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JP6749052B2 - 溶接用エンドタブ - Google Patents
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JP6749052B2 - 溶接用エンドタブ - Google Patents

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Description

本開示は、溶接用エンドタブに関するものである。
従来、被溶接部材同士を溶接する際は、被溶接部材同士の相対位置を固定するとともに、溶接によって生じる溶融金属の液だれを抑制して途切れのない良好な溶接状態を実現するために、溶接用エンドタブが用いられている。
このような溶接用エンドタブとして、特許文献1では、溶融金属との付着性が低いセラミックスからなる溶接用補助剤(タブ)が提案されている。
特開平4−351297号公報
被溶接部材同士の溶接において、溶接接合部における溶融金属の内部に気泡が混入すると、溶接接合部の強度の低下につながる場合があった。また、溶接接合部の強度を維持するために、このような気泡の除去を溶接作業中に行った場合、溶接作業が煩雑になるという問題があった。そのため、煩雑な作業を伴うことなく、被溶接部材同士を接合可能な溶接用エンドタブが求められている。本開示の溶接用エンドタブは、上記要求に鑑みて案出されたものである。
本開示の溶接用エンドタブは、少なくとも被溶接部材に対向して配置される対向面を有する。溶接用エンドタブは、窒化珪素を主成分とする多孔質セラミックスからなり、前記対向面は複数の第1開気孔を備え、前記対向面は、炭素の含有量が40原子%以上である。
本開示の溶接用エンドタブは、煩雑な作業を伴うことなく、被溶接部材同士を接合することができる。
本開示の溶接用エンドタブを用いた溶接作業の一例を示す斜視図である。 本開示の溶接用エンドタブを用いた溶接作業の他の例を示す斜視図である。 本開示の溶接用エンドタブの対向面における第1開気孔を示す模式図である。 第1開気孔を拡大して示す模式図である。
以下、図面を参照して、本開示の溶接用エンドタブの複数の実施形態について詳細に説明する。但し、本明細書の全図において、混同を生じない限り、同一部分には同一符号を付し、その説明を適時省略する。
図1は、本開示の溶接用エンドタブを用いた溶接作業の一例を示す斜視図である。図1
に示す例の溶接用エンドタブ10は、被溶接部材である第1金属部材1および第2金属部材2のそれぞれの端面を溶接するために用いられる。図1に示す例において、被溶接部材はいずれも板状であるが、被溶接部材の形状はこれに限るものではない。
本開示の溶接用エンドタブ10は、溶接の際、被溶接部材の相対位置を固定するとともに、溶融金属の外部への漏洩を防ぐために用いられる。図1に示す例では、溶接用エンドタブ10が2つ配置されている。2つの溶接用エンドタブ10は、第1金属部材1の端面と第2金属部材2の端面とが溶接される部分に配置されている。2つの溶接用エンドタブ10は、第1金属部材1および第2金属部材2それぞれの側面に、クランプ用針金5によって押さえつけられた状態で固定されている。このように、溶接用エンドタブ10は、被溶接部材である第1金属部材11および第2金属部材2それぞれの側面に対向して接触する対向面10aを有している。
また、図2は、本開示の溶接用エンドタブ10を用いた溶接作業の状態の他の例を示す斜視図である。図2に示す例では、溶接用エンドタブ10は、被溶接部材である第3金属部材3の一方の主面に、被溶接部材である第4金属部材4の端面を溶接するために用いられる。第4金属部材4は、第3金属部材3に仮固定された裏当金6によって支持されている。
溶接用エンドタブ10は、被溶接部材に対向して配置される対向面10aを有し、対向面10aを含む部分が、窒化珪素、炭窒化珪素、炭化珪素またはチタン酸アルミニウムのいずれかを主成分とする多孔質セラミックスからなる。このように、溶接用エンドタブ10は、多孔質セラミックスからなるため、対向面10aに複数の第1開気孔9を備える。
本開示の溶接用エンドタブ10を構成する多孔質セラミックスの主成分は、溶融金属に対して濡れ難いので、溶融金属が溶接用エンドタブ10に凝着し難く、溶接用エンドタブ10と被溶接部材とは接合され難い。このため、溶接用エンドタブ10を取り外すために凝着部を切断する工程などの特別にコストのかかる余分な工程を行うことなく、比較的少ない力で溶接用エンドタブ10を引き剥がすことができる。
また、溶接用エンドタブ10の対向面10aは、複数の第1開気孔9を備えているため、溶融金属の内部に混入した気泡がこの第1開気孔9に逃げ易い。本開示の溶接用エンドタブ10を用いて溶接を行うことにより、溶接金属の内部への気泡の混入を抑制することができるため、気泡を除去するための煩雑かつ余分な作業を要することなく接合することができる。すなわち、溶接用エンドタブ10を用いることで、少ない作業時間で、比較的強固な溶接を実現できる。また、溶接用エンドタブ10は、上述のように金属成分の固着が少ないため、余分な再生作業等を要することなく繰り返し使用することができる。
また、溶接用エンドタブ10は、対向面10aと異なる表面部分に、溶接用エンドタブ10の内部において第1開気孔9と連通する第2開気孔を備えていてもよい。この場合は、第1開気孔9に逃げ込んだ気泡は、溶接用エンドタブ10の内部を通過して第2開気孔から排出されるため、溶接金属の内部への気泡の混入を、より抑制することができる。第1開気孔9から第2開気孔まで連通しているか否かは、第1開気孔9から圧縮空気を送った際、溶接用エンドタブ10のその他の表面部分から空気が流出するか否かを調べることで、確認することができる。
本開示の溶接用エンドタブ10を構成する多孔質セラミックスとは、気孔率が10体積%以上50体積%以下であるセラミックスをいう。多孔質セラミックスの気孔率は、水銀圧入法によって求めることができる。
図3は、本実施形態の溶接用エンドタブ10の、対向面10aにおける第1開気孔9を示す模式図である。図4は、図3の第1開気孔9を拡大して示す模式図である。溶接用エンドタブ10は、対向面10aに第1開気孔9を有し、第1開気孔9の内部には、窒化珪素の柱状結晶7が互いに交錯するように複数位置していてもよい。
窒化珪素を主成分とする多孔質セラミックスにおいて、粒界相8は、窒化珪素の柱状結晶7よりも溶融金属に対して濡れ易い。しかしながら、第1開気孔9は、窒化珪素の柱状結晶7が互いに交錯するように複数位置しているため、溶融金属に対して濡れ難く、溶融金属は溶接用エンドタブ10に凝着し難い。
多孔質セラミックスにおける主成分とは、多孔質セラミックスを構成する全成分の合計100質量%のうち、70質量%以上を占める成分をいい、特に、80質量%以上であることが好適である。多孔質セラミックスを構成する成分(結晶構造)の同定は、X線回折装置(XRD)を用いて測定すればよい。また、含有量は、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分光分析装置(ICP)または蛍光X線分析装置(XRF)を用いて、金属元素の含有量を求め、同定された結晶構造に基づいて換算して求めればよい。例えば、XRDを用いた測定により、窒化珪素の存在が確認でき、ICPにより得られた珪素の含有量から、窒化珪素に換算し、換算によって得られた窒化珪素の含有量が70質量%以上であれば、窒化珪素が主成分であるといえる。
次に、本開示の溶接用エンドタブ10の対向面を含む部分を構成する多孔質セラミックスの組成の一例を説明する。この多孔質セラミックスは、窒化珪素を主成分とするものであり、窒化珪素以外に含まれる成分として、例えば、希土類元素,アルミニウム,珪素,カルシウム等がある。
多孔質セラミックスは、上記成分以外に、クロム,マンガン,鉄,銅,タングステン,モリブデン等を含むものであってもよく、これらのいずれか1種を含む珪化物である第1の珪化物を含むものであってもよい。
上述した第1の珪化物を含むときには、多孔質セラミックスをより明度の低い色調にすることができるため、溶接による汚れを目立ちにくくすることかできる。第1の珪化物としては、例えば、組成式が、CrSi,MnSi,FeSi,CuSi,WSi(JCPDS#81−1916)およびMoSi等として表される成分である。なお、第1の珪化物を構成する、クロム,マンガン,鉄,銅,タングステン,モリブデンの含有量は、多孔質セラミックスを構成する全成分の合計100質量%のうち、珪化物換算で0.02質量%以上2質量%以下であることが好適である。
第1の珪化物は、XRDを用いた測定によって同定することができる。また、これら珪化物の各含有量については、XRFまたはICPによって得られた上記各元素を珪化物に換算すればよい。
また、対向面10aは炭素を含み、その含有量が40原子%以上であってもよい。この場合は、対向面10a内における通電性が高くなり、アークを安定的に発生することができるため、溶接欠陥の発生を抑制することができる。対向面10aにおける炭素の含有量は、X線光電子分光分析装置を用いて測定することができる。また、対向面10aにおける炭素の含有量は70原子%以下であることが好適である。
多孔質セラミックスの対向面10aは、第1開気孔9を除く部分の算術平均粗さ(Ra)が、例えば1〜50μmであってもよい。この場合は、溶融金属に対する濡れ性をより低くすることができる。
溶接用エンドタブ10の算術平均粗さ(Ra)を大きくする方法としては、窒化珪素を主成分とする粉末を所望の形状に固める成形を行う際に、金型の転写面となる押圧加圧面側にいわゆる放電シボ加工を施すことによる方法や、セラミック成形体を焼結する際に、比較的粗い敷き粉を棚板に敷く方法などを用いればよい。また、比較的粗い研磨砥粒を用いたブラスト加工を施すといった方法を用いてもよく、算術平均粗さ(Ra)の調整方法は特に限定されない。
[多孔質セラミックスの実施形態1]
溶接用エンドタブ10の対向面を含む部分を構成する多孔質セラミックスは、窒化珪素を80質量%以上含むものであり、粒界相8にYSiAlONを含み、X線回折チャートにおける2θ=32〜33°のYSiAlONのピーク強度をX、2θ=33.2〜34.2°の窒化珪素のピーク強度をYとしたとき、比率X/Yが0.1以上0.5以下の窒化珪素質セラミックスであってもよい。
上述した構成を満たしている場合、粒界相8は、YSiAlONが存在しつつも、窒化珪素の結晶を結合する非晶質相が存在するため、粒界相8に生じる空隙が少ない。そのため、上述した構成を満たす多孔質セラミックスは、機械的強度が比較的高くなる。
なお、窒化珪素およびYSiAlONは、XRDまたは透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて同定することができる。また、XRDにより得られたX線回折チャートから比率X/Yを求めることができる。
次に、多孔質セラミックスの組成の一例を説明する。多孔質セラミックスは、窒化珪素を80質量%以上含むものである。窒化珪素以外の成分としては、例えば、イットリウム(Y),アルミニウム(Al),珪素(Si)がある。そして、これらの成分の含有量としては、YがY換算で7質量%以上14質量%以下,AlがAl換算で2質量%以上5質量%以下,SiがSiO換算で0.5質量%以上2質量%以下である。
次に、多孔質セラミックスにおける各成分の含有量の測定方法の一例を説明する。まず、酸素分析装置(堀場製作所製 EMGA−650FA)を用いた赤外線吸収法により多孔質セラミックス中の酸素の含有量を求める。
次に、ICPを用いてYおよびAlの定量分析を行う。そして、定量分析によって得られたYおよびAlの定量値をそれぞれYおよびAlに換算する。これにより、YをYに、AlをAlに換算したときの含有量を求めることができる。次に、この酸化物換算で必要とした酸素量を多孔質セラミックス中の酸素の含有量から差し引き、この差し引いた酸素量からSiOに換算し、この値を、SiをSiOに換算したときの含有量とする。
[多孔質セラミックスの実施形態1の製造方法]
第1の実施形態の、溶接用エンドタブは、スラリーの作製時に造孔剤を加えることで作製することができる。
まず、珪素の粉末(平均粒径D50=0.5〜100μm)および窒化珪素の粉末(α化率50%以上、平均粒径D50=0.5〜10μm)と、焼結助剤として、酸化イットリウムの粉末(平均粒径D50=0.5〜10μm)および酸化アルミニウムの粉末(平均粒径D50=0.5〜10μm)とを準備する。そして、窒化珪素の粉末および焼結助剤の各粉末を混合して第1の出発原料を得る。なお、珪素の粉末と窒化珪素の粉末との質量比率は、80:20〜90:10とする。
また、酸化イットリウム,酸化アルミニウムおよび二酸化珪素の各粉末は、第1の出発原料の合計100質量%のうち、酸化イットリウムの粉末を10.2質量%以上20質量%以下,酸化アルミニウムの粉末を2.9質量%以上7.3質量%以下となるように秤量する。
また、クロム,マンガン,鉄および銅の少なくともいずれか1種を含む珪化物である第1の珪化物を含む多孔質セラミックスを得るには、酸化クロム,酸化マンガン,酸化第二鉄および酸化銅のいずれか1種の粉末を適宜秤量して第1の出発原料に添加すればよい。添加された酸化クロム,酸化マンガン,酸化第2鉄および酸化銅の粉末は、焼成時に珪素と反応して、酸素を脱離し、熱力学的に安定した珪化物となり、多孔質セラミックスを明度の低い色調とすることができる。
また、タングステンまたはモリブデンの珪化物である第1の珪化物を含む多孔質セラミックスを得るには、酸化タングステンまたは酸化モリブデンの粉末を適宜秤量して第1の出発原料に添加すればよい。添加された酸化タングステンまたは酸化モリブデンの粉末は、焼成時に珪素と反応して、酸素を脱離し、珪化物として粒界相に存在し、多孔質セラミックスを明度の低い色調とすることができる。
そして、第1の出発原料等を、ポリビニルアルコール(PVA)やポリエチレングリコール(PEG)等の各種バインダを混合させる。この際、一緒に造孔剤を加える。造孔剤としては例えば、懸濁重合された非架橋性のスチレン重合体やスチレン−アクリル共重合体等の造孔剤を用いることができる。これら第1の出発原料、バインダ、および造孔剤を、例えば、バレルミル,回転ミル,振動ミル,ビーズミル,サンドミルまたはアジテーターミル等入れて湿式にて混合・粉砕して、スラリーとする。ここで、造孔剤の添加量は、例えば、第1の出発原料およびバインダの合計100質量部に対して7質量部以上11質量部以下である。さらに、増粘安定剤,分散剤,pH調整剤等を添加してもよい。
次に、噴霧乾燥装置を用いてスラリーを噴霧乾燥して顆粒にする。そして、顆粒を成形型に充填して、一軸加圧法を用いて加圧することにより、所定形状の成形体を得る。
次に、成形体を、窒素雰囲気中または真空雰囲気中などで、例えば保持時間を15時間以上48時間以下で脱脂して脱脂体を得る。なお、このときの脱脂温度は、添加したバインダの種類によって異なるが、900℃以下がよく、特に、400℃以上800℃以下とすることが好適である。
次に、この脱脂体を50kPa〜1.1MPaの窒素分圧で、1000℃以上1400℃以下の温度で窒化することにより、窒化体を得る。
そして、この窒化体を50kPa〜300kPaの窒素分圧で、温度を1640℃以上1800℃未満として1〜10時間保持することによって焼成した後、常温まで放冷することによって、本実施形態の溶接用エンドタブを得ることができる。
また、粒界相にYSiAlONを含み、X/Yが0.1以上0.5以下である多孔質セラミックスからなる溶接用エンドタブを得るには、窒化珪素からなる密閉型の焼成容器内に上述した方法で得られた溶接用エンドタブを載置し、窒素雰囲気中、1750℃〜1900℃の温度で熱処理し、最高温度から800℃までの降温速度を10℃/分〜11.2℃/分として冷却した後に常温まで放冷することによって得ることができる。
[多孔質セラミックスの実施形態2]
また、溶接用エンドタブ10の対向面を含む部分を構成する多孔質セラミックスは、窒化珪素を主成分とし、カルシウム,アルミニウムおよび希土類元素の酸化物を含み、カルシウム,アルミニウムおよび希土類元素の酸化物の合計100質量%のうち、カルシウムを酸化物に換算した含有量が0.3質量%以上1.5質量%以下、アルミニウムを酸化物に換算した含有量が14.2質量%以上48.8質量%以下であり、残部が希土類元素の酸化物であるとともに、窒化珪素は、組成式がSi6−ZAl8−Z(z=0.1〜1)で表され平均結晶粒径が20μm以下(但し、0μmを除く。)であるβ−サイアロンであってもよい。
上述した構成を満たしている場合には、異常に粒成長した結晶粒子が少ないので、結晶粒径のばらつきが小さくなり、かつ多孔質セラミックスのかさ密度が高く、剛性が高いため、溶接用エンドタブ10の変形を抑制することができる。また、被溶接部材の温度が高くても、異常に成長した結晶粒子が少ないため、機械的強度がほとんど低下せず、また、β−Siの結晶対称性がほとんど損なわれていないため熱伝導率が低下しにくく、耐熱衝撃性を維持することができる。
ここで、固溶量zは、次のようにして算出することができる。まず、粒度番号が200のメッシュを通過するまで試料を粉砕し、得られた粉末に粉末X線回折法における回折角の角度補正用サンプルである高純度α−窒化珪素粉末(宇部興産製E−10グレード、アルミニウム含有量は20質量ppm以下)を60質量%添加して乳鉢にて均一になるように混合し、粉末X線回折法により解析範囲2θを33〜37°とし、走査ステップ幅を0.002°として、Cu−Kα線(λ=1.54056Å)にてプロファイル強度を測定する。なお、角度の補正は、角度補正用サンプルより得られるピークの最大値を用いて補正する。そして、2θ=34.565°付近に現れるα(102)の0.002°毎に得られるピーク強度の上位10点の平均2θと34.565°との差(Δ2θ)、および2θ=35.333°付近に現れるα(210)の0.002°毎に得られるピーク強度の上位10点の平均2θと35.333°との差(Δ2θ)をそれぞれ求め、その差の平均(Δ2θ+Δ2θ)/2を補正Δ2θとする。
次に、2θ=36.055°付近に現れるβ(210)の0.002°毎に得られるピーク強度の上位10点の平均2θを補正Δ2θによって補正した角度を試料のβ(210)のピーク位置(2θβ)とする。そして、ピーク位置(2θβ),λ=1.54056Å,(hkl)=(210),c=c軸方向の格子定数を以下の数式に代入して格子定数a(Å)を算出する。sinθβ=λ(h+hk+k)/(3a)+λ/(4c) この数式で、算出した格子定数a(Å)と、K.H.Jack,J.Mater.Sci.,11(1976)1135−1158,Fig.13に記載された格子定数a(Å)−固溶量zのグラフとから、固溶量zを求めることができる。特に、固溶量zは0.35以上0.70以下であることがより好適である。
また、β−サイアロンの平均結晶粒径は、JIS R 1670−2006に準拠し、走査型電子顕微鏡を用い、倍率を例えば2000倍〜4000倍として、多孔質セラミックスを破断して研磨した面を撮影した画像から求めることができる。
[多孔質セラミックスの実施形態2の製造方法]
多孔質セラミックスの第2の実施形態を得るには、第1の出発原料に代えて、第2の出発原料を用いればよい。第2の出発原料として、組成式がSi6−ZAl8−Zで表される、固溶量zが0.5以下である窒化珪素の粉末(α化率50%以上、平均粒径D50=0.5〜4μm)と、焼結助剤として酸化カルシウム,酸化アルミニウムおよび希土類元素の酸化物の各粉末を準備する。なお、組成式がSi6−ZAl8−Z(z=0.1〜1)で表されるβ−サイアロンである窒化珪素を得るには、固溶量zが0
.05以上0.5以下である窒化珪素の粉末を用いればよい。
ここで、焼結助剤である酸化カルシウム,酸化アルミニウムおよび希土類元素の酸化物の各粉末の合計は、窒化珪素質粉末とこれら焼結助剤の粉末の合計との総和を100質量%としたときに、3質量%以上19.2質量%以下になるようにすればよく、また各焼結助剤の含有量は、酸化カルシウム,酸化アルミニウムおよび希土類元素の酸化物の合計100質量%に対して、酸化カルシウムおよび酸化アルミニウムの含有量を0.3質量%以上1.5質量%以下,14.2質量%以上48.8質量%以下として、残部を希土類元素の酸化物とすればよい。
これら第2の出発原料等を、ポリビニルアルコール(PVA)やポリエチレングリコール(PEG)等の各種バインダと、懸濁重合された非架橋性のスチレン重合体やスチレン−アクリル共重合体等の造孔剤とともに、例えば、バレルミル,回転ミル,振動ミル,ビーズミル,サンドミルまたはアジテーターミル等入れて湿式にて混合・粉砕して、スラリーとし、第1の実施形態の製造方法と同様の工程を経て製造することができる。ここで、造孔剤の添加量は、例えば、第2の出発原料およびバインダの合計100質量部に対して7質量部以上11質量部以下である。
[多孔質セラミックスの実施形態3]
また、溶接用エンドタブ10の対向面を含む部分を構成する多孔質セラミックスは、窒化珪素を主成分とし、粒界相8にゲーレナイトを含み、X線回折チャートにおける2θ=31°〜32°におけるゲーレナイトのピーク強度の半値幅が0.5°以下である窒化珪素質セラミックスであってもよい。粒界相8にゲーレナイトを含んでいるときには、粒界相8において酸やアルカリ成分により腐食しやすい非晶質相が相対的に少なくなるため、機械的強度をさらに高く維持することができる。また、粒界相8において非晶質相が相対的により少なくなることから、高温に曝されてもさらに変形しにくくなる。
そして、X線回折チャートにおける2θ=31°〜32°におけるゲーレナイトのピーク強度の半値幅が0.5°以下であるときには、ゲーレナイトの結晶の歪みが小さくなり、多孔質セラミックスの熱伝導性および剛性ともに高くすることができる。なお、ゲーレナイトの組成式は、例えば、CaAlSiOとして示されるが、定比組成に限定されるものではない。また、多孔質セラミックスは、ゲーレナイトにマグネシウムおよびナトリウムが固溶していることが好適である。ゲーレナイトにマグネシウムおよびナトリウムが固溶しているときには、粒界相8における結晶(ゲーレナイト)の存在割合が高くなり、非晶質相の存在割合が低くなることから、粒界相8の変形が抑制され、多孔質セラミックスの剛性を高めることができる。
なお、マグネシウムおよびナトリウムが固溶しているゲーレナイトの組成式は、例えば、((Ca1−(a+b),Na,Mg(Al1−(c+d),Si,Mg(Si1−(e+f),Al,Mg)O)(但し、0<a+b<1,0<c+d<1,0<e+f<1)として示すことができる。また、多孔質セラミックスの粒界相8におけるゲーレナイトの存在については、XRDを用いて確認することができる。また、ゲーレナイトにおけるマグネシウムおよびナトリウムの固溶については、エネルギー分散型X線分光器(EDS)または波長分散型X線分光器(WDS)を備えた透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて確認することができる。
[多孔質セラミックスの実施形態3の製造方法]
多孔質セラミックスの第3の実施形態を得るには、第1の出発原料や第2の出発原料に代えて、第3の出発原料を用いればよい。まず、金属シリコンの粉末と、β化率が20%以下である窒化珪素の粉末とを準備して、(金属シリコンの粉末)/(窒化珪素の粉末)
の質量比が1以上10以下となるように混合して第1粉末を得る。ここで、金属シリコンの粉末の粒径によっては、窒化不足および焼結不足の原因となるおそれがあるので、金属シリコンの粉末は、粒度分布曲線の累積体積の総和を100%としたときの累積体積が90%となる粒径(D90)を10μm以下、好ましくは6μm以下のものを用いる。
また、焼結助剤として、アルミン酸マグネシウムの粉末および第1の金属化合物の粉末を秤量した第2粉末を得る。
ここで、第1粉末および第2粉末の合計を100質量%としたとき、第2粉末が10質量%以上23質量%以下となるように秤量した粉末を第3の出発原料とする。なお、第1の金属化合物とは、酸化アルミニウム,二酸化珪素および炭酸カルシウム等である。また、アルミン酸マグネシウムの粉末の代わりに、水酸化マグネシウム,酸化マグネシウムおよび炭酸マグネシウム等の粉末を用いても構わない。これら混合粉末および焼結助剤等の粉末を、ポリビニルアルコール(PVA)やポリエチレングリコール(PEG)等の各種バインダと、懸濁重合された非架橋性のスチレン重合体やスチレン−アクリル共重合体等の造孔剤とともに、例えば、バレルミル,回転ミル,振動ミル,ビーズミル,サンドミルまたはアジテーターミル等入れて湿式にて混合・粉砕して、スラリーとし、第1の実施形態の製造方法と同様の工程を経て製造することができる。ここで、造孔剤の添加量は、例えば、第3の出発原料およびバインダの合計100質量部に対して7質量部以上11質量部以下である。
[多孔質セラミックスの実施形態4]
また、溶接用エンドタブ10の対向面を含む部分を構成する多孔質セラミックスは、窒化珪素を主成分とし、希土類元素、マグネシウムおよびアルミニウムの酸化物を含み、アルミニウムの含有量は、酸化物に換算して0.6質量%以下(但し、0質量%を含まず。)である窒化珪素質セラミックスであってもよい。
多孔質セラミックスが、希土類元素、マグネシウムおよびアルミニウムの酸化物を含んでいるときには、この酸化物が焼結助剤として働いて多孔質セラミックスの機械的特性を高めることができる。また、酸化アルミニウムの含有量が0.6質量%以下(但し、0質量%を含まず。)であることによって、多孔質セラミックスの酸に対する耐食性を高めることができるため、溶接中、酸性スラグが多く発生する場合には、長期間にわたって好適に使用することができる。
さらに、多孔質セラミックスが、希土類元素、マグネシウムおよびアルミニウムの酸化物を含むものであるとき、マグネシウムおよびアルミニウムの酸化物はアルミン酸マグネシウムであってもよい。このような構成であるときには、多孔質セラミックスの機械的特性を高めることができるとともに、多孔質セラミックスのアルカリに対する耐食性を高めることができるため、溶接中、塩基性スラグが多く発生する場合には、長期間にわたって好適に使用することができる。
希土類元素、マグネシウムおよびアルミニウムの酸化物の含有量については、XRFまたはICPによって得られた各元素の含有量から酸化物に換算すればよい。
粒界相8は、RESiON,RESi,RESiおよびRESi12N(RE:希土類元素)の少なくとも1種を含んでいてもよい。
これらの珪酸窒化物を粒界相8内に含んでいるときには、変形しやすい金属元素の酸化物で構成される非晶質相の存在割合が粒界相8内において相対的に少なくなり、粒界相8の変形を抑制することができるため、溶湯用エンドタブの剛性を高めることができる。
また、粒界相8が非晶質相および酸化物のみを含む場合よりも耐熱性が向上するので、高温における変形を抑制することができる。
アルミン酸マグネシウムおおび珪酸窒化物については、X線回折装置(XRD)やX線マイクロアナライザー(EPMA)にて測定することによってその形態を確認することができる。
[多孔質セラミックスの実施形態4の製造方法]
多孔質セラミックスの第4の実施形態を得るには、まず、焼結助剤として、第2の金属化合物の粉末を秤量した第3粉末を得る。ここで、第3粉末および第3の実施形態の製造方法で用いた第1粉末の合計を100質量%としたとき、第3粉末が8.6質量%以上18.6質量%以下となるように秤量した粉末を第4の出発原料とする。なお、第2の金属化合物とは、希土類酸化物、水酸化マグネシウム,酸化マグネシウムまたは炭酸マグネシウム等のマグネシウム化合物、酸化アルミニウム等である。より具体的には、第1粉末および第3粉末の合計を100質量%としたとき、希土類酸化物の粉末を7質量%以上14質量%以下、水酸化マグネシウム,酸化マグネシウムまたは炭酸マグネシウムの粉末を1質量%以上4質量%以下、酸化アルミニウムの粉末を0.6質量%以下(但し、0質量%を含まず。)とすればよい。
第4の出発原料を、ポリビニルアルコール(PVA)やポリエチレングリコール(PEG)等の各種バインダと、懸濁重合された非架橋性のスチレン重合体やスチレン−アクリル共重合体等の造孔剤とともに、例えば、バレルミル,回転ミル,振動ミル,ビーズミル,サンドミルまたはアジテーターミル等入れて湿式にて混合・粉砕して、スラリーとし、第1の実施形態の製造方法と同様の工程を経て製造することができる。ここで、造孔剤の添加量は、例えば、第4の出発原料およびバインダの合計100質量部に対して7質量部以上11質量部以下である。
以下、窒化珪素と異なる主成分を有する多孔質セラミックスの製造方法について説明しておく。
[主成分が炭窒化珪素である多孔質セラミックスの製造方法]
まず、炭化珪素の粉末および窒化珪素の粉末と、焼結助剤として、酸化イットリウムの粉末および酸化マグネシウムの粉末とを準備する。そして、炭化珪素の粉末,窒化珪素の粉末および焼結助剤の各粉末を混合して第5の出発原料を得る。なお、炭化珪素の粉末と窒化珪素の粉末との質量比率は、10:90〜20:80とする。
また、酸化イットリウムおよび酸化マグネシウムの各粉末は、第5の出発原料の合計100質量%のうち、酸化イットリウムの粉末を3質量%以上8質量%以下,酸化マグネシウムの粉末を5質量%以上15質量%以下となるように秤量する。
そして、第5の出発原料を、ポリビニルアルコール(PVA)やポリエチレングリコール(PEG)等の各種バインダと、懸濁重合された非架橋性のスチレン重合体やスチレン−アクリル共重合体等の造孔剤とともに、例えば、バレルミル,回転ミル,振動ミル,ビーズミル,サンドミルまたはアジテーターミル等入れて湿式にて混合・粉砕して、スラリーとする。ここで、造孔剤の添加量は、例えば、第5の出発原料およびバインダの合計100質量部に対して7質量部以上11質量部以下である。さらに、増粘安定剤,分散剤,pH調整剤等を添加してもよい。造粒、成形および脱脂については、多孔質セラミックスの第1の実施形態の製造方法と同じ方法を用いればよい。
そして、脱脂体を、不活性ガス雰囲気中で、温度を1640℃以上1800℃未満として1〜10時間保持することによって焼成した後、常温まで放冷することによって、本実施形態の溶接用エンドタブを得ることができる。
[主成分が炭化珪素である多孔質セラミックスの製造方法]
まず、炭化珪素の粉末と、焼結助剤として炭化硼素の粉末と、カーボン源として、リグニンスルホン酸塩およびリグニンカルボン酸塩あるいはフェノールとを準備する。そして、炭化珪素の粉末,炭化硼素の粉末およびカーボン源を混合して第6の出発原料を得る。そして、第6の出発原料を、ポリビニルアルコール(PVA)やポリエチレングリコール(PEG)等の各種バインダと、懸濁重合された非架橋性のスチレン重合体やスチレン−アクリル共重合体等の造孔剤とともに、例えば、バレルミル,回転ミル,振動ミル,ビーズミル,サンドミルまたはアジテーターミル等入れて湿式にて混合・粉砕して、スラリーとする。ここで、造孔剤の添加量は、例えば、第6の出発原料およびバインダの合計100質量部に対して7質量部以上11質量部以下である。さらに、増粘安定剤,分散剤,pH調整剤等を添加してもよい。造粒、成形および脱脂については、多孔質セラミックスの第1の実施形態の製造方法で示した方法と同じ方法を用いればよい。
そして、脱脂体を、不活性ガス雰囲気中で、温度を1800℃以上2200℃以下として1〜10時間保持することによって焼成した後、常温まで放冷することによって、本実施形態の溶接用エンドタブを得ることができる。
[主成分がチタン酸アルミニウムである多孔質セラミックスの製造方法]
まず、酸化アルミニウムの粉末を27〜33質量%,酸化第二鉄の粉末を13〜17質量%,酸化マグネシウムの粉末を7〜13質量%および残部を酸化チタンの粉末とし、これら粉末を調合した調合原料を混合して第7の出発原料を得る。そして、第7の出発原料を水,アセトンまたは2−プロパノールとともに混合したスラリーを噴霧乾燥法等で乾燥し、例えば、平均粒径が50μm以上300μm以下の顆粒を得る。ここで、用いる前記各粉末は、いずれも純度が高い粉末を用いることが好ましく、その純度は99.0質量%以上、特に99.5質量以上であることがさらに好適である。なお、チタン酸マグネシウム(MgTi)およびチタン酸鉄(FeTiO)がチタン酸アルミニウム(AlTiO)に固溶することができるのであれば、これら金属酸化物の粉末以外に炭酸塩,水酸化物および硝酸塩などの粉末を用いてもよく、またこれらの化合物の粉末を用いてもよい。
次に、得られた顆粒を大気雰囲気中、温度を1400℃以上1500℃以下として、1時間以上5時間以下で仮焼することにより、元素Ti,Al,MgおよびFeが互いに固溶した擬ブルッカイト型の結晶からなる仮焼粉末を得ることができる。
この仮焼粉末をASTM E 11−61に記載されている粒度番号が230のメッシュの篩いに通すことによって、例えば、粒径が25μm以上61μm以下に分級された仮焼粉末を得る。そして、この仮焼粉末の一部に、例えば、平均粒径が1μm以上3μm以下であって、添加量が仮焼粉末100質量部に対して、0.4質量部以上1.2質量部以下である酸化珪素の粉末と、添加量が仮焼粉末100質量部に対して、1質量部以上13質量部以下であるグラファイト,澱粉またはポリエチレン樹脂等の造孔剤と、ポリビニルアルコール(PVA)やポリエチレングリコール(PEG)等の各種バインダととともに、例えば、バレルミル,回転ミル,振動ミル,ビーズミル,サンドミルまたはアジテーターミル等入れて湿式にて混合・粉砕して、スラリーとする。さらに、増粘安定剤,分散剤,pH調整剤等を添加してもよい。造粒、成形および脱脂については、多孔質セラミックスの第1の実施形態の製造方法で示した方法と同じ方法を用いればよい。
そして、脱脂体を、大気雰囲気中で、温度を1300℃以上1500℃以下として1〜10時間保持することによって焼成した後、常温まで放冷することによって、本実施形態の溶接用エンドタブを得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
1:第1金属部材
2:第2金属部材
3:第3金属部材
4:第4金属部材
5:クランプ用針金
6:裏当金
7:窒化珪素の結晶
8:粒界相
9:第1開気孔
10:溶接用エンドタブ

Claims (9)

  1. 被溶接部材に対向して配置される対向面を有する溶接用エンドタブであって、
    前記対向面を含む部分が、窒化珪素を主成分とする多孔質セラミックスからなり、
    前記対向面は複数の第1開気孔を備え、前記対向面は、炭素の含有量が40原子%以上であることを特徴とする溶接用エンドタブ。
  2. 前記対向面と異なる表面部分に第2開気孔を備え、
    前記第2開気孔は、前記第1開気孔と連通していることを特徴とする請求項1記載の溶接用エンドタブ。
  3. 前記多孔質セラミックスは、主成分が窒化珪素であり、前記第1開気孔の内部において、窒化珪素の柱状結晶が互いに交錯するように複数位置していることを特徴とする請求項1または2記載の溶接用エンドタブ。
  4. 前記多孔質セラミックスは、主成分が窒化珪素であり、クロム,マンガン,鉄,銅,タングステンおよびモリブデンの少なくともいずれか1種を含む珪化物を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の溶接用エンドタブ。
  5. 前記多孔質セラミックスは、主成分が窒化珪素であり、粒界相にY2SiAlO5Nを含み、X線回折チャートにおける2θ=32〜33°の前記Y2SiAlO5Nのピーク強度をX、2θ=33.2〜34.2°の窒化珪素のピーク強度をYとしたとき、比率X/Yが0.1以上0.5以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の溶接用エンドタブ。
  6. 前記多孔質セラミックスは、組成式がSi6−ZAlZOZN8−Z(z=0.1〜1)で表されるβ−サイアロンが主成分であり、カルシウム,アルミニウムおよび希土類元素の酸化物を含み、カルシウム,アルミニウムおよび希土類元素の酸化物の合計100質量%のうち、カルシウムの含有量は酸化物に換算して0.3質量%以上1.5質量%以下、アルミニウムの含有量は酸化物に換算して14.2質量%以上48.8質量%以下であり、残部が希土類元素の酸化物であるとともに、β−サイアロンの結晶粒子の平均粒径が20μm以下(但し、0μmを除く。)であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の溶接用エンドタブ。
  7. 前記多孔質セラミックスは、主成分が窒化珪素であり、ゲーレナイトを含み、X線回折
    チャートにおける2θ=31°〜32°の前記ゲーレナイトのピーク強度の半値幅が0.5°以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の溶接用エンドタブ。
  8. 前記多孔質セラミックスは、主成分が窒化珪素であり、希土類元素、マグネシウムおよびアルミニウムの酸化物を含み、アルミニウムの含有量は、酸化物に換算して0.6質量%以下(但し、0質量%を含まず。)であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の溶接用エンドタブ。
  9. 前記多孔質セラミックスは、主成分が窒化珪素であり、希土類元素の酸化物を含み、粒界相に、RESiO2N,RE2Si3O3N4,RE4Si2O7N2およびRE5Si3O12N(RE:希土類元素)の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の溶接用エンドタブ。
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