示するようにしてもよい。この場合、第1情報表示部67aは設定毎の大当たり確率を表示し、第2情報表示部67bは大当たり確率の上限値と下限値のみを表示してもよい。
液晶表示手段60に大当たり確率を表示する場合に、現在の設定に対応する大当たり確率のみを表示するようにしてもよい。また、全ての設定に対応する大当たり確率を表示した上で、現在の設定に対応する値を強調して表示するようにしてもよい。また、液晶表示手段60に大当たり確率を表示するタイミングとして非遊技状態中が望ましいことは前述したが、例えば非遊技状態が所定時間(例えば180s)継続した場合に実行されるデモ演出中に大当たり確率を表示するようにしてもよい。この場合には遊技者による操作を伴うことなく、液晶表示手段60に大当たり確率が表示されることとなる。
また、遊技者の操作により音量/光量を調整可能な遊技機の場合、液晶表示手段60に大当たり確率を表示している場合であっても音量/光量の調整操作を有効としてもよい。また、音量/光量の調整操作が行われた場合には音量/光量の設定値がわかるような設定バーを表示するようにしてもよい。ただし、これら設定バーの表示については、大当たり確率の表示とは重ならない位置に表示することが望ましい。
また、液晶表示手段60に大当たり確率を表示しているときにエラー等が発生した場合には、大当たり確率と共にエラー表示を実行してもよい。ただし、エラー表示を構成する文字等は、大当たり確率の表示とは重ならない位置に表示することが望ましい。
また、図柄変動中に予告の一部として設定に関連した表示を行うようにしてもよい。例えば、現在の設定(例えば設定1〜3の何れであるか)を示唆する様な表示を行うようにしてもよいし、遊技機が有する各段階毎の設定を表示するようにしてもよい。また、設定に応じてこれらの予告の発生確率が異なるように構成してもよい。
盤面の異なる位置に第1情報表示部67aと第2情報表示部67bとを表示する場合に、それぞれの情報表示部67a,67bの後方側にはLEDなどの発光手段を配置しないことが望ましい。このように構成することで、例えば各情報表示部67a,67bが透過性を有する場合であっても、後方側のLED等の光により前方からの視認性が阻害されることがない。また「後方側」とは、完全に情報表示部67a,67bの後側に位置する場合はもちろん、情報表示部67a,67bとは多少ズレた位置に配置されていたとしてもその照射領域内に情報表示部67a,67bが存在する場合も含まれる。また、設計上どうしてもLED等を情報表示部67a,67bの後方側に配置しなくてはいけない場合には、情報表示部67a,67b自体(例えば貼付シール)を非透過性とすることが望ましい。
設定を変更するための設定変更操作手段91は、主制御基板82aとは別の基板に設けてもよい。例えば別途、設定変更操作基板を設け、これに設定変更操作手段91を設けてもよい。またその場合には、大当たり確率についても設定変更操作基板を収容する基板ケースに表示することが望ましい。また、基板ケースではなく、その内側の基板にシルク印刷等により大当たり確率を表示してもよい。
実施形態では、設定毎の大当たり確率(低確率値)を表示する場合に、一列に1つの設定を割り当てて上下複数列(例えば設定1〜3の場合は3列)で表示するように構成したが、一列に複数の設定を割り当ててもよい。例えば設定1〜6の6段階の設定変更が可能である場合に、一列目に設定1と設定2の大当たり確率を、二列目に設定3と設定4の大当たり確率を、三列目に設定5と設定6の大当たり確率を夫々表示してもよい。また、奇数段階(例えば5段階)の設定変更が可能である場合には、遊技者にとって最も有利な設定(例えば設定5)については単独で一列を割り当て、その他は一列に複数(2つ)の設定を割り当て、例えば一列目に設定1と設定2の大当たり確率を、二列目に設定3と設定4の大当たり確率を、三列目に設定5の大当たり確率を夫々表示してもよい。
実施形態では、設定毎の大当たり確率を簡略化して表示する場合に上限値と下限値とを記載するようにしたが、これに限らず、例えば上限値と中間値と下限値(例:1/280.599〜300.599〜316.599)とを表示するようにしてもよい。また設定毎の大当たり確率を簡略化して表示する場合に、例えば1/280〜316のように小数点以下の数値を省いて表示してもよい。また設定毎の大当たり確率を簡略化して表示する場合に、複数のまとまり毎に簡略化して表示し、例えば6段階の場合には設定1〜3の上限値と下限値、設定4〜6の上限値と下限値を表示するようにしてもよい。
主基板ケース82上に第1情報表示部67aを配置する場合に、その第1情報表示部67aには、大当たり確率以外に、遊技機の型式名など、遊技機に関する各種情報も併せて表示してもよい。
前枠3の裏側に配置された遊技盤16の裏側を開閉自在に覆う開閉カバー85については、閉じた状態で主基板ケース82の一部と重なるように構成してもよい(図6)。この場合、主基板ケース82又は主制御基板82aに、各設定に対応する大当たり確率を表示する第1情報表示部67aを配置する場合には、開閉カバー85と重ならない位置に配置することが望ましい。また、不正防止の観点から、開閉カバー85が主基板ケース82の略全部と重なるように構成している場合には、少なくとも開閉カバー85の下端部分とは重ならない位置に第1情報表示部67aを配置することが望ましい。この場合、開閉カバー85と大当たり確率の表示とが重なる位置に配置されることになるが、大当たり確率の表示は開閉カバー85の下端部分とは重ならないため、遊技機後方から見た場合に、大当たり確率の表示の視認性が開閉カバー85の下端部分によって妨げられることがない。
また、大当たり確率の表示と開閉カバー85とが重なる場合であっても、設定変更操作手段91は開閉カバー85と重ならない位置に配置することが望ましい。このように構成することにより、開閉カバー85を開放することなく設定変更操作が可能となる。また、不正防止の観点から、設定変更操作手段91については別途後方カバーを設けるように構成してもよい。また、設定変更操作基板に設定変更操作手段91を設ける場合でも、上記のような主制御基板82aに設定変更操作手段91を設ける場合と同様の構成としてもよい。
盤面上に第1情報表示部67a及び/又は第2情報表示部67bを配置する場合、ガラス扉7を閉じた状態の正面視で、第1情報表示部67a及び/又は第2情報表示部67bが視認可能な位置に表示されていることが望ましい。また、情報表示部の全体が視認可能な位置でなくとも、一部の情報が視認可能な位置に配置してもよい。この場合、少なくとも各設定に対応する大当たり確率に関しては正面視で視認可能な位置に表示することが望ましい。仮に、第1情報表示部67a及び/又は第2情報表示部67bの全部を正面視で視認可能な位置に表示しようとすると、より盤面の中央側に表示することが余儀なくされてしまうため、表示位置やスペースが限られてしまうことになる。そこで、第1情報表示部67a及び/又は第2情報表示部67bの全体の視認性を確保できなくとも、少なくとも一部の重要な情報の視認性を確保することで、より盤面の隅側に表示することが可能となる。例えば、大当たり確率以外の賞球数や確変割合、リミットの有無、その他の情報については、視認が困難な位置(正面視でガラス扉7の一部と重なる位置)に表示してもよい。
また本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種弾球遊技機の他、スロットマシン等の弾球遊技機以外の遊技機においても同様に実施することが可能である。