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JP6746473B2 - 撮像装置および制御方法 - Google Patents
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Description

本発明は、撮像装置および制御方法に関する。
カメラによる撮影方法として、被写体(動体)を撮影するときに、被写体を追いながら通常よりも遅いシャッター速度で撮影する流し撮りが提案されている。流し撮りによれば、背景が流れ、被写体が静止している画像が得られる。撮影者は、流し撮りにより、スピード感あふれる写真を撮影することができる。しかし、流し撮りは、長秒撮影が行われるので、露光期間中に被写体のスピードとカメラを振る速度とを合わせることが難しく、熟練を要する撮影技術の一つである。
特許文献1は、被写体の角速度とカメラ内の角速度センサの出力との差分量にしたがって、シフトレンズを駆動することで、流し撮り対象である被写体に係る像ブレ(被写体ブレ)を補正する撮像装置を開示している。
特開2006−317848号公報
特許文献1が開示する撮像装置では、被写体が移動方向と異なる成分の動作(例えば走者の上下動など)をしていた場合、その動作により発生する被写体ブレを抑制するのが困難である。本発明は、流し撮りの際に、被写体の移動方向とは異なる成分の動作により発生する被写体ブレを抑制可能な撮像装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、像ブレを光学的に補正するために用いる補正手段と、撮像装置の角速度を検出する第1の検出手段と、撮像画像から動きベクトルを検出する第2の検出手段と、前記撮像装置の角速度と、前記動きベクトルとに基づいて、被写体角速度を算出する算出手段と、前記被写体角速度を分離する分離手段と、前記分離された被写体角速度に基づいて、被写体動作の周期を検出する第3の検出手段と、前記被写体動作の周期に基づいて、流し撮り時の露光タイミングを設定し、前記補正手段を駆動することによって、被写体に係る像ブレを補正する制御手段とを備える。
本発明の撮像装置によれば、流し撮りの際に、被写体の移動方向とは異なる成分の動作により発生する被写体ブレを抑制可能となる。
撮像装置の基本構成を示すブロック図である。 流し撮りアシストモード時の動作処理を説明するフローチャートである。 流し撮りアシストモード時の動作処理を説明するフローチャートである。 流し撮りアシストモード時の動作処理を説明するフローチャートである。 流し撮りアシストモード時の動作処理を説明するフローチャートである。 被写体角速度の変化の例を示す図である。 露光時間の算出方法を説明する図である。
(実施例1)
図1は、本実施形態の撮像装置の基本構成を示すブロック図である。
撮像装置100は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラのようなカメラであってもよいし、カメラ機能付き携帯電話、カメラ付きコンピュータなど、カメラ機能を備える任意の電子機器であってもよい。
光学系101は、レンズ、シャッター、絞りを備え、CPU103の制御によって被写体からの光を撮像素子102に結像させる。光学系101に含まれるレンズは、例えば、フォーカスレンズ、ズームレンズ、シフトレンズ等を有する。シフトレンズは、撮像装置100に加わる振れにより撮像画像に生じるブレ(像ブレ)を光学的に補正するために用いる補正手段である。CPUは、Central Processing Unitの略称である。CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどの撮像素子102は、光学系101を通って結像した光を、画像信号に変換する。CCDは、Chaege Coupled Deviceの略称である。CMOSは、Complementaly Metal Oxide Semiconductorの略称である。
ジャイロセンサなどの角速度センサ105は、撮像装置100の移動量を示す角速度を検出し、電気信号として変換してCPU103へ伝達する。CPU103は、入力された信号や予め記憶されたプログラムに従い、撮像装置100を構成する各部を制御することで、撮像装置100の機能を実現させる。一次記憶装置104は、例えば、RAMのような揮発性装置であり、一時的なデータを記憶し、CPU103の作業用に使われる。RAMは、Random Access Memoryの略称である。また、一次記憶装置104に記憶されている情報は、画像処理部106で利用されたり、記録媒体107へ記録されたりもする。
二次記憶装置108は、例えばEEPROMのような不揮発性記憶装置であり、撮像装置100を制御するためのプログラム(ファームウェア)や各種の設定情報を記憶し、CPU103によって利用される。EEPROMは、Electrically Etrasable Programmable Read Only Memoryの略称である。
記録媒体107は、一次記憶装置104に記憶されている、撮影により得られた画像のデータなどを記録する。なお、記録媒体107は、例えば半導体メモリカードのように撮像装置100から取り外し可能であり、記録されたデータはパーソナルコンピュータなどに装着してデータを読み出すことが可能である。つまり、撮像装置100は、記録媒体107の着脱機構及び読み書き機能を有する。表示部109は、撮影時のビューファインダー画像の表示、撮影した画像の表示、対話的な操作のためのGUI画像などの表示を行う。GUIは、Graphical User Interfaceの略称である。操作部110は、ユーザの操作を受け付けてCPU103へ入力情報を伝達する入力デバイス群であり、例えばボタン、レバー、タッチパネル、音声や視線などを用いた入力機器であっても良い。
なお、撮像装置100は、画像処理部106が撮像画像に適用する画像処理のパターンを複数有し、パターンを撮像モードとして操作部110から設定可能である。画像処理部106は、いわゆる現像処理と呼ばれる画像処理をはじめ、撮影モードに応じた色調の調整なども行う。なお、画像処理部106の機能の少なくとも一部は、CPU103がソフトウェア的に実現しても良い。
図2および図3は、流し撮りアシストモード時の動作処理を説明するフローチャートである。
図2のS201において、CPU103が、角速度センサ105で検出された撮像装置100の角速度を検出する第1の検出手段として機能する。なお、撮像装置100の角速度は、常に一定の周期で検出され続けているものとする。
S202において、CPU103が、第2の検出手段として機能する。CPU103は、撮像素子102で連続して取得された画像を複数のブロック領域に分割した後、画像処理部106を制御して、画像間における動きベクトルを検出する。そして、CPU103は、検出された動きベクトルを撮像面上の移動量に換算する。
S203において、CPU103が、S201で検出した撮像装置100の角速度と、S202で撮像面上の移動量に変換された動きベクトルとに基づいて、被写体角速度を算出する。
動きベクトルには、流し撮り対象である被写体の動きベクトル(以下、「被写体ベクトル」と記述)と、それ以外の背景のベクトル(以下、「背景ベクトル」と記述)とがある。被写体角速度は、撮像装置100の角速度に、被写体ベクトルのズレ量を加味することで算出できる。被写体ベクトルを特定する方法として、例えば、撮像装置100の角速度に相当する撮像面上の移動量に近いものを背景ベクトルとする方法がある。また、動きベクトルの大きさが小さいものを被写体ベクトルとする方法、顔検出など被写体認識された領域の動きベクトルを被写体ベクトルとする方法などがある。もちろん、被写体ベクトルを他の方法で特定しても良い。なお、焦点距離を(f[mm])、画像を取得する間隔(以降、フレームレート)を(fps[frame/sec])とすると、撮像装置100の角速度(ω[rad/sec])が、式1で画像間における撮像面上の移動量(a[mm])に変換される。
Figure 0006746473
S204において、CPU103が、S201で検出した撮像装置100の角速度を用いて、S203で算出した被写体角速度を、パンニング方向の成分と、パンニング方向と直交する方向の成分(以下、直交方向成分)に分離する。
S205において、CPU103は、S204で分離した被写体角速度の直交方向成分の変化周期を算出し、被写体ブレを抑制できるタイミングを検出する。変化周期を算出する方法としては、例えば、S201で検出している角速度の取得周期から算出する方法や、S202で動きベクトルを検出するために連続して取得している画像の取得周期から算出する方法がある。もちろん、CPU103は、その他の方法で変化周期を算出してもよい。
図6は、被写体角速度の変化の例を示す図である。
図6を用いて、図2のS204、S205について説明する。図6(A)は、走者を撮影するケースの一例を示す。図6(A)では、走者(被写体)401が、被写体角速度402(図6(B))を軌跡403のように変化させながら走っているシーンを、撮像装置100を軌跡404のようにパンニングして撮影している。
図2のS204では、CPU103は、図6(B)に示すように、被写体角速度402を、パンニング方向成分405と、直交方向成分406とに分離する。被写体角速度の変化の軌跡403に対応する直交方向成分406の変化は、軌跡407として表される。この例では、縦軸は角速度(rad/sec)、横軸は時間(sec)である。
図2のS205において、CPU103が、第3の検出手段として機能する。CPU103は、分離された被写体角速度に基づいて、直交方向成分406の変化の軌跡407に示すような、被写体動作の周期(変化周期)を算出する。そして、CPU103は、タイミング408または409のように、被写体ブレを抑制できるタイミング、すなわち、被写体動作の方向が反転するタイミングを、露光中心とするタイミングとして検出する。以上の処理により、被写体ブレを抑制できる露光タイミングを特定することができる。
図2のS206において、CPU103が、S204で分離した被写体角速度のパンニング方向成分405(y[rad/sec])と、焦点距離(f[mm])とに基づいて、以下の処理を実行する。CPU103は、式2を用いて、所望の流し撮り効果(背景の流れ量)(l[mm])を満たすために必要な露光時間(t[sec])を算出する。
Figure 0006746473
S207において、CPU103が、S206で算出した露光時間(第1の露光時間)と、S205で算出した被写体角速度の直交方向成分406の変化周期とに基づいて、予測被写体ブレ量を算出する。予測被写体ブレ量は、被写体に係る像ブレ(被写体ブレ)の予測量である。続いて、図3のS208において、CPU103が、S207で算出した予測被写体ブレ量と、予め設定しておいた許容被写体ブレ量とを比較する。許容被写体ブレ量は、被写体ブレの許容量である。CPU103は、予測被写体ブレ量が許容被写体ブレ量以下であるかを判断する。予測被写体ブレ量が許容被写体ブレ量より大きい場合は、処理がS210に進む。
予測被写体ブレ量が許容被写体ブレ量以下(許容量以下)である場合は、処理がS209に進む。そして、S209において、CPU103が、露光時間をS206で算出した流し撮り効果を満たすために必要な露光時間に設定する。
S210において、CPU103が、ブレ許容露光時間を流し撮り時の露光時間として設定する。ブレ許容露光時間は、被写体ブレが許容量内(許容被写体ブレ量内)に収まる露光時間である。CPU103は、S205で算出した被写体角速度の直交方向成分406の変化周期を用いて、被写体角速度の変化も考慮して時間で積分することで、ブレ許容露光時間を算出する。
図7は、露光時間の算出方法を説明する図である。
図7(D)は、撮像面上のブレ量を示す。撮像面上の許容被写体ブレ量をブレ量501(m[mm])、焦点距離を距離502(f[mm])とすると、許容被写体ブレ量(角度)503(dmax[rad])は、式3で算出することができる。
Figure 0006746473
図7(A)は、S209で設定される露光時間を示す。
図2のS206で算出した、流し撮り効果を満たすために必要な露光時間504(t[sec])により、実際の画像に現れる予測被写体ブレ量(角度)505(d[rad])は、以下のようにして算出できる。CPU103は、S204で分離した被写体角速度のパンニング方向成分407(p[rad/sec])に基づき、式4で予測被写体ブレ量(角度)505(d[rad])を算出する。
Figure 0006746473
なお、CPU103が、S205で算出したタイミング408または409を中心に露光する場合は、露光中心に対して被写体のブレ方向が対称になる。したがって、S206で算出した露光時間504([sec])の半分の時間の被写体ブレ量が、実際の画像に現れるブレ量になる。つまり、より長い露光時間まで許容できるようになるので、より大きな流し撮り効果を実現したり、より移動速度の遅い被写体も撮影したりすることができるようになる。
図7(A)に示す例では、許容被写体ブレ量(角度)503([rad])よりも、予測被写体ブレ量(角度)505([rad])の方が小さい。したがって、CPU103は、露光時間として、S206で算出した流し撮り効果を満たすために必要な露光時間504([sec])を設定する。
図7(B)は、S210で設定される露光時間を説明する図である。
図7(B)に示す例では、許容被写体ブレ量(角度)503([rad])よりも、予測被写体ブレ量(角度)505([rad])の方が大きい。したがって、CPU103は、露光時間として、S210で算出した許容被写体ブレ量内に収まる露光時間506を設定する。なお、この例では、CPU103は、被写体ブレ量の許容量と予測量を用いて判定を行ったが、被写体ブレの許容量内に収まる最長露光時間を算出して、必要露光時間が最長露光時間内に収まっているかという判定を用いても良い。以上の処理により、流し撮り効果(背景の流れ量)を満たす露光時間を設定することにより発生してしまう、許容量を超える被写体ブレを抑制することができる。
図3のS211において、CPU103が、露光を開始するかを判定する。この例では、CPU103は、シャッターボタン(操作部110)の全押し(以降、SW2)が行われたかを判定する。SW2が行われていない場合は、処理が図2のS201に戻る。SW2が行われた場合は、処理がS212に進む。
S212において、CPU103が、S205で算出した被写体角速度の直交方向成分406の変化周期を用いて、被写体ブレが抑制可能なタイミング408または409になったかを判定する。被写体ブレが抑制可能なタイミング408または409になっていない場合は、処理がS212に戻る。
被写体ブレが抑制可能なタイミング408または409になった場合は、処理がS213に進む。S213において、CPU103が、光学系101を用いて、被写体ブレを抑えるようにシフトレンズの駆動を開始する。すなわち、CPU103は、被写体動作の周期に基づいて、流し撮り時の露光タイミングを設定し、シフトレンズを駆動することによって、被写体ブレを補正する制御手段として機能する。そして、S214において、CPU103が、露光を開始する。なお、露光中も常にシフトレンズは駆動しているものとする。
シフトレンズの駆動方法として、CPU103は、例えば、パンニング方向は、S204で分離した被写体角速度のパンニング方向成分と、S201で検出された撮像装置100の角速度の差分値を用いてシフトレンズを駆動させる。そして、直交方向は通常の手振れ補正制御と同様にして、シフトレンズを駆動させる。これにより、被写体の移動方向とは異なる成分の動作により発生する被写体ブレを許容被写体ブレ量内に収めることができる。
以上の処理により、流し撮りアシストモード中において、被写体の移動方向とは異なる成分の動作により発生する被写体ブレも抑制可能となる。本実施例では、シフトレンズ(光学系101)による、被写体の結合位置の補正の例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば撮像素子102自体をシフトさせるなどといった形態でも実現することが可能である。
(実施例2)
次に、実施例2の撮像装置について説明する。実施例2の撮像装置の基本構成は、図1に示す実施例1の撮像装置の基本構成と同様である。
図4および図5は、実施例2の撮像装置の流し撮りアシストモード時の動作処理を説明するフローチャートである。
図4のS201乃至S206の処理は、図2のS201乃至S206と同様の処理であるので、説明を省略する。
S301において、CPU103が、S205で被写体角速度の直交方向成分406の変化周期407を算出できたかを判定する。変化周期407を算出できている場合は、処理がS207に進む。変化周期が算出できていない場合は、処理がS209に進む。そして、S209において、CPU103が、露光時間を、S206で算出した流し撮り効果を満たすために必要な露光時間に設定する。
図4のS207乃至図5のS211の処理は、図2のS207乃至図3のS211と同様の処理であるので、説明を省略する。図5のS302において、CPU103が、S205で被写体角速度の直交方向成分406の変化周期407を算出できたか再び判定する。変化周期407を算出できている場合は、処理がS303に進む。変化周期が算出できていない場合は、処理がS308に進む。
S303において、CPU103が、S205で算出した被写体角速度の直交方向成分406の変化周期407を用いて、被写体ブレを抑制できるタイミングを算出する。具体的には、CPU103は、被写体ブレを抑制できるタイミング408または409を算出する。CPU103は、タイミング408または409までの露光待ち時間を予測露光待ち時間として算出する。そして、CPU103は、予測露光待ち時間が予め設定された許容露光待ち時間以内であるかを判定する。
予測露光待ち時間が許容露光待ち時間以内である場合、すなわち、露光開始タイミングを遅らせても問題ない場合は、処理がS305に進む。S305において、CPU103が、露光タイミングになったか、すなわちS205で算出したタイミング408または409になったかを判定する。タイミング408または409になっていない場合は、処理がS305に戻る。タイミング408または409になった場合は、処理がS307に進む。
CPU103が、タイミング408または409で露光(S214)を行うと、移動方向と異なる成分の動作は、ほとんど無視できる。したがって、S307では、CPU103は、光学系101を用いて、以下の処理を行う。CPU103は、移動方向(パンニング方向)のみ、S204で分離した被写体角速度のパンニング方向成分と、S201で検出された撮像装置100の角速度の差分値を用いてシフトレンズを駆動させて、被写体ブレを補正する。CPU103は、直交方向に関しては、シフトレンズを駆動させて、通常の手振れ補正制御を行う。
S303における判定処理で、予測露光待ち時間が許容露光待ち時間よりも大きい場合、すなわち露光開始タイミングを遅らせることにより、被写体ブレが発生する可能性が高くなる場合は、処理がS304に進む。S304において、CPU103が、予測露光待ち時間が、S205で算出した被写体角速度の直交方向成分406の1周期の所要時間、すなわち、被写体角速度検出時410と同じタイミング411が来るまでの待ち時間以内であるかを判定する。予測露光待ち時間が1周期の所要時間以内である場合は、S305へ処理を進めた方が被写体ブレを抑制できる可能性が高い。したがってこの場合には、処理がS305に進む。
予測露光待ち時間が1周期の所要時間以内でない場合は、被写体角速度検出時410により近いタイミングで露光を開始した方が被写体ブレは抑制できると考えられる。したがって、この場合は、処理がS306に進む。続いて、CPU103が、被写体角速度の直交方向成分406の1周期を経過したかを判定する。被写体角速度の直交方向成分406の1周期が経過していない場合は、処理がS306に戻る。被写体角速度の直交方向成分406の1周期が経過した場合は、処理がS308に進む。S308において、CPU103が、タイミング411で、パンニング方向と、パンニング方向に直交する方向の双方について、被写体ブレを補正するためにシフトレンズを駆動する。
図7(C)は、S308の処理におけるタイミング411での露光時間を説明する図である。1周期経過するタイミング411で撮影する場合、露光中心に対して被写体のブレ方向が対称にならない場合がある。具体的には、被写体ブレ量507のような差分が発生する場合がある。したがって、CPU103は、S207乃至S210と同様に、実際の画像に現れる予測被写体ブレ量(角度)508([rad])を演算し直し、露光時間を再設定する。
図5のS308では、被写体角速度検出時と同じタイミングで露光(S214)を行うので、検出時のデータをそのまま使用できる。したがって、CPU103は、S203で算出した被写体角速度と、S201で検出された撮像装置100の角速度の差分値を用いてシフトレンズを駆動させる。
なお、CPU103が、S205で算出した被写体角速度の直交方向成分406の変化周期407の切り替わりポイント(408,409,411,412,413)ごとに被写体角速度を所定の記憶手段に記憶してもよい。そして、CPU103が、記憶された被写体角速度を用いて、切り替わりポイントごとに露光(S214)するようにしても良い。
タイミング408乃至411でのシフトレンズの制御は、前述と同様のため、ここでは説明を省略する。タイミング412、413は、正負の差はあるが被写体角速度が最大となるタイミングである。したがって、タイミング412、413の前後は、同じ方向に移動していると考えられるので、S203で算出した被写体角速度と、S201で検出された撮像装置100の角速度の差分値を用いてシフトレンズを駆動させれば良い。以上の処理により、被写体角速度検出時410により近いタイミングで露光を開始できるようになるため、被写体に係る像ブレを、より効果的に抑制できる。
また、S309においては、CPU103は、以下の処理を行う。被写体角速度の直交方向成分406の変化周期を算出できていないので、可能な限り早いタイミングで露光(S214)を開始する方が良い。また、変化周期が算出できていないということは、不規則な動きをしている場合も考えられるので、余計な補正はしない方が良い。したがって、CPU103は、光学系101を用いて、以下の処理を行う。CPU103は、移動方向、すなわちパンニング方向のみ、S204で分離した被写体角速度のパンニング方向成分と、S201で検出された撮像装置100の角速度の差分値を用いてシフトレンズを駆動させる。CPU103は、直交方向については、通常の手振れ補正制御と同様にして、シフトレンズを駆動させる。そして、S214において、CPU103が、露光を開始する。
以上の処理により、流し撮りアシストモード中において、被写体の移動方向とは異なる成分の動作により発生する被写体ブレをより効果的に抑制可能になる。本実施形態においてはシフトレンズ(光学系101)の駆動による像ブレ補正の例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば撮像素子102自体をシフトさせても実現することが可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像装置
103 CPU

Claims (11)

  1. 像ブレを光学的に補正するために用いる補正手段と、
    撮像装置の角速度を検出する第1の検出手段と、
    撮像画像から動きベクトルを検出する第2の検出手段と、
    前記撮像装置の角速度と、前記動きベクトルとに基づいて、被写体角速度を算出する算出手段と、
    前記被写体角速度を分離する分離手段と、
    前記分離された被写体角速度に基づいて、被写体動作の周期を検出する第3の検出手段と、
    前記被写体動作の周期に基づいて、流し撮り時の露光タイミングを設定し、前記補正手段を駆動することによって、被写体に係る像ブレを補正する制御手段とを備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記分離された被写体角速度と、前記撮像装置の角速度とに基づいて、前記補正手段を駆動することによって、前記被写体に係る像ブレを補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記分離手段は、前記被写体角速度を、前記撮像装置のパンニング方向の成分と、前記パンニング方向と直交する方向の成分とに分離し、
    前記制御手段は、前記パンニング方向と直交する方向の成分の周期を前記被写体動作の周期として検出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記被写体角速度のパンニング方向の成分と、焦点距離とに基づいて、所定の背景の流れ量となる第1の露光時間を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記被写体角速度のパンニング方向と直交する方向の成分の周期と、前記第1の露光時間とに基づいて、被写体ブレの予測量である予測被写体ブレ量を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記予測被写体ブレ量が被写体ブレの許容量以下である場合に、前記第1の露光時間を流し撮り時の露光時間として設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記予測被写体ブレ量が被写体に係る像ブレの許容量以下でない場合に、前記被写体ブレが前記許容量内に収まる露光時間を流し撮り時の露光時間として設定する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、被写体動作の方向が反転するタイミングを露光中心として露光する場合に、パンニング方向については、前記被写体に係る像ブレを補正し、パンニング方向と直交する方向については、手振れ補正制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、被写体角速度の検出時と同じタイミングを露光中心として露光する場合に、パンニング方向およびパンニング方向と直交する方向について、前記被写体に係る像ブレを補正する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、被写体動作の周期が検出されない場合には、手振れ補正制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 像ブレを光学的に補正するために用いる補正手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の角速度を検出する第1の検出工程と、
    撮像画像から動きベクトルを検出する第2の検出工程と、
    前記撮像装置の角速度と、前記動きベクトルとに基づいて、被写体角速度を算出する算出工程と、
    前記被写体角速度を分離する分離工程と、
    前記分離された被写体角速度に基づいて、被写体動作の周期を検出する第3の検出工程と、
    前記被写体動作の周期に基づいて、流し撮り時の露光タイミングを設定し、前記補正手段を駆動することによって、被写体に係る像ブレを補正する制御工程とを有する
    ことを特徴とする制御方法。
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