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JP6748703B2 - 高い調整率を有するガス燃焼式ボイラ - Google Patents
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JP6748703B2 - 高い調整率を有するガス燃焼式ボイラ - Google Patents

高い調整率を有するガス燃焼式ボイラ Download PDF

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Description

本発明は、独立請求項の公知要件事項部に記載のガス燃焼式ボイラに関する。
具体的には、本発明は、可変で高い調整率(個々の構成部材の存在と寸法によることは明らかである)で作動するバーナを備えたボイラに関し、前記ボイラは、衛生上の利用及び/又は部屋の暖房のための流体(例えば、水)を加熱するのに適している。
上記のタイプの可変の調整率を有するバーナを備えたガス燃焼式ボイラが、予混合流体供給タイプの(すなわち、空気とガスが調節又は調整可能な割合で存在する混合気によって作動する)バーナを備えていることが公知である。こうしたバーナは、現在、二通りの異なる主な方式、すなわち空気圧方式及び電子方式によって作動する構成部材とともに用いられている。これらの方式は何れも、バーナに送る予混合流体の空気とガスの比率を最適化することにより、均一で(特に、汚染ガスの排出に関連する)現行の規則又は基準に適合した燃焼を維持することができる。
しかしながら、公知のボイラのこれらの実施の形態には何れも、バーナに供給する空気/ガス混合気の流量の調整を、特に、バーナによって発生される弱い火力に対応する最小限の流量値に関して行うことにおいて難題がある。
一般に、炎調整バーナを備えた公知のボイラは、炎を生じさせる拡散部材を有する(例えば、平坦な又は円筒形の形状を有する)1個以上のバーナを備えている。バーナは、燃焼室に配置され、(空気とガスを)予混合した流体が、ファンに接続された供給ダクトを通じてバーナに送られる。ファンは、ファン自体の1分当りの回転数に応じた圧力を有する空気流量をもたらす。(ファンによって運ばれる空気が存在する)供給ダクトには、(ガス)制御弁を介して供給ダクトに接続されたガスパイプからのガスも存在する。
そのため、先行技術においては、衛生用の水を温める及び/又は部屋を暖房するボイラが公知であり、前記公知のボイラは、複数のバーナを有し、各々のバーナは、ファンが接続された(又は接続されていない)対応する供給ダクトから給気される。
こうした解決手段では、空気圧式ダクトに基づく、すなわち空気圧式ガス制御弁の使用に基づく解決手段、及び「電子の」概念に基づく解決手段(これらの解決手段においては、ガス制御弁は、例えば、所定の基準信号と比較してバーナに関して検知された炎信号を考慮に入れたアルゴリズムに基づいて作動する制御ユニットによって制御されるアクチュエータによって駆動される)を含む解決手段にも上記の難題がある。
特に、空気圧式弁を通じて給気されるバーナには、ガス制御弁の適正な作動をもたらす最小限の空気圧を得ることの難しさ、及び空気とガスの適正で望ましい混合を確保するのに適した安定した作動を可能にするファンの減少させた1分当りの回転数に起因する炎調節の短所がある。こうした短所は、特殊な構成部材(例えば、2重ベンチュリミキサ又は少ない1分当りの回転で作動することのできるファン)を用いることにより克服することができる。
ガス弁が電子的に制御される(しかし、空気圧で制御される弁にも当てはまる)、それらのボイラでは、調整操作における短所は、低下させた回転速度でのファンの不安定な作動、及びファンが前記の低下させた回転速度で作動している時に、(汚染物質の放出の面から見て)適正な空気/ガス混合気を得ることの難しさと関連している。また、(電子的に制御される弁のみに関して)、ガス弁を制御するのに用いる炎信号が、バーナが放射によって熱を発する(「放射バーナ」相と称する)ほど炎がバーナの表面近くにあると、ガス弁を制御するのに用いる炎信号が、不安定で検知するのが困難になることも起こり得る。この場合には、こうした炎信号を、電離電流に作用するセンサによって得ても、検知した炎信号は、(バーナの異なる作動ダイアグラムに縛られた)基準信号ともはや比較することができず、前記検知された炎信号は、空気/ガス混合気のタイプ(ガスが多いか少ないか)を評価することができず、そのため、ガス弁は、もはや適正に制御することができない。
日本国特許出願公開第2006−258304号は、炎を発生させる軸線を同じくする複数の帯域(燃焼帯域)を備えたガスコンロ用のガス燃焼式バーナを開示している。このバーナの火力は、1個以上の前記軸線を同じくする燃焼帯域を稼働させることにより変化する。
この先行技術文献は、ファンに接続された1次ダクトの存在を開示しており、ガスが、ガス供給ダクトが接続された均圧弁に接続された側部流路を通じてファンとバーナとの間に吹き込まれる。
この1次ダクトは、互いに軸線を同じくするパイプにより中央燃焼帯域及び中央燃焼帯域と軸線を同じくする外側燃焼帯域に接続されており、ガスを、対応する弁が配置された側部流路を通じて前記軸線を同じくするパイプに供給することができる。
この先行技術文献は、ガスコンロのガス燃焼式バーナによって発生させることのできる火力よりもはるかに強い火力を有するボイラ分野のガス燃焼式バーナに適用された発明を
開示していない。さらに、この先行技術においては、全ての燃焼帯域が、一体になっている。
この公知の解決手段では、メインの弁を閉じることにより、互いに軸線を同じくするパイプ及び中央のパイプへのガス供給を停止することができ、したがって、(同様にメインの弁に接続された主ガス供給ダクトに接続された)側部ダクトの弁を開くことにより、1個以上のパイプ又は主ダクトにガスを供給することができる。
この公知の解決手段は、既に述べたように、可変の高い調整率で作動するタイプのボイラ用のガス燃焼式バーナを開示しておらず、互いに隔てられた炎拡散部材であって、前記炎拡散部材に給気する1個の空気/ガス混合気供給ダクト内に配置された弁部材によって可能になった独立したガスの供給により独立して稼働させることのできる炎拡散部材を有するボイラ用バーナも開示していない。
国際公開第2006/019279号は、空気をファンから、ガスを少なくとも1個の対応するガスダクトから受けるバーナ本体を備えた予混合ガス燃焼式バーナを開示している。このバーナ本体は、上側燃焼面に複数の炎用の穴を有する複数の炎拡散ユニットが配置された広くなった部分を備えている。このバーナの最大出力は、バーナに取り付けた炎拡散ユニットの数によって決定される。
バーナ本体は、側方だけでなく、前方向及び後ろ方向の両方に徐々に広がって、燃焼面に向かって曲がった箇所のない空気流の通路を垂直方向に構成している。
整流板が、バーナ本体内に配置されてガスと燃焼用空気を均一に混ぜる。仕切板も配置されて空気と予混合されたガスを均等に分散させる。整流板には、複数の穴が設けられている。
この公知の解決手段では、バーナにより発生する火力は、炎拡散ユニットの数によって決定され、仕切板の数は、これらの炎拡散ユニットの数の関数である。
使用中、対応するパイプによって供給されたガスは、全ての炎拡散ユニットに向かってバーナ本体内に広がり、整流板を通過する。
したがって、この先行技術文献は、バーナにより発生する火力を変更する他の方法を何等開示しているのではなく、特定数の炎拡散ユニットを備えること又は炎拡散ユニットのうちの1個において穴の閉鎖部分を設けることに関する方法を開示している。さらに、この先行技術によるバーナは、炎拡散ユニットが存在する完全燃焼面に向かう空気/ガス混合気の流れを止める可能性(又は必要性)なしに、空気/ガス混合気を持続的に供給される炎拡散ユニットを有するバーナである。
さらに、上記先行技術文献は、空気/ガス混合気供給ダクト内の可動な弁部材を何ら開示していない。バーナ本体の全ての部分に常に空気とガスの流れが当たることで設けられた炎拡散ユニットに炎を発生させることを可能にしているので、弁部材は不要で使用することができない。
この先行技術は、炎拡散ユニットの炎穴の数が、バーナが発生する発熱量の関数として演繹的に選択されるので、全ての炎拡散ユニットは、炎をもたらすのに適していると述べているので、バーナ本体内にガスと空気の動きを抑制し又は方向付けする弁部材を備える必要がない。
本発明の目的は、衛生用の水を温める及び/又は家屋の部屋を暖房する、高い調整率を有する予混合ボイラ、すなわち、公知の解決手段の短所及び欠点を克服する衛生用の水を温める及び/又は家屋の部屋を暖房する、高い調整率を有する予混合ボイラ或いは連続的に又は不連続的に可変の高い調整率で作動するバーナを有するガス燃焼式ボイラを提供することである。
本発明の他の目的は、1個のファン及び1個のガスリリーフ弁を維持しながら、高い調整率を特徴とするバーナを有する上記のタイプの予混合ボイラを提供することである。
本発明の別の目的は、非常に少ない流量に関してバーナの炎を安定させることのできる上記のタイプのボイラを提供することである。
加えて、本発明のさらに別の目的は、公知の予混合ボイラにつきものの燃焼室で生じる熱音響問題が大幅に減少した上記のタイプのボイラを提供することである。
本発明の他の目的は、バーナの点火がより容易になり、燃焼室における爆発現象が防止されるボイラを提供することである。
これらの目的及び当業者には明らかになるであろう他の目的は、添付の特許請求の範囲に記載のボイラによって達成される。
本発明がより良く理解されるよう、限定をしない単なる説明上の便宜として、以下の図面を添付する。
本発明によるボイラの一例であって、概略的に示す、バーナとバーナ自体に連結された構成部材を備えたボイラの概略底面図を示している。 図1の線2−2に沿う断面図を示している。 バーナに取り付けられた図1のボイラの一部分の分解図を示している。 図3の線4−4に沿う断面図を示している。 バーナに取り付けられた本発明によるボイラの上記部分の変更構成の長手方向断面図を示している。
上記図1〜図4を参照すると、可変の調整率を特徴とするバーナを有するボイラの一例が、支持部材2(「バーナのドア」)に取り付けられたバーナ1を備え、支持部材には、流体をバーナに供給するのに適した(1次)供給ダクト4が、公知の方法で(例えば、ねじによって機械的に又は溶接により)固定されている。こうした流体は、空気又は空気とガスの混合気でよい。供給ダクトは4、必要に応じ、蓋4Bによって閉じられる中空の本体4Aを備えている。
このため、供給ダクトは、ファン5の出口5Aに接続されており、ファンの入口5Bは、ここで述べている非限定の実施の形態では、ミキサ6に接続されている。しかしながら、こうしたミキサは、上記の出口5Aの下流に配置されることもある。空気圧制御又は電気制御タイプの主ガス弁8が、リリーフ弁(security valve)9も配置されたガスダクト7に接続されている。
説明の便宜上提示された非限定の図1〜図4に示す実施の形態では、ガスダクト7が、主ガス弁8の手前(ガスダクト7におけるガス流の方向に関して)に配置された流通管すなわちパイプ10を備え、流通管すなわちパイプには、弁11が配置されている。このパイプ10の先端は、一端14(ここには、任意の公知の態様で固定されたノズル15が、配置されている)になっている。パイプ10(すなわち、2次供給パイプ)の一端14は、管状体17の第1の開口すなわち第1の端16に配置され、管状体は、バーナ1の支持部材2の開口19に固定された第2の端すなわち第2の開口18を有している。当業者にとっては周知のように、本明細書において後に説明するように、他の解決手段もあり得ることはもちろんのことである。同様に、(1次)供給ダクト4は、開口しており前記支持部材2の開口23に対応して位置する一端22を有している。
バーナ1は、物理的に隔てられた2個の炎拡散部材25及び26を備えており、第1の炎拡散部材25は1次炎拡散部材であり、第2の炎拡散部材26は、補助的すなわち2次炎拡散部材である。これらの炎拡散部材25及び26は、互いに離れて配置され、任意の公知の方法、例えば、ねじ込み、溶接などによって支持部材2に固定され、同時に稼働させることができ(すなわち、それらの対応するスリット面25A及び26Aに沿って拡散された炎を有することができ)、(図1〜図4に示すように)2次炎拡散部材26のみを稼働させてもよい。しかしながら、後に説明するように、1次炎拡散部材25だけを稼働させる、2次炎拡散部材26だけを稼働させる又は両方の炎拡散部材を稼働させることのできる解決手段もあり得る。
炎拡散部材25及び26は、それらが炎を発生させる異なるスリット面25A及び26Aを有しているので、異なる火力を発生させるのに適している。
図1〜図4に示す実施の形態に関して、上記の稼働は、供給ダクト4内に配置され、管状体17と1次炎拡散部材25との間にある逆止め弁(clapet valve)30の存在によって可能になる。こうした逆止め弁又はオン/オフ部材又は絞り部材は、それが配置された供給ダクトの断面を全面的に閉じる(したがって、1次炎拡散部材25に向かう空気/ガス混合気の流れを全面的に止める)のに適しているだけでなく、1次炎拡散部材25に向かって通過中の空気/ガス混合気の流れを絞るのにも適している。
オン/オフ若しくは絞り部材又は逆止め弁30は、重力又はファン5から来る流体によって加えられる圧力によって動かしてもよく、対応するアクチュエータ(図示せず)によって制御される従属弁でもよい。
後者の場合には、アクチュエータは、ファン5並びにガス弁8、9及び11の作動も制御するボイラの制御ユニット(図示せず)による制御下にある。
本発明の実施の変更形態においては、管状体17は、供給ダクト4内の、第1の炎拡散部材の下流(ファン5のみから来る空気/ガス混合気又は空気の流れの方向に関して)に配置され、逆止め弁30は、管状体の第1の開口16と前記1次炎拡散部材との間に配置されている。この変更形態において、パイプ10が管状体17内に開口している場合には、1次炎拡散部材25に、又は2次炎拡散部材26に、又は両方の炎拡散部材に、発生した炎を有することが可能である。炎が炎拡散部材25のみに発生する場合には、逆止め弁30は、この炎拡散部材の下流の供給ダクト4を閉じる状態にあり、したがって、ファン5から来る空気/ガス混合気は、炎拡散部材25のみに入り、そのスリット面25Aで炎を発生させる状態にある。
逆止め弁又はオン/オフ部材30が開いていると、ファン5によって供給ダクト4に吹き込まれた空気/ガス混合気は、両方の炎拡散部材25及び26に到達することができ、このようにして、それらの炎拡散部材の両方のスリット面25A及び26Aで炎を発生させることができる。こうした解決手段においては、ガス弁11は、閉じる。
ガス弁8が閉じ、ガス弁11が開いており、オン/オフ部材30が開いた状態に維持されると、補助炎拡散部材26のみに炎を発生させることができ、補助炎拡散部材は、ガスをパイプ10から、空気(だけ)を供給ダクト4から受け取る。この空気は、1次炎拡散部材25にも入るが、(ガスがないので)この1次炎拡散部材には炎を発生させない。
これら全てが、炎拡散部材25及び26に関して異なる発熱量を発生させることを可能にしている。
図1〜図4に示す解決手段についても、上記で説明した状況と同様の状況が、別の弁又はオン/オフ部材(図1〜図4には示さず)を、管状体17内に配置しても、得られる。この場合には、オン/オフ部材30を開き、ガス弁8を開き、ガス弁11を閉じ、管状体17内に配置されたオン/オフ部材を閉じることにより、供給ダクト4内に存在する空気/ガス混合気を1次炎拡散部材25のみに供給し、1次炎拡散部材にのみ炎を発生させることができる。
添付の特許請求の範囲に記載の本発明の範囲に含まれない、さらに別の実施の変更形態によれば、オン/オフ部材30は、図1〜図4に示す実施の形態と、1次炎拡散部材25の下流(供給ダクトにおいて、ファン5からの空気又は空気/ガス混合気の流れの方向に関して)に配置された管状体17を有する実施の形態の両方において、供給ダクト4内になくてもよい。この場合には、空気/ガス混合気が、ファン5から供給ダクト4に吹き込まれると、両方の炎拡散部材25及び26を「稼働」させることができる(すなわち、それらの炎拡散部材に炎を発生させることができる)。空気のみが、この供給ダクトに吹き込まれると(すなわち、ガス弁8が閉じられ)同時にガス弁11のみが開かれると、2次ダクトのみを稼働させることができる。
したがって、本発明は、必要に応じてバーナを大幅な割合で調整できるようにしながら、バーナ構造の十分な融通性をもたらす。
本発明によれば、異なる発熱量を発生させるのに適した、互いに隔てられ、ただ1個の供給ダクト4から給気される2個(以上)の炎拡散部材25及び26を備えたバーナ1に関して最適な調整率を得ることができ、供給ダクトにおいて、両方の炎拡散部材25及び26が稼働している時に、空気/ガス混合気を流すことができ、又はガス弁8が閉じ、ガス弁11が開いており、ファン5が多少なりとも稼働している時に、空気のみを流すことができる。後者の場合には、図面を参照すると、炎拡散部材26だけに炎があることになる。本明細書において説明した実施の変更形態によっても、1次炎拡散部材25のみ、補助炎拡散部材26のみ又は両方の炎拡散部材を稼働させることができる。
図1〜図4に示すようなバーナ1及びミキサ6を備えた空気圧調整ボイラが、用いられるとする。この場合には、バーナは公称流量で作動し、逆止め弁又はオン/オフ部材30及びガス弁8は開いてるのに対し、ガス弁11は必要に応じて閉じている。こうすると、空気/ガス混合気を両方の炎拡散部材に送り、両方の炎拡散部材が炎を発生させることになる。明らかに、これらの炎拡散部材は、適切に技術設計されことにより、所望の調整を得る。
ファン5の1分当りの回転数を(当然ながら、ファンは、既に稼働している)、ボイラから来る熱需要に応じて減らすと、バーナ1及びバーナと連携する弁を備えたシステムは、それに合わせて対応するので、上述の弁構成は、変わらないままである。ファン5の1分当りの回転数が所定の値に達すると、ガス弁11は開かれ(ただし、このガス弁が既に開いてはいない場合であり、既に開いている場合には、このガス弁はこの開状態に保たれる)、ガス弁8は閉じられ、バーナ1において炎が途絶えないようになっているが、(供給ダクト4及び管状体17から空気を受け、パイプ10からガスを受ける)炎拡散部材26のみに炎が生じる。これにより、望ましくない汚染物質のおびただしい放出を防止する。
ファンのこうした1分当りの回転数を持つ場合、補助(2次)炎拡散部材26と、パイプ10を通じて供給されるガスとを操作することにより決定される最適な燃焼を伴う最小限の所望のガス流量が得られる。炎拡散部材26に入る空気は、ファン5、及び適切な位置決めされ又は全面的に閉じたオン/オフ部材30によって生じた流量を有する。この逆止め弁30が部分的に閉じていると、ガス弁8が閉じているので、空気のみが1次炎拡散部材25に達する。
本発明によれば、通常のボイラに既にある構成部材を用いて、1次炎拡散部材25のスリット面25Aよりも小さくて炎が発生するスリット面26Aを有する補助すなわち2次炎拡散部材26、パイプ10、管状体17及び少なくとも1個のオン/オフ部材30を追加しさえすれば、所望の調整に達したバーナ1により、最適な燃焼が得られる。
1次すなわち主炎拡散部材25の点火を、2次炎拡散部材26を用いて、(ガス弁11を閉じる前にガス弁8を開くことにより)バーナ1が配置されたボイラの燃焼室において爆発現象を引き起こすことのない最小限の空気/ガス混合気を1次炎拡散部材25にも供給することにより行うことができる(逆も同様である)ことに注目すべきである。
ガス弁8及び11の各々が、バーナの作動範囲全体にわたって常に存在する主炎拡散部材25又は2次炎拡散部材26からの炎信号のピックアップによって電子的に制御されると、同様の操作を行うことができる。これには、ボイラ内にあるボイラの制御ユニット(例えば、炎又は煙検知手段に接続されている)によるガス弁8及び11の適切な駆動が必要であり、これらのガス弁の適切な駆動は、(1次炎拡散部材25及び/又は2次炎拡散部材が稼働される)必要なバーナの調整に応じたこれらのガス弁の適切なオフ及び/又はオンをもたらす。
本発明によるボイラは、前記制御ユニットがボイラの適正な作動をモニタできるようにするのに適した他のセンサ及び/又は検知手段、例えば先行技術において公知のCO、O及び温度センサなどを、備えていてもよいことが明らかである。
本発明の簡素化された実施の形態においては、パイプ10が備わっておらず、2次炎拡散部材26だけの稼働は、オン/オフ部材30を閉じ、(空気とガスを予混合する)ファン5から来る空気/ガス混合気の流量を最小限にすることによってのみ行われる。この場合には、「電子制御」を用いる解決手段では、炎拡散部材26の炎は、例えば、燃焼を認識し制御するのに十分な公知の炎信号検知手段によって制御される。この解決手段は実施可能ではあるが、この解決手段には、ファンの使用及びこの解決手段において生じ得る不安定性という短所がある。
図5においては、既に説明した部材に対応する部材は、同じ参照符号によって示している。図5には、平坦な構造を有するバーナ1が示されており、このバーナにおいても、十分に隔てられた別個の2個の炎拡散部材25及び26が、この平坦なバーナの隣接する領域に形成されている。この平坦なバーナは、一体品のバーナでよく、それらの炎拡散部材は、バーナの炎の発生の観点から巧みに構成された一体品の部分である。そのほか、この平坦なバーナは、炎拡散部材25及び26を構成する隣接して並んだ2個の部材によって構成されていてもよい。
図5の場合にも、既に説明した事項と同様に、補助炎拡散部材26のみに送られる空気/ガス混合気又は両方の炎拡散部材に送られる空気/ガス混合気が得られる。
したがって、互いに異なる(任意の方法で互いに隔てられた)2個の炎拡散部材を有する平坦なバーナの用法は、図1〜図4に示すバーナに関して説明した用法と同様であり、これ以上の説明はしない。
幾つかの本発明の実施の形態を説明してきたが、上記の説明に照らして、(パイプ10及びガス弁8が配置されるガスダクトに取り付けられたリリーフ弁を備えた実施の形態のように)他の実施の形態も可能であり、そのため、それらの実施の形態は、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にある。

Claims (11)

  1. 衛生上の用途及び/又は部屋の暖房に用いる流体を加熱する予混合ガス燃焼式ボイラであって、可変の調整率で作動する少なくとも1個のバーナ(1)と、前記バーナ(1)に流体を供給する供給手段(4)を備え、前記供給手段(4)がファン(5)に接続され、前記ファン(5)にガスを供給するガスダクト(7)が備えられ、ガスダクトにはオン/オフ弁部材(8)及びミキサ(6)が備わっており、バーナ(1)が、第1の主炎拡散部材(25)と少なくとも1個の第2の補助炎拡散部材(26)を備え、前記供給手段が主炎拡散部材(25)とファン(5)に接続された1個の供給ダクト(4)であり、ファンは単一のファンであり、前記供給ダクト(4)には、空気又は空気とガスの混合気からなる前記流体が送られ、第2の補助的な炎拡散部材(26)に接続された管状体(17)が、前記供給ダクト(4)内に開口しており、ガス搬送パイプ(10)が、前記管状体(17)内に直接開口することにより、前記管状体にガスを直接供給するボイラにおいて、それらの炎拡散部材は、互いに隔てられた部材で、異なる発熱量を生じさせ、1次的な炎拡散部材(25)は、炎を発生させる表面(25A)を有し、この表面は、対応する2次的な炎拡散部材(26)の表面(26A)よりも大きな表面積を有しており、オン/オフ部材(30)が、供給ダクト(4)を開閉可能に供給ダクト(4)内に備えられ、前記管状体(17)と前記主炎拡散部材(25)との間に配置され、前記オン/オフ部材(30)は、前記炎拡散部材(25、26)の何れか一方のみ又は両方に炎を発生させることにより、バーナ(1)によって発生する発熱量を変更でき、前記主炎拡散部材(25)及び前記補助炎拡散部材(26)は、互いに独立して又は一緒に稼働させることができることを特徴とするボイラ。
  2. 前記管状体(17)が、前記供給ダクト(4)における空気又は空気/ガス混合気の流れの方向に関して、供給ダクト(4)内における主炎拡散部材(25)の上流又は下流の何れかに、配置されていることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  3. 補助炎拡散部材(26)の前記供給ダクト(4)への接続を遮断する、さらに別のオン/オフ部材が、管状体(17)内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  4. ガスパイプ(10)が、ファン(5)に接続されたガスダクト(7)に接続され、前記ガスパイプ(10)は、ガスダクトにおけるガスの流れの方向において、弁部材(8)の上流に配置され、前記ガスダクト(7)と前記管状体(17)との間に弁部材(11)を備え、少なくとも1個のリリーフ弁(9)が、ガスダクト(7)に配置され、前記主炎拡散部材(25)及び前記補助炎拡散部材(26)は、互いに独立して稼働させることができることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  5. バーナが、ガスをファン(5)に送るガス弁(8)とリリーフ弁(9)の空気圧又は電子タイプの制御によって給気されることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  6. ボイラにおける炎又は煙の存在を示す炎又は煙信号を検知する検知手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  7. 前記オン/オフ部材(30)が、アクチュエータにより制御されるタイプのものであることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  8. 前記オン/オフ部材(30)が、重力及び供給ダクト(4)内に存在する流体の圧力の影響下にある自然運動タイプのものであることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  9. 前記炎又は煙信号検知手段によって検知された炎又は煙信号に応じて前記オン/オフ弁部材()及びファン(5)を制御する制御ユニットを備えていることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  10. 主炎拡散部材(25)と、少なくとも1個の補助炎拡散部材(26)とを有する、2個以上のバーナを備えていることを特徴とする請求項1に記載のバーナ。
  11. バーナの各々の炎拡散部材(25、26)が、可変の調整率で作動するタイプのものであり、そのため、バーナ(1)が、1次炎拡散部材が炎を有していない時でさえも、可変の調整率を常に有することを可能にしていることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
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